JPH10115659A - ベアチップテスト用治具 - Google Patents

ベアチップテスト用治具

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JPH10115659A
JPH10115659A JP8270945A JP27094596A JPH10115659A JP H10115659 A JPH10115659 A JP H10115659A JP 8270945 A JP8270945 A JP 8270945A JP 27094596 A JP27094596 A JP 27094596A JP H10115659 A JPH10115659 A JP H10115659A
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JP
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bare chip
test
jig
burn
wiring board
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JP8270945A
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English (en)
Inventor
Munehiro Yamada
宗博 山田
Kunihiko Nishi
邦彦 西
Kenichi Imura
健一 井村
Kunihiro Tsubosaki
邦宏 坪崎
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッケージ用バーンインテスト用ソケットに
よってベアチップのバーンインテストを行う。 【解決手段】 絶縁材料で形成された封止体と、前記封
止体の一面に設けられた装填穴と、前記封止体内に封入
されるとともに前記装填穴の底に一面を露出させかつ露
出面にベアチップの電極に対面するコンタクト電極を有
する配線基板と、一端が前記配線基板の所定の配線に電
気的に接続され他端が前記封止体の外に突出して所望の
外部電極端子を構成する複数のリードと、前記装填穴に
収容されたベアチップの背面に接触しベアチップの電極
が前記コンタクト電極に押し付けられるように前記封止
体に着脱自在に取り付けられる押さえとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はベアチップテスト用
治具に関わり、特にパッケージで被わない裸状態の半導
体素子(ベアチップ)のバーンインテストに適用して有
効な技術であり、QFP(Quad Flat Package),SOP
(Small Outline Package)等のパッケージ構造の半導体
装置を取り付けるパッケージ用バーンインテスト用ソケ
ットを使用してベアチップのバーンインテストを行うこ
とができる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】IC(集積回路装置)等半導体装置は、
その製造において、ウエハと呼称される半導体基板に縦
横に素子を形成した後、前記ウエハを縦横に切断分離し
て多数の半導体素子(半導体チップ)を製造し、その
後、各半導体素子を所定のパッケージに組み込むことに
よって製造される。
【0003】半導体素子または半導体素子部分の電気特
性測定(検査)は、ウエハの状態や半導体素子をパッケ
ージングした状態でも行う。パッケージング後の試験に
は、バーンインテストや信頼性試験がある。
【0004】ウエハを分断して製造した半導体素子は裸
のまま(ベアチップ)であり、環境試験でもあるバーン
インテストはそのままでは行えない。したがって、組み
立てに供される半導体素子は、初期の電気テストで良品
と判定されたものである。
【0005】一方、半導体装置の高集積・高機能・高速
化の要請によって、同一パッケージ内に複数の半導体素
子を組み込んだ構造の半導体装置、すなわちマルチチッ
プモジュール(MCM)が開発されている。工業調査会
発行「電子材料」1993年7月号、同年7月1日発行、P1
10〜P116には、MCMのテスト技術について記載されて
いる。同文献には、配線基板に複数のベアチップを搭載
したMCMの歩留りは、各ベアチップおよび配線基板の
歩留りとなることが記載されている。また、同文献に
は、ベアチップのテスト技術についても記載され、ベア
チップは,通常のパッケージングされたものと同格の品
質保証がされていなければならないとし、ノウン・グッ
ド・ダイ(KGD:Known Good Die) という概念でベア
チップの流通の確立を目指すべきとの考えが示されてい
る。
【0006】他方、社団法人「SHM(Society for Hy
brid Micro electronics) 」発行の「SHM会誌」Vol.
