JPH10115975A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像材循環式の画像形成装置において、第１
の現像剤付与手段と第２の現像剤付与手段の現像剤が偏
ることなく、容易にバランスをとることができる画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 キャリアとトナーとを混合した現像剤
を、感光体上の静電潜像に施し、静電潜像をトナー像に
現像する画像形成装置であって、感光体に現像剤を付与
し静電潜像をトナー像に現像する第１の現像剤付与手段
と、転写後の感光体に現像剤を付与し感光体上の残留ト
ナーを吸着する第２の現像剤付与手段と接続するバラン
スタンクを具備している。バランスタンクは、所定の高
さを有する仕切り板によって第１の搬送路と第２の搬送
路とに区画形成されており、第１の搬送路には第１の現
像剤付与手段がら第２の現像剤付与手段に現像材を搬送
する第１の現像剤搬送手段が配設され、第２の搬送路に
は第２の現像剤付与手段から第１の現像剤付与手段に現
像材を搬送する第２の現像剤搬送手段が配設されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、静電複写機、レー
ザ印刷機等の画像形成装置、更に詳しくはキャリアとト
ナーとを混合した現像剤を、感光体上に形成された静電
潜像に施し、該静電潜像をトナー像に現像する画像形成
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】静電複写機、レーザ印刷機等の電子写真
法を適用した画像形成装置においては、キャリアとトナ
ーとを混合した現像剤を用いた現像装置を備え、感光体
上に形成された静電潜像に現像剤を施してトナー像に現
像する。このようにして感光体上に形成されたトナー像
は転写域において転写紙に転写される。しかるに、この
転写時にトナー像を形成したトナーが全て転写紙に転写
されることはなく、感光体上にはトナーが残留する。こ
のため、次の画像形成に先立って上記転写後に感光体上
の残留トナーをクリーニング手段によって除去してい
る。残留トナーを除去するクリーニング手段としては、
ブレードクリーニングが一般に用いられている。このブ
レードクリーニングは、ウレタンゴム等からなるクリー
ニングブレードを感光体の表面に圧接して感光体上の残
留トナーを除去するが、感光体の表面にクリーニングブ
レードを強く圧接するために、感光体の表面を損傷する
という問題がある。

【０００３】また、上記クリーニング手段によって感光
体表面から除去された残留トナーを現像装置にリサイク
ルし、現像剤として再使用するようにした画像形成装置
も実用化されている。しかるに、キャリアとトナーとを
混合した現像剤の流動性は良いが、トナー単体としての
流動性は必ずしも良くない。このため、クリーニング手
段によって感光体表面から除去された残留トナーを現像
装置にリサイクルするためのトナー搬送手段は、設計上
かなり難しい面がある。

【０００４】上記ブレードクリーニングの問題点および
トナーリサイクルの問題点を解消する画像形成装置が特
開昭５４ー８９７４２号公報に提案されている。この公
報には、静電潜像が形成された感光体にキャリアとトナ
ーとを混合した現像剤を付与する第１の現像剤付与手段
と、該第１の現像剤付与手段によって現像に供された現
像剤を回収する回収手段と、上記第１の現像剤付与手段
によって感光体上に現像されたトナー像を転写する転写
手段と、転写後の感光体に上記回収手段により回収され
た現像剤を付与する第２の現像剤付与手段とを具備した
画像形成装置が開示されている。このように構成された
画像形成装置は、上記第１の現像剤付与手段によって現
像に供されトナーの含有量（トナー濃度）が低下した現
像剤を第２の現像剤付与手段であるクリーニング部に導
く。そして、第２の現像剤付与手段によって第１の現像
剤付与手段から送られた現像剤を転写後の感光体に付与
することにより、現像剤のキャリア分に残留トナーを吸
着させて感光体をクリーニングする。このようにして、
残留トナーを付着させた現像剤を再度上記第１の現像剤
付与手段に搬送して現像用の現像剤として再使用する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】而して、上記特開昭５
４ー８９７４２号公報に開示された画像形成装置におい
ては、第１の現像剤付与手段から第２の現像剤付与手段
に現像剤を搬送し、第２の現像剤付与手段から第１の現
像剤付与手段に現像剤を戻す必要があるが、第１の現像
剤付与手段と第２の現像剤付与手段のどちらかに現像剤
が偏る虞があり、両者のバランスをとるのが難しい。

【０００６】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、第１の現像剤付与手段
と第２の現像剤付与手段の現像剤が偏ることなく、容易
にバランスをとることができる画像形成装置を提供する
ことである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記主たる技術的課題を
解決するために、本発明によれば、キャリアとトナーと
を混合した現像剤を、感光体上に形成された静電潜像に
施し、該静電潜像をトナー像に現像する画像形成装置に
おいて、 静電潜像が形成された該感光体に現像剤を付
与し該静電潜像をトナー像に現像する第１の現像剤付与
手段と、該第１の現像剤付与手段によって該感光体上に
現像されたトナー像を転写する転写手段と、転写後の該
感光体に該第１の現像剤付与手段によって現像に供され
た現像剤を付与し該感光体上の残留トナーを吸着する第
２の現像剤付与手段と、該第１の現像剤付与手段と該第
２の現像付与送手段とを接続するバランスタンクと、を
具備し、該バランスタンクは、所定の高さを有する仕切
り板によって第１の搬送路と第２の搬送路とに区画形成
されており、該第１の搬送路には該第１の現像剤付与手
段によって現像に供された現像剤を第２の現像剤付与手
段に搬送する第１の現像剤搬送手段が配設され、該第２
の搬送路には該第２の現像剤付与手段によって該感光体
上の残留トナーを吸着した現像剤を該第１の現像剤付与
手段に搬送する第２の現像剤搬送手段が配設されてい
る、ことを特徴とする画像形成装置が提供される。

【０００８】また、本発明によれば、キャリアとトナー
とを混合した現像剤を、感光体上に形成された静電潜像
に施し、該静電潜像をトナー像に現像する画像形成装置
において、 静電潜像が形成された該感光体に現像剤を
付与し該静電潜像をトナー像に現像する第１の現像剤付
与手段と、該第１の現像剤付与手段によって該感光体上
に現像されたトナー像を転写する転写手段と、転写後の
該感光体に該第１の現像剤付与手段によって現像に供さ
れた現像剤を付与し該感光体上の残留トナーを吸着する
第２の現像剤付与手段と、該第１の現像剤付与手段と該
第２の現像付与送手段とを接続するバランスタンクと、
を具備し、該バランスタンク内には、該第１の現像剤付
与手段によって現像に供された現像剤と該第２の現像剤
付与手段によって該感光体上の残留トナーを吸着した現
像剤を攪拌しつつ該第２の現像剤付与手段と該第１の現
像剤付与手段に搬送する現像剤攪拌搬送手段が配設され
ている、ことを特徴とする画像形成装置が提供される。

