JPH10115664A - Ic試験システム - Google Patents
Ic試験システムInfo
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- JPH10115664A JPH10115664A JP8269745A JP26974596A JPH10115664A JP H10115664 A JPH10115664 A JP H10115664A JP 8269745 A JP8269745 A JP 8269745A JP 26974596 A JP26974596 A JP 26974596A JP H10115664 A JPH10115664 A JP H10115664A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ホストコンピュータのDMA転送に関するプ
ログラム実行処理時間を短縮させる。 【解決手段】 ICテスタのメモリ回路5にはオートイ
ンクメント(AI)モードのとき使用する領域(イ)と
ノーマルモード(AIオフモード)のとき使用する領域
(ロ)が存在する。DMA制御回路12はICテスタへ
DMAによりデータを転送し、かつAIモード時にスタ
ートアドレスA1のみを、ノーマルモード時に各ワード
ごとに歩進したアドレスを転送する。ホストコンピュー
タのメモリ回路15にはICテスタへ転送するデータ、
アドレス、DMA制御プログラム等が格納される。この
発明では特に、DMA制御回路12にアドレスデコーダ
12bを設け、メモリ回路15より読み出したスタート
アドレスA1をデコードしてAIモード及びノーマルモ
ードのいずれであるかを識別する。
ログラム実行処理時間を短縮させる。 【解決手段】 ICテスタのメモリ回路5にはオートイ
ンクメント(AI)モードのとき使用する領域(イ)と
ノーマルモード(AIオフモード)のとき使用する領域
(ロ)が存在する。DMA制御回路12はICテスタへ
DMAによりデータを転送し、かつAIモード時にスタ
ートアドレスA1のみを、ノーマルモード時に各ワード
ごとに歩進したアドレスを転送する。ホストコンピュー
タのメモリ回路15にはICテスタへ転送するデータ、
アドレス、DMA制御プログラム等が格納される。この
発明では特に、DMA制御回路12にアドレスデコーダ
12bを設け、メモリ回路15より読み出したスタート
アドレスA1をデコードしてAIモード及びノーマルモ
ードのいずれであるかを識別する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】IC試験装置とホストコンピ
ュータとから成るIC試験システムにおいては、ホスト
コンピュータからDMA(ダイレクト・メモリ・アクセ
ス)によりIC試験装置のメモリ回路にデータを転送す
る場合に、ホストコンピュータのDMA制御回路に与え
る情報として、オートインクリメントモードであるか、
ノーマルモードであるかをプログラム上で指定しなけれ
ばならない。この発明は、このようなプログラム制御の
削減によるプログラム処理スピードの向上技術に関す
る。
ュータとから成るIC試験システムにおいては、ホスト
コンピュータからDMA(ダイレクト・メモリ・アクセ
ス)によりIC試験装置のメモリ回路にデータを転送す
る場合に、ホストコンピュータのDMA制御回路に与え
る情報として、オートインクリメントモードであるか、
ノーマルモードであるかをプログラム上で指定しなけれ
ばならない。この発明は、このようなプログラム制御の
削減によるプログラム処理スピードの向上技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、IC試験システム1
00は、IC試験装置(以下ICテスタと言う)1と、
ホストコンピュータ(以下HCと言う)2が伝送線路3
を介して接続される。ICテスタ1では、インタフェー
ス回路4、メモリ回路5等がバス6を介して互いに接続
される。一方、HC2ではインタフェース回路11,D
MA(Direct Memory Access) 制御回路12,CPU1
4,メモリ回路15等がバス16を介して互いに接続さ
れる。
00は、IC試験装置(以下ICテスタと言う)1と、
ホストコンピュータ(以下HCと言う)2が伝送線路3
を介して接続される。ICテスタ1では、インタフェー
ス回路4、メモリ回路5等がバス6を介して互いに接続
される。一方、HC2ではインタフェース回路11,D