11、No.2、P9〜P13には、バンプ付き耐熱性FPC(F
lexible Printed Circuit)をプロービング材料として用
いたキャリアによるベア・ダイ(ベアチップ)のバーン
・イン・システムについて記載されている。
【0007】また、特開平5-206227号公報および特開平
5-340996号公報には、異方性導電シートを用いたベアチ
ップテスト技術について記載され、前者にはベアチップ
テスト用ソケットについて、後者にはベアチップバーン
インテスト用治具について記載されている。
【0008】また、特開平6-331695号公報および特開平
6-313788号公報には、フレキシブル基板を用いたベアチ
ップバーンインテスト用ソケットについて記載されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】半導体装置のバーンイ
ンテストにおいては、QFP,SOP等のパッケージ構
造の半導体装置に合わせた専用のパッケージ用バーンイ
ンテスト用ソケットを用いてバーンインテストを行って
いる。すなわち、バーンイン装置に取り付けられるパッ
ケージ用バーンインテスト用ソケットは、パッケージの
周囲から突出するリードに接触する電極配列を有する構
造となっている。そして、種々のパッケージ用バーンイ
ンテスト用ソケットが提案されている。
【0010】一方、最近では、前記文献に示すように、
ベアチップを装着できるバーンインテスト用ソケットが
開発されている。
【0011】しかし、従来のバーンインテスト用ソケッ
トは、その製造コストが1万円程度と高く、新たにバー
ンインテスト用ソケットを用意することは、バーンイン
テストのコストの高騰を招く。
【0012】そこで、本発明者は、従来使用しているパ
ッケージ用バーンインテスト用ソケットを使用してベア
チップのバーンインテストを行う技術について検討した
結果本発明をなした。
【0013】本発明の目的は、パッケージ用バーンイン
テスト用ソケットを用いてベアチップのバーンインテス
トが行えるベアチップテスト用治具を提供することにあ
る。
【0014】本発明の他の目的は、ベアチップを損傷さ
せることなくバーンインテストが行えるベアチップテス
ト用治具を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、バーンインテストコ
ストの低減が図れるベアチップテスト用治具を提供する
ことにある。
【0016】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきら
かになるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0018】(1)絶縁材料で形成された封止体と、前
記封止体の一面に設けられた装填穴と、前記封止体内に
封入されるとともに前記装填穴の底に一面を露出させか
つ露出面にベアチップの電極に対面するコンタクト電極
を有する配線基板と、一端が前記配線基板の所定の配線
に電気的に接続され他端が前記封止体の外に突出して所
望の外部電極端子を構成する複数のリードと、前記装填
穴に収容されたベアチップの背面に接触しベアチップの
電極が前記コンタクト電極に押し付けられるように前記
封止体に着脱自在に取り付けられる押さえとを有する。
前記押さえを取り付けた封止体および前記封止体から突
出するリードはパッケージ用バーンインテスト用ソケッ
トに装着可能な形状、すなわち、従来公知の所望の半導
体装置外形、たとえば、リード構造がガルウィング型と
なるSOP構造の半導体装置外形を構成している。
【0019】(2)前記手段(1)の構成において、前
記配線基板の表面には前記ベアチップの位置合わせを行
う位置合わせ突起が設けられている。
【0020】(3)前記手段(1)の構成において、ベ
アチップ装填領域に対応した前記配線基板の裏面には外
力に対して変形する緩衝体が設けられている。
【0021】(4)前記手段(1)の構成において、前
記ベアチップ装填領域から外れた前記配線基板の裏面に
は熱膨張係数が前記ベアチップの熱膨張係数と同一また
は近似した材料からなる伸び防止体が接着されている。
【0022】前記(1)の手段によれば、ベアチップテ
スト用治具は、従来公知の所望の半導体装置外形(たと
えば、リード構造がガルウィング型となるSOP構造の
半導体装置外形)となっていることから、従来使用して
いるパッケージ用バーンインテスト用ソケットに取り付
けることができるため、パッケージ用バーンインテスト
用ソケットを使用してバーンインテストを行うことがで
きる。
【0023】また、前記ベアチップテスト用治具は、そ
の製造において、配線基板を取り付けたリードフレーム
に対して、モールド型の一部を変更して装填穴ができる