【０００９】更に、本発明によれば、感光層を有する感
光体ドラムと、該感光体ドラムの感光層に形成された静
電潜像にキャリアとトナーとを混合した現像剤を付与し
該静電潜像をトナー像に現像する第１の現像剤付与手段
と、該トナー像を転写した後の該感光体ドラムの感光層
に該第１の現像剤付与手段によって現像に供された現像
剤を付与し該感光体ドラム上の残留トナーを吸着する第
２の現像剤付与手段と、該第１の現像剤付与手段と該第
２の現像付与送手段を接続するバランスタンクとをユニ
ット化して構成した画像形成装置のプロセスユニットで
あって、該バランスタンクは、所定の高さを有する仕切
り板によって第１の搬送路と第２の搬送路とに区画形成
されており、該第１の搬送路には該第１の現像剤付与手
段によって現像に供された現像剤を第２の現像剤付与手
段に搬送する第１の現像剤搬送手段が配設され、該第２
の搬送路には該第２の現像剤付与手段によって該感光体
上の残留トナーを吸着した現像剤を該第１の現像剤付与
手段に搬送する第２の現像剤搬送手段が配設されてい
る、ことを特徴とする画像形成装置のプロセスユニット
が提供される。

【００１０】また、本発明によれば、感光層を有する感
光体ドラムと、該感光体ドラムの感光層に形成された静
電潜像にキャリアとトナーとを混合した現像剤を付与し
該静電潜像をトナー像に現像する第１の現像剤付与手段
と、該トナー像を転写した後の該感光体ドラムの感光層
に該第１の現像剤付与手段によって現像に供された現像
剤を付与し該感光体ドラムの感光層上の残留トナーを吸
着する第２の現像剤付与手段と、該第１の現像剤付与手
段と該第２の現像付与送手段を接続するバランスタンク
とをユニット化して構成した画像形成装置のプロセスユ
ニットであって、該バランスタンク内には、該第１の現
像剤付与手段によって現像に供された現像剤と該第２の
現像剤付与手段によって該感光体ドラム上の残留トナー
を吸着した現像剤を攪拌しつつ該第２の現像剤付与手段
と該第１の現像剤付与手段に搬送する現像剤攪拌搬送手
段が配設されている、ことを特徴とする画像形成装置の
プロセスユニットが提供される。本発明の他の特徴は、
以下に述べる実施形態に基づく具体的な説明によって明
らかにされる。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
画像形成装置の好適実施形態について、添付図面を参照
して更に詳細に説明する。

【００１２】図１乃至図３には本発明に従って構成され
た画像形成装置の一実施形態が示されている。図示の画
像形成装置は周表面に感光層を有する感光体ドラム２を
具備している。この感光体ドラム２は、図示しない機体
ハウジング内に回転自在に配設され、その回転軸２１に
装着された被駆動歯車２２（図２参照）を介して図示し
ない駆動手段に伝動連結されており、矢印２０で示す方
向に回転駆動される。該感光体ドラム２の周囲には、矢
印２０で示すに示す回転方向に見て順次に、帯電用コロ
ナ放電器３、露光手段４、現像装置としての第１の現像
剤付与手段５、転写手段としての転写用コロナ放電器
６、剥離用コロナ放電器７、クリーニング装置としての
第２の現像剤付与手段８および除電ランプ９が配設され
ている。

【００１３】以上のように構成された画像形成装置は、
感光体ドラム２が矢印２０で示す方向に回転駆動せしめ
られる間に、帯電用コロナ放電器３が感光体ドラム２上
の感光体を特定極性に実質上均一に帯電し、次いで、露
光手段４によって感光体ドラム２上に静電潜像が形成さ
れる。しかる後、感光体ドラム２上の静電潜像が現像装
置としての第１の現像剤付与手段５によってトナー像に
現像される。一方、図示しない転写紙供給装置によって
転写紙が転写用コロナ放電器６が配設された転写域に搬
送され、ここで転写紙Ｐに感光体ドラム２上に形成され
たトナー像が転写される。そして、トナー像が転写され
た転写紙は、剥離用コロナ放電器７の作用によって感光
体ドラム２から剥離され、図示しない転写紙搬送手段に
よって図示しない定着装置に搬送される。また、上述の
ようにして転写工程が終了した感光体ドラム２は、クリ
ーニング装置としての第２の現像剤付与手段８によって
その外周面に付着している残留トナーが除去され、更
に、除電ランプ９によって感光体表面に除電光が照射さ
れ、除電される。

【００１４】次に、現像装置としての第１の現像剤付与
手段５について、図２および図３をも参照して説明す
る。図示の現像装置としての第１の現像剤付与手段５
は、現像ハウジング５１を具備している。現像ハウジン
グ５１は、底壁５１１およびこの底壁５１１の後側縁か
ら実質上鉛直に上方に延びる後壁５１２と共に前端壁５
１３および後端壁５１４を含んでいる。現像ハウジング
５１を構成する底壁５１１には、その中央部に幅方向
（図１において紙面に垂直な方向、図２において上下方
向）に隔壁５１５が設けられ、現像ハウジング５１内に
は第１の現像剤搬送路５０１および第２の現像剤搬送路
５０２が形成されている。この隔壁５１５は、現像ハウ
ジング５１の底壁５１１から実質上鉛直に上方に突出せ
しめられており、その下端部両側面は凹円弧形状に形成
されている。なお、隔壁５１５は、幅方向（図１におい
て紙面に垂直な方向、図２において上下方向）両端部に
は夫々現像剤移送口５１６、５１７を備えている。ま
た、隔壁５１６の前端壁５１３側端には、前端壁５１３
と平行に延びる仕切り壁５１８が接続して形成されてい
る。更に、仕切り壁５１８の幅方向内側における最前部
（図１において最左部）には支持壁５１９が設けられて
いる。現像ハウジング５１を構成する後壁５１２には、
その上端から実質上水平に前方に突出するカバー壁５２
が接続されている。なお、カバー壁５２の自由端５２１
は、後述する現像剤適用手段５３を構成するスリーブ部
材５３１の周表面に保持されて現像域２５に搬送される
現像剤の量を規制する所謂穂切手段として機能する。

