JPH10115150A - ウインドレギュレータ - Google Patents

ウインドレギュレータ

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Publication number
JPH10115150A
JPH10115150A JP8270259A JP27025996A JPH10115150A JP H10115150 A JPH10115150 A JP H10115150A JP 8270259 A JP8270259 A JP 8270259A JP 27025996 A JP27025996 A JP 27025996A JP H10115150 A JPH10115150 A JP H10115150A
Authority
JP
Japan
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tape
bracket
guide rail
support
window regulator
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8270259A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiko Yamamoto
隆彦 山本
Yoshihito Kawashima
義仁 川島
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Delta Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Delta Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Delta Kogyo Co Ltd filed Critical Delta Kogyo Co Ltd
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Publication of JPH10115150A publication Critical patent/JPH10115150A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープガイドのガイドレールへの組み付け作
業を容易にする。 【解決手段】 ドアー1内に上下方向に延びるように配
設されたガイドレール3と、このガイドレール3の上下
端部に設けられた一対のテープガイド21間に周回可能
に張設されたテープ8と、このテープ8をスプロケット
70を介して正逆周回させる駆動モータ71と、テープ
8に接続され、かつ、テープ8の正逆周回による昇降に
よってガイドレール3に案内されつつ窓ガラス10を昇
降させるキャリアプレート9とを備えてなり、ガイドレ
ール3の上下端部にテープガイド21を支持する上下一
対の下部ブラケット4,5が設けられ、これらブラケッ
ト4,5は支持突片43,52を有し、テープガイド2
1には支持突片43,52に外嵌される装着孔24が穿
設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のドアーに装
着された窓ガラスを開閉するウインドレギュレータに関
するものであり、特に窓ガラスを昇降させるためにドア
ー本体に内装される帯体の張設に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平7−305564号公報に
よって開示されたような、車両のドアーに付設される窓
ガラス開閉用のウインドレギュレータが知られている。
このウインドレギュレータは、ドアーの外側板と内側板
との間に形成された空間内に設けられ、上下方向に延び
るガイドレールと、このガイドレールに案内されつつ昇
降するキャリアプレートと、両端部がこのキャリアプレ
ートに接続され、かつ、ガイドレールの上下端部間で正
逆周回するテープ(帯体)と、このテープの係合孔に噛
合するスプロケットを備えた駆動手段とを備えて形成さ
れている。通常、ガイドレールの上下端部の内にいずれ
か一方または双方にはテープを張持するテープガイド
(張持部材)が設けられている。
【0003】上記キャリアプレートには窓ガラスが一体
に接続されている。従って、駆動手段の駆動によってス
プロケットを正逆回転させてテープを正逆周回させるこ
とにより、キャリアプレートが昇降してそれと一体の窓
ガラスが昇降し、これによってドアの窓ガラスは開閉さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のウイ
