JPH09130388A - 非同期転送モード網における通信帯域拡大方式 - Google Patents

非同期転送モード網における通信帯域拡大方式

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JPH09130388A
JPH09130388A JP28216595A JP28216595A JPH09130388A JP H09130388 A JPH09130388 A JP H09130388A JP 28216595 A JP28216595 A JP 28216595A JP 28216595 A JP28216595 A JP 28216595A JP H09130388 A JPH09130388 A JP H09130388A
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JP28216595A
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Naoki Kiyoshima
直樹 清島
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Ultra High Speed Network and Computer Technology Laboratories
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATM網の通信ルート上における通信帯域を
効率良く使用する。 【解決手段】 発信端末20の通信帯域の申告に対し通
信ルート上の全ノード21〜24,26,27が申告値
の帯域を確保できない場合は、各ノードは、自ノードと
後位ノードの間で使用できる帯域xと後位ノードから通
知されこの後位ノード以降のルートで使用できる帯域y
を保持し、帯域x,yのうち値の小さい帯域を後位ルー
トで使用できる帯域として前位ノードに通知する。この
結果、申告帯域より小さい帯域しか得られなくても接続
が可能になるため呼損を生じなく、また他の呼の解放に
より通信帯域を拡大することもでき、従って通信帯域を
効率良く利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非同期転送モード網
に関し、特にデータベースアクセス、ファイル共有等で
大きな通信帯域を使用すれば高速なレスポンスが期待で
きるような通信アプリケーションの動作環境を向上する
ための非同期転送モード網における通信帯域拡大方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】非同期転送モード網(ATM網)の標準
化団体ATMフォーラムで検討されているABR(Av
ailable Bit Rate)では、呼設定時に
は、最低限保証されるミニマムセルレートと、帯域が空
いていれば使用可能なピークセルレートとを申告する。
ここで、ミニマムセルレートを小さく申告すれば呼損率
を低く抑えることができるが、反面、ピークセルレート
とミニマムセルレートとの間の帯域については他の呼と
共有することになるため、この帯域を共有している他の
呼のトラヒックが増加すると使用できる帯域は減少す
る。
【0003】なお、ITU−Tで検討されているVBR
(Variable Bit Rate)も上述したA
BRと同様である。また、ITU−Tで検討されている
CBR(Constant Bit Rate)では、
呼設定時に申告する帯域は1つであり、呼設定に成功す
ればこの申告値が保証される。しかし、帯域を大きく設
定しようとすると帯域が確保できず呼損となる可能性が
高くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の非同
期転送モード網においては、呼損を避けるためには、A
BR及びVBRの申告値のミニマムセルレートとCBR
における帯域の申告値(以降、保証帯域と称する)を小
さな値にしなければならない。また、呼設定が受け付け
られた後に通信ルートのトラヒックが減少して使用でき
る帯域が増加した場合でも、保証帯域は呼設定時の小さ
な申告値に固定されるという問題がある。従って本発明
は、通信ルート上において保証帯域を可変できるように
して通信帯域を効率良く使用することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため本発明は、ノードに接続される発信端末の通信帯
域の申告に対し通信ルート上の全ノードが申告された値
の通信帯域を確保できない場合は、通信ルート上の各ノ
ードに、自ノードと後位ノードの間で使用できる第1の
帯域と後位ノードから通知されこの後位ノード以降のル
ートで使用できる第2の帯域を保持する手段と、保持さ
れた第1及び第2の帯域のうち値の小さい帯域を後位の
ルートで使用できる帯域として前位ノードに通知する帯
域通知手段とを設けたものである。従って、申告された
帯域より小さい保証帯域しか得られなくても、端末が承
認すれば接続が可能になるため呼損を生じることがな
い。また、通信ルート上の全ノードに、上記の第1及び
第2の帯域を保持する手段と、帯域通知手段とを設け、
発信端末は起呼時に通信帯域を申告しないようにしたも
のである。この結果、起呼時に通信帯域を申告しなくて
も、使用可能な帯域を通知されたとき通信帯域を指定す
るようにしたので接続が可能になる。また、帯域通知手
段は、他の呼の解放或いは他の呼の接続により第1の帯
域に増減が生じた場合または後位ノードから第2の帯域
の変化が通知された場合は、変化した帯域の変化後の値
と変化しない帯域の値とを比較し、変化した帯域の値が
小さければこの帯域の値を後位ルートで使用できる帯域
として前位ノードに通知する一方、変化した帯域の値が
大きくかつ変化しない帯域が変化した帯域の変化前の値
より大きい場合はこの変化しない帯域の値を後位ルート
で使用できる帯域として前位ノードに通知するようにし
たものである。この結果、通信ルート上では利用可能な
最大の帯域で通信を行うことができる。
【0006】また、発ノードは、呼設定時に後位ノード
から第2の帯域を通知されると第1及び第2の帯域のう
ち値の小さい帯域を発信端末に通知して第1及び第2の
帯域のうち値の小さい帯域で呼接続を行い、通信中に他
の呼の解放或いは他の呼の接続により第1の帯域に増減
が生じた場合または後位ノードから第2の帯域の変化が
通知された場合は、変化した帯域の変化後の値と変化し
ない帯域の値とを比較し、変化した帯域の値が小さけれ
ばこの帯域の値を通信帯域として通信ルート上の全ノー
ド及び発信端末,着信端末に対し通知する一方、変化し
た帯域の値が大きくかつ変化しない帯域が変化した帯域
の変化前の値より大きい場合はこの変化しない帯域の値
を上記通信帯域として通信ルート上の全ノード及び発信
端末,着信端末に対し通知するようにしたものである。
また、発ノードは、呼設定時に後位ノードから第2の帯
域を通知されると第1及び第2の帯域のうち値の小さい
帯域を発信端末に通知し、発信端末から通信帯域の指示
を受けると呼接続を行い、通信中に他の呼の解放或いは
他の呼の接続により第1の帯域に増減が生じた場合また
は後位ノードから第2の帯域の変化が通知された場合
は、変化した帯域の変化後の値と変化しない帯域の値と
を比較し、変化した帯域の値が小さければこの帯域の値
を後位ルートで使用できる帯域として発信端末に通知す
る一方、変化した帯域の値が大きくかつ変化しない帯域
が変化した帯域の変化前の値より大きい場合はこの変化
