JPH10112185A - 半導体記憶装置のビット線プリチャージ回路 - Google Patents

半導体記憶装置のビット線プリチャージ回路

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JPH10112185A
JPH10112185A JP8263315A JP26331596A JPH10112185A JP H10112185 A JPH10112185 A JP H10112185A JP 8263315 A JP8263315 A JP 8263315A JP 26331596 A JP26331596 A JP 26331596A JP H10112185 A JPH10112185 A JP H10112185A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書き込み動作の場合に、ビット線BIT,B
ITバーをプリチャージレベルよりも高電位に変化させ
ることにより、寄生容量Cのカップリングによるビット
線BIT,BITバーの電位の低下によってメモリセル
MRCのデータが破壊されるのを防止することができる
半導体記憶装置のビット線プリチャージ回路を提供す
る。 【解決手段】 プリチャージ期間にビット線BIT,B
ITバーをNMOSトランジスタN1を介して電源VCC
に接続するプリチャージ回路1aと、書き込み動作時の
プリチャージ期間の直後に、ビット線BIT,BITバ
ーをPMOSトランジスタP2を介して電源VCCに接続
するライトプリチャージ回路1bとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マトリクス状に配
設したメモリセルに接続されるビット線をプリチャージ
する半導体記憶装置のビット線プリチャージ回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のSRAM[Static Random Access
Memory]の構成例を図10に示す。このSRAMには、
多数本のワード線WLと多数対のビット線BIT,BI
Tバーがそれぞれ行(ロウ)列(カラム)方向に配設さ
れている。また、各列Colのビット線BIT,BIT
バーには、それぞれ行数と同数個のメモリセルMRCが
接続されている。そして、同一の列Colのビット線B
IT,BITバーに接続されるこれらのメモリセルMR
Cは、それぞれ異なるワード線WLに接続され、異なる
列Colのビット線BIT,BITバーに接続されるメ
モリセルMRCは、同一行に配置されたもの同士が同じ
ワード線WLに接続される。ただし、図10では、簡単
のため、2行分のワード線WL1,WL2と、2列分のビ
ット線BIT1,BIT1バー,BIT2,BIT2バーの
みを示し、第1列Col1のビット線BIT1,BIT1
バーに接続された2個のメモリセルMRC1,MRC2
と、第2列Col2のビット線BIT2,BIT2バーに
接続された2個のメモリセルMRC3,MRC4のみを示
す。また、同一行のメモリセルMRC1,MRC3は、ワ
ード線WL1に接続され、メモリセルMRC2,MRC4
は、ワード線WL2に接続されている。
【0003】第1列Col1のビット線BIT1,BIT
1バーは、それぞれ第1列Col1の列選択回路3,3を
介してデータ線D1,D1バーに接続され、第2列Col
2のビット線BIT2,BIT2バーは、それぞれ第2列
Col2の列選択回路3,3を介してデータ線D2,D2
バーに接続されている。各列選択回路3は、列選択信号
YによってON/OFFを制御される1個のNMOSト
ランジスタ(NチャンネルのMOS−FET[Metal Oxi
de Semiconductor-Field Effect Transistor])N11を
介してビット線BIT,BITバーとデータ線D1,D1
バーまたはデータ線D2,D2バーとを接続する回路であ
る。なお、列選択信号Yは、列Colを選択するための
列Colごとに異なる制御信号であり、第1列Col1
の1対の列選択回路3,3は、同じ第1列Col1の列
選択信号Y1によって制御され、第2列Col2の1対の
列選択回路3,3は、同じ第2列Col2の列選択信号
Y2によって制御されるようになっている。ここで、デ
ータ線D1,D1バーは、隣接するビット線BIT1,B
IT1バーに、またデータ線D2,D2バーは、隣接する
ビット線BIT2,BIT2バーに接続されるようにな