【００１５】上記現像ハウジング５１の最前部（図１に
おいて最左部）には現像剤適用手段５３が上記感光体ド
ラム２と平行に配設されている。この現像剤適用手段５
３は実質上水平に幅方向に延在するスリーブ部材５３１
とこのスリーブ部材５３１内に配設された永久磁石部材
５３２とから構成されている。スリーブ部材５３１はア
ルミニウム等の非磁性材によって構成され回転自在に装
着されており、永久磁石部材５３２は所定位置に固定さ
れている。このように構成された現像剤適用手段５３の
スリーブ部材５３１は、その回転軸５３３が上記現像ハ
ウジング５１を構成する後端壁５１４および支持壁５１
９に回転自在に支持されている。回転軸５３３の後端部
には被駆動歯車５３４が装着されており、この被駆動歯
車５３４が図示しない駆動手段に伝動連結され、スリー
ブ部材５３１は矢印５３０示す方向に回転駆動される。
矢印５３０で示す方向に回転駆動せしめられるスリーブ
部材５３１は、現像ハウジング５１内に存在する現像剤
を周表面に保持して現像域２５に運び、現像域２５にお
いて感光体ドラム２の周表面に形成されている静電潜像
に適用し、これによって静電潜像をトナー像に現像す
る。なお、現像剤はキャリア粒子とトナーとから成る二
成分現像剤が使用される。

【００１６】現像ハウジング５１に形成された第１の現
像剤搬送路５０１は、上記現像剤適用手段５３と平行に
設けられている。この第１の現像剤搬送路５０１には、
現像剤を攪拌してトナーを帯電せしめると共に矢印５０
３で示す方向に搬送するための第１の現像剤攪拌搬送手
段５４が配設されている。この第１の現像剤攪拌搬送手
段５４は、上記現像ハウジング５１を構成する後端壁５
１４および前端壁５１３間に回転自在に装着された回転
軸５４１と、該回転軸５４１に設けられた螺旋羽根５４
２とからなっている。回転軸５４１の後端部には被駆動
歯車５４３が装着されており、この被駆動歯車５４３が
図示しない駆動手段に伝動連結され、第１の現像剤攪拌
搬送手段５４は矢印５４０示す方向に回転駆動される。
矢印５４０で示す方向に回転駆動せしめられる第１の現
像剤攪拌搬送手段５４は、現像剤を攪拌しつつ第１の現
像剤搬送路５０１内を一端部（図２において下端部）か
ら他端部（図２において上端部）に向けて矢印５０３で
示す方向に搬送する。

【００１７】現像ハウジング５１に形成された第２の現
像剤搬送路５０２は、上記現像剤適用手段５３と上記第
１の現像剤搬送路５０１との間に現像剤適用手段５３に
露呈して平行に設けられている。この第２の現像剤搬送
路５０２には、現像剤を攪拌してトナーを帯電せしめる
と共に矢印５０４で示す方向に搬送するための第２の現
像剤攪拌搬送手段５５が配設されている。この第２の現
像剤攪拌搬送手段５５は、上記現像ハウジング５１を構
成する後端壁５１４および仕切り壁５１８間に回転自在
に装着された回転軸５５１と、該回転軸５５１に設けら
れた螺旋羽根５５２とからなっている。回転軸５５１の
後端部には被駆動歯車５５３が装着されており、この被
駆動歯車５５３が図示しない駆動手段に伝動連結され、
第２の現像剤攪拌搬送手段５５は矢印５５０示す方向に
回転駆動される。矢印５５０で示す方向に回転駆動せし
められる第２の現像剤攪拌搬送手段５５は、現像剤を攪
拌しつつ第２の現像剤搬送路５０２内を他端部（図２に
おいて上端部）から一端部（図２において下端部）に向
けて矢印５０４で示す方向に搬送する。

【００１８】上記現像ハウジング５１を構成する後壁５
１２には、トナー供給手段を構成するトナーホッパー５
６が装着されている。このトナーホッパー５６の上には
図示しないトナーカートリッジが装着されるように構成
されている。トナーホッパー５６にはトナー供給ローラ
５６１が回転自在に配設されており、その回転軸５６１
に装着された被駆動歯車５５３が図示しない駆動手段に
伝動連結されておりいる。このトナー供給ローラ５６１
は、回転駆動されるとトナーホッパー５６内のトナーを
現像ハウジング３５を構成する後壁５１２に形成された
トナー供給口５１２ａを通して上記第１の現像剤搬送路
５０１に導入するようになっている。

【００１９】上記現像ハウジング５１を構成する底壁５
１１の、第１の現像剤搬送路５０１の幅方向中央部に
は、円形開口５１１ａが形成されている。そして、この
開口５１１ａには現像剤中のトナー濃度を検出するため
の検出器５７が配設されている。この検出器５７は、開
口５１１ａを通して現像ハウジング５１内に露呈せしめ
られている上面上に存在する現像剤の透磁率を検出する
ことによって現像剤中のトナー濃度を検出するそれ自体
は公知の形態のものでよい。このトナー濃度検出器５７
は、その検出信号を図示しない制御手段に送出する。ト
ナー濃度検出器５７が検出する現像剤中のトナー濃度が
所定値以下になると、図示しない制御手段がトナー供給
手段を構成する上記トナーホッパー５６に配設されたト
ナー供給ローラ５６１を作動せしめて、現像ハウジング
５１の第１の現像剤搬送路５０１にトナーを供給する。
トナー濃度検出器５７が検出するトナー濃度が所定値以
上になると、図示しない制御手段はトナー供給ローラ５
６１の作動が停止せしめて、現像ハウジング５１へのト
ナー供給を停止するように構成されている。

【００２０】次に、クリーニング装置としての第２の現
像剤付与手段８について説明する。図示の現像装置とし
ての第２の現像剤付与手段８は、クリーニングハウジン
グ８１を具備している。クリーニングハウジング８１
は、底壁８１１およびこの底壁８１１の後側縁から実質
上鉛直に上方に延びる後壁８１２と共に前端壁８１３お
よび後端壁８１４を含んでいる。クリーニングハウジン
グ８１を構成する底壁８１１には、その中央部に幅方向
（図１において紙面に垂直な方向、図２において上下方
向）に隔壁８１５が設けられ、クリーニングハウジング
８１内には第１の現像剤搬送路８０１および第２の現像
剤搬送路８０２が形成されている。この隔壁８１５は、
クリーニングハウジング８１の底壁５１１から実質上鉛
直に上方に突出せしめられており、その下端部両側面は
凹円弧形状に形成されている。なお、隔壁８１５は、幅
方向（図１において紙面に垂直な方向、図２において上
下方向）両端部には夫々現像剤移送口８１６、８１７を
備えている。また、隔壁８１６の前端壁８１３側端に
は、前端壁８１３と平行に延びる仕切り壁８１８が接続
して形成されている。更に、仕切り壁８１８の幅方向内
側における最前部（図１において最右部）には支持壁８
１９が設けられている。クリーニングハウジング８１を
構成する後壁８１２には、その上端から実質上水平に前
方に突出するカバー壁８２が接続されている。なお、カ
バー壁８２の自由端８２１は、後述する現像剤適用手段
８３を構成するスリーブ部材８３１の周表面に保持され
て感光体ドラム２側に搬送される現像剤の量を規制する
所謂穂切手段として機能する。

