JP2000201028A - 変成器用電力増幅器 - Google Patents

変成器用電力増幅器

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JP2000201028A
JP2000201028A JP11003404A JP340499A JP2000201028A JP 2000201028 A JP2000201028 A JP 2000201028A JP 11003404 A JP11003404 A JP 11003404A JP 340499 A JP340499 A JP 340499A JP 2000201028 A JP2000201028 A JP 2000201028A
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transformer
power amplifier
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Takeshi Kawakatsu
健 川勝
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光電圧変成器等からの出力を高利得で増幅し
て、保護継電器などの負荷33へ出力する電力増幅器3
1,31aが2重母線のそれぞれに設けられ、母線切換
え時に共通に前記負荷33に接続される際に、両者の偏
差による過電流や負荷33の誤動作を防止する。 【解決手段】 PWMインバータ回路40,40aをそ
れぞれ備える前記電力増幅器31,31aにおいて、電
力増幅器31a側には、電源ライン55,56によっ
て、電力増幅器31側の直流電源34から電力を供給す
る。したがって、前記偏差によって交流側で発生する電
力の授受は、直流側でキャンセルされることになり、電
力増幅器31,31aの過電圧や過負荷による故障を防
止することができるとともに、負荷33の誤動作を防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統の保護継
電器に、光変成器等からの出力を増幅して入力するため
に好適に用いられる変成器用電力増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】前記保護継電器には、従来では、巻線形
の計器用変圧器などの出力が与えられている。この変成
器の出力は、過電圧などが発生すると、保護継電器のト
ラップレベル以上となり、該保護継電器に保護継電動作
を行わせることができる。一方、電力系統の高圧化や電
力設備の設置スペースの削減などに伴い、GIS(GasI
nsulated Switchgears )と称される、不活性ガスを充
填したガス絶縁開閉装置が用いられるようになってきて
いる。このような設備では、従来からの巻線形の変圧器
を用いることは、スペース的に困難である。
【0003】このため、近年、測定すべき系統電圧を容
量分割し、その分圧した電圧を電気光学素子に与え、そ
の電気光学素子による印加電圧に対応した屈折率変化か
ら、前記系統電圧を検出するようにした光電圧センサが
用いられるようになってきている。しかしながら、この
光電圧センサからの出力は、たとえば±5V程度であ
り、前記保護継電器をトラップするのに必要な電圧およ
び電流を得ることができず、このため電力増幅器を介在
する必要が生じる。
【0004】電力増幅器には、半導体素子の線形域を使
用するいわゆるプッシュプルアンプと、非線形域を使用
するPWM(パルス幅変調)インバータアンプなどがあ
り、限られた収納盤内のスペースで、かつ高効率で大き
な増幅率を得ることができるPWMインバータアンプ
が、光電圧変成器には使用される。
【0005】図5は、光変成器出力の増幅に用いられ、
前記PWMインバータ回路10を備える典型的な従来技
術の電力増幅器1の電気的構成を示すブロック図であ
る。この電力増幅器1は、入力端子2から入力され、た
とえば±5(V)の振幅を有する前記光変成器からの入
力信号viを、たとえば110/√3(V)の振幅に増
幅して、不足電圧リレー等の保護継電器などの負荷3へ
出力する。
【0006】前記PWMインバータ回路10は、直流電
源4からの電源ライン5,6間に、スイッチング素子t
r1,tr2から成る直列回路と、スイッチング素子t
r3,tr4から成る直列回路とが相互に並列に接続さ
れて構成されており、各スイッチング素子tr1〜tr
4にはまた、スイッチングによって発生する逆起電力を
吸収するために、図示しないダイオードが逆極性にそれ
ぞれ接続されている。対を成すスイッチング素子tr
1,tr4と、スイッチング素子tr3,tr2とは、
いずれか一方の対が導通駆動されているときには、いず
れか他方の対が遮断駆動され、各対が負荷3に対応した
パルス幅で交互に導通駆動されることによって、スイッ
