JPH10113779A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JPH10113779A
JPH10113779A JP8270796A JP27079696A JPH10113779A JP H10113779 A JPH10113779 A JP H10113779A JP 8270796 A JP8270796 A JP 8270796A JP 27079696 A JP27079696 A JP 27079696A JP H10113779 A JPH10113779 A JP H10113779A
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JP
Japan
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laser beam
laser
alignment mark
wafer
irradiation
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Withdrawn
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JP8270796A
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English (en)
Inventor
Joji Iwamoto
譲治 岩本
Ikuo Hikima
郁雄 引間
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハのアライメントマーク上のポリイミド
膜を除去する。 【解決手段】 レーザ光源2から放出された波長が40
0nm以下のレーザビームは、光量可変部3により光量
が調節された後、可変開口絞り4により開口数が調節さ
れる。可変開口絞り4を透過したレーザビームは、ダイ
クロイックミラー5により反射され、照射レンズ系8に
入射される。照射レンズ系8は、入射されたレーザビー
ムをウエハ9の所定の領域に集光する。その結果、ウエ
ハ9のアライメントマーク上のポリイミド膜は光アブレ
ーション効果により除去されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工装置に
関し、特に、レーザビームを照射光学系を介して被加工
物に照射し、被加工物を加工するレーザ加工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体製造プロセスでは、ウエハ(半導
体基板)上の規定の位置に半導体素子が形成されるよう
に、アライメントマーク(Alignment Mark)をウエハ上
に形成し、このアライメントマークを基準にして露光処
理等が実行される。
【0003】ところで、電気的な絶縁膜を形成するため
にウエハの表面にポリイミド(Polyimide)樹脂等を塗
布する場合、このような樹脂はウエハの表面全体に塗布
されるので、アライメントマーク上にもポリイミド樹脂
が塗布されることになる。その結果、アライメントマー
クを検出するための光学系の焦点距離が膜の厚さ分だけ
ずれを生ずるため、ウエハのアライメント(位置決め)
が困難となる場合があった。
【0004】また、このアライメントマーク上に塗布さ
れたポリイミド樹脂により光が吸収されるので、アライ
メントマークのエッジ部分の検出が困難となり、その結
果、アライメント精度が低下する場合もあった。
【0005】従って、アライメントマーク上に塗布され
たポリイミド樹脂は除去することが望ましい。
【0006】従来において、このようなポリイミド樹脂
の除去には、例えば、液相中のウェットエッチングや、
減圧下での活性ガスプラズマを利用したドライエッチン
グ等の技術が用いられていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
ウエットエッチング処理では、エッチング液中に被エッ
チング物(ウエハ)を浸し、化学的な反応によりポリイ
ミド膜を除去するため、アライメントマークが形成され
ている部分のポリイミドのみを選択的に除去するために
は、アライメントマーク以外の部分にマスク材を塗布す
る必要がある。従って、このマスク材を塗布するプロセ
スが新たに加わり、そのため、処理プロセスが煩雑にな
るという課題があった。また、ウエットエッチング処理
は、基本的に腐食処理であるので、処理に時間がかかる
という課題もあった。
【0008】また、ドライエッチング処理では、反応ガ
スに高い周波数の電界を印加してプラズマ化させ、その
