JPH10115680A - 物体検出装置 - Google Patents

物体検出装置

Info

Publication number
JPH10115680A
JPH10115680A JP8293206A JP29320696A JPH10115680A JP H10115680 A JPH10115680 A JP H10115680A JP 8293206 A JP8293206 A JP 8293206A JP 29320696 A JP29320696 A JP 29320696A JP H10115680 A JPH10115680 A JP H10115680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
distance sensor
degrees
scan
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8293206A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Inoue
義教 井上
Hiroyuki Ito
宏幸 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DX Antenna Co Ltd
Original Assignee
DX Antenna Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DX Antenna Co Ltd filed Critical DX Antenna Co Ltd
Priority to JP8293206A priority Critical patent/JPH10115680A/ja
Publication of JPH10115680A publication Critical patent/JPH10115680A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度に監視領域を監視する。 【解決手段】 距離センサ4が直線状に伸びる検出領域
を有し、検出領域内に存在する物体までの距離に対応す
る出力を発生する。距離センサ4に設けられたステッピ
ングモータ10が、2次元空間である監視領域を検出領域
に走査させる。この走査は、複数回に分けて行われか
つ、各回の走査において検出領域がそれぞれ走査する走
査方向と走査方向との間の走査方向を、他の回の走査に
おいて検出領域が走査するように、ステッピングモータ
10をCPU18 が制御する。メモリ22が、各走査方向におけ
る物体の非検出状態での距離センサ4の出力を、基準値
として記憶している。各走査方向における距離センサ4
の出力と、これに対応する基準値とをCPU18 が比較し、
その比較結果をディスプレイ26に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視領域内に物体
が存在するか否かを検出する物体検出装置に関し、特に
物体が監視領域内に存在する場合、送信部から送信され
た監視用の信号が物体によって反射され、受信部によっ
て受信されるタイプのものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物体検出装置としては、赤外線、
超音波または電波を送受信する送信部と受信部とを用い
たものがある。また、物体検出装置には、監視領域を挟
んで送信部と受信部とを配置し、物体が監視領域に存在
する場合、送信部から送信されている監視用の信号が遮
断されることによって物体を検出する透過型のものがあ
る。また、監視領域の同じ側に送信部と受信部とを配置
し、監視領域内に物体が存在する場合、送信部からの監
視用の信号が物体によって反射され、この反射された信
号が受信部によって受信されることによって物体を検出
する反射型のものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、反射型の物体
検出装置によって比較的広い監視領域を監視する必要の
ある場合、多数の物体検出装置を設けるか、1台の物体
検出装置を旋回させる必要がある。多数の物体検出装置
を使用する場合、コストが高くなる。1台の物体検出装
置を旋回させる場合には、監視領域全てを高精度に監視
するのに要する時間が長くなり、監視領域の一部を監視
している間に、物体、例えば侵入者が監視領域の他の部
分を通過してしまう可能性がある。監視の間隔を粗くす
ると、監視領域全てを監視するのに要する時間は短くな
るが、物体が存在しているにもかかわらず、これを検出
できない可能性がある。
【0004】本発明は、監視領域全体を短時間にかつ高
精度に監視することができる物体検出装置を提供するこ
とを目的とする。また、本発明は、検出された物体の位