しない帯域の値を後位ルートで使用できる帯域として発
信端末に通知し、発信端末は通知された帯域を上限とす
る帯域変更の指示を、上記帯域通知後の任意のタイミン
グで網側に行うようにしたものである。
【0007】また、各ノードは第1の帯域として空帯域
を予約して確保すると共に、空帯域が発信端末の申告値
より小さい場合は、他の呼により通信に使用されている
帯域または他の呼により予約済みの帯域を次回の使用分
として予約し、通信ルート上で他の呼が解放されたとき
に次回の使用を予約した帯域があれば、解放された帯域
の分だけ申告帯域を上限として第1の帯域に加算し、変
化した帯域の変化後の値と変化しない帯域の値とを比較
して、変化した帯域の値が小さければこの帯域の値を後
位ルートで使用できる帯域として前位ノードまたは発信
端末に通知する一方、変化した帯域の値が大きくかつ変
化しない帯域が変化した帯域の変化前の値より大きい場
合はこの変化しない帯域の値を後位ルートで使用できる
帯域として前位ノードまたは発信端末に通知し、呼設定
時および通信帯域の拡大時に予約した帯域から割り当て
るようにしたものである。従って、呼設定時および通信
中には各ノードが使用できる帯域のうち最小のものが送
信側ノードに通知されることから、送信側ノード(発ノ
ード)から受信側ノード(着ノード)までの間で、使用
できる最大の帯域をリアルタイムで知ることができ、通
信ルート上で他の呼が解放されていくにつれて保証帯域
を拡大できる。また、空帯域の状態を伝達するルート
(通知ルート)を複数有し、呼設定時には最も値の大き
な帯域を使用できる通信ルートで接続し、通信中にこの
ルート以上に大きな帯域を使用できるルートが他に生じ
たときには最も大きな帯域を使用できるルートに接続変
更を行うようにしたものである。従って、複数の通知ル
ートについて利用可能な帯域を監視することにより、最
大使用可能帯域を有する通信ルートが選択されるため、
大きな帯域を有する通信パスが得られる確率が高くな
る。また、複数の通知ルートをそれぞれ上り及び下りの
独立したルートとして形成し、呼設定時には最も値の大
きな帯域を使用できる通信ルートの上りルート及び下り
ルートを独立に接続し、通信中にこのルート以上に大き
な帯域を使用できるルートが他に生じたときには、上り
ルート及び下りルートを独立に最大帯域を使用できるル
ートに接続変更を行うようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明を適用した非同期転送モー
ド網(ATM網)の構成を示すブロック図である。同図
において、このATM網は、ATM交換機であるATM
交換装置1、隣接のATM交換機でありATM交換装置
1と同様構成のATMノード2,3からなる。なお、A
TM交換装置1にはATMノード2,3の何れかのノー
ドの代わりに発信端末または着信端末が接続されること
もある。ここで、ATM交換装置1は、呼制御部4、通
信帯域拡大制御部5、信号制御部6、スイッチ制御部
7、信号装置8、ATMスイッチ9からなる。なお、1
0,11は隣接のATMノード2,3との間のCプレー
ン(信号チャネル)でこのCプレーンを介して後述する
空帯域の通知等が行われる。また、12,13は隣接の
ATMノード2,3との間のUプレーン(データの転送
されるチャネル)である。
【0009】次に、図2は図1のATM交換装置1を含
むネットワーク全体の構成を示す図である。同図におい
て、20は発端末(発信端末)、21は発ATMノー
ド、22,23,26,27は中継ATMノード、24
は着ATMノード、25は着端末(着信端末)である。
なお、この図2に示すATMノード21〜24,26,
27の構成は何れも図1に示すATM交換装置1の構成
と同様である。
【0010】次に、図3はATM交換装置1の通信帯域
拡大制御部5で管理される使用可帯域通知状態管理表の
構成を示す図である。図3において、40〜42はVP
I(Virtual Path Identifie
r)とVCI(VirtualChannel Ide
ntifier)とによって索引され、呼対応に或状態
にある帯域がどれだけ存在するかを保持する表のエント
リを示している。なお、本発明において保証帯域が拡大
される呼の例として、後述する非予約呼及び予約呼があ
る。
【0011】また、図3中に示す43〜47は、表のエ
ントリ40の構成要素である。ここで、43は発端末2
0から申告された帯域でこの値まで帯域を拡大する上限
値であり申告帯域と称する。また、44は申告帯域43
を上限とし、非予約呼では使用帯域46と、後述の図4
に示す次回使用予約リスト表50の構成要素である空帯
域55の和で示され、また予約呼では使用帯域46と予
約した帯域の和で示され、この構成要素44を後位ノー
ドとの間で使用できる帯域(第1の帯域)と称する。ま
た、45は後位ノードから通知された後位ノード以降の
ルートで使用できる帯域である(第2の帯域)。また、
47は予約呼か非予約かの識別情報である。
【0012】次に図4はあるVPにおける全帯域と空帯
域及び上述した次回使用予約リスト表の構成を示すもの
で、同様にATM交換装置1の通信帯域拡大制御部5で
管理される。この次回使用予約リスト表50はVPIで
索引され、エントリの構成要素は索引したVPIの全帯
域54と、全帯域54から使用帯域の和と予約呼によっ
て予約された帯域の和とを差し引いた空帯域55と、予
約呼が帯域不足の場合、使用帯域や予約帯域が解放され
た時に予約帯域に組み入れるための次回使用予約リスト
へのポインタ56とからなる。
【0013】なお、51〜53は次回使用予約リストの
エントリであり、次エントリポインタ57、VCI(呼
識別情報)58、及び次回使用予約帯域59からなり、
登録順にリンクされ空帯域が生じた時に順に取り出され
て、後述の図15の空帯域拡大時の処理フローに従って
処理される。そして、次回使用予約帯域59までの空帯
域が生じると、図3の後位ノードとの間で使用できる帯
域44に対し、後述の図11の後位ノードとの間で使用
できる帯域の拡大処理フローに従って加算し(図11の
ステップS100,S104)、同時に同量を次回使用
予約帯域59から減算し、「0」になったときエントリ
51〜53を削除する(図15のステップS155)。
【0014】次に、図5は使用可帯域通知要求(SET
UP)の受信処理フロー、図6は使用可帯域通知の受信
処理フロー、図7は承認メッセージの受信処理フロー、
図8は通信帯域通知の受信処理フローであり、図1のA
TM交換装置1により実行されるものである。また、図
17はATM交換装置1の呼設定時の動作を示すシーケ
ンス図である。図17のシーケンス図を中心に、図5〜
図8の各フローを参照しながらATM交換装置1の呼設
定時の動作について説明する。ここで、図17の発AT
Mノード21と中継ATMノード22の間の空帯域は
「6」(図17のS204)、中継ATMノード22と
中継ATMノード23の間の空帯域は「2」(S20
5)、中継ATMノード23と中継ATMノード24の
間の空帯域は「3」(S206)とし、着ATMノード
24と着端末25の間の空帯域は十分にあり「10」と
する。即ち、この場合、空帯域としては、「10」が最
も大きく、空帯域の無い状態を「0」とする。
【0015】図17において、発端末20から申告帯域
「8」の「SETUP」メッセージを受信すると(ステ
ップS200)、図17の発ATMノード21として動
作する図1のATM交換装置1では、呼制御部4でその
内容により通常の呼かどうかを判断する。そしてこれが
通信帯域拡大を行う呼であれば、通信帯域拡大制御部5
