JPH10117197A - 固定長セル取扱式交換局における仮想パスコネクションの選択権確認方法及び選択権確認訂正方法並びに固定長セル取扱式交換局 - Google Patents

固定長セル取扱式交換局における仮想パスコネクションの選択権確認方法及び選択権確認訂正方法並びに固定長セル取扱式交換局

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JPH10117197A
JPH10117197A JP26972096A JP26972096A JPH10117197A JP H10117197 A JPH10117197 A JP H10117197A JP 26972096 A JP26972096 A JP 26972096A JP 26972096 A JP26972096 A JP 26972096A JP H10117197 A JPH10117197 A JP H10117197A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
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    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
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    • H04L2012/563Signalling, e.g. protocols, reference model

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広帯域ISDNにおいて、隣接する複数の交
換局間の仮想パスコネクションの選択権の設定に矛盾が
あるか否かを確認することにより、仮想パスコネクショ
ンの使用効率の低下を防いでネットワークリソースを効
率的かつ有効に利用できるようにする。 【解決手段】 第2固定長セル取扱式交換局から第1固
定長セル取扱式交換局に対して、該仮想パスコネクショ
ン毎に選択権が上記の第1固定長セル取扱式交換局又は
第2固定長セル取扱式交換局のうちのどちらにあるか
を、第1メッセージ情報として通知し(第1メッセージ
情報通知ステップA1)、該第1メッセージ情報を受け
た第1固定長セル取扱式交換局においては該仮想パスコ
ネクションにおける選択権の設定の矛盾の有無を検出し
第2のメッセージ情報として該第2固定長セル取扱式交
換局に返答する(第2メッセージ情報返答ステップA
2)ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図4) 発明の実施の形態 ・(a)本発明の第1実施形態の説明(図5〜図13) ・(b)本発明の第2実施形態の説明(図14,図1
5) ・(c)本発明の第3実施形態の説明(図16〜図2
0) ・(d)本発明の各実施形態の第1変形例の説明(図2
1〜図28) ・(e)本発明の各実施形態の第2変形例の説明(図2
9〜図34) ・(f)その他 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば広帯域IS
DN(B−ISDN;Broadband aspects of ISDN )に
おけるSVC(Switched Virtual Connection )サービ
スを実現するための局間信号方式であるBISUP(B-
ISDN User Part)において、隣接する複数の交換局間の
仮想パスコネクションの選択権の設定に矛盾があるか否
かを確認する際に用いて好適な、固定長セル取扱式交換
局における仮想パスコネクションの選択権確認方法及び
選択権確認訂正方法に関し、更には、これらの方法が適
用される固定長セル取扱式交換局に関する。
【0003】
【従来の技術】B−ISDNにおいては、複数のATM
(Asynchronous Transfer Mode)交換局間で仮想パスコ
ネクション(VPC;Virtual Path Connection )を必
要に応じてその都度接続するサービスであるSVCサー
ビスを提供することができるが、このSVCサービスを
実現するための標準化された局間信号方式としては、B
ISUP(B-ISDN User Part)がITU−T勧告等によ
り規定されている。
【0004】このBISUPにおける規定によれば、隣
接する複数のATM交換局間でデータの送受を行なうた
めに、これらのATM交換局間に1つ又は複数のVPC
が設けられ、例えば2つの隣接交換局間に存在する各々
のVPCは、コール/コネクションを確立する際にいず
れか一方のATM交換局においてのみ選択されるように
なっている。
【0005】換言すれば、2つのATM交換局は、コー
ル/コネクションを確立する際において、それぞれ複数
のVPCのうちの異なるVPCを選択(捕捉)する権利
(選択権)を有することができるのである。具体的に
は、ITU−T勧告等によるデフォルトの規定では、交
換局の識別コードであるSPC(Signalling Point Cod
e )の値(SPC番号)が大きいATM交換局が偶数の
識別番号(VPCI;VPC Identifier)を持つVPCを
選択する権利を有し、SPCの値の小さいATM交換局
が奇数のVPCI番号を持つVPCを選択する権利を有
するようになっている。
【0006】そして、一方のATM交換局(以下、単に
交換局と記載する場合がある)が、他の交換局との間で
コール/コネクションを確立するときには、一方の交換
局において選択権を有するVPCのうちの1つを適宜選
択し、一方の交換局が選択権を有するVPCが全て使用
されているときには、他の交換局にVPCの選択を委ね
るようになっている。
【0007】これにより、2つの交換局が別々のコール
/コネクションを同時に確立する必要があるときに同一
のVPCを選択しないようになっている。また、上述し
たようなITU−T勧告等によるデフォルトの規定に従
うことなく、例えばVPCI番号の大小によりVPCの
選択権を設定する等のように、2つの交換局の合意によ
りVPCの選択権を任意に設定することも可能である。
【0008】ここで、VPCの選択権の設定は、交換局
の設置(新設あるいは増設)の際に保守者により行なわ
れる。即ち、保守者は、隣接する他の交換局におけるV
PCの選択権の設定を参照することにより、設置された
交換局における他の交換局に対するVPCの選択権を、
当該他の交換局の選択権の設定と異なるように(矛盾が
ないように)設定するようになっている。
【0009】そして、保守者により設定されたVPCの
選択権の設定内容は、各交換局毎に設けられたその交換
局が選択権を有するVPC毎の選択権有無テーブルや、
VPCの集合(ルート)を格納するルートテーブルによ
り保持される。なお、狭帯域ISDN(N−ISDN;
Narrowband aspects of ISDN)においては、上述したよ
うな一方の交換局にVPCの選択権を与える方式ではな
く、一方の交換局にVPC選択の優先権を与える方式が
採用されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような2つの交換局の合意によりVPCの選択権を任
意に設定する場合においては、保守者による操作に基づ
いて設定されるようになっているため、保守者がVPC
の選択権の設定を誤ることがあり、このような場合に
は、2つの交換局におけるVPCの選択権の設定(選択
権有無テーブル又はルートテーブルの設定)に矛盾が生
じることになる。
【0011】例えば、2つの交換局がともにあるVPC
の選択権を有するように設定されている場合,2つの交
換局がともに全てのVPCの選択権を有しないように設
定されている場合,2つの交換局がともにあるVPCの
選択権を有しないように設定されている場合等のよう
に、VPCの選択権の設定に矛盾が生じてしまうのであ
る。
【0012】ここで、2つの交換局がともにあるVPC
の選択権を有するように設定されている場合には、2つ
の交換局が同時に同一のVPCを使用して別々のコール
/コネクションを確立しようとするVPC選択の衝突が
生じ、上述のコール/コネクション確立が不完了となる
場合がある(このとき、当該VPCは使用することはで
きない)。
【0013】従って、このような矛盾のあるVPCの設
定下では、不完了となるコール/コネクションが頻発す
るとともにそのVPCは半永久的に使用されないことに
なるため、VPCの使用効率が低下する。また、2つの
交換局がともに全てのVPCの選択権を有しないように
設定されている場合には、2つの交換局間ではコール/
コネクションを確立することができなくなる。
【0014】このように、2つの交換局がともにあるV
PCの選択権を有するように設定されている場合は、保
守者によりVPC選択の衝突が認識され、また、2つの
交換局がともに全てのVPCの選択権を有しないように
設定されている場合には、保守者によりコール/コネク
ションの確立ができないことが認識されるので、両者い
ずれの場合においてもVPCの選択権の設定の矛盾を認
識することができる。
【0015】しかしながら、このようなVPCの選択権
の設定の矛盾は、両交換局が該当するVPCの運用を開
始してはじめて認識されるものであるため、該当するV
PCの運用を開始する前にはVPCの選択権の設定の矛
盾を認識することができないという課題がある。一方、
2つの交換局がともにあるVPCの選択権を有しないよ
うに設定されている場合には、当該2つの交換局間にお
いては、そのVPCは半永久的に使用されないことにな
るため、やはりVPCの使用効率が低下する。
【0016】しかしながら、2つの交換局がともにある
VPCの選択権を有しないように設定されている場合に
は、保守者により当該VPCが使用されないことが認識
されないので、VPCの選択権の設定の矛盾を認識する
ことができないという課題がある。さらに、両交換局が
VPCの運用の開始後にVPCの選択権の設定の矛盾を
検出した場合であっても、BISUPにおいては、矛盾
しているVPCの選択権の設定を自動的に訂正すること
はできないため、VPCの使用効率の低下を解消するこ
とができないという課題がある。
【0017】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、隣接交換局間の仮想パスコネクションの選択
権の設定に矛盾があるか否かを事前に確認することによ
り、矛盾がある場合にはその仮想パスコネクションの選
択権の設定を自動的に訂正して、仮想パスコネクション
の使用効率の低下を防ぎ、ひいてはネットワークリソー
スを効率的かつ有効に利用できるようにした、固定長セ
ル取扱式交換局における仮想パスコネクションの選択権
確認方法及び選択権確認訂正方法並びに固定長セル取扱
式交換局を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の固定長セ
ル取扱式交換局における仮想パスコネクションの選択権
確認方法を示す原理説明図であり、この図1に示す仮想
パスコネクション選択権確認方法は、固定長セル取扱式
交換局間に設定されるべき少なくとも一つ以上の仮想パ
スコネクションの選択権を確認する際に用いられるもの
であり、第1メッセージ情報通知ステップ(ステップA
1)及び第2メッセージ情報返答ステップ(ステップA
2)からなる。
【0019】ここで、第1メッセージ情報通知ステップ
(ステップA1)では、第2固定長セル取扱式交換局か
ら第1固定長セル取扱式交換局に対して、仮想パスコネ
クション毎に選択権が第1固定長セル取扱式交換局又は
第2固定長セル取扱式交換局のうちのどちらにあるか
を、第1メッセージ情報として通知する。また、第2メ
ッセージ情報返答ステップ(ステップA2)では、ステ
ップA1で第1メッセージ情報を受けた第1固定長セル
取扱式交換局において、仮想パスコネクションにおける
選択権の設定の矛盾の有無を検出し、第2のメッセージ
情報として第2固定長セル取扱式交換局に返答する(請
求項1)。
【0020】さらに、この第2メッセージ情報返答ステ
ップ(ステップA2)では、第1メッセージ情報を受け
た第1固定長セル取扱式交換局において、2つの固定長
セル取扱式交換局が共にある仮想パスコネクションに対
する選択権を持っていないように設定されている場合か
又は上記2つの固定長セル取扱式交換局が共にある仮想
パスコネクションに対する選択権を持っているように設
定されている場合に、選択権の設定に矛盾があることを
検出することができる(請求項2)。
【0021】また、上記の第1メッセージ情報及び第2
メッセージ情報を、標準化された局間信号方式に従った
独自のメッセージ情報としてもよく(請求項3)、この
とき、これらの第1メッセージ情報及び第2メッセージ
情報が、同一のメッセージ識別子を有するようにしても
よい(請求項4)。さらに、上記の第1メッセージ情報
及び第2メッセージ情報が、標準化機関において規定さ
れた矛盾検査手続きを行なう際に用いるメッセージに含
まれるようにしてもよい(請求項5)。
【0022】また、上記2つの固定長セル取扱式交換局
間の仮想パスコネクションを新設あるいは増設する際
に、その仮想パスコネクションがコール/コネクション
で使用可能状態になる前段において、2つの固定長セル
取扱式交換局間において設定された仮想パスコネクショ
ンにおける選択権の設定に矛盾がない場合には、その仮
想パスコネクションをコール/コネクションで使用可能
な状態にしてもよい(請求項6)。
【0023】さらに、上記2つの固定長セル取扱式交換
局間の仮想パスコネクションがコール/コネクションで
使用可能な状態になっている状態において、2つの固定
長セル取扱式交換局間において設定された仮想パスコネ
クションにおける選択権の設定に矛盾がある場合には、
その仮想パスコネクションをコール/コネクションで使
用不可能な状態にしてもよい(請求項7)。
【0024】ところで、図2は本発明の固定長セル取扱
式交換局における仮想パスコネクションの選択権確認訂
正方法を示す原理説明図であり、この図2に示す仮想パ
スコネクション選択権確認訂正方法は、固定長セル取扱
式交換局間に設定されるべき少なくとも一つ以上の仮想
パスコネクションの選択権を確認訂正する際に用いられ
るものであり、第1メッセージ情報通知ステップ(ステ
ップB1),第2メッセージ情報返答ステップ(ステッ
プB2)及び仮想パスコネクション選択権変更ステップ
(ステップB3)からなる。
【0025】ここで、第1メッセージ情報通知ステップ
(ステップB1)では、第2固定長セル取扱式交換局か
ら第1固定長セル取扱式交換局に対して、仮想パスコネ
クション毎に選択権が上記の第1固定長セル取扱式交換
局又は第2固定長セル取扱式交換局のうちのどちらにあ
るかを、第1メッセージ情報として通知する。また、第
2メッセージ情報返答ステップ(ステップB2)では、
ステップB1で第1メッセージ情報を受けた第1固定長
セル取扱式交換局においては、仮想パスコネクションに
おける選択権の設定の矛盾の有無を検出し、第2のメッ
セージ情報として第2固定長セル取扱式交換局に返答す
る。
【0026】さらに、仮想パスコネクション選択権変更
ステップ(ステップB3)では、ステップB2で上記選
択権の設定に矛盾があると検出された場合には、2つの
固定長セル取扱式交換局のうちのいずれかが指定する選
択権に適合するように、2つの固定長セル取扱式交換局
における仮想パスコネクションについての選択権を変更
する(請求項8)。
【0027】ここで、上記選択権の設定に矛盾があると
検出された場合には、第1固定長セル取扱式交換局が指
定する選択権に適合するように第2固定長セル取扱式交
換局における仮想パスコネクションについての選択権を
変更してもよいし(請求項9)、又は第2固定長セル取
扱式交換局が指定する選択権に適合するように第1固定
長セル取扱式交換局における仮想パスコネクションにつ
いての選択権を変更してもよい(請求項10)。
【0028】また、上記選択権の設定に矛盾があると検
出された場合には、各固定長セル取扱式交換局毎に付さ
れた識別番号の大小に基づいて、2つの固定長セル取扱
式交換局のうちのいずれかが指定する選択権に適合する
ように、2つの固定長セル取扱式交換局における仮想パ
スコネクションについての選択権を変更してもよい(請
求項11)。