置をも検出することができる物体検出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、ほぼ直線状に伸びる検出
領域を有し、この検出領域内に存在する物体までの距離
に対応する出力を発生する距離センサと、この距離セン
サが設けられ、上記検出領域が2次元以上の空間である
監視領域を走査するように、上記距離センサを駆動する
駆動手段と、上記検出領域に上記監視領域を複数回に分
けて走査させ、かつ、各回の走査において上記検出領域
がそれぞれ走査する走査方向以外の方向を、他の回の走
査において上記検出領域が走査するように、上記駆動手
段を制御する駆動制御手段と、上記各走査方向における
上記物体の非検出状態での上記距離センサの出力を、基
準値として記憶している基準値記憶手段と、上記各走査
方向における上記距離センサの出力と、これに対応する
上記基準値とを比較する比較手段と、この比較手段での
比較結果を表示する表示手段とを、具備するものであ
る。
【0006】請求項1記載の発明によれば、駆動手段に
よって、距離センサを駆動することによって、距離セン
サの検出領域が、監視領域内を走査する。この走査は、
複数回にわたって行われる。特に、或る回の走査は、そ
の前の走査において走査された走査方向以外の方向を走
査する。いわゆる飛び越し走査を行っている。各走査方
向における距離センサの出力が、対応する基準値(その
走査方向において物体が存在しない場合の距離センサの
出力)と比較される。距離センサの出力は、物体が存在
する場合の距離センサから物体までの距離を表している
ので、距離センサの出力が基準値と一致した場合には、
その走査方向には、物品が存在しない。距離センサの出
力が基準値と一致しない場合には、監視領域内に物体が
存在している。この比較結果が表示手段に表示される。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の物
体検出装置において、上記駆動制御手段は、上記距離セ
ンサが上記監視領域を少なくとも1往復するように、上
記駆動手段を制御する。
【0008】請求項2記載の発明によれば、監視領域の
飛び越し走査は、距離センサが監視領域を少なくとも1
往復することによって行われる。即ち、距離センサは走
査が終了したとき、走査を開始した時の位置にある。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の物
体検出装置において、上記往復回数が複数回である。
【0010】請求項3記載の発明によれば、監視領域の
飛び越し走査は1往復ではなく、複数回の往復によって
行われる。従って、飛び越し走査の密度が1往復の場合
よりも高くなる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1記載の物
体検出装置において、上記比較手段が上記物体を検出し
たとき、その物体の位置を、上記距離センサの出力とそ
のときの上記走査方向とに基づいて算出する位置算出手
段と、上記算出された物体の位置を上記表示手段に表示
させる表示制御手段とを、具備している。
【0012】請求項4記載の発明によれば、距離センサ
の位置を基準とした物体の位置が算出され、表示され
る。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項4記載の物
体検出装置において、上記表示制御手段が、上記監視領
域を模擬した表示を上記表示手段に表示させ、かつこの
模擬した監視領域の表示における上記検出された物体の
位置に対応する位置に物体を表す表示をする。
【0014】請求項5記載の発明によれば、表示手段に
は、監視領域を模擬した表示が表示されている。この監
視領域の模擬表示内に、物体の位置が表示される。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項5記載の物
体検出装置において、上記算出された物体の位置を、算
出されるごとに順次記憶していく物体位置記憶手段を設
け、上記表示制御手段は、上記物体位置記憶手段の各物
体の位置の記憶に基づいて、上記模擬した表示領域の表
示における上記各物体の位置に対応する位置にそれぞれ
物体を表す表示をさせている。
【0016】請求項6記載の発明によれば、算出された
物体の位置が位置記憶手段に記憶され、それが全て監視
領域模擬表示に表示されているので、物体の移動も表示
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態は、図2に
示すように、監視領域、例えば平面形状が矩形の部屋1
内に、物体、例えば侵入者が存在するか否かを監視する
もので、例えば監視領域の一隅に監視装置2を備えてい
る。
【0018】監視装置2は、図1に示すように、距離セ
ンサ4を有している。距離センサ4は、ほぼ同一箇所に
配置された赤外線発信部6と赤外線受信部8とを有して
いる。赤外線発信部6は、赤外線LEDを約1MHzの
