JPH10117083A - 磁気シールド用配管 - Google Patents
磁気シールド用配管Info
- Publication number
- JPH10117083A JPH10117083A JP8289169A JP28916996A JPH10117083A JP H10117083 A JPH10117083 A JP H10117083A JP 8289169 A JP8289169 A JP 8289169A JP 28916996 A JP28916996 A JP 28916996A JP H10117083 A JPH10117083 A JP H10117083A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel sheet
- pipe
- grain
- magnetic
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 商用電源を含む広範囲の周波数域を伝送する
電力伝送ケーブルからの磁気を効率良くシールドする配
管を提供する。 【解決手段】 方向性電磁鋼板２の磁化容易軸を巻回方
向に取って、方向性電磁鋼板２をスパイラル状に巻回し
て磁気シールド用配管を構成する。
電力伝送ケーブルからの磁気を効率良くシールドする配
管を提供する。 【解決手段】 方向性電磁鋼板２の磁化容易軸を巻回方
向に取って、方向性電磁鋼板２をスパイラル状に巻回し
て磁気シールド用配管を構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、商用電源を含む
ＥＬＦ帯（３０Hz〜３kH) からＶＬＦ帯（３kHz 〜３０
kHz)までの、広範囲の周波数用の電力伝送ケーブルに使
用される磁気シールド用配管に関するものである。
ＥＬＦ帯（３０Hz〜３kH) からＶＬＦ帯（３kHz 〜３０
kHz)までの、広範囲の周波数用の電力伝送ケーブルに使
用される磁気シールド用配管に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】 最近、ＯＡ化の進展に伴い、電子機器
から漏洩する磁界は大きくなる一方であり、操作室や実
験室または人体等を磁界から保護し、また、電子機器相
互間の磁気障害を防止するために、磁気シールド材が機
器に使用されている。
から漏洩する磁界は大きくなる一方であり、操作室や実
験室または人体等を磁界から保護し、また、電子機器相
互間の磁気障害を防止するために、磁気シールド材が機
器に使用されている。
【０００３】従来、磁気シールド材としては、電磁鋼
板、アモルファス、純鉄鋼板、パーマロイ等が使用され
てきた。しかし、電磁鋼板以外ものには、磁気シールド
材として重い、高価である、施工が困難であるなどの問
題があった。
板、アモルファス、純鉄鋼板、パーマロイ等が使用され
てきた。しかし、電磁鋼板以外ものには、磁気シールド
材として重い、高価である、施工が困難であるなどの問
題があった。
【０００４】一方、電力伝送ケーブルからの漏洩磁気を
シールドする構成としては、例えば実開平４−１８４９
３号公報に開示されたように、磁気シールド材からなる
一対の側壁部と底部とでコ字形状の収容部を形成し、必
要に応じて該収容部を磁気シールド材よりなる蓋部材で
覆うようにしたケーブルダクトが知られている。
シールドする構成としては、例えば実開平４−１８４９
３号公報に開示されたように、磁気シールド材からなる
一対の側壁部と底部とでコ字形状の収容部を形成し、必
要に応じて該収容部を磁気シールド材よりなる蓋部材で
覆うようにしたケーブルダクトが知られている。
【０００５】しかし、このケーブルダクトは、側壁部と
底部が磁気遮蔽のため一定以上の厚さ有するため可撓性
がなく、また、一体形成される側壁部と底部の製造工程
において磁気シールド材を曲げ加工するため、磁気シー
ルド性能の劣化があり、製造コストが高いなどの問題が
あった。さらに、このケーブルダクトは、スペースの利
用効率が悪く、洞道内のように狭いスペースには設置で
きないという問題があった。方向性電磁鋼板によって角
筒状の磁気シールド体を構成することは、実開平５−２
９１９９号公報に開示されているが、これは軸方向長さ
が横幅とほぼ同等な短いものであって、電力伝送ケーブ
ルに適用できるように長いものではなく、また、方向性
電磁鋼板をスパイラル状に巻回したものでもない。
底部が磁気遮蔽のため一定以上の厚さ有するため可撓性
がなく、また、一体形成される側壁部と底部の製造工程
において磁気シールド材を曲げ加工するため、磁気シー
ルド性能の劣化があり、製造コストが高いなどの問題が
