JPH10113983A - 断熱箱体の内箱の製造方法 - Google Patents

断熱箱体の内箱の製造方法

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JPH10113983A
JPH10113983A JP27244196A JP27244196A JPH10113983A JP H10113983 A JPH10113983 A JP H10113983A JP 27244196 A JP27244196 A JP 27244196A JP 27244196 A JP27244196 A JP 27244196A JP H10113983 A JPH10113983 A JP H10113983A
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JP
Japan
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material sheet
plug
forming
mold
pressing
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Application number
JP27244196A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamawaki
弘 山脇
Hiroshi Inoue
洋 井上
Kazuo Kawamura
和夫 川村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、内箱を真空成形するについて、素
材シートを厚肉化することなく、過度な薄肉部分が発生
しないようにする。 【解決手段】 プラグ34の押圧部34a〜34cの先
端部の幅寸法A,B,Cを、成形型33の各凹部33a
〜33cの幅寸法A′,B′,C′の30〜70%に設
定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫等に用いら
れる断熱箱体の内箱の製造方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、例えば冷蔵
庫に用いられる断熱箱体の内箱としては、図12に示す
ように構成されたものがある。すなわち、内箱1の内部
には、それぞれ断熱室としての冷蔵室2、冷凍室3およ
び野菜室4が、第1の中間仕切り部5および第2の中間
仕切り部6により形成されている。また第1の中間仕切
り部5の下部には小仕切り部7がこれに連ねて形成され
ている。
【0003】上記内箱1は真空成形により製造されたも
のであり、その製造方法について図13を参照して述べ
る。まず、この製造に使用する成形型8およびプラグ9
について説明する。成形型8は、冷蔵室2、冷凍室3お
よび野菜室4形成用の凹部8a、8bおよび8cと、中
間仕切り部5および6形成用の主凸部8dおよび8e
と、小仕切り部7形成用の補助凸部8fと真空引きのた
めの通気部8gとを有する構成である。また、プラグ9
は、この成形型8における各凹部8a、8bおよび8c
と対向する凸状の押圧部9a、9bおよび9cを有する
構成である。この場合、特に凹部8bと対向する押圧部
9bは、補助凸部8fと対応して溝状部9b′が形成さ
れている。
【0004】しかして、内箱1の素材シート10を例え
ば180℃程度に加熱し、これを、図13(a)の状態
から、成形型8にあてがい、ブロー用押え具11を、各
凹部8a、8bおよび8cの両側壁部の先端部に位置さ
せて該ブロー用押え具11により素材シート10を押え
込む。
【0005】この後、通気部8gからエアを供給して
(同図(b)参照)、素材シート10を外側へ膨らませ
て伸ばす。そして、プラグ9の各押圧部9a、9bおよ
び9cを各凹部8a、8bおよび8cに挿入して素材シ
ート10を押し込み(同図(c)参照)、これと共に、
真空引きする。これにより素材シート10が成形型8の
内面に沿った形状に成形される(同図(d)参照)。こ
の後、同図(e)に示すように成形された素材シート1
0を取り出す。
【0006】ところで、内箱1に、図12に示すよう
に、第1の中間仕切り部5に対して小仕切り部7が連な
る構成の部分(以下ダブルウォール部と称する)Wが存
在する場合、成形型8およびプラグ9においてそのダブ
ルウォール部Wに対応する素材シート10の厚みがきわ
めて薄くなってしまうという問題がある。これを解決し
ようとすると、予め素材シート10として厚いものを使
用する必要があり、素材コストアップひいては製品コス
トアップを来すと共に、シート加熱時間が延びると共に
加熱制御も難しくなって生産能力が低下する。
