JPH10114964A - サイドシャッタを備えたブレード装置 - Google Patents

サイドシャッタを備えたブレード装置

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JPH10114964A
JPH10114964A JP26822496A JP26822496A JPH10114964A JP H10114964 A JPH10114964 A JP H10114964A JP 26822496 A JP26822496 A JP 26822496A JP 26822496 A JP26822496 A JP 26822496A JP H10114964 A JPH10114964 A JP H10114964A
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孝行 佐藤
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圭亮 岸谷
Isamu Hatamura
勇 畑村
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレード本体の端部に旋回開閉自在に設けら
れるサイドシャッタを有するブレード装置の、(1)ブ
レード本体へのサイドシャッタの取り付けを強化する。
(2)ブレード装置の下端部を使っての押し作業が適切
に行えるようにする。(3)車両とブレード装置との間
の油圧配管を簡素化する。 【解決手段】 (1)サイドシャッタとブレード本体と
の係合手段を旋回軸の上方の作業処理物が堆積しにくい
部位に設け、またサイドシャッタの旋回軸の両端部をブ
レード本体に支持る。(2)ブレード本体下端のカッテ
ィングエッジをサイドシャッタの外側面まで延在して設
ける。(3)ブレード本体に選択弁を設け、選択弁によ
ってサイドシャッタの流体圧シリンダ手段への圧油の供
給を切り換え、ブレード装置と車両との間の配管を少な
くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイドシャッタを
備えたブレード装置、更に詳しくは、強度及び機能が改
良された、サイドシャッタを備えるブレード装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】実公昭63−2494号公報にはサイド
シャッタを備えたブレード装置が開示され、このブレー
ド装置は、ブレード本体と、ブレード本体の少なくとも
一端部に配設されたサイドシャッタとを具備している。
サイドシャッタは、ブレード本体の背面下部をブレード
本体の幅方向に延びる旋回軸に、ブレード本体の端面を
閉じる閉位置と閉位置から旋回軸を中心として後方に旋
回された開位置との間を旋回自在に装着されている。サ
イドシャッタには係合手段が配設され、ブレード本体に
は被係合手段が配設されており、サイドシャッタが閉位
置に旋回されると、係合手段が被係合手段に係合されて
ブレード本体に対するサイドシャッタの幅方向変位が拘
束される。このブレード装置を車両に装着して、作業処
理物の押し作業を行う際にサイドシャッタを閉位置にす
ることによって、作業処理物がブレード本体の端部から
側方に流れ出るのが阻止される。例えば、ブレード装置
を除雪車に装着し、雪の押し作業を行う際にシャッタを
閉位置にすることによって、(1)除雪車進行方向の側
方の民家、交差道路等に雪が流れ出ないようにする、
(2)ブレード装置に多量の雪を抱え除雪の量を多くす
る、(3)道路際等に堆積した雪をサイドシャッタによ
って切削し除雪する、等を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来のブレード装
置には、次の(イ)、(ロ)、(ハ)のような解決すべ
き課題が有った。 (イ)サイドシャッタ(前記公報符号4、以下本段落に
おける括弧内数字は同公報における符号を示す)を閉位
置にして比較的比重の大きい例えば湿った雪のような作
業処理物を押す場合、あるいは押し作業をしながら押す
方向を変える場合、また押す方向に対してブレード本体
(2)の一端部を前方にしサイドシャッタ(4)を閉位