矩形波によって発光する。この赤外線は、ほぼ直進す
る。この直進経路中に測定対象物が存在すると、赤外線
は、測定対象物によって反射され、ほぼ直進して赤外線
受光部8によって受光される。即ち、距離センサ4が測
定対象物を検出することができる検出領域5(図2参
照)は、ほぼ直線状である。
【0019】赤外線受光部8によって反射された赤外線
が受光されることによって発生した受光信号は、信号処
理部10に供給される。信号処理部10では、赤外線送
信部6からの赤外線の測定対象物までの飛翔時間による
時間の遅れを、受信波形の位相遅れとして検出する。そ
して、信号処理部10は、この位相遅れに基づいて距離
センサ4から測定対象物までの距離を出力電圧として出
力する。即ち、距離センサ4から測定対象物までの距離
が遠ければ、遠い程、出力電圧の値が大きくなる。
【0020】この距離センサ4は、駆動手段、例えばス
テッピングモータ12によって駆動される。即ち、距離
センサ4は、図3に示すように、部屋1の床面に平行に
配置された基台、例えば円形のターンテーブル14上に
配置されている。距離センサ4は、赤外線が部屋1の床
面に平行に送信されるように、ターンテーブル14上に
配置されている。そして、ステッピングモータ10は、
その回転軸が床面に直角になるように、床面に配置さ
れ、その回転軸がターンテーブルの中央に結合されてい
る。従って、ステッピングモータ10を回転させること
によって、図2に示すように検出領域5も回転し、部屋
1を走査する。部屋1全てを検出領域5が走査する場
合、図2における下方の壁1aから左方の壁1bまで検
出領域5が回転することができれば、充分であるので、
ステッピングモータ10は、例えば壁1aから90度回
転するように、ステッピングモータドライバー14を介
してパーソナルコンピュータ16のCPU18によって
制御されている。
【0021】ステッピングモータ10を用いて距離セン
サ4を回転させているので、検出領域5は、連続的に回
転せず、一定角度ごとに回転する。ステッピングモータ
10を例えば1度ずつ回転させていると、部屋1を全て
検出領域5によって走査するには、秒単位の時間が必要
である。これを解消するために、ステッピングモータ1
0の回転角度を大きくすると、検出領域5によって検出
されない死角が発生する可能性がある。
【0022】そこで、この実施の形態では、飛び越し走
査を行っている。即ち、図4に示すように、第1回目の
走査は、壁1aを基準として4度ずつステッピングモー
タ10を回転させるので、検出領域5による走査方向
は、0度、4度、8度、12度・・・84度、88度と
なる。第2回目の走査は、ステッピングモータ10を9
0度まで回転させ、即ち壁1bの位置まで検出領域5を
移動させ、これから4度ずつ壁1a側に回転させる。即
ち第2回目の走査では、走査方向は、90度、86度、
82度・・・6度、2度となる。第1及び第2回目の走
査によって、距離センサ4は1往復する。この1往復に
よって、2度、4度、6度、8度・・・・82度、84
度、86度、88度、90度と2度の間隔に走査されて
いる。
【0023】第3回目の走査では、ステッピングモータ
10は1度の位置から4度ずつ、壁1b側に向かって回
転していく。従って、第3回目の走査では、検出領域5
による各走査方向は、1度、5度、9度・・・85度、
89度となる。第4回目の走査では、ステッピングモー
タ10は、87度の位置から4度ずつ壁1a側に向かっ
て回転していく。従って、第4回目の走査では、各走査
方向は87度、83度、・・・7度、3度となる。第3
回目と第4回目との走査によって、距離センサ4は1往
復する。この1往復によって、1度、3度、5度・・・
・81度、83度、85度、87度、89度と2度の間
隔で走査される。また、距離センサ4は、部屋1を1度
の間隔で全て走査するために、2往復する。
【0024】距離センサ4の信号処理部10からの出力
電圧は、ステッピングモータ10の角度変化に同期して
A/D変換器20によってディジタル化され、CPU1
8に供給される。CPU18に付属する記憶手段、例え
ばメモリ22には、部屋1内に検出対象である物体が存
在しない状態において、1度ずつ走査するごとに、信号
出力部10から得られた出力電圧をA/D変換器20に
よってディジタル化した信号が、基準値として各走査角
度と対応させて記憶されている。これら基準値は、侵入
者が存在しない場合の各走査方向において距離センサ4
から例えば壁や家具までの距離を表している。
【0025】CPU18は、A/D変換器20からディ
ジタル信号が得られる度に、これに対応する基準値をメ
モリ22から読み出し、両者が一致するか判断する。一
致しなければ、その走査方向に物体が存在するので、C
PU18に付属する警報発生部24に警報を発生させ
る。同時に、A/D変換器20からのディジタル信号の
値と、そのときのステッピングモータ10の回転角度θ