【0029】さらに、上記の第1メッセージ情報及び第
2メッセージ情報を、標準化された局間信号方式に従っ
た独自のメッセージ情報としてもよく(請求項12)、
このとき、これらの第1メッセージ情報及び第2メッセ
ージ情報が、同一のメッセージ識別子を有するようにし
てもよい(請求項13)。また、上記の第1メッセージ
情報及び第2メッセージ情報が、標準化機関において規
定された矛盾検査手続きを行なう際に用いるメッセージ
に含まれるようにしてもよい(請求項14)。
【0030】ところで、図3は本発明の固定長セル取扱
式交換局の構成を示す原理ブロック図であり、この図3
に示す固定長セル取扱式交換局1は、他の固定長セル取
扱式交換局5との間に少なくとも一つ以上の仮想パスコ
ネクション6を有するものであり、仮想パスコネクショ
ン情報獲得部2,矛盾検出部3及び第1選択権変更部4
をそなえている。
【0031】ここで、仮想パスコネクション情報獲得部
2は、他の固定長セル取扱式交換局5において選択権を
有する仮想パスコネクション6に関する情報を獲得する
ものである。また、矛盾検出部3は、自身の固定長セル
取扱式交換局1において選択権を有する仮想パスコネク
ション6に関する情報と、仮想パスコネクション情報獲
得部2にて獲得された仮想パスコネクション6に関する
情報とに基づいて、選択権の設定に矛盾があるか否かを
検出するものである。
【0032】さらに、第1選択権変更部4は、矛盾検出
部3において、選択権の設定に矛盾があると検出された
場合には、上記他の固定長セル取扱式交換局5が指定す
る選択権に適合するように、上記2つの固定長セル取扱
式交換局1,5における仮想パスコネクション6につい
ての選択権を変更するものである(請求項15)。とこ
ろで、図4も本発明の固定長セル取扱式交換局の構成を
示す原理ブロック図であり、この図4に示す固定長セル
取扱式交換局8は、他の固定長セル取扱式交換局7との
間に少なくとも一つ以上の仮想パスコネクション11を
有するものであり、選択権情報通知部9及び第2選択権
変更部10をそなえている。
【0033】ここで、選択権情報通知部9は、他の固定
長セル取扱式交換局7に対して、仮想パスコネクション
11毎に選択権が上記2つの交換局7,8のうちのどち
らにあるかを通知するものである。また、第2選択権変
更部10は、選択権通知部9による通知に対して他の固
定長セル取扱式交換局7から返答された選択権設定に関
する矛盾検出情報を受けると、上記他の固定長セル取扱
式交換局7が指定する選択権に適合するように、上記2
つの固定長セル取扱式交換局7,8における仮想パスコ
ネクション11についての選択権を変更するものである
(請求項16)。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (a)本発明の第1実施形態の説明 図5は本発明の第1実施形態を示すブロック図であり、
この図5において、21,22は本実施形態にかかる仮
想パスコネクションの選択権確認訂正方法が適用された
固定長セル取扱式交換局としてのATM交換局であり、
これらのATM交換局21,22間においては、複数の
仮想パスコネクション(VPC;Virtual Path Connect
ion )25が存在している。
【0035】ここで、この図5に示すATM交換局(第
2固定長セル取扱式交換局)21及びATM交換局(第
1固定長セル取扱式交換局)22は、広帯域ISDN
(B−ISDN;Broadband aspects of ISDN )を構成
する互いに隣接する交換局であって、これらのATM交
換局21,22間に存在する複数の(この場合において
はm+1個の)VPC25は、仮想パスコネクション識
別番号(VPCI;Virtual Path Connection Identifi
er)として、#0〜#mがそれぞれ付されている。
【0036】また、本実施形態にかかるATM交換局2
1,22においては、SVC(Switched Virtual Conne
ction )サービスを実現するための局間信号方式とし
て、ITU−T勧告等で規定されたBISUP(B-ISDN
User Part)を適用するようになっている。このBIS
UPでは、各々のVPC25はいずれか一方のATM交
換局21,22にのみ選択される旨が規定されている
が、本実施形態においては、ATM交換局21,22間
の合意によりVPC25の選択権が互いに異なるように
任意に設定されるようになっている。
【0037】ATM交換局21,22には、それぞれV
PC25の選択権の設定を確認又は訂正するための制御
プロセッサ23,24が付設されており、これらの制御
プロセッサ23,24には、それぞれメモリ33,34
が接続されている。ここで、メモリ33,34は、上述
の制御プロセッサ23,24における選択権の設定又は
確認のための必要なデータを保持するものであり、ルー
トテーブル27及びVPC選択権有無テーブル32をそ
なえて構成されている。
【0038】ルートテーブル27は、VPC選択権通知
メッセージを送信する際に参照されるものであり、自局
が選択権を有するVPC25に関する情報(ルート)を
格納しておくものである。即ち、このルートテーブル2
7には、例えば図6に示すように、隣接する交換局(相
手交換局)を識別するためのコード(隣接局識別コー
ド)に対応して、隣接交換局との間に存在するVPC2
5のうちで自局が選択権を有するVPC25に関する情
報が識別番号(VPCI)として登録されるようになっ
ている。
【0039】また、VPC選択権有無テーブル32は、
VPC選択権通知メッセージを受信する際に参照される
ものであり、VPC25毎の選択権を自局が有している
か否かを表すものである。即ち、このVPC選択権有無
テーブル32には、例えば図23に示すように、隣接局
識別コード及びVPC25の識別番号VPCIに対応し
て、当該VPC25の選択権を自局(ATM交換局2
2)が有しているか否かを示す選択権有無情報が登録さ
れるようになっている。
【0040】なお、ATM交換局21とATM交換局2
2との間でコール/コネクションを確立するときには、
それぞれ選択権を有するVPC25のうちの1つを選択
するようになっており、例えば一方のATM交換局21
が選択権を有するVPC25が全て使用されているとき
には、他のATM交換局22にVPC25の選択を委ね
るようになっている。これにより、ATM交換局21,
22が別々のコール/コネクションを同時に確立する必
要があるときには、同一のVPC25を選択しないよう
になっている。
【0041】なお、上述のATM交換局21,22間に
おいては、コール/コネクションの確立は、図5に示す
ように、制御プロセッサ23,24間で、信号線26を
介してメッセージと呼ばれるデータを送受することによ
り行なわれるようになっている。ここで、制御プロセッ
サ23,24間でやり取りされるメッセージは、例えば
図7に示すような構成を有している。即ち、この図7に
示すメッセージ28が、種々のパラメータ(例えば図
8,図9に示す符号29,30参照)を含むことによ
り、種々の情報を通知するためのメッセージ情報を構成
するようになっている。
【0042】ところで、ATM交換局21に付設された
制御プロセッサ23は、図5に示すように、メッセージ
通知部23A,メッセージ獲得部23B,矛盾検出部2
3C及び選択権変更部23Dをそなえており、これらの
機能については、例えばソフトウェア等により実現する
ことができる。また、ATM交換局22に付設された制
御プロセッサ24についても、制御プロセッサ23にお
けるもの(符号23A〜23D参照)と同様のメッセー
ジ通知部24A,メッセージ獲得部24B,矛盾検出部
24C及び選択権変更部24Dをそなえており、これら
の機能についても、例えばソフトウェア等により実現す
ることができる。
【0043】なお、以下においては、ATM交換局21
がVPC選択権通知メッセージを送信する側、ATM交
換局22がVPC選択権応答メッセージを返信する側と
して、制御プロセッサ23,24の各構成要素の機能に
ついて説明している。換言すれば、本実施形態にかかる
ATM交換局21及びATM交換局22の各構成要素に
ついて、ATM交換局21からVPC選択権通知メッセ
ージ(第1メッセージ情報)が送信されるとともに、A
TM交換局22からVPC選択権応答メッセージ(第2
メッセージ情報)が返信される場合に着目して説明して
いる。
【0044】なお、VPC選択権通知メッセージの送信
側のATM交換局及びVPC選択権応答メッセージの送
信側のATM交換局が逆になった場合においても、対応
する制御プロセッサ23,24内の各構成要素は同様の
機能を有している。ここで、制御プロセッサ23のメッ
セージ通知部23Aは、前述したVPC選択権通知メッ
セージを送信するものである。
【0045】即ち、メッセージ通知部23Aにおいて
は、ルートテーブル27に基づいて、ATM交換局2
1,22間のVPC25を指定するVPCI番号及びこ
のVPCI番号に対応するVPC25についてのATM
交換局21における選択権の有無情報をハントして、図
8に示すパラメータ29を生成するとともにこのパラメ
ータ29が含まれるメッセージ28(図7参照)を生成
して、このメッセージ28をVPC選択権通知メッセー
ジとして送信するものである。
【0046】従って、メッセージ通知部23Aは、AT
M交換局22に対して、VPC25毎に選択権が上記2
つのATM交換局21,22のうちのどちらにあるかを
通知する選択権通知部として機能するものである。ま
た、メッセージ獲得部23Bは、メッセージ通知部23
Aによる通知に対して制御プロセッサ24のメッセージ
通知部24Aから返信されたVPC選択権応答メッセー
ジを受信するものである。
【0047】ここで、制御プロセッサ24からのVPC
選択権応答メッセージは、例えば図9に示すパラメータ
30を含むメッセージ28とすることができる。さら
に、矛盾検出部23Cは、メッセージ獲得部23Bによ
り受信されたVPC選択権応答メッセージ28における
パラメータ30の内容から、VPC25の選択権の矛盾
検出情報を検出するものである。
【0048】さらに、選択権変更部23Dは、矛盾検出
部23Cからの矛盾検出情報を受け、この矛盾が解消さ
れていない場合であって、ATM交換局22が指定する
選択権に適合するようにATM交換局21におけるVP
C25の選択権を変更する条件となっている場合には、
ATM交換局21におけるVPC25の選択権を変更す
ることにより、VPC25の選択権の設定の矛盾を訂正
するものであり、第2選択権変更部として機能するもの
である。
【0049】ところで、制御プロセッサ24のメッセー
ジ獲得部24Bは、制御プロセッサ23のメッセージ通
知部23Aから送信されたVPC選択権通知メッセージ
28を受信するものであり、ATM交換局21において
選択権を有するVPC25の識別情報(仮想パスコネク
ション識別番号情報)であるVPCI番号を獲得するも
のであり、仮想パスコネクション情報獲得部として機能
するものである。
【0050】さらに、矛盾検出部24Cは、メモリ34
のVPC選択権有無テーブル32に基づいて、自身のA
TM交換局22において選択権を有するVPC25を指
定するVPCI番号とメッセージ獲得部24Bにて獲得
されたVPCI番号とを比較することにより、VPC2
5の選択権の設定に矛盾があるか否かを検出するもので
ある。
【0051】例えば、両方のATM交換局21,22が
共にあるVPC25に対する選択権を持っていたり、共
にあるVPC25に対する選択権を持っていない場合
に、VPC25の選択権の設定に矛盾があると検出する
ようになっている。また、選択権変更部24Dは、矛盾
検出部24Cにおいて、VPC25の選択権の設定に矛
盾があると検出された場合であって、相手方の(他の)
ATM交換局21が指定する選択権に適合するようにA
TM交換局22におけるVPC25の選択権を変更する
条件となっている場合には、ATM交換局22における
VPC25の選択権を変更することによりVPC25の
選択権の設定の矛盾を訂正するものであり、第1選択権
変更部として機能するものである。
【0052】そして、メッセージ通知部24Aは、矛盾
検出部24Cにて検出されたATM交換局21,22間
のVPC25の選択権の設定の矛盾の有無情報(選択権
矛盾有無表示として“選択権正常”,“選択権矛盾”の
いずれかが設定される)と、選択権変更部24DにてV
PC25の選択権の変更が行なわれたか否かを示す選択
権変更有無情報(選択権変更有無表示として“選択権変
更せず”,“選択権変更済み”のいずれかが設定され
る)とをパラメータ30(図9参照)に設定し、このパ
ラメータ30が含まれるVPC選択権応答メッセージ2
8を、ATM交換局21に付設された制御プロセッサ2
3に対して送信するものである。
【0053】ここで、上述のメッセージ通知部23Aに
て送信されるVPC選択権通知メッセージ及びメッセー
ジ通知部24Aから返信されるVPC選択権応答メッセ
ージ等のごときメッセージ28のフォーマットについ
て、図7を用いて以下に詳述する。即ち、メッセージ2
8は、図7に示すように、ルーティングラベル(Routin
glabel ),メッセージタイプコード(Message type co
de ),メッセージ長(Massage length),メッセージ
整合性指示情報(Message compatibility information
)及びメッセージ内容(Message content )から構成
されている。
【0054】ルーティングラベルは、交換局の識別コー
ドであるSPC(Signalling PointCode )番号を格納
するものである。また、メッセージタイプコードは、メ
ッセージの種別を示す値により構成されるものである。
特に、本実施形態においては、VPC選択権通知メッセ
ージ又はVPC選択権応答メッセージのいずれであるか
を示す場合に、ITU−T勧告等で規定されていない独
自のものを用いるようになっている。
【0055】なお、上述のパラメータ29を含むVPC
選択権通知メッセージ28及びパラメータ30を含むV
PC選択権応答メッセージ28のメッセージタイプコー
ド(メッセージ識別子)は、同一のものを用いることが
できるが、この場合においては、上述の2種類のメッセ
ージは、後述のメッセージ内容に含まれるパラメータに
より識別することができる。
【0056】さらに、メッセージ内容は、メッセージ毎
に異なるパラメータを格納するものである。例えば、V
PC選択権通知メッセージには図8に示すパラメータ2
9を、VPC選択権応答メッセージには図9に示すパラ
メータ30を、それぞれ格納するようになっている。な
お、BISUPの規定によれば、各メッセージにはパラ
メータと呼ばれる情報が1つ以上格納されており、メッ
セージタイプコード毎に、格納されるパラメータの数及
び種類が一意的に決定される。
【0057】さらに、上述のパラメータ29を含むVP
C選択権通知メッセージ28及びパラメータ30を含む
VPC選択権応答メッセージ28の、パラメータ29,
30のフォーマットについて、それぞれ図8及び図9を
用いて詳細に説明する。即ち、これらのパラメータ2
9,30は、いずれもパラメータ名(Parameternam
e),パラメータ長(Parameter length),パラメータ
整合性指示情報(Parameter compatibility informatio
n )及びパラメータ内容(Parameter content)から構
成されている。
【0058】ここで、パラメータ名は、VPC選択権通
知メッセージ及びVPC選択権応答メッセージに載せる
パラメータのいずれかであることを示す値を格納するも
のであり、ITU−T勧告等で規定されていない独自の
ものが用いられる。また、パラメータ内容は、メッセー
ジ毎(即ちVPC選択権通知メッセージ及びVPC選択
権応答メッセージ毎)に異なる情報を有するものであ
る。
【0059】ここで、VPC選択権通知メッセージ28
に含まれるパラメータ29は、図8に示すように、IT
U−T勧告等で規定されていない独自の情報であって、
該当するVPC25を指定するためのVPCI値(VP
CI番号)及びこのVPC25の選択権がATM交換局
21,22のいずれに存在するかを示す選択権有無表示
(選択権有無情報)を有しており、これらの情報は、前
述した制御プロセッサ24の矛盾検出部24Cにより検