置にした他端部を後方にして押し作業を行う場合、等に
おいては、サイドシャッタ(4)の面に加わる作業処理
物による荷重(以下、特に規定しないかぎり「横方向荷
重」と呼ぶ)が大きくなり、サイドシャッタ(4)の強
度の向上が望まれていた。従来のブレード装置において
は、ブレード本体(2)の前面下部の係止孔(14)が
雪等の作業処理物に直接接触するため、その堆積によっ
て係止孔(14)が塞がれ、サイドシャッタ(4)下縁
部の係止ブロック(44)が適切に係合しないことがあ
り、ブレード本体(2)の幅方向へのサイドシャッタ
(4)の変位を拘束して、サイドシャッタ(4)に加わ
る横方向荷重を適切に保持することがむずかしかった。
また、サイドシャッタ(4)の扇状の要の部分に設けら
れた旋回中心の連結ピン(46)が、ブレード本体
(2)の連結ブラケット(22)に片持ちになっている
ために、サイドシャッタ(4)に加わる横方向荷重を連
結ピン(46)の曲げ強度で十分に保持することがむず
かしかった。 (ロ)サイドシャッタ(4)が、ブレード本体(2)の
下端に幅方向に延在するカッティングエッジ(切刃)の
端部より側方に設けられているため、ブレード本体
(2)の下端とサイドシャッタ(4)とを使ってのブレ
ード装置(2)の下端部による作業処理物の処理が適切
に行えなかった。 (ハ)ブレード本体(2)の左右両端にサイドシャッタ
が設けられる場合には、それぞれの流体圧シリンダ(同
公報には左端のシリンダ66のみ示されている)を操作
するための油圧操作弁が1個ずつ計2個車両本体に設け
られる。そして、各油圧操作弁から各流体圧シリンダへ
の油圧配管が2本ずつ計4本ブレード装置(2)と車両
本体との間に配設されるので、ブレード装置(2)と車
両本体との間の相対運動のある部分の配管が煩雑にな
り、配管同士の接触また障害物との接触による配管の損
傷の可能性が大きかった。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その技術的課題は、(1)ブレード本体に対するサ
イドシャッタの取り付けが強化され、(2)ブレード装
置下端部を使っての作業が適切に行え、(3)ブレード
装置への油圧配管が簡素化された、ブレード装置を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
技術的課題を解決するために、サイドシャッタを備えた
ブレード装置を次のように構成する。 (1)サイドシャッタの係合手段とブレード本体の被係
合手段とを、ブレード本体背面の旋回軸より上方に設け
る。また、旋回軸をその両端部でブレード本体に支持す
る。 (2)ブレード本体下端のカッティングエッジをサイド
シャッタの外側面まで延在して設ける。 (3)ブレード本体に選択弁を配設し、車両本体の流体
圧供給手段との間を2本の油圧配管で結ぶ。ブレード本
体に設けられた選択弁と左右の各流体圧シリンダ手段と
をブレード本体の背面において配管で結び、選択弁を切
り換えることによっていずれか一方の流体圧シリンダ手
段を流体圧供給手段に接続する。
【0006】すなわち、本発明によれば、上記技術的課
題を解決するブレード装置として、被係合手段はブレー
ド本体の背面の旋回軸よりも上方に配置され、ブレード
本体の背面下部には、旋回軸の両端部をそれぞれ軸支す
る一対の軸支部を含む連結ブラケットが配設されてい
る、ことを特徴とするブレード装置が提供される。
【0007】また、ブレード本体の下端部には、サイド
シャッタの外側面まで延在してカッティングエッジが設
けられている。更に、ブレード本体は流体圧シリンダ手
段のいずれか一方を選択的に流体圧供給手段に接続する
選択手段を備えている。
【0008】本発明によるサイドシャッタを備えたブレ
ード装置においては、サイドシャッタの係合手段とブレ
ード本体の被係合手段とが作業処理物の影響を受けない
で確実に係合され、またサイドシャッタの旋回軸は両端
部がブレード本体に支持されるので、サイドシャッタは
横方向荷重に対してブレード本体に確実に保持され、取
り付けが強化される。そして、ブレード下端のカッティ
ングエッジはサイドシャッタ外側面まで延在しているの
でブレード下端部による作業が適切に行える。更に、油
圧配管の本数が少なくなるので、配管が簡素化され、配