あった。さらに、このケーブルダクトは、スペースの利
用効率が悪く、洞道内のように狭いスペースには設置で
きないという問題があった。方向性電磁鋼板によって角
筒状の磁気シールド体を構成することは、実開平５−２
９１９９号公報に開示されているが、これは軸方向長さ
が横幅とほぼ同等な短いものであって、電力伝送ケーブ
ルに適用できるように長いものではなく、また、方向性
電磁鋼板をスパイラル状に巻回したものでもない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は磁気シール
ド材をスパイラル状に巻回してパイプ状に構成する、と
いう全く新規な発想のもとになされたものであり、本発
明の目的は、ＥＬＦ帯からＶＬＦ帯までの低周波から高
周波にわたる周波数帯で使用される電力伝送ケーブルか
らの漏洩磁気を、効率良くシールドできる磁気シールド
用配管を提供することである。
ド材をスパイラル状に巻回してパイプ状に構成する、と
いう全く新規な発想のもとになされたものであり、本発
明の目的は、ＥＬＦ帯からＶＬＦ帯までの低周波から高
周波にわたる周波数帯で使用される電力伝送ケーブルか
らの漏洩磁気を、効率良くシールドできる磁気シールド
用配管を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】 本発明は磁気シールド
用配管では、方向性電磁鋼板を、その磁化容易軸を当該
方向性電磁鋼板の巻回方向に取ってスパイラル状に巻回
して構成する。この方向性電磁鋼板は必要に応じて腐食
防止用被覆層を伴う。
用配管では、方向性電磁鋼板を、その磁化容易軸を当該
方向性電磁鋼板の巻回方向に取ってスパイラル状に巻回
して構成する。この方向性電磁鋼板は必要に応じて腐食
防止用被覆層を伴う。
【０００８】前記シールド用配管の構成に当たっては、
磁化力が８０Ａ／ｍ程度の中磁場の適用においては、当
該配管内に収納される電力伝送ケーブルからの発生磁界
と、方向性電磁鋼板の磁化容易軸とのなす角度が４５度
以下となるように、配管径と方向性電磁鋼板の板幅を選
定するとよい。
磁化力が８０Ａ／ｍ程度の中磁場の適用においては、当
該配管内に収納される電力伝送ケーブルからの発生磁界
と、方向性電磁鋼板の磁化容易軸とのなす角度が４５度
以下となるように、配管径と方向性電磁鋼板の板幅を選
定するとよい。
【０００９】また、方向性電磁鋼板は、金属管や樹脂管
等の配管芯体に巻き付けてスパイラル状に巻回するとよ
い。
等の配管芯体に巻き付けてスパイラル状に巻回するとよ
い。
【００１０】さらに、方向性電磁鋼板は、一重巻き又は
複数巻きのスパイラル巻き構成とし、一重巻きにおいて
は、方向性電磁鋼板の側端縁を当接させた突き合わせ巻
き、または側端縁を一部重ね合わせたラップ巻きとする
とよい。
複数巻きのスパイラル巻き構成とし、一重巻きにおいて
は、方向性電磁鋼板の側端縁を当接させた突き合わせ巻
き、または側端縁を一部重ね合わせたラップ巻きとする
とよい。
【００１１】
【発明の実施の形態】 以下、添付図面の図１から図４
を参照しながら本発明を説明する。各図に示されるよう
に、磁気シールド用配管１は、所定の幅Ｗを有する長尺
の方向性電磁鋼板２をスパイラル状に巻回して構成され
るものであり、この方向性電磁鋼板２は図に矢印で示す
ように電磁鋼板の軸線方向に磁化容易軸＜１００＞が設
けられたものである。スパイラル状に巻回される方向性
電磁鋼板２は、一重巻きだけでもよいが、さらに配管内
に収納される電力伝送ケーブルからの磁界強度に応じて
２重、３重巻きとしてもよく、複数層巻きにすると広い
範囲の磁気シールドに対応できる。
を参照しながら本発明を説明する。各図に示されるよう
に、磁気シールド用配管１は、所定の幅Ｗを有する長尺
の方向性電磁鋼板２をスパイラル状に巻回して構成され
るものであり、この方向性電磁鋼板２は図に矢印で示す
ように電磁鋼板の軸線方向に磁化容易軸＜１００＞が設
けられたものである。スパイラル状に巻回される方向性
電磁鋼板２は、一重巻きだけでもよいが、さらに配管内
に収納される電力伝送ケーブルからの磁界強度に応じて
２重、３重巻きとしてもよく、複数層巻きにすると広い
範囲の磁気シールドに対応できる。
【００１２】スパイラル状の一重巻きの場合には、方向
性電磁鋼板２の側端縁からの磁気漏洩を防止するため
に、方向性電磁鋼板２の側端縁を全長にわたって当接さ
せた突き合わせ巻きにするか、図３に示したように側端
縁に所定量の重ね部４が形成されるようにラップ巻きと
するのがよい。
性電磁鋼板２の側端縁からの磁気漏洩を防止するため
に、方向性電磁鋼板２の側端縁を全長にわたって当接さ