出されるようになっている。
【0060】また、VPC選択権応答メッセージ28に
載せるパラメータ30についても、図9に示すように、
ITU−T勧告等で規定されていない独自の情報であっ
て、該当するVPC25を指定するためのVPCI値,
このVPC25の選択権の矛盾の有無の判定結果である
矛盾有無表示(矛盾有無情報)及びこのVPC25の選
択権の変更有無表示(変更有無情報)を有しており、こ
れらの情報は、前述した制御プロセッサ23の矛盾検出
部23Cにより検出されるようになっている。
【0061】上述の構成により、本発明の第1実施形態
にかかるATM交換局21,22の動作を、図5,図1
0〜図13を用いて以下に説明する。例えば図10に示
すように、ATM交換局21,22間のVPC25を新
設あるいは増設する際に、新設あるいは増設されたVP
C25がコール/コネクションで使用可能状態になる前
段において、そのVPC25の選択権の設定に矛盾があ
る場合には、ATM交換局21が指定する選択権に適合
するようにATM交換局22におけるVPC25の選択
権を変更している。
【0062】即ち、ATM交換局21,22において
は、ATM交換局21,22間に設定されるVPC25
の選択権を確認訂正するに際し、ATM交換局21に付
設された制御プロセッサ23のメッセージ通知部23A
からATM交換局22に付設された制御プロセッサ24
のメッセージ獲得部24Bに対して、このVPC25に
ついての選択権がATM交換局21,22のうちのどち
らにあるかを示すVPC選択権通知メッセージ28(図
7参照)が信号線26を介して送信される。
【0063】ATM交換局22側の制御プロセッサ24
においては、メッセージ獲得部24Bで上述のVPC選
択権通知メッセージ28を受信すると、矛盾検出部24
Cにより、VPC25における選択権の設定の矛盾の有
無が検出される(ステップS1)。そして、矛盾検出部
24Cにおいて、新設あるいは増設されたVPC25に
おける選択権の設定に矛盾がないと判定された場合には
(ステップS1のNOルート)、メッセージ通知部24
Aにより、そのVPC25の選択権の設定に矛盾がなか
った旨を示す矛盾無情報と選択権変更部24DにてVP
C25の選択権の変更が行なわれなかった旨を示す選択
権変更無情報とを有するパラメータ30(図9参照)を
含むVPC選択権応答メッセージ28が、ATM交換局
21に付設された制御プロセッサ23のメッセージ獲得
部23Bに対して信号線26を介して返信される。
【0064】また、矛盾検出部24Cにおいて、選択権
の設定に矛盾があると判定された場合には(ステップS
1のYESルート)、選択権変更部24Dにより、AT
M交換局21が指定する選択権に適合するようにATM
交換局22におけるVPC25についての選択権が変更
される(ステップS2)。その後、制御プロセッサ24
のメッセージ通知部24Aにより、そのVPC25の選
択権の設定に矛盾があった旨を示す矛盾有情報と選択権
変更部24DにてVPC25の選択権の変更が行なわれ
た旨を示す選択権変更有情報とを有するパラメータ30
(図9参照)を含むVPC選択権応答メッセージ28
が、ATM交換局21に付設された制御プロセッサ23
のメッセージ獲得部23Bに対して信号線26を介して
返信される。
【0065】また、例えば図12に示すように、ATM
交換局21,22間のVPC25を新設あるいは増設す
る際に、新設あるいは増設されたVPC25がコール/
コネクションで使用可能状態になる前段において、この
VPC25の選択権の設定の矛盾の有無を確認し、その
VPC25の選択権の設定に矛盾がなかった場合にのみ
そのVPC25を使用可能な状態にすることもできる。
【0066】即ち、ATM交換局21に付設された制御
プロセッサ23のメッセージ通知部23AからATM交
換局22に付設された制御プロセッサ24のメッセージ
獲得部24Bに対して、このVPC25についての選択
権がATM交換局21,22のうちのどちらにあるかを
示すVPC選択権通知メッセージ28(図7参照)が信
号線26を介して送信される。
【0067】ATM交換局22側の制御プロセッサ24
においては、メッセージ獲得部24Bで上述のVPC選
択権通知メッセージ28を受信すると、矛盾検出部24
Cにより、VPC25における選択権の設定の矛盾の有
無が検出される(ステップS6)。ここで、矛盾検出部
24Cにおいて、新設あるいは増設されたVPC25に
おける選択権の設定に矛盾がないと判定された場合に
は、そのVPC25がコール/コネクションで使用可能
な状態にされ、矛盾があると判定された場合には、その
VPC25がコール/コネクションで使用不可能な状態
にされる。
【0068】そして、矛盾検出部24Cにおいて、選択
権の設定に矛盾がないと判定された場合には、メッセー
ジ通知部24Aにより、そのVPC25の選択権の設定
に矛盾がなかった旨を示す矛盾無情報と選択権変更部2
4DにてVPC25の選択権の変更が行なわれなかった
旨を示す選択権変更無情報とを有するパラメータ30
(図9参照)を含むVPC選択権応答メッセージ28
が、制御プロセッサ23のメッセージ獲得部23Bに対
して信号線26を介して返信される。
【0069】また、矛盾検出部24Cにおいて、選択権
の設定に矛盾があると判定された場合には、メッセージ
通知部24Aにより、そのVPC25の選択権の設定に
矛盾があった旨を示す矛盾有情報と選択権変更部24D
にてVPC25の選択権の変更が行なわれなかった旨を
示す選択権変更無情報とを有するパラメータ30(図9
参照)を含むVPC選択権応答メッセージ28が、制御
プロセッサ23のメッセージ獲得部23Bに対して信号
線26を介して返信される。
【0070】さらに、ATM交換局21側の制御プロセ
ッサ23においては、メッセージ獲得部23Bで上述の
VPC選択権応答メッセージ28を受信すると、矛盾検
出部23Cにより、VPC25における選択権の設定の
矛盾の有無が検出される(ステップS5)。ここで、矛
盾検出部23Cにおいて、選択権の設定に矛盾がないと
判定された場合には、そのVPC25がコール/コネク
ションで使用可能な状態にされ、矛盾があると判定され
た場合には、そのVPC25をコール/コネクションで
使用不可能な状態にされる。
【0071】ところで、例えば図11に示すように、A
TM交換局21,22間の既設のVPC25がコール/
コネクションで使用可能な状態になっている状態におい
ても、上述の場合と同様のメッセージ28のやり取りを
行なうことにより、VPC25の選択権の設定に矛盾が
生じているか否かを確認して、そのVPC25の選択権
の設定に矛盾がある場合には、ATM交換局21が指定
する選択権に適合するようにATM交換局22における
VPC25の選択権を変更することができる。
【0072】即ち、ATM交換局21,22間に設定さ
れる運用中のVPC25の選択権を確認訂正するに際
し、例えばATM交換局21側の制御プロセッサ23に
おいて、保守者により既設のVPC25の選択権に矛盾
が生じているか否かを確認するためのコマンドが入力さ
れると、メッセージ通知部23Aから制御プロセッサ2
4のメッセージ獲得部24Bに対して、このVPC25
についての選択権がATM交換局21,22のうちのど
ちらにあるかを示すVPC選択権通知メッセージ28
(図7参照)が信号線26を介して送信される。
【0073】ATM交換局22側の制御プロセッサ24
においては、メッセージ獲得部24Bで上述のVPC選
択権通知メッセージ28を受信すると、矛盾検出部24
Cにより、VPC25における選択権の設定の矛盾の有
無が検出される(ステップS3)。そして、矛盾検出部
24Cにおいて、既設のVPC25における選択権の設
定に矛盾がないと判定された場合には(ステップS3の
NOルート)、メッセージ通知部24Aにより、そのV
PC25の選択権の設定に矛盾がなかった旨を示す矛盾
無情報と選択権変更部24DにてVPC25の選択権の
変更が行なわれなかった旨を示す選択権変更無情報とを
有するパラメータ30(図9参照)を含むVPC選択権
応答メッセージ28が、ATM交換局21に付設された
制御プロセッサ23のメッセージ獲得部23Bに対して
信号線26を介して返信される。
【0074】また、矛盾検出部24Cにおいて、選択権
の設定に矛盾があると判定された場合には(ステップS
3のYESルート)、選択権変更部24Dにより、AT
M交換局21が指定する選択権に適合するようにATM
交換局22におけるVPC25についての選択権が変更
される(ステップS4)。その後、制御プロセッサ24
のメッセージ通知部24Aにより、そのVPC25の選
択権の設定に矛盾があった旨を示す矛盾有情報と選択権
変更部24DにてVPC25の選択権の変更が行なわれ
た旨を示す選択権変更有情報とを有するパラメータ30
(図9参照)を含むVPC選択権応答メッセージ28
が、ATM交換局21に付設された制御プロセッサ23
のメッセージ獲得部23Bに対して信号線26を介して
返信される。
【0075】また、例えば図13に示すように、ATM
交換局21,22間の既設のVPC25がコール/コネ
クションで使用可能な状態になっている状態において
も、このVPC25の選択権の設定の矛盾の有無を確認
し、そのVPC25の選択権の設定に矛盾がある場合に
はそのVPC25をコール/コネクションで使用不可能
な状態にすることができる。
【0076】即ち、ATM交換局21側の制御プロセッ
サ23において、保守者により既設のVPC25の選択
権に矛盾が生じているか否かを確認するためのコマンド
が入力されると、制御プロセッサ23のメッセージ通知
部23Aから制御プロセッサ24のメッセージ獲得部2
4Bに対して、このVPC25についての選択権がAT
M交換局21,22のうちのどちらにあるかを示すVP
C選択権通知メッセージ28が信号線26を介して送信
される。
【0077】ATM交換局22側の制御プロセッサ24
においては、メッセージ獲得部24Bで上述のVPC選
択権通知メッセージ28を受信すると、矛盾検出部24
Cにより、VPC25における選択権の設定の矛盾の有
無が検出される(ステップS8)。そして、矛盾検出部
24Cにおいて、既設のVPC25における選択権の設
定に矛盾がないと判定された場合には、そのVPC25
がコール/コネクションで使用可能な状態にされ、矛盾
があると判定された場合には、そのVPC25がコール
/コネクションで使用不可能な状態にされる。
【0078】さらに、矛盾検出部24Cにおいて、選択
権の設定に矛盾がないと判定された場合には、制御プロ
セッサ24のメッセージ通知部24Aにより、そのVP
C25の選択権の設定に矛盾がなかった旨を示す矛盾無
情報と選択権変更部24DにてVPC25の選択権の変
更が行なわれなかった旨を示す選択権変更無情報とを有
するパラメータ30(図9参照)を含むVPC選択権応
答メッセージ28が、制御プロセッサ23のメッセージ
獲得部23Bに対して信号線26を介して返信される。
【0079】また、矛盾検出部24Cにおいて、選択権
の設定に矛盾があると判定された場合には、制御プロセ
ッサ24のメッセージ通知部24Aにより、そのVPC
25の選択権の設定に矛盾があった旨を示す矛盾有情報
と選択権変更部24DにてVPC25の選択権の変更が
行なわれなかった旨を示す選択権変更無情報とを有する
パラメータ30(図9参照)を含むVPC選択権応答メ
ッセージ28が、制御プロセッサ23のメッセージ獲得
部23Bに対して信号線26を介して返信される。
【0080】さらに、ATM交換局21側の制御プロセ
ッサ23においては、メッセージ獲得部23Bで上述の
VPC選択権応答メッセージ28を受信すると、矛盾検
出部23Cにより、VPC25における選択権の設定の
矛盾の有無が検出される(ステップS7)。そして、矛
盾検出部23Cにおいて、選択権の設定に矛盾がないと
判定された場合には、そのVPC25がコール/コネク
ションで使用可能な状態にされ、矛盾があると判定され
た場合には、そのVPC25がコール/コネクションで
使用不可能な状態にされる。
【0081】このように、本発明の第1実施形態にかか
るATM交換局21,22によれば、BISUPに従っ
た独自のメッセージであるVPC選択権通知メッセージ
28及びVPC選択権応答メッセージ28を用いてAT
M交換局21,22間のVPC25の選択権の設定に矛
盾があるか否かを確認するとともに、矛盾がある場合に
はそのVPC25の選択権の設定を訂正することによ
り、VPC25の使用効率の低下を防ぎ、ひいてはネッ
トワークリソースを効率的かつ有効に利用することがで
きる。
【0082】また、本実施形態においては、VPC選択
権通知メッセージ28及びVPC選択権応答メッセージ
28が同一のメッセージ識別子を有している(即ち同一
のメッセージタイプを有している)ことにより、パラメ
ータの種類を変えるだけで簡単にメッセージを作成する
ことができるほか、メッセージタイプの種類を無用に多
く設定する必要がない。
【0083】さらに、本実施形態においては、ATM交
換局21,22間のVPC25を新設あるいは増設する
際に、このVPC25の選択権の設定の矛盾の有無を確
認してそのVPC25の選択権の設定に矛盾がなかった
場合にのみそのVPC25を使用可能な状態にすること
や、ATM交換局21,22間の既設のVPC25がコ
ール/コネクションで使用可能な状態になっている状態
において、このVPC25の選択権の設定の矛盾の有無
を確認してそのVPC25の選択権の設定に矛盾がある
場合にはそのVPC25をコール/コネクションで使用
不可能な状態にすることができるので、VPC25の使
用効率の低下を防ぎ、ひいてはネットワークリソースを
効率的かつ有効に利用することができる。
【0084】(b)本発明の第2実施形態の説明 上述の本発明の第1実施形態の説明では、ATM交換局
21,22間のVPC25の選択権の設定に矛盾がある
場合には、VPC選択権通知メッセージ28を送信する
交換局であるATM交換局21が指定する選択権に適合
するようにATM交換局22におけるVPC25の選択
権を変更する場合について説明したが、第2実施形態に
おいては、VPC選択権通知メッセージ28を受信する
(VPC選択権応答メッセージを返信する)交換局であ
るATM交換局22が指定する選択権に適合するように
ATM交換局21におけるVPC25の選択権を変更す
る場合について説明する。
【0085】なお、第2実施形態においても、ATM交
換局21,22は、それぞれ前述の第1実施形態と同様
の制御プロセッサ23,24をそなえており、VPC2
5の選択権の確認訂正を行なう際にやり取りされるVP
C選択権通知メッセージ28及びVPC選択権応答メッ
セージ28としては、前述したものと同様のものを用い
ることができる。
【0086】また、本実施形態においては、前述の第1
実施形態に比して、ATM交換局21に付設された制御
プロセッサ23の選択権変更部23Dが機能する点と、
ATM交換局22に付設された制御プロセッサ24の選
択権変更部24Dが機能しないことになる点が異なり、
それ以外の構成については基本的に同様である。上述の
構成により、本発明の第2実施形態にかかるATM交換
局21,22の動作を、図5,図14及び図15を用い
て以下に説明する。
【0087】例えば図14に示すように、ATM交換局
21,22間のVPC25を新設あるいは増設する際
に、新設あるいは増設されたVPC25がコール/コネ
クションで使用可能状態になる前段において、そのVP
C25の選択権の設定に矛盾がある場合には、ATM交
換局22が指定する選択権に適合するようにATM交換
局21におけるVPC25の選択権を変更している。
【0088】即ち、ATM交換局21,22において
は、ATM交換局21,22間に設定されるVPC25
の選択権を確認訂正するに際し、ATM交換局21に付
設された制御プロセッサ23のメッセージ通知部23A
からATM交換局22に付設された制御プロセッサ24
のメッセージ獲得部24Bに対して、このVPC25に
ついての選択権がATM交換局21,22のうちのどち
らにあるかを示すVPC選択権通知メッセージ28(図
7参照)が信号線26を介して送信される。
【0089】ATM交換局22側の制御プロセッサ24
においては、メッセージ獲得部24Bで上述のVPC選
択権通知メッセージ28を受信すると、矛盾検出部24