管の損傷の可能性が少なくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
サイドシャッタを備えたブレード装置の好適実施形態を
図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明す
る。
【0010】図1及び図2を参照して説明すると、全体
を番号2で示すブレード装置は、ブレード本体4とブレ
ード本体4の左端部に装着されたサイドシャッタ6とを
具備し、サイドシャッタ6は下部シャッタ部材8及び上
部シャッタ部材10を備え、ブレード本体4の背面下部
に設けられた旋回軸20に旋回自在に装着され、ブレー
ド本体4の端面を閉じる閉位置と端面を開放する開位置
との間を旋回する。
【0011】図1及び図2と共に図3及び図4を参照し
て説明を続けると、下部シャッタ部材8は種々の鋼製部
材を相互に溶接して一体に形成され、下部シャッタ本体
8a、取付フランジ8b、外周フランジ8c、及び係止
ブロック9を有している。取付フランジ8bには取付孔
8dが形成され、取付孔8dには取付孔8dを横断して
直径方向に延び閉止端に雌ねじを有する止め孔8eが形
成されている。下部シャッタ本体8aは取付孔8dを中
心にして略扇形に形成され、下部シャッタ本体8aより
厚さの薄い外周フランジ8cが取付孔8dを中心にした
半径で周縁部に形成されている。取付孔8dの上方の下
部シャッタ本体8aの縁には、係合手段16を構成する
係止ブロック9が固定されている(係合手段16につい
ては後に詳述する)。
【0012】図1及び図2と共に図5及び図6を参照し
て説明を続けると、上部シャッタ部材10は種々の鋼製
部材を相互に溶接して一体に形成され、上部シャッタ本
体10a、ボス10b、外周フランジ10c、ストッパ
10d、ストッパ10e、及びプレート10fを有して
いる。上部シャッタ本体10aの一端部にはボス10b
が設けられ上部シャッタ本体10a及びボス10bを貫
通して取付孔10gが形成されている。上部シャッタ本
体10aは取付孔10gを中心にして略扇形に形成さ
れ、断面がチャンネル形状の溝を有する外周フランジ1
0cが取付孔10gを中心とした半径で周縁部に形成さ
れている。外周フランジ10cの円周方向の一端部には
チャンネル形状の溝を塞ぐストッパ10dが、更に上部
シャッタ本体10aの縁には断面L形のストッパ10e
がそれぞれ固定されている。上部シャッタ本体10aの
片側側面には薄板のプレート10fが固定されている。
【0013】図1及び図2を参照して説明を続けると、
ブレード本体4の背面の左端上下方向中央部には被係合
手段15を構成する係止受17が設けられている(被係
合手段15については後に詳述する)。ブレード本体4
の下端部には、切刃であるカッティングエッジ18の端
面Yがサイドシャッタ6の外側面Xまで延在して、複数
個のボルト19によって着脱自在に取り付けられてい
る。ブレード本体4の背面の左端上部には連結ブラケッ
ト12が配設され、連結ブラケット12は同一中心軸線
で貫通する軸孔が設けられた一対のプレート12a及び
12bを有している。ブレード本体4の背面の左端下部
には連結ブラケット14が形成されている(連結ブラケ
ット14については後に詳述する)。
【0014】図1及び図2と共に図7を参照して説明を
続けると、旋回軸20の上方のサイドシャッタ6に係合
手段16が、ブレード本体4に被係合手段15が設けら
れている。本発明における係合手段及び被係合手段と
は、サイドシャッタ6の閉位置において互いに係合し、
ブレード本体4に対するサイドシャッタ6のブレード本
体4の幅方向変位が拘束される手段を意味する。すなわ
ち、下部シャッタ部材8に設けられる係合手段16であ
る係止ブロック9の先端部には係止突起9aが形成さ
れ、ブレード本体4の背面端部には被係合手段15であ
る係止受17による係止孔17aが設けられる。係止ブ
ロック9は、下部シャッタ部材8の外縁からブレード本
体4の幅方向にブレード本体4の方向に突出して固定さ
れ、先端部には下部シャッタ部材8の閉位置方向への旋
回方向を向いて係止突起9aが形成されている。係止受
17は、帯板をチャンネル状に曲げて形成され、曲げ両
