JPH10113500A - アイロン台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】アイロン台の脚は収納時に置場所をとり、容易
に回動し、転倒しやすい、ものが多い、などの課題があ
った。 【解決手段】アイロン台の裏面にほぼＵ字またはＨ字形
を９０度横にした形状のパイプ製などの脚を２本配置
し、この脚の一遍をそれぞれアイロン台裏面に各２箇所
または複数箇所で回転支持し、この脚の一遍の先端回転
支持部にはスプリングを設けて、脚を先端方向に付勢す
るとともに、Ｕ字またはＨ字の根元支持部はＬ字形の穴
を設けた鞍形の回転支持金具で支持し、このＬ字形の穴
にパイプ製などの脚に固定したピンを挿入し、このＬ字
穴の鍵形部にピンが嵌合した位置では２本の脚はアイロ
ン台の裏面に対して直角にロック状態に固定されてアイ
ロン台を立てて使用できるようにし、収納時には２本の
脚のＵ字またはＨ字部をスプリングの付勢に抗して引張
り、脚を約９０度回転させて、アイロン台に密着させた
位置に折り畳む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は衣類の皺をアイロン
で延ばして取るためのアイロン台に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、衣類の皺をアイロンで延ばして取
るためのアイロン台の脚は固定式のものが多く、収納時
に置場所をとるという課題があった。また、脚を折り畳
んで置き場所をとらないようにしたものもあるが、多く
は脚を取り付けた箇所の摩擦抵抗のみで保持しているの
で、脚のたたみ方向へ力を加えると脚が収納方向へ回動
し、アイロン台が転倒するなどの事故が発生することが
あった。または、脚が容易に収納方向へ回動しないよう
にロック機構を付加したものもあるが、機構が複雑で高
価となり、収納時にロックを解除した後、脚を折り畳む
ことになるなど操作が繁雑であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従って、アイロン台の
収納時には脚を折り畳んで収納するようにして、収納場
所を取らないようにするとともに、従来の折り畳み式の
ものでは脚を立てた時、折り畳み方向へ力をくわえると
脚が収納方向へ回動し転倒しやすい課題があり、また、
回動しないようにロック機構を付加したものでは機構が
複雑で、操作が繁雑であるなどの複数の従来の課題を一
挙に解決しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明における技術的手段は次の通りである。即ち、
衣類の皺をアイロンで延ばして取るためのアイロン台の
裏面にほぼＵ字またはＨ字形を９０度横にした形状のパ
イプ製などの脚を２本配置し、この脚の一遍をそれぞれ
アイロン台裏面に各２箇所または複数箇所で回転支持
し、この脚の一遍の先端回転支持部にはスプリングを設
けて、脚を先端方向に付勢するとともに、Ｕ字またはＨ
字の根元支持部はＬ字形の穴を設けた鞍形の回転支持金
具で支持し、このＬ字形の穴にパイプ製などの脚に固定
したピンを挿入し、このＬ字穴の鍵形部にピンが嵌合し
た位置では２本の脚はアイロン台の裏面に対して直角に
ロック状態に固定されてアイロン台を立てて使用できる
ようにし、収納時には２本の脚のＵ字またはＨ字部をス
プリングの付勢に抗して引張り、脚を約９０度回転させ
て、アイロン台に密着させた位置に折り畳むことができ
るようにしたアイロン台である。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は２本のＵ字
またはＨ字形の脚をそれぞれアイロン台裏面に各複数箇
所で回転支持し、この脚の一遍の先端回転支持部にはス
プリングを設けて、脚を先端方向に付勢するとともに、
Ｕ字またはＨ字の根元支持部はＬ字形の穴を設けた鞍形
の回転支持金具で支持し、このＬ字形の穴にパイプ製の
脚に固定したピンを挿入し、このＬ字穴の鍵形部にピン
が嵌合した位置では２本の脚はアイロン台の裏面に対し
て直角にロック状態に固定されてアイロン台を立てて使
用できるようにし、収納時には２本の脚のＵ字またはＨ
字部をスプリングの付勢に抗して引張り、この脚を約９
０度回転させて、アイロン台に密着させた位置に折り畳
むことができるようにしたものである。