Cにより、VPC25における選択権の設定の矛盾の有
無が検出される。そして、矛盾検出部24Cにおいて、
新設あるいは増設されたVPC25における選択権の設
定に矛盾がないと判定された場合には、メッセージ通知
部24Aにより、そのVPC25の選択権の設定に矛盾
がなかった旨を示す矛盾無情報と選択権変更部24Dに
てVPC25の選択権の変更が行なわれなかった旨を示
す選択権変更無情報とを有するパラメータ30(図9参
照)を含むVPC選択権応答メッセージ28が、ATM
交換局21に付設された制御プロセッサ23のメッセー
ジ獲得部23Bに対して信号線26を介して返信され
る。
【0090】また、矛盾検出部24Cにおいて、選択権
の設定に矛盾があると判定された場合には、メッセージ
通知部24Aにより、そのVPC25の選択権の設定に
矛盾があった旨を示す矛盾有情報と選択権変更部24D
にてVPC25の選択権の変更が行なわれなかった旨を
示す選択権変更無情報とを有するパラメータ30(図9
参照)を含むVPC選択権応答メッセージ28が、AT
M交換局21に付設された制御プロセッサ23のメッセ
ージ獲得部23Bに対して信号線26を介して返信され
る。
【0091】そして、ATM交換局22側の制御プロセ
ッサ23においては、メッセージ獲得部23Bで上述の
VPC選択権応答メッセージ28を受信すると、矛盾検
出部23Cにより、VPC25における選択権の設定の
矛盾の有無が検出される。矛盾検出部23Cにおいて
は、VPC選択権応答メッセージ28からそのVPC2
5の選択権の設定に矛盾がなかった旨を示す矛盾無情報
と選択権変更部24DにてVPC25の選択権の変更が
行なわれなかった旨を示す選択権変更無情報とが検出さ
れると、そのVPC25の選択権の設定に矛盾がないと
判定され、この場合は、選択権変更部23DによるVP
C25についての選択権の変更は行なわれない(ステッ
プS9のNOルート)。
【0092】また、矛盾検出部23Cにおいては、VP
C選択権応答メッセージ28からそのVPC25の選択
権の設定に矛盾があった旨を示す矛盾有情報と選択権変
更部24DにてVPC25の選択権の変更が行なわれな
かった旨を示す選択権変更無情報とが検出されると、そ
のVPC25の選択権の設定に矛盾があると判定され、
この場合は、選択権変更部23Dにより、ATM交換局
22が指定する選択権に適合するようにATM交換局2
1におけるVPC25についての選択権が変更される
(ステップS9のYESルートからステップS10)。
【0093】なお、本実施形態においても、前述した第
1実施形態において図12を用いて説明したように、A
TM交換局21,22間のVPC25を新設あるいは増
設する際に、新設あるいは増設されたVPC25がコー
ル/コネクションで使用可能状態になる前段において、
このVPC25の選択権の設定の矛盾の有無を確認し、
そのVPC25の選択権の設定に矛盾がなかった場合に
のみそのVPC25を使用可能な状態にすることができ
る。
【0094】ところで、例えば図15に示すように、A
TM交換局21,22間の既設のVPC25がコール/
コネクションで使用可能な状態になっている状態におい
ても、上述の場合と同様のメッセージ28のやり取りを
行なうことにより、VPC25の選択権の設定に矛盾が
生じているか否かを確認して、そのVPC25の選択権
の設定に矛盾がある場合には、ATM交換局22が指定
する選択権に適合するようにATM交換局21における
VPC25の選択権を変更することができる。
【0095】即ち、ATM交換局21,22間に設定さ
れる運用中のVPC25の選択権を確認訂正するに際
し、例えばATM交換局21側の制御プロセッサ23に
おいて、保守者により既設のVPC25の選択権に矛盾
が生じているか否かを確認するためのコマンドが入力さ
れると、メッセージ通知部23Aから制御プロセッサ2
4のメッセージ獲得部24Bに対して、このVPC25
についての選択権がATM交換局21,22のうちのど
ちらにあるかを示すVPC選択権通知メッセージ28
(図7参照)が信号線26を介して送信される。
【0096】ATM交換局22側の制御プロセッサ24
においては、メッセージ獲得部24Bで上述のVPC選
択権通知メッセージ28を受信すると、矛盾検出部24
Cにより、VPC25における選択権の設定の矛盾の有
無が検出される。そして、矛盾検出部24Cにおいて、
既設のVPC25における選択権の設定に矛盾がないと
判定された場合には、メッセージ通知部24Aにより、
そのVPC25の選択権の設定に矛盾がなかった旨を示
す矛盾無情報と選択権変更部24DにてVPC25の選
択権の変更が行なわれなかった旨を示す選択権変更無情
報とを有するパラメータ30(図9参照)を含むVPC
選択権応答メッセージ28が、ATM交換局21に付設
された制御プロセッサ23のメッセージ獲得部23Bに
対して信号線26を介して返信される。
【0097】また、矛盾検出部24Cにおいて、選択権
の設定に矛盾があると判定された場合には、制御プロセ
ッサ24のメッセージ通知部24Aにより、そのVPC
25の選択権の設定に矛盾があった旨を示す矛盾有情報
と選択権変更部24DにてVPC25の選択権の変更が
行なわれなかった旨を示す選択権変更無情報とを有する
パラメータ30(図9参照)を含むVPC選択権応答メ
ッセージ28が、ATM交換局21に付設された制御プ
ロセッサ23のメッセージ獲得部23Bに対して信号線
26を介して返信される。
【0098】そして、ATM交換局21側の制御プロセ
ッサ23においては、メッセージ獲得部23Bで上述の
VPC選択権応答メッセージ28を受信すると、矛盾検
出部23Cにより、VPC25における選択権の設定の
矛盾の有無が検出される。矛盾検出部23Cにおいて
は、VPC選択権応答メッセージ28からそのVPC2
5の選択権の設定に矛盾がなかった旨を示す矛盾無情報
と選択権変更部24DにてVPC25の選択権の変更が
行なわれなかった旨を示す選択権変更無情報とが検出さ
れると、そのVPC25の選択権の設定に矛盾がないと
判定され、この場合は、選択権変更部23DによるAT
M交換局22におけるVPC25についての選択権の変
更は行なわれない(ステップS11のNOルート)。
【0099】また、矛盾検出部23Cにおいては、VP
C選択権応答メッセージ28からそのVPC25の選択
権の設定に矛盾があった旨を示す矛盾有情報と選択権変
更部24DにてVPC25の選択権の変更が行なわれな
かった旨を示す選択権変更無情報とが検出されると、そ
のVPC25の選択権の設定に矛盾があると判定され、
この場合は、選択権変更部23Dにより、ATM交換局
22が指定する選択権に適合するようにATM交換局2
1におけるVPC25についての選択権が変更される
(ステップS11のYESルートからステップS1
2)。
【0100】なお、本実施形態においても、前述した第
1実施形態において図13を用いて説明したように、A
TM交換局21,22間の既設のVPC25がコール/
コネクションで使用可能な状態になっている状態におい
て、このVPC25の選択権の設定の矛盾の有無を確認
し、そのVPC25の選択権の設定に矛盾がある場合に
はそのVPC25をコール/コネクションで使用不可能
な状態にすることもできる。
【0101】このように、本発明の第2実施形態にかか
るATM交換局21,22においても、BISUPに従
った独自のメッセージであるVPC選択権通知メッセー
ジ28及びVPC選択権応答メッセージ28を用いてA
TM交換局21,22間のVPC25の選択権の設定に
矛盾があるか否かを確認するとともに、矛盾がある場合
にはそのVPC25の選択権の設定を訂正することによ
り、前述した第1実施形態におけるATM交換局21,
22におけるものと同様の利点を得ることができる。
【0102】(c)本発明の第3実施形態の説明 図16〜図20は、本発明の第3実施形態を説明するた
めの図であり、本実施形態においては、前述の第1及び
第2実施形態に比して、ATM交換局21,22間でV
PC25の選択権の設定に矛盾がある場合には、ATM
交換局21,22毎に付された交換局固有の識別コード
であるSPC(Signalling Point Code)番号の大小に
基づいて、ATM交換局21,22のうちのいずれかが
指定する選択権に適合するようにATM交換局21,2
2におけるVPC25の選択権を変更するようになって
いる点が異なり、それ以外の構成については基本的に同
様である。
【0103】即ち、本実施形態においては、ATM交換
局21,22間の合意により、SPC番号の大きい方か
又は小さい方のATM交換局におけるVPC25の選択
権の設定に適合するように、他方のATM交換局におけ
るVPC25の選択権を訂正するようになっている。な
お、本実施形態においても、ATM交換局21,22
は、それぞれ前述の第1及び第2実施形態と同様の制御
プロセッサ23,24をそなえており、VPC25の選
択権の確認訂正を行なう際にやり取りされるVPC選択
権通知メッセージ28及びVPC選択権応答メッセージ
28としても、前述したものと同様のものを用いること
ができる。
【0104】上述の構成により、本発明の第3実施形態
にかかるATM交換局21,22においては、例えば図
10や図14に示すように、ATM交換局21,22間
のVPC25を新設あるいは増設する際に、新設あるい
は増設されたVPC25がコール/コネクションで使用
可能状態になる前段において、そのVPC25の選択権
の設定に矛盾がある場合には、ATM交換局21,22
に付されたSPC番号の大小に基づいて、ATM交換局
21,22のうちのいずれかが指定する選択権に適合す
るようにATM交換局21,22におけるVPC25の
選択権の設定を変更している。
【0105】即ち、前述の第1及び第2実施形態の場合
と同様に、ATM交換局21からVPC選択権通知メッ
セージ28がATM交換局22に対して送信されると
(図16のP参照)、ATM交換局22においては、V
PC選択権通知メッセージ28に基づいてVPC25の
選択権の設定の矛盾の有無が検出され、矛盾が検出され
た場合であってATM交換局21の指定する選択権に合
わせる方式である場合にはVPC25の選択権の設定が
変更された後、VPC選択権応答メッセージ28がAT
M交換局21に対して返信される(図16のQ参照)。
そして、ATM交換局21においては、VPC選択権応
答メッセージ28に基づいてVPC25の選択権の設定
の矛盾の有無が検出され、矛盾が検出された場合(矛盾
が解消されていない場合)には、ATM交換局22の指
定する選択権に合わせる方式である場合であるためVP
C25の選択権の設定が変更される。
【0106】ここで、本実施形態にかかるATM交換局
21,22の動作モードとしては、(1)ATM交換局
21のSPC番号がATM交換局22のSPC番号より
大きい場合であって、SPC番号が大きいATM交換局
(即ちATM交換局21)が指定するVPC25の選択
権の設定に合わせる方式である場合,(2)ATM交換
局21のSPC番号がATM交換局22のSPC番号よ
り大きい場合であって、SPC番号が小さいATM交換
局(即ちATM交換局22)が指定するVPC25の選
択権の設定に合わせる方式である場合,(3)ATM交
換局21のSPC番号がATM交換局22のSPC番号
より小さい場合であって、SPC番号が大きいATM交
換局(即ちATM交換局22)が指定するVPC25の
選択権の設定に合わせる方式である場合,(4)ATM
交換局21のSPC番号がATM交換局22のSPC番
号より小さい場合であって、SPC番号が小さいATM
交換局(即ちATM交換局21)が指定するVPC25
の選択権の設定に合わせる方式である場合,の4つが考
えられる。
【0107】以下では、これらの動作モードについて、
図5,図17〜図20を用いて更に説明する。 (1)ATM交換局21のSPC番号がATM交換局2
2のSPC番号より大きい場合であって、SPC番号が
大きいATM交換局(即ちATM交換局21)が指定す
るVPC25の選択権の設定に合わせる方式である場合 ここで、この場合におけるATM交換局21,22の動
作を、図17,図19に示すフローチャートを用いて説
明する。
【0108】前述のごとく、ATM交換局22に付設さ
れた制御プロセッサ24のメッセージ獲得部24Bが、
ATM交換局21に付設された制御プロセッサ23から
のVPC選択権通知メッセージ28を受信すると、ま
ず、制御プロセッサ24の矛盾検出部24Cにおいて
は、SPC番号が大きいATM交換局が指定するVPC
25の選択権に適合するようにSPC番号が小さいAT
M交換局におけるVPC25の選択権の設定を変更する
方式であるか、逆にSPC番号が小さいATM交換局が
指定するVPC25の選択権に適合するようにSPC番
号が大きいATM交換局におけるVPC25の選択権の
設定を変更する方式であるかが判断される(図17のス
テップE1)。
【0109】この場合は、SPC番号が大きいATM交
換局が指定するVPC25の選択権に適合するようにS
PC番号が小さいATM交換局におけるVPC25の選
択権の設定を変更する方式であるため、続いて、矛盾検
出部24Cにおいては、前述したように制御プロセッサ
23からのVPC選択権通知メッセージ28のルーティ
ングラベルから相手局(ATM交換局21)のSPC番
号を抽出し、抽出したSPC番号と自局(ATM交換局
22)のSPC番号とを比較することにより、ATM交
換局21のSPC番号の方がATM交換局22のSPC
番号より大きいか否かが判断され、これによりいずれの
ATM交換局におけるVPC25の選択権の設定が優先
度をもつかが判定される(図17のステップE1のYE
Sルートから図17のステップE2)。
【0110】この場合においては、ATM交換局21の
SPC番号が大きいと判断されるため、矛盾検出部24
Cにおいては、ATM交換局21からのVPC選択権通
知メッセージ28上のパラメータ29(図8参照)によ
り指定されたVPC25の選択権の設定がATM交換局
22におけるVPC25の選択権の設定と矛盾しないか
否かが判断される(図17のステップE2のYESルー
トから図17のステップE3)。
【0111】そして、選択権が矛盾しない場合には、制
御プロセッサ24のメッセージ通知部24Aにおいて
は、VPC選択権応答メッセージ28上のパラメータ3
0(図9参照)に、選択権矛盾無情報(選択権矛盾有無
表示が“選択権正常”にされる)及び選択権変更無情報
(選択権変更有無表示が“選択権変更せず”にされる)
が設定されて、このVPC選択権応答メッセージ28が
ATM交換局21に付設された制御プロセッサ23のメ
ッセージ獲得部23Bに対して信号線26を介して返信
される(図17のステップE3のYESルートから図1
7のステップE4,E5)。
【0112】また、選択権が矛盾する場合には、制御プ
ロセッサ24の選択権変更部24Dにおいては、ATM
交換局21からのVPC選択権通知メッセージ28によ
り指定されたVPC25の選択権に合わせて自局のVP
C25の選択権が変更され(図17のステップE3のN
Oルートから図17のステップE6)、メッセージ通知
部24Aにおいては、VPC選択権応答メッセージ28
上のパラメータ30に、選択権矛盾有情報(選択権矛盾
有無表示が“選択権矛盾”にされる)及び選択権変更有
情報(選択権変更有無表示が“選択権変更済み”にされ
る)が設定されて、このVPC選択権応答メッセージ2
8がATM交換局21に付設された制御プロセッサ23
のメッセージ獲得部23Bに対して信号線26を介して
返信される(図17のステップE7,E8)。
【0113】続いて、制御プロセッサ23のメッセージ
獲得部23Bが、制御プロセッサ24からのVPC選択
権応答メッセージ28を受信すると、まず、制御プロセ
ッサ23の矛盾検出部23Cにおいては、SPC番号が
大きいATM交換局が指定するVPC25の選択権に適
合するようにSPC番号が小さいATM交換局における
VPC25の選択権の設定を変更する方式であるか、逆
にSPC番号が小さいATM交換局が指定するVPC2
5の選択権に適合するようにSPC番号が大きいATM
交換局におけるVPC25の選択権の設定を変更する方
式であるかが判断される(図19のステップF1)。
【0114】この場合は、SPC番号が大きいATM交
換局が指定するVPC25の選択権に適合するようにS