端部がブレード本体4の端面プレート4aに固定されて
係止孔17aが形成される。係止孔17aの下方のブレ
ード本体4は開放され、係止孔17aは貫通した孔状に
形成されている。サイドシャッタ6(下部シャッタ部材
8)が旋回して閉位置になると係止孔17aに係止突起
9aが係合する。
【0015】図1及び図2と共に図8を参照して説明を
続けると、連結ブラケット14はブレード本体4に立設
された一対の軸支部14a及び14bを有している。軸
支部14a及び14bにはブレード本体4の幅方向に同
一中心軸線で延び貫通する軸孔が設けられ、軸受スリー
ブ14c及び14dが圧入されている。この軸受スリー
ブ14c及び14dによって、旋回軸20の両端部が回
動自在に支持されている。連結ブラケット14の一対の
軸支部14a及び14bの間の旋回軸20には、下部シ
ャッタ部材8、上部シャッタ部材10、及びレバー部材
22が装着される。すなわち、下部シャッタ部材8の取
付孔8dと旋回軸20とは、止め孔8e及び旋回軸20
に設けられた貫通孔20aにボルト24が通されて固定
される。上部シャッタ部材10の取付孔10gは、取付
孔10gに圧入された軸受スリーブ14eを介して旋回
軸20に回転自在に取り付けられる。レバー部材22は
ボルト26によって旋回軸20に固定される。レバー部
材22は同一中心軸線で貫通する軸孔が設けられた一対
のレバープレート22a及び22bを有している。
【0016】流体圧シリンダ手段24は伸縮自在な油圧
シリンダで形成され、ブレード本体4の連結ブラケット
12の一対のプレート12a及び12bの軸孔に軸12
cを介してヘッド端が、また旋回軸20に固定されたレ
バー部材22のレバープレート22a及び22bの軸孔
に軸22cを介してロッド端がそれぞれ回動自在に取り
付けられている。
【0017】図1及び図2と共に図9を参照して説明を
続けると、ブレード本体4の背面の中央上部には選択手
段である選択弁32を含む弁組立体30が配設されてい
る。弁組立体30は車両本体に設けられる流体圧供給手
段である油圧操作弁34と2本の油圧配管40a及び4
0bによって結ばれている。図9に示す実施の形態にお
いては、ブレード本体4の一端部に流体圧シリンダ手段
24が、他端部には流体圧シリンダ手段25(図1及び
図2においては流体圧シリンダ手段25の図示は省略さ
れている)が配設されている。弁組立体30は、流体圧
シリンダ手段24と配管42a及び42bによって、流
体圧シリンダ手段25とは配管44a及び44bによっ
てそれぞれ結ばれている。弁組立体30の選択弁32は
電気的に方向切換が行われる電磁弁で形成され、油圧操
作弁34の操作レバー34bに設けられるスイッチ34
aからの電気信号によって操作される。選択弁32に電
気信号が入力されないスイッチ34aが断状態において
は、流体圧供給手段34からの配管40a及び40bの
油路は流体圧シリンダ手段24に接続されている。スイ
ッチ34aが接続状態になると選択弁32が切り換わ
り、流体圧供給手段34からの配管40a及び40bの
油路は流体圧シリンダ手段25に接続される。弁組立体
30には、流体圧シリンダ手段24及び25それぞれの
ロッド側配管42a及び44aの油路に接続されるリリ
ーフ弁36が設けられ、下部サイドシャッタ部材8を閉
じる力の大きさを規定し、また下部サイドシャッタ部材
8を開ける方向、すなわち流体圧シリンダ手段を伸長さ
せる方向に設定以上の力が外部から加わると流体圧シリ
ンダ手段内の圧油を逃がしてブレード装置2の破損を防
止する。なお、サイドシャッタ6をブレード本体4の一
端部にのみ設ける場合には、例えば流体圧シリンダ手段
24のみの場合には、配管44a及び44bを取り付け
ないで、弁組立体30の配管44a及び44bの接続口
に盲プラグを取り付ける。
【0018】図1及び図2を参照して上述したとおりの
サイドシャッタを備えたブレード装置2の作用を説明す
ると、サイドシャッタ6を図1に二点鎖線で示す開状態
から図1に実線で示す閉状態にするには、流体圧供給手
段である油圧操作弁34(図9)を操作して流体圧シリ
ンダ手段24を収縮する方向に動かす。流体圧シリンダ
手段24が収縮されると、ブレード本体4の連結ブラケ
ット14に両端部を支持された旋回軸20がレバー部材