っている。
【0004】上記第1列Col1のビット線BIT1,B
IT1バーは、それぞれ第1列Col1のビット線プリチ
ャージ回路1,1を介して電源VCCに接続され、第2列
Col2のビット線BIT2,BIT2バーは、それぞれ
第2列Col2のビット線プリチャージ回路1,1を介
して電源VCCに接続されている。各ビット線プリチャー
ジ回路1は、図11に示すように、ドレインDが電源V
CCに接続され、ソースSが対応するビット線BIT,B
ITバーに接続され、ゲートGにプリチャージ信号EQ
0が入力される1個のNMOSトランジスタN1からな
る。したがって、各ビット線プリチャージ回路1は、プ
リチャージ信号EQ0がHレベル(電源電圧VCCレベ
ル)の場合に、ビット線BIT,BITバーを電源VCC
に接続することになる。また、図10に示したように、
各列Colのビット線BIT,BITバーは、それぞれ
プリチャージ信号EQ0によってON/OFFを制御さ
れるNMOSトランジスタN12を介して相互に接続され
ている。なお、プリチャージ信号EQ0は、各列Col
に共通の制御信号である。
【0005】上記構成のSRAMは、書き込み動作や読
み出し動作が行われる前のプリチャージ期間にプリチャ
ージ信号EQ0がHレベルとなって、全ビット線BI
T,BITバーがビット線プリチャージ回路1のNMO
SトランジスタN1を介し電源VCCに接続される。ただ
し、NMOSトランジスタN1は、ゲートGとソースS
との間の電位差がしきい値電圧Vth以上なければON状
態を維持できないので、ビット線BIT,BITバーの
電位は、電源電圧VCCよりもこのしきい値電圧Vthだけ
低い電圧までしかチャージされず、この電圧がプリチャ
ージレベルとなる。このNMOSトランジスタN1は、
基板バイアスなどの影響によりしきい値電圧Vthが大き
くなるので、例えば電源電圧VCCを4Vとすると、この
しきい値電圧Vthは約1.5Vとなる。したがって、プ
リチャージレベルは2.5V程度となり、電源電圧VCC
(4V)と接地GNDの電圧(0V)とのほぼ中間の電
圧となる。また、このプリチャージ信号EQ0がHレベ
ルになると、NMOSトランジスタN12を介して各列C
olのビット線BIT,BITバーが相互に接続される
ので、これらの間のプリチャージレベルの電圧が均等化
(equalize)される。
【0006】なお、本明細書で用いる「電源」および
「接地」の用語は、電源電圧から接地電圧を差し引いた
電位差が常に正となる関係を有する電源の対を意味する
ものとする。
【0007】上記のようにして全ビット線BIT,BI
Tバーのプリチャージが完了すると、ワード線WLのい
ずれかをアクティブ(例えばHレベル)にして行を選択
すると共に、列選択信号YのいずれかをHレベルにして
列Colを選択することにより、データ線D1,D1バー
またはデータ線D2,D2バーに入力されたデータを選択
列Colのビット線BIT,BITバーを介して選択行
のメモリセルMRCに書き込んだり、このメモリセルM
RCから読み出したデータをビット線BIT,BITバ
ーを介してデータ線D1,D1バーまたはデータ線D2,
D2バーから出力させることができる。
【0008】また、これらの書き込み動作や読み出し動
作において、いずれかのワード線WLがアクティブにな
ると、このワード線WLの行に配列された全列Colの
メモリセルMRCがそれぞれのビット線BIT,BIT
バーに接続される。したがって、このビット線BIT,
BITバーに直前の書き込み動作や読み出し動作による
データが残っていると、メモリセルMRCに記憶された
データの読み出しに長時間を要したり、場合によっては
このデータが破壊されるおそれがある。そこで、これら
の書き込み動作や読み出し動作の前に、上記ビット線プ
リチャージ回路1を用いて全ビット線BIT,BITバ
ーを電源VCCと接地GNDの電圧との中間のプリチャー
ジレベルにプリチャージする必要が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば列C
ol1と列Col2の隣接するビット線BIT1バーとビ
ット線BIT2との間には、図10に示したような寄生
容量Cが生じる。このため、書き込み動作時に、列Co
l1が選択されビット線BIT1バーの電位がデータの入
力によって急激に大きく変化すると、隣接する非選択の
ビット線BIT2の電位も、この寄生容量Cの静電誘導
によるカップリングによってプリチャージレベルが比較