PC番号が小さいATM交換局におけるVPC25の選
択権の設定を変更する方式であるため、続いて、矛盾検
出部23Cにおいては、前述したように制御プロセッサ
24からのVPC選択権応答メッセージ28のルーティ
ングラベルから相手局(ATM交換局22)のSPC番
号を抽出し、抽出したSPC番号と自局(ATM交換局
21)のSPC番号とを比較することにより、ATM交
換局21のSPC番号の方がATM交換局22のSPC
番号より大きいか否かが判断され、これによりいずれの
ATM交換局におけるVPC25の選択権の設定が優先
度をもつかが判定される(図19のステップF1のYE
Sルートから図19のステップF2)。
【0115】この場合においては、ATM交換局21の
SPC番号が大きいと判断されるため、矛盾検出部23
Cにおいては、ATM交換局22からのVPC選択権応
答メッセージ28上のパラメータ30(図9参照)にV
PC25の選択権矛盾有情報(選択権矛盾有無表示が
“選択権矛盾”にされる)が設定されているか否かを検
出することにより、ATM交換局21,22におけるV
PC25の選択権の設定が矛盾しないか否かが判断され
る(図19のステップF2のYESルートから図19の
ステップF3)。
【0116】そして、選択権が矛盾しない場合には、矛
盾検出部23Cにおいては、更にVPC選択権応答メッ
セージ28上のパラメータ30にVPC25の選択権変
更無情報(選択権変更有無表示が“選択権変更せず”に
される)が設定されているか否かが検出され(図19の
ステップF3のYESルートから図19のステップF
4)、選択権変更無情報が検出されればATM交換局2
1,22間のVPC25の選択権の設定が正しいことが
わかり(図19のステップF4のYESルートから図1
9のステップF5)、選択権変更無情報が検出されなけ
れば〔即ち選択権変更有情報(選択権変更有無表示が
“選択権変更済み”にされる)が検出されれば〕受信デ
ータ(VPC選択権応答メッセージ28)が異常である
ためATM交換局21,22の制御プロセッサ23,2
4が誤動作した可能性があることがわかる(図19のス
テップF4のNOルートから図19のステップF6)。
【0117】また、選択権が矛盾する場合には、矛盾検
出部23Cにおいては、更にVPC選択権応答メッセー
ジ28上のパラメータ30にVPC25の選択権変更無
情報が設定されているか否かが検出され(図19のステ
ップF3のNOルートから図19のステップF7)、選
択権変更無情報が検出されなければATM交換局21,
22間のVPC25の選択権の設定が正しいことがわか
り(図19のステップF7のNOルートから図19のス
テップF9)、選択権変更無情報が検出されればSPC
番号の大小のいずれに基づいてVPC25の選択権を変
更するかの指定がATM交換局21,22において異な
っていることがわかる(図19のステップF7のYES
ルートから図19のステップF8)。 (2)ATM交換局21のSPC番号がATM交換局2
2のSPC番号より大きい場合であって、SPC番号が
小さいATM交換局(即ちATM交換局22)が指定す
るVPC25の選択権の設定に合わせる方式である場合 ここで、この場合におけるATM交換局21,22の動
作を、図18,図20に示すフローチャートを用いて説
明する。
【0118】この場合は、上述した図17のステップE
1において、SPC番号が小さいATM交換局が指定す
る選択権に適合するようにSPC番号が大きいATM交
換局におけるVPC25の選択権の設定を変更する方式
であると判断されるため、続いて、矛盾検出部24Cに
おいては、前述したように制御プロセッサ23からのV
PC選択権通知メッセージ28のルーティングラベルか
ら相手局(ATM交換局21)のSPC番号を抽出し、
抽出したSPC番号と自局(ATM交換局22)のSP
C番号とを比較することにより、ATM交換局21のS
PC番号の方がATM交換局22のSPC番号より大き
いか否かが判断され、これによりいずれのATM交換局
におけるVPC25の選択権の設定が優先度をもつかが
判定される(図17のステップE1のNOルートから図
18のステップE14)。
【0119】この場合においては、ATM交換局21の
SPC番号が大きいと判断されるため、矛盾検出部24
Cにおいては、ATM交換局21からのVPC選択権通
知メッセージ28上のパラメータ29(図8参照)によ
り指定されたVPC25の選択権の設定がATM交換局
22におけるVPC25の選択権の設定と矛盾しないか
否かが判断される(図18のステップE14のYESル
ートから図18のステップE15)。
【0120】そして、選択権が矛盾しない場合には、制
御プロセッサ24のメッセージ通知部24Aにおいて
は、VPC選択権応答メッセージ28上のパラメータ3
0(図9参照)に、選択権矛盾無情報(選択権矛盾有無
表示が“選択権正常”にされる)及び選択権変更無情報
(選択権変更有無表示が“選択権変更せず”にされる)
が設定されて、このVPC選択権応答メッセージ28が
ATM交換局21に付設された制御プロセッサ23のメ
ッセージ獲得部23Bに対して信号線26を介して返信
される(図18のステップE15のYESルートから図
18のステップE16,E17)。
【0121】また、選択権が矛盾する場合には、制御プ
ロセッサ24の選択権変更部24Dにおいては、SPC
番号の小さいATM交換局22のVPC25の選択権に
合わせてATM交換局21のVPC25の選択権を変更
する場合であるためVPC25の選択権の変更は行なわ
れず、メッセージ通知部24Aにおいては、VPC選択
権応答メッセージ28上のパラメータ30(図9参照)
に、選択権矛盾有情報(選択権矛盾有無表示が“選択権
矛盾”にされる)及び選択権変更無情報(選択権変更有
無表示が“選択権変更せず”にされる)が設定されて、
このVPC選択権応答メッセージ28がATM交換局2
1に付設された制御プロセッサ23のメッセージ獲得部
23Bに対して信号線26を介して返信される(図18
のステップE15のNOルートから図18のステップE
18,E19)。
【0122】続いて、制御プロセッサ23のメッセージ
獲得部23Bが、制御プロセッサ24からのVPC選択
権応答メッセージ28を受信すると、制御プロセッサ2
3の矛盾検出部23Cにおいては、この場合は、上述し
た図19のステップF1において、SPC番号が小さい
ATM交換局が指定する選択権に適合するようにSPC
番号が大きいATM交換局におけるVPC25の選択権
の設定を変更する方式であると判断されるため、前述し
たように制御プロセッサ24からのVPC選択権応答メ
ッセージ28のルーティングラベルから相手局(ATM
交換局22)のSPC番号を抽出し、抽出したSPC番
号と自局(ATM交換局21)のSPC番号とを比較す
ることにより、ATM交換局21のSPC番号の方がA
TM交換局22のSPC番号より大きいか否かが判断さ
れ、これによりいずれのATM交換局におけるVPC2
5の選択権の設定が優先度をもつかが判定される(図1
9のステップF1のNOルートから図20のステップF
17)。
【0123】この場合においては、ATM交換局21の
SPC番号が大きいと判断されるため、矛盾検出部23
Cにおいては、ATM交換局22からのVPC選択権応
答メッセージ28上のパラメータ30(図9参照)にV
PC25の選択権矛盾有情報(選択権矛盾有無表示が
“選択権矛盾”にされる)が設定されているか否かを検
出することにより、ATM交換局21,22におけるV
PC25の選択権の設定が矛盾しないか否かが判断され
る(図20のステップF17のYESルートから図20
のステップF18)。
【0124】そして、選択権が矛盾しない場合には、矛
盾検出部23Cにおいては、更にVPC選択権応答メッ
セージ28上のパラメータ30にVPC25の選択権変
更無情報(選択権変更有無表示が“選択権変更せず”に
される)が設定されているか否かが検出され(図20の
ステップF18のYESルートから図20のステップF
19)、選択権変更無情報が検出されればATM交換局
21,22間のVPC25の選択権の設定が正しいこと
がわかり(図20のステップF19のYESルートから
図20のステップF20)、選択権変更無情報が検出さ
れなければ〔即ち選択権変更有情報(選択権変更有無表
示が“選択権変更済み”にされる)が検出されれば〕受
信データ(VPC選択権応答メッセージ28)が異常で
あるためATM交換局21,22の制御プロセッサ2
3,24が誤動作した可能性があることがわかる(図2
0のステップF19のNOルートから図20のステップ
F21)。
【0125】また、選択権が矛盾する場合には、矛盾検
出部23Cにおいては、更にVPC選択権応答メッセー
ジ28上のパラメータ30上にVPC25の選択権変更
無情報が設定されているか否かが検出され(図20のス
テップF18のNOルートから図20のステップF2
2)、選択権変更無情報が検出されればATM交換局2
1に付設された制御プロセッサ23の選択権変更部23
DにおいてはATM交換局22からのVPC選択権応答
メッセージ28により指定されたVPC25の選択権に
合わせて自局のVPC25の選択権を変更し(図20の
ステップF22のYESルートから図20のステップF
23)、選択権変更無情報が検出されなければ(即ち選
択権変更有情報が検出されれば)SPC番号の大小のい
ずれに基づいてVPC25の選択権を変更するかの指定
がATM交換局21,22において異なっていることが
わかる(図20のステップF22のNOルートから図2
0のステップF24)。 (3)ATM交換局21のSPC番号がATM交換局2
2のSPC番号より小さい場合であって、SPC番号が
大きいATM交換局(即ちATM交換局22)が指定す
るVPC25の選択権の設定に合わせる方式である場合 ここで、この場合におけるATM交換局21,22の動
作を、図17,図19に示すフローチャートを用いて説
明する。
【0126】この場合は、上述した図17のステップE
2において、ATM交換局21のSPC番号が小さいと
判断されるため、矛盾検出部24Cにおいては、ATM
交換局21からのVPC選択権通知メッセージ28上の
パラメータ29(図8参照)により指定されたVPC2
5の選択権の設定がATM交換局22におけるVPC2
5の選択権の設定と矛盾しないか否かが判断される(図
17のステップE2のNOルートから図17のステップ
E9)。
【0127】そして、選択権が矛盾しない場合には、制
御プロセッサ24のメッセージ通知部24Aにおいて
は、VPC選択権応答メッセージ28上のパラメータ3
0(図9参照)に、選択権矛盾無情報(選択権矛盾有無
表示が“選択権正常”にされる)及び選択権変更無情報
(選択権変更有無表示が“選択権変更せず”にされる)
が設定されて、このVPC選択権応答メッセージ28が
ATM交換局21に付設された制御プロセッサ23のメ
ッセージ獲得部23Bに対して信号線26を介して返信
される(図17のステップE9のYESルートから図1
7のステップE10,E11)。
【0128】また、選択権が矛盾する場合には、制御プ
ロセッサ24の選択権変更部24Dにおいては、SPC
番号の大きいATM交換局22のVPC25の選択権に
合わせてATM交換局21のVPC25の選択権を変更
する場合であるためVPC25の選択権の変更は行なわ
れず、メッセージ通知部24Aにおいては、VPC選択
権応答メッセージ28上のパラメータ30に、選択権矛
盾有情報(選択権矛盾有無表示が“選択権矛盾”にされ
る)及び選択権変更無情報(選択権変更有無表示が“選
択権変更せず”にされる)が設定されて、このVPC選
択権応答メッセージ28がATM交換局21に付設され
た制御プロセッサ23のメッセージ獲得部23Bに対し
て信号線26を介して返信される(図17のステップE
9のNOルートから図17のステップE12,E1
3)。
【0129】続いて、制御プロセッサ23のメッセージ
獲得部23Bが、制御プロセッサ24からのVPC選択
権応答メッセージ28を受信すると、制御プロセッサ2
3の矛盾検出部23Cにおいては、この場合は、上述し
た図19のステップF2において、ATM交換局21の
SPC番号が小さいと判断されるため、ATM交換局2
2からのVPC選択権応答メッセージ28上のパラメー
タ30(図9参照)にVPC25の選択権矛盾有情報
(選択権矛盾有無表示が“選択権矛盾”にされる)が設
定されているか否かを検出することにより、ATM交換
局21,22におけるVPC25の選択権の設定が矛盾
しないか否かが判断される(図19のステップF2のN
Oルートから図19のステップF10)。
【0130】そして、選択権が矛盾しない場合には、矛
盾検出部23Cにおいては、更にVPC選択権応答メッ
セージ28上のパラメータ30にVPC25の選択権変
更無情報(選択権変更有無表示が“選択権変更せず”に
される)が設定されているか否かが検出され(図19の
ステップF10のYESルートから図19のステップF
11)、選択権変更無情報が検出されればATM交換局
21,22間のVPC25の選択権の設定が正しいこと
がわかり(図19のステップF11のYESルートから
図19のステップF12)、選択権変更無情報が検出さ
れなければ受信データ(VPC選択権応答メッセージ2
8)が異常であるためATM交換局21,22の制御プ
ロセッサ23,24が誤動作した可能性があることがわ
かる(図19のステップF11のNOルートから図19
のステップF13)。
【0131】また、選択権が矛盾する場合には、矛盾検
出部23Cにおいては、更にVPC選択権応答メッセー
ジ28上のパラメータ30にVPC25の選択権変更無
情報が設定されているか否かが検出され(図19のステ
ップF10のNOルートから図19のステップF1
4)、選択権変更無情報が検出されればATM交換局2
1に付設された制御プロセッサ23の選択権変更部23
Dにおいては、ATM交換局22からのVPC選択権応
答メッセージ28により指定されたVPC25の選択権
に合わせて自局のVPC25の選択権を変更し(図19
のステップF14のYESルートから図19のステップ
F15)、選択権変更無情報が検出されなければ(即ち
選択権変更有情報が検出されれば)SPC番号の大小の
いずれに基づいてVPC25の選択権を変更するかの指
定がATM交換局21,22において異なっていること
がわかる(図19のステップF14のNOルートから図
19のステップF16)。 (4)ATM交換局21のSPC番号がATM交換局2
2のSPC番号より小さい場合であって、SPC番号が
小さいATM交換局(即ちATM交換局21)が指定す
るVPC25の選択権の設定に合わせる方式である場合 ここで、この場合におけるATM交換局21,22の動
作を、図18,図20に示すフローチャートを用いて説
明する。
【0132】この場合は、上述した図18のステップE
14において、ATM交換局21のSPC番号が小さい
と判断されるため、矛盾検出部24Cにおいては、AT
M交換局21からのVPC選択権通知メッセージ28上
のパラメータ29(図8参照)により指定されたVPC
25の選択権の設定がATM交換局22におけるVPC
25の選択権の設定と矛盾しないか否かが判断される
(図18のステップE14のNOルートから図18のス
テップE20)。
【0133】そして、選択権が矛盾しない場合には、制
御プロセッサ24のメッセージ通知部24Aにおいて
は、VPC選択権応答メッセージ28上のパラメータ3
0(図9参照)に、選択権矛盾無情報(選択権矛盾有無
表示が“選択権正常”にされる)及び選択権変更無情報
(選択権変更有無表示が“選択権変更せず”にされる)
が設定されて、このVPC選択権応答メッセージ28が
ATM交換局21に付設された制御プロセッサ23のメ
ッセージ獲得部23Bに対して信号線26を介して返信
される(図18のステップE20のYESルートから図
18のステップE21,E22)。
【0134】また、選択権が矛盾する場合には、制御プ
ロセッサ24の選択権変更部24Dにおいては、ATM
交換局21からのVPC選択権通知メッセージ28によ
り指定されたVPC25の選択権に合わせて自局のVP
C25の選択権が変更され(図18のステップE20の
NOルートから図18のステップE23)、メッセージ
通知部24Aにおいては、VPC選択権応答メッセージ
28上のパラメータ30に、選択権矛盾有情報(選択権