チング素子tr1,tr2の接続点p1およびスイッチ
ング素子tr3,tr4の接続点p2から、交流の矩形
波パルスが出力される。
【0007】前記矩形波パルスは、複数段のLC回路か
ら成るフィルタ7によって正弦波に復調された後、変圧
器8から出力端子21,22を介して出力され、スイッ
チ9を介して、前記負荷3へ供給される。
【0008】前記変圧器8の2次側の出力電圧波形は、
フィードバック用の変圧器などから成る出力電圧検出回
路11によってフィードバック用の帰還信号voとして
取出される。前記帰還信号voは、交流/直流変換器1
2において整流・平滑化された後、加算器13で、交流
/直流変換器14において直流変換された前記入力信号
viから減算され、こうして加算器13からは、入力信
号viと帰還信号voとの誤差成分が出力される。
【0009】前記加算器13からの出力は、誤差増幅器
15において所定のゲイン、たとえば10倍に増幅され
た後、加算器16に入力される。加算器16にはまた、
基準電圧源17で発生された基本デューティに対応した
基準直流電圧が与えられている。加算器16は、前記基
準直流電圧に前記誤差増幅器15からの出力電圧を加算
した後、乗算器18へ出力する。乗算器18は、前記入
力信号viに前記加算器16からの出力を乗算して、制
御信号を作成し、駆動回路19へ出力する。
【0010】前記駆動回路19は、前記入力信号viよ
りも充分高い周波数、たとえば入力信号周波数を商用周
波数である50(Hz)または60(Hz)とすると
き、数百(kHz)の高周波で、かつ前記制御信号に対
応したパルス幅で、一対のスイッチング素子tr1,t
r4;tr3,tr2のゲートを導通/遮断駆動する。
【0011】このようにして、負荷3の大きさや力率に
よって変化する出力電圧振幅を、帰還信号voとして入
力信号viに負帰還することによって、光変成器全体と
して、たとえばJECの1T級(定格にて比誤差が±1
%以内)、電力増幅器1の単体では、たとえば0.5級
(定格にて比誤差が±0.5%以内)の高精度で、入力
信号viを高効率に増幅した出力信号が作成されてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
る光変成器は、母線の各相に設けられている。したがっ
て、変電(開閉)所での母線接続方式のうち、2重母線
方式では、2つの母線にそれぞれ設けられる光変成器に
対して、母線切換え時には、保護継電器などの負荷3が
共通に接続される場合がある。図5において、もう一つ
の光変成器における電力増幅器の構成を、前述の電力増
幅器1の構成に添字aを付して示す。図5の例では、電
力増幅器1側のスイッチ9が導通され、電力増幅器1a
側のスイッチ9aが遮断されている。前記母線切換え時
には、一旦、これらのスイッチ9,9aが共に導通され
た後、スイッチ9が遮断される。
【0013】したがって、2つの電力増幅器1,1aの
出力間に偏差がある場合には、フィードバックループの
負帰還動作によって、出力の高い側の電力増幅器の出力
がさらに高くなってゆき、低い側の電力増幅器の出力は
さらに低くなってゆく。これによって、最終的に2つの
電力増幅器間の差電圧を、2つの電力増幅器の内部イン
ピーダンスで割った電流が横流として生じることにな
る。これによって、出力の高い側の電力増幅器、たとえ
ば電力増幅器1では、電流が流出するために直流電源4
が過電流状態となり、出力の低い側の電力増幅器1aで
は、電流が流れ込むために直流電源4aが過電圧状態に
なり、これらの電力増幅器1,1aの故障または負荷3
のミストリップを招くという問題がある。
【0014】本発明の目的は、2つの電力増幅器の並列
使用時における不所望な故障や誤動作を防止するように
した変成器用電力増幅器を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る変
成器用電力増幅器は、PWMインバータ回路を有し、出
力信号を入力側に負帰還するようにした高利得の変成器
用電力増幅器において、該変成器用電力増幅器を共通負
荷に2台並列接続する際には、前記PWMインバータ回
路の直流電源を共通にすることを特徴とする。
【0016】上記の構成によれば、2つの電力増幅器を
それぞれ収納する収納盤同士が、相互に近接して配置さ
れている場合には、一方の電力増幅器から他方の電力増
幅器へ直流電源ラインを引回すだけで、2つの電力増幅
器間に偏差があっても、PWMインバータ回路の直流電
源が共通であるので、出力電圧の低い側のインバータ回
路を流れる電流が、必ず前記直流電源に還流されること
になり、2つの電力増幅器間を流れる横流による電力の
授受は、直流電源でキャンセルされることになる。
【0017】したがって、前記直流電源が過電流や過電
圧になることはなく、電力増幅器の故障や負荷の誤動作
を防止することができる。
【0018】また、請求項2の発明に係る変成器用電力