的大きく変動することがある。しかも、特にチップサイ
ズの小型化や記憶容量の大容量化の要請に伴い、ビット
線BIT,BITバーの配置間隔が微細化するほど、こ
の寄生容量Cが大きくなるので、カップリングによる影
響も増大する。ただし、読み出し動作時には、ビット線
BIT1の電位変化がある程度緩やかなため、このカッ
プリングによる影響は比較的小さい。
【0010】ここで、メモリセルMRCがC−MOS[C
omplementary-MOS]型の場合には、メモリセルMRCか
らビット線BIT,BITバーへのチャージが迅速に行
われるので、このような寄生容量Cのカップリングによ
る非選択のビット線BIT,BITバーの電位の変動は
ほとんど問題とならない。しかし、SRAMでは、チッ
プサイズの小型化と応答性の向上のため、高抵抗プルア
ップ型のメモリセルMRCや高抵抗プルダウン型のメモ
リセルMRCを用いることが多い。
【0011】高抵抗プルアップ型のメモリセルMRC
は、図12に示すように、2個のNMOSトランジスタ
N21,N22を備え、これらのNMOSトランジスタN2
1,N22におけるドレインDをそれぞれ高抵抗R1,R2
を介して電源VCCに接続し、ソースSをそれぞれ接地G
NDに接続し、ゲートGをそれぞれ他方のNMOSトラ
ンジスタN22,N21のドレインDに接続したものであ
る。そして、これらのNMOSトランジスタN21,N22
のドレインDを、それぞれゲートがワード線WLに接続
されたNMOSトランジスタN23,N24(スイッチ素
子)を介してビット線BIT,BITバーに接続してい
る。したがって、この高抵抗プルアップ型のメモリセル
MRCは、ワード線WLがHレベルになってNMOSト
ランジスタN23,N24がONになった場合に、例えばN
MOSトランジスタN21のドレインDがHレベル状態を
保持していたとしても、ビット線BITの電位が低すぎ
ると、電源VCCから高抵抗R1を介してこのビット線B
ITをチャージするのに長い時間を要するので、この間
にNMOSトランジスタN22のゲートGの電位が低下
し、このNMOSトランジスタN22がONからOFFに
反転して記憶データが破壊されるおそれが生じる。即
ち、この高抵抗プルアップ型のメモリセルMRCを用い
た場合には、非選択のビット線BIT,BITバーの電
位が寄生容量Cのカップリングによって低下すると、記
憶データが破壊され易くなる。
【0012】また、図10の場合に、選択されたビット
線BIT1バーの電位変化をΔVb1とし、隣接するビッ
ト線BIT2の寄生対地容量をCb2とすると(Cはこれ
らの間の寄生容量)、このビット線BIT2の電位変化
ΔVb2は、 ΔVb2=ΔVb1・C/Cb2 で表される。そして、図12に示した高抵抗プルアップ
型のメモリセルMRCの反転電位をVmとすると、隣接
する非選択のビット線BIT2の電位Vは、 V>Vm+ΔVb2 の関係を満足する必要が生じる。したがって、書き込み
動作時に、例えばワード線WL1と列選択信号Y1がHレ
ベルとなって、ビット線BIT1バーにデータが入力さ
れることにより電位が大きく低下すると、隣接する非選
択のビット線BIT2の電位Vもカップリングによって
低下するので、このビット線BIT2の電位VがVm+Δ
Vb2以下となった場合に、メモリセルMRC3に記憶さ
れたデータが破壊されることになる。
【0013】例えば、図13に示すように、時刻t11に
プリチャージ信号EQ0がLレベル(接地GNDの電圧
レベル=0V)に立ち下がってプリチャージが完了した
時に、選択されたビット線BIT1,BIT1バーの電位
は正規のプリチャージレベルである電圧V2(約2.4
V)に達しているが、非選択のビット線BIT2,BI
T2バーの電位が、直前のアクセスの影響でこの電圧V2
よりも低い電圧V1(約2.25V)までしかチャージ
されていなかったような場合に、その後の時刻t12にワ
ード線WL1がHレベルに立ち上がり、ビット線BIT1
バーの電位が直前のアクセスの影響で一旦上昇してから
0V付近まで大きく低下すると、ビット線BIT2の電
位も一旦わずかに上昇してから比較的大きく低下するの
で、時刻t13にメモリセルMRC3の内部ノードND1と
内部ノードND2の電圧レベルが反転しデータが破壊さ
れる。
【0014】また、高抵抗プルダウン型のメモリセルM
RCは、図14に示すように、2個のPMOSトランジ
スタ(PチャンネルのMOS−FET)P21,P22を備