ようにしてトランスファモールドによって封止体を形成
できるため、全体でも数十円から数百円程度の製造コス
トで製造でき、バーンインテスト用ソケットの1万円に
も及ぶ製造コストに比較して2〜3桁安く製造できる。
したがって、ベアチップのバーンインテストコストの低
減を図ることができる。
【0024】前記(2)の手段によれば、装填穴に装填
されたベアチップはその周囲を位置合わせ突起によって
位置合わせされるため、ベアチップの電極は配線基板の
コンタクト電極に正確に重なり、コンタクト電極とベア
チップの電極との確実な接触が可能となり、確実にベア
チップのバーンインテストが行える。
【0025】前記(3)の手段によれば、前記装填穴に
ベアチップを装填し、ベアチップの背面を押さえによっ
て強く押しても、ベアチップ装填領域に対応した前記配
線基板の裏面には外力に対して変形する緩衝体が設けら
れていることから、前記緩衝体とともに配線基板も変形
するため、ベアチップに大きな力が作用しなくなり、ベ
アチップが破損しなくなる。
【0026】前記(4)の手段によれば、ベアチップテ
スト用治具にベアチップを装填してバーンインテストを
行った場合、前記ベアチップ装填領域から外れた前記配
線基板の裏面には熱膨張係数が前記ベアチップの熱膨張
係数と同一または近似した材料からなる伸び防止体が接
着されていることから、バーンインテスト時の熱によっ
て封止体が伸びなくなり、ベアチップの電極とコンタク
ト電極との接触不良が発生しなくなり、安定した測定が
達成できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0028】(実施形態1)図1は本発明の一実施形態
(実施形態1)であるベアチップテスト用治具と、装填
されたベアチップを示す断面図、図2は本実施形態1の
ベアチップテスト用治具の分解断面図、図3は本実施形
態1のベアチップテスト用治具における配線基板を示す
平面図である。
【0029】本実施形態1のベアチップテスト用治具
は、図1および図2に示すように、トランスファモール
ドによって形成された封止体1と、この封止体1の両側
から突出する複数のリード2とを有している。前記封止
体1は、たとえば、エポキシ樹脂によって形成されてい
る。
【0030】前記リード2はガルウィング型となり、全
体でSOP構造の半導体装置外形を構成している。リー
ド2は、半導体装置の製造に用いられるリードフレーム
から製造される。リード2は、厚さ0.2mm前後の鉄
−ニッケル合金板や銅合金板からなるリードフレームの
切断成形によって形成される。
【0031】前記封止体1の一面(上面)の中央には、
すり鉢状の矩形の装填穴3が設けられている。この装填
穴3内には、矩形のベアチップ4が装填される。ベアチ
ップ4は、図2に示すように、一面に電極5を有してい
る。ベアチップ4は、前記電極5を装填穴3の底に向け
るようにして装填穴3内に挿入される。なお、前記電極
5は、図2にのみ示し、他の図では省略する。
【0032】前記封止体1の内部には、図3に示すよう
な配線基板6が封入されている。この配線基板6は、た
とえば、ポリイミド樹脂等からなる耐熱性合成樹脂板7
と、この耐熱性合成樹脂板7の主面に形成された配線1
0とからなる配線基板構造となっている。配線パターン
は、たとえば、図3に示すようになっていて、各配線1
0の一端(内端)は前記ベアチップ4の電極5に対面す
るコンタクト電極11を形成し、他端(外端)は前記リ
ード2が接続される接続パッド12となっている。
【0033】前記配線10は、たとえば、前記耐熱性合
成樹脂板7に金属箔を張り付けた後、この金属箔を選択
的にエッチングすることによって形成される。また、前
記配線10の内端部分および外端部分には部分的にメッ
キが施され、コンタクト電極11および接続パッド12
が形成される。前記金属箔としては、たとえば、銅箔が
使用され、コンタクト電極11および接続パッド12は
金メッキまたは銅メッキと銅メッキに重なる金メッキに
よって形成されている。なお、前記配線10は耐熱性合
成樹脂板7にメッキを行うことによって形成してもよ
い。表面が金メッキとなるコンタクト電極11および接
続パッド12は、図3ではハッチングを施して示されて
いる。また、図3で示す二点鎖線部分は装填穴3の底部
分を示すものである。
【0034】前記封止体1内に延在するリード2の先端
(内端)は、熱圧着や導電性ペーストによって前記配線
基板6の接続パッド12に電気・機械的に接続されてい
る。
【0035】一方、前記封止体1の上面には、図1およ
び図2に示すように、前記装填穴3を塞ぐ押さえ15が
重ねられる。押さえ15は、前記装填穴3を塞ぎかつバ
ーンインテストに耐える薄い金属板からなる蓋体16
と、この蓋体16の内面に固定され前記装填穴3内に入