増幅器は、PWMインバータ回路を有し、出力信号を入
力側に負帰還するようにした高利得の変成器用電力増幅
器において、該変成器用電力増幅器を共通負荷に2台並
列接続する際には、前記PWMインバータ回路における
正負各電源ライン同士を相互に接続することを特徴とす
る。
【0019】上記の構成によれば、2つの電力増幅器を
それぞれ収納する収納盤同士が、相互に近接して配置さ
れている場合には、2つの電力増幅器間に電源ラインを
引回し、PWMインバータ回路における正負各直流電源
ラインを相互に接続するだけで、2つの電力増幅器間に
偏差があっても、出力電圧の高い側のインバータ回路か
ら低い側のインバータ回路へ流れ込んだ電流が、前記電
源ラインを介して、必ず前記出力電圧の高い側のインバ
ータ回路に還流されることになり、2つの電力増幅器間
を流れる横流による電力の授受は、キャンセルされるこ
とになる。
【0020】したがって、前記直流電源が過電流や過電
圧になることはなく、電力増幅器の故障や負荷の誤動作
を防止することができる。
【0021】さらにまた、請求項3の発明に係る変成器
用電力増幅器は、前記出力信号と入力信号との間の誤差
増幅を行う誤差増幅器に関して、電力増幅器の内部イン
ピーダンスの変化を電圧降下分の2倍以内に制限する振
幅制限回路を設けることを特徴とする。
【0022】上記の構成によれば、前記高利得の誤差増
幅器に関して、振幅制限回路を設けて振幅制限を行うの
で、前記横流を定格時の2倍以内に抑えることができ、
電力増幅器の故障や負荷の誤動作を防止することができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1〜図3に基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0024】図1は、本発明の実施の一形態の電力増幅
器31,31aの使用状態での電気的構成を示すブロッ
ク図である。これらの電力増幅器31,31aは、2重
となっている母線の相互に対応する相にそれぞれ設けら
れる光変成器からの入力信号VI,VIaを増幅した
後、スイッチ39,39aを介して、保護継電器などの
負荷33へ出力する。電力増幅器31aは、電力増幅器
31とほぼ同様に構成されており、まず電力増幅器31
について説明し、電力増幅器31aの対応する部分に
は、同一の参照符号に添字aを付して示し、その説明を
省略する。
【0025】前記光変成器からの入力信号VIは、たと
えば±5(V)の振幅を有しており、電力増幅器31
は、入力端子32から入力されるこの入力信号VIを、
PWMインバータ回路40によって、たとえば110/
√3(V)の振幅に増幅して、前記負荷33へ出力す
る。
【0026】前記PWMインバータ回路40は、直流電
源34からの電源ライン35,36間に、スイッチング
素子TR1,TR2から成る直列回路と、スイッチング
素子TR3,TR4から成る直列回路とが相互に並列に
接続されて構成されており、各スイッチング素子TR1
〜TR4にはまた、スイッチングによって発生する逆起
電力を吸収するために、図示しないダイオードが逆極性
にそれぞれ接続されている。対を成すスイッチング素子
TR1,TR4と、スイッチング素子TR3,TR2と
は、いずれか一方の対が導通駆動されているときには、
いずれか他方の対が遮断駆動され、各対が負荷33に対
応したパルス幅で交互に導通駆動されることによって、
スイッチング素子TR1,TR2の接続点P1およびス
イッチング素子TR3,TR4の接続点P2から、交流
の矩形波パルスが出力される。
【0027】前記矩形波パルスは、複数段のLC回路か
ら成るフィルタ37によって正弦波に復調された後、変
圧器38から出力端子51,52を介して出力され、前
記スイッチ39を介して、前記負荷33へ供給される。
【0028】前記変圧器38の2次側の出力電圧波形
は、フィードバック用の変圧器などから成る出力電圧検
出回路41によってフィードバック用の帰還信号VOと
して取出される。前記帰還信号VOは、交流/直流変換
器42において整流・平滑化された後、加算器43で、
交流/直流変換器44において直流変換された前記入力
信号VIから減算され、こうして加算器43からは入力
信号VIと帰還信号VOとの誤差成分が出力される。
【0029】前記加算器43からの出力は、誤差増幅器
45において所定のゲイン、たとえば10倍に増幅され
た後、加算器46に入力される。加算器46にはまた、
基準電圧源47で発生された基本デューティに対応した
基準直流電圧が与えられている。加算器46は、前記基
準直流電圧に前記誤差増幅器45からの出力電圧を加算
した後、乗算器48へ出力する。乗算器48は、前記入
力信号VIに前記加算器46からの出力を乗算して、制
御信号を作成し、駆動回路49へ出力する。
【0030】前記駆動回路49は、前記入力信号VIよ