【００２１】上記クリーニングハウジング８１の最前部
（図１において最右部）には現像剤適用手段８３が上記
感光体ドラム２と平行に配設されている。この現像剤適
用手段８３は実質上水平に幅方向に延在するスリーブ部
材８３１とこのスリーブ部材８３１内に配設された永久
磁石部材８３２とから構成されている。スリーブ部材８
３１はアルミニウム等の非磁性材によって構成され回転
自在に装着されており、永久磁石部材８３２は所定位置
に固定されている。このように構成された現像剤適用手
段８３のスリーブ部材８３１は、その回転軸８３３が上
記クリーニングハウジング８１を構成する後端壁８１４
および支持壁８１９に回転自在に支持されている。回転
軸８３３の後端部には被駆動歯車８３４が装着されてお
り、この被駆動歯車８３４が図示しない駆動手段に伝動
連結され、スリーブ部材８３１は矢印８３０示す方向に
回転駆動される。矢印８３０で示す方向に回転駆動せし
められるスリーブ部材８３１は、クリーニングハウジン
グ８１内に存在する現像剤を周表面に保持して転写後の
回転ドラム２の周表面に作用せしめる。このようにし
て、永久磁石部材８３２の磁力によりスリーブ部材８３
１の周表面に吸引された現像剤のクリーニング磁気ブラ
シによって、感光体ドラム２の表面に付着している残留
トナーを吸着せしめる。

【００２２】クリーニングハウジング８１に形成された
第１の現像剤搬送路８０１は上記現像剤適用手段５３と
平行に設けられている。この第１の現像剤搬送路８０１
には、現像剤を攪拌すつつ矢印８０３で示す方向に搬送
するための第１の現像剤攪拌搬送手段８４が配設されて
いる。この第１の現像剤攪拌搬送手段８４は、上記クリ
ーニングハウジング８１を構成する後端壁８１４および
前端壁８１３間に回転自在に装着された回転軸８４１
と、該回転軸８４１に設けられた螺旋羽根８４２とから
なっている。回転軸８４１の後端部には被駆動歯車８４
３が装着されており、この被駆動歯車８４３が図示しな
い駆動手段に伝動連結され、第１の現像剤攪拌搬送手段
８４は矢印８４０示す方向に回転駆動される。矢印８４
０で示す方向に回転駆動せしめられる第１の現像剤攪拌
搬送手段８４は、現像剤を攪拌しつつ第１の現像剤搬送
路８０１内を一端部（図２において下端部）から他端部
（図２において上端部）に向けて矢印８０３で示す方向
に搬送する。

【００２３】クリーニングハウジング８１に形成された
第２の現像剤搬送路８０２は、上記現像剤適用手段５３
と上記第１の現像剤搬送路８０１との間に現像剤適用手
段５３に露呈して平行に設けられている。この第２の現
像剤搬送路８０２には、現像剤を攪拌しつつ矢印８０４
で示す方向に搬送するための第２の現像剤攪拌搬送手段
８５が配設されている。この第２の現像剤攪拌搬送手段
８５は、上記クリーニングハウジング８１を構成する後
端壁８１４および仕切り壁８１８間に回転自在に装着さ
れた回転軸８５１と、該回転軸８５１に設けられた螺旋
羽根８５２とからなっている。回転軸８５１の後端部に
は被駆動歯車８５３が装着されており、この被駆動歯車
８５３が図示しない駆動手段に伝動連結され、第２の現
像剤攪拌搬送手段８５は矢印８５０示す方向に回転駆動
される。矢印８５０で示す方向に回転駆動せしめられる
第２の現像剤攪拌搬送手段８５は、現像剤を攪拌しつつ
第２の現像剤搬送路８０２内を他端部（図２において上
端部）から一端部（図２において下端部）に向けて矢印
８０４で示す方向に搬送する。

【００２４】図示の画像形勢装置は、上記第１の現像剤
付与手段５と第２の現像剤付与手段８とを接続するバラ
ンスタンク１０を具備している。このバランスタンク１
０は、タンク本体１０１と、該タンク本体１０１の上面
を覆う蓋体１０２を含んでいる。タンク本体１０１は、
底壁１０１ａと、側壁１０１ｂおよび１０１ｃとからな
っている。タンク本体１０１を構成する底壁１０１ａに
は所定の高さを有する仕切り板１０３が設けられ、第１
の搬送路１０４と第２の搬送路１０５とに区画形成され
ている。タンク本体１０１に区画形成された第１の搬送
路１０４は、上記現像ハウジング５１に形成された第２
の現像剤搬送路５０２の一端部と上記クリーニングハウ
ジング８１に形成された第２の現像剤搬送路８０２の一
端部とを連絡するように構成されている。また、タンク
本体１０１に区画形成された第２の搬送路１０５は、上
記現像ハウジング５１に形成された第１の現像剤搬送路
５０１の一端部と上記クリーニングハウジング８１に形
成された第１の現像剤搬送路８０１の一端部とを連絡す
るように構成されている。

【００２５】図示の実施形態においては、上記タンク本
体１０１を構成する側壁１０１ｂおよび１０１ｃと仕切
り板１０３を貫通して３個の回転軸１０６、１０７、１
０８が回転自在に配設されている。この３個の回転軸１
０６、１０７、１０８には、上記第１の搬送路１０４に
配設されたパドル１０９、１１０、１１１が各々装着さ
れており、これら各パドルは上記現像ハウジング５１に
形成された第２の現像剤搬送路５０２から上記クリーニ
ングハウジング８１に形成された第２の現像剤搬送路８
０２に現像剤を搬送する第１の現像剤搬送手段を構成し
ている。また、３個の回転軸１０６、１０７、１０８に
は、上記第２の搬送路１０５に配設されたパドル１１
２、１１３、１１４が各々装着されており、これら各パ
ドルは上記クリーニングハウジング８１に形成された第
１の現像剤搬送路８０１から上記現像ハウジング５１に
形成された第１の現像剤搬送路５０１に現像剤を搬送す
る第２の現像剤搬送手段を構成している。上記３個の回
転軸１０６、１０７、１０８の手前側端部には、各々被
駆動歯車１１５、１１６、１１７が装着されており、被
駆動歯車１１６と１１５は中間歯車１１８を介して互い
に伝動連結され、また、被駆動歯車１１６と１１７は中
間歯車１１９を介して互いに伝動連結されている。な
お、上記 被駆動歯車１１６を装着した回転軸１０７が
電動モータ１２０によって回転駆動されるようになって
いる。