【0007】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、内箱を真空成形するについて、素
材シートを厚肉化することなく、過度な薄肉部分が発生
しないように内箱を成形することができる断熱箱体の内
箱の製造方法を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、内部
に複数の断熱室を仕切り形成するための中間仕切り部を
有すると共に、断熱室を区画するための小仕切り部をこ
の中間仕切り部に連ねて有する断熱箱体の内箱を製造す
るについて、内箱の素材シートを加熱して温度上昇させ
た後、この素材シートを、断熱室形成用の複数の凹部と
中間仕切り部形成用の主凸部と小仕切り部形成用の補助
凸部と真空引きのための通気部とを有する成形型と、こ
の成形型における各凹部とそれぞれ対向する凸状の押圧
部を有するプラグとの間に位置させ、このプラグにより
素材シートを成形型に押し込み、成形型を真空引きする
ようにした製造方法において、前記プラグの押圧部のう
ち、補助凸部が存する凹部と対向する押圧部の先端部の
幅寸法を、成形型の凹部の幅寸法の30〜70%に設定
したところに特徴を有する。
【0009】この方法においては、プラグの押圧部の先
端部の幅寸法を、成形型の凹部の幅寸法の30〜70%
に設定したことで、素材シートをプラグの押圧部にて成
形型の凹部へ押し込む際に、素材シートにおける上記凹
部成形領域に対する伸張し得る領域の比率が高くなり、
過度な薄肉部が発生することがなくなる。すなわち、素
材シートをプラグの押圧部にて成形型の凹部へ押し込む
際には、押圧部の先端部が素材シートに接触するから、
せっかく高温度になっている素材シートがその部分で冷
えてしまい、その冷えた領域(押圧部の先端部との接触
領域)での伸張作用が低下し、伸張可能領域が少なくな
る。
【0010】しかるに、従来では、プラグの押圧部の先
端部の幅寸法は成形型の凹部の幅寸法に対して若干狭い
程度(ほぼ95〜80%)であったため、プラグの押圧
部による冷却領域が大きく、成形領域に対して大きな比
率を示し、つまり伸張可能領域が少ないものであった。
特に、前述したように、内箱にダブルウォール部が存在
する場合には、素材シートにおけるその部分の材料使用
量を多く必要とするが、伸張可能量が少ないため、過度
に薄肉となってしまう。この点上記発明では、プラグの
押圧部の先端部の幅寸法を、成形型の凹部の幅寸法の3
0〜70%に設定したことで、素材シートにおける伸張
可能領域の比率が向上し、素材シートを厚肉にしなくて
も、過度な薄肉部が発生することがなくなる。
【0011】請求項2の発明は、内部に複数の断熱室を
仕切り形成するための中間仕切り部を有すると共に、断
熱室を区画するための小仕切り部をこの中間仕切り部に
連ねて有する断熱箱体の内箱を製造するについて、内箱
の素材シートを加熱して温度上昇させた後、この素材シ
ートを、断熱室形成用の複数の凹部と中間仕切り部形成
用の主凸部と小仕切り部形成用の補助凸部と真空引きの
ための通気部とを有する成形型と、この成形型における
各凹部とそれぞれ対向する凸状の押圧部を有するプラグ
との間に位置させ、このプラグにより素材シートを成形
型に押し込み、成形型を真空引きするようにした製造方
法において、プラグにより素材シートを成形型に押し込
む前に、このプラグの押圧部のうち補助凸部が存する凹
部と対向する押圧部の先端部を、加熱して温度上昇させ
ておくようにしたところに特徴を有する。
【0012】この発明方法においては、素材シートをプ
ラグの押圧部にて成形型の凹部へ押し込む際に、押圧部
の先端部が素材シートに接触しても、この押圧部の先端
部が加熱されているから、素材シートがその部分で冷え
てしまうことをなくし得、もって、この部分でも伸張作
用が期待でき、すなわち、補助凸部が存する凹部におけ
る素材シートの伸張可能領域の比率が向上し、素材シー
トを厚肉にしなくても、ダブルウォール部において過度
な薄肉部が発生することがなくなる。
【0013】請求項3の発明は、内部に複数の断熱室を
仕切り形成するための中間仕切り部を有すると共に、断
熱室を区画するための小仕切り部をこの中間仕切り部に
連ねて有する断熱箱体の内箱を製造するについて、内箱
の素材シートを加熱して温度上昇させた後、この素材シ
ートを、断熱室形成用の複数の凹部と中間仕切り部形成
用の主凸部と小仕切り部形成用の補助凸部と真空引きの
ための通気部とを有する成形型と、この成形型における
凹部と対向する凸状の押圧部を有するプラグとの間に位
置させ、このプラグにより素材シートを成形型に押し込
み、成形型を真空引きするようにした製造方法におい
て、前記主凸部および補助凸部の各先端部を、円弧状に