ンドレギュレータにおいては、ガイドレールの端部にブ
ラケットを介して設けられた、テープを張持するテープ
ガイドは、ガイドレールにボルト止めやかしめ止め等で
一体に固定されていたため、テープガイドのガイドレー
ルへの組み付け作業が面倒であり、組み付けコストが嵩
むという問題点を有していた。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、テープガイドのガイドレー
ルへの組み付け作業が容易なウインドレギュレータを提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ウインドレギュレータは、ドア本体内に上下方向に延び
るように配設されたガイドレールと、このガイドレール
の上下端部に設けられた一対の張持部材間に周回可能に
張設された帯体と、この帯体をスプロケットを介して正
逆周回させる駆動手段と、上記帯体に接続され、かつ、
帯体の正逆周回による昇降によって上記ガイドレールに
案内されつつ窓ガラスを昇降させるキャリアプレートと
を備えてなるウインドレギュレータにおいて、上記ガイ
ドレールの上下端部に上記張持部材を支持する上下一対
のブラケットが設けられ、これらブラケットおよび各張
持部材の内のいずれか一方は支持突片を有し、他方は上
記支持突片に対応し、かつ、上記支持突片に外嵌される
ことにより上記張持部材とブラケットとが結合される装
着孔を有していることを特徴とするものである。
【0007】このウインドレギュレータによれば、ブラ
ケットおよび張持部材の内のいずれか一方が有している
支持突片を他方が有している装着孔に嵌入することによ
って張持部材がブラケットに結合されるため、従来のボ
ルト止めやかしめ止め等の面倒な組み付け作業を行う必
要はなく、組み付け作業が簡素化される。
【0008】本発明の請求項2記載のウインドレギュレ
ータは、請求項1記載のウインドレギュレータにおい
て、上記支持突片は上記ブラケットに設けられ、上記装
着孔は上記張持部材に設けられていることを特徴とする
ものである。
【0009】このウインドレギュレータによれば、支持
突片を張持部材に設け、装着孔をブラケットに設ける場
合に比較して、ブラケットと張持部材との間の結合構造
が簡単なものになる。
【0010】本発明の請求項3記載のウインドレギュレ
ータは、請求項1または2記載のウインドレギュレータ
において、上記キャリアプレートは、昇降時に上限位置
で上記上部の支持突片に干渉し、下限位置で上記下部の
支持突片に干渉する干渉突片を有していることを特徴と
するものである。
【0011】このウインドレギュレータによれば、キャ
リアプレートは、その昇降時に干渉突片が上下の支持突
片に当接して上限位置以上の上昇が阻止されるととも
に、下限位置以下の下降が阻止される。このように上下
の支持突片にキャリアプレートの可動範囲外への移動を
阻止するストッパーとしての役割を担わせているので、
別途ストッパーを設ける必要はなく、その分部品点数の
減少および組付け工数の削減に寄与し得る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るウインドレ
ギュレータの一実施形態を示す一部切欠き分解斜視図で
あり、図2は同一部切欠き組み立て斜視図である。な
お、以下、本明細書においては、図1および図2におけ
るX−X方向を幅方向、Y−Y方向を前後方向といい、
−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+
Y方向を後方という。図1および図2に示すように、車
両のドアー1には、窓ガラス10を開閉するためのウイ
ンドレギュレータ2が設けられている。
【0013】上記ドアー1は、車両の外方に向かって弓
なりに湾曲した外側板11と、この外側板11に対向し
て車室内側に設けられた内側板12とを備えて形成され
ている。外側板11には上端部が内側に向かって曲折さ
れて形成した外側上縁部11aが設けられているととも
に、下端部が内側に向かって曲折されて形成した底板1
1bが設けられている。
【0014】上記内側板12の上部には内方(右方)に
向かって膨出された膨出部12cが設けられているとと
もに、この膨出部12cの上部側には上記外側上縁部1
1aに対向した内側上縁部12aが設けられている。ま
た、内側板12の下端部には外方に向けて折り曲げられ
て形成した接続縁部12bが設けられ、この接続縁部1
2bが上記底板11bに溶接等で固定され、外側板11
および内側板12間に窓ガラス10およびウインドレギ
ュレータ2を内装する装着空間Sが形成されている。そ
して、上記各上縁部11a,12aの先端側にはシール
材14が装着され、これらシール材14,14間に上下