MA(Direct Memory Access) 制御回路12,CPU1
4,メモリ回路15等がバス16を介して互いに接続さ
れる。
【0003】IC試験システム100では、HC2のメ
モリ回路15に格納されているデータとそのデータをI
Cテスタ1に格納するためのアドレス情報とをICテス
タ1へ転送する動作がしばしば行われる。図6に示すよ
うに、HC2よりICテスタ1に転送する送信信号SD
において、アドレスAiがICテスタのアドレスレジス
タ7を指定するコードarと、そのアドレスレジスタ7
に格納するアドレス情報aiとで構成される。一方、デ
ータDiはICテスタのデータレジスタ8を指定するコ
ードdrと、そのデータレジスタ8に格納するデータd
iとで構成される。
モリ回路15に格納されているデータとそのデータをI
Cテスタ1に格納するためのアドレス情報とをICテス
タ1へ転送する動作がしばしば行われる。図6に示すよ
うに、HC2よりICテスタ1に転送する送信信号SD
において、アドレスAiがICテスタのアドレスレジス
タ7を指定するコードarと、そのアドレスレジスタ7
に格納するアドレス情報aiとで構成される。一方、デ
ータDiはICテスタのデータレジスタ8を指定するコ
ードdrと、そのデータレジスタ8に格納するデータd
iとで構成される。
【0004】大量のデータをICテスタ1のメモリ回路
5の連続したメモリ領域に転送する際、アドレス情報を
各ワードごとに毎回HC2から指定する必要をなくし
て、その分転送スピードを上げることができる。このと
き、ICテスタ1側ではスタートアドレスのみを指定さ
れ、あとは自分自身で1つずつアドレスを進めて行けば
よい。このようなモードはオートインクリメントモード
(以下AIモードと言う)と呼ばれる。
5の連続したメモリ領域に転送する際、アドレス情報を
各ワードごとに毎回HC2から指定する必要をなくし
て、その分転送スピードを上げることができる。このと
き、ICテスタ1側ではスタートアドレスのみを指定さ
れ、あとは自分自身で1つずつアドレスを進めて行けば
よい。このようなモードはオートインクリメントモード
(以下AIモードと言う)と呼ばれる。
【0005】ICテスタ1のメモリ回路5には、AIモ
ードでつまりオートインクリメントにより格納するメモ
リ領域と、ノーマルモードで、つまりHC2側から各ワ
ードごとに転送されたアドレスに格納するメモリ領域と
が予め決められている。即ち、例えば図5において、 0〜299番地の領域AはAIモード(AI有) 300〜699番地の領域Bはノーマルモード(AI
無) 700〜999番地の領域CはAIモード 1000〜1399番地の領域Dはノーマルモード 1400〜1699番地の領域EはAIモード 1700〜2099番地の領域Fはノーマルモード と言うように、AIモードで使用するメモリ領域(この
例では300番地分)と、ノーマルモードで使用するメ
モリ領域(この例では400番地分)とが交互に設けら
れる。
ードでつまりオートインクリメントにより格納するメモ
リ領域と、ノーマルモードで、つまりHC2側から各ワ
ードごとに転送されたアドレスに格納するメモリ領域と
が予め決められている。即ち、例えば図5において、 0〜299番地の領域AはAIモード(AI有) 300〜699番地の領域Bはノーマルモード(AI
無) 700〜999番地の領域CはAIモード 1000〜1399番地の領域Dはノーマルモード 1400〜1699番地の領域EはAIモード 1700〜2099番地の領域Fはノーマルモード と言うように、AIモードで使用するメモリ領域(この
例では300番地分)と、ノーマルモードで使用するメ
モリ領域(この例では400番地分)とが交互に設けら
れる。
【0006】HC2からDMAによってICテスタ1に
データを転送するとき、データを書き込むメモリ回路5
の番地に応じて、AIモードであるかノーマルモードで
あるかをDMA制御回路12に指示する必要がある。そ
のため、データ転送を制御するプログラム(メモリ回路
15に格納される)の中でいずれのモードを用いるかを
指示している。
データを転送するとき、データを書き込むメモリ回路5
の番地に応じて、AIモードであるかノーマルモードで
あるかをDMA制御回路12に指示する必要がある。そ
のため、データ転送を制御するプログラム(メモリ回路
15に格納される)の中でいずれのモードを用いるかを
指示している。
【0007】即ち、HC2のデータ転送を制御するプロ
