JPH10115868A - カメラ雲台の駆動機構 - Google Patents
カメラ雲台の駆動機構Info
- Publication number
- JPH10115868A JPH10115868A JP8269551A JP26955196A JPH10115868A JP H10115868 A JPH10115868 A JP H10115868A JP 8269551 A JP8269551 A JP 8269551A JP 26955196 A JP26955196 A JP 26955196A JP H10115868 A JPH10115868 A JP H10115868A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camera
- seat
- pair
- springs
- drive mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カメラ雲台におけるカメラ傾動時に、回転駆
動トルクの増加を軽減する構造を、小型化，省スペース
化する。 【解決手段】 カメラ座部２の下面の中心に突出した突
出部２ａの互いに対向する外周面に、一対のコイルバネ
６，６´の各一端を当接しておく。一対のバネ６，６´
の各他端を固定ピン７，７´により夫々固定しておく。
カメラ傾動により、駆動トルクが増大すると、コイルバ
ネ６の一端が突出部２ａに押されるので、バネ６が復元
しようとしてカメラ座部２へ付勢力を与えるので、トル
クが軽減され、モータ５は小型化できる。コイルバネ
６，６´も従来のバネより小型になる。
動トルクの増加を軽減する構造を、小型化，省スペース
化する。 【解決手段】 カメラ座部２の下面の中心に突出した突
出部２ａの互いに対向する外周面に、一対のコイルバネ
６，６´の各一端を当接しておく。一対のバネ６，６´
の各他端を固定ピン７，７´により夫々固定しておく。
カメラ傾動により、駆動トルクが増大すると、コイルバ
ネ６の一端が突出部２ａに押されるので、バネ６が復元
しようとしてカメラ座部２へ付勢力を与えるので、トル
クが軽減され、モータ５は小型化できる。コイルバネ
６，６´も従来のバネより小型になる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ雲台の駆動装置に
関し、特にビデオカメラ等のカメラを乗せてカメラを所
望の撮影方向に向けて支持するための雲台の駆動機構に
関する。
関し、特にビデオカメラ等のカメラを乗せてカメラを所
望の撮影方向に向けて支持するための雲台の駆動機構に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の雲台としては、図４に示すよう
に、カメラ１を乗せたカメラ座部２を、そのカメラ座部
２の下方にある水平方向に延長された回転軸１２の周り
を電動駆動装置（図示せず）により自動的に所要角回転
して、カメラ１を移動可能とした雲台装置がある。
に、カメラ１を乗せたカメラ座部２を、そのカメラ座部
２の下方にある水平方向に延長された回転軸１２の周り
を電動駆動装置（図示せず）により自動的に所要角回転
して、カメラ１を移動可能とした雲台装置がある。
【０００３】この様な雲台装置では、カメラ１を傾動す
ると、カメラの重心が回転軸１２を通る垂線１３に対し
て傾動方向に移動して回転軸１２周りの駆動トルクが急
速に強まる。そのために、雲台装置にカメラ座部２が傾
動する方向と逆行するように附勢する湾曲ばね１１を、
筐体１０内に設置し、回転軸１２周りの回転駆動トルク
の増加を軽減するようにしている。
ると、カメラの重心が回転軸１２を通る垂線１３に対し
て傾動方向に移動して回転軸１２周りの駆動トルクが急
速に強まる。そのために、雲台装置にカメラ座部２が傾
動する方向と逆行するように附勢する湾曲ばね１１を、
筐体１０内に設置し、回転軸１２周りの回転駆動トルク
の増加を軽減するようにしている。
【０００４】尚、図４において、３は回転軸１２と共に
回動するセクタギヤ、４はこのセクタギヤ３に係合して
図示せぬモータにより回転駆動されるピニオンギヤであ
る。
回動するセクタギヤ、４はこのセクタギヤ３に係合して
図示せぬモータにより回転駆動されるピニオンギヤであ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この従来の雲台の機構
では、カメラ座部２が回転した時に重心がずれて、下方
向に急速に強まる力を弯曲ばね１１により軽減するもの
であり、このカメラ座部２を上方向に向ける力はモータ
のトルクによって決まるために、大きな力を必要とする
時には、普通大きなモータを使用するため広い設置場所
を必要とする。
では、カメラ座部２が回転した時に重心がずれて、下方
向に急速に強まる力を弯曲ばね１１により軽減するもの
であり、このカメラ座部２を上方向に向ける力はモータ
のトルクによって決まるために、大きな力を必要とする
時には、普通大きなモータを使用するため広い設置場所
を必要とする。
【０００６】よって、弯曲ばね１１も大型のものが必要
であり、全体が大型化してしまうという問題点があっ
た。
であり、全体が大型化してしまうという問題点があっ
た。
【０００７】本発明の目的は、小型で小スペース化を図