え、これらのPMOSトランジスタP21,P22における
ソースSをそれぞれ電源VCCに接続し、ドレインDをそ
れぞれ高抵抗R1,R2を介して接地GNDに接続し、ゲ
ートGをそれぞれ他方のPMOSトランジスタP22,P
21のドレインDに接続したものである。そして、これら
のPMOSトランジスタP21,P22のドレインDを、そ
れぞれゲートがワード線WLに接続されたNMOSトラ
ンジスタN23,N24を介してビット線BIT,BITバ
ーに接続している。したがって、この高抵抗プルダウン
型のメモリセルMRCは、ワード線WLがHレベルにな
ってNMOSトランジスタN23,N24がONになった場
合に、例えばPMOSトランジスタP21のドレインDが
Lレベル状態を保持していたとしても、ビット線BIT
の電位が高すぎると、このビット線BITから高抵抗R
1を介して接地GNDにチャージ(放電)するのに長い
時間を要するので、この間にPMOSトランジスタP22
のゲートGの電位が上昇し、このPMOSトランジスタ
P22がONからOFFに反転して記憶データが破壊され
るおそれが生じる。即ち、この高抵抗プルダウン型のメ
モリセルMRCを用いた場合には、非選択のビット線B
IT,BITバーの電位が寄生容量Cのカップリングに
よって上昇すると、記憶データが破壊され易くなる。
【0015】このため、従来のSRAMは、選択された
ビット線BIT,BITバーの電位がデータの入力によ
って大きく変化すると、寄生容量Cのカップリングによ
って隣接するビット線BIT,BITバーのプリチャー
ジされた電位が変動するので、この隣接するビット線B
IT,BITバー上の非選択のメモリセルMRCのデー
タが破壊されるおそれがあるという問題があった。
【0016】また、このような問題を解消するために、
例えば各ビット線BIT,BITバーの間に接地GND
に常時接続した静電シールド用の配線を配設する提案が
従来からなされている。しかし、このような静電シール
ド用の配線を設けるためには、各ビット線BIT,BI
Tバーの配置間隔を広くせざるを得なくなり、チップサ
イズの小型化の要請に反するというあらたな問題が生じ
る。
【0017】本発明は、上記事情に鑑み、書き込み動作
の場合に、プリチャージ回路によってプリチャージされ
たビット線をライトプリチャージ回路によってさらに一
定レベルだけ変化させることにより、静電シールド用の
配線を設けることなく、選択されたビット線からの干渉
により隣接する非選択のビット線のメモリセルのデータ
が破壊されるのを防止することができる半導体記憶装置
のビット線プリチャージ回路を提供することを目的とし
ている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)に係
る半導体記憶装置のビット線プリチャージ回路は、複数
本のワード線と複数本または複数対のビット線がそれぞ
れ行列方向に配設されると共に、各ビット線または各ビ
ット線対に複数のメモリセルがそれぞれ異なるワード線
によって制御されるスイッチ素子を介して接続された半
導体記憶装置において、書き込み動作と読み出し動作の
前に、全てのビット線の電位を電源電圧と接地電圧との
ほぼ中間のプリチャージレベルにチャージするビット線
プリチャージ回路である。
【0019】そして、このビット線ビット線プリチャー
ジ回路は、書き込み動作を行う際、その動作の開始前
に、プリチャージレベルにチャージされたビット線の電
位をさらに一定レベルだけ変化させるライトプリチャー
ジ回路を備えている。そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0020】本発明(請求項2)は、請求項1記載の半
導体記憶装置のビット線プリチャージ回路において、前
記ライトプリチャージ回路を、プリチャージレベルにチ
ャージされたビット線の電位をさらに一定レベルだけ高
電位に変化させる構成としたものである。
【0021】本発明(請求項3)は、請求項1記載の半
導体記憶装置のビット線プリチャージ回路において、前
記ライトプリチャージ回路を、プリチャージレベルにチ
ャージされたビット線の電位をさらに一定レベルだけ低
電位に変化させる構成としたものである。
【0022】本発明(請求項4)は、請求項2記載の半
導体記憶装置のビット線プリチャージ回路において、前
記メモリセルを、第1と第2のNMOSトランジスタを
備え、該第1と第2のNMOSトランジスタにおけるド
レインをそれぞれ高抵抗を介して電源に接続し、ソース