グラムによって、 転送元のスタートアドレスの指示 転送先のスタートアドレスの指示 転送データ量の指示 ノーマルモードかAIモードかの指定 DMAのスタートの指示 DMAの終了を待つ指示 DMA終了後ステータス情報により、正常に終了し
たことを確認する指示 等が行われる。CPU14はメモリ回路15に格納され
たこれらの制御プログラムを解読して、AIモード/ノ
ーマルモードに対応してL/Hレベルをとるインクリメ
ント信号INCとスタートアドレスA1をDMA制御回
路12に与える。
グラムによって、 転送元のスタートアドレスの指示 転送先のスタートアドレスの指示 転送データ量の指示 ノーマルモードかAIモードかの指定 DMAのスタートの指示 DMAの終了を待つ指示 DMA終了後ステータス情報により、正常に終了し
たことを確認する指示 等が行われる。CPU14はメモリ回路15に格納され
たこれらの制御プログラムを解読して、AIモード/ノ
ーマルモードに対応してL/Hレベルをとるインクリメ
ント信号INCとスタートアドレスA1をDMA制御回
路12に与える。
【0008】DMA制御回路12では、インクリメント
信号INCがHレベル(ノーマルモードに対応する)で
あるときは、アドレスカウンタ12aを1ワード(例え
ば64ビットのアドレスレジスタを指定する情報とアド
レス情報と64ビットのデータレジスタを指定する情報
とデータ情報とより成る)ごとにカウントアップして、
前のアドレスより1だけ進めたアドレスAiを生成し、
メモリ回路15より読み出されたデータDiと組にして
1ワードのデータをバス16,インタフェース回路11
を経由して、ICテスタ1へ転送する。インクリメント
信号INCがLレベル(AIモードに対応する)である
ときは、DMA制御回路12では最初のみスタートアド
レス(64ビット)A1とデータ(64ビット)D1を
組にして1ワードW1を転送するが、次回からアドレス
情報は送らないでデータ(64ビット)Diのみを転送
する。
信号INCがHレベル(ノーマルモードに対応する)で
あるときは、アドレスカウンタ12aを1ワード(例え
ば64ビットのアドレスレジスタを指定する情報とアド
レス情報と64ビットのデータレジスタを指定する情報
とデータ情報とより成る)ごとにカウントアップして、
前のアドレスより1だけ進めたアドレスAiを生成し、
メモリ回路15より読み出されたデータDiと組にして
1ワードのデータをバス16,インタフェース回路11
を経由して、ICテスタ1へ転送する。インクリメント
信号INCがLレベル(AIモードに対応する)である
ときは、DMA制御回路12では最初のみスタートアド
レス(64ビット)A1とデータ(64ビット)D1を
組にして1ワードW1を転送するが、次回からアドレス
情報は送らないでデータ(64ビット)Diのみを転送
する。
【0009】ICテスタ1のインタフェース回路4で
は、HC2より転送されたスタートアドレスA1がAI
モード及びノーマルモードのいずれに対応する領域のア
ドレスであるかを識別する。AIモードに対応していれ
ば、スタートアドレスA1から1ワードごとに1ずつ進
めたアドレスを生成して、そのアドレスのメモリ領域
(A,C,E,…のいずれか)にデータを格納させる。
一方、スタートアドレスA1がノーマルモードに対応し
ていれば、各ワードごとにHC2よりアドレスAiがデ
ータDiと共に転送されるので、そのアドレスAiに基
づいてデータDiをメモリ領域B,D,F,…のいずれ
かに格納させる。
は、HC2より転送されたスタートアドレスA1がAI
モード及びノーマルモードのいずれに対応する領域のア
ドレスであるかを識別する。AIモードに対応していれ
ば、スタートアドレスA1から1ワードごとに1ずつ進
めたアドレスを生成して、そのアドレスのメモリ領域
(A,C,E,…のいずれか)にデータを格納させる。
一方、スタートアドレスA1がノーマルモードに対応し
ていれば、各ワードごとにHC2よりアドレスAiがデ
ータDiと共に転送されるので、そのアドレスAiに基
づいてデータDiをメモリ領域B,D,F,…のいずれ
かに格納させる。
【0010】HC2側からメモリ回路5にデータを転送
する際、一般的なI/Oシステムコール、つまり前述の
データ転送制御プログラム〜へ制御を移す手順は次
のようになる。 プロセスのロック IOCTL(ノーマルモード、AIモードいずれか
の指定…前述のに対応) WRITE(前記の制御プログラム〜に対して
データ転送制御を指示する) ロック解除 IOCTLとWRITEは一連の動作である。これ