ることが可能なカメラ雲台の駆動機構を提供することで
ある。
ることが可能なカメラ雲台の駆動機構を提供することで
ある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラ雲台
の駆動機構は、カメラを固定し傾動自在に軸支されたカ
メラ座部と、前記カメラ座部に一端が当接して前記カメ
ラの傾動方向と逆行するように前記カメラ座部に付勢力
を付与し、他端が筐体に固定されたコイルバネとを含む
ことを特徴としている。
の駆動機構は、カメラを固定し傾動自在に軸支されたカ
メラ座部と、前記カメラ座部に一端が当接して前記カメ
ラの傾動方向と逆行するように前記カメラ座部に付勢力
を付与し、他端が筐体に固定されたコイルバネとを含む
ことを特徴としている。
【０００９】更に、前記コイルバネの付勢力を制限する
制限部材を含むことを特徴としており、前制限部材は、
前記コイルバネの変形力を制限するために変形途中の経
路に設けられた制限ピンであることを特徴としている。
制限部材を含むことを特徴としており、前制限部材は、
前記コイルバネの変形力を制限するために変形途中の経
路に設けられた制限ピンであることを特徴としている。
【００１０】そして、前記コイルバネは一対設けられて
おり、そのうちの一つは前記カメラの一傾動方向と逆行
するように付勢力を発生し、他の一つは他傾動方向と逆
行するように付勢力を発生するよう構成されていること
を特徴としており、また、前記カメラ座部には突出部が
取付けられており、この突出部に対して前記一対のコイ
ルバネの各一端が対向して当接するよう取付けられてい
ることを特徴としている。
おり、そのうちの一つは前記カメラの一傾動方向と逆行
するように付勢力を発生し、他の一つは他傾動方向と逆
行するように付勢力を発生するよう構成されていること
を特徴としており、また、前記カメラ座部には突出部が
取付けられており、この突出部に対して前記一対のコイ
ルバネの各一端が対向して当接するよう取付けられてい
ることを特徴としている。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下に、図面を用いて本発明の実
施例について説明する。
施例について説明する。
【００１２】図１は本発明の実施例の一方向の断面図、
図２はその平面図、図３はその他方向の断面図であり、
図１〜図３において図４と同等部分は同一符号にて示さ
れている。
図２はその平面図、図３はその他方向の断面図であり、
図１〜図３において図４と同等部分は同一符号にて示さ
れている。
【００１３】これ等図１〜３を参照すると、カメラ１は
カメラ座部２に固定されており、このカメラ座部２は筐
体１０に傾動自在に軸支されている。カメラ座部２には
セクタギヤ３が取付けられており、このセクタギヤ３に
はピニオンギヤ４が係合しており、このピニオンギヤ４
がモータ５により回動駆動されることにより、カメラ１
の傾動が自在となっている。
カメラ座部２に固定されており、このカメラ座部２は筐
体１０に傾動自在に軸支されている。カメラ座部２には
セクタギヤ３が取付けられており、このセクタギヤ３に
はピニオンギヤ４が係合しており、このピニオンギヤ４
がモータ５により回動駆動されることにより、カメラ１
の傾動が自在となっている。
【００１４】カメラ座部２の下面中心位置には垂直方向
に突出した突出部２ａが設けられており、この突出部２
ａの対向する外周面に、一対のコイルバネ６，６´の各
一端が夫々当接している。
に突出した突出部２ａが設けられており、この突出部２
ａの対向する外周面に、一対のコイルバネ６，６´の各
一端が夫々当接している。
【００１５】これ等コイルバネ６，６´はバネ固定ピン
８，８´に巻回されて取付けられており、各他端は固定
ピン７，７´に夫々取付けられている。
８，８´に巻回されて取付けられており、各他端は固定
ピン７，７´に夫々取付けられている。
【００１６】一対のコイルバネ６，６´の付勢力を制限
するために、各バネ６，６´の変形状態を制限する制限
ピン９，９´が夫々設けられてる。すなわち、制限ピン
９，９´はバネ６，６´の各変形途中の経路に夫々設け
られ、ピン９，９´がこれ等制限ピン６，６´に当接す
ることにより、バネの変形が制限され、付勢力が制限さ
れる。
するために、各バネ６，６´の変形状態を制限する制限
ピン９，９´が夫々設けられてる。すなわち、制限ピン
９，９´はバネ６，６´の各変形途中の経路に夫々設け
られ、ピン９，９´がこれ等制限ピン６，６´に当接す
ることにより、バネの変形が制限され、付勢力が制限さ
れる。
【００１７】カメラ座部２が傾動すると、モニタ５と逆
行する力がコイルバネ６，６´の一つで与えられる。こ
の時、バネ６，６´の力をカメラ１を乗せずにカメラ座
部２をモータ５で動作可能な最大の力に決めておくこと
により、カメラ１の重心をセンタに戻そうとする力（図
２の矢印Ａ）が作用して、（モータの力＋バネの力）と
なって、より大きな力を得ることができる。
行する力がコイルバネ６，６´の一つで与えられる。こ
の時、バネ６，６´の力をカメラ１を乗せずにカメラ座
部２をモータ５で動作可能な最大の力に決めておくこと
により、カメラ１の重心をセンタに戻そうとする力（図
２の矢印Ａ）が作用して、（モータの力＋バネの力）と
なって、より大きな力を得ることができる。