に使用可帯域通知要求(SETUP)として渡し、図5
の使用可帯域通知要求(SETUP)受信処理フローに
従って、図3のエントリ40を生成し初期化する(図5
のステップS1,S2)。
【0016】次に予約呼か非予約呼かを判別し(ステッ
プS3)、この場合非予約呼であるので図3の予約呼識
別子47に非予約呼を設定する(ステップS12)。そ
して申告帯域と空帯域を比較し(ステップS13)、申
告帯域「8」より空帯域「6」の方が小さいので、後位
ノード22との間で使用できる帯域xに空帯域「6」を
設定し(図17のステップS204,図5のステップS
16)、着ノード24か否か判別して(図5のステップ
S15)、この場合は着ノード24ではないため処理を
終了する。ここで、各ノードにおける保持帯域を(x,
y,z)とし、このうちxを後位ノードとの間で使用で
きる帯域(使用帯域+空帯域)、yを後位ノード以降の
ノードで使用できる帯域、zを使用帯域とすれば、発A
TMノード21には図17の状態S208に示すよう
に、帯域xに「6」が,帯域y及びzにはそれぞれ
「0」が設定保持される。
【0017】次に、図17の中継ATMノード22とし
て動作するATM交換装置1が発ATMノード21から
「SETUP」メッセージを受信すると(図17のステ
ップS201)、同様にして後位ノード23との間で使
用できる帯域xに空帯域「2」を設定する(ステップS
205)。この結果、ノード22のこの時点における帯
域保持状態は(2,0,0)となる(図17のS20
9)。また、中継ATMノード23が中継ATMノード
22から「SETUP」メッセージを受信すると(ステ
ップS202)、同様にして後位ノード24との間で使
用できる帯域xに空帯域「3」を設定する(ステップS
206)。この結果、ノード23のこの時点における帯
域保持状態は(3,0,0)となる(図17のS21
0)。
【0018】なお、着ATMノード24が中継ATMノ
ード23から「SETUP」メッセージを受信した場合
(ステップS203)は、着ATMノード24であるの
で(図5のステップS15で「YES」)、後位ノード
以降で使用できる帯域yに「8」を設定し(図17のス
テップS207,図5のステップS11)、前位ノード
23に「使用可帯域通知」メッセージにより帯域「8」
を後位ノード以降のルートで使用できる帯域として通知
する(図17のステップS211、図5のステップS1
0)。中継ATMノード23がこのメッセージを受信す
ると、帯域「8」を抽出して後位ノード以降で使用でき
る帯域yに設定し(図17のステップS215、図6の
使用可帯域通知受信フローのステップS30)、yとx
を比較して(図6のステップS31)小さい方のx(=
3)を前位ノード22に「使用可帯域通知」メッセージ
に乗せて送信する(図17のステップS212,図6の
ステップS33)。この結果、ノード23のこの時点に
おける帯域保持状態は(3,8,0)となる(図17の
S220)。
【0019】中継ATMノード22がこの「使用可帯域
通知」メッセージを受信すると帯域「3」を抽出して、
後位ノード以降で使用できる帯域yに設定し(図17の
ステップS216、図6のステップS30)、yとxを
比較して(図6のステップS31)小さい方のx(=
2)を前位ノード21に「使用可帯域通知」メッセージ
にのせて送信する(図17のステップS213,図6の
ステップS33)。この結果、ノード22のこの時点に
おける帯域保持状態は(2,3,0)となる(図17の
S219)。発ATMノード21がこの「使用可帯域通
知」メッセージを受信すると帯域「2」を抽出し、後位
ノード以降で使用できる帯域yに設定し(図17のステ
ップS217、図6のステップS30)、yとxを比較
して(図6のステップS31)小さい方のy(=2)を
発端末20に「使用可帯域通知」メッセージにのせて送
信する(図17のステップS214,図6のステップS
32)。この結果、発ノード21のこの時点における帯
域保持状態は(6,2,0)となる(図17のS21
8)。
【0020】このような過程において、発ATMノード
21と発端末20は通信ルートの各ATMノードで使用
できる帯域のうち最も小さいものを通知されたことにな
り、これが発ATMノード21から着ATMノード24
までの間で通信できる最大帯域となる。発端末20は、
受信した「使用可帯域通知」メッセージにより通知され
た帯域(ここでは「2」)で通信したければ、「承認」
メッセージを発ATMノード21に送信する(図17の
ステップS222)。
【0021】発ATMノード21がこの「承認」メッセ
ージを受信すると、このメッセージから帯域を抽出して
この帯域をaとして保持し(図7の承認受信フローのス
テップS41)、次いで予約呼かを判別し(ステップS
42)、この場合は非予約呼であるので後述する「使用
帯域縮小通知」メッセージとの衝突がないかを判別する
(図7のステップS48)。ここで、衝突が無い場合は
図4の空帯域55に現時点の空帯域と使用帯域zとの和
から、受信メッセージから抽出した帯域aを減じた値を
設定し(ステップS49)、続いて使用帯域zが減少す
るか否かを判別する(ステップS50)。そして、使用
帯域が減少する場合は、図3のエントリ40を調べて、
非予約呼の後位ノードとの間で使用できる帯域の設定処
理(後述の図16のフロー,図7のステップS52)を
行った後、受信メッセージから抽出した帯域aを使用帯
域zとして設定し(図7のステップS43)、スイッチ
制御部7により通信帯域を設定して(ステップS4
4)、初回の場合は後位ノード22に「通信帯域通知」
メッセージを送信する(図17のステップS223,図
7のステップS46)。この結果、発ノード21のこの
時点における各帯域の状態は(6,2,2)となる(図
17のS227)。
【0022】中継ATMノード22ではこの「通信帯域
通知」メッセージを受信すると、この受信メッセージに
より通知される帯域aを抽出して保持し(図8の通信帯
域通知受信フローのステップS60)、次いで予約呼か
判別し(ステップS61)、非予約呼であるので次に
「使用帯域縮小通知」メッセージとの衝突を判別する
(図8のステップS66)。そして、このメッセージと
衝突しない場合は図4の空帯域55に設定を行い(ステ
ップS67)、図3のエントリ40を調べて、非予約呼
の後位ノードとの間で使用できる帯域の設定処理(図1
6のフロー,図8のステップS68)を行って、使用帯
域zを設定する(図8のステップS62)。その後、ス
イッチ制御部7により通信帯域を設定して(ステップS
63)、着ノードではないため後位ノード23に「通信
帯域通知」メッセージを送信する(図17のステップS
224,図8のステップS65)。この結果、ノード2
2のこの時点における各帯域の状態は(2,3,2)と
なる(図17のS228)。
【0023】中継ATMノード23ではこのメッセージ
を受信すると予約呼か判別し(図8のステップS6
1)、非予約呼の場合は、同様に「使用帯域縮小通知」
メッセージとの衝突を判別し(図8のステップS6
6)、衝突しない場合は図4の空帯域55に設定を行う
(ステップS67)。そして、図3のエントリ40を調
べて、非予約呼の後位ノードとの間で使用できる帯域の
設定処理(図16のフロー,図8のステップS68)を
行った後、同様に使用帯域zを設定し(図8のステップ
S62)、スイッチ制御部7により通信帯域を設定する
(ステップS63)。そしてその後、後位ノード24に
「通信帯域通知」メッセージを送信する(図17のステ
ップS225,図8のステップS65)。この結果、ノ