形成したところに特徴を有する。
【0014】この発明方法においては、素材シートをプ
ラグの押圧部にて成形型の凹部へ押し込む際に、素材シ
ートが主凸部および補助凸部の各先端部に接触するが、
主凸部および補助凸部の各先端部を、円弧状に形成して
いるから、形状的に素材シートが伸張しやすく、もっ
て、この部分での伸張作用が期待でき、すなわち、補助
凸部が存する凹部における素材シートの伸張可能領域の
比率が向上し、素材シートを厚肉にしなくても、ダブル
ウォール部において過度な薄肉部が発生することがなく
なる。
【0015】請求項4の発明は、内部に複数の断熱室を
仕切り形成するための中間仕切り部を有すると共に、断
熱室を区画するための小仕切り部をこの中間仕切り部に
連ねて有する断熱箱体の内箱を製造するについて、内箱
の素材シートを加熱して温度上昇させた後、この素材シ
ートを、断熱室形成用の複数の凹部と中間仕切り部形成
用の主凸部と小仕切り部形成用の補助凸部と真空引きの
ための通気部とを有する成形型と、この成形型における
凹部と対向する凸状の押圧部を有するプラグとの間に位
置させ、このプラグにより素材シートを成形型に押し込
み、成形型を真空引きするようにした製造方法におい
て、プラグにより素材シートを成形型に押し込む前に、
前記成形型の主凸部および補助凸部の各先端部を加熱し
て温度上昇させておくようにしたところに特徴を有とす
る。
【0016】この発明方法においては、素材シートをプ
ラグの押圧部にて成形型の凹部へ押し込む際に、素材シ
ートが成形型の主凸部および補助凸部の各先端部に接触
し、これらの先端部により、素材シートが冷やされる懸
念があるが、成形型の主凸部および補助凸部の各先端部
を加熱して温度上昇させておくから、素材シートがその
部分で冷えてしまうことをなくし得、もって、この部分
でも伸張作用が期待でき、すなわち、補助凸部が存する
凹部における素材シートの伸張可能領域の比率が向上
し、素材シートを厚肉にしなくても、ダブルウォール部
において過度な薄肉部が発生することがなくなる。
【0017】請求項5の発明は、内部に複数の断熱室を
仕切り形成するための中間仕切り部を有すると共に、断
熱室を区画するための小仕切り部をこの中間仕切り部に
連ねて有する断熱箱体の内箱を製造するについて、内箱
の素材シートを加熱して温度上昇させた後、この素材シ
ートを、断熱室形成用の複数の凹部と中間仕切り部形成
用の主凸部と小仕切り部形成用の補助凸部と真空引きの
ための通気部とを有する成形型と、この成形型における
凹部と対向する凸状の押圧部を有するプラグとの間に位
置させ、このプラグにより素材シートを成形型に押し込
み、成形型を真空引きするようにした製造方法におい
て、前記プラグの押圧部のうち少なくとも、補助凸部が
存する凹部と対向する押圧部を、相対的に接近および拡
開可能な複数の単位部材から構成し、プラグをこの複数
の単位部材が相対的に接近する状態とし、このプラグに
より素材シートを成形型に押し込み、その後、単位部材
を拡開させ、成形型を真空引きするようにしたところに
特徴を有する。
【0018】この発明方法においては、複数の単位部材
を相対的に接近させた状態で、素材シートを成形型に押
し込み、その後、単位部材を成形型の凹部内で拡開させ
るから、プラグの押圧部の先端部部分の素材シートを成
形型のダブルウォール部相当部分に寄せることができ
て、素材シートを厚肉にしなくても、過度な薄肉化が防
げる。
【0019】請求項6の発明は、内部に複数の断熱室を
仕切り形成するための中間仕切り部を有すると共に、断
熱室を区画するための小仕切り部をこの中間仕切り部に
連ねて有する断熱箱体の内箱を製造するについて、内箱
の素材シートを加熱して温度上昇させた後、この素材シ
ートを、断熱室形成用の複数の凹部と中間仕切り部形成
用の主凸部と小仕切り部形成用の補助凸部とブローおよ
び真空引きのための通気部とを有する成形型にあてがう
と共に、ブロー用押え具を、補助凸部が存する凹部より
広い間隔で前記素材シートを押え、この状態でブロー
し、この後、ブロー用押え具とこれに接触する素材シー
ト部分とが相対的にずれないようにして、ブロー用押え
具を、補助凸部が存する凹部と同じ幅となる位置に移動
させ、この後、成形型における凹部と対向する押圧部を
有するプラグにより、素材シートを成形型に押し込み、
成形型を真空引きするようにしたところに特徴を有す
る。
【0020】この発明方法においては、ブロー用押え具
を、補助凸部が存する凹部より広い間隔に配置して素材
シートを押え、この状態でブローし、この後、ブロー用
押え具とこれに接触する素材シート部分とが相対的にず
れないようにして、ブロー用押え具を、補助凸部が存す