(検出領域5の壁1aに対する角度)とから、距離セン
サ4の位置を原点とした場合の侵入者の座標位置(X、
Y)を算出する。これは、ディジタル信号の値が距離セ
ンサ4から侵入者までの距離Lを表すとすると、X=L
cosθ、Y=Lsinθによって、求められる。
【0026】また、CPU18は、このようにして侵入
者の位置が求められるごとに、メモリ22に記憶させて
おく。
【0027】CPU18には、表示手段、例えばCRT
のようなディスプレイ26が付属している。CPU18
は、このディスプレイ26上に、図5(a)、(b)に
示すような部屋1を模擬した模擬表示28を表示してい
る。そして、CPU18は、ステッピングモータ10の
回転するごとに、これに同期させて検出領域5の走査方
向を表す走査方向表示30を、図5(a)に示すように
模擬表示28と重畳させて表示している。なお、図5
(a)、(b)に示す32は、距離センサ4の位置を示
す表示である。
【0028】そして、CPU18は、メモリ22の侵入
者の位置に応じて、その位置に対応する模擬表示28上
の位置に、侵入者を表す表示34を、表示させる。そし
て、メモリ22に記憶されている侵入者の位置は、少な
くとも部屋1の走査が全て終了するまでは、消去されな
いので、複数の侵入者が部屋1内に存在しても、これら
を全て表示することができるし、1つの侵入者が部屋1
内を移動しても、その移動の軌跡を表示することができ
る。
【0029】上記のような動作をするため、CPU18
は、初期状態において、即ち部屋1内に検出対象となる
侵入者が存在しない状態において、図6のフローチャー
トで示すような動作をする。なお、この場合、部屋1の
中に家具等が配置されていても構わない。
【0030】まず、各走査方向を指定するためのソフト
ウエアカウンタAの値を0とする(ステップS2)。な
お、図示していないが、カウンタAの値に等しい角度に
ステッピングモータ10の回転角度がCPU18によっ
て制御される。
【0031】次に、カウンタAの値が90より大きい
か、即ち操作方向は90度よりも大きいか判断する(ス
テップS4)。カウンタAの値が90以下であると、A
/D変換器20から入力した、距離センサ4の出力電圧
をディジタル化した信号を入力し(ステップS6)、メ
モリ22におけるカウンタAの値に等しいアドレスに入
力したディジタル信号を基準値として記憶する(ステッ
プS8)。そしてカウンタAの値を1つ進める(ステッ
プS10)。これによって、ステッピングモータ10が
1度だけ回転する。そして、再びステップS4が実行さ
れる。以下、同様にしてカウンタAの値が90を超える
まで同様にして、各走査方向における基準値がメモリ2
2に記憶される。
【0032】カウンタAの値が90を超えると、メモリ
22に記憶させた各基準値をX、Y座標にそれぞれ変換
し、各X座標のうちの最大値と各Y座標のうちの最大値
とを決定する(ステップS12)。各基準値をX、Y座
標に変換するのは、上述したのと同様に、各基準値を
L、そのときの走査方向と壁1aとの間の角度(各カウ
ンタAの値に対応する)をθとすると、X=Lcos
θ、Y=Lsinθでそれぞれ求められる。
【0033】そして、選択したX座標の最大値と、選択
したY座標の最大値とに基づいて、ディスプレイ26に
表示する模擬表示28の大きさを決定する(ステップS
14)。
【0034】次に、実際に侵入者を検出する場合、CP
U18は、図7のフローチャートに示すような動作を行
う。まず、ソフトウエアカウンタAの値を0とする(ス
テップS16)。この場合も、図示していないが、ステ
ッピングモータ10は、ソフトウエアカウンタAの値に
対応する角度(壁1aから測定した角度)に、検出領域
5が向くようにCPU18によって制御される。
【0035】そして、カウンタAの値が90を超えてい
るか判断される(ステップS18)。カウンタAの値が
90を超えていない場合、測定値計算のサブルーチンが
実行される(ステップS20)。このサブルーチンで
は、図8に示すように、距離センサ4の出力電圧をディ
ジタル化した値L1を、CPU18が入力する(ステッ
プS22)。
【0036】ステップS20に続いて、画面表示のサブ
ルーチンが実行される(ステップS22)。このサブル
ーチンでは、図9に示すように、入力されたディジタル
値L1が、そのときのカウンタAの値に対応するメモリ
22のアドレスから読み出した基準値Lと等しいか判断
する(ステップS26)。もし、ディジタル値L1と基
準値Lとが等しければ、この走査方向には、侵入者が存
在していない。そこで、測定方向位置を示す表示30
を、模擬表示28に表示し(ステップS28)、後述す
るステップS36を実行し、このサブルーチンを終了す
る。
【0037】ディジタル値L1と基準値Lとが等しくな
ければ、侵入者が存在することになる。そこで、ディジ
タル値L1のX、Y座標を計算する(ステップS3