らの前後にプロセスのロックとロック解除の手順を
設けるのは、マルチタスクの環境において、IOCT
Lと、WRITEの間に他のプロセスの実行が入り、
これによってIOCTLで設定したモードが変わること
がない様にプロセスをロックして、他のプロセスの実行
が入らないようにするためである。
する際、一般的なI/Oシステムコール、つまり前述の
データ転送制御プログラム〜へ制御を移す手順は次
のようになる。 プロセスのロック IOCTL(ノーマルモード、AIモードいずれか
の指定…前述のに対応) WRITE(前記の制御プログラム〜に対して
データ転送制御を指示する) ロック解除 IOCTLとWRITEは一連の動作である。これ
らの前後にプロセスのロックとロック解除の手順を
設けるのは、マルチタスクの環境において、IOCT
Lと、WRITEの間に他のプロセスの実行が入り、
これによってIOCTLで設定したモードが変わること
がない様にプロセスをロックして、他のプロセスの実行
が入らないようにするためである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のIC試験システ
ム100では、HC2よりICテスタ1のメモリ回路5
へデータを転送する場合、メモリ回路5のAIモードで
使用するメモリ領域は、例えばA(0〜299番地),
C(700〜999番地),E(1400〜1699番
地)…に設定され、ノーマルモードで使用するメモリ領
域は、B(300〜699),D(1000〜139
9),F(1700〜2099),…に設定されてい
る。これらのメモリ領域の設定はICテスタによって決
まっており、プログラムの都合で変えることはできな
い。従って、メモリ回路15に格納するデータ転送に関
する制御プログラムでは、転送するデータDiをメモリ
回路5の何番地に格納するかに着目して、AIモードか
ノーマルモードかの指定を制御しなければならないので
プログラム処理時間がかかる。特に、ICテスタ側のA
Iモード/ノーマルモードに対応するメモリ領域が上述
のように細かく分散されている場合はなおさらである。
ム100では、HC2よりICテスタ1のメモリ回路5
へデータを転送する場合、メモリ回路5のAIモードで
使用するメモリ領域は、例えばA(0〜299番地),
C(700〜999番地),E(1400〜1699番
地)…に設定され、ノーマルモードで使用するメモリ領
域は、B(300〜699),D(1000〜139
9),F(1700〜2099),…に設定されてい
る。これらのメモリ領域の設定はICテスタによって決
まっており、プログラムの都合で変えることはできな
い。従って、メモリ回路15に格納するデータ転送に関
する制御プログラムでは、転送するデータDiをメモリ
回路5の何番地に格納するかに着目して、AIモードか
ノーマルモードかの指定を制御しなければならないので
プログラム処理時間がかかる。特に、ICテスタ側のA
Iモード/ノーマルモードに対応するメモリ領域が上述
のように細かく分散されている場合はなおさらである。
【0012】この発明は、このような実状に鑑みて為さ
れたもので、AIモードかノーマルモードかの指定をプ
ログラムによる制御から、できるだけハードウェアに置
き換えてHC2のDMA転送に関するプログラム制御を
軽減させ、プログラム処理時間を短縮させることを目的
としている。
れたもので、AIモードかノーマルモードかの指定をプ
ログラムによる制御から、できるだけハードウェアに置
き換えてHC2のDMA転送に関するプログラム制御を
軽減させ、プログラム処理時間を短縮させることを目的
としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、IC試験装
置とホストコンピュータとより成るIC試験システムに
関する。IC試験装置にはオートインクリメントモード
(AIモード)のときに使用するメモリ領域と、ノーマ
ルモード(AIオフモード)のときに使用するメモリ領
域とより成るメモリ回路が設けられる。
置とホストコンピュータとより成るIC試験システムに
関する。IC試験装置にはオートインクリメントモード
(AIモード)のときに使用するメモリ領域と、ノーマ
ルモード(AIオフモード)のときに使用するメモリ領
域とより成るメモリ回路が設けられる。
【0014】一方、ホストコンピュータには、IC試験
装置へDMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)により
