JPH10112615A - 電力増幅器 - Google Patents

電力増幅器

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JPH10112615A
JPH10112615A JP8264610A JP26461096A JPH10112615A JP H10112615 A JPH10112615 A JP H10112615A JP 8264610 A JP8264610 A JP 8264610A JP 26461096 A JP26461096 A JP 26461096A JP H10112615 A JPH10112615 A JP H10112615A
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健 川勝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プッシュプルアンプなどに比べて、高効率な
PWMインバータ回路24を用いる電力増幅器21にお
いて、負荷23などに起因する振幅誤差および位相誤差
を高精度に補償可能とする。 【解決手段】 振幅補正は、入力信号VIと帰還信号V
Oとの直流変換値を誤差増幅して入力信号VIに乗算す
ることによって作成した振幅制御信号によって行い、位
相補正は、前記入力信号VIを90(°)シフトした信
号と前記帰還信号VOとを乗算した信号の振幅と極性と
を求めて、前記シフトした信号に乗算して作成した位相
補正信号を用いる。したがって、負荷23の状態に拘ら
ず、入出力信号間の振幅誤差と位相誤差とを常に一定値
以下に保持して、入力信号VIを高精度に増幅すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば電力系統
の保護継電器に、光変成器からの出力を増幅して入力す
るために好適に用いられる、高精度で高効率な電力増幅
器に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、前記光変成器出力の増幅に用い
られる典型的な従来技術の電力増幅器1の電気的構成を
示すブロック図である。この電力増幅器1は、入力端子
2から入力され、たとえば±5(V)の振幅を有する前
記光変成器出力を、110/√3(V)に増幅して、保
護継電器などの負荷3へ出力する。したがって、大きな
負担に対応するために、プッシュプルアンプなどに比べ
て、大容量で、かつ高効率な電圧形のPWM(パルス幅
変調)インバータ回路4を備えて構成されている。
【0003】前記PWMインバータ回路4は、直流電源
5の両端子間に、スイッチング素子tr1,tr2から
成る直列回路と、スイッチング素子tr3,tr4から
成る直列回路とが相互に並列に接続されて構成されてお
り、各スイッチング素子tr1〜tr4にはまた、スイ
ッチングによって発生する逆起電力を吸収するためのダ
イオードd1〜d4がそれぞれ関連して設けられてい
る。対を成すスイッチング素子tr1,tr4と、スイ
ッチング素子tr3,tr2とは、いずれか一方の対が
導通駆動されているときには、いずれか他方の対が遮断
駆動され、各対が負荷3に対応したパルス幅で交互に導
通駆動されることによって、スイッチング素子tr1,
tr2の接続点p1およびスイッチング素子tr3,t
r4の接続点p2から、交流の矩形波パルスが出力され
る。
【0004】前記矩形波パルスは、複数段のLC回路か
ら成るフィルタ6によって正弦波に復調された後、変圧
器7を介して、前記負荷3へ供給される。
【0005】前記変圧器7の2次側の出力電圧波形はフ
ィードバック用の変圧器8によってフィードバック用の
帰還信号voとして取出され、この帰還信号voは加算
器9において前記入力信号viから減算され、こうして
加算器9からは入力信号viと帰還信号voとの誤差成
分が出力される。
【0006】前記加算器9からの出力は、誤差増幅回路
10によって増幅された後、比較器11の一方の入力に
与えられる。比較器11の他方の入力には、三角波発生
回路12で発生された三角波が入力されている。したが
って、比較器11は、前記三角波の振幅レベルが前記誤
差増幅回路10の出力レベル以内である期間だけハイレ