ってベアチップ4の背面を押す押圧体17とからなって
いる。すなわち、前記装填穴3内にベアチップ4の電極
5が配線基板6のコンタクト電極11に重なるように収
容し、前記装填穴3内に押圧体17が入るようにして蓋
体16を封止体1の上面に密着した状態では、押圧体1
7でベアチップ4を押し、ベアチップ4の電極5がコン
タクト電極11に所定の接触圧で接触するようになる。
【0036】また、前記ベアチップ4の電極5とコンタ
クト電極11が所定の接触圧を以て接触するのを維持す
るように、前記蓋体16を固定する固定具20が、前記
封止体1の上面に複数箇所設けられている。この固定具
20は、たとえば、前記封止体1の上面に重ねられた蓋
体16を弾力的に封止体1に押し付けるクランプ爪21
と、このクランプ爪21の基部を封止体1に回転自在に
固定するネジ22とからなっている。
【0037】封止体1に押さえ15を取り付ける前は、
各クランプ爪21をネジ22に対して回転させて蓋体1
6の載置領域から外れるようにしておく。つぎに、図2
に示すように、前記装填穴3にベアチップ4を入れた
後、前記ベアチップ4の背面を押圧体17で押すように
して蓋体16を封止体1の上面に重ねる。その後、前記
クランプ爪21をネジ22に対して回転させてクランプ
爪21の先端部分を蓋体16上に載せ、各クランプ爪2
1を蓋体16に弾力的に作用させて押さえ15を封止体
1に固定する。これによって、図1に示すように、ベア
チップ4の電極5は、所定の接触圧を有して配線基板6
のコンタクト電極11に接触することになる。
【0038】ベアチップ4を装填したベアチップテスト
用治具は、図示はしないが、従来使用されているパッケ
ージ用バーンインテスト用ソケットに取り付けられ、ベ
アチップ4のバーンインテストが行われる。
【0039】本実施形態1のベアチップテスト用治具
は、リード2の形状がガルウィング型となるSOP構造
の半導体装置外形となっている。本実施形態1のベアチ
ップテスト用治具は、同形態のSOPの製造と同様に、
リードフレームをトランスファモールドすることによっ
て製造される。この場合、SOP構造の半導体装置の製
造におけるリードフレームのインナーリード部分を切断
除去し、インナーリード部分に前記配線基板6を取り付
ける。また、トランスファモールドにおいては、モール
ド型の上型を一部改造して、装填穴3が形成されるよう
な型構造とする。これによって、本実施形態1のベアチ
ップテスト用治具は、数十円〜数百円程度のコストに抑
えることができ、1万円程度の製造コストとなるベアチ
ップ用バーンインテスト用ソケットに比較して2桁〜3
桁程度製造コストを下げることができる。
【0040】本実施形態1のベアチップテスト用治具
は、従来公知の所望の半導体装置外形、本実施形態1で
は、リード構造がガルウィング型となるSOP構造の半
導体装置外形となっていることから、従来使用している
SOP構造の半導体装置を装着するパッケージ用バーン
インテスト用ソケットに取り付けることができるため、
パッケージ用バーンインテスト用ソケットを使用してバ
ーンインテストを行うことができる。
【0041】本実施形態1のベアチップテスト用治具を
使用すれば、ベアチップ4はバーンインテスト現場で直
接バーンインテスト用ソケットに取り付け,取り外しす
ることなく、別の場所でベアチップテスト用治具に取り
付け,取り外しできることから、安定して取り扱うこと
ができ、ベアチップ4を破損させる確率も低くできる。
【0042】本実施形態1のベアチップテスト用治具の
使用によって、破損し易いベアチップ4は、ベアチップ
テスト用治具に収容され保護されて取り扱われるため、
破損事故が減少する。
【0043】本実施形態1のベアチップテスト用治具
を、各種のベアチップ4に対応するように複数製造する
ことによって、全てのベアチップ4のバーンインテスト
が可能になる。
【0044】(実施形態2)図4は本発明の他の実施形
態(実施形態2)であるベアチップテスト用治具と、装
填されたベアチップを示す断面図である。
【0045】本実施形態2のベアチップテスト用治具で
は、前記ベアチップ4の位置決めを行うための突出した
位置合わせ突起30を設ける構造となっている。位置合
わせ突起30は、たとえば、前記配線基板6に接着した
後、トランスファモールドする。これによって、位置合
わせ突起30は、封止体1に一部を埋め込むように形成
される。位置合わせ突起30によって、ベアチップ4は
位置決めされ、ベアチップ4の電極5は、ベアチップ4
を位置合わせ突起30で位置合わせすることによって自
動的に配線基板6のコンタクト電極11に正確に重なる
ようになる。
【0046】(実施形態3)図5は本発明の他の実施形
態(実施形態3)であるベアチップテスト用治具と、装