0)。この計算は、侵入者の存在位置を示すもので、上
述したのと同様に、そのときの走査方向が壁1aとなす
角度(ソフトウエアカウンタAの値)θとに基づいて、
X座標がL1cosθによって、Y座標がL1sinθ
によって算出される。
【0038】このようにして計算された侵入者の位置
は、メモリ22に記憶される。なお、この記憶値は、少
なくとも部屋1の走査が全て終了するまで消去されな
い。
【0039】そして、警報発生部24を作動させて、侵
入者があることを報知する(ステップS34)。次に、
メモリ22の侵入者の位置に基づいて、模擬表示28上
に侵入者の位置を表示し(ステップS36)、このサブ
ルーチンを終了する。この場合、上述したように、メモ
リ22の記憶値は、少なくとも部屋1の走査が全て終了
するまで消去されていないので、部屋1内に複数の侵入
者が存在しても、これらを全て表示することができる
し、一人または複数の侵入者が移動しても、それらの移
動経路を表示することができる。また、或る走査方向に
物体が存在しなくても、ステップS28に続いて、この
ステップS36が実行されるので、侵入者があった場合
には、この侵入者が表示される。
【0040】次に、ソフトウエアカウンタAの値を4進
め(ステップS38)、ステップS18に戻る。従っ
て、上述したような走査が0度、4度・・・84度、8
8度まで継続される。
【0041】ソフトウエアカウンタAの値が90を超え
ると、即ち、第1回目の走査が終了すると、ソフトウエ
アカウンタAの値が90とされる(ステップS40)。
そして、カウンタAの値が0よりも小さいか判断される
(ステップS42)。そして、測定値計算のサブルーチ
ンが呼び出され(ステップS44)、画面表示のサブル
ーチンが呼び出され(ステップS46)、ソフトウエア
カウンタAの値が4つ減少させられ(ステップS4
8)、ステップS42に戻る。従って、上述したような
走査が90度、86度、82度・・・・6度、2度と行
われる。
【0042】ソフトウエアカウンタAの値が0を超える
と、即ち、第2回目の走査が終了すると、ソフトウエア
カウンタAの値が1とされる(ステップS50)。そし
て、カウンタAの値が0よりも小さいか判断される(ス
テップS52)。そして、測定値計算のサブルーチンが
呼び出され(ステップS52)、画面表示のサブルーチ
ンが呼び出され(ステップS54)、ソフトウエアカウ
ンタAの値が4つ加算され(ステップS56)、ステッ
プS52に戻る。従って、上述したような走査が1度、
5度・・・・85度、89度と行われる。
【0043】ソフトウエアカウンタAの値が90を超え
ると、即ち、第3回目の走査が終了すると、ソフトウエ
アカウンタAの値が87とされる(ステップS60)。
そして、カウンタAの値が0よりも小さいか判断される
(ステップS62)。そして、測定値計算のサブルーチ
ンが呼び出され(ステップS64)、画面表示のサブル
ーチンが呼び出され(ステップS66)、ソフトウエア
カウンタAの値が4つ減少させられ(ステップS6
8)、ステップS62に戻る。従って、上述したような
走査が87度、83度、79度・・・・7度、3度と行
われる。そして、ステップS62において、カウンタA
の値が0よりも小さいと、即ち、第4回目の走査が終了
すると、ステップS16に戻り、第1回目から走査を再
開する。このように各回の走査において、検出領域5が
回転する角度の値4と、全走査回数4回とは等しくされ
ている。
【0044】上記の実施の形態では、監視装置2を図2
に示すように部屋1の隅に配置したが、図10に示すよ
うに壁1aの中央付近に配置してもよい。この場合、1
回の走査は、180度の範囲で行われる。また、図11
に示すように監視装置2を部屋1の中央に配置すること
もできる。この場合、1回の走査は、360度の範囲で
行われる。これらの場合、ディスプレイ26に表示され
る走査方向の表示30も180度または360度回転さ
せる。
【0045】また、上記の実施の形態では、4回の走査
によって1度間隔に監視を行っている。しかし、例えば
監視精度が若干粗くてもよい場合には、例えば1回目と
2回目の走査または3回目と4回目との走査のみを行っ
てもよい。
【0046】また、上記の実施の形態では、偶数回の4
回の走査によって部屋11内を全て監視したが、奇数回
例えば3回の走査によって部屋1内を走査することもで
きる。例えば、第1回目には壁1a側から3度、6度・
・・90度と3度間隔で監視を行い、第2回目には壁1
b側から89度、86度、83度、80度、77度、7
4度、71度・・・・4度、1度と3度間隔で監視を行
い、第3回目には壁1a側から2度、5度、8度・・・
82度、85度、88度と3度間隔で監視してもよい。
但し、この場合、部屋1の監視が終了した段階では、検
出領域5は壁1b側にある。従って、再び監視を再開す
るためには、この壁1b側を基準とするようにCPU1
8のソフトを変更する必要がある。偶数回の場合には、