動可能に窓ガラス10が嵌め込まれている。
【0015】上記ウインドレギュレータ2は、装着空間
S内において内側板12の内側上縁部12aと外側板1
1の底板11bとの間に配設されるガイドレール3と、
このガイドレール3の上下端部を支持する下部ブラケッ
ト4および上部ブラケット5と、ガイドレール3の上下
方向の略中央部に固定される中央ブラケット6と、この
中央ブラケット6に固定される駆動機構7と、この駆動
機構7の駆動によって下部ブラケット4および上部ブラ
ケット5間を周回するテープ(帯体)8と、このテープ
8の正逆周回により上下動して窓ガラス10を装着空間
Sに対して出没させるキャリアプレート9とを備えて形
成されている。
【0016】上記テープ8には周回推進用の複数の係合
孔81が所定ピッチで貫設されている。また、上記駆動
機構7はスプロケット70を有し、このスプロケット7
0の歯70aが上記テープ8の係合孔81に噛合するよ
うに寸法設定され、スプロケット70の回転で歯70a
に噛合したテープ8が周回するようになっている。
【0017】下部ブラケット4および上部ブラケット5
には、それぞれ側面視で半円状のテープガイド21が弦
部分を互いに対向させた状態で取り付けられ、上記テー
プ8は、各テープガイド21の外周円弧面22a間に張
設され、これによって各外周円弧面22aに摺接状態で
周回するようになっている。
【0018】上記ガイドレール3は、長尺の矩形状に裁
断された金属板を、幅方向の両側縁部が互いに対向する
ように幅方向に折り曲げるとともに、外側板11に沿う
ように長手方向に湾曲させることによって形成されてい
る。図3は、図1および図2に示すガイドレール3の横
断面図である。この図に示すように、ガイドレール3
は、幅方向の中央部に長手方向の全長に亘って外方(図
3の紙面の下方)に向かって陥没した膨出部31が形成
されているとともに、膨出部31の幅方向両側部にC字
形状および逆C字形状の一対のガイド縁部32が形成さ
れ、これら各ガイド縁部32の内壁面と上記膨出部31
の内壁面とに囲繞された空間によって上記キャリアプレ
ート9を案内するガイド溝33が形成されている。
【0019】上記下部ブラケット4は、底板13に固定
された状態で装着空間Sの下部において上記ガイドレー
ル3およびテープガイド21を支持するためのものであ
る。図4は、下部ブラケット4の一実施形態を示す背面
視の斜視図である。この図に示すように、下部ブラケッ
ト4は、水平部41aと垂直部41bとからなるL字形
状のブラケット本体41と、このブラケット本体41の
垂直部41bから前方に向かって延設されたブラケット
アーム42と、このブラケットアーム42の先端側から
下方に向かって突設された平面視でコ字形状の支持突片
43とを備えて形成されている。
【0020】上記支持突片43は、ブラケットアーム4
2からテープ8の周回軌跡の内側に一旦没入されてから
下方に向けて突出されている。これによって、下降して
来たキャリアプレート9がこの支持突片43に干渉する
ようにしており、支持突片43にキャリアプレート9が
これ以上下降しないようにするストッパーの役割を担わ
せている。
【0021】上記ブラケット本体41の水平部41aに
は一対の挿通孔44が穿設され、これらの挿通孔44に
ボルトBを通したボルト止めにより、図1に示すよう
に、下部ブラケット4がドアー1の底板13に固定され
ている。また、ブラケット本体41の垂直部41bにも
上下方向に並んで一対の挿通孔45が穿設されている。
これら一対の挿通孔45に下端部の膨出部31が対向す
るようにガイドレール3が配設され、これら挿通孔45
を介したリベット止めでガイドレール3の下端部が下部
ブラケット4に固定されている。
【0022】そして、ドアー1の底板13に下部ブラケ
ット4が固定された状態で、下部ブラケット4の支持突
片43に上記テープガイド21が装着されるようになっ
ている。
【0023】図5は、テープガイド21の一実施形態を
示す斜視図である。この図に示すように、テープガイド
21は、半円状に形成されたガイド本体22と、このガ
イド本体22の円弧部の幅方向両側縁部に放射状に突設
された複数対の抜止め片23と、弦部分の平面部に凹設
された装着孔24とを備えて形成されている。
【0024】本実施形態においては、上記抜止め片23
は、ガイド本体22を挟んで互いに反対方向に向けて突
設されたもの2対と、鉛直方向に突設されたもの1対と
の合計3対が設けられ、これら各対の抜止め片23間に
おけるガイド本体22の外周面にテープ8を摺接状態で
張持する上記外周円弧面22aが形成されている。
【0025】上記装着孔24は、上記下部ブラケット4