データを転送し、かつAIモード時にアドレスとしてス
タートアドレスのみを転送し、ノーマルモード時に各ワ
ードごとに順次歩進したアドレスを転送するDMA制御
回路と、前記IC試験装置に転送するデータ、アドレス
情報及びDMA制御に関するプログラムを格納するメモ
リ回路が設けられる。
装置へDMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)により
データを転送し、かつAIモード時にアドレスとしてス
タートアドレスのみを転送し、ノーマルモード時に各ワ
ードごとに順次歩進したアドレスを転送するDMA制御
回路と、前記IC試験装置に転送するデータ、アドレス
情報及びDMA制御に関するプログラムを格納するメモ
リ回路が設けられる。
【0015】この発明では特に、DMA制御回路にアド
レスデコーダを設け、ホストコンピュータのメモリ回路
より読み出したスタートアドレス情報をデコードして、
AIモード及びノーマルモードのいずれであるかを識別
するようにしたものである。
レスデコーダを設け、ホストコンピュータのメモリ回路
より読み出したスタートアドレス情報をデコードして、
AIモード及びノーマルモードのいずれであるかを識別
するようにしたものである。
【0016】
(実施例1)図1の実施例を参照して発明の実施の形態
を説明する。図1には図5と対応する部分に同じ符号を
付けてある。DMA転送に関するプログラム制御時間が
かかる第1の原因は、転送データDiがAIモード及び
ノーマルモードのいずれに対応したメモリ領域に格納す
るのかによって、AIモード及びノーマルモードのいず
れかをプログラムで指定しなければならないことであ
る。また第2の原因は、メモリ回路5のAIモードに対
応したメモリ領域A,C,E,…及びノーマルモードに
対応したメモリ領域B,D,F,…がそれぞれ混在して
分散配置されているために、制御プログラムがアドレス
に適合したモードを指定するのに判断処理の時間がかか
るためである。
を説明する。図1には図5と対応する部分に同じ符号を
付けてある。DMA転送に関するプログラム制御時間が
かかる第1の原因は、転送データDiがAIモード及び
ノーマルモードのいずれに対応したメモリ領域に格納す
るのかによって、AIモード及びノーマルモードのいず
れかをプログラムで指定しなければならないことであ
る。また第2の原因は、メモリ回路5のAIモードに対
応したメモリ領域A,C,E,…及びノーマルモードに
対応したメモリ領域B,D,F,…がそれぞれ混在して
分散配置されているために、制御プログラムがアドレス
に適合したモードを指定するのに判断処理の時間がかか
るためである。
【0017】この第2の問題は、以下のように工夫すれ
ば容易に解決できる。即ち、AIモードに対応したメモ
リ領域A,C,E,…を全て集めて、連続したアドレス
(例えば0〜899番地)に配置してAI有領域(イ)
とし、一方ノーマルモードに対応したメモリ領域B,
D,F,…を全て集めて、連続したアドレス(例えば9
00〜2099)に配置して、AI無領域(ロ)とする
のである。このようにすると、制御プログラムはアドレ
スが例えば900番地より大きいか、小さいかだけを判
断すればモード指定を行えるので、プログラムの判断処
理ステップが短くなる。
ば容易に解決できる。即ち、AIモードに対応したメモ
リ領域A,C,E,…を全て集めて、連続したアドレス
(例えば0〜899番地)に配置してAI有領域(イ)
とし、一方ノーマルモードに対応したメモリ領域B,
D,F,…を全て集めて、連続したアドレス(例えば9
00〜2099)に配置して、AI無領域(ロ)とする
のである。このようにすると、制御プログラムはアドレ
スが例えば900番地より大きいか、小さいかだけを判
断すればモード指定を行えるので、プログラムの判断処
理ステップが短くなる。
【0018】第1の問題を解決するために、この発明で
はメモリ回路15に格納するプログラムの中でデータD
1に対するスタートアドレスA1を指定するだけで、あ
とはDMA制御回路12がメモリ回路15より読み出し
たスタートアドレスA1を、この発明において追加した
アドレスデコーダ12bでデコードして、AIモード及
びノーマルモードのいずれかを識別し、それに対応して
L/Hレベルをとるインクリメント信号INCをアドレ
スカウンタ12aに与える。
はメモリ回路15に格納するプログラムの中でデータD
1に対するスタートアドレスA1を指定するだけで、あ