りも充分高い周波数、たとえば入力信号周波数を商用周
波数である50(Hz)または60(Hz)とすると
き、数百(kHz)の高周波で、かつ前記制御信号に対
応したパルス幅で、一対のスイッチング素子TR1,T
R4;TR3,TR2のゲートを導通/遮断駆動する。
【0031】このようにして、負荷33の容量によって
変化する出力電圧振幅を、帰還信号VOとして入力信号
VIに負帰還することによって、光変成器全体として、
たとえばJECの1T級(定格にて比誤差が±1%以
内)、電力増幅器31の単体では、たとえば0.5級
(定格にて比誤差が±0.5%以内)の高精度で、入力
信号VIを高効率に増幅した出力信号が作成されてい
る。
【0032】注目すべきは、この図1で示す例では、電
力増幅器31aには、直流電源が設けられておらず、電
力増幅器31側の直流電源34から、電源ライン55,
56を介して、給電されることである。これによって、
前述の母線切換えのためにスイッチ39,39aが共に
導通された際に、2つの電力増幅器31,31a間に偏
差があり、変圧器38,38aの2次側で横流が発生し
ても、直流電源34が共通であり、横流による電力の授
受は、この直流側でキャンセルされることになる。した
がって、該直流電源34が過電圧や過負荷となることは
なく、電力増幅器31,31aの故障を防止することが
できるとともに、負荷33の誤動作を防止することがで
きる。
【0033】また注目すべきは、誤差増幅器45,45
aは、たとえば図2で示すように、差動増幅器を用いた
反転増幅器において、帰還抵抗と並列にダイオードを接
続し、このダイオードの順電圧や、ツェナダイオード接
続した場合にはツェナ電圧を用いて、図3で示すよう
に、該誤差増幅器45,45aの入力に対して、出力を
所定レベルで制限している。
【0034】これによってもまた、前記横流を制限する
ことができる。この場合、前記制限値は、電力増幅器3
1,31aの定格出力電圧を110/√3=63.5V
rmsとし、定格負荷を30VAとし、内部インピーダ
ンスを7%とするとき、たとえば前記内部インピーダン
スの2倍の±14%とすると、電力増幅器31,31a
内のPWMインバータ回路40,40aの出力間の差電
圧は、 63.5Vrms×28%=17.8Vrms となり、内部インピーダンスは、 63.5Vrms2 ×0.07/30VA=9.4Ω となり、横流は、 17.8Vrms/9.4Ω/2=0.95Arms となり、前記定格時の電流(30/63.5=0.47
2Arms)のほぼ2倍に制限されることになる。
【0035】本発明の実施の他の形態について、図4に
基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0036】図4は、本発明の実施の他の形態の電力増
幅器31,31bの使用状態を示すブロック図である。
この図4で示す例では、一方の母線側の電力増幅器31
に対して、他方の母線側の電力増幅器31bも全く同様
の構成とされ、対応する部分には同一の参照符号に添字
aを付して示す。注目すべきは、この図4で示す例で
は、電源ライン35,36が、電源ライン55,56に
よって、それぞれ対応する電源ライン35a,36aと
接続されていることである。
【0037】このように構成することによって、2つの
電力増幅器31,31b間に偏差があっても、出力電圧
の高い側のインバータ回路から低い側のインバータ回路
へ流れ込んだ電流が、前記電源ライン55,56を介し
て、必ず前記出力電圧の高い側のインバータ回路に還流
されることになり、2つの電力増幅器31,31b間を
流れる横流による電力の授受は、キャンセルされること
になる。
【0038】したがって、前記直流電源34,34aが
過電流や過電圧になることはなく、電力増幅器31,3
1bの故障や負荷33の誤動作を防止することができ
る。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明に係る変成器用電力増幅
器は、以上のように、PWMインバータ回路を有し、出
力信号を入力側に負帰還するようにした高利得の変成器
用電力増幅器において、該変成器用電力増幅器を共通負
荷に2台並列接続するにあたって、一方の電力増幅器か
ら他方の電力増幅器へ直流電源ラインを引回し、PWM
インバータ回路の直流電源を共通にする。
【0040】それゆえ、2つの電力増幅器間に偏差があ
っても、出力電圧の低い側のインバータ回路を流れる電
流が、必ず前記直流電源に還流されることになり、2つ
の電力増幅器間を流れる横流による電力の授受は直流電
源でキャンセルされ、該記直流電源が過電流や過電圧に
なることはなく、電力増幅器の故障や負荷の誤動作を防
止することができる。
【0041】また、請求項2の発明に係る変成器用電力
増幅器は、以上のように、PWMインバータ回路を有
し、出力信号を入力側に負帰還するようにした高利得の