せた突き合わせ巻きにするか、図３に示したように側端
縁に所定量の重ね部４が形成されるようにラップ巻きと
するのがよい。
【００１３】さらに方向性電磁鋼板２を多重巻きとする
ときには、その巻回の内外層間で方向性電磁鋼板の側端
縁が揃わないようにピッチＬを内外層でずらして巻く。
これにより方向性電磁鋼板２のエッジからの漏洩磁界を
低減できる。
ときには、その巻回の内外層間で方向性電磁鋼板の側端
縁が揃わないようにピッチＬを内外層でずらして巻く。
これにより方向性電磁鋼板２のエッジからの漏洩磁界を
低減できる。
【００１４】さらに方向性電磁鋼板２は、図１に示すよ
うに金属管や樹脂管等を防食が施された内側防食管、即
ち配管芯体５として使用し、この配管芯体５の外側にス
パイラル状に巻き付けるとよい。この配管芯体５内には
１本又は複数本の電力伝送ケーブル６が挿入される。配
管芯体５に巻回された方向性電磁鋼板２の外側には、外
側防食層として、防食塗料が塗布された塗装テープ７が
巻回される。この塗装テープの巻回態様は、スパイラル
状でもよいが、これに限らない。
うに金属管や樹脂管等を防食が施された内側防食管、即
ち配管芯体５として使用し、この配管芯体５の外側にス
パイラル状に巻き付けるとよい。この配管芯体５内には
１本又は複数本の電力伝送ケーブル６が挿入される。配
管芯体５に巻回された方向性電磁鋼板２の外側には、外
側防食層として、防食塗料が塗布された塗装テープ７が
巻回される。この塗装テープの巻回態様は、スパイラル
状でもよいが、これに限らない。
【００１５】前記のように、磁化容易軸＜１００＞であ
る圧延方向を、方向性電磁鋼板の軸線方向（長尺方向）
に取った方向性電磁鋼板２をスパイラル状に巻回して磁
気シールド用配管１を構成するに当たり、電力伝送ケー
ブル６からの発生磁界と、前記スパイラル巻きの方向性
電磁鋼板２の磁化容易軸とのなす角度θは、磁気シール
ド用配管１の配管径Ｄと電磁鋼板板幅Ｗを適宜変更する
ことによって任意に設定することができる。
る圧延方向を、方向性電磁鋼板の軸線方向（長尺方向）
に取った方向性電磁鋼板２をスパイラル状に巻回して磁
気シールド用配管１を構成するに当たり、電力伝送ケー
ブル６からの発生磁界と、前記スパイラル巻きの方向性
電磁鋼板２の磁化容易軸とのなす角度θは、磁気シール
ド用配管１の配管径Ｄと電磁鋼板板幅Ｗを適宜変更する
ことによって任意に設定することができる。
【００１６】一般に磁気特性上、磁界発生源をおおう磁
性体の透磁率が高いほど磁気シールド効果が高いもので
あり、そして、図５と図６に示したように方向性電磁鋼
板では、磁界の作用方向が９０度（圧延方向と直角）で
あるよりも０度（圧延方向と平行）の方が透磁率が大き
く、磁束密度が高くなる。ここで、前記角度θを０度と
すると、発生磁界が圧延方向と平行に作用することにな
って透磁率自体は最高となるが、角度θが０度というこ
とは、方向性電磁鋼板を所要長さのパイプ状体に巻けな
いことを意味するから、角度θを０度よりも大きくして
スパイラル状に巻回する必要がある。
性体の透磁率が高いほど磁気シールド効果が高いもので
あり、そして、図５と図６に示したように方向性電磁鋼
板では、磁界の作用方向が９０度（圧延方向と直角）で
あるよりも０度（圧延方向と平行）の方が透磁率が大き
く、磁束密度が高くなる。ここで、前記角度θを０度と
すると、発生磁界が圧延方向と平行に作用することにな
って透磁率自体は最高となるが、角度θが０度というこ
とは、方向性電磁鋼板を所要長さのパイプ状体に巻けな
いことを意味するから、角度θを０度よりも大きくして
スパイラル状に巻回する必要がある。
【００１７】このように角度θは０度から９０度までの
間で設定されるとしても、方向性電磁鋼板の磁化容易軸
（圧延方向）との角度依存性は、磁界の強さによって大
きく変動するから、角度θの大きさは一概に特定されな
い。図６に例示したように磁化力が８００Ａ／ｍ程度の
高磁場では、磁束密度は角度θが０度から９０度までの
広い範囲において高い値をとる。磁化力が８０Ａ／ｍ程
度の中磁場では、磁束密度は角度θが０度から４５度ま
での範囲では高い値をとるが、４５度を越えると急激に
低下する。磁化力が８Ａ／ｍ程度の低磁場では、磁束密
度は角度θが０度から１１度までの範囲では相対的に高
い値をとるが、１１度を越えると急激に低下する。した
がって、角度θは磁気シールドしようとする対象からの
発生磁界の強さに対応して適宜選定すれば良いことにな
る。
間で設定されるとしても、方向性電磁鋼板の磁化容易軸
（圧延方向）との角度依存性は、磁界の強さによって大
きく変動するから、角度θの大きさは一概に特定されな
い。図６に例示したように磁化力が８００Ａ／ｍ程度の