とはDMA制御回路12がメモリ回路15より読み出し
たスタートアドレスA1を、この発明において追加した
アドレスデコーダ12bでデコードして、AIモード及
びノーマルモードのいずれかを識別し、それに対応して
L/Hレベルをとるインクリメント信号INCをアドレ
スカウンタ12aに与える。
【0019】アドレスカウンタ12aはインクリメント
信号INCがH(ノーマルモードに対応)であるとき
は、1ワードごとに前のアドレスを+1させたアドレス
Aiを出力する。DMA制御回路12は、このアドレス
Aiに続いて、メモリ回路15より読み出したデータD
iとにより1ワードWiを構成して、ICテスタ1へ転
送する。一方、インクリメント信号INCがL(AIモ
ードに対応)であるときは、アドレスカウンタ12aは
カウントアップせず、スタートアドレスA1を出力した
状態のまま保持される。DMA制御回路12は、最初の
1ワードW1だけスタートアドレスA1とD1とを組合
せて転送するが、次回からはアドレス情報は転送せず、
データDiのみを転送する。
信号INCがH(ノーマルモードに対応)であるとき
は、1ワードごとに前のアドレスを+1させたアドレス
Aiを出力する。DMA制御回路12は、このアドレス
Aiに続いて、メモリ回路15より読み出したデータD
iとにより1ワードWiを構成して、ICテスタ1へ転
送する。一方、インクリメント信号INCがL(AIモ
ードに対応)であるときは、アドレスカウンタ12aは
カウントアップせず、スタートアドレスA1を出力した
状態のまま保持される。DMA制御回路12は、最初の
1ワードW1だけスタートアドレスA1とD1とを組合
せて転送するが、次回からはアドレス情報は転送せず、
データDiのみを転送する。
【0020】アドレスデコーダ12bはスタートアドレ
スA1の例えば上位の数ビットをデコードするだけでど
のモードかを識別できる。既に述べたように、メモリ回
路5をそれぞれアドレスの連続したAI有領域(イ)と
AI無領域(ロ)とに大別した場合には、プログラムの
判断処理が容易であると同時に、アドレスデコーダ12
bの構成が簡単になるので望ましい。しかしこの発明
は、このようなメモリ領域の分割に限定するものではな
く、従来のようにAI有領域とAI無領域とがそれぞれ
多数に分かれて分散していてもよい。この場合にはアド
レスデコーダ12bの構成は複雑になるが、しかし制御
プログラムがいちいちAIモード及びノーマルモードの
いずれを用いるかを指定する必要がないので、データ転
送処理スピードは向上する。
スA1の例えば上位の数ビットをデコードするだけでど
のモードかを識別できる。既に述べたように、メモリ回
路5をそれぞれアドレスの連続したAI有領域(イ)と
AI無領域(ロ)とに大別した場合には、プログラムの
判断処理が容易であると同時に、アドレスデコーダ12
bの構成が簡単になるので望ましい。しかしこの発明
は、このようなメモリ領域の分割に限定するものではな
く、従来のようにAI有領域とAI無領域とがそれぞれ
多数に分かれて分散していてもよい。この場合にはアド
レスデコーダ12bの構成は複雑になるが、しかし制御
プログラムがいちいちAIモード及びノーマルモードの
いずれを用いるかを指定する必要がないので、データ転
送処理スピードは向上する。
【0021】(実施例2)従来例の場合、HC側で扱う
アドレスがバイトアドレスであって、ICテスタのメモ
リ回路5のメモリの幅が32ビットの場合、図2に示す
ようにICテスタ側のアドレスと対応する。メモリ回路
5の斜線を付けた1番地に32ビットのデータを転送す
る場合、HC側ではバイトアドレス4〜7の32ビット
のデータとして扱われる。ICテスタ側の番地に対応す
るバイトアドレス4〜7は実際には2進数で表され、下
位4ビットはそれぞれ0100,0101,0110,
0111となる。このアドレス情報はHCではICテス
タ側のアドレス表示の1番地(2進数で…001)に変
換して送信信号SDを生成しているが、その際下位2ビ
ットは不要である。
アドレスがバイトアドレスであって、ICテスタのメモ
リ回路5のメモリの幅が32ビットの場合、図2に示す
ようにICテスタ側のアドレスと対応する。メモリ回路
5の斜線を付けた1番地に32ビットのデータを転送す
る場合、HC側ではバイトアドレス4〜7の32ビット
のデータとして扱われる。ICテスタ側の番地に対応す
るバイトアドレス4〜7は実際には2進数で表され、下
位4ビットはそれぞれ0100,0101,0110,