ード23のこの時点における各帯域の状態は(3,8,
2)となる(図17のS229)。
【0024】着ATMノード24でこのメッセージを受
信すると予約呼か判別し(図8のステップS61)、非
予約呼の場合は同様に「使用帯域縮小通知」メッセージ
との衝突を判別する(図8のステップS66)。そして
上記メッセージとの衝突がない場合は、図4の空帯域5
5に設定を行い(ステップS67)、図3のエントリ4
0を調べて、非予約呼の後位ノードとの間で使用できる
帯域の設定処理(図16のフロー,図8のステップS6
8)を同様に行った後、使用帯域zを設定し(図8のス
テップS62)、続いてスイッチ制御部7により通信帯
域を設定する(ステップS63)。ここで、このノード
は着ノード24であるため、着端末25にSETUPメ
ッセージを送信する(図17のステップS226,図8
のステップS69)。なお、この時点の着ノード24の
各帯域の状態は(8,8,2)となる(図17のS23
0)。
【0025】このように、通信ルート上の各ノードに、
自ノードと後位ノードの間で使用できる帯域xと後位ノ
ードから通知されこの後位ノード以降のルートで使用で
きる帯域yを保持し、各ノードでは保持した帯域x,y
のうち値の小さい帯域を後位のルートで使用できる帯域
として前位ノードに通知するようにしたので、申告され
た帯域より小さい保証帯域しか得られなくても、端末が
承認すれば接続が可能になり、従って呼損を生じること
がない。
【0026】次に、図9は使用可帯域拡大通知受信処理
フロー、図10は使用可帯域縮小通知受信処理フロー、
図11は後位ノードとの間で使用できる帯域の拡大処理
フロー、図16は上述した非予約呼の後位ノードとの間
で使用できる帯域の設定処理のフローである。また、図
18はノード間の空帯域が増減する場合のATM交換装
置1の動作を示すシーケンス図である。この図18のシ
ーケンス図を中心に図9〜図11及び図16の各フロー
を参照しながらATM交換装置1の上記動作を説明す
る。
【0027】図18のシーケンスでは、図17に示す手
順で通信中になった呼において中継ATMノード23の
帯域xが「4」に拡大(図18のステップS240)し
た後に、「2」に縮小した(ステップS245)場合の
動作を示すものである。中継ATMノード23におい
て、図11のフローに示す処理でx’にx+増加分を設
定し(図11のステップS100)、x及びx’が後位
ノード以降で使用できる帯域yより小さいか否かを判別
する(ステップS101,S102)。そして、この帯
域が帯域yより小さいため前位ノード22にこの値
「4」を乗せて「使用可帯域拡大通知」メッセージを送
信し(図18のステップS241,図11のステップS
103)、xにx’を設定して終了する。この結果ノー
ド23のこの時点における各帯域の状態は(4,8,
2)となる(図18のS244)。
【0028】中継ATMノード22がこのメッセージを
受信すると、後位ノード以降で使用できる帯域y(=
3)が後位ノードとの間で使用できる帯域x(=2)よ
り小さいか否かを判別し(図9の使用可帯域拡大通知受
信フローのステップS81)、この場合帯域yの方が大
きいため,yに「使用可帯域拡大通知」メッセージから
抽出した帯域(=4)を設定する(図9のステップS8
4,図18のステップS242)。ここで図4の空帯域
55が減少すると、非予約呼についてはxが減少する場
合があり(図16のステップS174,S175及び図
18のステップS245)、このような場合は、中継A
TMノード23から前位ノード22に「使用帯域縮小通
知」メッセージが送信される(図18のステップS24
6,図16のステップS176)。
【0029】前位ノード22が「使用帯域縮小通知」メ
ッセージを受信すると、x(=2)がy(=4)より以
下か否か判別し(図10の使用可帯域縮小通知受信フロ
ーのステップS91)、yより小さい場合は上記メッセ
ージで通知された帯域(=2)がxより小さいかを判別
する(ステップS92)。この場合、通知された帯域の
方が小さいためyにメッセージから抽出した帯域を設定
し(図18のステップS247,図10のステップS9
4)、終了する。この結果、ノード22の各帯域の状態
は(2,2,2)となる(図18のS248)。このよ
うに非予約呼では2つのノード間で使用できる帯域が増
加するだけでなく減少する。
【0030】次に、図12は通信帯域変更通知の受信処
理フロー、図13は通信帯域変更完了の受信処理フロ
ー、図19はATM交換装置1において通信中の帯域を
拡大する動作を示すシーケンス図である。図19を中心
に、図12,図13の各フロー及び既に一部説明した図
7,図9,図11の各フローを参照しながらATM交換
装置1の上記動作を説明する。図19に示すシーケンス
は、図18に示す手順の後の状態からはじまり、中継A
TMノード22の帯域xの増加(図19のステップS2
60)に続いて、中継ATMノード23においてxが増
加した場合(図19のステップS262)の例を示すも
のである。ここで帯域x,yのどちらかが増加し、2つ
の帯域のうち小さい方が変わらないと(図9の使用可帯
域拡大通知受信フローのステップS81で「NO」の場
合)、前位ノード22に対するアクションはなく(図1
9のステップS260)、増加があると前位ノード22
にその値が「使用可帯域拡大通知」メッセージで通知さ
れる(図19のステップS263、ここでは帯域「4」
が通知される)。
【0031】中継ATMノード22はこのメッセージを
受信すると、同様に発ノード21に「使用可帯域拡大通
知」メッセージを送信する(図19のステップS26
5、ここでは帯域「3」が通知される)。発ATMノー
ド21でこのメッセージを受信すると同様に発端末20
に「使用可帯域拡大通知」メッセージを送信する(図1
9のステップS267、ここでは帯域は「3」が通知さ
れる)。発端末20がこれを承認すると、発ATMノー
ド21に「承認」メッセージを送信する(図19のステ
ップS270)。発ATMノード21ではこのメッセー
ジを受信すると、予約呼か否かを判別し(図7の承認メ
ッセージ受信フローのステップS42)、非予約呼の場
合はさらに「使用可帯域縮小通知」メッセージを判別し
(ステップS48)、空帯域を更新する(ステップS4
9)。
【0032】その後、図16に示す非予約呼の後位ノー
ド以降のルートで使用できる帯域の設定処理を起動し
(図7のステップS52)、使用帯域zにメッセージか
ら抽出した帯域を設定(ステップS43)した後、通信
帯域をスイッチ制御部7で使用帯域zに設定する(ステ
ップS44)。そして、初回か否かを判別し(ステップ
S45)、初回ではないため後位ノード22に対し「通
信帯域変更通知」メッセージを送信する(図19のステ
ップS271,図7のステップS47)。
【0033】この「通信帯域変更通知」メッセージは、
中継ATMノード22から中継ATMノード23、中継
ATMノード23から着ATMノード24へと順次伝達
される。ここで、中継ATMノード22、23及び着A
TMノード24がそれぞれ「通信帯域変更通知」メッセ
ージを受信する(図19のステップS271,S27
2,S273)と、予約呼か判別し(図12の通信帯域
変更通知受信フローのステップS111)、非予約呼の
ため「使用可帯域縮小通知」メッセージと衝突している
か否かを判別する(ステップS117)。そして、衝突
していない場合は空帯域を更新し(ステップS11
8)、メッセージで通知された帯域aが使用帯域zより
小さいかを判別(図12のステップS119)したう