22及び下部シャッタ部材8と一体となって図1におい
て反時計方向に旋回される。このとき上部シャッタ部材
10は、下部シャッタ部材8に設けられた係止ブロック
9が上部シャッタ部材10に当接することによって下部
シャッタ部材8と一体になって旋回させられる。下部シ
ャッタ部材8は、その下縁部がカッティングエッジ18
に当接するまで旋回される。上部シャッタ部材10は、
上部シャッタ部材10に設けられたストッパ10eがブ
レード本体4の背面に当接するまで旋回する。下部シャ
ッタ部材8が閉位置になると、下部シャッタ部材8に設
けられた係合手段16の係止ブロック9先端部の係止突
起9a(図7)がブレード本体4に設けられた被係合手
段15の係止受17の係止孔17a(図7)に係合し、
ブレード本体4に対するサイドシャッタ6のブレード本
体4の幅方向変位が拘束される。係止受17の係止孔1
7aは旋回軸20の上方のブレード本体4の背面に設け
られているから、ブレード本体2前面の作業処理物が係
止孔17aに堆積し係止孔17aを塞ぐことが防止され
る。そしてまた、係止孔17aの下方は開放されている
(図7参照)ので、係止孔17aに進入し係合する係止
突起9aの動きと相まって、係止孔17aに作業処理物
が侵入しても、係止孔17aが塞がれるのが防止され
る。かくして、連結ブラケット14によって両端部を確
実に支持された旋回軸20、並びにサイドシャッタ6に
設けられた係合手段16及びブレード本体4の背面に設
けられた被係合手段15とによって、サイドシャッタ6
は横方向荷重に対して確実に頑強にブレード本体4に保
持される。なお、上部シャッタ部材10は、閉位置にお
いては、その外周フランジ10c(図5)がブレード本
体2に設けられた上部ストッパ26と当接し、プレート
10f(図5)が下部シャッタ部材8の側面に当接し、
外周フランジ10c(図5)の溝が下部シャッタ部材8
の外周フランジ8c(図3)に当接することによって、
上部シャッタ部材10に加わる横方向荷重が受け止めら
れる。
【0019】図1及び図2を参照して説明を続けると、
サイドシャッタ6を図1に実線で示す閉位置から二点鎖
線で示す開位置にするには、油圧操作弁34(図9)を
操作して流体圧シリンダ手段24を伸長する方向に動か
す。流体圧シリンダ手段24を伸長させると、下部シャ
ッタ部材8は図1において時計方向に旋回される。この
とき、上部シャッタ部材10は、下部シャッタ部材に設
けられた外周フランジ8c(図3)が上部シャッタ部材
10に設けられた外周フランジ10c(図5)の溝部を
摺動して端部のストッパ10d(図5)に当接すること
によって、下部シャッタ部材8と共に旋回する。
【0020】ブレード本体2下端のカッティングエッジ
18の端部Yは、図2に示すように、サイドシャッタ6
の外側面Xまで延在して設けられているから、サイドシ
ャッタ6の外側面X及びカッティングエッジ18を使っ
てのブレード装置2の下端部による歩道際の積雪の除
去、隅部の作業処理物の処理等を適切に行うことができ
る。
【0021】図9を参照して説明を続けると、油圧操作
弁34をその操作レバー34bに設けられたスイッチ3
4aを操作しないスイッチ断の状態で操作すると、油路
は一方の流体圧シリンダ手段24に接続され、流体圧シ
リンダ手段24が伸縮操作される。油圧操作弁34をス
イッチ34a接続の状態で操作すると、油路は選択弁3
2によって切り換えられ、他方の流体圧シリンダ手段2
5が伸縮操作される。選択弁32をブレード本体4に設
けることによって、ブレード本体4と車両本体とは2本
の油圧配管40a及び40bで結ばれるので、配管の本
数が減って簡素化され、配管同士の接触、障害物との接
触等による損傷の可能性も少なくなる。更に、操作レバ
ー34bに設けられたスイッチ34aを操作することに
よって、1個の操作レバー34bで2個のサイドシャッ
タの開閉を随意に選択して操作することができるので、
2個の操作弁それぞれを操作するのに比べて操作が容易
である。
【0022】本実施の形態においては、サイドシャッタ
6は下部シャッタ部材8と上部シャッタ部材10とを備
えているが、上部シャッタ部材10を設けないで、下部
シャッタ部材8のみとすることもできる。この場合に