矛盾有無表示が“選択権矛盾”にされる)及び選択権変
更有情報(選択権変更有無表示が“選択権変更済み”に
される)が設定されて、このVPC選択権応答メッセー
ジ28がATM交換局21に付設された制御プロセッサ
23のメッセージ獲得部23Bに対して信号線26を介
して返信される(図18のステップE24,E25)。
【0135】続いて、制御プロセッサ23のメッセージ
獲得部23Bが、制御プロセッサ24からのVPC選択
権応答メッセージ28を受信すると、制御プロセッサ2
3の矛盾検出部23Cにおいては、この場合は、上述し
た図20のステップF17において、ATM交換局21
のSPC番号が小さいと判断されるため、ATM交換局
22からのVPC選択権応答メッセージ28上のパラメ
ータ30(図9参照)にVPC25の選択権矛盾有情報
(選択権矛盾有無表示が“選択権矛盾”にされる)が設
定されているか否かを検出することにより、ATM交換
局21,22におけるVPC25の選択権の設定が矛盾
しないか否かが判断される(図20のステップF17の
NOルートから図20のステップF25)。
【0136】そして、選択権が矛盾しない場合には、矛
盾検出部23Cにおいては、更にVPC選択権応答メッ
セージ28上のパラメータ30にVPC25の選択権変
更無情報(選択権変更有無表示が“選択権変更せず”に
される)が設定されているか否かが検出され(図20の
ステップF25のYESルートから図20のステップF
26)、選択権変更無情報が検出されればATM交換局
21,22間のVPC25の選択権の設定が正しいこと
がわかり(図20のステップF26のYESルートから
図20のステップF27)、選択権変更無情報が検出さ
れなければ受信データ(VPC選択権応答メッセージ2
8)が異常であるためATM交換局21,22の制御プ
ロセッサ23,24が誤動作した可能性があることがわ
かる(図20のステップF26のNOルートから図20
のステップF28)。
【0137】また、選択権が矛盾する場合には、矛盾検
出部23Cにおいては、更にVPC選択権応答メッセー
ジ28上のパラメータ30にVPC25の選択権変更無
情報が設定されているか否かが検出され(図20のステ
ップF25のNOルートから図20のステップF2
9)、選択権変更無情報が検出されなければ(即ち選択
権変更有情報が検出されれば)ATM交換局21,22
間のVPC25の選択権の設定が正しいことがわかり
(図20のステップF29のNOルートから図20のス
テップF31)、選択権変更無情報が検出されればSP
C番号の大小のいずれに基づいてVPC25の選択権を
変更するかの指定がATM交換局21,22において異
なっていることがわかる(図20のステップF29のY
ESルートから図20のステップF30)。
【0138】なお、本実施形態においても、前述した第
1実施形態におけるものと同様にして、図12に示すよ
うに、ATM交換局21,22間のVPC25を新設あ
るいは増設する際に、新設あるいは増設されたVPC2
5がコール/コネクションで使用可能状態になる前段に
おいて、このVPC25の選択権の設定の矛盾の有無を
確認し、そのVPC25の選択権の設定に矛盾がなかっ
た場合にのみそのVPC25を使用可能な状態にするこ
とができる。
【0139】また、この場合においても、例えば図11
や図15に示すように、ATM交換局21,22間の既
設のVPC25がコール/コネクションで使用可能な状
態になっている状態において、上述の場合と同様のメッ
セージ28のやり取りを行なうことにより、VPC25
の選択権の設定に矛盾が生じているか否かを確認して、
そのVPC25の選択権の設定に矛盾がある場合には、
ATM交換局21,22に付されたSPC番号の大小に
基づいて、ATM交換局21,22のうちのいずれかが
指定する選択権に適合するようにATM交換局21,2
2におけるVPC25の選択権の設定を変更することが
できる。
【0140】さらに、この場合においても、前述した第
1実施形態におけるものと同様にして、図13に示すよ
うに、ATM交換局21,22間の既設のVPC25が
コール/コネクションで使用可能な状態になっている状
態において、このVPC25の選択権の設定の矛盾の有
無を確認し、そのVPC25の選択権の設定に矛盾があ
る場合にはそのVPC25をコール/コネクションで使
用不可能な状態にすることができる。
【0141】このように、本発明の第3実施形態にかか
るATM交換局21,22においても、BISUPに従
った独自のメッセージであるVPC選択権通知メッセー
ジ28及びVPC選択権応答メッセージ28を用いてA
TM交換局21,22間のVPC25の選択権の設定に
矛盾があるか否かを確認するとともに、矛盾がある場合
にはそのVPC25の選択権の設定を訂正することによ
り、前述した第1,第2実施形態におけるATM交換局
21,22におけるものと同様の利点を得ることができ
る。
【0142】(d)本発明の各実施形態の第1変形例の
説明 上述した本発明の第1〜第3実施形態においては、VP
C選択権通知メッセージ及びVPC選択権応答メッセー
ジ(図7参照)として、ITU−T勧告等で規定されて
いない独自のパラメータ29,30(図8及び図9参
照)を含むメッセージを用いたが、VPC選択権通知メ
ッセージ及びVPC選択権応答メッセージとして、BI
SUPにおいて用いられる既存のメッセージを用いるこ
ともでき、このようにしても上述の各実施形態と同様に
VPC25の選択権の設定の矛盾の確認及び訂正を行な
うことができる。
【0143】ここで、BISUPにおいて用いられるメ
ッセージには、図24に示すように、コール/コネクシ
ョンの確立を要求するメッセージであるIAM(Initia
l Address Message ),IAMに対する許可応答メッセ
ージであるIAA(IAM Acknowledgement Message )及
びIAMに対する拒絶応答メッセージであるIAR(IA
M Reject message)がある。
【0144】なお、これらのメッセージのフォーマット
は、前述の図7に示すものと同様である。また、図25
〜図27に、IAM,IAA及びIARに含まれるパラ
メータの一覧を示す。これらのパラメータのフォーマッ
トも、前述の図8,図9に示すものと同様であり、パラ
メータ内容に格納される情報のみがそれぞれ異なってい
る。
【0145】さらに、IAM,IAAに含まれるパラメ
ータの一つであるCEI(Connection Element Identif
ier )パラメータ(図25,図26の下線部参照)は、
自局が選択権を有するVPC25のうちで、該当の呼に
対する有効な帯域(該当の呼を接続するのに十分な大き
さの残帯域)や属性をもつVPC25のVPCI番号/
VCI番号が設定されるものであり、詳細には図28に
示すようなフォーマットを有している(図28の符号3
5参照)。
【0146】ここで、本変形例においては、IAA及び
IARには、これらのパラメータのほかに、前述の図9
に示すものと同様のパラメータ30も含まれるようにな
っている。即ち、本変形例においては、上述のIAM,
IAA及びIARが、ATM交換局21,22の有する
VPC25の選択権についての情報としてのパラメータ
(CEIパラメータ35及びパラメータ30)を含むこ
とにより、ATM交換局21,22において、ATM交
換局21,22間に任意に設定されたVPC25の選択
権の設定の確認及び訂正のためにやり取りするメッセー
ジとすることができるのであり、本変形例においては、
IAMをVPC選択権通知メッセージとして、IAA及
びIARをVPC選択権応答メッセージとして用いてい
る。
【0147】なお、本変形例においても、ATM交換局
21,22においては、上述のメッセージのやり取りに
基づいて、VPC25の選択権の設定の矛盾の有無を検
出するとともに、選択権の設定の矛盾を検出した場合に
は、ATM交換局21,22のうちのいずれかが指定す
る選択権に適合するようにATM交換局21,22にお
けるVPC25の選択権を変更することにより選択権の
設定の矛盾を訂正するようになっている。
【0148】ここで、本変形例においては、図21に示
すように、ATM交換局21がIAMを送信する側、A
TM交換局22がIAMを受信する側(即ちIAA又は
IARを送信する側)として、制御プロセッサ23,2
4の各構成要素の機能について説明している。本変形例
においては、図5に示す制御プロセッサ23のメッセー
ジ通知部23Aは、前述したIAMを送信するものであ
る。
【0149】即ち、メッセージ通知部23Aにおいて
は、ATM交換局21が選択権を有するVPC25のう
ちで該当の呼に対する有効な帯域(該当の呼を接続する
のに十分な大きさの残帯域)や属性をもつVPC25が
ある場合には、ルートテーブル27に基づいて、そのV
PC25を指定するVPCI番号/VCI(Virtual Ch
annel Identifier;仮想チャネル識別子)番号をハント
して、図28に示すCEIパラメータ35を生成すると
ともに、このCEIパラメータ35が含まれるIAMを
送信するようになっている。
【0150】ここで、ATM交換局21,22間に設け
られた全VPC25の残帯域は、VPC25毎に例えば
図22に示すような残帯域テーブル31に設定されてお
り、この残帯域テーブル31は、ATM交換局21,2
2毎に、例えばメモリ33,34に保持されている。な
お、この残帯域テーブル31には、ATM交換局21に
おけるVPC25の選択権の有無にかかわらず、全ての
VPC25の残帯域が設定されている。
【0151】メッセージ通知部23Aにおいては、該当
の呼を接続できるVPC25が複数ある場合には、残帯
域の最も大きいVPC25を選択するようになってお
り、更に残帯域の最も大きいVPC25が複数ある場合
には、例えばその中からVPCI番号の最も小さいもの
を選択するようになっている。そして、メッセージ通知
部23Aにおいては、該当の呼を接続できるVPC25
があった場合には、残帯域テーブル31におけるそのV
PC25の残帯域を更新して、VCI番号を割り当て、
VPCI番号とVCI番号とをCEIパラメータ35に
設定して、更にこのCEIパラメータ35を含むIAM
を送信するようになっている。
【0152】なお、VPC25の残帯域の更新とは、該
当の呼が要求する帯域を残帯域から減算することであ
る。また、このVCI番号としては、該当するVPC2
5内において空いており且つ使用可能である番号が適宜
選択されるようになっている。一方で、メッセージ通知
部23Aにおいては、ATM交換局21が選択権を有す
るVPC25がない場合であるか、又はATM交換局2
1が選択権を有するVPC25があっても該当の呼に対
する有効な帯域や属性をもつVPC25がなくATM交
換局22が選択権を有するVPC25には該当の呼に対
する有効な帯域や属性をもつVPC25がある場合に
は、その旨を示すためにCEIパラメータ35を含まな
いIAMを送信するようになっている。
【0153】従って、メッセージ通知部23Aは、AT
M交換局22に対して、VPC25毎に選択権が上記2
つのATM交換局のうちのどちらにあるかを通知する選
択権通知部として機能するものである。また、メッセー
ジ獲得部23Bは、メッセージ通知部23Aによる通知
に対して制御プロセッサ24のメッセージ通知部24A
から返信されたメッセージ(IAAまたはIAR)を受
信するものである。
【0154】ここで、制御プロセッサ24からのIAA
又はIARは、例えば図9に示すパラメータ30を含む
メッセージとすることができる。さらに、矛盾検出部2
3Cは、メッセージ獲得部23Bにより受信されたメッ
セージ(IAA又はIAR)にVPC25の選択権の矛
盾検出情報をパラメータ30の内容から検出するもので
ある。
【0155】また、選択権変更部23Dは、矛盾検出部
23Cからの矛盾検出情報を受けたとき、この矛盾が解
消されていない場合であって、ATM交換局22が指定
する選択権に適合するようにATM交換局21における
VPC25の選択権を変更する条件となっている場合に
は、ATM交換局21におけるVPC25の選択権を変
更することにより、VPC25の選択権の設定の矛盾を
訂正するものであり、第2選択権変更部として機能する
ものである。
【0156】ところで、制御プロセッサ24のメッセー
ジ獲得部24Bは、制御プロセッサ23のメッセージ通
知部23Aから送信されたメッセージ(IAM)を受信
するものであり、ATM交換局21において選択権を有
するVPC25の識別情報(仮想パスコネクション識別
番号情報)であるVPCIを獲得するものであり、仮想
パスコネクション情報獲得部として機能するものであ
る。
【0157】さらに、矛盾検出部24Cは、メモリ34
のVPC選択権有無テーブル32に基づいて、自身のA
TM交換局22において選択権を有するVPC25のV
PCI番号とメッセージ獲得部24Bにて獲得されたV
PCI番号とを比較することにより、VPC25の選択
権の設定に矛盾があるか否かを検出するものである。ま
た、選択権変更部24Dは、矛盾検出部24Cにおい
て、VPC25の選択権の設定に矛盾があると検出され
た場合であって、相手方の(他の)ATM交換局21が
指定する選択権に適合するようにATM交換局22にお
けるVPC25の選択権を変更する条件となっている場
合には、ATM交換局22におけるVPC25の選択権
を変更することによりVPC25の選択権の設定の矛盾
を訂正するものであり、第1選択権変更部として機能す
るものである。
【0158】そして、メッセージ通知部24Aは、前述
したIAA又はIARを送信するものである。ここで、
メッセージ獲得部24Bにて受信されたIAMにCEI
パラメータ35が含まれる場合であって、矛盾検出部2
4CによりCEIパラメータ35におけるVPCI番号
により指定されるVPC25の選択権がATM交換局2
2にないと判定される場合には、メッセージ通知部24
AにおけるVPC25の有効帯域等のチェックが行なわ
れた後に、IAAを送信するようになっている。
【0159】即ち、メッセージ通知部24Aでは、CE
Iパラメータ35におけるVPCI番号/VCI番号が
使用可能である場合(即ち該当の呼に対する有効な帯域
や属性をもつ場合)には、例えば図8に示すようなVP
C25毎の残帯域テーブル32(この残帯域テーブル3
2も前述した残帯域テーブル31と同様のものである)
におけるそのVPC25の残帯域を更新して、選択権矛
盾無情報及び選択権変更無情報を有するパラメータ30
(図9参照)を含むIAAを送信するようになってい
る。
【0160】ところが、メッセージ獲得部24Bにて受
信されたIAMにCEIパラメータ35が含まれる場合
であっても、矛盾検出部24CによりCEIパラメータ
35におけるVPCI番号により指定されるVPC25
の選択権がATM交換局22にある場合(即ちATM交
換局21,22が同一のVPC25の選択権を有するよ
うに設定されることによりVPC25の選択権の設定に
矛盾が生じている場合)には、ATM交換局22におい
ては指定されたVPC25のVPCI番号/VCI番号
が使用不可であるため、メッセージ通知部24Aは、選
択権矛盾有情報及び選択権変更有無情報を有するパラメ
ータ30を含むメッセージであって、該当する呼を拒否
するためのIARを送信するようになっている。
【0161】一方で、メッセージ獲得部24Bにて受信
されたIAMにCEIパラメータ35が含まれない場合
であって、自身のATM交換局22が選択権を有するV
PC25のうちで該当の呼に対する有効な帯域や属性を
もつVPC25がある場合には、メッセージ通知部24
Aは、そのVPC25のVPCI番号/VCI番号をハ
ントしてこれをCEIパラメータ35に設定するととも
に、選択権矛盾無情報及び選択権変更無情報を有するパ
ラメータ30を含むIAAを送信するようになってい
る。
【0162】また、メッセージ獲得部24Bにて受信さ
れたIAMにCEIパラメータ35が含まれない場合で
あって、自身のATM交換局22が選択権を有するVP
C25のうちで該当の呼に対する有効な帯域や属性をも
つVPC25がない場合には、メッセージ通知部24A
は、該当する呼を拒否するためのIARを送信するよう
になっている。
【0163】ところが、メッセージ獲得部24Bにて受
信されたIAMにCEIパラメータ35が含まれない場