ベルとなる制御信号を駆動回路13へ出力する。
【0007】前記駆動回路13は、前記入力信号viよ
りも充分高い周波数、たとえば入力信号周波数を商用周
波数である50(Hz)または60(Hz)とすると
き、数百(kHz)の高周波で、かつ前記制御信号に対
応したパルス幅で、前記各スイッチング素子tr1〜t
r4を導通/遮断駆動する。
【0008】このようにして、負荷3の容量によって変
化する出力電圧振幅を、帰還信号voとして入力信号v
iに負帰還することによって、入力信号viを高精度に
増幅した出力信号が作成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術の電力
増幅器1では、加算器9において、入力信号viから帰
還信号voを減算することによって、それらの信号v
i,voの電圧振幅の瞬時値を相互に比較している。こ
れに対して、負荷3の有無によって、前記信号vi,v
o間の比誤差および位相誤差が変化し、所望とする精度
を維持することができないという問題がある。すなわ
ち、負荷3が接続されると、変圧器7の巻線抵抗および
漏れインダクタンス等の影響で、出力信号の振幅値およ
び位相が変化する。
【0010】また、PWMインバータ回路4における各
スイッチング素子tr1〜tr4のアーム短絡防止用の
デッドタイムおよびオン抵抗ならびにフィルタ6および
変圧器7,8のインピーダンスなどの影響によっても、
前記比誤差および位相誤差が生じる。前記電力増幅器1
では、このような比誤差および位相誤差、特に位相誤差
を高精度に補正することができないという問題がある。
【0011】本発明の目的は、高精度で、かつ高効率な
電力増幅器を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電力増幅器
は、電圧形PWMインバータ回路を用いる電力増幅器に
おいて、増幅すべき入力信号と前記PWMインバータ回
路からの出力信号とをそれぞれ整流・平滑化する直流変
換回路と、前記各直流変換回路からの出力の誤差を求
め、増幅して出力する振幅誤差増幅回路と、予め定める
基準直流電圧を発生する基準電圧源と、前記基準直流電
圧と誤差増幅回路からの出力電圧との加算値を前記入力
信号に乗算して振幅制御信号を作成する振幅制御信号作
成手段と、前記入力信号を90(°)シフトする移相器
と、前記移相器からの出力と前記出力信号とを相互に乗
算し、その低域成分を抽出する位相誤差抽出回路と、前
記移相器からの出力に前記位相誤差抽出回路からの出力
を乗算して位相制御信号を作成する位相制御信号作成手
段と、前記振幅制御信号および位相制御信号の加算値に
応答し、前記PWMインバータ回路におけるスイッチン
グ素子の導通期間を制御する駆動回路とを含むことを特
徴とする。
【0013】上記の構成によれば、該電力増幅器の入出
力信号間の振幅誤差と位相誤差とを、それぞれ振幅誤差
増幅回路および位相誤差抽出回路で抽出し、前記振幅誤
差と位相誤差とに対応する振幅制御信号および位相制御
信号を作成して、それらの加算値に対応したデューティ
でPWMインバータ回路のスイッチング素子を制御す
る。
【0014】すなわち、前記振幅制御信号に関しては、
入力信号および出力信号をそれぞれ直流変換回路で整流
・平滑化して得られた緩やかに変化する振幅の平均値の
誤差を、基準電圧源によって発生される基本デューティ
に対応している基準直流電圧に加算し、得られた信号で
入力信号を補正して該振幅制御信号を作成している。ま
た、位相制御信号に関しては、まず入力信号の位相を移
相器において90(°)シフトした出力と、出力信号と
を相互に乗算し、こうして得られた信号の低域成分は、
入出力信号間の位相差に対応した成分であり、この成分
に基づいて該位相制御信号が作成されている。
【0015】したがって、前記振幅誤差および位相誤差
を高精度に補正した、入力信号に忠実な出力信号を増幅
して得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1および図2に基づいて説明すれば以下のとおりであ
る。
【0017】図1は、本発明の実施の一形態の電力増幅
器21の電気的構成を示すブロック図である。この電力