の支持突片43を嵌入するためのものであり、支持突片
43に対応して平面視でコ字形状に形成され、この装着
孔24を上記支持突片43に下方から外嵌することによ
って、テープガイド21が、図4に二点鎖線で示すよう
に、下部ブラケット4に装着されるようになっている。
そして、この下部ブラケット4に装着されたテープガイ
ド21の外周円弧面22aにテープ8を掛け回すように
している。
【0026】上記上部ブラケット5は、ドアー1の内側
板12に固定された状態で装着空間Sの上部において上
記ガイドレール3およびテープガイド21を支持するた
めのものである。図6は、上部ブラケット5の一実施形
態を示す斜視図である。この図に示すように、上部ブラ
ケット5は、装着空間S(図1、図2)内において上記
ガイドレール3およびドアー1の内側板12(図1)の
双方に安定して固定されるように横長で、かつ、所定形
状に曲折されて形成されたブラケット本体51と、この
ブラケット本体51の前方寄りの部分に上方に向かって
突設された支持突片52とを備えて形成されている。
【0027】上記ブラケット本体51の前後方向の両端
部には、挿通孔53が穿設されているとともに、中央部
には上下一対の挿通孔54が穿設されている。上記両端
の挿通孔53はブラケット本体51を上記内側板12の
膨出部12cにボルト止めで固定するためのものであ
り、上記中央部の挿通孔54はブラケット本体51をリ
ベット止めでガイドレール3に固定するためのものであ
る。
【0028】上記支持突片52は、テープ8の周回軌跡
の内側に没入した状態でブラケット本体51から上方に
向かって突出している。この支持突片52の形状および
寸法は、上下方向の向きが逆になっている以外、図4に
示す上記下部ブラケット4の支持突片43と同様に構成
され、この支持突片52にテープガイド21の装着孔2
4が外嵌されることにより、テープガイド21が上部ブ
ラケット5に取り付けられるようになっている。このテ
ープガイド21および下部ブラケット4に装着されたテ
ープガイド21の外周円弧面22a間にテープ8が掛け
回されるようになっている。
【0029】上記支持突片52も、下部ブラケット4の
支持突片43と同様にキャリアプレート9に対するスト
ッパーとしての役割を有しており、キャリアプレート9
がこの支持突片52に干渉することによってこれ以上の
キャリアプレート9の上昇が規制されるようになってい
る。
【0030】図7は、中央ブラケット6の一実施形態を
示す斜視図である。この図に示すように、中央ブラケッ
ト6は、ガイドレール3の右側面にリベット止めで固定
されるブラケット本体61と、このブラケット本体61
の前方部分が左方に凹没して形成されたスプロケット装
着部62とを備えて形成されている。
【0031】ブラケット本体61の後方縁部には、上下
一対の挿通孔63が穿設され、ブラケット本体61はこ
れら挿通孔63を通したリベット止めでガイドレール3
に固定されている。また、ブラケット本体61の前端部
上方には支持アーム64が斜め上方に向かって突設さ
れ、この支持アーム64にも挿通孔65が穿設され、支
持アーム64はこの挿通孔65を通したボルト止めでド
アー1の内側板12(図1)に固定されている。中央ブ
ラケット6は、このボルト止めと上記リベット止めとで
ドアー1の装着空間S内の上下方向の略中央部分であっ
て、装着空間Sの幅方向の間隔寸法が略最大になる部分
に取り付けられている。
【0032】上記スプロケット装着部62は、左方の壁
面に上記スプロケット70を回転自在に支持するための
支持孔62aを有している。このようなスプロケット装
着部62は、下細りの漏斗状に形成され、特に前方の壁
面には上記支持孔62aを中心とした円弧状の円弧部6
2bが設けられている。そして、この円弧部62bの内
壁面によってテープ8を案内する案内面62cが形成さ
れている。この案内面62cと、装着されたスプロケッ
ト70の外周面との間には、テープ8が摺接状態で通過
し得る隙間が形成されるように案内面62cの支持孔6
2aを中心とした曲率半径が設定され、これによってス
プロケット70の歯70aとテープ8の係合孔81との
噛合が確実に行い得るようにしている。
【0033】上記駆動機構7は、図7に二点鎖線で示す
ように、駆動モータ71と、上記スプロケット70と、
駆動モータ71の駆動力を変速してスプロケット70に
伝達する変速機72とを備えて形成されている。上記駆
動モータ71と変速機72とはねじ止めその他で互いに
接続されているとともに、上記変速機72は所定のケー
シングに内装され、このケーシングがボルト止めで上記
ブラケット本体61の適所に固定されている。
【0034】上記スプロケット70は、右側面の中心部
