JP3573887B2 - 冷蔵庫等の棚装置 - Google Patents

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2325/00Charging, supporting or discharging the articles to be cooled, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2325/021Shelves with several possible configurations

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  • Refrigerator Housings (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は冷蔵庫等の棚装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種冷蔵庫は例えば実公平1−25273号公報に記載されているように、上下に2分し食品を載置収納するよう設けた棚を左右に分け片側を普通の網棚、他側に前後方向へ伸縮可能の伸縮自在棚を備え、この伸縮自在棚を前記棚の後方に固着された枠にはめ込まれる支軸を後端に有しこの支軸を中心に回動する後棚と、この後棚の下に収納自在に前後方向へ摺動可能な前棚とで構成し、この前棚を後棚に収納した状態で支軸を中心に回動させて大きな食品を収納できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の冷蔵庫の棚では後棚の後端に回動の中心となる支軸を設けているため、棚の回転半径が大きく棚の間隔を広くしなければ回動させられない問題があった。
【0004】
この発明は上記の問題を解決するもので、棚の回転半径を小さくできるようにするとともに、背壁と棚との間隔を狭くさせられるようにした冷蔵庫等の棚装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、貯蔵室内を上下に分け、食品等を載置収納するように設けられる棚を前後方向へ伸縮可能で後端支軸を中心に回動自在な伸縮自在棚にした冷蔵庫において、前記伸縮自在棚は回転支軸を有しこの回転支軸を中心に回動する上面が平坦状の後棚と、この後棚の下に収納自在に前後方向へ摺動可能な上面が平坦状の前棚とで構成し、前記後棚の回転支軸をこの後棚の中央寄りに配置するとともに、上方の開口した軸受け部で枢支し、この軸受け部を前方に斜めに傾斜した凹みで形成し、前記前棚を後棚に収納して伸縮自在棚を立てるときに回転支軸を中心に回転半径を小さく回動させられるとともに、背壁と棚との間隔を狭くさせられるようにしている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下この発明を図に基づいて説明する。
【0007】
図1はこの発明の一実施例を示す冷蔵庫の断面図である。図2はこの発明の冷蔵室の要部切欠斜視図である。図3はこの発明の伸縮自在棚の後棚を示す斜視図である。図4はこの発明の伸縮自在棚の後棚を下から見た斜視図である、図5はこの発明の伸縮自在棚の前棚を示す斜視図である。図6はこの発明の棚レールを示す斜視図である。図7はこの発明の棚レれールを示す側面図である。図8はこの発明の伸縮自在棚の引き出した状態を示す断面図である。図9はこの発明の伸縮自在棚の前棚を後棚内に収納した通常の状態を示す断面図である。図10はこの発明の伸縮自在棚を最大に収納した状態を示す断面図である。図11はこの発明の伸縮自在棚を後ろ上方に回動させた状態を示す断面図である。
【0008】
1は冷蔵庫で、この冷蔵庫は前方に開口する鋼板製の外箱2と、この外箱内に間隔を存して組み込まれる前方に開口する硬質合成樹脂製の内箱3と、両箱2,3間に現場発泡方式にて充填された発泡ポリウレタン断熱材4とから本体5が構成されている。内箱3は仕切壁6にて上下に区画され、上側に冷蔵室7が、下側に冷凍室8が形成されている。そして、冷蔵室7の前面開口は扉9で、冷凍室8の前面開口は引き出し扉10にて開閉自在に閉塞されている。
【0009】
11は冷蔵室7内を上下に区画する複数の棚で、この棚の1つはプラスチック製の伸縮自在棚12で形成されている。
【0010】
伸縮自在棚12は上面に食品を載置する平坦状の上面板13とこの上面板の両側に設けられた側板14とこの側板の下部から内方に折曲された底板15とこの底板の前方に設けられた立ち上がり片16と底板15の下端に設けられた回転支軸17とを備えた後棚18と、この後棚の下に収納自在に前後方向へ摺動可能な上面に食品を載置する平坦状の上面板19とこの上面板の後方に形成された段部20と上面板19の前方に形成され伸縮時に指を掛ける把手部21と上面板19の両側に設けられた側板22とを備えた前棚23とで構成されている。回転支軸17は後棚18の中央寄りに形成されている。
【0011】
24は本体5の内壁に内方に突出して形成される棚レールで、この棚レールには伸縮自在棚12が載置されている。そして、伸縮自在棚12は前棚23を後方にスライドさせてこの前棚を後棚18内に収納して重ね合わせて縮小できるようにされている。
【0012】
棚レール24の後端には後棚18の回転支軸17を枢支する上方を開口した軸受け部25が設けられている。この軸受け部の後方には棚レール24が設けられないようにし、伸縮自在棚12の回動の逃がし部26としている。
【0013】
軸受け部25は伸縮自在棚12が水平に載置されているときに回転支軸17を受ける円弧面25Aと、伸縮自在棚12を立てるときに回転支軸17が手前に移動する前方に凹んだ凹部25Bとで斜め前方に傾斜して形成されている。
【0014】