る凹部と同じ幅となる位置に移動させるから、補助凸部
が存する凹部の隣の凹部側の素材シートを、補助凸部が
存する凹部側へ寄せることができて、該凹部を成形する
シート材料が多くなり、素材シートを厚肉にしなくて
も、ダブルウォール部での薄肉化が防げる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
き図1ないし図5を参照しながら説明する。まず、図4
には成型後の内箱21を示し、図5には、この内箱21
を組み込んでなる断熱箱体たる冷蔵庫本体22を示して
いる。冷蔵庫本体22は、外箱23と上記内箱21との
間に断熱材24を充填して構成されている。内箱21の
内部には、それぞれ断熱室としての冷蔵室25、冷凍室
26および野菜室27が、中間仕切り部28および29
により形成されている。また一方の中間仕切り部28の
下部には小仕切り部30がこれに連ねて形成されてい
る。なお、一方の中間仕切り部28および他方の中間仕
切り部29の前端部には、仕切りカバー31が装着され
ていると共に、小仕切り部30の前端部にも仕切りカバ
ー32が装着されている。図4に示すように、一方の中
間仕切り部28と小仕切り部30との連接部分、つまり
ダブルウォール部には符号Wを付している。
【0022】以下、上述の内箱21の製造方法について
述べる。まず、この製造に使用する成形型33およびプ
ラグ34について説明する。図1および図3において、
成形型33は、冷蔵室25、冷凍室26および野菜室2
7形成用の凹部33a、33bおよび33cと、中間仕
切り部28および29形成用の主凸部33dおよび33
eと、小仕切り部30形成用の補助凸部33fと真空引
きのための通気部33gとを有する構成である。
【0023】また、プラグ34は、この成形型33にお
ける各凹部33a、33bおよび33cとそれぞれ対向
する凸状の押圧部34a、34bおよび34cを有する
構成である。この場合、特に凹部33bと対向する押圧
部34bは、補助凸部33fと対応して溝状部34b′
が形成されている。図1から判るように、このプラグ3
4の押圧部34a〜34cの先端部の幅寸法A,B,C
を、成形型33の各対応する凹部3a〜33cの幅寸法
A′,B′,C′の例えば40%に設定している。
【0024】しかして、図2において、内箱21の素材
シート35はABS樹脂から構成されている。しかし
て、この素材シート35を例えば180℃程度に加熱
し、これを、図2(a)の状態から、成形型33にあて
がい、ブロー用押え具36を、各凹部33a、33bお
よび33cの両側壁部の先端部に対向位置させて該ブロ
ー用押え具36により素材シート35を押え込む。
【0025】この後、通気部33gからエアを供給して
(同図(b)参照)、素材シート35を外側へ膨らませ
て伸ばす。そして、プラグ34の各押圧部34a、34
bおよび34cを各凹部33a、33bおよび33cに
挿入して素材シート35を押し込み(同図(c)参
照)、これと共に、真空引きする。これにより素材シー
ト35が成形型33の内面に沿った形状に成形される
(同図(d)参照)。この後、同図(e)に示すように
成形された素材シート35を取り出す。
【0026】このような本実施例によれば、プラグ34
の押圧部34a〜34cの先端部の幅寸法を、成形型3
3の各凹部33a〜33cの幅寸法の40%に設定した
ことで、素材シート35をプラグ34の押圧部34a〜
34cにて成形型33の各凹部33a〜33cへ押し込
む際に、素材シート35における凹部33a〜33c成
形領域に対する伸張し得る領域の比率が高くなり、過度
な薄肉部が発生することがなくなる。
【0027】すなわち、素材シート35をプラグ34の
押圧部34a〜34cにて成形型33の各凹部33a〜
33cへ押し込む際には、押圧部34a〜34cの先端
部が素材シート35に接触するから、せっかく高温度に
なっている素材シート35がその部分で冷えてしまい、
その冷えた領域(押圧部34a〜34cの先端部との接
触領域)での伸張作用が低下し、その分、伸張可能領域
が少なくなる。
【0028】しかるに、従来では、図13から判るよう
に、プラグ9の押圧部9a〜9cの先端部の幅寸法は成
形型8の凹部8a〜8cの幅寸法に対して若干狭い程度
(ほぼ95〜80%)であったため、プラグ9の押圧部
9a〜9cによる冷却領域が大きく、成形領域に対して
大きな比率を示し、つまり伸張可能領域が少ないもので
あった。特に、内箱にダブルウォール部Wが存在する場
合には、素材シートにおけるその部分の材料使用量を多
く必要とするが、伸張可能量が少ないため、過度に薄肉
となってしまう。
【0029】この点本実施例では、既述したように、プ
ラグ34の押圧部34a〜34cの先端部の幅寸法を、