増幅器21は、後述するようにして、光電圧変成器から
入力端子22に入力された入力信号VIを高効率で増幅
して、保護継電器などの負荷23を駆動するために用い
られる。したがって、電力増幅段には、プッシュプルア
ンプなどの半導体増幅素子の線形領域を利用するアンプ
よりも高効率なスイッチングアンプであるPWMインバ
ータ回路24が用いられている。
【0018】前記PWMインバータ回路24は、直流電
源25の両端子間に、スイッチング素子TR1,TR2
から成る直列回路と、スイッチング素子TR3,TR4
から成る直列回路とが相互に並列に接続されて構成され
ており、各スイッチング素子TR1〜TR4にはまた、
スイッチングによって発生する逆起電力を吸収するため
のダイオードD1〜D4がそれぞれ関連して設けられて
いる。対を成すスイッチング素子TR1,TR4と、ス
イッチング素子TR3,TR2とは、いずれか一方の対
が導通駆動されているときには、いずれか他方の対が遮
断駆動され、各対が負荷23に対応したパルス幅で交互
に導通駆動されることによって、スイッチング素子TR
1,TR2の接続点P1およびスイッチング素子TR
3,TR4の接続点P2から、交流の矩形波パルスが出
力される。
【0019】前記矩形波パルスは、複数段のLC回路か
ら成るフィルタ26によって正弦波に復調された後、変
圧器27を介して、前記負荷23へ供給される。
【0020】前記変圧器27からの出力電圧振幅は、変
圧器28を介して、帰還信号VOとして取出される。前
記入力信号VIおよび帰還信号VOは、それぞれバンド
パスフィルタ(略称BPF)31,32に入力され、増
幅すべき対象周波数であり、電力系統の系統周波数であ
る50(Hz)または60(Hz)の成分が抽出され、
さらに直流変換回路33,34に入力され、整流・平滑
化される。こうして直流変換回路33から出力される入
力信号VIにおける系統周波数成分の直流分から、前記
直流変換回路34から出力される帰還信号VOにおける
系統周波数成分の直流分が、加算器35において減算さ
れ、誤差増幅回路36へ入力される。誤差増幅回路36
は、前記加算器35からの入力電圧を所定のゲイン、た
とえば10倍で増幅した後、加算器37へ出力する。加
算器37にはまた、基準電圧源38で発生された基本デ
ューティに対応した基準直流電圧が与えられている。加
算器37は、前記基準直流電圧に前記誤差増幅回路36
からの出力電圧を加算した後、乗算器39へ出力する。
乗算器39は、前記入力信号VIに前記加算器37から
の出力を乗算して、振幅補正信号を作成し、加算器40
へ出力する。
【0021】一方、前記バンドパスフィルタ31を介す
る入力信号VIの系統周波数成分は、移相器41におい
て、位相が90(°)だけシフトされた後、乗算器42
に入力されており、この乗算器42にはまた、前記バン
ドパスフィルタ32を介する帰還信号VOの系統周波数
成分が入力されている。乗算器42は、移相器41から
の出力とバンドパスフィルタ32からの出力とを相互に
乗算する。乗算器42からの出力は、ローパスフィルタ
(略称LPF)43において、その低域成分が抽出され
た後、乗算器44に入力される。乗算器44は、移相器
41からの出力と、ローパスフィルタ43からの出力と
を相互に乗算して、位相補正信号を作成し、前記加算器
40へ出力する。
【0022】加算器40からの出力は、比較器45の一
方の入力に与えられており、またこの比較器45の他方
の入力には、三角波発生回路46で発生された三角波が
与えられている。比較器45は、前記三角波の振幅レベ
ルが前記加算器40の出力レベル以内であるときには、
ハイレベルとなる制御信号を駆動回路47へ出力する。
【0023】駆動回路47は、前記入力信号VIよりも
充分高い周波数、たとえば入力信号周波数を商用周波数
である50(Hz)または60(Hz)とするとき、数
百(kHz)の高周波で、かつ前記制御信号に対応した
パルス幅で、前記各スイッチング素子TR1〜TR4を
選択的に導通/遮断駆動する。
【0024】上述のように構成された電力増幅器21に
おいて、まず振幅誤差の補正に関して、以下に説明す
る。たとえば入力信号VIの振幅が1(pu)であると
きに、出力信号から得られた帰還信号VOの振幅が0.