合であって、矛盾検出部24Cにより自身のATM交換
局22も該当するVPC25の選択権を有していないと
判定される場合(即ちATM交換局21,22のいずれ
でもあるVPC25の選択権を有するように設定されて
いないことによりVPC25の選択権の設定に矛盾が生
じている場合)には、ATM交換局22においては該当
するVPC25の選択権がないことから、VPC25の
VPCI番号/VCI番号のハントが不可能であるた
め、メッセージ通知部24Aは、選択権矛盾有情報及び
選択権変更有無情報を有するパラメータ30を含むメッ
セージであって、該当する呼を拒否するためのIARを
送信するようになっている。
【0164】上述の構成により、本発明の各実施形態の
第1変形例にかかるATM交換局21,22において
は、ATM交換局21に付設された制御プロセッサ23
のメッセージ通知部23AからVPC選択権通知メッセ
ージとしてのIAMが送信されると、ATM交換局22
に付設された制御プロセッサ24のメッセージ獲得部2
4BによりこのIAMが受信され、矛盾検出部24Cに
よりこのIAMに基づいてVPC25の選択権の設定の
矛盾の有無が検出される。
【0165】ここで、VPC25の選択権の設定の矛盾
の有無が検出された場合であって、ATM交換局21の
指定する選択権に適合するようにATM交換局22にお
けるVPC25の選択権を変更する場合には選択権変更
部24DによりVPC25の選択権が変更され、又、A
TM交換局22の指定する選択権に適合するようにAT
M交換局21におけるVPC25の選択権を変更する場
合には選択権変更部24DによりVPC25の選択権が
変更されずに、メッセージ通知部24Aから制御プロセ
ッサ23のメッセージ獲得部23Bに対してVPC選択
権応答メッセージとしてのIAA又はIARが返信され
る。
【0166】制御プロセッサ23のメッセージ獲得部2
3BによりIAA又はIARが受信されると、矛盾検出
部23CによりIAA又はIARに基づいてVPC25
の選択権の設定の矛盾の有無が検出される。そして、V
PC25の選択権の設定の矛盾の有無が検出された場合
であって、この矛盾が訂正されていない場合(即ちAT
M交換局22の指定する選択権に適合するようにATM
交換局21におけるVPC25の選択権を変更する場
合)には、選択権変更部23DによりVPC25の選択
権が変更される。
【0167】このように、本発明の各実施形態の第1変
形例にかかるATM交換局21,22においても、VP
C選択権通知メッセージ及びVPC選択権応答メッセー
ジとしてBISUPにおいて用いられる既存のメッセー
ジを用いて、ATM交換局21,22間のVPC25の
選択権の設定に矛盾があるか否かを確認するとともに、
矛盾がある場合にはそのVPC25の選択権の設定を訂
正することにより、前述した各実施形態におけるATM
交換局21,22におけるものと同様の利点を得ること
ができる。
【0168】また、本変形例においては、VPC選択権
通知メッセージ及びVPC選択権応答メッセージとし
て、BISUPにおいて用いられる既存のメッセージを
用いることにより、パラメータ29,30を含むだけで
簡単にメッセージを作成することができるほか、BIS
UPにおいて用いられるメッセージの種類を無用に多く
設定する必要がないという利点がある。
【0169】なお、本変形例においては、VPC選択権
通知メッセージとしてのIAMに図28に示すCEIパ
ラメータ35を含んで送信する場合について説明した
が、IAMに図8に示すパラメータ29を含んで送信す
ることもでき、このようにしても、前述した第1,第2
実施形態におけるATM交換局21,22におけるもの
と同様の利点を得ることができる。
【0170】(e)本発明の各実施形態の第2変形例の
説明 上述した本発明の各実施形態においては、VPC選択権
通知メッセージ及びVPC選択権応答メッセージ(図7
参照)として、ITU−T勧告等で規定されていない独
自のパラメータ29,30(図8及び図9参照)を含む
ものを用いたが、VPC選択権通知メッセージ及びVP
C選択権応答メッセージとして、ITU−T勧告等で規
定された一貫性検証手続き(Consistency Check Proced
ure ;CCP)において用いられる既存のメッセージを
用いることもでき、このようにしても上述の各実施形態
と同様にVPC25の選択権の設定の矛盾の確認及び訂
正を行なうことができる。
【0171】ここで、CCPにおいて用いられるメッセ
ージには、図29,図30に示すように、矛盾の有無が
確認されるVPC25を閉塞するためのメッセージであ
るBLO(Blocking),BLOに対する応答メッセージ
であるBLA(Blocking acknowledgement),CCPを
起動するためのメッセージであるCCR(Consistency
check request ),CCRに対する応答メッセージであ
るCCRA(Consistency check request acknowledgem
ent ),CCPの終了を示すメッセージであるCCE
(Consistency check end )及びCCEに対する応答メ
ッセージであるCCEA(Consistency check end ackn
owledgement )がある。
【0172】なお、これらのメッセージのフォーマット
は、前述の図7に示すものと同様である。ここで、本変
形例においては、これらのメッセージのうちのCCRを
VPC選択権通知メッセージとして、CCRAをVPC
選択権応答メッセージとして用いている。
【0173】また、図31,図32に、CCR及びCC
RAに含まれるパラメータの一覧を示す。これらのパラ
メータのフォーマットも、前述の図8,図9に示すもの
と同様であり、パラメータ内容に格納される情報のみが
それぞれ異なっている。従って、CCA及びCCRA
は、詳細には図33,図34に示すようなフォーマット
を有している(それぞれ図33,図34の符号36,3
7参照)。
【0174】さらに、本変形例においては、これらのパ
ラメータのほかに、CCAには前述の図8に示すものと
同様のパラメータ29が含まれるとともに、CCRAに
は前述の図9に示すものと同様のパラメータ30が含ま
れるようになっている。即ち、本変形例においては、V
PC選択権応答メッセージ及びVPC選択権応答メッセ
ージ(ATM交換局21,22の有するVPC25の選
択権についての情報としてのパラメータ29,30)
が、ITU−T勧告等において規定された矛盾検査手続
きであるCCPを行なう際に用いるメッセージであるC
CR及びCCRAに含まれるようになっているのであ
る。
【0175】このように、本変形例においては、上述の
CCR及びCCRAがATM交換局21,22の有する
VPC25の選択権についての情報としてのパラメータ
29,30を含むことにより、ATM交換局21,22
間に任意に設定されたVPC25の選択権の設定の確認
及び訂正のためにやり取りするメッセージとすることが
できる。
【0176】なお、本変形例においても、ATM交換局
21,22においては、上述のメッセージのやり取りに
基づいて、VPC25の選択権の設定の矛盾の有無を検
出するとともに、選択権の設定の矛盾の有無を検出する
とともに、選択権の設定の矛盾を検出した場合には、A
TM交換局21,22のうちのいずれかが指定する選択
権に適合するようにATM交換局21,22におけるV
PC25の選択権を変更することにより選択権の設定の
矛盾を訂正するようになっている。
【0177】なお、本変形例においては、図29に示す
ように、ATM交換局21がCCRを送信する側、AT
M交換局22がCCRを受信する側(即ちCCRAを送
信する側)とするが、ATM交換局21に付設される制
御プロセッサ23,ATM交換局22に付設される制御
プロセッサ24は、前述した各実施形態におけるものと
同様の構成及び機能を有しているため、ここでは詳細な
説明は省略する。
【0178】上述の構成により、本発明の各実施形態の
第2変形例にかかるATM交換局21,22において
は、ATM交換局21に付設された制御プロセッサ23
のメッセージ通知部23AからVPC選択権通知メッセ
ージとしてのCCRが送信されると、ATM交換局22
に付設された制御プロセッサ24のメッセージ獲得部2
4BによりこのCCRが受信され、矛盾検出部24Cに
よりこのCCRに基づいてVPC25の選択権の設定の
矛盾の有無が検出される。
【0179】ここで、VPC25の選択権の設定の矛盾
の有無が検出された場合であって、ATM交換局21の
指定する選択権に適合するようにATM交換局22にお
けるVPC25の選択権を変更する場合には選択権変更
部24DによりVPC25の選択権が変更され、又、A
TM交換局22の指定する選択権に適合するようにAT
M交換局21におけるVPC25の選択権を変更する場
合には選択権変更部24DによりVPC25の選択権が
変更されずに、メッセージ通知部24Aから制御プロセ
ッサ23のメッセージ獲得部23Bに対してVPC選択
権応答メッセージとしてのCCRAが返信される。
【0180】制御プロセッサ23のメッセージ獲得部2
3BによりCCRAが受信されると、矛盾検出部23C
によりCCRAに基づいてVPC25の選択権の設定の
矛盾の有無が検出される。そして、VPC25の選択権
の設定の矛盾の有無が検出された場合であって、この矛
盾が訂正されていない場合(即ちATM交換局22の指
定する選択権に適合するようにATM交換局21におけ
るVPC25の選択権を変更する場合)には、選択権変
更部23DによりVPC25の選択権が変更される。
【0181】このように、本発明の各実施形態の第2変
形例にかかるATM交換局21,22においても、VP
C選択権通知メッセージ及びVPC選択権応答メッセー
ジとして、ITU−T勧告等で規定された一貫性検証手
続き(CCP)において用いられる既存のメッセージを
用いて、ATM交換局21,22間のVPC25の選択
権の設定に矛盾があるか否かを確認するとともに、矛盾
がある場合にはそのVPC25の選択権の設定を訂正す
ることにより、前述した各実施形態におけるATM交換
局21,22におけるものと同様の利点を得ることがで
きる。
【0182】また、本変形例においては、VPC選択権
応答メッセージ及びVPC選択権応答メッセージ(AT
M交換局21,22の有するVPC25の選択権につい
ての情報としてのパラメータ29,30)が、ITU−
T勧告等において規定された矛盾検査手続きであるCC
Pを行なう際に用いる既存のメッセージであるCCR及
びCCRAに含まれることにより、簡単にメッセージを
作成することができるほか、CCPにおいて用いられる
メッセージの種類を無用に多く設定する必要がないとい
う利点がある。
【0183】(f)その他 上述した本発明にかかるATM交換局21,22におい
ては、VPC25の選択権の設定に矛盾がある場合に
は、各実施形態にて説明したように、ATM交換局21
が指定する選択権に適合するようにATM交換局22に
おけるVPC25の選択権を変更したり、ATM交換局
22が指定する選択権に適合するようにATM交換局2
1におけるVPC25の選択権を変更したり、ATM交
換局21,22に付されたSPC番号の大小に基づいて
ATM交換局21,22のうちのいずれかが指定する選
択権に適合するようにATM交換局21,22における
VPC25の選択権を変更したり任意に選択することが
できるため、ネットワークの状態に応じてVPC25の
選択権の確認訂正を行なうことができる。
【0184】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の固定長セ
ル取扱式交換局における仮想パスコネクションの選択権
確認方法によれば、第2固定長セル取扱式交換局から第
1固定長セル取扱式交換局に対して、仮想パスコネクシ
ョン毎に選択権が上記の第1固定長セル取扱式交換局又
は第2固定長セル取扱式交換局のうちのどちらにあるか
を、第1メッセージ情報として通知し、第1メッセージ
情報を受けた第1固定長セル取扱式交換局においては、
仮想パスコネクションにおける選択権の設定の矛盾の有
無を検出し、第2のメッセージ情報として第2固定長セ
ル取扱式交換局に返答することにより、選択権の設定に
矛盾がある仮想パスコネクションを確認することがで
き、これにより、仮想パスコネクションの使用効率の低
下を防ぎ、ひいてはネットワークリソースを効率的かつ
有効に利用することができる利点がある(請求項1〜
5)。
【0185】また、本発明の固定長セル取扱式交換局に
おける仮想パスコネクションの選択権確認方法によれ
ば、上記の第1メッセージ情報及び第2メッセージ情報
が、同一のメッセージ識別子を有していることにより、
パラメータの種類を変えるだけで簡単にメッセージを作
成することができるほか、メッセージタイプの種類を無
用に多く設定する必要がないという利点がある(請求項
4)。
【0186】さらに、本発明の固定長セル取扱式交換局
における仮想パスコネクションの選択権確認方法によれ
ば、上記の第1メッセージ情報及び第2メッセージ情報
が、標準化機関において規定された矛盾検査手続きを行
なう際に用いるメッセージに含まれていることにより、
簡単にメッセージを作成することができるほか、メッセ
ージの種類を無用に多く設定する必要がないという利点
がある(請求項5)。
【0187】また、本発明の固定長セル取扱式交換局に
おける仮想パスコネクションの選択権確認方法によれ
ば、上記2つの固定長セル取扱式交換局間の仮想パスコ
ネクションを新設あるいは増設する際に、上記2つの固
定長セル取扱式交換局間において設定された仮想パスコ
ネクションにおける選択権の設定に矛盾がない場合に
は、その仮想パスコネクションをコール/コネクション
で使用可能な状態にしたり、上記2つの固定長セル取扱
式交換局間の仮想パスコネクションがコール/コネクシ
ョンで使用可能な状態になっている状態において、上記
2つの固定長セル取扱式交換局間において設定された仮
想パスコネクションにおける選択権の設定に矛盾がある
場合には、その仮想パスコネクションをコール/コネク
ションで使用不可能な状態にすることにより、仮想パス
コネクションの使用効率の低下を防ぎ、ひいてはネット
ワークリソースを効率的かつ有効に利用することができ
る利点がある(請求項6,7)。
【0188】さらに、本発明の固定長セル取扱式交換局
における仮想パスコネクションの選択権確認訂正方法に
よれば、第2固定長セル取扱式交換局から第1固定長セ
ル取扱式交換局に対して、仮想パスコネクション毎に選
択権が上記の第1固定長セル取扱式交換局又は第2固定
長セル取扱式交換局のうちのどちらにあるかを、第1メ
ッセージ情報として通知し、第1メッセージ情報を受け
た第1固定長セル取扱式交換局においては、仮想パスコ
ネクションにおける選択権の設定の矛盾の有無を検出
し、第2のメッセージ情報として第2固定長セル取扱式
交換局に返答する一方、上記選択権の設定に矛盾がある
と検出された場合には、上記2つの固定長セル取扱式交
換局のうちのいずれかが指定する選択権に適合するよう
に、上記2つの固定長セル取扱式交換局における仮想パ
スコネクションについての選択権を変更することによ
り、選択権の設定に矛盾がある仮想パスコネクションを
確認して、矛盾がある場合にはその仮想パスコネクショ
ンの選択権の設定を訂正することにより、仮想パスコネ
クションの使用効率の低下を防ぎ、ひいてはネットワー
クリソースを効率的かつ有効に利用することができる利
点がある(請求項8〜14)。
【0189】また、本発明の固定長セル取扱式交換局に
おける仮想パスコネクションの選択権確認訂正方法によ
れば、上記選択権の設定に矛盾があると検出された場合
には、第1固定長セル取扱式交換局が指定する選択権に
適合するように第2固定長セル取扱式交換局における仮
想パスコネクションについての選択権を変更したり、第
2固定長セル取扱式交換局が指定する選択権に適合する
ように第1固定長セル取扱式交換局における仮想パスコ
ネクションについての選択権を変更したり、各固定長セ
ル取扱式交換局毎に付された識別番号の大小に基づいて
上記2つの固定長セル取扱式交換局のうちのいずれかが
指定する選択権に適合するように上記2つの固定長セル
取扱式交換局における仮想パスコネクションについての
選択権を変更したりすることにより、ネットワークの状