成形型33の各凹部33a〜33cの幅寸法の40%に
設定したことで、素材シート35における伸張可能領域
の比率が向上し、ダブルウォール部Wで過度な薄肉部が
発生することがなくなる。従って、素材シート35を厚
肉にする必要がない。但し、プラグ34の押圧部34a
〜34cのうち、補助凸部33fが存する凹部33bに
対向する押圧部34bの先端部の幅寸法を、該凹部33
bの幅寸法の30〜70%に設定すれば、所期の目的を
達成できるものである。
【0030】図6は本発明の第2の実施例を示してお
り、この第2の実施例においては次の点が第1の実施例
と異なる。すなわち、プラグ41における各押圧部41
a〜41cの先端部の幅寸法は成形型33の各凹部33
a〜33cの幅寸法に対して若干狭い程度(ほぼ95〜
80%)であるが、特にプラグ41の押圧部41a〜4
1bのうち、成形型33の補助凸部33fが存する凹部
33bに対向する押圧部41bには、ヒータ42が配設
されている。
【0031】そして、この第2の実施例では、プラグ4
1により素材シート35を成形型33に押し込む前に、
予めヒータ42に通電して、このプラグ41の押圧部4
1bの先端部を、加熱して温度上昇させておく。この
後、このプラグ41により素材シート35を成形型33
に押し込み、成形型33を真空引きする。
【0032】この第2の実施例によれば、素材シート3
5をプラグ41の押圧部41bにて成形型33の凹部3
3bへ押し込む際に、押圧部41bの先端部が素材シー
ト35に接触しても、この押圧部41bの先端部が加熱
されているから、素材シート35がその部分で冷えてし
まうことをなくし得、もって、この部分でも伸張作用が
期待でき、すなわち、補助凸部33fが存する凹部33
bにおける素材シート35の伸張可能領域の比率が向上
し、素材シート35を厚肉にすることなく、ダブルウォ
ール部Wにおいて過度な薄肉部が発生することがなくな
る。
【0033】次に図7は本発明の第3の実施例を示し、
この実施例においては、成形型33の主凸部33d,3
3eおよび補助凸部33fの各先端部を、円弧状に形成
した点が第2の実施例と異なる。この第3の実施例によ
れば、素材シート35をプラグ34の押圧部34bにて
成形型33の凹部33bへ押し込む際に、素材シート3
5が主凸部33d,33eおよび補助凸部33fの各先
端部に接触するが、上述したように、主凸部33d,3
3eおよび補助凸部33fの各先端部を、円弧状に形成
しているから、形状的に素材シート35が伸張しやす
く、もって、この部分での伸張作用が期待でき、すなわ
ち、補助凸部33fが存する凹部33bにおける素材シ
ート35の伸張可能領域の比率が向上し、素材シート3
5を厚肉にすることなく、ダブルウォール部Wにおいて
過度な薄肉部が発生することがなくなる。
【0034】なお、主凸部33d,33eおよび補助凸
部33fの各先端部を、円弧状に形成したことで、中間
仕切り部28,29および小仕切り部30の各先端部が
円弧状に成形されるが、この先端部には、第1の実施例
の図5に示した仕切りカバー31,32が装着されて該
部分を隠蔽するので、冷蔵庫本体22として支障はな
い。
【0035】次に、図8は本発明の第4の実施例を示し
ている。この図8は図2(a)に相当する。この第4の
実施例においては、プラグ34により素材シート35を
成形型33に押し込む前に、成形型33の主凸部33
d,33eおよび補助凸部33fの各先端部33d′,
33e′および33f′を加熱して温度上昇させておく
ようにした点が第1の実施例と異なる。
【0036】この実施例によれば、素材シート35をプ
ラグ34の押圧部34bにて成形型33の凹部33bへ
押し込む際に、素材シート35が成形型33の主凸部3
3d,33eおよび補助凸部33fの各先端部に接触
し、これらの先端部により、素材シート35が冷やされ
る懸念があるが、成形型33の主凸部33d、33eお
よび補助凸部33fの各先端部を加熱して温度上昇させ
ておくから、素材シート35がその部分で冷えてしまう
ことをなくし得、もって、この部分でも伸張作用が期待
でき、すなわち、補助凸部33fが存する凹部33bに
おける素材シート35の伸張可能領域の比率が向上し、
素材シート35を厚肉にすることなく、ダブルウォール
部Wにおいて過度な薄肉部が発生することがなくなる。
【0037】図9および図10は本発明の第5の実施例
を示しており、プラグ51の押圧部51aをいずれも平
板状をなす単位部材51aAと51aBとからから構成
しており、この単位部材51aAおよび51aBは、相
対的に接近および拡開可能となっている。また、他の押
圧部51bを、平板状の単位部材51bAと、丸棒状の
単位部材51bBおよび51bCとからから構成し、単