【００２６】図示の実施形態においては、上記感光体ド
ラム２と、現像装置としての第１の現像剤付与手段５
と、クリーニング装置としての第２の現像剤付与手段８
およびバランスタンク１０は、ユニット化されてプロセ
スユニットを構成しており、図示しない機体ハウジング
にユニットとして一体で着脱自在に装着されるようにな
っている。

【００２７】図示の実施形態による画像形勢装置は以上
のように構成されており、以下その作用について説明す
る。現像ハウジング５１に形成された第１の現像剤搬送
路５０１に収容された現像剤は、第１の現像剤攪拌搬送
手段５４によって図２において矢印５０３で示す方向に
搬送され、現像剤移送口５１７を通して第２の現像剤搬
送路５０２に送られる。第２の現像剤搬送路５０２に収
容された現像剤は、第２の現像剤攪拌搬送手段５５によ
って矢印５０４で示す方向に搬送され、この間に現像剤
適用手段５３を構成するスリーブ部材５３１の周表面に
永久磁石部材５３２の磁力によって吸引される。スリー
ブ部材５３１の周表面に保持された現像剤は、カバー壁
５２の自由端５２によって所定量に規制され、現像域２
５において感光体ドラム２の周表面に形成されている静
電潜像に適用し、静電潜像をトナー像に現像する。この
ように現像に供されトナーの含有量（トナー濃度）が低
下した現像剤は、現像ハウジング５１に回収され、第２
の現像剤攪拌搬送手段５５によって第２の現像剤搬送路
５０２を矢印５０４で示す方向に搬送される。

【００２８】そして、第２の現像剤搬送路５０２の一端
部（図２において下端部）に搬送された現像剤は、バラ
ンスタンク１０のタンク本体１０１に区画形成された第
１の搬送路１０４に導かれ、パドル１０９、１１０およ
び１１１からなる第１の現像剤搬送手段によってクリー
ニングハウジング８１に形成された第２の現像剤搬送路
８０２に送られる。クリーニングハウジング８１に形成
された第２の現像剤搬送路８０２に送られたトナーの含
有量（トナー濃度）が低下した現像剤は、この第２の現
像剤攪拌搬送手段８５によって矢印８０４で示す方向に
搬送され、この間に現像剤適用手段５３を構成するスリ
ーブ部材５３１の周表面に永久磁石部材５３２の磁力に
よって吸引される。スリーブ部材５３１の周表面に保持
された現像剤は、クリーニング磁気ブラシとして感光体
ドラム２の表面に付着している残留トナーを吸着せしめ
る。このようにして、感光体ドラム２の表面に付着して
いる残留トナーを吸着せしめた現像剤は、クリーニング
ハウジング８１に回収され、第２の現像剤攪拌搬送手段
８５によって第２の現像剤搬送路８０２を矢印８０４で
示す方向に搬送される。そして、第２の現像剤搬送路８
０２の他端部（図２において上端部）に搬送された現像
剤は、現像剤移送口８１７を通して第１の現像剤搬送路
８０１に送られる。第１の現像剤搬送路８０１に送られ
た現像剤は、第１の現像剤攪拌搬送手段５４によって図
２において矢印８０３で示す方向に搬送され、現像剤移
送口８１６を通してバランスタンク１０のタンク本体１
０１に区画形成された第２の搬送路１０５に導かれる。

【００２９】タンク本体１０１に区画形成された第２の
搬送路１０５に導かれた現像剤は、パドル１１２、１１
３および１１４からなる第２の現像剤搬送手段によって
上記現像ハウジング５１に形成された現像剤移送口５１
６に向けて搬送され、該現像剤移送口５１６を通して第
１の現像剤搬送路５０１に戻されて、以後、同様の作用
を繰り返す。なお、上記現像剤の循環において、現像ハ
ウジング５１側からクリーニングハウジング８１側への
現像剤搬送量と、クリーニングハウジング８１側から現
像ハウジング５１側への現像剤搬送量のバランスがとれ
ていることが重要であり、このバランスがとれないと一
方に偏ってしまう。しかるに、図示の実施形態において
は、バランスタンク１０のタンク本体１０１を第１の搬
送路１０４と第２の搬送路１０５とに区画形成する仕切
り板１０３が所定の高さに構成されているので、現像ハ
ウジング５１側からクリーニングハウジング８１側への
現像剤搬送量がクリーニングハウジング８１側から現像
ハウジング５１側への現像剤搬送量より多く過剰になる
と、第１の搬送路１０４を搬送される現像剤は仕切り板
１０３を超えて第２の搬送路１０５に溢流し、搬送量の
差を吸収する。また、逆にクリーニングハウジング８１
側から現像ハウジング５１側への現像剤搬送量が現像ハ
ウジング５１側からクリーニングハウジング８１側への
現像剤搬送量より多く過剰になると、第２の搬送路１０
５を搬送される現像剤は仕切り板１０３を超えて第１の
搬送路１０４に溢流し、搬送量の差を吸収する。なお、
図示の実施例においては、バランスタンク１０に形成さ
れた第１の搬送路１０４によって該第１の現像剤付与手
段５の該第２現像剤搬送路５０２の一端部と第２の現像
剤付与手段８の第２現像剤搬送路８０２の一端部とを接
続し、バランスタンク１０に形成された第２の搬送路１
０５によって第１の現像剤付与手段５の該第１現像剤搬
送路５０１の一端部と第２の現像剤付与手段の第１現像
剤搬送路８０１の一端部とを接続するように構成されて
いるので、現像剤循環経路が単純化され、現像剤の搬送
が円滑に行われるとともに、現像剤の劣化が防げる。