0111となる。このアドレス情報はHCではICテス
タ側のアドレス表示の1番地(2進数で…001)に変
換して送信信号SDを生成しているが、その際下位2ビ
ットは不要である。
【0022】またHC2内でのICテスタ1への一連の
データ転送動作においても、下位2ビットを使用しなく
ても済む。従ってバイトアドレスの下位2ビットに他の
情報をのせることができる。そこでこの発明では、図4
に示すようにLSB(下位1ビット)に、ノーマルモー
ドかAIモードかを選択するモード選択情報をのせる。
従って従来行っていたI/Oシステムコール(データ出
力のためのプロクラムの手順)において、IOCTL
の手順が不要となる。更にこのようにすると、IOC
TLとWRITEとの間に他のプロセスの実行が入る
問題がないので、プロセスのロック、ロックの解除
の手順も不要となり、WRITEのシステムコールの
みでよくなり、プログラムが極めて簡単になる。
データ転送動作においても、下位2ビットを使用しなく
ても済む。従ってバイトアドレスの下位2ビットに他の
情報をのせることができる。そこでこの発明では、図4
に示すようにLSB(下位1ビット)に、ノーマルモー
ドかAIモードかを選択するモード選択情報をのせる。
従って従来行っていたI/Oシステムコール(データ出
力のためのプロクラムの手順)において、IOCTL
の手順が不要となる。更にこのようにすると、IOC
TLとWRITEとの間に他のプロセスの実行が入る
問題がないので、プロセスのロック、ロックの解除
の手順も不要となり、WRITEのシステムコールの
みでよくなり、プログラムが極めて簡単になる。
【0023】メモリ回路5の幅が図3に示すように16
ビットである場合にも、2進数表示したバイトアドレス
のLSBはデータ転送に関しては必要でなく、モード選
択情報をのせることができる。従って、DMA制御回路
12のアドレスデコーダ12bでは、バイトアドレスの
LSBをデコードするだけで使用モードを識別できる。
ビットである場合にも、2進数表示したバイトアドレス
のLSBはデータ転送に関しては必要でなく、モード選
択情報をのせることができる。従って、DMA制御回路
12のアドレスデコーダ12bでは、バイトアドレスの
LSBをデコードするだけで使用モードを識別できる。
【0024】実施例2の場合には、I/Oシステムコー
ルの上ではモード選択を指定する必要はないが、代わり
にバイトアドレスのLSBで指示するので実施例1のよ
うにプログラム上での指示が全く不要になった訳ではな
いが、I/Oシステムコールの手順が減るのでプログラ
ム作成の手間が確実に減少すると共に、HCのプログラ
ムの実行(処理)時間も減少する。
ルの上ではモード選択を指定する必要はないが、代わり
にバイトアドレスのLSBで指示するので実施例1のよ
うにプログラム上での指示が全く不要になった訳ではな
いが、I/Oシステムコールの手順が減るのでプログラ
ム作成の手間が確実に減少すると共に、HCのプログラ
ムの実行(処理)時間も減少する。
【0025】
【発明の効果】この発明では、HC2のDMA制御回路
12内にアドレスデコーダ12bを設けることにより、
メモリ回路15より読み出した転送先のスタートアドレ
スA1をデコードして、AIモード及びノーマルモード
のいずれであるかを識別できる。従って、DMA転送の
制御プログラム或いはI/Oシステムコール((データ
出力のためのプログラムの手順)において、従来行って
いたモードの指定を省略できる。よって、これらのプロ
グラム作成に要する手間を可なり減少できる共に、プロ
グラムの実行処理時間を短縮できる。
12内にアドレスデコーダ12bを設けることにより、
メモリ回路15より読み出した転送先のスタートアドレ
スA1をデコードして、AIモード及びノーマルモード
のいずれであるかを識別できる。従って、DMA転送の
制御プログラム或いはI/Oシステムコール((データ
出力のためのプログラムの手順)において、従来行って
いたモードの指定を省略できる。よって、これらのプロ
グラム作成に要する手間を可なり減少できる共に、プロ
グラムの実行処理時間を短縮できる。
【図1】この発明の実施例を示すブロック図。
【図2】実施例2において、ICテスタのメモリ回路の
幅が32ビットの場合に、ICテスタ側で使用するアド
レスとホストコンピュータ側で使用するバイトアドレス
との対応を示す図。
幅が32ビットの場合に、ICテスタ側で使用するアド
レスとホストコンピュータ側で使用するバイトアドレス
との対応を示す図。