位部材51bAに対して単位部材51bBおよび51b
Cが接近および拡開可能となっている。今一つの押圧部
51cを、いずれも平板状をなす単位部材51cAと5
1cBとからから構成し、この単位部材51cAおよび
51cBは、相対的に接近および拡開可能となってい
る。
【0038】しかして、図9(a)は図2(c)に相当
する。プラグ51の各押圧部51a,51bおよび51
cは、それぞれ相対的に接近する状態として、このプラ
グ51により素材シート35を成形型33に押し込み
(図9(a)参照)、その後、単位部材51aAおよび
51aBを拡開させる(図9(b)参照)と共に、単位
部材51bAに対して単位部材51bBおよび51bC
を拡開させ、且つ単位部材51cAおよび51cBを拡
開させ、その後、成形型33を真空引きする。
【0039】この第5の実施例によれば、単位部材51
bAに対して単位部材51bBおよび51bCを接近さ
せた状態で、素材シート35を成形型33に押し込み、
その後、単位部材51bAに対して単位部材51bBお
よび51bCを成形型33の凹部33b内で拡開させる
から、押圧部51bの先端部部分の素材シート35を成
形型33のダブルウォール部W相当部分に寄せることが
できて、素材シート35を厚肉にすることなく、過度な
薄肉化を防ぐことができる。
【0040】また、この実施例では、プラグ51の押圧
部51a、51cについても接近および拡開可能な単位
部材51aAおよび51aB、51cAおよび51cB
から構成したから、これによっても成形型33の凹部3
3aおよび33c部分の素材シート35を成形型33の
ダブルウォール部W相当部分に寄せることが可能とな
り、過度な薄肉化をさらに有効に防止できる。なお、こ
の押圧部51a、51cについては必ずしも単位部材か
ら構成しなくても良く、少なくとも補助凸部が存する凹
部と対向する押圧部を、相対的に接近および拡開可能な
複数の単位部材から構成すればよい。
【0041】図11は本発明の第6の実施例を示し、こ
の実施例においては、次の点が第1の実施例と異なる。
図11(a)は、第1の実施例における図2(b)に相
当する。すなわち、ブロー用押え具36を、補助凸部3
3fが存する凹部33bより広い間隔で素材シート35
を押えるようにし、この状態でブローし、この後、ブロ
ー用押え具36とこれに接触する素材シート35部分と
が相対的にずれないようにして、ブロー用押え具36
を、凹部33bと同じ幅となる位置に移動させる(同図
(b)参照)。そして、プラグ34により、素材シート
35を成形型33に押し込み、成形型33を真空引きす
るようにしている。
【0042】この第6の実施例によれば、ブロー用押え
具36を、補助凸部33fが存する凹部33bより広い
間隔で素材シート35を押えるようにし、この状態でブ
ローし、この後、ブロー用押え具36とこれに接触する
素材シート35部分とが相対的にずれないようにして、
ブロー用押え具36を、補助凸部33fが存する凹部3
3bと同じ幅となる位置に移動させるから、補助凸部3
3fが存する凹部33bの隣の凹部(33a,33c)
側の素材シート35を、補助凸部33fが存する凹部3
3b側へ寄せることができて、該凹部33bを成形する
シート材料35が多くなり、素材シート35を厚肉にす
ることなく、ダブルウォール部Wでの薄肉化を防ぐこと
ができる。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、プラグの押圧部の先端部の幅寸法を、成形型の凹
部の幅寸法の30〜70%に設定したことで、素材シー
トをプラグの押圧部にて成形型の凹部へ押し込む際に、
素材シートにおける凹部成形領域に対する伸張し得る領
域の比率が高くなり、素材シートを厚肉にすることな
く、内箱のダブルウォール部での過度な薄肉部の発生を
防止できる。
【0044】請求項2の発明によれば、素材シートをプ
ラグの押圧部にて成形型の凹部へ押し込む際に、押圧部
の先端部が素材シートに接触しても、この押圧部の先端
部が加熱されているから、素材シートがその部分で冷え
てしまうことをなくし得、もって、この部分でも伸張作
用が期待でき、すなわち、補助凸部が存する凹部におけ
る素材シートの伸張可能領域の比率が向上し、素材シー
トを厚肉にすることなく、ダブルウォール部において過
度な薄肉部の発生を防止できる。
【0045】請求項3の発明によれば、素材シートをプ
ラグの押圧部にて成形型の凹部へ押し込む際に、素材シ
ートが主凸部および補助凸部の各先端部に接触するが、
主凸部および補助凸部の各先端部を、円弧状に形成して
いるから、形状的に素材シートが伸張しやすく、もっ
て、この部分での伸張作用が期待でき、すなわち、補助
凸部が存する凹部における素材シートの伸張可能領域の