中のラディカルのみを取り出して被エッチング物と反応
させてエッチングを行うので、ウエハを密閉容器中に封
入して反応ガスを充填してから処理を行う必要がある。
従って、特別な密閉容器やエッチング処理後の不要なガ
スを処理する施設が必要となるという課題があった。ま
た、この場合においても、マスク材を塗布する必要があ
るので処理プロセスが煩雑となるという課題があった。
【0009】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、アライメントマーク上に塗布されている
ポリイミド樹脂等を簡単にしかも短時間で除去すること
を可能とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のレーザ
加工装置は、レーザビームを放出するレーザ光源と、被
加工物を保持する保持手段と、保持手段に保持された被
加工物に形成されているアライメントマーク上の薄膜に
対して、レーザ光源から放出されたレーザビームを照射
する照射光学系とを備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態の
構成例を示すブロック図である。
【0012】この図において、制御部1(判定手段)は
装置各部の制御を行うようになされている。レーザ光源
2は、制御部1の制御に応じてレーザビームを放出し、
光量可変部3に入射するようになされている。なお、こ
のレーザ光源2としては、波長が400nm以下の、例
えば、紫外線レーザ光源などを用いる。光量可変部3
は、レーザ光源2から放出されたレーザビームが所定の
光量となるように調節するようになされている。
【0013】可変開口絞り4(開口絞り調節手段)は、
光量可変部3から出射されたレーザビームが所定のビー
ムサイズとなるように調節するようになされている。
【0014】図2は、可変開口絞り4の詳細な構成の一
例を示している。
【0015】この図において、8枚の開閉羽根30は、
光軸を中心として回転する円筒型ボディー31に一端で
嵌合されており、円筒型ボディー31の回転に応じて開
口部32の面積が変化するようになされている。駆動部
33には、モータが内蔵されており、制御部1の制御に
応じて、円筒型ボディー31を回転させ、開口部32の
面積を調節するようになされている。
【0016】図1に戻って、ダイクロイックミラー(Di
chroic Mirror)5は、入射されたレーザビームの大部
分を反射し、照射レンズ系8に入射する。また、レーザ
ビームの残りの部分は、ダイクロイックミラー5を透過
して、エネルギメータ6に入射する。
【0017】照射レンズ系8は、ダイクロイックミラー
5により反射されたレーザビームをウエハ9の所定の領
域に集光するようになされている。ウエハ9は、ステー
ジ10(保持手段)により移動され、照射レンズ系8よ
り照射されるレーザビームに応じて所定の領域が加工さ
れることになる。
【0018】なお、このステージ10は、レーザビーム
に対して垂直方向、または水平方向に移動可能とされて
いるとともに、図示せぬ駆動軸を中心として水平平面上
で回転可能とされている。
【0019】エネルギメータ14は、加工を開始する直
前に照射レンズ系8の光軸の位置まで移動された後、照
射レンズ系8から照射されるレーザビームのエネルギを
測定するようになされている。そして、測定されたエネ
ルギの値は、制御部1に供給される。
【0020】また、エネルギメータ6は、ダイクロイッ
クミラー5を透過したレーザビームのエネルギを測定す
るようになされている。ダイクロイックミラー5を透過
するレーザビームは、反射されるレーザビームに比べて
僅少であるので、エネルギメータ6より出力される信号
は、エネルギメータ14から出力される信号と同じレベ
ルとなるようにアンプ13により増幅され、制御部1に
供給される。
【0021】観察光源15は、内蔵されているハロゲン
ランプを点灯させるようになされている。ハロゲンラン
プから放出される光は、所定の波長帯域のみを透過させ
る図示せぬ光フィルタを介して出射され、反射ミラー1
6に入射される。反射ミラー16は、観察光源15から
出射された光を反射し、ダイクロイックミラー5、照射
レンズ系8を介してウエハ9に照射する。ウエハ9から
の反射光は、照射レンズ系8、ダイクロイックミラー
5、反射ミラー16を介して、CCD(Charge Coupled
Device)カメラ17に入射される。
【0022】CCDカメラ17は、ウエハ9からの反射
光を画像信号に変換し、画像処理部18(判定手段)に
出力する。画像処理部18は、CCDカメラ17から入