は、旋回軸20の上部シャッタ部材10取付部に上部シ
ャッタ部材10の旋回軸20への取付部に相当する形状
のボスを取り付ける。また、この場合の下部シャッタ部
材8の扇状の形状は任意に設定することができる。例え
ば、図1において二点鎖線で示すサイドシャッタ6の開
位置におけるブレード本体4後方への突出量が規制され
なければ、下部シャッタ部材8と上部シャッタ部材10
とを一体にした形状とすることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明に従って構成されたサイドシャッ
タを備えたブレード装置によれば、(1)ブレード本体
に対するサイドシャッタの取り付けが強化され、(2)
ブレード装置下端部を使っての作業が適切に行え、
(3)ブレード装置への油圧配管が簡素化された、ブレ
ード装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたブレード装置の側面
図。
【図2】図1の矢印2Aの方向に見たブレード装置の左
半分の背面図。
【図3】図1に示すブレード装置の下部シャッタ部材の
側面図。
【図4】図3に示す下部シャッタ部材の背面図。
【図5】図1に示すブレード装置の上部シャッタ部材の
側面図。
【図6】図5に示す上部シャッタ部材の背面図。
【図7】図1の矢印7Aの方向に見た下部シャッタ部材
の係合手段及びブレード本体の被係合手段の係合状態を
示す断面図。
【図8】図1の矢印8Aの方向に見たサイドシャッタ旋
回軸部の断面図。
【図9】図1に示すブレード装置の油圧回路図。
【符号の説明】
2:ブレード装置 4:ブレード本体 6:サイドシャッタ 8:下部シャッタ部材 10:上部シャッタ部材 14:連結ブラケット 15:被係合手段 16:係合手段 18:カッティングエッジ 20:旋回軸 24:流体圧シリンダ手段 32:選択弁(選択手段) 34:油圧操作弁(流体圧供給手段) X:サイドシャッタ6の外側面 Y:カッティングエッジ18の端部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレード本体と、該ブレード本体の少な
    くとも一端部に配設されたサイドシャッタとを具備し、
    該サイドシャッタは、該ブレード本体の背面下部を該ブ
    レード本体の幅方向に延びる旋回軸に、該ブレード本体
    の端面を閉じる閉位置と該閉位置から該旋回軸を中心と
    して後方に旋回された開位置との間を旋回自在に装着さ
    れており、該サイドシャッタには係合手段が配設され、
    該ブレード本体には被係合手段が配設されており、該サ
    イドシャッタが該閉位置に旋回されると、該係合手段が
    該被係合手段に係合されて該ブレード本体に対する該サ
    イドシャッタの幅方向変位が拘束されるブレード装置に
    おいて、 該被係合手段は該ブレード本体の背面の該旋回軸よりも
    上方に配置されている、ことを特徴とするブレード装
    置。
  2. 【請求項2】 該ブレード本体の背面下部には、該旋回
    軸の両端部をそれぞれ軸支する一対の軸支部を含む連結
    ブラケットが配設されている、請求項1記載のブレード
    装置。
  3. 【請求項3】 該ブレード本体の下端部には、該サイド
    シャッタの外側面まで延在してカッティングエッジが設
    けられている、請求項1又は2記載のブレード装置。
  4. 【請求項4】 ブレード本体と、一対のサイドシャッタ
    とを具備し、該サイドシャッタの各々は該ブレード本体
    の両端に、該ブレード本体の端面を閉じる閉位置と該ブ
    レード本体の端面を開放する開位置との間を旋回自在に
    装着されており、該ブレード本体と該サイドシャッタの
    各々との間には該サイドシャッタを旋回動させるための
    流体圧シリンダ手段が配設されているブレード装置にお
    いて、 該ブレード本体は該流体圧シリンダ手段のいずれか一方
    を選択的に流体圧供給手段に接続する選択手段を備えて
    いる、ことを特徴とするブレード装置。
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