高磁場では、磁束密度は角度θが０度から９０度までの
広い範囲において高い値をとる。磁化力が８０Ａ／ｍ程
度の中磁場では、磁束密度は角度θが０度から４５度ま
での範囲では高い値をとるが、４５度を越えると急激に
低下する。磁化力が８Ａ／ｍ程度の低磁場では、磁束密
度は角度θが０度から１１度までの範囲では相対的に高
い値をとるが、１１度を越えると急激に低下する。した
がって、角度θは磁気シールドしようとする対象からの
発生磁界の強さに対応して適宜選定すれば良いことにな
る。
【００１８】
【発明の効果】 請求項１の発明では、方向性電磁鋼板
をスパイラル状に巻回して磁気シールド用配管を構成す
るので、磁気シールド性能の劣化の恐れなく簡易に製作
でき、製造コストが安い。また、方向性電磁鋼板の磁化
容易軸を当該方向性電磁鋼板の巻回方向であるスパイラ
ル方向にとって構成するので、その内部に収納する電力
伝送ケーブルからの磁気を効率良くシールドできる。さ
らに、スパイラル状に巻回された方向性電磁鋼板はパイ
プ形に形成されるので、従来のコ字形ダクトと比べてス
ペース利用効率が良く、洞道等の狭いスペースにも無理
なく適用できる。
をスパイラル状に巻回して磁気シールド用配管を構成す
るので、磁気シールド性能の劣化の恐れなく簡易に製作
でき、製造コストが安い。また、方向性電磁鋼板の磁化
容易軸を当該方向性電磁鋼板の巻回方向であるスパイラ
ル方向にとって構成するので、その内部に収納する電力
伝送ケーブルからの磁気を効率良くシールドできる。さ
らに、スパイラル状に巻回された方向性電磁鋼板はパイ
プ形に形成されるので、従来のコ字形ダクトと比べてス
ペース利用効率が良く、洞道等の狭いスペースにも無理
なく適用できる。
【００１９】請求項２の発明では、電力伝送ケーブルか
らの発生磁界と方向性電磁鋼板の磁化容易軸のなす角度
が４５度以下と小さいため、磁化力が８０Ａ／ｍ程度の
中磁場の適用においては方向性電磁鋼板の磁気シールド
性能が最大限に発揮され、さらに効率の良い磁気シール
ド用配管が得られる。
らの発生磁界と方向性電磁鋼板の磁化容易軸のなす角度
が４５度以下と小さいため、磁化力が８０Ａ／ｍ程度の
中磁場の適用においては方向性電磁鋼板の磁気シールド
性能が最大限に発揮され、さらに効率の良い磁気シール
ド用配管が得られる。
【００２０】請求項３の発明では、方向性電磁鋼板を金
属管や樹脂管等の配管芯体に巻き付けるので、任意に設
定される所要強度の磁気シールド用配管を的確に製造す
ることができる。
属管や樹脂管等の配管芯体に巻き付けるので、任意に設
定される所要強度の磁気シールド用配管を的確に製造す
ることができる。
【００２１】請求項４の発明では、方向性電磁鋼板を一
重巻きするとき、方向性電磁鋼板の側端縁を当接させた
突き合わせ巻き、または側端縁を一部重ね合わせたラッ
プ巻きとするので、方向性電磁鋼板の側端縁からの磁気
漏洩が防止できる。また、方向性電磁鋼板を２重巻き以
上の多層に巻くときには、各層間で方向性電磁鋼板の側
端縁が重ならないないようにピッチをずらして巻き付け
るので、磁界強度に応じて何層にも製造でき、方向性電
磁鋼板エッジからの漏洩磁界を低減できる。
重巻きするとき、方向性電磁鋼板の側端縁を当接させた
突き合わせ巻き、または側端縁を一部重ね合わせたラッ
プ巻きとするので、方向性電磁鋼板の側端縁からの磁気
漏洩が防止できる。また、方向性電磁鋼板を２重巻き以
上の多層に巻くときには、各層間で方向性電磁鋼板の側
端縁が重ならないないようにピッチをずらして巻き付け
るので、磁界強度に応じて何層にも製造でき、方向性電
磁鋼板エッジからの漏洩磁界を低減できる。
【図１】 本発明の一実施例に係る磁気シールド用配管
の一部破断正面図である。
の一部破断正面図である。
【図２】 図１に示した磁気シールド用配管の右側面図
である。
である。
【図３】 図１に示した磁気シールド用配管の軸方向に
沿う一部断面図である。
沿う一部断面図である。
【図４】 本発明の方向性電磁鋼板における磁化容易軸
の角度を示す説明図である。
の角度を示す説明図である。
【図５】 方向性電磁鋼板における透磁率と磁化容易軸
の角度との関係を示すグラフである。
の角度との関係を示すグラフである。
【図６】 方向性電磁鋼板における圧延方向に対する磁
界の作用方向の角度と磁束密度との関係を示すグラフで
ある。
界の作用方向の角度と磁束密度との関係を示すグラフで
ある。
１ 磁気シールド用配管 ２ 方向性電磁鋼板 ３ 側端縁 ４ 重ね部 ５ 配管芯体 ６ 電力伝送ケーブル ７ 塗装テープ
Claims (4)
- 【請求項１】 方向性電磁鋼板の磁化容易軸を巻回方向