え、帯域aが大きい場合は図16に示す非予約呼の後位
ノードとの間で使用できる帯域の設定処理を起動する
(図12のステップS121)。
【0034】その後、使用帯域zにメッセージから抽出
した帯域aを設定し(ステップS112)、さらにスイ
ッチ制御部7により通信帯域を設定して(ステップS1
13)、「通信帯域変更通知」メッセージを後位ノード
または着端末25に送信する(ステップS114)。こ
の場合、着ノード24では、「通信帯域変更完了」メッ
セージを前位ノード23に送信する(図19のステップ
S275,図12のステップS116)。
【0035】前位ノードである中継ATMノード23,
22及び発ATMノード21がそれぞれ「通信帯域変更
完了」メッセージを受信する(図19のステップS27
5,S276,S277)と、自身が発ATMノード2
1かを判別する(図13の通信帯域変更完了受信フロー
のステップS130)。そして、中継ATMノードなら
ば後位ノードに「通信帯域変更完了」メッセージを送信
し(ステップS132)、発ATMノード21ならば発
端末20に「通信帯域変更通知」メッセージを送信する
(図19のステップS278,図13のステップS13
1)。このように、他の呼の解放或いは接続により帯域
xに増減が生じた場合または後位ノードから帯域yの変
動を通知された場合は、変化した帯域の変化後の値と変
化しない帯域の値とを比較し、変化した帯域の値が小さ
ければこの帯域の値を後位ルートで使用できる帯域とし
て前位ノードに通知する一方、変化した帯域の値の方が
大きくかつ変化しない帯域が変化した帯域の変化前の値
より大きい場合はこの変化しない帯域の値を後位ルート
で使用できる帯域として前位ノードに通知するようにし
たものである。この結果、通信ルート上では利用可能な
最大帯域で通信を行うことができる。
【0036】図20は通信中の信号の衝突時の動作を示
すシーケンス図である。図20のシーケンス図を中心
に、図12の通信帯域変更通知受信フローを参照しなが
らATM交換装置1の上記動作について説明する。図2
0のシーケンスにおいて、ステップS290からステッ
プS301の「通信帯域変更通知」メッセージまでの手
順は、既に説明した図19に示すシーケンスのステップ
S260〜S271と同一手順である。ここで、中継A
TMノード23でxが2に縮小されたとする(ステップ
S303)。この場合、「通信帯域変更通知」メッセー
ジにより通知される帯域aは「3」であるので、図12
の通信帯域変更通知受信フローのステップS117の判
定において、a=3、x=2、y=8であり、従ってそ
の判定が「NO」となって処理終了すなわち廃棄となる
(図20のステップ302)。
【0037】図21は通信中の帯域を拡大するATM交
換装置1の動作を示すシーケンス図である。図21を中
心に、図5〜図8の各フローを参照しながらATM交換
装置1の上記動作を説明する。ここで、発ATMノード
21と中継ATMノード22の間の空帯域は「4」、中
継ATMノード22と中継ATMノード23の間の空帯
域は「2」、中継ATMノード23と着ATMノード2
4の間の空帯域は「1」とし、着ATMノード24と着
端末25の間の空帯域は十分にあり「8」とする(図2
1のステップS324,S325,S326,S32
7)。また、図21で扱われる呼は、今まで扱ってきた
非予約呼とは異なる予約呼の例である。
【0038】発端末20から申告帯域「8」のSETU
Pメッセージを受信(図21のステップS320)する
と、発ATMノード21では、図17のシーケンスと同
様の手順で進み予約呼か非予約呼か判別し(図5の使用
可帯域通知要求受信フローのステップS3)、この場合
予約呼であるので図3の予約識別子47に予約呼を設定
する(ステップS4)。ここで、申告帯域と空帯域を比
較して(ステップS5)、申告帯域(=8)より空帯域
(=4の方)が小さいのでxには「4」を設定し(ステ
ップS17)、空帯域には「0」を設定する(図5のス
テップS18、図21のS324)。そして、図4の次
回使用予約リストに次回使用予約帯域として「4」を設
定登録し(図5のステップS19、図21のS32
4)、さらに図16に示す非予約呼の後位ノードとの間
で使用できる帯域の設定処理を起動する(図5のステッ
プS8)。そして、着ノード24か否か判別し(ステッ
プS9)、この場合は着ノード24ではないため、後位
ノード22に「SETUP」メッセージを送信(図5の
ステップS20、図21のステップS321)して処理
を終了する。
【0039】このように予約呼では、はじめから申告帯
域の分だけ空帯域から減算するのでこの帯域が他の呼に
割り当てられることはない。また、空帯域が申告帯域に
満たないときは、現在他の呼によって使用されている、
或いは予約されている帯域が解放されたときに予約状態
にする。即ち、後位ノードとの間で使用できる帯域xに
加算される状態を図4の次回使用予約リストで形成して
いる。なお、「使用可帯域通知」メッセージの送受(図
21のステップS331,S333,S335,S33
7)については既に説明した図17のシーケンスに示す
非予約呼の場合と同じである。
【0040】なお、図21に示す「承認」メッセージ
(図21のステップS342)及び「通信帯域通知」メ
ッセージ(図21のステップS343〜S345)の受
信時における非予約呼(図17)との違いは、図7の承
認受信フローのステップS42以降の処理あるいは、図
8の通信帯域通知受信フローのステップS61以降の処
理に違いがある。図21の場合は予約呼であり、使用す
る帯域はすでに空帯域から減算されているため、図4の
空帯域55から使用帯域を減算しないことと、xに含ま
れている帯域は他の呼に割り当てることはないので、図
7,図8の各フローにおいて、帯域不足か否かの判別
(図7のステップS48及び図8のステップS66)が
不要になる。
【0041】次に、図22は通信中の帯域を拡大する動
作を示すシーケンス図であり、予約呼の例を示すもので
ある。ここで、「使用可帯域拡大通知」メッセージの送
受(図22のステップS363〜S365)、及び「通
信帯域変更完了」メッセージの送受(ステップS373
〜S375)の送受については、既に説明した図19に
示す非予約呼の場合と同様である。
【0042】なお、「承認」メッセージ(図22のステ
ップS368)及び「通信帯域変更通知」メッセージ
(図22のステップS369〜S371)の受信時の非
予約呼との違いは、図7の承認受信フローのステップS
42以降の処理あるいは、図12の通信帯域変更通知受
信フローのステップS111以降の処理の違いである
が、この場合、使用する帯域はすでに空帯域から減算さ
れているため、ここでは図4の空帯域55から使用帯域
を減算しないことと、xに含まれている帯域は他の呼に
割り当てることはないので、図7及び図12の各フロー
において、帯域不足かの判別(図7のステップS48、
図12のステップS117)が不要になることである。
【0043】このように各ノードでは、帯域xとして空
帯域を予約して確保すると共に、空帯域が発信端末の申
告値より小さい場合は、他の呼により通信に使用されて
いる帯域または他の呼により予約済みの帯域を次回の使
用分として予約し、通信ルート上で他の呼が解放された
ときに次回の使用を予約した帯域があれば、解放された
帯域の分だけ申告帯域を上限として帯域xに加算し、変
化した帯域の変化後の値と変化しない帯域の値とを比較
して、変化した帯域の値が小さければこの帯域の値を後
位ルートで使用できる帯域として前位ノードまたは発信
端末に通知する一方、変化した帯域の値が大きくかつ変