分に変速機72からの駆動軸72aが共回り可能に嵌入
される接続孔70bを有しているとともに、左側面の中
心部分にスプロケット装着部62の支持孔62aに嵌入
される支持軸70cを有しており、支持軸70cを支持
孔62aに嵌入し、かつ、駆動軸72aを接続孔70b
に嵌入した状態で駆動機構7を中央ブラケット6に固定
することにより、駆動モータ71の駆動力がスプロケッ
ト70に伝達されるようになっている。
【0035】図8は、テープ8の正逆周回で昇降するキ
ャリアプレート9の一実施形態を示す斜視図である。こ
の図に示すように、キャリアプレート9は、窓ガラス1
0の曲面に沿うように各所に凹凸を形成して形状設定さ
れたプレート本体91と、このプレート本体91の前方
下端部に左方(窓ガラス10が存在する方向)に向けて
折り曲げられて形成したガラス支持爪片92と、プレー
ト本体91の前後方向の中央部よりも若干後方寄りの部
分の右方に設けられた上下一対のローラ93と、これら
ローラ93と上記ガラス支持爪片92との間のプレート
本体91の右側面に右方に向かって突設された上下一対
の軸座94とを備えて構成されている。
【0036】上記プレート本体91の後方縁部には、上
下一対の挿通孔91aが穿設され、これらの挿通孔91
aと窓ガラス10に穿設された図略の挿通孔にボルトが
通されて締結されるとともに、窓ガラス10の下端縁部
がガラス支持爪片92に支持されることによって窓ガラ
ス10がキャリアプレート9に取り付けられるようにし
ている。
【0037】上記各ローラ93は、ゴムや弾力性を有す
る合成樹脂によって形成され、プレート本体91から突
設された上下一対の支持軸91b回りに回転自在に軸支
されている。これら一対のローラ93が、ガイドレール
3のガイド溝33に嵌め込まれっることによって、キャ
リアプレート9がガイドレール3に案内されつつ昇降し
得るようになっている。
【0038】上記上下一対の軸座94間には、テープ8
の各端部を係止するテープ係止部95が設けられてい
る。図9は、テープ係止部95の一実施形態を示す断面
図である。この図および図8に示すように、テープ係止
部95は、上下一対の円筒状のスライドブロック96
と、これらスライドブロック96を縦に重ねて差し通す
縦軸97と、これらスライドブロック96を互いに接近
する方向に付勢する一対のコイルスプリング98(図
9)とを備えて構成されている。上記各コイルスプリン
グ98は、縦軸97に外嵌し得る内径寸法を有してい
る。
【0039】上記スライドブロック96には、コイルス
プリング98の外径よりも若干大きい内径を有するスプ
リング装着室96a(図9)が設けられているととも
に、スプリング装着室96aの底部には縦軸97を摺接
状態で嵌入し得る摺接孔96bが穿設され、これによっ
てスライドブロック96をコイルスプリング98が嵌入
された縦軸97に外嵌し得るようになっている。
【0040】また、スライドブロック96の外周面に
は、上下方向に一列に3個の係止突片96cが突設され
ている。これらの係止突片96cは、上記テープ8の係
合孔81の穿設ピッチと同一のピッチで設けられ、か
つ、係合孔81を外嵌させ得る大きさに寸法設定されて
いる。そして、テープ8の端部の三つの係合孔81を、
それぞれ対応した係止突片96cに嵌め込むことによっ
てテープ8がスライドブロック96に装着された状態に
なるようにしている。
【0041】このような各係止突片96cの先端部に
は、戻し止めが形成され、これによって一旦テープ8が
スライドブロック96に装着されると、容易に外れない
ようにしてある。
【0042】上記縦軸97は、その下部にフランジ97
a(図9)を有し、上部から外嵌されたコイルスプリン
グ98がこのフランジ97aに阻止されて下方に落下し
ないようにしている。そして、スライドブロック96
は、その一つがコイルスプリング98の外嵌された縦軸
97にスプリング装着室96aの開口部から外嵌され、
ついで他の一つが摺接孔96bから縦軸97に嵌め込ま
れ、最後に他のコイルスプリング98が縦軸97に嵌め
込まれることによってテープ係止部95の主要部が形成
された状態になる。
【0043】一方、上記上下一対の軸座94の内、下方
の軸座94には縦軸97が摺接状態で嵌入し得る嵌入孔
94aが穿設されているとともに、上方の軸座94に
は、図8に示すような、幅方向に長い長孔94bが凹設
され、この長孔94bに縦軸97を嵌め込むようにして
いる。このような長孔94bを設けることによって、縦
軸97に上下一対のコイルスプリング98およびスライ
ドブロック96を嵌装した状態で、まず縦軸97の上端
部を長孔94bに嵌入し、引き続きフランジ97aが設
けられた方の縦軸97の下端部を嵌入孔94aに嵌め込