このような処理は不要である。
【0047】上記の実施の形態では、部屋1を平面的
に、即ち2次元的に走査して監視している。しかし、部
屋1を立体的に、即ち3次元的に走査して、監視するこ
ともできる。この場合、図12(a)、(b)に示すよ
うに、ターンテーブル14の上に、ステッピングモータ
36を、その回転軸が水平に位置するように取り付け、
この回転軸に別のターンテーブル38の中心を結合し、
このターンテーブル38に距離センサ4を取り付けてあ
る。そして、この距離センサ4の検出領域が水平方向か
ら垂直方向に90度回転するように、ステッピングモー
タ36が制御される。
【0048】上記の実施の形態では、距離センサとして
赤外線送信部と赤外線受光部とを備えるものを使用した
が、これ以外にも距離センサから物体までの距離を測定
することができるもの、例えばレザー等を使用すること
もできる。また、監視領域は上記の実施の形態のように
部屋に限ったものではなく、野外等であってもかまわな
い。また、上記の実施の形態では、ディスプレイ26に
は、部屋1を模擬した表示30が表示されているが、こ
れに代えて、例えば侵入者が検出されたとき、距離セン
サ4からの距離を数値でディスプレイ26に表示するよ
うにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、距離センサの検出領域が、監視領域内を、複数回に
わたって飛び越し走査する。従って、監視領域の全てを
大雑把に短時間のうちに走査することができるし、また
監視漏れになる死角の部分を少なくすることができる。
さらに、物体が移動しても、その移動を迅速に把握する
ことができる。
【0050】請求項2記載の発明によれば、監視領域の
飛び越し走査は、距離センサが監視領域を少なくとも1
往復することによって行われる。従って、再び監視領域
を走査する場合にも、前の走査と同じ制御を行えばよ
く、1度監視領域を全て走査した後、次に監視領域を走
査する場合に、走査の制御を変更する必要がなく、駆動
制御手段の構成を簡略化することができる。
【0051】請求項3記載の発明によれば、監視領域の
飛び越し走査は1往復ではなく、複数回の往復によって
行われる。従って、各回を通じて見た場合、走査方向と
走査方向との間の角度を小さくすることができ、高精度
に監視することができる。
【0052】請求項4記載の発明によれば、距離センサ
の位置を基準とした物体の位置が算出され、表示される
ので、物体の位置を容易に把握することができる。
【0053】請求項5記載の発明によれば、表示手段に
は、監視領域を模擬した表示が表示され、この監視領域
の模擬表示内に、物体の位置が表示されるので、直観的
に物体の位置を把握することができる。
【0054】請求項6記載の発明によれば、算出された
物体の位置が位置記憶手段に記憶され、それが全て監視
領域模擬表示に表示されているので、物体の移動も容易
に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による物体検出装置の1実施の形態のブ
ロック図である。
【図2】同実施の形態における監視装置の配置状態を示
す平面図である。
【図3】同実施の形態における監視装置の構成を示す側
面図である。
【図4】同実施の形態における走査の順序を示す図であ
る。
【図5】同実施の形態におけるディスプレイの表示を示
す図である。
【図6】同実施の形態においてCPUが実行する動作を
示すフローチャートの一部である。
【図7】同実施の形態においてCPUが実行する動作を
示すフローチャートの他の部分である。
【図8】同実施の形態においてCPUが実行する測定値
計算のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図9】同実施の形態においてCPUが実行する画面表
示のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図10】同実施の形態における監視装置の配置の変形
の一例を示す平面図である。
【図11】同実施の形態における監視装置の配置の変形
の他の例を示す平面図である。
【図12】同実施の形態における監視装置の構成の変形
例を示す図である。
【符号の説明】
4 距離センサ 12 ステッピングモータ(駆動手段) 18 CPU(駆動制御手段、比較手段) 22 メモリ(基準値記憶手段) 26 ディスプレイ(表示手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ直線状に伸びる検出領域を有し、こ
    の検出領域内に存在する物体までの距離に対応する出力
    を発生する距離センサと、 この距離センサが設けられ、上記検出領域が2次元以上
    の空間である監視領域を走査するように、上記距離セン
    サを駆動する駆動手段と、 上記検出領域に上記監視領域を複数回に分けて走査さ