化しない帯域が変化した帯域の変化前の値より大きい場
合はこの変化しない帯域の値を後位ルートで使用できる
帯域として前位ノードまたは発信端末に通知し、呼設定
時および通信帯域の拡大時に予約した帯域から割り当て
るようにしたものである。従って、呼設定時および通信
中には各ノードが使用できる帯域のうち最小のものを送
信側ノードに通知されることから、送信側ノード(発ノ
ード)から受信側ノード(着ノード)までの間で、使用
できる最大の帯域をリアルタイムで知ることができ、通
信ルート上で他の呼が解放されていくにつれて保証帯域
を拡大することができる。
【0044】図23はATM交換装置1の空帯域通知状
態の解消及び予約した帯域の解放の動作を示すシーケン
ス図である。また、図14は空帯域通知状態の解消及び
予約した帯域の解放「RELEASE」メッセージの受
信処理フローである。図23を中心に図14を参照しな
がらATM交換装置1の上記動作について説明する。A
TMノード21,22,23,24は、それぞれ「RE
LEASE」メッセージを受信すると(図23のステッ
プS390、S391,S392,S393)、予約呼
のときは図4の空帯域55に図3の符号44で示す帯域
xを加算し(図14のステップS141)、非予約呼の
ときには空帯域55に図3の符号46で示す内容の帯域
zを加算する(ステップS149)。
【0045】そして、図1のスイッチ制御部7によりコ
ネクションを解放し(ステップS142)、図4の次回
使用予約リスト56に登録されているか判別し(ステッ
プS143)、登録されていればそのエントリを削除
し、かつ図3の使用可帯域通知状態管理表からそのエン
トリを削除する(ステップS144,S145)。続い
て、後述の図15に示す空帯域拡大時の処理を起動し
(ステップS146)、さらに「RELEASE」メッ
セージを送信した端末あるいはATMノードと反対の方
向に「RELEASE」メッセージを送信し(ステップ
S147)、「RELEASE」メッセージを送信した
端末あるいはATMノードに「RELEASE COM
PLETE」メッセージを送信する(図23のステップ
S395〜S399、図14のステップS148)。
【0046】次に、図11は後位ノードとの間で使用で
きる帯域の拡大処理を行うフロー、図15は空帯域拡大
時の処理フロー、図16は非予約呼の後位ノードとの間
で使用できる帯域の設定処理を行うフローである。空帯
域が拡大したときの予約呼、非予約呼にあたえるインパ
クトについて図15のフローを中心に、図11,図16
の各フローを参照しながら説明する。空帯域が拡大する
と、図4の次回使用予約リスト56に登録があるか否か
を判別し(図15のステップS150)、登録があると
きはエントリを取り出す(ステップS151)。
【0047】そして、図4の空帯域55が図4の次回使
用予約帯域59以上か否かを判別し(ステップS15
2)、YESのときには図3の符号44で示す帯域xを
図4の次回使用予約帯域59に加算し(ステップS15
3及び図11のステップS100,S104)、かつ空
帯域から次回使用予約帯域59を減算(図15のステッ
プS154)してそのエントリを削除し(ステップS1
55)、ステップS150に戻って次のエントリを同様
に処理する。一方、図15のステップS152において
空帯域が小さいときには、xには空帯域を加算して(図
15のステップS159,図11のステップS100,
S104)、図4の次回使用予約帯域59から空帯域を
減算して(図15のステップS160)、空帯域に
「0」を設定し(同S161)、処理を終了する。
【0048】また、図4の次回使用予約リスト56を処
理して空帯域が「0」でなければ(図15のステップS
156で「NO」)、図3の利用帯域通知状態表のエン
トリを調べ非予約呼があれば(ステップS157で「Y
ES」)、ステップS158で図16のフローチャート
に示す処理を行う。即ち、この場合、図3の符号46で
示す使用帯域zと空帯域55の和が申告帯域より大きい
かを判別する(図16のステップS172)。ここで、
申告帯域より大きければxに申告帯域を設定する(ステ
ップS173、S177)。また、申告帯域より大きく
なければxに使用帯域zと空帯域55の和を設定する
(ステップS178、S177)。
【0049】以上の過程で、図3の符号44で示す後位
ノードとの間で使用できる帯域xが増加する。ここで、
図16のフローにおいて最小値min(x,y)より最
小値min(x’,y)が大きい場合は、最小値min
(x’,y)が前位ノードに「利用可帯域拡大」メッセ
ージで通知される(ステップS180,S181)。そ
して、後位ノード22から発ATMノード21に対しこ
のメッセージが通知された時点で、後位ノード22から
着ATMノード24までこの通知された帯域で通信でき
ることが保証される。
【0050】図24は通信中のルートを変更する動作を
示す図である。発ATMノード21は、図3及び図4の
利用可帯域通知状態管理表と空帯域及び次回使用予約リ
スト表をルート(S410,S411,S412)毎に
持っている。図24(A)において、中継ATMノード
22は(x=4、y=1)の条件で帯域「1」の通信が
できる。また、中継ATMノード26は、(x=4、y
=2)の条件で帯域「2」の通信ができる。また、中継
ATMノード27は(x=4、y=3)の条件で帯域
「3」の通信ができる。即ち、ここでは中継ATMノー
ド27が最も大きな通信ができるので、このルート(S
412)で通信を行う。他のルート(S410,S41
1)に対しては「通信帯域変更通知」メッセージで使用
帯域zを「0」にしておく。
【0051】ここで、中継ATMノード22が後位ノー
ド23から「使用可帯域拡大通知」メッセージを受信
し、帯域yが「4」になったとする。するとこの時点で
最も大きなルートはS410になり、中継ATMノード
22に「通信帯域変更通知」メッセージを送信し、使用
帯域zを「4」にする。そして、中継ATMノード2
6,27に対しては「通信帯域変更通知」メッセージを
送信し使用帯域zを「0」にする。この結果、図24
(B)に示すような通信ルートの変更が行われる。
【0052】上述した図17及び図21に示す各シーケ
ンスでは、上り側から(即ち、発ATMノード21側か
ら)帯域拡大を設定する例を説明したが、図25では下
り側(即ち、着ATMノード24側)からの帯域拡大の
設定例を示すシーケンスである。この場合、図17、あ
るいは図21のシーケンスにおいて発着を逆にし、かつ
図17,図21では「SETUP」メッセージで行った
使用可帯域通知要求を「CONNECT」メッセージで
行うようにする(ステップS435〜S438)。な
お、この場合、図3及び図4に示す利用可帯域通知状態
管理表と空帯域及び次回使用予約リスト表は下り用のも
のを設けるようにする。このように、下り側からも帯域
を拡大できることから、空帯域を通知する複数の伝達ル
ート(通知ルート;図1のCプレーン(信号チャネル)
10,11)をそれぞれ上り及び下りの独立した各ルー
トとして形成できる。そして、呼設定時には最も値の大
きな帯域が使用可能な通信ルートの上りルート及び下り
ルートをそれぞれ独立に接続し、通信中に最も大きな帯
域が使用可能なルートが変動した場合は、上りルート及
び下りルートを各々独立に最大帯域が使用可能なルート
に接続変更できる。
【0053】このように、本発明では申告した帯域より
小さい通信パスしか得られない場合でも接続が可能にな
るので呼損がなく、通信ルートの利用可能な最大の帯域
を使用することができる。また、通信中に通信ルートの
