JPH10114244A - 保冷車用荷物収納室の中仕切板 - Google Patents

保冷車用荷物収納室の中仕切板

Info

Publication number
JPH10114244A
JPH10114244A JP30344896A JP30344896A JPH10114244A JP H10114244 A JPH10114244 A JP H10114244A JP 30344896 A JP30344896 A JP 30344896A JP 30344896 A JP30344896 A JP 30344896A JP H10114244 A JPH10114244 A JP H10114244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition plate
thermal insulation
insulation material
cargo compartment
reduce
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30344896A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Yagi
寿男 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Trantechs Ltd
Original Assignee
Hino Auto Body Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Auto Body Ltd filed Critical Hino Auto Body Ltd
Priority to JP30344896A priority Critical patent/JPH10114244A/ja
Publication of JPH10114244A publication Critical patent/JPH10114244A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱伝導率の低減化を図って、断熱性能維持効
果を向上させ、厚みの低減並びに軽量化ができる構造に
した保冷用荷物収納室の中仕切板を提供する。 【解決手段】 荷物収納室4内を仕切って区画するため
の中仕切板7であって、硬質ウレタンフォーム等でなる
断熱材8内に真空断熱材9を埋め込み、外側を防水カバ
ー11で覆ってパネル状に形成してなる構造にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保冷用車両の荷物
収納室内を複数室に仕切るための中仕切板に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の中仕切板においては、硬
質ウレタンフォーム等の断熱材の表面にアルミ板を接着
したり、あるいは断熱材の表面を布で覆いパネル状に形
成して使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来構
造における熱伝導率λは0.02(kcal/mhr
℃)位が一般的であり、また熱伝導率の低減化改良もほ
ぼ限界に達している。このため、さらに断熱性能を高め
るためには、中仕切板の厚みを大きくする等の手段が採
られているが、中仕切板の厚みを大きくすると荷物収納
容量を低下させる。また、中仕切板の重量も増加し、取
り扱いがしにくくなると言う問題点があった。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はさらに熱伝導率の低減化を図っ
て、断熱性能維持効果を向上させ、厚みの低減並びに軽
量化ができる構造にした保冷用荷物収納室の中仕切板を
提供することにある。さらに、他の目的は、以下に説明
する内容の中で順次明らかにして行く。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次の技術手段を講じたことを特徴とする。
すなわち、荷物収納室内を仕切って区画するための保冷
車用荷物収納室の中仕切板において、硬質ウレタンフォ
ーム等で成る断熱材内に真空断熱材を埋め込み、外側を
カバーで覆ってパネル状に形成して成る構成としたもの
である。
【0006】これによれば、硬質ウレタンフォーム等で
成る断熱材内に真空断熱材を埋め込むことによって、熱
伝導率λが従来の熱伝導率λの約半分である0.01
(kcal/mhr℃)位の中仕切板が得られる。これ
により、中仕切板の厚さを従来の半分程度にして荷物収
納室内の積み荷容量を多くすることができるとともに、
軽量化が図れ、取り扱いも簡単にすることができる。ま
た、前記カバーの一部をヒンジ部として折り畳み可能に
形成した場合では、荷物の積み降ろし時等に荷物収納室
内前後の空気の移動が少なくなるとともに、荷下ろしを
便利にすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる形態は、本発明の好適な具体例であるから技術的に
好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの形態に限られるものでもないもの
である。
【0008】図2は本発明の好ましい実施の一形態例と
しての保冷車用荷箱を一部破断して示す斜視図、図3は
図2のA−A線に沿って断面し、同上保冷車用荷箱内の
中仕切板を正面より見て示す図、図4は中仕切板を同上
保冷用荷箱内に固定する細部構造を示す図3のB−B線
に沿う拡大断面図、図1は同上中仕切板の水平断上面図
である。
【0009】図1乃至図4において、この保冷車用荷箱
1の一側面前側部分と後面にはそれぞれ荷物を出し入れ
する開口部を設けており、一側面前側の開口部はスライ
ド式の扉2で開閉可能に閉じられ、後面側の開口部は観
音開き式の扉3で開閉可能に閉じられている。
【0010】保冷車用荷箱1内は、荷物を収納しておく
ための空間を有した荷物収納室4として形成されてお
り、この荷物収納室4内の左右の内壁面には、この内壁
面内に埋め込まれて前後方向に延びるラッシングレール
5が、上下二段で、かつ互いに対向する位置に配設され
ている。なお、各ラッシングレール5には後述するフッ
ク15を引っ掛けて係止可能なロッド状をした複数の受