をそれぞれ接地し、ゲートをそれぞれ他方のNMOSト
ランジスタのドレインに接続した高抵抗プルアップ型の
SRAMメモリセルとしたものである。
【0023】本発明(請求項5)は、請求項3記載の半
導体記憶装置のビット線プリチャージ回路において、前
記メモリセルを、第1と第2のPMOSトランジスタを
備え、該第1と第2のPMOSトランジスタにおけるソ
ースをそれぞれ電源に接続し、ドレインをそれぞれ高抵
抗を介して接地し、ゲートをそれぞれ他方のPMOSト
ランジスタのドレインに接続した高抵抗プルダウン型の
SRAMメモリセルとしたものである。
【0024】本発明(請求項6)は、請求項2または4
記載の半導体記憶装置のビット線プリチャージ回路にお
いて、前記プリチャージ回路を、各ビット線ごとに設け
られたNMOSトランジスタを有し、該各NMOSトラ
ンジスタのドレインが電源に接続され、そのソースがそ
れぞれ対応するビット線に接続され、プリチャージ期間
にHレベルとなるプリチャージ信号がそのゲートに入力
される構成とし、前記ライトプリチャージ回路を、各ビ
ット線ごとに設けられたPMOSトランジスタを有し、
該各PMOSトランジスタのソースが電源に接続され、
そのドレインがそれぞれ対応するビット線に接続され、
書き込み動作の直前であってプリチャージ期間の終了後
の所定期間にLレベルとなるライトプリチャージ信号が
そのゲートに入力される構成としたものである。
【0025】本発明(請求項7)は、請求項6記載の半
導体記憶装置のビット線プリチャージ回路において、前
記ライトプリチャージ回路のPMOSトランジスタをT
FTによって構成したものである。
【0026】本発明(請求項8)は、請求項2または4
記載の半導体記憶装置のビット線プリチャージ回路にお
いて、前記プリチャージ回路を、各ビット線ごとに設け
られた第1のNMOSトランジスタを有し、該各第1の
NMOSトランジスタのドレインが電源に接続され、そ
のソースがそれぞれ対応するビット線に接続され、プリ
チャージ期間にHレベルとなるプリチャージ信号がその
ゲートに入力される構成とし、前記ライトプリチャージ
回路を、各ビット線ごとに設けられ、第1のNMOSト
ランジスタよりもしきい値電圧が低い第2のNMOSト
ランジスタを有し、該各第2のNMOSトランジスタの
ドレインが電源に接続され、そのソースがそれぞれ対応
するビット線に接続され、書き込み動作の直前であって
プリチャージ期間の終了後の所定期間にHレベルとなる
ライトプリチャージ信号がそのゲートに入力される構成
としたものである。
【0027】本発明(請求項9)は、請求項3または5
記載の半導体記憶装置のビット線プリチャージ回路にお
いて、前記プリチャージ回路を、各ビット線ごとに設け
られたPMOSトランジスタを有し、該各PMOSトラ
ンジスタのソースがそれぞれ対応するビット線に接続さ
れ、そのドレインが接地され、プリチャージ期間にLレ
ベルとなるプリチャージ信号がそのゲートに入力される
構成とし、前記ライトプリチャージ回路を、各ビット線
ごとに設けられたNMOSトランジスタを有し、該各N
MOSトランジスタのドレインがそれぞれ対応するビッ
ト線に接続され、そのソースが接地され、書き込み動作
の直前であってプリチャージ期間の終了後の所定期間に
Hレベルとなるライトプリチャージ信号がそのゲートに
入力される構成としたものである。
【0028】本発明(請求項10)は、請求項3または
5記載の半導体記憶装置のビット線プリチャージ回路に
おいて、前記プリチャージ回路を、各ビット線ごとに設
けられた第1のPMOSトランジスタを有し、該各第1
のPMOSトランジスタのソースがそれぞれ対応するビ
ット線に接続され、そのドレインが接地され、プリチャ
ージ期間にLレベルとなるプリチャージ信号がそのゲー
トに入力される構成とし、前記ライトプリチャージ回路
を、各ビット線ごとに設けられ、第1のPMOSトラン
ジスタよりもしきい値電圧が低い第2のPMOSトラン
ジスタを有し、該各第2のPMOSトランジスタのソー
スがそれぞれ対応するビット線に接続され、そのドレイ
ンが接地され、書き込み動作の直前であってプリチャー
ジ期間の終了後の所定期間にLレベルとなるライトプリ
チャージ信号がそのゲートに入力される構成としたもの
である。
【0029】以下、本発明の作用について説明する。
【0030】この発明(請求項1)においては、書き込
み動作の場合に、ライトプリチャージ回路によってビッ
ト線の電位がプリチャージレベルよりもさらに一定レベ