    せ、かつ、各回の走査において上記検出領域がそれぞれ
    走査する走査方向以外の方向を、他の回の走査において
    上記検出領域が走査するように、上記駆動手段を制御す
    る駆動制御手段と、 上記各走査方向における上記物体の非検出状態での上記
    距離センサの出力を、基準値として記憶している基準値
    記憶手段と、 上記各走査方向における上記距離センサの出力と、これ
    に対応する上記基準値とを比較する比較手段と、 この比較手段での比較結果を表示する表示手段とを、具
    備する物体検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の物体検出装置において、
    上記駆動制御手段は、上記距離センサが上記監視領域を
    少なくとも1往復するように、上記駆動手段を制御する
    物体検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の物体検出装置において、
    上記往復回数が複数回である物体検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の物体検出装置において、 上記比較手段が上記物体を検出したとき、その物体の位
    置を、上記距離センサの出力とそのときの上記走査方向
    とに基づいて算出する位置算出手段と、 上記算出された物体の位置を上記表示手段に表示させる
    表示制御手段とを、具備する物体検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の物体検出装置において、
    上記表示制御手段は、上記監視領域を模擬した表示を上
    記表示手段に表示させ、かつこの模擬した監視領域の表
    示における上記検出された物体の位置に対応する位置に
    物体を表す表示をする物体検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の物体検出装置において、
    上記算出された物体の位置を、算出されるごとに順次記
    憶していく物体位置記憶手段を設け、上記表示制御手段
    は、上記物体位置記憶手段の各物体の位置の記憶に基づ
    いて、上記模擬した表示領域の表示における上記各物体
    の位置に対応する位置にそれぞれ物体を表す表示をさせ
    る物体検出装置。
JP8293206A 1996-10-14 1996-10-14 物体検出装置 Pending JPH10115680A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8293206A JPH10115680A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 物体検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8293206A JPH10115680A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 物体検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10115680A true JPH10115680A (ja) 1998-05-06

Family

ID=17791805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8293206A Pending JPH10115680A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 物体検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10115680A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005216160A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Secom Co Ltd 画像生成装置、侵入者監視装置及び画像生成方法
JP2009294734A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Keyence Corp エリア監視センサ
JP2011085577A (ja) * 2009-09-18 2011-04-28 Denso Wave Inc レーザレーダ装置
WO2012056779A1 (ja) * 2010-10-26 2012-05-03 鎌長製衡株式会社 トラックスケールにおける被計量車両の重心位置計測装置及びトラックスケール