むことでテープ係止部95が上下の軸座94間に形成さ
れた状態になり、これによってテープ係止部95の組付
け性が向上するようにしている。
【0044】さらに、本実施形態においては、キャリア
プレート9は、テープ係止部95の前方下部のプレート
本体91上に右方に向かって突設した当接片(干渉突
片)99を有している。この当接片99は、テープ8の
周回軌跡内に没入してキャリアプレート9が下端部まで
下降した状態で下部ブラケット4の支持突片43に当接
するように設置位置が設定されている。この当接片99
により、キャリアプレート9の下方に向かったオーバー
ランを確実に防止するようにしている。なお、キャリア
プレート9が上昇する場合には、プレート本体91の上
方の軸座(干渉突片)94が当接片としての役割を果た
し、この軸座94が上部ブラケット5の支持突片52に
当接してこれ以上のキャリアプレート9の上昇を阻止す
るようにしている。
【0045】上記構成のウインドレギュレータ2によれ
ば、ウインドレギュレータ2がドアー1の装着空間S内
に組み付けられた図2に示す状態において、駆動機構7
の駆動でスプロケット70(図1、図7)を駆動軸72
a回りに時計方向に共回りさせることにより、係合孔8
1がスプロケット70の歯70aに噛合したテープ8は
上下のテープガイド21間でそれらの外周円弧面22a
(図4、図6)に摺接しつつ時計方向に周回し、これに
よってテープ8の端部がテープ係止部95(図9)に接
続されたキャリアプレート9がガイドレール3に案内さ
れつつ下方に移動し、この移動でプレート本体91と一
体の窓ガラス10が下降し、ドアー1の窓ガラス10が
開放される。
【0046】逆に駆動機構7の駆動でスプロケット70
を反時計方向に回転させることにより、スプロケット7
0の歯70aに噛合したテープ8は上下のテープガイド
21間で反時計方向に周回し、この周回によるキャリア
プレート9のガイドレール3に沿った上昇によってキャ
リアプレート9に取り付けられた窓ガラス10は上昇
し、ドアー1の窓ガラス10は閉じられる。
【0047】そして、本発明においては、ガイドレール
3の上下端部に設けられた一対のブラケット4,5には
支持突片43,52が設けられているとともに、テープ
ガイド21には上記支持突片43,52に対応した装着
孔24が凹設され、装着孔24を支持突片43,52に
外嵌させることによってテープガイド21がブラケット
4,5に装着されるように構成したため、従来のように
ボルト止めやかしめ止め等の面倒な組み付け作業を行う
必要はなく、組み付け作業の簡素化を図る上で極めて有
効である。
【0048】また、キャリアプレート9に、昇降時に上
限位置で上部ブラケット5の支持突片52に干渉する干
渉突片としての上部の軸座94、および下限位置で下部
ブラケット4の支持突片43に干渉する干渉突片として
の当接片99を設けたため、キャリアプレート9は、そ
の昇降時にこれらの干渉突片が上下の支持突片43,5
2に当接して上限位置以上の上昇が阻止されるととも
に、下限位置以下の下降が阻止される。このように上下
の支持突片43,52にキャリアプレート9の可動範囲
外への移動を阻止するストッパーとしての役割を担わせ
ているので、別途ストッパーを設ける必要はなく、その
分部品点数を減少させることができるとともに、組付け
工数をも削減することができ、製造コストの低減を図る
上で極めて好都合である。
【0049】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のウインドレギュ
レータによれば、ドア本体内に上下方向に延びるように
配設されたガイドレールの上下端部に上記張持部材を支
持する上下一対のブラケットが設けられ、これらブラケ
ットおよび各張持部材の内のいずれか一方は支持突片を
有し、他方は上記支持突片に対応し、かつ、上記支持突
片に外嵌されることにより上記張持部材とブラケットと
が結合される装着孔を有するように構成したため、ブラ
ケットおよび張持部材の内のいずれか一方が有している
支持突片を他方が有している装着孔に嵌入することによ
って張持部材がブラケットに容易に結合され、従来のボ
ルト止めやかしめ止め等の面倒な組み付け作業を行う必
要はなく、組み付け作業の簡素化を図る上で極めて有効
である。
【0050】本発明の請求項2記載のウインドレギュレ
ータによれば、支持突片をブラケットに設け、装着孔を
張持部材に設けたため、支持突片を張持部材に設け、装
着孔をブラケットに設ける場合に比較して、ブラケット
と張持部材との間の結合構造を簡単なものにすることが
可能であり、結合構造の製造コストの低減化を図ること
ができる。