【００３０】次に、本発明に従って構成された画像形成
装置の他の実施形態について、図４および図５を参照し
て説明する。なお、本実施形態においては、バランスタ
ンク１５０以外は上記図１乃至図３に示す実施形態と同
一であるので、同一部材には同一符号を付して、その説
明は省略する。図４および図５に示す実施形態において
は、現像ハウジング５１に形成された第１の現像剤搬送
路５０１および第２の現像剤搬送路５０２とクリーニン
グハウジング８１に形成された第１の現像剤搬送路８０
１および第２の現像剤搬送路８０２とを接続するバラン
スタンク１５０は、タンク本体１５１と、該タンク本体
１５１の上面を覆う蓋体１５２を含んでいる。タンク本
体１５１は、底壁１５１ａと、側壁１５１ｂおよび１５
１ｃとからなっている。このタンク本体１５１には、攪
拌搬送手段１６０が配設されている。この攪拌搬送手段
１６０は、タンク本体１５１の中央部に垂直に配設され
タンク本体１５１の底壁１５１ａと蓋体１５２に回転自
在に支持された回転軸１６１と、該回転軸１６１に装着
されたパドル１６２とからなっている。回転軸１６１の
下端部は底壁１５１ａから突出して配設されており、被
駆動歯車１６３が装着されている。この被駆動歯車１６
３は電動モータ１７０の駆動歯車１７１に伝動連結され
ている。このように、電動モータ１７０に伝動連結され
た攪拌搬送手段１６０は、矢印１６５で示す方向に回転
駆動される。

【００３１】図４および図５に示す画像形成装置は以上
のように構成されており、現像装置としての第２の現像
剤付与手段５の第２の現像剤攪拌搬送手段５５によって
第２の現像剤搬送路５０２を矢印５０４で示す方向に搬
送され、該第２の現像剤搬送路５０２の手前側端部（図
４において下端部）に搬送された現像剤は、バランスタ
ンク１５０のタンク本体１５１に導入される。一方、ク
リーニング装置としての第２の現像剤付与手段８の第１
の現像剤攪拌搬送手段５４によって第１の現像剤搬送路
８０１を矢印８０３で示す方向に搬送された現像剤は、
現像剤移送口８１６を通してバランスタンク１５０のタ
ンク本体１５１に導入される。このようにして、第１の
現像剤付与手段５と第２の現像剤付与手段８からバラン
スタンク１５０のタンク本体１５１に搬送され現像剤
は、攪拌搬送手段１６０によって攪拌混合され、トナー
濃度が均一化されて第２の現像剤付与手段８の第２の現
像剤搬送路８０２および第１の現像剤付与手段５の第１
の現像剤搬送路５０１に搬送され、循環作用を繰り返
す。このように、本実施形態においては、第１の現像剤
付与手段５と第２の現像剤付与手段８からバランスタン
ク１５０のタンク本体１５１に搬送され現像剤は、攪拌
搬送手段１６０によって攪拌混合されるので、トナー濃
度が均一化されるとともに、第１の現像剤付与手段５と
第２の現像剤付与手段８の現像剤搬送量に差があって
も、これをバランスタンク１５０で吸収されるため、現
像剤が一方に偏ることはない。

【００３２】

【発明の効果】本発明による画像形成装置は以上のよう
に構成されているので、以下の作用効果を奏する。

【００３３】即ち、本発明によれば、静電潜像が形成さ
れた感光体に現像剤を付与し静電潜像をトナー像に現像
する第１の現像剤付与手段と、転写後の感光体に第１の
現像剤付与手段によって現像に供された現像剤を付与し
感光体上の残留トナーを吸着する第２の現像剤付与手段
とを接続するバランスタンクは、所定の高さを有する仕
切り板によって第１の搬送路と第２の搬送路とに区画形
成されており、該第１の搬送路には第１の現像剤付与手
段によって現像に供された現像剤を第２の現像剤付与手
段に搬送する第１の現像剤搬送手段が配設され、第２の
搬送路には第２の現像剤付与手段によって感光体上の残
留トナーを吸着した現像剤を第１の現像剤付与手段に搬
送する第２の現像剤搬送手段が配設されているので、第
１の現像剤付与手段から第２の現像剤付与手段への現像
剤搬送量が第２の現像剤付与手段から第１の現像剤付与
手段への現像剤搬送量より多く過剰になると、第１の搬
送路を搬送される現像剤は仕切り板を超えて第２の搬送
路に溢流し、搬送量の差を吸収する。また、逆に第２の
現像剤付与手段から第１の現像剤付与手段への現像剤搬
送量が第１の現像剤付与手段から第２の現像剤付与手段
への現像剤搬送量より多く過剰になると、第２の搬送路
を搬送される現像剤は仕切り板を超えて第１の搬送路に
溢流し、搬送量の差を吸収する。従って、第１の現像剤
付与手段と第２の現像剤付与手段の現像剤が偏ることな
く、容易にバランスをとることができる。

【００３４】また、本発明によれば、静電潜像が形成さ
れた感光体に現像剤を付与し静電潜像をトナー像に現像
する第１の現像剤付与手段と、転写後の感光体に第１の
現像剤付与手段によって現像に供された現像剤を付与し
感光体上の残留トナーを吸着する第２の現像剤付与手段
とを接続するバランスタンクには、第１の現像剤付与手
段によって現像に供された現像剤と第２の現像剤付与手
段によって感光体上の残留トナーを吸着した現像剤を攪
拌しつつ第２の現像剤付与手段と第１の現像剤付与手段
に搬送する現像剤攪拌搬送手段が配設されているので、
バランスタンクに搬送され現像剤は攪拌搬送手段によっ
て攪拌混合されるため、トナー濃度が均一化されるとと
もに、第１の現像剤付与手段と第２の現像剤付与手段の
現像剤搬送量に差があっても、これをバランスタンクで
吸収され、現像剤が一方に偏ることはない。

【００３５】また、本発明によれば、感光体ドラムと第
１の現像剤付与手段と第２の現像剤付与手段およびバラ
ンスタンクは、ユニット化されてプロセスユニットを構
成しているので、機体ハウジングにユニットとして一体
で着脱することができ、その取扱が容易となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に従って構成された画像形成装置の一実
施形態を示す概略構成断面図。

【図２】図１の画像形成装置に要部平面図。

【図３】図２の画像形成装置のＡ−Ａ線断面図。

【図４】本発明に従って構成された画像形成装置の他の
実施形態を示す要部平面図。

【図５】図４の画像形成装置のＢ−Ｂ線断面図。

【符号の説明】

２：感光体ドラム ３：帯電用コロナ放電器 ４：露光手段 ５：現像装置としての第１の現像剤付与手段 ６：転写用コロナ放電器 ７：剥離用コロナ放電器 ８：クリーニング装置としての第２の現像剤付与手段 ９：除電ランプ ５１：現像ハウジング ５３：現像剤適用手段 ５４：第１の現像剤攪拌搬送手段 ５５：第２の現像剤攪拌搬送手段 ５６：トナーホッパー ５７：トナー濃度検出器 ８１：クリーニングハウジング ８３：現像剤適用手段 ８４：第１の現像剤攪拌搬送手段 ５５：第２の現像剤攪拌搬送手段 １０：バランスタンク １０１：タンク本体 １０３：仕切り板 １０４：第１の搬送路 １０５：第２の搬送路 １０９、１１０、１１１：パドル １１２、１１３、１１４：パドル １２０：電動モータ １５０：バランスタンク １５１：タンク本体 １６０：攪拌搬送手段 １６２：パドル １７０：電動モータ ５０１：第１の現像剤搬送路 ５０２：第２の現像剤搬送路 ８０１：第１の現像剤搬送路 ８０２：第２の現像剤搬送路