呼の減少にしたがい使用可能な最大の帯域に通信パスを
拡大できる。さらに、複数のルートについて使用可能な
帯域を監視しているので大きな帯域の通信パスを得られ
る確率が高くなる。
【0054】次に図26は、非予約呼において起呼時に
帯域を申告せずに空帯域の通知状態を形成する場合の動
作を示す図である。この場合の動作と、既に図17〜図
20において非予約呼で起呼時に帯域を申告する場合の
動作との相違は、起呼時に通信帯域を申告せずに図3の
符号43で示す申告帯域に「0」を設定すること(図5
のステップS23)と、帯域xには、図4の符号55で
示す空帯域を設定することと、端末側で使用帯域を指定
するのは、「使用可帯域通知」メッセージ受信後(図2
6のステップS484)、任意のタイミングで「通信帯
域通知」メッセージを発ノード21に送信して(図26
のステップS492)行うことである。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ノ
ードに接続される発信端末の通信帯域の申告に対し通信
ルート上の全ノードが申告された値の通信帯域を確保で
きない場合は、自ノードと後位ノードの間で使用できる
第1の帯域と後位ノードから通知されこの後位ノード以
降のルートで使用できる第2の帯域を保持し、第1及び
第2の帯域のうち値の小さい帯域を後位のルートで使用
できる帯域として前位ノードに通知するようにしたの
で、申告された帯域より小さい保証帯域しか得られなく
ても、端末が承認すれば接続が可能になるため呼損を生
じることがない。また、起呼時に通信帯域の申告を行わ
ない場合も、通信ルート上の全ノードでは、上記の第1
及び第2の帯域を保持すると共に、第1及び第2の帯域
のうち値の小さい帯域を後位のルートで使用できる帯域
として前位ノードに通知するようにして、使用可能な帯
域を通知されたとき通信帯域を指定するようにしたの
で、発信端末側が起呼時に通信帯域を申告しなくても接
続が可能になる。
【0056】また、他の呼の解放或いは他の呼の接続に
より第1の帯域に増減が生じた場合または後位ノードか
ら第2の帯域の変化が通知された場合は、変化した帯域
の変化後の値と変化しない帯域の値とを比較し、変化し
た帯域の値が小さければこの帯域の値を後位ルートで使
用できる帯域として前位ノードに通知する一方、変化し
た帯域の値が大きくかつ変化しない帯域が変化した帯域
の変化前の値より大きい場合はこの変化しない帯域の値
を後位ルートで使用できる帯域として前位ノードに通知
するようにしたので、通信ルート上では利用可能な最大
の帯域で通信を行うことができる。また、発信端末に接
続される発ノードは、呼設定時に後位ノードから第2の
帯域を通知されると第1及び第2の各帯域のうち値の小
さい方を発信端末に通知して第1及び第2の帯域のうち
値の小さい帯域で呼接続を行い、通信中に他の呼の解放
或いは他の呼の接続により第1の帯域に増減が生じた場
合または後位ノードから第2の帯域の変化が通知された
場合は、変化した帯域の変化後の値と変化しない帯域の
値とを比較し、変化した帯域の値が小さければこの帯域
の値を通信帯域として通信ルート上の全ノード及び発信
端末,着信端末に対し通知する一方、変化した帯域の値
が大きくかつ変化しない帯域が変化した帯域の変化前の
値より大きい場合はこの変化しない帯域の値を上記通信
帯域として通信ルート上の全ノード及び発信端末,着信
端末に対し通知するようにしたので、同様に呼損を生じ
ることがなく、かつ利用可能な最大の帯域で通信でき
る。また、第1の帯域として空帯域を予約して確保する
と共に、空帯域が発信端末の申告値より小さい場合は、
他の呼により通信に使用されている帯域または他の呼に
より予約済みの帯域を次回の使用分として予約し、通信
ルート上で他の呼が解放されたときに次回の使用を予約
した帯域があれば、解放された帯域の分だけ申告帯域を
上限として第1の帯域に加算し、変化した帯域の変化後
の値と変化しない帯域の値とを比較して、変化した帯域
の値が小さければこの帯域の値を後位ルートで使用でき
る帯域として前位ノードまたは発信端末に通知する一
方、変化した帯域の値が大きくかつ変化しない帯域が変
化した帯域の変化前の値より大きい場合はこの変化しな
い帯域の値を後位ルートで使用できる帯域として前位ノ
ードまたは発信端末に通知し、呼設定時および通信帯域
の拡大時に予約した帯域から割り当てるようにしたの
で、呼設定時および通信中には各ノードが使用できる帯
域のうち最小のものを送信側ノードに通知できる。ま
た、空帯域の状態を伝達するルート(通知ルート)を複
数有し、呼設定時には最も値の大きな帯域を使用できる
通信ルートで接続し、通信中にこのルート以上に大きな
帯域を使用できるルートが他に生じたときには最も大き
な帯域を使用できるルートに接続変更を行うようにした
ので、大きな帯域を有する通信パスが得られる確率が高
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した交換装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 各交換装置により通信ルートを形成するネッ
トワーク(ATM網)の構成を示す図である。
【図3】 通信ルート上の各交換装置に設けられた使用
可帯域通知状態管理表の構成を示す図である。
【図4】 各交換装置に設けられたVPの全帯域と空帯
域及び次回使用予約リスト表の構成を示す図である。
【図5】 通信ルート上の各交換装置で実行される使用
可帯域通知要求(SETUP)の受信処理フローであ
る。
【図6】 通信ルート上の各交換装置で実行される使用
可帯域通知の受信処理フローである。
【図7】 発交換装置(発交換ノード)で実行される承
認メッセージの受信処理フローである。
【図8】 各交換装置で実行される通信帯域通知の受信
処理フローである。
【図9】 各交換装置で実行される使用可帯域拡大通知
の受信処理フローである。
【図10】 各交換装置で実行される使用可帯域縮小通
知の受信処理フローである。
【図11】 各交換装置で実行される後位ノードとの間
で使用できる帯域の拡大処理を示すフローである。
【図12】 各交換装置で実行される通信帯域変更通知
の受信処理フローである。
【図13】 各交換装置で実行される通信帯域変更完了
の受信処理フローである。
【図14】 各交換装置で実行される「RELEAS
E」メッセージの受信処理フローである。
【図15】 各交換装置で実行される空帯域拡大時の処
理フローである。
【図16】 各交換装置で実行される非予約呼の後位ノ
ードとの間で使用できる帯域の設定処理を示すフローで
ある。
【図17】 呼設定時の動作を示すシーケンス図であ
る。
【図18】 通信中のノード間の空帯域が増減する時の
動作を示すシーケンス図である。
【図19】 通信中の帯域を拡大する動作を示すシーケ
ンス図である。
【図20】 通信中の信号の衝突時の動作を示すシーケ
ンス図である。
【図21】 呼設定時の動作を示すシーケンス図であ
る。
【図22】 通信中の帯域を拡大する動作を示すシーケ
ンス図である。
【図23】 空帯域通知状態の解消および予約した帯域
の解放の動作を示すシーケンス図である。
【図24】 通信中のルートを変更する動作を示す説明
図である。
【図25】 通信ルートにおいて下り側から帯域拡大の
設定をする場合の動作を示すシーケンス図である。
【図26】 非予約呼において起呼時に帯域を申告せず
に空帯域の通知状態を形成するときの動作を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…ATM交換装置、2,3,21〜24,26,27