力された画像信号をモニタ19に出力すると共に、画像
信号に対して後述する処理を施し、制御部1に出力す
る。モニタ19は、画像処理部18から出力された画像
信号を表示出力するようになされている。また、制御部
1は、画像処理部18から出力される信号に応じて所定
の処理を実行するようになされている。
【0023】次に、この実施の形態の動作について図3
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0024】ウエハ9がステージ10上に載置されると
(ステップS1)、制御部1は、ステップS2におい
て、可変開口絞り4の駆動部33に対して制御信号を送
り、開口部32が所定の面積となるように調節する。そ
の結果、レーザビームが所定のビームサイズに設定され
ることになる。
【0025】ステップS3では、制御部1は、ステージ
10を水平方向に移動させ、エネルギメータ14が照射
レンズ系8の光軸位置に来るようにする。そして、ステ
ップS4において、制御部1は、レーザ光源2を制御し
てレーザビームを照射させ、レーザビームのエネルギ密
度を測定する。即ち、ウエハ9上におけるビームの面積
(以下、ビーム面積と略記する)は予め分かっているの
で、制御部1は、エネルギメータ14の出力信号の値を
ビーム面積の値で除算し、エネルギ密度を計算する。そ
して、ステップS5に進む。
【0026】ステップS5において、制御部1は、ステ
ップS4において測定されたエネルギ密度の値に応じて
光量可変部3を駆動することにより光量を調節する。そ
して、ステップS6に進み、制御部1は、エネルギ密度
が所定の値であるか否かを判定する。その結果、エネル
ギ密度が所定の値となっていない(NO)と判定した場
合には、ステップS4に戻り、前述の場合と同様の処理
を繰り返す。また、エネルギ密度が所定の値となった
(YES)と判定した場合には、ステップS7に進むこ
とになる。
【0027】ステップS7では、制御部1は、ウエハ9
の加工しようとする部分、即ち、アライメントマークが
形成されている部分にレーザビームが照射されるよう
に、ステージ10を移動させる。そして、ステップS8
に進む。
【0028】ステップS8では、制御部1は、画像処理
部18に制御信号を送り、CCDカメラ17により撮影
されたウエハ9上のアライメントマークのコントラスト
値を画像処理部18に算出させ、得られたコントラスト
値を変数C2に代入する。
【0029】なお、このコントラスト値は、アライメン
トマークとその他の部分の反射率の比を示しており、図
4(B)に示すように、加工処理が進行し、アライメン
トマーク部分のポリイミドが除去されるに従って、コン
トラスト値が大きくなることになる。
【0030】続くステップS9では、制御部1は、レー
ザ光源2を制御し、レーザビームの照射を開始する。レ
ーザビームの波長は前述のように400nm以下に設定
されているので、ウエハ9上のポリイミド膜は光アブレ
ーション効果により、ポリイミドを構成する分子が一瞬
にして分解されて原子状態となって四散し、レーザビー
ムのエネルギに応じてポリイミド膜が除去される。
【0031】なお、このとき、レーザ光源2より照射さ
れてダイクロイックミラー5に入射されたレーザビーム
の内、一部はこのダイクロイックミラー5を透過してエ
ネルギメータ6に入射する。エネルギメータ6に入射さ
れたレーザビームは光電変換されて電気信号に変換され
た後、アンプ13により所定のゲインで増幅されて制御
部1に入力される。
【0032】ステップS10では、制御部1はアンプ1
3から出力される信号の値を参照し、加工中のエネルギ
密度が所定の値となっているか否かを判定する。その結
果、エネルギ密度が所定の値となっていない(NO)と
判定した場合は、ステップS3に戻り、前述の場合と同
様に光量可変部3を再設定することになる。また、エネ
ルギ密度が所定の値となっている(YES)と判定した
場合には、ステップS11に進む。
【0033】ステップS11では、制御部1は、画像処
理部18に対して制御信号を送り、ウエハ9上のアライ
メントマークのコントラスト値を算出させる。そして、
算出されたコントラスト値を入力した後、変数C1に代
入する。そして、ステップS12に進む。
【0034】ステップS12では、制御部1は、変数C
1の値が変数C2の値よりも大きいか否かを判定する。
即ち、レーザビーム照射前に測定されたコントラスト値
(=C2)よりも、照射後に測定されたコントラスト値
(=C1)の方が大きい(C1>C2)か否かを判定す
る。その結果、変数C1の値が変数C2の値よりも大き
い(YES)と判定した場合にはステップS13に進