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 道下 恭弘 大阪市中央区玉造１丁目２番28号 三田工 業株式会社内

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 キャリアとトナーとを混合した現像剤
   を、感光体上に形成された静電潜像に施し、該静電潜像
   をトナー像に現像する画像形成装置において、 静電潜像が形成された該感光体に現像剤を付与し該静電
   潜像をトナー像に現像する第１の現像剤付与手段と、 該第１の現像剤付与手段によって該感光体上に現像され
   たトナー像を転写する転写手段と、 転写後の該感光体に該第１の現像剤付与手段によって現
   像に供された現像剤を付与し該感光体上の残留トナーを
   吸着する第２の現像剤付与手段と、 該第１の現像剤付与手段と該第２の現像付与送手段とを
   接続するバランスタンクと、を具備し、 該バランスタンクは、所定の高さを有する仕切り板によ
   って第１の搬送路と第２の搬送路とに区画形成されてお
   り、該第１の搬送路には該第１の現像剤付与手段によっ
   て現像に供された現像剤を第２の現像剤付与手段に搬送
   する第１の現像剤搬送手段が配設され、該第２の搬送路
   には該第２の現像剤付与手段によって該感光体上の残留
   トナーを吸着した現像剤を該第１の現像剤付与手段に搬
   送する第２の現像剤搬送手段が配設されている、 ことを特徴とする画像形成装置。
2. 【請求項２】 該第１の現像剤付与手段は、現像剤を収
   容する現像ハウジングと、該現像ハウジング内に配設さ
   れ該感光体と平行に配置された現像剤適用手段と、該現
   像ハウジング内に形成され該現像剤適用手段と平行に設
   けられた第１現像剤搬送路と、該現像剤適用手段と該第
   １現像剤搬送路との間に該現像剤適用手段に露呈して平
   行に設けられた第２現像剤搬送路と、該第１現像剤搬送
   路に配設され現像剤を一方から他方に向けて搬送する第
   １の現像剤搬送手段と、該第２現像剤搬送路に配設され
   該第１現像剤搬送路から送られた現像剤を他方から一方
   に向けて搬送する第２の現像剤搬送手段とを具備し、 該第２の現像剤付与手段は、現像剤を収容するクリーニ
   ングハウジングと、該クリーニングハウジング内に配設
   され該感光体と平行に配置された現像剤適用手段と、該
   クリーニングハウジング内に形成され該現像剤適用手段
   と平行に設けられた第１現像剤搬送路と、該現像剤適用
   手段と該第１現像剤搬送路との間に該現像剤適用手段に
   露呈して平行に設けられた第２現像剤搬送路と、該第２
   現像剤搬送路に配設され現像剤を一方から他方に向けて
   搬送する第２の現像剤搬送手段と、該第１現像剤搬送路
   に配設され該第２現像剤搬送路から送られた現像剤を他
   方から一方に向けて搬送する第２の現像剤搬送手段とを
   具備し、 該バランスタンクは、該第１の搬送路によって該第１の
   現像剤付与手段の該第２現像剤搬送路の一端部と該第２
   の現像剤付与手段の第２現像剤搬送路の一端部とを接続
   し、該第２の搬送路によって該第１の現像剤付与手段の
   該第１現像剤搬送路の一端部と該第２の現像剤付与手段
   の第１現像剤搬送路の一端部とを接続している、請求項
   １記載の画像形成装置。
3. 【請求項３】 キャリアとトナーとを混合した現像剤
   を、感光体上に形成された静電潜像に施し、該静電潜像
   をトナー像に現像する画像形成装置において、 静電潜像が形成された該感光体に現像剤を付与し該静電
   潜像をトナー像に現像する第１の現像剤付与手段と、 該第１の現像剤付与手段によって該感光体上に現像され
   たトナー像を転写する転写手段と、 転写後の該感光体に該第１の現像剤付与手段によって現
   像に供された現像剤を付与し該感光体上の残留トナーを
   吸着する第２の現像剤付与手段と、 該第１の現像剤付与手段と該第２の現像付与送手段とを
   接続するバランスタンクと、を具備し、 該バランスタンク内には、該第１の現像剤付与手段によ
   って現像に供された現像剤と該第２の現像剤付与手段に
   よって該感光体上の残留トナーを吸着した現像剤を攪拌
   しつつ該第２の現像剤付与手段と該第１の現像剤付与手
   段に搬送する現像剤攪拌搬送手段が配設されている、 ことを特徴とする画像形成装置。
4. 【請求項４】 該第１の現像剤付与手段は、現像剤を収
   容する現像ハウジングと、該現像ハウジング内に配設さ
   れ該感光体と平行に配置された現像剤適用手段と、該現
   像ハウジング内に形成され該現像剤適用手段と平行に設
   けられた第１現像剤搬送路と、該現像剤適用手段と該第
   １現像剤搬送路との間に該現像剤適用手段に露呈して平
   行に設けられた第２現像剤搬送路と、該第１現像剤搬送
   路に配設され現像剤を一方から他方に向けて搬送する第
   １の現像剤搬送手段と、該第２現像剤搬送路に配設され
   該第１現像剤搬送路から送られた現像剤を他方から一方
   に向けて搬送する第２の現像剤搬送手段とを具備し、 該第２の現像剤付与手段は、現像剤を収容するクリーニ
   ングハウジングと、該クリーニングハウジング内に配設
   され該感光体と平行に配置された現像剤適用手段と、該
   クリーニングハウジング内に形成され該現像剤適用手段
   と平行に設けられた第１現像剤搬送路と、該現像剤適用
   手段と該第１現像剤搬送路との間に該現像剤適用手段に
   露呈して平行に設けられた第２現像剤搬送路と、該第２
   現像剤搬送路に配設され現像剤を一方から他方に向けて
   搬送する第２の現像剤搬送手段と、該第１現像剤搬送路
   に配設され該第２現像剤搬送路から送られた現像剤を他
   方から一方に向けて搬送する第２の現像剤搬送手段とを
   具備し、 該バランスタンクは、該第１の現像剤付与手段の該第１
   現像剤搬送路および該第２現像剤搬送路の一端部と該第