【図3】実施例2において、ICテスタのメモリ回路の
幅が16ビットの場合に、ICテスタ側で使用するアド
レスとホストコンピュータ側で使用するバイトアドレス
との対応を示す図。
幅が16ビットの場合に、ICテスタ側で使用するアド
レスとホストコンピュータ側で使用するバイトアドレス
との対応を示す図。
【図4】実施例2において、LSBにノーマルモード及
びAIモードのいずれかの選択情報をのせるようにした
バイトアドレス。
びAIモードのいずれかの選択情報をのせるようにした
バイトアドレス。
【図5】従来のIC試験システムのブロック図。
【図6】送信信号の一例を示す波形図。
Claims (1)
- 【請求項1】 オートインクリメントモード(AIモー
ド)のときに使用するメモリ領域と、ノーマルモード
(AIオフモード)のときに使用するメモリ領域とより
成るメモリ回路を有するIC試験装置と、 そのIC試験装置へDMA(ダイレクト・メモリ・アク
セス)によりデータを転送し、かつAIモード時にアド
レスとしてスタートアドレスのみを転送し、ノーマルモ
ード時に各ワードごとに順次歩進したアドレスを転送す
るDMA制御回路と、前記IC試験装置に転送するデー
タ、アドレス情報及びDMA制御に関するプログラムを
格納するメモリ回路とを有するホストコンピュータと、
より成るIC試験システムにおいて、 前記DMA制御回路にアドレスデコーダを設け、前記ホ
ストコンピュータのメモリ回路より読み出したスタート
アドレス情報をデコードして、AIモード及びノーマル
モードのいずれであるかを識別することを特徴とするI
C試験システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8269745A JPH10115664A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | Ic試験システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8269745A JPH10115664A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | Ic試験システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10115664A true JPH10115664A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17476571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8269745A Withdrawn JPH10115664A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | Ic試験システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10115664A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003027693A1 (fr) * | 2001-08-23 | 2003-04-03 | Advantest Corporation | Appareil de commande de mesure |
WO2009078135A1 (ja) * | 2007-12-19 | 2009-06-25 | Advantest Corporation | 試験装置 |
-
1996
- 1996-10-11 JP JP8269745A patent/JPH10115664A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003027693A1 (fr) * | 2001-08-23 | 2003-04-03 | Advantest Corporation | Appareil de commande de mesure |
WO2009078135A1 (ja) * | 2007-12-19 | 2009-06-25 | Advantest Corporation | 試験装置 |
JP5331709B2 (ja) * | 2007-12-19 | 2013-10-30 | 株式会社アドバンテスト | 試験装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040106 |