…ATMノード、4…呼制御部、5…通信帯域拡大制御
部、6…信号制御部、7…スイッチ制御部、8…信号装
置、9…ATMスイッチ、10,11…Cプレーン、1
2,13…Uプレーン、20…発端末、25…着端末。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノードにより通信ルートを形成す
    る非同期転送モード網において、 前記ノードに接続される発信端末の通信帯域の申告に対
    し、通信ルート上の全ノードが前記申告された値の通信
    帯域を確保できない場合は、通信ルート上の各ノード
    に、自ノードと後位ノードの間で使用できる第1の帯域
    と前記後位ノードから通知されこの後位ノード以降のル
    ートで使用できる第2の帯域とを保持する手段と、保持
    された前記第1及び第2の帯域のうち値の小さい帯域を
    後位のルートで使用できる帯域として前位ノードに通知
    する帯域通知手段とを備えたことを特徴とする非同期転
    送モード網における通信帯域拡大方式。
  2. 【請求項2】 複数のノードにより通信ルートを形成す
    る非同期転送モード網において、 通信ルート上の全ノードに、自ノードと後位ノードの間
    で使用できる第1の帯域と前記後位ノードから通知され
    この後位ノード以降のルートで使用できる第2の帯域と
    を保持する手段と、保持された前記第1及び第2の帯域
    のうち値の小さい帯域を後位のルートで使用できる帯域
    として前位ノードに通知する帯域通知手段とを備え、前
    記ノードに接続される発信端末は起呼時に通信帯域を申
    告しないようにしたことを特徴とする非同期転送モード
    網における通信帯域拡大方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記帯域通知手段は、他の呼の解放或いは他の呼の接続
    により第1の帯域に増減が生じた場合または後位ノード
    から第2の帯域の変化が通知された場合は、変化した帯
    域の変化後の値と変化しない帯域の値とを比較し、変化
    した帯域の値が小さければこの帯域の値を後位ルートで
    使用できる帯域として前位ノードに通知する一方、変化
    した帯域の値が大きくかつ変化しない帯域が変化した帯
    域の変化前の値より大きい場合はこの変化しない帯域の
    値を前記後位ルートで使用できる帯域として前位ノード
    に通知することを特徴とする非同期転送モード網におけ
    る通信帯域拡大方式。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項3において、 前記発信端末に接続される発ノードは、呼設定時に後位
    ノードから第2の帯域を通知されると第1及び第2の帯
    域のうち値の小さい帯域を発信端末に通知して第1及び
    第2の帯域のうち値の小さい帯域で呼接続を行い、通信
    中に他の呼の解放或いは他の呼の接続により第1の帯域
    に増減が生じた場合または後位ノードから第2の帯域の
    変化が通知された場合は、変化した帯域の変化後の値と
    変化しない帯域の値とを比較し、変化した帯域の値が小
    さければこの帯域の値を通信帯域として通信ルート上の
    全ノード及び発信端末,着信端末に対し通知する一方、
    変化した帯域の値が大きくかつ変化しない帯域が変化し
    た帯域の変化前の値より大きい場合はこの変化しない帯
    域の値を前記通信帯域として通信ルート上の全ノード及
    び発信端末,着信端末に対し通知することを特徴とする
    非同期転送モード網における通信帯域拡大方式。
  5. 【請求項5】 請求項2または請求項3において、 前記発信端末に接続される発ノードは、呼設定時に後位
    ノードから第2の帯域を通知されると第1及び第2の帯
    域のうち値の小さい帯域を発信端末に通知し、発信端末
    から通信帯域の指示を受けると呼接続を行い、通信中に
    他の呼の解放或いは他の呼の接続により第1の帯域に増
    減が生じた場合または後位ノードから第2の帯域の変化
    が通知された場合は、変化した帯域の変化後の値と変化
    しない帯域の値とを比較し、変化した帯域の値が小さけ
    ればこの帯域の値を後位ルートで使用できる帯域として
    発信端末に通知する一方、変化した帯域の値が大きくか
    つ変化しない帯域が変化した帯域の変化前の値より大き
    い場合はこの変化しない帯域の値を前記後位ルートで使
    用できる帯域として発信端末に通知し、発信端末は通知
    された帯域を上限とする帯域変更の指示を、前記帯域通
    知後の任意のタイミングで網側に行うことを特徴とする
    通信帯域拡大方式。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項3または請求項4
    の何れかの請求項において、 前記各ノードは、第1の帯域として空帯域を予約して確
    保すると共に、空帯域が発信端末の申告値より小さい場
    合は他の呼により通信に使用されている帯域または他の
    呼により予約済みの帯域を次回の使用分として予約し、
    通信ルート上で他の呼が解放されたときに次回の使用を
    予約した帯域があれば、解放された帯域の分だけ申告帯
    域を上限として第1の帯域に加算し、変化した帯域の変
    化後の値と変化しない帯域の値とを比較して、変化した
    帯域の値が小さければこの帯域の値を後位ルートで使用
    できる帯域として前位ノードまたは発信端末に通知する
    一方、変化した帯域の値が大きくかつ変化しない帯域が
    変化した帯域の変化前の値より大きい場合はこの変化し
    ない帯域の値を前記後位ルートで使用できる帯域として
    前位ノードまたは発信端末に通知し、呼設定時および通
    信帯域の拡大時に予約した帯域から割り当てることを特
    徴とする非同期転送モード網における通信帯域拡大方
    式。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6の何れかの請求
    項において、 前記空帯域を通知する通知ルートを複数有し、呼設定時
    には最も値の大きな帯域を有する通信ルートで接続し、
    通信中に最大帯域を提供できる通信ルートが前記通知ル
    ートから伝達された場合はこの最大帯域を有する通信ル
    ートに接続変更を行うことを特徴とする非同期転送モー
    ド網における通信帯域拡大方式。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記複数の通知ルートをそれぞれ上り及び下りの独立し
    た各ルートとして形成し、呼設定時には最も値の大きな
    帯域を有する上りルート及び下りルートの各通信ルート
    を独立に接続し、通信中に最大帯域を提供できる通信ル
    ートの通知が前記通知ルートの上り及び下りの各ルート
    から伝達された場合はこの最大帯域を有する上りルート
    及び下りルートの各通信ルートに独立に接続変更を行う
    ことを特徴とする非同期転送モード網における通信帯域
    拡大方式。
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