前棚23の側板22には前方の棚レール24に設けられた突起27に係止して引き出し時に後方への移動を防止するとともに、棚レール24に載置する把手部21に設けられた係止片28と、立ち上がり片16に載置して前棚23の上面板19を後棚18の上面板13と同一面にする段部20に設けられたテーパー状の載置片29と、この載置片の後方で立ち上がり片16に対向する載置用のストッパー片30と、前棚23を後棚18内に収納するときに立ち上がり片16上を移動するとともに、この立ち上がり片に係止するストッパー31を有するガイド片32とで形成されている。
【0015】
33は前棚23の上面板19の前方下面に設けられた浮き上がり防止用の係止爪で、この係止爪は先端を棚レール24の下に位置させ前棚23と一緒にこの棚レールを挟持した状態で前後方向に動くようにしている。
【0016】
棚レール24には後棚18の底板15に下方に突出したガタツキ防止片34を収容するとともに、係止爪32を逃がす2段構造の切欠35が形成されている。
【0017】
このように構成された冷蔵庫等の棚のストッパー装置において、伸縮自在棚12は前棚23を手前に引き出すことにより、後棚18の立ち上がり片16に載置片29を載置するとともに、ストッパー片30を立ち上がり片16で規制し、段部20によって重なり部を逃がして後棚18の上面板13と前棚23の上面板19とを同一面にして棚11全面に食品を載置できるようにするとともに、前棚23が後棚18から外れないようにしている。
【0018】
また、伸縮自在棚12は前棚23を後棚18内に収納した状態あるいは収納した状態で回転支軸17を支点に回動させることにより、冷蔵室7内に高さが高い食品を入れられるようにしている。
【0019】
伸縮自在棚12は前棚23と係止爪33とで棚レール24を挟持することにより、回転支軸17を支点とする浮き上がりを抑えることができ、従来前棚23を引き出したときに必要であった棚レールの上部分を廃止できるようにされている。そのため、伸縮自在棚12は全開状態のときの食品置きスペースを広くできるようにされている。
【0020】
また、前棚23の係止爪33は伸縮自在棚12の浮き上がりを防止することにより、後棚18の回転支軸17をこの後棚の中央寄りに位置させることができ、伸縮自在棚12の回動半径を小さくさせられ、伸縮自在棚12に隣り合うの棚11の上下の間隔を狭くでき、冷蔵室7の内容積を変えずに棚11の数をふやすことができるようにしている。
【0021】
軸受け部25は斜め前方に傾斜し、伸縮自在棚12を水平に載置するときに受ける円弧面25Aと伸縮自在棚12を立てるときに回転支軸17が手前に移動する凹部25Bを設けることにより、伸縮自在棚12の回転位置が前にきて背壁と伸縮自在棚12の間隔を狭くさせられ、伸縮自在棚12を大きくできるようにしている。
【0022】
棚レール24の切欠35は2段構造にすることにより、後棚18の底板15の下部に設けたガタツキ防止片34を位置させて後棚18の左右方向のずれを規制できるとともに、前棚23を後棚18内に収納したときに係止爪33で伸縮自在棚12の浮き上がりを規制できるようにしている。
【0023】
ガイド片32のストッパー31は前棚23の収納時に立ち上がり片16に係止することにより、前棚23を係止爪33が奥行きの深いに2段構造の切欠35に位置しないようにして伸縮自在棚12が浮き上がらないようにしている。
【0024】
尚、上記説明においては、伸縮自在棚12を冷蔵室7内全幅に設けるように説明したが、伸縮自在棚を棚11の半分にしても良いことは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、貯蔵室内を上下に分け、食品等を載置収納するように設けられる棚を前後方向へ伸縮可能で後端支軸を中心に回動自在な伸縮自在棚にした冷蔵庫において、前記伸縮自在棚は回転支軸を有しこの回転支軸を中心に回動する上面が平坦状の後棚と、この後棚の下に収納自在に前後方向へ摺動可能な上面が平坦状の前棚とで構成し、前記後棚の回転支軸をこの後棚の中央寄りに配置するとともに、上方の開口した軸受け部で枢支し、この軸受け部を前方に斜めに傾斜した凹みで形成し、前記前棚を後棚に収納して伸縮自在棚を立てるときに回転支軸を中心に回転半径を小さく回動させられるとともに、背壁と棚との間隔を狭くさせられるようにでき、伸縮自在棚を大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す冷蔵庫の断面図である。
【図2】この発明の冷蔵室の要部切欠斜視図である。
【図3】この発明の伸縮自在棚の後棚を示す斜視図である。
【図4】この発明の伸縮自在棚の後棚を下から見た斜視図である、
【図5】この発明の伸縮自在棚の前棚を示す斜視図である。
【図6】この発明の棚レールを示す斜視図である。
【図7】この発明の棚レールを示す側面図である。
【図8】この発明の伸縮自在棚の引き出した状態を示す断面図である。
【図9】この発明の伸縮自在棚の前棚を後棚内に収納した通常の状態を示す断面図である。
【図10】この発明の伸縮自在棚を最大に収納した状態を示す断面図である。
【図11】この発明の伸縮自在棚を後ろ上方に回動させた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫
7 冷蔵室
11 棚
12 伸縮自在棚
13,19 上面板
17 回転支軸
18 後棚
23 前棚
24 棚レール
25 軸受け部
25A 凹部

Claims (1)

  1. 貯蔵室内を上下に分け、食品等を載置収納するように設けられる棚を前後方向へ伸縮可能で後端支軸を中心に回動自在な伸縮自在棚にした冷蔵庫において、前記伸縮自在棚は回転支軸を有しこの回転支軸を中心に回動する上面が平坦状の後棚と、この後棚の下に収納自在に前後方向へ摺動可能な上面が平坦状の前棚とで構成し、前記後棚の回転支軸はこの後棚の中央寄りに配置されるとともに、上方の開口した軸受け部で枢支され、この軸受け部は前方に斜めに傾斜した凹みで形成されていることを特徴とする冷蔵庫等の棚装置。
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