比率が向上し、素材シートを厚肉にすることなく、ダブ
ルウォール部において過度な薄肉部の発生を防止でき
る。
【0046】請求項4の発明によれば、素材シートをプ
ラグの押圧部にて成形型の凹部へ押し込む際に、素材シ
ートが成形型の主凸部および補助凸部の各先端部に接触
し、これらの先端部により、素材シートが冷やされる懸
念があるが、成形型の主凸部および補助凸部の各先端部
を加熱して温度上昇させておくから、素材シートがその
部分で冷えてしまうことをなくし得、もって、この部分
でも伸張作用が期待でき、すなわち、補助凸部が存する
凹部における素材シートの伸張可能領域の比率が向上
し、素材シートを厚肉にすることなく、ダブルウォール
部において過度な薄肉部の発生を防止できる。
【0047】請求項5の発明によれば、複数の単位部材
を相対的に接近させた状態で、素材シートを成形型に押
し込み、その後、単位部材を成形型の凹部内で拡開させ
るから、プラグの押圧部の先端部部分の素材シートを成
形型のダブルウォール部相当部分に寄せることができ
て、素材シートを厚肉にすることなく、過度な薄肉化を
防ぐことができる。
【0048】請求項6の発明によれば、ブロー用押え具
を、補助凸部が存する凹部より広い間隔に配置して素材
シートを押え、この状態でブローし、この後、ブロー用
押え具とこれに接触する素材シート部分とが相対的にず
れないようにして、ブロー用押え具を、補助凸部が存す
る凹部と同じ幅となる位置に移動させるから、補助凸部
が存する凹部の隣の凹部側の素材シートを、補助凸部が
存する凹部側へ寄せることができて、該凹部を成形する
シート材料が多くなり、素材シートを厚肉にすることな
く、ダブルウォール部での薄肉化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す成形型およびプラ
グの縦断側面図
【図2】製造手順を示す図
【図3】成形型およびプラグの斜視図
【図4】内箱および仕切りカバーの分解斜視図
【図5】冷蔵庫本体の縦断側面図
【図6】本発明の第2の実施例に関わる製造手順の一状
態を示す図
【図7】本発明の第3の実施例を示す成形型およびプラ
グの縦断側面図
【図8】本発明の第4の実施例を示す図2(a)相当図
【図9】本発明の第5の実施例に関わる製造手順を示す
【図10】横断平面図
【図11】本発明の第6の実施例に関わる製造手順を示
す図
【図12】従来例を示す内箱の斜視図
【図13】製造手順を示す図
【符号の説明】
21は内箱、22は冷蔵庫本体(断熱箱体)、23は外
箱、24は断熱材、25は冷蔵室(断熱室)、26は冷
凍室(断熱室)、27は野菜室(断熱室)、28,29
は中間仕切り部、30は小仕切り部、31,32は仕切
りカバー、33は成形型、33a,33b,33cは凹
部、33d,33eは主凸部、33fは補助凸部、34
はプラグ、34a,34b,34cは押圧部、35は素
材シート、36はブロー用押え具、41はプラグ、41
a,41b,41cは押圧部、42はヒータ、51はプ
ラグ、51a,51b,51cは押圧部、51aA,5
1aB,51bA,51bB,51bC,51cA,5
1cBは単位部材を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29L 22:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に複数の断熱室を仕切り形成するた
    めの中間仕切り部を有すると共に、断熱室を区画するた
    めの小仕切り部をこの中間仕切り部に連ねて有する断熱
    箱体の内箱を製造するについて、 内箱の素材シートを加熱して温度上昇させた後、 この素材シートを、断熱室形成用の複数の凹部と中間仕
    切り部形成用の主凸部と小仕切り部形成用の補助凸部と
    真空引きのための通気部とを有する成形型と、この成形
    型における各凹部とそれぞれ対向する凸状の押圧部を有
    するプラグとの間に位置させ、 このプラグにより素材シートを成形型に押し込み、成形
    型を真空引きするようにした製造方法において、 前記プラグの押圧部のうち、補助凸部が存する凹部と対
    向する押圧部の先端部の幅寸法を、成形型の凹部の幅寸
    法の30〜70%に設定したことを特徴とする断熱箱体
    の内箱の製造方法。
  2. 【請求項2】 内部に複数の断熱室を仕切り形成するた
    めの中間仕切り部を有すると共に、断熱室を区画するた
    めの小仕切り部をこの中間仕切り部に連ねて有する断熱
    箱体の内箱を製造するについて、 内箱の素材シートを加熱して温度上昇させた後、 この素材シートを、断熱室形成用の複数の凹部と中間仕
    切り部形成用の主凸部と小仕切り部形成用の補助凸部と