【０００６】

【実施例】本発明における一実施例を示す図１はアイロ
ン台１の裏面の構成を示す斜視図である。図２は脚２を
回転支持するとともに、脚２を立てて使用する開脚位置
と、倒して収納する閉脚位置を図示した回転支持金具５
部の詳細斜視図である。図３は脚２を倒して収納する閉
脚時の斜視図である。図１、図２、図３において、アイ
ロン台１の裏面にはほぼＵ字またはＨ字形を９０度横に
した形状のパイプ製などの脚２を２本配置し、この脚２
の一遍をそれぞれアイロン台１の裏面に各２箇所または
複数箇所で回転支持し、Ｕ字またはＨ字の一遍の先端回
転支持部にはスプリング３を設けて、脚２を先端方向に
付勢するとともに、Ｕ字またはＨ字の根元支持部はＬ字
形の穴６を設けた鞍形の回転支持金具５で支持し、この
Ｌ字形の穴６に脚２に固定したピン７を挿入し、このＬ
字穴６の鍵形部６’にピン７が嵌合した位置では２本の
脚２はアイロン台１の裏面に対して直角にロック状態に
固定されてアイロン台１を立てて使用できるようにし、
収納時には２本の脚２のＵ字またはＨ字部をスプリング
の付勢に抗して図２の点線矢印の右方向に引張り、脚２
を約９０度回転させて図２に示す７’の位置にピン７を
嵌合して、アイロン台に密着させた位置に折り畳むこと
ができるようにした折り畳み式のアイロン台である。図
１において、４はスプリング３の付勢をするスプリング
止め金具で脚２の先端部に図のように固定している。８
は脚２を回転支持する止め板でアイロン台と一体的に図
のように構成されている。図２において、９は回転支持
金具５の止めボルトで回転支持金具５をアイロン台１の
裏面に図のように固定している。尚、スプリング３と回
転支持金具５の位置は前後入れ替えた構成にしてもよ
い。

【０００７】

【発明の効果】本発明は以上のような構成により、使用
時には２本の脚はアイロン台の裏面に対して直角にロッ
ク状態に固定されてアイロン台を立てて使用できるよう
にし、収納時には２本の脚を約９０度回転させてアイロ
ン台に密着させた位置に折り畳むことができるので収納
場所をとらない、使用時には脚はロック状態に固定され
ているので安全で、しかも構成が簡単、安価で、使用勝
手のよい折り畳み式のアイロン台が提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明における一実施例のアイロン台裏面の構
成を示す斜視図である。

【図２】脚を立てて使用する開脚位置と、倒して収納す
る閉脚位置を図示した回転支持金具の詳細斜視図であ
る。

【図３】脚を倒して収納する閉脚時の斜視図である。

【符号の説明】

１ アイロン台 ２ 脚 ３ スプリング ４ スプリング止め ５ 回転支持金具 ６ Ｌ字形の穴 ７ ピン ８ 止め板 ９ 止めボルト

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】衣類の皺をアイロンで延ばして取るための
   アイロン台の裏面にほぼＵ字またはＨ字形を９０度横に
   した形状のパイプ製などの脚を２本配置し、この２本の
   脚の一遍をそれぞれアイロン台裏面に各２箇所または複
   数箇所で回転支持し、この脚の一遍の先端回転支持部に
   はスプリングを設けて、脚を先端方向に付勢するととも
   に、Ｕ字またはＨ字の根元支持部はほぼＬ字形の穴を設
   けた鞍形の回転支持金具で支持し、このＬ字形の穴にパ
   イプ製などの脚に固定したピンを挿入し、このＬ字穴の
   鍵形部にピンが嵌合した位置では２本の脚はアイロン台
   の裏面に対して直角にロック状態に固定されてアイロン
   台を立てて使用できるようにし、収納時には２本の脚の
   Ｕ字またはＨ字部をスプリングの付勢に抗して引張り、
   脚を約９０度回転させて、アイロン台に密着させた位置
   に折り畳むことができるようにしたことを特徴とする折
   り畳み式のアイロン台。