   ２の現像剤付与手段の該第１現像剤搬送路および第２現
   像剤搬送路の一端部とを接続している、請求項３記載の
   画像形成装置。
5. 【請求項５】 感光層を有する感光体ドラムと、該感光
   体ドラムの感光層に形成された静電潜像にキャリアとト
   ナーとを混合した現像剤を付与し該静電潜像をトナー像
   に現像する第１の現像剤付与手段と、該トナー像を転写
   した後の該感光体ドラムの感光層に該第１の現像剤付与
   手段によって現像に供された現像剤を付与し該感光体ド
   ラム上の残留トナーを吸着する第２の現像剤付与手段
   と、該第１の現像剤付与手段と該第２の現像付与送手段
   を接続するバランスタンクとをユニット化して構成した
   画像形成装置のプロセスユニットであって、 該バランスタンクは、所定の高さを有する仕切り板によ
   って第１の搬送路と第２の搬送路とに区画形成されてお
   り、該第１の搬送路には該第１の現像剤付与手段によっ
   て現像に供された現像剤を第２の現像剤付与手段に搬送
   する第１の現像剤搬送手段が配設され、該第２の搬送路
   には該第２の現像剤付与手段によって該感光体上の残留
   トナーを吸着した現像剤を該第１の現像剤付与手段に搬
   送する第２の現像剤搬送手段が配設されている、 ことを特徴とする画像形成装置のプロセスユニット。
6. 【請求項６】 該第１の現像剤付与手段は、現像剤を収
   容する現像ハウジングと、該現像ハウジング内に配設さ
   れ該感光体ドラムと平行に配置された現像剤適用手段
   と、該現像ハウジング内に形成され該現像剤適用手段と
   平行に設けられた第１現像剤搬送路と、該現像剤適用手
   段と該第１現像剤搬送路との間に該現像剤適用手段に露
   呈して平行に設けられた第２現像剤搬送路と、該第１現
   像剤搬送路に配設され現像剤を一方から他方に向けて搬
   送する第１の現像剤搬送手段と、該第２現像剤搬送路に
   配設され該第１現像剤搬送路から送られた現像剤を他方
   から一方に向けて搬送する第２の現像剤搬送手段とを具
   備し、 該第２の現像剤付与手段は、現像剤を収容するクリーニ
   ングハウジングと、該クリーニングハウジング内に配設
   され該感光体ドラムと平行に配置された現像剤適用手段
   と、該クリーニングハウジング内に形成され該現像剤適
   用手段と平行に設けられた第１現像剤搬送路と、該現像
   剤適用手段と該第１現像剤搬送路との間に該現像剤適用
   手段に露呈して平行に設けられた第２現像剤搬送路と、
   該第２現像剤搬送路に配設され現像剤を一方から他方に
   向けて搬送する第２の現像剤搬送手段と、該第１現像剤
   搬送路に配設され該第２現像剤搬送路から送られた現像
   剤を他方から一方に向けて搬送する第２の現像剤搬送手
   段とを具備し、 該バランスタンクは、該第１の搬送路によって該第１の
   現像剤付与手段の該第２現像剤搬送路の一端部と該第２
   の現像剤付与手段の第２現像剤搬送路の一端部とを接続
   し、該第２の搬送路によって該第１の現像剤付与手段の
   該第１現像剤搬送路の一端部と該第２の現像剤付与手段
   の第１現像剤搬送路の一端部とを接続している、請求項
   ５記載の画像形成装置のプロセスユニット。
7. 【請求項７】 感光層を有する感光体ドラムと、該感光
   体ドラムの感光層に形成された静電潜像にキャリアとト
   ナーとを混合した現像剤を付与し該静電潜像をトナー像
   に現像する第１の現像剤付与手段と、該トナー像を転写
   した後の該感光体ドラムの感光層に該第１の現像剤付与
   手段によって現像に供された現像剤を付与し該感光体ド
   ラムの感光層上の残留トナーを吸着する第２の現像剤付
   与手段と、該第１の現像剤付与手段と該第２の現像付与
   送手段を接続するバランスタンクとをユニット化して構
   成した画像形成装置のプロセスユニットであって、 該バランスタンク内には、該第１の現像剤付与手段によ
   って現像に供された現像剤と該第２の現像剤付与手段に
   よって該感光体ドラム上の残留トナーを吸着した現像剤
   を攪拌しつつ該第２の現像剤付与手段と該第１の現像剤
   付与手段に搬送する現像剤攪拌搬送手段が配設されてい
   る、 ことを特徴とする画像形成装置のプロセスユニット。
8. 【請求項８】 該第１の現像剤付与手段は、現像剤を収
   容する現像ハウジングと、該現像ハウジング内に配設さ
   れ該感光体ドラムと平行に配置された現像剤適用手段
   と、該現像ハウジング内に形成され該現像剤適用手段と
   平行に設けられた第１現像剤搬送路と、該現像剤適用手
   段と該第１現像剤搬送路との間に該現像剤適用手段に露
   呈して平行に設けられた第２現像剤搬送路と、該第１現
   像剤搬送路に配設され現像剤を一方から他方に向けて搬
   送する第１の現像剤搬送手段と、該第２現像剤搬送路に
   配設され該第１現像剤搬送路から送られた現像剤を他方
   から一方に向けて搬送する第２の現像剤搬送手段とを具
   備し、 該第２の現像剤付与手段は、現像剤を収容するクリーニ
   ングハウジングと、該クリーニングハウジング内に配設
   され該感光体ドラムと平行に配置された現像剤適用手段
   と、該クリーニングハウジング内に形成され該現像剤適
   用手段と平行に設けられた第１現像剤搬送路と、該現像
   剤適用手段と該第１現像剤搬送路との間に該現像剤適用
   手段に露呈して平行に設けられた第２現像剤搬送路と、
   該第２現像剤搬送路に配設され現像剤を一方から他方に
   向けて搬送する第２の現像剤搬送手段と、該第１現像剤
   搬送路に配設され該第２現像剤搬送路から送られた現像
   剤を他方から一方に向けて搬送する第２の現像剤搬送手
   段とを具備し、 該バランスタンクは、該第１の現像剤付与手段の該第１
   現像剤搬送路および該第２現像剤搬送路の一端部と該第
   ２の現像剤付与手段の該第１現像剤搬送路および第２現
   像剤搬送路の一端部とを接続している、請求項７記載の
   画像形成装置のプロセスユニット。