に取って、方向性電磁鋼板をスパイラル状に巻回して構
成することを特徴とする磁気シールド用配管。 - 【請求項２】 磁化力が８０Ａ／ｍ程度の中磁場の適用
においては、配管内に収納される電力伝送ケーブルから
の発生磁界と、方向性電磁鋼板の磁化容易軸とのなす角
度が４５度以下となるように、配管径と方向性電磁鋼板
の板幅を選定することを特徴とする請求項１に記載の磁
気シールド用配管。 - 【請求項３】 方向性電磁鋼板を金属管、樹脂管等の配
管芯体にスパイラル状に巻回することを特徴とする請求
項１または請求項２に記載の磁気シールド用配管。 - 【請求項４】 方向性電磁鋼板は一重巻き又は複数層巻
きのスパイラル巻きとし、一重巻きにおいては、方向性
電磁鋼板の側端縁を当接させた突き合わせ巻き、又は側
端縁を一部重ね合わせたラップ巻きとし、複数層巻きに
おいては、各層間で方向性電磁鋼板の側端縁が重ならな
いないようにピッチをずらして巻き付けることを特徴と
する請求項１ないし請求項３のいずれかに記載の磁気シ
ールド用配管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8289169A JPH10117083A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 磁気シールド用配管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8289169A JPH10117083A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 磁気シールド用配管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10117083A true JPH10117083A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17739662
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8289169A Withdrawn JPH10117083A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 磁気シールド用配管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10117083A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001093394A1 (en) * | 2000-05-31 | 2001-12-06 | Pirelli Cavi E Sistemi S.P.A. | Method of screening the magnetic field generated by an electrical power transmission line, and electrical power transmission line |
| WO2005013450A1 (en) * | 2003-07-30 | 2005-02-10 | Prysmian Cavi E Sistemi Energia S.R.L. | Method for shielding the magnetic field generated by an electrical power transmission line and electrical power transmission line so shielded |
| US7241951B2 (en) | 2001-06-29 | 2007-07-10 | Pirelli & C. S.P.A. | Method for shielding the magnetic field generated by an electrical power transmission line, and magnetically shielded electrical power transmission line |
| WO2007134673A2 (de) * | 2006-05-24 | 2007-11-29 | Nkt Cables Gmbh | Behälter zur schirmung von magnetfeldern niedriger frequenz |
| US7750241B2 (en) * | 2005-04-28 | 2010-07-06 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Distributive conductor |