【0051】本発明の請求項3記載のウインドレギュレ
ータによれば、キャリアプレートに、昇降時に上限位置
で上記上部の支持突片に干渉し、下限位置で上記下部の
支持突片に干渉する干渉突片を設けたため、キャリアプ
レートは、その昇降時に干渉突片が上下の支持突片に当
接して上限位置以上の上昇が阻止されるとともに、下限
位置以下の下降が阻止される。このように上下の支持突
片にキャリアプレートの可動範囲外への移動を阻止する
ストッパーとしての役割を担わせているので、別途スト
ッパーを設ける必要はなく、その分部品点数を減少させ
ることができるとともに、組付け工数をも削減すること
ができ、製造コストの低減を図る上で有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウインドレギュレータの一実施形
態を示す一部切欠き分解斜視図である。
【図2】図1に示すウインドレギュレータの一部切欠き
組み立て斜視図である。
【図3】ガイドレールの横断面図である。
【図4】下部ブラケットの一実施形態を示す背面視の斜
視図である。
【図5】テープガイドの一実施形態を示す斜視図であ
る。
【図6】上部ブラケットの一実施形態を示す斜視図であ
る。
【図7】中央ブラケットの一実施形態を示す斜視図であ
る。
【図8】テープの正逆周回で昇降するキャリアプレート
の一実施形態を示す斜視図である。
【図9】テープ係止部の一実施形態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 1 ドアー 10 窓ガラス 11 外側板 12 内側板 12a 内側上縁部 12b 接続縁部 12c 膨出部 13 底板 2 ウインドレギュレータ 21 テープガイド(張持部材) 22 ガイド本体 22a 外周円弧面 23 抜止め片 24 装着孔 3 ガイドレール 31 膨出部 32 ガイド縁部 33 ガイド溝 4 下部ブラケット 41 ブラケット本体 41a 水平部 41b 垂直部 42 ブラケットアーム 43 支持突片 44,45 挿通孔 5 上部ブラケット 51 ブラケット本体 52 支持突片 53,54 挿通孔 6 中央ブラケット 61 ブラケット本体 62 スプロケット装着部 62a 支持孔 62b 円弧部 62c 案内面 63,65 挿通孔 64 支持アーム 7 駆動機構 70 スプロケット 70a 歯 71 駆動モータ 72 変速機 8 テープ(帯体) 81 係合孔 9 キャリアプレート 91 プレート本体 91a 挿通孔 91b 支持軸 92 ガラス支持爪片 93 ローラ 94 軸座 94a 嵌入孔 94b 長孔 95 テープ係止部 96 スライドブロック 96a スプリング装着室 96b 摺接孔 96c 係止突片 97 縦軸 97a フランジ 98 コイルスプリング 99 当接片(干渉突片)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア本体内に上下方向に延びるように配
    設されたガイドレールと、このガイドレールの上下端部
    に設けられた一対の張持部材間に周回可能に張設された
    帯体と、この帯体をスプロケットを介して正逆周回させ
    る駆動手段と、上記帯体に接続され、かつ、帯体の正逆
    周回による昇降によって上記ガイドレールに案内されつ
    つ窓ガラスを昇降させるキャリアプレートとを備えてな
    るウインドレギュレータにおいて、上記ガイドレールの
    上下端部に上記張持部材を支持する上下一対のブラケッ
    トが設けられ、これらブラケットおよび各張持部材の内
    のいずれか一方は支持突片を有し、他方は上記支持突片
    に対応し、かつ、上記支持突片に外嵌されることにより
    上記張持部材とブラケットとが結合される装着孔を有し
    ていることを特徴とするウインドレギュレータ。
  2. 【請求項2】 上記支持突片は上記ブラケットに設けら
    れ、上記装着孔は上記張持部材に設けられていることを
    特徴とする請求項1記載のウインドレギュレータ。
  3. 【請求項3】 上記キャリアプレートは、昇降時に上限
    位置で上記上部の支持突片に干渉し、下限位置で上記下
    部の支持突片に干渉する干渉突片を有していることを特
    徴とする請求項1または2記載のウインドレギュレー
    タ。
JP8270259A 1996-10-11 1996-10-11 ウインドレギュレータ Withdrawn JPH10115150A (ja)

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Effective date: 20040106