み、変数C1の値を変数C2に代入した後、ステップS
9に戻り、前述の場合と同様の処理を繰り返す。また、
変数C1の値が変数C2の値よりも小さいか、または、
これらの値が等しい(NO)と判定した場合には処理を
終了する(エンド)。
【0035】次に、以上の処理を具体例を挙げて詳述す
る。
【0036】いま、図4(A)に示すようなアライメン
トマークが形成されたウエハ9がステージ10上に載置
されたとする(ステップS1)。すると、制御部1は、
開口絞り4を調節し、ウエハ9に照射されるレーザビー
ムが所定の面積となるようにする(ステップS2)。
【0037】そして、制御部1は、ステージ10を水平
方向に移動させ、エネルギメータ14が照射レンズ系8
の光軸位置に来るようにする(ステップS3)。そし
て、ステップS4において、制御部1は、レーザ光源2
を制御してレーザビームを照射させ、レーザビームのエ
ネルギ密度を測定する。
【0038】ステップS5では、制御部1はステップS
4において測定されたエネルギ密度の値に応じて、光量
可変部3を制御する。そして、エネルギ密度が所定の値
となったか否かを判定する(ステップS6)。その結
果、エネルギ密度が所定の値となっていない(NO)と
判定した場合は、ステップS4に戻り、エネルギ密度が
所定の値になるまで同様の処理を繰り返す。また、エネ
ルギ密度が所定の値となった(YES)と判定した場合
にはステップS7に進む。
【0039】ステップS7では、制御部1はステージ1
0を移動させ、ウエハ9のアライメントマークが照射レ
ンズ系の光軸位置に来るようにする。
【0040】そして、ステップS8において、画像処理
部18によりアライメントマーク部分のコントラスト値
が算出され、制御部1に供給される。
【0041】いま、加工処理がまだ実行されていなの
で、アライメントマークは、図4(A)に示すように、
ポリイミドの薄膜で覆われた状態となっている。従っ
て、コントラスト値は最小の状態となっている。
【0042】続くステップS9では、制御部1はレーザ
光源2を制御し、レーザビームの照射を開始させる。そ
の結果、前述のように、光アブレーションが生じ、照射
されたレーザビームのエネルギに応じた分だけポリイミ
ド膜が除去されることになる。
【0043】このとき、ダイクロイックミラー5に入射
されたレーザビームのうちの一部は、エネルギメータ6
に入射されて電気信号に変換され、アンプ13で増幅さ
れた後、制御部1に供給されている。制御部1は、入力
された電気信号を参照して、加工中のレーザビームのエ
ネルギ密度が所定の値となっているか否かを判定する
(ステップS10)。その結果、エネルギ密度が所定の
値になっていない(NO)と判定した場合には、ステッ
プS3に戻り、前述の場合と同様の処理によりエネルギ
密度が所定の値となるように調節した後、加工処理を再
度実行する。また、エネルギ密度が所定の値となってい
る(YES)と判定した場合には、ステップS11の処
理に進む。
【0044】ステップS11では、画像処理部18によ
り、アライメントマーク部分のコントラスト値が算出さ
れ、算出された値が変数C1に代入される。
【0045】そして、ステップS12では、レーザ照射
前のコントラスト値(=C2)とレーザ照射後のコント
ラスト値(=C1)とが比較され、その結果、レーザ照
射前のコントラスト値(=C2)がレーザ照射後のコン
トラスト値(=C1)よりも大きいか、これらの値が等
しい(C2≧C1(NO))と判定された場合には、処
理を終了する(エンド)。また、レーザ照射後のコント
ラスト値(=C1)がレーザ照射前のコントラスト値
(=C2)よりも大きい(C1>C2(YES))と判
定された場合には、ステップS13に進み、変数C1の
値が変数C2に代入された後、ステップS9に戻り、前
述の場合と同様の処理が繰り返されることになる。
【0046】即ち、加工処理が進行し、アライメントマ
ーク部分のポリイミド膜が殆ど除去された状態となる
と、コントラスト値はほぼ一定となる(レーザ照射の前
後でコントラスト値はほぼ一定(C1≒C2)となる)
ので、レーザ照射の前後のコントラスト値の変化により
加工の終了を判定する。
【0047】図4(B)は、加工処理が終了したとき
の、アライメントマークの様子を示す図である。即ち、
以上の処理によれば、アライメントマークを含む所定の
領域のポリイミド膜が除去されることになる。
【0048】また、図5は、図4(A)に示すアライメ
ントマークのa−a’における断面図を示している。図
5(A)は、加工前のウエハ9を示しており、ウエハ9
には、高さd2のアライメントマークが形成されている
とともに、その上部には、厚さd1のポリイミド膜40