999(pu)とすると、加算器35での減算結果は、
0.001(pu)となり、誤差増幅回路36からの出
力は、0.01(pu)となる。したがって、基準電圧
源38からの基準直流電圧を1(pu)とすると、加算
器37からの出力は1.01(pu)となり、前記振幅
制御信号が1.01(pu)となって、この振幅制御信
号に対応したデューティで各スイッチング素子TR1〜
TR4が駆動される。
【0025】これによって、負荷23側の電圧は、 1.01(pu)×0.999=1.00899(pu) …(1) となる。
【0026】したがって、次の振幅制御信号は負とな
り、このようにして入出力信号間の比誤差がほぼ0とな
ると、平衡となる。なお、誤差増幅回路36のゲイン
は、前述のような振幅の誤差要因の変動速度に対応して
設定すればよい。
【0027】次に、位相誤差の補正に関して、以下に説
明する。入力信号VIをAsinωt、たとえばA=
4.5(V)、ω=2π50(rad/sec)とする
と、移相器41でのシフト量が−90(°)であるとす
ると、その出力は、−Acosωtとなる。
【0028】一方、帰還信号VOの最大振幅をBとし、
前記入力信号VIとの位相差をθとすると、VO=Bs
in(ωt+θ)であり、これらを乗算器42で乗算す
ると、 −Acosωt×Bsin(ωt+θ) =−(1/2)AB{sin(2ωt+θ)+sinθ} …(2) となり、ローパスフィルタ43を通過させると、−(1
/2)ABsinθが得られる。
【0029】したがって、このローパスフィルタ43の
出力を反転して、乗算器44において、移相器41から
の出力と乗算すると、 −Acosωt×(1/2)ABsinθ=−Kcosωt …(3) となる。ただし、 K=(1/2)A2 Bsinθ …(4) である。
【0030】ここで、乗算器39での乗算係数を1とし
て、加算器40において入力信号VIと加算すると、
【0031】
【数1】
【0032】となる。ただし、 α=−tan-1(K/A)=−tan-1{(1/2)ABsinθ}…(6) である。
【0033】したがって、式6から、位相差θが正であ
るときには、補正値αは負となり、位相差θが負である
ときには、補正値αが正となって、入出力信号間の位相
差は一定値で平衡する。前記一定値は、前記フィルタ3
1,32,43および乗算器42,44などのゲインを
調整して、前記最大振幅A,Bを調整することによっ
て、実現することができる。
【0034】このようにして、本発明に従う電力増幅器
21では、入出力信号間の振幅誤差だけでなく、位相誤
差も補正するので、スイッチングアンプであるPWMイ
ンバータ回路24を用いても、入力信号VIを、所望と
するゲインで高精度に増幅することができる。これによ
って、たとえばJECの1級以上、すなわち比誤差が±
1.0%以内および位相誤差は±40分以内の規格を満
足することができる。
【0035】図2は、上述のように構成される電力増幅
器21の一使用例である保護継電系統を説明するための
図である。この使用例では、前記電力増幅器21は、光
電圧変成器出力の増幅に用いられている。前記光電圧変
成器は、センサ部51と、光電変換回路52とを備えて
構成されている。
【0036】前記センサ部51は、GIS(Gas Insula
ted Switchgears )と称されるガス絶縁開閉装置に関し
て用いられる。前記ガス絶縁開閉装置は、導体53およ
び図示しない開閉装置等を不活性ガスSF6 などを充填
したタンク54内に設けることによって、通常の空気絶
縁に比べて、省スペース化を図ることができるようにし
た装置である。
【0037】前記タンク54内には、前記導体53と並
行に電極55が設けられており、これらの導体53と電
極55とによって、参照符Ccで示されるように、浮遊
のコンデンサが形成されることになる。したがって、こ
のコンデンサCcと接地電位との間に分圧コンデンサC
dを介在し、その分圧比と分圧コンデンサCdの端子電
圧とから、導体53の電位を測定することができる。
【0038】前記コンデンサCdの端子電圧は、コンデ
ンサCf1および抵抗R1から成るハイパスフィルタを
介して、光電圧センサS1に印加されるとともに、同様
にコンデンサCf2と抵抗R2とから成るハイパスフィ