| JP5697064B2 (ja) * | 2012-08-27 | 2015-04-08 | 古河As株式会社 | 電磁シールド管 |
| JP2015192034A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 日立金属株式会社 | 送配電用電力線の磁気シールド構造体、およびそれを用いた送受電設備 |
| JP5850356B1 (ja) * | 2015-07-09 | 2016-02-03 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ノイズフィルタ付き導電路 |
-
1996
- 1996-10-11 JP JP8289169A patent/JPH10117083A/ja not_active Withdrawn
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001093394A1 (en) * | 2000-05-31 | 2001-12-06 | Pirelli Cavi E Sistemi S.P.A. | Method of screening the magnetic field generated by an electrical power transmission line, and electrical power transmission line |
| AU774886B2 (en) * | 2000-05-31 | 2004-07-08 | Prysmian Cavi E Sistemi Energia S.R.L. | Method of screening the magnetic field generated by an electrical power transmission line, and electrical power transmission line |
| CN100334785C (zh) * | 2000-05-31 | 2007-08-29 | 皮雷利·卡维系统有限公司 | 屏蔽由电力传输线产生磁场的方法和电力传输线 |
| US7241951B2 (en) | 2001-06-29 | 2007-07-10 | Pirelli & C. S.P.A. | Method for shielding the magnetic field generated by an electrical power transmission line, and magnetically shielded electrical power transmission line |
| WO2005013450A1 (en) * | 2003-07-30 | 2005-02-10 | Prysmian Cavi E Sistemi Energia S.R.L. | Method for shielding the magnetic field generated by an electrical power transmission line and electrical power transmission line so shielded |
| US7750241B2 (en) * | 2005-04-28 | 2010-07-06 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Distributive conductor |
| WO2007134673A2 (de) * | 2006-05-24 | 2007-11-29 | Nkt Cables Gmbh | Behälter zur schirmung von magnetfeldern niedriger frequenz |
| WO2007134673A3 (de) * | 2006-05-24 | 2008-02-14 | Nkt Cables Gmbh | Behälter zur schirmung von magnetfeldern niedriger frequenz |
| JP5697064B2 (ja) * | 2012-08-27 | 2015-04-08 | 古河As株式会社 | 電磁シールド管 |
| CN104584709A (zh) * | 2012-08-27 | 2015-04-29 | 古河As株式会社 | 电磁屏蔽管 |
| US9968017B2 (en) | 2012-08-27 | 2018-05-08 | Furukawa Automotive Systems Inc. | Electromagnetic shielding tube |