が形成されている。なお、アライメントマークの高さd
2は、約数千乃至1万オングストロームであり、また、
ポリイミド膜40の厚さd1は、約数万オングストロー
ム程度とされている。
【0049】なお、このようなアライメントマークは、
金属、ポリシリコン、その他の素子を作成するのに際
し、ウエハ上に形成される膜をパターニングすることに
より形成される。
【0050】図5(B)は、加工処理が終了したウエハ
9の同一部分の断面図である。この図に示すように、加
工処理が施されると、アライメントマークを含む所定の
領域のポリイミド膜は除去され、アライメントマークが
露出することになる。
【0051】以上のような実施の形態によれば、ウエハ
9のアライメントマーク上に形成されているポリイミド
膜を光アブレーションにより除去することができるの
で、短時間にしかも簡単なプロセスによりポリイミド膜
を除去することが可能となる。
【0052】なお、以上の実施例では、ウエハのアライ
メントマーク上に塗布されているポリイミド膜を光アブ
レーションにより除去するようにしたが、ポリイミド以
外の素材が使用されている場合おいても本発明を適用可
能であることは言うまでもない。
【0053】また、以上の実施の形態においては、アラ
イメントマーク部分のコントラスト値を用いて、加工処
理の進行状態を判定するようにしたが、例えば、同部分
の画像の微分値を算出してアライメントマークのエッジ
部分(微分値が大きくなる部分)を検出し、この部分の
微分値をコントラスト値の代わりに用いるようにしても
よい。
【0054】
【発明の効果】請求項1に記載のレーザ加工装置は、レ
ーザビームをレーザ光源より放出し、被加工物を保持保
持手段により保持し、保持手段に保持された被加工物に
形成されているアライメントマーク上の薄膜に対して、
レーザ光源から放出されたレーザビームを照射光学系が
照射するようにしたので、アライメントマーク上に形成
されている薄膜を光アブレーションにより簡単に、しか
も、迅速に除去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成例を示すブロック
図である。
【図2】図1に示す可変開口絞り4の詳細な構成例を示
す図である。
【図3】図1に示すブロック図において実行される処理
の一例を説明するフローチャートである。
【図4】ウエハ9のアライメントマークが形成されてい
る部分の拡大図である。
【図5】図4の断面を示す図である。
【符号の説明】
1 制御部(判定手段) 2 レーザ光源 4 可変開口絞り(開口絞り調節手段) 8 照射レンズ系 9 ウエハ 10 ステージ(保持手段) 15 観察光源 17 CCDカメラ 18 画像処理部 30 開閉羽根 31 円筒型ボディー 33 駆動部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームを被加工物に照射し、加工
    を行うレーザ加工装置において、 前記レーザビームを放出するレーザ光源と、 前記被加工物を保持する保持手段と、 前記保持手段に保持された前記被加工物に形成されてい
    るアライメントマーク上の薄膜に対して、前記レーザ光
    源から放出されたレーザビームを照射する照射光学系と
    を備えることを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 前記レーザ光源は、波長が400nm以
    下のレーザビームを放出することを特徴とする請求項1
    に記載のレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 前記被加工物は、半導体基板であること
    を特徴とする請求項1または2の何れかに記載のレーザ
    加工装置。
  4. 【請求項4】 前記照射光学系の開口絞りを調節する開
    口絞り調節手段を更に備え、 前記開口絞り調節手段は、前記アライメントマークのサ
    イズに応じて、前記開口絞りを調節することを特徴とす
    る請求項1乃至3の何れかに記載のレーザ加工装置。
  5. 【請求項5】 前記被加工物の加工の進行状態を判定す
    る判定手段を更に備え、 前記判定手段は、前記被加工物の加工の進行状態に応じ
    て前記レーザ光源を制御することを特徴とする請求項1
    乃至4の何れかに記載のレーザ加工装置。
JP8270796A 1996-10-14 1996-10-14 レーザ加工装置 Withdrawn JPH10113779A (ja)

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