ルタを介して、光電圧センサS2に印加される。光電圧
センサS1,S2は、ポッケルス素子を備えて構成され
ており、出力光は、印加される電圧にリニアに対応し
て、その光量が変化する。
【0039】これらの光電圧センサS1,S2には、そ
れぞれ光電変換回路52から、光ケーブル56を介して
予め定める一定光量の光が入射されており、ポッケルス
効果による光量変化が、前記光ケーブル56を介して光
電変換回路52によって検知される。光電変換回路52
からの微少な出力電圧、たとえば実効値で4.5(V)
程度の出力電圧が前記電力増幅器21に入力され、たと
えば最大値で110√3(V)程度の出力電圧に増幅さ
れる。この電力増幅器21からの出力電圧は、たとえば
遮断器のトリップ指令を出力する不足電圧リレーへの入
力信号などとして使用される。
【0040】このような光電圧変成器出力の増幅には、
高い精度が要求され、本発明に従う電力増幅器21で
は、前述のように、そのような高い精度を確保すること
ができるとともに、高効率化を図ることができ、制御盤
内における放熱の構成などを削減することができる。
【0041】本発明は、上述のような光変成器出力に限
らず、高精度で、かつ高効率な増幅動作が要求されるオ
ーディオアンプ等の他の用途にも好適に実施することが
できる。
【0042】
【発明の効果】本発明に係る電力増幅器は、以上のよう
に、電圧形PWMインバータ回路を用いる電力増幅器に
おいて、該電力増幅器への入出力信号間の振幅誤差と位
相誤差とをそれぞれ振幅誤差増幅回路および位相誤差抽
出回路で抽出し、それに対応する振幅制御信号および位
相制御信号を作成して、それらの加算値に対応したデュ
ーティで前記PWMインバータ回路のスイッチング素子
を制御する。
【0043】それゆえ、前記振幅誤差および位相誤差を
高精度に補正した、入力信号に忠実な出力信号を増幅し
て得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の電力増幅器の電気的構
成を示すブロック図である。
【図2】図1で示す電力増幅器の一使用例である保護継
電系統を説明するための図である。
【図3】典型的な従来技術の電力増幅器の電気的構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
21 電力増幅器 22 入力端子 23 負荷 24 PWMインバータ回路 25 直流電源 26 フィルタ 27 変圧器 28 変圧器 33 直流変換回路 34 直流変換回路 35 加算器(振幅誤差増幅回路) 36 誤差増幅回路(振幅誤差増幅回路) 37 加算器(振幅制御信号作成手段) 38 基準電圧源 39 乗算器(振幅制御信号作成手段) 40 加算器 41 移相器 42 乗算器(位相誤差抽出回路) 43 ローパスフィルタ(位相誤差抽出回路) 44 乗算器(位相制御信号作成手段) 45 比較器 46 三角波発生回路 47 駆動回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧形PWMインバータ回路を用いる電力
    増幅器において、 増幅すべき入力信号と前記PWMインバータ回路からの
    出力信号とをそれぞれ整流・平滑化する直流変換回路
    と、 前記各直流変換回路からの出力の誤差を求め、増幅して
    出力する振幅誤差増幅回路と、 予め定める基準直流電圧を発生する基準電圧源と、 前記基準直流電圧と誤差増幅回路からの出力電圧との加
    算値を前記入力信号に乗算して振幅制御信号を作成する
    振幅制御信号作成手段と、 前記入力信号を90(°)シフトする移相器と、 前記移相器からの出力と前記出力信号とを相互に乗算
    し、その低域成分を抽出する位相誤差抽出回路と、 前記移相器からの出力に前記位相誤差抽出回路からの出
    力を乗算して位相制御信号を作成する位相制御信号作成
    手段と、 前記振幅制御信号および位相制御信号の加算値に応答
    し、前記PWMインバータ回路におけるスイッチング素
    子の導通期間を制御する駆動回路とを含むことを特徴と
    する電力増幅器。
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