| JP2015192034A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 日立金属株式会社 | 送配電用電力線の磁気シールド構造体、およびそれを用いた送受電設備 |
| JP5850356B1 (ja) * | 2015-07-09 | 2016-02-03 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ノイズフィルタ付き導電路 |
| WO2017006497A1 (ja) * | 2015-07-09 | 2017-01-12 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ノイズフィルタ付き導電路 |
| JP2017022516A (ja) * | 2015-07-09 | 2017-01-26 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ノイズフィルタ付き導電路 |
| CN107710603A (zh) * | 2015-07-09 | 2018-02-16 | 株式会社自动网络技术研究所 | 带噪声滤波器的导电电路 |
| US10382001B2 (en) | 2015-07-09 | 2019-08-13 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Conductive path with noise filter |
| CN107710603B (zh) * | 2015-07-09 | 2021-09-14 | 株式会社自动网络技术研究所 | 带噪声滤波器的导电电路 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN102483987B (zh) | 电抗器 | |
| CN101785073B (zh) | 电力传送装置、电力传送装置的送电装置和受电装置、以及电力传送装置的操作方法 | |
| US6225556B1 (en) | Magnetic shield sheet and method for manufacturing thereof, and cable using the sheet | |
| US10410778B2 (en) | Magnetic circuit component | |
| JPH10117083A (ja) | 磁気シールド用配管 | |
| EP3026683B1 (en) | Transformer, power supply device, and method for manufacturing transformer | |
| JP7373709B2 (ja) | 高周波コイル部品、無線給電用コイル部品、無線給電装置および周波コイル部品の製造方法 | |
| CN104798145A (zh) | 屏蔽电缆 | |
| TW201330026A (zh) | 減少磁芯內聲噪之方法及具經減少聲噪之磁芯 | |
| CN111031775B (zh) | 一种新型多层带绕形低噪声坡莫合金磁屏蔽桶结构 | |
| CN102893347B (zh) | 电抗器 | |
| EA200001022A1 (ru) | Сердечники и обмотки для электрических трансформаторов | |
| JP4354898B2 (ja) | 交流電力単線ケーブル用磁気シールド構造 | |
| JPH0746664B2 (ja) | トロイダル・トランスの磁気遮蔽構造 | |
| JPH09196300A (ja) | 磁気シールド用配管 | |
| JP2016225215A (ja) | ノイズ抑制ケーブル | |
| JPS6089136A (ja) | 結合線路 | |
| JPH0320078B2 (ja) | ||
| CN219916907U (zh) | 一种用于变压器的不等轭铁芯结构 | |
| JPH0543715U (ja) | 電磁シールド層を備えた合成樹脂可撓電線管 | |
| JPH0231776Y2 (ja) | ||
| JP2009021281A (ja) | 巻鉄心形静止誘導器 | |
| CN113808820A (zh) | 外用铁芯及其应用方法 | |
| JPS5821790B2 (ja) | 誘導加熱装置 | |
| JPH0416414Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040106 |