態に応じて仮想パスコネクションの選択権の確認訂正を
行なうことができる利点がある(請求項9〜11)。
【0190】さらに、本発明の固定長セル取扱式交換局
における仮想パスコネクションの選択権確認訂正方法に
よれば、上記の第1メッセージ情報及び第2メッセージ
情報が、同一のメッセージ識別子を有していることによ
り、パラメータの種類を変えるだけで簡単にメッセージ
を作成することができるほか、メッセージタイプの種類
を無用に多く設定する必要がないという利点がある(請
求項13)。
【0191】また、本発明の固定長セル取扱式交換局に
おける仮想パスコネクションの選択権確認方法によれ
ば、上記の第1メッセージ情報及び第2メッセージ情報
が、標準化機関において規定された矛盾検査手続きを行
なう際に用いるメッセージに含まれていることにより、
簡単にメッセージを作成することができるほか、メッセ
ージの種類を無用に多く設定する必要がないという利点
がある(請求項14)。
【0192】さらに、本発明の固定長セル取扱式交換局
によれば、他の固定長セル取扱式交換局において選択権
を有する仮想パスコネクションに関する情報を獲得する
仮想パスコネクション情報獲得部と、自身の固定長セル
取扱式交換局において選択権を有する仮想パスコネクシ
ョンと仮想パスコネクション情報獲得部にて獲得された
仮想パスコネクション情報とに基づいて選択権の設定に
矛盾があるか否かを検出する矛盾検出部と、矛盾検出部
において選択権の設定に矛盾があると検出された場合に
は上記他の固定長セル取扱式交換局が指定する選択権に
適合するように上記2つの固定長セル取扱式交換局にお
ける仮想パスコネクションについての選択権を変更する
第1選択権変更部とをそなえることにより、仮想パスコ
ネクションの使用効率の低下を防ぎ、ひいてはネットワ
ークリソースを効率的かつ有効に利用することができる
利点がある(請求項15)。
【0193】また、本発明の固定長セル取扱式交換局に
よれば、他の固定長セル取扱式交換局に対して仮想パス
コネクション毎に選択権が上記2つの交換局のうちのど
ちらにあるかを通知する選択権情報通知部と、選択権通
知部による通知に対して他の固定長セル取扱式交換局か
ら返答された選択権設定に関する矛盾検出情報を受ける
と上記他の固定長セル取扱式交換局が指定する選択権に
適合するように上記2つの固定長セル取扱式交換局にお
ける仮想パスコネクションについての選択権を変更する
第2選択権変更部とをそなえることにより、仮想パスコ
ネクションの使用効率の低下を防ぎ、ひいてはネットワ
ークリソースを効率的かつ有効に利用することができる
利点がある(請求項16)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固定長セル取扱式交換局における仮想
パスコネクションの選択権確認方法を示す原理説明図で
ある。
【図2】本発明の固定長セル取扱式交換局における仮想
パスコネクションの選択権確認訂正方法を示す原理説明
図である。
【図3】本発明の固定長セル取扱式交換局の構成を示す
原理ブロック図である。
【図4】本発明の固定長セル取扱式交換局の構成を示す
原理ブロック図である。
【図5】本発明の第1実施形態にかかる固定長セル取扱
式交換局の構成を示すブロック図である。
【図6】ルートテーブルの構成を説明するための図であ
る。
【図7】メッセージのフォーマットを示す図である。
【図8】VPC選択権通知メッセージに含まれるパラメ
ータのフォーマットを示す図である。
【図9】VPC選択権応答メッセージに含まれるパラメ
ータのフォーマットを示す図である。
【図10】本発明の第1実施形態にかかるATM交換局
の動作を説明するための図である。
【図11】本発明の第1実施形態にかかるATM交換局
の動作を説明するための図である。
【図12】本発明の第1実施形態にかかるATM交換局
の動作を説明するための図である。
【図13】本発明の第1実施形態にかかるATM交換局
の動作を説明するための図である。
【図14】本発明の第2実施形態にかかるATM交換局
の動作を説明するための図である。
【図15】本発明の第2実施形態にかかるATM交換局
の動作を説明するための図である。
【図16】本発明の第3実施形態にかかるATM交換局
間での信号シーケンスを示す図である。
【図17】本発明の第3実施形態にかかるATM交換局
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図18】本発明の第3実施形態にかかるATM交換局
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図19】本発明の第3実施形態にかかるATM交換局
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図20】本発明の第3実施形態にかかるATM交換局
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図21】本発明の各実施形態の第1変形例にかかるA
TM交換局間での信号シーケンスを示す図である。
【図22】残帯域テーブルの構成を説明するための図で
ある。
【図23】VPC選択権有無テーブルの構成を説明する
ための図である。
【図24】BISUPにおいて用いられるメッセージの
一覧を示す図である。
【図25】IAMに含まれるパラメータの一覧を示す図
である。
【図26】IAAに含まれるパラメータの一覧を示す図
である。
【図27】IARに含まれるパラメータの一覧を示す図
である。
【図28】CEIパラメータのフォーマットを示す図で
ある。
【図29】本発明の各実施形態の第2変形例にかかるA
TM交換局間での信号シーケンスを示す図である。
【図30】CCPにおいて用いられるメッセージの一覧
を示す図である。
【図31】CCRに含まれるパラメータの一覧を示す図
である。
【図32】CCRAに含まれるパラメータの一覧を示す
図である。
【図33】CCRのフォーマットを示す図である。
【図34】CCRAのフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1 固定長セル取扱式交換局 2 仮想パスコネクション情報獲得部 3 矛盾検出部 4 第1選択権変更部 5 固定長セル取扱式交換局 6 仮想パスコネクション 7 固定長セル取扱式交換局 8 固定長セル取扱式交換局 9 選択権情報通知部 10 第2選択権変更部 11 仮想パスコネクション 21 ATM交換局(第2固定長セル取扱式交換局) 22 ATM交換局(第1固定長セル取扱式交換局) 23,24 制御プロセッサ 23A メッセージ通知部(選択権通知部) 23B メッセージ獲得部 23C 矛盾検出部 23D 選択権変更部(第2選択権変更部) 24A メッセージ通知部 24B メッセージ獲得部(仮想パスコネクション情報
獲得部) 24C 矛盾検出部 24D 選択権変更部(第1選択権変更部) 25 仮想パスコネクション(VPC) 26 信号線 27 ルートテーブル 28 メッセージ 29,30 パラメータ 31 残帯域テーブル 32 VPC選択権有無テーブル 33,34 メモリ 35 CEIパラメータ 36 CCR 37 CCRA

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定長セル取扱式交換局間に設定される
    べき少なくとも一つ以上の仮想パスコネクションの選択
    権を確認するに際し、 第2固定長セル取扱式交換局から第1固定長セル取扱式
    交換局に対して、該仮想パスコネクション毎に選択権が
    上記の第1固定長セル取扱式交換局又は第2固定長セル
    取扱式交換局のうちのどちらにあるかを、第1メッセー
    ジ情報として通知し、 該第1メッセージ情報を受けた第1固定長セル取扱式交
    換局においては、該仮想パスコネクションにおける選択
    権の設定の矛盾の有無を検出し、第2のメッセージ情報
    として該第2固定長セル取扱式交換局に返答することを
    特徴とする、固定長セル取扱式交換局における仮想パス
    コネクションの選択権確認方法。
  2. 【請求項2】 上記2つの固定長セル取扱式交換局が共
    にある仮想パスコネクションに対する選択権を持ってい
    ないように設定されている場合か又は上記2つの固定長
    セル取扱式交換局が共にある仮想パスコネクションに対
    する選択権を持っているように設定されている場合に、
    該選択権の設定に矛盾があることを検出することを特徴
    とする、請求項1記載の固定長セル取扱式交換局におけ
    る仮想パスコネクションの選択権確認方法。
  3. 【請求項3】 上記の第1メッセージ情報及び第2メッ
    セージ情報を、標準化された局間信号方式に従った独自
    のメッセージ情報とすることを特徴とする、請求項1記
    載の固定長セル取扱式交換局における仮想パスコネクシ
    ョンの選択権確認方法。
  4. 【請求項4】 上記の第1メッセージ情報及び第2メッ
    セージ情報が、同一のメッセージ識別子を有しているこ
    とを特徴とする、請求項3記載の固定長セル取扱式交換
    局における仮想パスコネクションの選択権確認方法。
  5. 【請求項5】 上記の第1メッセージ情報及び第2メッ
    セージ情報が、標準化機関において規定された矛盾検査
    手続きを行なう際に用いるメッセージに含まれているこ
    とを特徴とする、請求項1記載の固定長セル取扱式交換
    局における仮想パスコネクションの選択権確認方法。
  6. 【請求項6】 上記2つの固定長セル取扱式交換局間の
    仮想パスコネクションを新設あるいは増設する際に、該
    当仮想パスコネクションがコール/コネクションで使用
    可能状態になる前段において、上記2つの固定長セル取
    扱式交換局間において設定された該仮想パスコネクショ
    ンにおける選択権の設定に矛盾がない場合には、当該仮
    想パスコネクションをコール/コネクションで使用可能
    な状態にすることを特徴とする、請求項1記載の固定長
    セル取扱式交換局における仮想パスコネクションの選択
    権確認方法。
  7. 【請求項7】 上記2つの固定長セル取扱式交換局間の
    該仮想パスコネクションがコール/コネクションで使用
    可能な状態になっている状態において、上記2つの固定
    長セル取扱式交換局間において設定された該仮想パスコ
    ネクションにおける選択権の設定に矛盾がある場合に
    は、当該仮想パスコネクションをコール/コネクション
    で使用不可能な状態にすることを特徴とする、請求項1
    記載の固定長セル取扱式交換局における仮想パスコネク
    ションの選択権確認方法。
  8. 【請求項8】 固定長セル取扱式交換局間に設定される
    べき少なくとも一つ以上の仮想パスコネクションの選択
    権を確認訂正するに際し、 第2固定長セル取扱式交換局から第1固定長セル取扱式
    交換局に対して、該仮想パスコネクション毎に選択権が
    上記の第1固定長セル取扱式交換局又は第2固定長セル
    取扱式交換局のうちのどちらにあるかを、第1メッセー
    ジ情報として通知し、 該第1メッセージ情報を受けた第1固定長セル取扱式交
    換局においては、該仮想パスコネクションにおける選択
    権の設定の矛盾の有無を検出し、第2のメッセージ情報
    として該第2固定長セル取扱式交換局に返答する一方、 上記選択権の設定に矛盾があると検出された場合には、
    上記2つの固定長セル取扱式交換局のうちのいずれかが
    指定する選択権に適合するように、上記2つの固定長セ
    ル取扱式交換局における該仮想パスコネクションについ
    ての選択権を変更することを特徴とする、固定長セル取
    扱式交換局における仮想パスコネクションの選択権確認
    訂正方法。
  9. 【請求項9】 上記選択権の設定に矛盾があると検出さ
    れた場合には、該第1固定長セル取扱式交換局が指定す
    る選択権に適合するように、該第2固定長セル取扱式交
    換局における該仮想パスコネクションについての選択権
    を変更することを特徴とする、請求項8記載の固定長セ
    ル取扱式交換局における仮想パスコネクションの選択権
    確認訂正方法。
  10. 【請求項10】 上記選択権の設定に矛盾があると検出
    された場合には、該第2固定長セル取扱式交換局が指定
    する選択権に適合するように、該第1固定長セル取扱式
    交換局における該仮想パスコネクションについての選択
    権を変更することを特徴とする、請求項8記載の固定長
    セル取扱式交換局における仮想パスコネクションの選択
    権確認訂正方法。
  11. 【請求項11】 上記選択権の設定に矛盾があると検出
    された場合には、各固定長セル取扱式交換局毎に付され
    た識別番号の大小に基づいて、上記2つの固定長セル取
    扱式交換局のうちのいずれかが指定する選択権に適合す
    るように、上記2つの固定長セル取扱式交換局における
    該仮想パスコネクションについての選択権を変更するこ
    とを特徴とする、請求項8記載の固定長セル取扱式交換
    局における仮想パスコネクションの選択権確認訂正方
    法。
  12. 【請求項12】 上記の第1メッセージ情報及び第2メ
    ッセージ情報を、標準化された局間信号方式に従った独
    自のメッセージ情報とすることを特徴とする、請求項8
    記載の固定長セル取扱式交換局における仮想パスコネク
    ションの選択権確認訂正方法。
  13. 【請求項13】 上記の第1メッセージ情報及び第2メ
    ッセージ情報が、同一のメッセージ識別子を有している
    ことを特徴とする、請求項12記載の固定長セル取扱式
    交換局における仮想パスコネクションの選択権確認訂正
    方法。
  14. 【請求項14】 上記の第1メッセージ情報及び第2メ
    ッセージ情報が、標準化機関において規定された矛盾検
    査手続きを行なう際に用いるメッセージに含まれている
    ことを特徴とする、請求項8記載の固定長セル取扱式交
    換局における仮想パスコネクションの選択権確認訂正方
    法。
  15. 【請求項15】 他の固定長セル取扱式交換局との間に
    少なくとも一つ以上の仮想パスコネクションを有する固
    定長セル取扱式交換局において、 該他の固定長セル取扱式交換局において選択権を有する
    仮想パスコネクションに関する情報を獲得する仮想パス
    コネクション情報獲得部と、 自身の固定長セル取扱式交換局において選択権を有する
    仮想パスコネクションに関する情報と、該仮想パスコネ
    クション情報獲得部にて獲得された該仮想パスコネクシ
    ョンに関する情報とに基づいて、選択権の設定に矛盾が
    あるか否かを検出する矛盾検出部と、 該矛盾検出部において、該選択権の設定に矛盾があると
    検出された場合には、上記他の固定長セル取扱式交換局
    が指定する選択権に適合するように、上記2つの固定長
    セル取扱式交換局における該仮想パスコネクションにつ
    いての選択権を変更する第1選択権変更部とをそなえた
    ことを特徴とする、固定長セル取扱式交換局。
  16. 【請求項16】 他の固定長セル取扱式交換局との間に
    少なくとも一つ以上の仮想パスコネクションを有する固
    定長セル取扱式交換局において、 該他の固定長セル取扱式交換局に対して、該仮想パスコ
    ネクション毎に選択権が上記2つの交換局のうちのどち
    らにあるかを通知する選択権情報通知部と、 該選択権通知部による通知に対して該他の固定長セル取
    扱式交換局から返答された選択権設定に関する矛盾検出
    情報を受けると、上記他の固定長セル取扱式交換局が指
    定する選択権に適合するように、上記2つの固定長セル
    取扱式交換局における該仮想パスコネクションについて
    の選択権を変更する第2選択権変更部とをそなえたこと
    を特徴とする、固定長セル取扱式交換局。
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