填されたベアチップを示す断面図である。
【0047】本実施形態3のベアチップテスト用治具で
は、ベアチップ4の装填領域に対応した前記配線基板6
の裏面に、外力に対して変形する緩衝体31が設けられ
ている。前記配線基板6は、耐熱性合成樹脂板7の表面
に配線10を形成した構造になっていることから、ベア
チップ4を配線基板6に強く押し付けた場合撓む。従っ
て、この撓みに対応するように、前記配線基板6を支え
る緩衝体31は、撓み、ベアチップ4に必要以上に応力
が加わらないようになっている。この結果、ベアチップ
4を配線基板6に対して強く押しつけても、ベアチップ
4は破損しなくなる。
【0048】前記緩衝体31は、たとえば、トランスフ
ァモールド時に緩衝体31を装填できる穴を形成してお
いて、トランスファモールド後に前記穴に樹脂体等から
なる緩衝体31を充填形成することによって形成でき
る。
【0049】(実施形態4)図6は本発明の他の実施形
態(実施形態4)であるベアチップテスト用治具と、装
填されたベアチップを示す断面図である。
【0050】本実施形態4のベアチップテスト用治具で
は、前記ベアチップ4を装填する領域から外れた前記配
線基板6の裏面には熱膨張係数が前記ベアチップの熱膨
張係数と同一または近似した材料からなる板状の伸び防
止体32が接着されている。前記伸び防止体32は、た
とえば、前記配線基板6の裏面に接着しておけばよく、
その後のトランスファモールドによって封止体1内に組
み込まれる。
【0051】本実施形態4のベアチップテスト用治具に
よれば、バーンインテスト時、前記ベアチップ装填領域
から外れた前記配線基板6の裏面には熱膨張係数が前記
ベアチップの熱膨張係数と同一または近似した材料から
なる伸び防止体32が接着されていることから、バーン
インテスト時の熱によって封止体1が伸びなくなり、ベ
アチップ4の電極5とコンタクト電極11との接触不良
が発生しなくなり、安定した測定が達成できる。
【0052】本実施形態4のベアチップテスト用治具
は、緩衝体31を有することから、ベアチップ4を押さ
え15で強く押さえ付けても破損することはない。ま
た、位置合わせ突起30が設けられていることから、ベ
アチップ4の位置合わせが正確となり、ベアチップ4の
電極5をコンタクト電極11に正確に接触させることが
できる。
【0053】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない、たとえ
ば、封止体に着脱自在に固定される押さえは、ネジ等に
よる固定構造、あるいは他の固定構造であってもよい。
また、封止体はレジン以外のものであってもよい。
【0054】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるリード
構造がガルウィング型のSOP用のパッケージ用バーン
インテスト用ソケットに取り付けるベアチップテスト用
治具に適用した場合について説明したが、それに限定さ
れるものではなく、たとえば、リード構造がJ−ベンド
型やバットリード型等のQFP型やSOP型のパッケー
ジ用バーンインテスト用ソケットにも同様に適用でき
る。
【0055】本発明は少なくとも所望のパッケージに封
止されるベアチップのバーンインテスト技術には適用で
きる。
【0056】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0057】(1)ベアチップテスト用治具は、従来公
知の所望の半導体装置外形となり、従来使用しているパ
ッケージ用バーンインテスト用ソケットを使用してバー
ンインテストを行うことができる。したがって、ベアチ
ップテスト用治具の使用によって、新たにベアチップ用
バーンインテスト用ソケットを用意する必要がなくな
り、バーンインテストコストの低減を図ることができ
る。
【0058】(2)ベアチップテスト用治具は、従来公
知の所望の半導体装置外形となり、トランスファモール
ドによって安価に製造できること、高価なベアチップ用
バーンインテスト用ソケットを必要としない。したがっ
て、ベアチップテスト用治具の使用によって、バーンイ
ンテストのコストが安価となる。
【0059】(3)ベアチップテスト用治具は、ベアチ
ップを位置合わせ突起によって位置合わせする構造とな
っていることから、ベアチップの電極は配線基板のコン
タクト電極に正確に重なり、コンタクト電極とベアチッ
プの電極との確実な接触が可能となり、確実にベアチッ
プのバーンインテストが行える。
【0060】(4)ベアチップテスト用治具は、ベアチ
ップ装填領域に対応した前記配線基板の裏面に外力に対
して変形する緩衝体が設けられている構造となっている
ことから、ベアチップの背面を押さえによって強く押し
ても、前記緩衝体および配線基板が変形するため、ベア