変成器用電力増幅器において、該変成器用電力増幅器を
共通負荷に2台並列接続するにあたって、2つの電力増
幅器間に電源ラインを引回し、PWMインバータ回路に
おける正負各電源ライン同士を相互に接続する。
【0042】それゆえ、2つの電力増幅器間に偏差があ
っても、出力電圧の高い側のインバータ回路から低い側
のインバータ回路へ流れ込んだ電流が、前記電源ライン
を介して、必ず前記出力電圧の高い側のインバータ回路
に還流されることになり、2つの電力増幅器間を流れる
横流による電力の授受はキャンセルされ、該直流電源が
過電流や過電圧になることはなく、電力増幅器の故障や
負荷の誤動作を防止することができる。
【0043】さらにまた、請求項3の発明に係る変成器
用電力増幅器は、以上のように、出力信号と入力信号と
の間の誤差増幅を行う高利得の誤差増幅器に関して、電
力増幅器の内部インピーダンスの変化を電圧降下分の2
倍以内に制限する振幅制限回路を設ける。
【0044】それゆえ、前記横流を定格時の2倍以内に
抑えることができ、電力増幅器の故障や負荷の誤動作を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光変成器出力の増幅に用いられる本発明の実施
の一形態の電力増幅器の使用状態での電気的構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1で示す電力増幅器における誤差増幅器の一
構成例を示すブロック図である。
【図3】図2で示す誤差増幅器の特性を示すグラフであ
る。
【図4】本発明の実施の他の形態の電力増幅器の使用状
態での電気的構成を示すブロック図である。
【図5】光変成器出力の増幅に用いられる典型的な従来
技術の電力増幅器の使用状態での電気的構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
31,31a,31b 電力増幅器 32,32a 入力端子 33,33a 負荷 34,34a 直流電源 37,37a フィルタ 38,38a 変圧器 39,39a スイッチ 40,40a PWMインバータ回路 41,41a 出力電圧検出回路 42,42a;44,44a 交流/直流変換回路 43,43a;46,46a 加算器 45,45a 誤差増幅器 47,47a 基準電圧源 48,48a 乗算器 49,49a 駆動回路 51,51a;52,52a 出力端子 55,56 電源ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J091 AA01 AA21 AA27 AA41 CA55 CA56 FA01 FA14 GP02 HA02 HA19 HA35 HA38 HA39 KA00 KA20 KA26 KA41 KA42 KA57 MA13 TA01 TA02 UW01 UW10 5J092 AA01 AA21 AA27 AA41 CA55 CA56 FA01 FA14 HA02 HA19 HA35 HA38 HA39 KA00 KA20 KA26 KA41 KA42 KA57 MA13 TA01 TA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PWMインバータ回路を有し、出力信号を
    入力側に負帰還するようにした高利得の変成器用電力増
    幅器において、 該変成器用電力増幅器を共通負荷に2台並列接続する際
    には、前記PWMインバータ回路の直流電源を共通にす
    ることを特徴とする変成器用電力増幅器。
  2. 【請求項2】PWMインバータ回路を有し、出力信号を
    入力側に負帰還するようにした高利得の変成器用電力増
    幅器において、 該変成器用電力増幅器を共通負荷に2台並列接続する際
    には、前記PWMインバータ回路における正負各電源ラ
    イン同士を相互に接続することを特徴とする変成器用電
    力増幅器。
  3. 【請求項3】前記出力信号と入力信号との間の誤差増幅
    を行う誤差増幅器に関して、電力増幅器の内部インピー
    ダンスの変化を電圧降下分の2倍以内に制限する振幅制
    限回路を設けることを特徴とする請求項1または2記載
    の変成器用電力増幅器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006128915A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Nf Corp 電力増幅器
JP2006311734A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Origin Electric Co Ltd 電源装置の運転方法及び電源装置

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