JP2012107882A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Kamacho Scale Co Ltd トラックスケールにおける被計量車両の重心位置計測装置
JP2014052336A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Mitsubishi Electric Corp 信号処理装置およびレーダ観測方法
JP2016133341A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 株式会社リコー 物体検出装置、センシング装置、移動体装置及び物体検出方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005216160A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Secom Co Ltd 画像生成装置、侵入者監視装置及び画像生成方法
JP2009294734A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Keyence Corp エリア監視センサ
JP2011085577A (ja) * 2009-09-18 2011-04-28 Denso Wave Inc レーザレーダ装置
WO2012056779A1 (ja) * 2010-10-26 2012-05-03 鎌長製衡株式会社 トラックスケールにおける被計量車両の重心位置計測装置及びトラックスケール
US8966962B2 (en) 2010-10-26 2015-03-03 Kamacho Scale Co., Ltd. Measurement device of position of center of gravity of vehicle to be measured on truck scale and truck scale
JP2012107882A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Kamacho Scale Co Ltd トラックスケールにおける被計量車両の重心位置計測装置
JP2014052336A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Mitsubishi Electric Corp 信号処理装置およびレーダ観測方法
JP2016133341A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 株式会社リコー 物体検出装置、センシング装置、移動体装置及び物体検出方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6130663A (en) Touchless input method and apparatus
US10564776B2 (en) Virtual input system
US8305344B2 (en) Projector and projector accessory
US6492633B2 (en) Optical scanning-type touch panel
KR100718403B1 (ko) 초음파 촬영 장치
JPH032513A (ja) 自動測量装置
JPH10115680A (ja) 物体検出装置
JP6263447B2 (ja) 超音波診断装置及びプログラム
KR101265349B1 (ko) 초음파 시스템
JP6718520B2 (ja) 超音波診断装置及び超音波診断装置の制御方法
JP2001208786A (ja) 近傍界測定システム
US9423244B2 (en) System and method for configuring a monitored zone of an optoelectronic monitoring device
JP2013153867A (ja) 超音波画像診断装置
JP3356321B2 (ja) 物体の形状測定装置
JP3088184B2 (ja) 水中探知装置
JP2014226296A (ja) 超音波診断装置
JP2769109B2 (ja) 画像情報表示装置
JPH0510928A (ja) 超音波映像検査装置
JPH0693023B2 (ja) 水中探知装置
JP2022091690A (ja) 超音波スキャン操作のためのガイドシステムおよびガイド方法
JP2002238892A (ja) 超音波診断装置
JPH0747064A (ja) 超音波診断装置
JP2640878B2 (ja) 超音波映像検査装置
JPH03132195A (ja) テレビの視聴者数計数装置
JP2001290586A (ja) 座標獲得システムおよび座標獲得方法および座標入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020917