チップに大きな力が作用しなくなり、ベアチップが破損
しなくなる。
【0061】(5)ベアチップテスト用治具は、ベアチ
ップ装填領域から外れた前記配線基板の裏面には熱膨張
係数が前記ベアチップの熱膨張係数と同一または近似し
た材料からなる伸び防止体が接着されている構造となっ
ていることから、バーンインテスト時、熱によって封止
体が伸びなくなり、ベアチップの電極とコンタクト電極
との接触不良が発生しなくなり、安定した測定が達成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(実施形態1)であるベア
チップテスト用治具と、装填されたベアチップを示す断
面図である。
【図2】本実施形態1のベアチップテスト用治具の分解
断面図である。
【図3】本実施形態1のベアチップテスト用治具におけ
る配線基板を示す平面図である。
【図4】本発明の他の実施形態(実施形態2)であるベ
アチップテスト用治具と、装填されたベアチップを示す
断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態(実施形態3)であるベ
アチップテスト用治具と、装填されたベアチップを示す
断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態(実施形態4)であるベ
アチップテスト用治具と、装填されたベアチップを示す
断面図である。
【符号の説明】
1…封止体、2…リード、3…装填穴、4…ベアチッ
プ、5…電極、6…配線基板、7…耐熱性合成樹脂板、
10…配線、11…コンタクト電極、12…接続パッ
ド、15…押さえ、16…蓋体、17…押圧体、20…
固定具、21…クランプ爪、22…ネジ、30…位置合
わせ突起、31…緩衝体、32…伸び防止体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪崎 邦宏 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材料で形成された封止体と、前記封
    止体の一面に設けられた装填穴と、前記封止体内に封入
    されるとともに前記装填穴の底に一面を露出させかつ露
    出面にベアチップの電極に対面するコンタクト電極を有
    する配線基板と、一端が前記配線基板の所定の配線に電
    気的に接続され他端が前記封止体の外に突出して所望の
    外部電極端子を構成する複数のリードと、前記装填穴に
    収容されたベアチップの背面に接触しベアチップの電極
    が前記コンタクト電極に押し付けられるように前記封止
    体に着脱自在に取り付けられる押さえとを有することを
    特徴とするベアチップテスト用治具。
  2. 【請求項2】 前記押さえを取り付けた封止体および前
    記封止体から突出するリードはパッケージ用バーンイン
    テスト用ソケットに装着可能な形状となっていることを
    特徴とする請求項1記載のベアチップテスト用治具。
  3. 【請求項3】 前記配線基板の表面には前記ベアチップ
    の位置合わせを行う位置合わせ突起が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のベアチッ
    プテスト用治具。
  4. 【請求項4】 ベアチップ装填領域に対応した前記配線
    基板の裏面には外力に対して変形する緩衝体が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    か1項記載のベアチップテスト用治具。
  5. 【請求項5】 前記ベアチップ装填領域から外れた前記
    配線基板の裏面には熱膨張係数が前記ベアチップの熱膨
    張係数と同一または近似した材料からなる伸び防止体が
    接着されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4
    のいずれか1項記載のベアチップテスト用治具。
JP8270945A 1996-10-14 1996-10-14 ベアチップテスト用治具 Pending JPH10115659A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012219652A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Hitachi Koki Co Ltd 空気圧縮機
CN114325332A (zh) * 2021-12-30 2022-04-12 上海埃积半导体有限公司 功率芯片快速测试方法及系统

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