    真空引きのための通気部とを有する成形型と、この成形
    型における各凹部とそれぞれ対向する凸状の押圧部を有
    するプラグとの間に位置させ、 このプラグにより素材シートを成形型に押し込み、成形
    型を真空引きするようにした製造方法において、 プラグにより素材シートを成形型に押し込む前に、この
    プラグの押圧部のうち補助凸部が存する凹部と対向する
    押圧部の先端部を、加熱して温度上昇させておくように
    したことを特徴とする断熱箱体の内箱の製造方法。
  3. 【請求項3】 内部に複数の断熱室を仕切り形成するた
    めの中間仕切り部を有すると共に、断熱室を区画するた
    めの小仕切り部をこの中間仕切り部に連ねて有する断熱
    箱体の内箱を製造するについて、 内箱の素材シートを加熱して温度上昇させた後、 この素材シートを、断熱室形成用の複数の凹部と中間仕
    切り部形成用の主凸部と小仕切り部形成用の補助凸部と
    真空引きのための通気部とを有する成形型と、この成形
    型における凹部と対向する凸状の押圧部を有するプラグ
    との間に位置させ、 このプラグにより素材シートを成形型に押し込み、成形
    型を真空引きするようにした製造方法において、 前記主凸部および補助凸部の各先端部を、円弧状に形成
    したことを特徴とする断熱箱体の内箱の製造方法。
  4. 【請求項4】 内部に複数の断熱室を仕切り形成するた
    めの中間仕切り部を有すると共に、断熱室を区画するた
    めの小仕切り部をこの中間仕切り部に連ねて有する断熱
    箱体の内箱を製造するについて、 内箱の素材シートを加熱して温度上昇させた後、 この素材シートを、断熱室形成用の複数の凹部と中間仕
    切り部形成用の主凸部と小仕切り部形成用の補助凸部と
    真空引きのための通気部とを有する成形型と、この成形
    型における凹部と対向する凸状の押圧部を有するプラグ
    との間に位置させ、 このプラグにより素材シートを成形型に押し込み、成形
    型を真空引きするようにした製造方法において、 プラグにより素材シートを成形型に押し込む前に、前記
    成形型の主凸部および補助凸部の各先端部を加熱して温
    度上昇させておくようにしたことを特徴とする断熱箱体
    の内箱の製造方法。
  5. 【請求項5】 内部に複数の断熱室を仕切り形成するた
    めの中間仕切り部を有すると共に、断熱室を区画するた
    めの小仕切り部をこの中間仕切り部に連ねて有する断熱
    箱体の内箱を製造するについて、 内箱の素材シートを加熱して温度上昇させた後、 この素材シートを、断熱室形成用の複数の凹部と中間仕
    切り部形成用の主凸部と小仕切り部形成用の補助凸部と
    真空引きのための通気部とを有する成形型と、 この成形型における凹部と対向する凸状の押圧部を有す
    るプラグとの間に位置させ、 このプラグにより素材シートを成形型に押し込み、成形
    型を真空引きするようにした製造方法において、 前記プラグの押圧部のうち少なくとも、補助凸部が存す
    る凹部と対向する押圧部を、相対的に接近および拡開可
    能な複数の単位部材から構成し、 プラグをこの複数の単位部材が相対的に接近する状態と
    し、このプラグにより素材シートを成形型に押し込み、
    その後、単位部材を拡開させ、成形型を真空引きするよ
    うにしたことを特徴とする断熱箱体の内箱の製造方法。
  6. 【請求項6】 内部に複数の断熱室を仕切り形成するた
    めの中間仕切り部を有すると共に、断熱室を区画するた
    めの小仕切り部をこの中間仕切り部に連ねて有する断熱
    箱体の内箱を製造するについて、 内箱の素材シートを加熱して温度上昇させた後、 この素材シートを、断熱室形成用の複数の凹部と中間仕
    切り部形成用の主凸部と小仕切り部形成用の補助凸部と
    ブローおよび真空引きのための通気部とを有する成形型
    にあてがうと共に、 ブロー用押え具を、補助凸部が存する凹部より広い間隔
    で前記素材シートを押え、 この状態でブローし、 この後、ブロー用押え具とこれに接触する素材シート部
    分とが相対的にずれないようにして、ブロー用押え具
    を、補助凸部が存する凹部と同じ幅となる位置に移動さ
    せ、 この後、成形型における凹部と対向する押圧部を有する
    プラグにより、素材シートを成形型に押し込み、成形型
    を真空引きするようにしたことを特徴とする断熱箱体の
    内箱の製造方法。
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