け具6(図4参照)が適宜の間隔で取り付けられてい
る。
【0011】荷物収納室4内に配設された中仕切板7
は、荷物収納室4の内部を前後に仕切る中仕切り体であ
る。この中仕切板7は、例えば硬質ウレタンフォーム等
でなる断熱材8内に真空断熱材9を埋め込んでなるパネ
ル状の芯材10の外側全体を防水性の布や、繊維入り塩
化ビニールシート等でなるカバー11で覆って構成され
ている。また、この中仕切板7の幅方向の中間、すなわ
ち符号7aの部分と符号7bの部分の間には、図1によ
り明らかのように、縦方向全長に芯材10を入れないで
薄状部として形成されているヒンジ部12を設けてお
り、このヒンジ部12に沿って折り曲げると、中仕切板
7を左右で二つ折りにすることができる構造になってい
る。さらに、中仕切板7には、ラッシングレール5と対
応する高さ位置に通し紐13が取り付けられており、こ
の通し紐13にベルト14が挿通されて取り付けられて
いる。
【0012】ここで、中仕切板7で使用している真空断
熱材9としては、例えば特開平8−82474号、特開
平5−157446号等で一般に知られているもので良
く、特に真空断熱材自体の構造は問わないものである。
そして、本発明者による実験結果によれば、一般的な構
造を有した真空断熱材9を硬質ウレタンフォーム等でな
る断熱材8内に埋め込んでパネル状にした芯材10を使
用した場合では、熱伝導率λが従来の熱伝導率λの約半
分の0.01(kcal/mhr℃)で、かつ軽量化さ
れた中仕切板が得られることが判った。したがって、同
じ熱伝導率λの中仕切板を形成する場合では厚みを薄く
することが可能になり、荷物収納室の積み荷の容量に寄
与できる。
【0013】上記ベルト14は、両端にフック15を設
けており、このフック15はラッシングレール5の受け
具6に引っ掛けることが可能となっている。そして、通
し紐13に取り付けられたベルト14のフック15を任
意の位置で受け具6に引っ掛けてベルト14を張設する
ことにより、中仕切板7を荷物収納室4内に固定するこ
とができる。なお、ベルト14は伸縮性のある材料を用
いたり、あるいは折り返し部等でその長さを調整可能に
すれば、フック15を受け具6に引っ掛けた後、ベルト
14を容易に張設できる。
【0014】このように構成された構造では、荷物収納
室4内の荷物の状態に応じて、中仕切板7を前後方向に
任意に移動させ、通し紐13に通したベルト14の両端
のフック15をラッシングレール5の受け具6に引っ掛
けてベルト14を張設することにより、中仕切板7は荷
箱収納室4の内面に固定される。また、中仕切板7は、
そのヒンジ部12により縦方向に二つ折りにできるた
め、荷物の積み降ろし時、中仕切板7の片側のみを開け
て荷物の出し入れをすれば、冷気の逃げを少なくでき
る。さらに、中仕切板7が不用の場合には取り外して二
つ折りにしておけば、収納スペースを小さくできる。
【0015】なお、上記形態例では、中仕切板7の中央
にヒンジ部12を設けて二つ折りにできる構造を開示し
たが、例えば図5に示すようにヒンジ部12を設けずに
折り畳み不能な一枚の中仕切板7として形成しても差し
支えないものである。また、図5において図1と同一符
号を付したものは図1と同一ものを示している。さら
に、断熱材8として硬質ウレタンフォームを使用した場
合について説明したが、これ以外の断熱材であっても差
し支えないものである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
硬質ウレタンフォーム等で成る断熱材内に真空断熱材を
埋め込むことによって、熱伝導率λが従来の熱伝導率λ
の約半分である0.01(kcal/mhr℃)位の中
仕切板が得られる。これにより、中仕切板の厚さを従来
の半分程度にして荷物収納室内の積み荷容量を多くする
ことができるとともに、軽量化が図れ、取り扱いも簡単
にすることができる。また、前記カバーの一部をヒンジ
部として折り畳み可能に形成した場合では、荷物の積み
降ろし時等に荷物収納室内前後の空気の移動が少なく、
かつ荷下ろしを便利にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例として示す保冷用荷箱内に使
用される中仕切板の水平断上面図である。
【図2】本発明の一形態例としての保冷用荷箱を一部破
断して示す斜視図である。
【図3】図2のA−A線に沿って断面し、同上中仕切板
を正面より見て示す図である。
【図4】同上中仕切板を同上保冷用荷箱内に固定する細
部構造を示す図3のB−B線に沿う拡大断面図である。
【図5】中仕切板の一変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 保冷用荷箱 4 荷物収納室 7 中仕切板 8 断熱材 9 真空断熱材 10 芯材 11 カバー 12 ヒンジ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物収納室内を仕切って区画するための
    保冷車用荷物収納室の中仕切板において、 硬質ウレタンフォーム等で成る断熱材内に真空断熱材を
    埋め込み、外側をカバーで覆ってパネル状に形成したこ
    とを特徴とする保冷用荷物収納室の中仕切板。
  2. 【請求項2】 前記カバーの一部をヒンジ部として折り
    畳み可能に形成してなる請求項1に記載の保冷用荷物収
    納室の中仕切板。
JP30344896A 1996-10-09 1996-10-09 保冷車用荷物収納室の中仕切板 Pending JPH10114244A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30344896A JPH10114244A (ja) 1996-10-09 1996-10-09 保冷車用荷物収納室の中仕切板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30344896A JPH10114244A (ja) 1996-10-09 1996-10-09 保冷車用荷物収納室の中仕切板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10114244A true JPH10114244A (ja) 1998-05-06