【００１８】コイルバネ６，６´の力が重心をセンタへ
戻す以外に働かない様に、制限ピン９，９´を取付ける
ことにより、重心をセンタへ戻す最後まで大きなバネ力
（付勢力）を得ることができる。
戻す以外に働かない様に、制限ピン９，９´を取付ける
ことにより、重心をセンタへ戻す最後まで大きなバネ力
（付勢力）を得ることができる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明した様に本発明は、バネ力制限
用の固定ピンを設けることにより、カメラ動作の重心が
センタよりずれる時の回転トルクの増加を軽減し、かつ
センタに重心を戻す力も有効に与えることができる。こ
のため、モータが小さくても済み、省スペース化及び装
置の小型化が可能となるという効果を有する。
用の固定ピンを設けることにより、カメラ動作の重心が
センタよりずれる時の回転トルクの増加を軽減し、かつ
センタに重心を戻す力も有効に与えることができる。こ
のため、モータが小さくても済み、省スペース化及び装
置の小型化が可能となるという効果を有する。
【図１】本発明の実施例の一断面図である。
【図２】本発明の実施例の平面図である。
【図３】本発明の実施例の他断面図である。
【図４】従来のカメラ雲台の駆動機構の例を示す図であ
る。
る。
１ カメラ ２ カメラ座部 ２ａ 突出部 ３ セクタギヤ ４ ピニオンギヤ ５ モータ ６，６´ コイルバネ ７，７´ バネ他端固定ピン ８，８´ コイルバネ固定ピン ９，９´ 制限ピン １０ 筐体
Claims (6)
- 【請求項１】 カメラを固定し傾動自在に軸支されたカ
メラ座部と、前記カメラ座部に一端が当接して前記カメ
ラの傾動方向と逆行するように前記カメラ座部に付勢力
を付与し、他端が筐体に固定されたコイルバネとを含む
ことを特徴とするカメラ雲台の駆動機構。 - 【請求項２】 前記コイルバネの付勢力を制限する制限
部材を更に含むことを特徴とする請求項１記載のカメラ
雲台の駆動機構。 - 【請求項３】 前制限部材は、前記コイルバネの変形力
を制限するために変形途中の経路に設けられた制限ピン
であることを特徴とする請求項２記載のカメラ雲台の駆
動機構。 - 【請求項４】 前記コイルバネは一対設けられており、
そのうちの一つは前記カメラの一傾動方向と逆行するよ
うに付勢力を発生し、他の一つは他傾動方向と逆行する
ように付勢力を発生するよう構成されていることを特徴
とする請求項１〜３いずれか記載のカメラ雲台の駆動機
構。 - 【請求項５】 前記カメラ座部には突出部が取付けられ
ており、この突出部に対して前記一対のコイルバネの各
一端が対向して当接するよう取付けられていることを特
徴とする請求項４記載のカメラ雲台の駆動機構。 - 【請求項６】 前記制限ピンは前記一対のコイルバネの
各々に対応して設けられていることを特徴とする請求項
３記載のカメラ雲台の駆動機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8269551A JPH10115868A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | カメラ雲台の駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8269551A JPH10115868A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | カメラ雲台の駆動機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10115868A true JPH10115868A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17473961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8269551A Pending JPH10115868A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | カメラ雲台の駆動機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10115868A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4487014B1 (ja) * | 2009-11-27 | 2010-06-23 | ツバメ無線株式会社 | 雲台装置 |
-
1996
- 1996-10-11 JP JP8269551A patent/JPH10115868A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4487014B1 (ja) * | 2009-11-27 | 2010-06-23 | ツバメ無線株式会社 | 雲台装置 |
| JP2011114621A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Tsubame Musen Kk | 雲台装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030819 |