Family

ID=17921120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30344896A Pending JPH10114244A (ja) 1996-10-09 1996-10-09 保冷車用荷物収納室の中仕切板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10114244A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1110812A2 (de) 1999-12-23 2001-06-27 Translock Aktiengesellschaft Abtrennungen für geschlossene LKW-Aufbauten
DE10010725A1 (de) * 2000-03-04 2001-09-13 Michaela Bous Trapo Expres Kle Trennwand für Kühltransporter
ES2164577A1 (es) * 1999-12-22 2002-02-16 Ferro Gonzalo Manso Remolques; semiremolques isotermos; frigorificos; contenedores, vagones, etc. aplicable en el transporte de mercancias.
JP2003291714A (ja) * 2002-04-04 2003-10-15 Nippon Fruehauf Co Ltd 液体輸送可能な側煽付側部開閉式バン型車両
JP2008189052A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Ashimori Ind Co Ltd 車両荷箱内の中仕切り壁
JP2008206281A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Yaskawa Electric Corp キャンド・リニアモータ電機子およびキャンド・リニアモータ
WO2014087834A1 (ja) 2012-12-07 2014-06-12 旭硝子株式会社 断熱材およびその製造方法、ならびに断熱施工方法
CN109795804A (zh) * 2018-12-29 2019-05-24 北京盛世华人供应链管理有限公司 一种真空隔热的可折叠恒温包

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2164577A1 (es) * 1999-12-22 2002-02-16 Ferro Gonzalo Manso Remolques; semiremolques isotermos; frigorificos; contenedores, vagones, etc. aplicable en el transporte de mercancias.
EP1110812A2 (de) 1999-12-23 2001-06-27 Translock Aktiengesellschaft Abtrennungen für geschlossene LKW-Aufbauten
DE19962825A1 (de) * 1999-12-23 2001-07-05 Translock Ag Triesen Abtrennung für geschlossene LKW-Aufbauten
EP1110812A3 (de) * 1999-12-23 2002-10-02 Translock Aktiengesellschaft Abtrennungen für geschlossene LKW-Aufbauten
DE10010725A1 (de) * 2000-03-04 2001-09-13 Michaela Bous Trapo Expres Kle Trennwand für Kühltransporter
JP2003291714A (ja) * 2002-04-04 2003-10-15 Nippon Fruehauf Co Ltd 液体輸送可能な側煽付側部開閉式バン型車両
JP2008189052A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Ashimori Ind Co Ltd 車両荷箱内の中仕切り壁
JP2008206281A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Yaskawa Electric Corp キャンド・リニアモータ電機子およびキャンド・リニアモータ
WO2014087834A1 (ja) 2012-12-07 2014-06-12 旭硝子株式会社 断熱材およびその製造方法、ならびに断熱施工方法
CN109795804A (zh) * 2018-12-29 2019-05-24 北京盛世华人供应链管理有限公司 一种真空隔热的可折叠恒温包

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7481065B2 (en) Expandable cooler
US3565305A (en) Car carrier means
US5439150A (en) Rear window accessible pick up truck storage box
US7469948B2 (en) Apparatus for extending vehicle cargo space and method for same
JPH10114244A (ja) 保冷車用荷物収納室の中仕切板
US10371429B1 (en) Cooler with hinging lid
US20200223349A1 (en) Multi-Purpose Cooler and Tool Housing for Vehicular Integration
US3126076A (en) Koffler
US6739742B2 (en) Overhead storage apparatus for vehicles
JP7132577B1 (ja) 車両用荷室
JPH0444444Y2 (ja)
JP3222901U (ja) 保冷空間構造及び断熱箱
CA2261357C (en) Rolling garment bag with reinforced frame
JP2627627B2 (ja) 保冷コンテナ
JP6403641B2 (ja) 箱型荷台
JP2008162406A (ja) 間仕切り装置
JP4219452B2 (ja) パッケージトレイ
JP2003170780A (ja) 車両用リヤパッケージトレイ構造
JP3100017B2 (ja) 自動車の物品収納装置
JP3573887B2 (ja) 冷蔵庫等の棚装置
JPH06191436A (ja) 自動車のボディ構造
JP2001304736A (ja) 保冷車用簡易軽量間仕切り
KR200496756Y1 (ko) 카트용 접철식 보냉 용기
JP2002178836A (ja) 車両の荷室構造
KR20010024322A (ko) 단일한 외주프레임과 두개의 나란한 수납부를 갖춘 측면이부드러운 수화물 가방

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050405

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050816

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02