ルだけ変化したレベルとなるので、この書き込み動作時
に選択されたビット線に隣接する非選択のビット線の電
位が静電誘導によって変化した場合にも、この変化分を
ライトプリチャージ回路によって予め補償しておくこと
により、隣接ビット線に接続されるメモリセルのデータ
が破壊されるのを防止することができる。
【0031】この発明(請求項2)においては、ライト
プリチャージ回路がビット線の電位をプリチャージレベ
ルよりもさらに一定レベルだけ高電位に変化させること
により、ビット線の電位が低くなるとデータが破壊され
易い型のメモリセルを使用した場合に、非選択のメモリ
セルのデータを保護することができる。
【0032】この発明(請求項3)においては、ライト
プリチャージ回路がビット線の電位をプリチャージレベ
ルよりもさらに一定レベルだけ低電位に変化させること
により、ビット線の電位が高くなるとデータが破壊され
易い型のメモリセルを使用した場合に、非選択のメモリ
セルのデータを保護することができる。
【0033】この発明(請求項4)においては、ライト
プリチャージ回路がビット線の電位をプリチャージレベ
ルよりもさらに一定レベルだけ高電位に変化させること
により、ビット線の電位が低くなるとデータが破壊され
易くなる高抵抗プルアップ型のSRAMメモリセルを使
用した場合に、非選択のメモリセルのデータを保護する
ことができる。
【0034】この発明(請求項5)においては、ライト
プリチャージ回路がビット線の電位をプリチャージレベ
ルよりもさらに一定レベルだけ低電位に変化させること
により、ビット線の電位が高くなるとデータが破壊され
易くなる高抵抗プルダウン型のSRAMメモリセルを使
用した場合に、非選択のメモリセルのデータを保護する
ことができる。
【0035】この発明(請求項6)においては、プリチ
ャージ期間にプリチャージ信号がHレベルになることに
より、プリチャージ回路のNMOSトランジスタが導通
してビット線を電源電圧よりもしきい値電圧だけ低い電
圧(プリチャージレベル)までチャージし、書き込み動
作の場合には、その後の所定期間にわたってライトプリ
チャージ信号がLレベルになることにより、ライトプリ
チャージ回路のPMOSトランジスタが導通してビット
線を電源電圧までチャージ可能にするので、このビット
線の電位を、ライトプリチャージ信号がLレベルとなる
所定期間によって定まる一定レベルだけ高電位に変化さ
せることができる。
【0036】この発明(請求項7)においては、プリチ
ャージ回路のNMOSトランジスタ上にポリシリコン薄
膜などを成膜してTFT([Thin Film Transistor]薄膜
トランジスタ)を形成し、このTFTによってライトプ
リチャージ回路のPMOSトランジスタを構成できるの
で、ライトプリチャージ回路を設けるためのレイアウト
面積の増加をなくすことができる。
【0037】この発明(請求項8)においては、プリチ
ャージ期間にプリチャージ回路の第1のNMOSトラン
ジスタが導通してビット線を電源電圧よりも第1のしき
い値電圧だけ低い電圧(プリチャージレベル)までチャ
ージし、書き込み動作の場合には、その後の所定期間に
わたってライトプリチャージ回路の第2のNMOSトラ
ンジスタが導通してビット線を電源電圧よりも第2のし
きい値電圧だけ低い電圧までチャージするので、このビ
ット線の電位を、第2のしきい値電圧の方が低い分だけ
高電位に変化させることができる。しかも、これら第1
と第2のNMOSトランジスタは、同一ウエル上に形成
できるので、ウエルの分割によるレイアウト面積の増加
を抑制することができる。
【0038】この発明(請求項9)においては、プリチ
ャージ期間にプリチャージ信号がLレベルになることに
より、プリチャージ回路のPMOSトランジスタが導通
してビット線を接地電圧よりもしきい値電圧だけ高い電
圧(プリチャージレベル)までチャージ(放電)し、書
き込み動作の場合には、その後の所定期間にわたってラ
イトプリチャージ信号がHレベルになることにより、ラ
イトプリチャージ回路のNMOSトランジスタが導通し
てビット線を接地電圧までチャージ(放電)可能にする
ので、このビット線の電位を、ライトプリチャージ信号
がHレベルとなる所定期間によって定まる一定レベルだ
け低電位に変化させることができる。
【0039】この発明(請求項10)においては、プリ
チャージ期間にプリチャージ回路の第1のPMOSトラ
ンジスタが導通してビット線を接地電圧よりも第1のし
きい値電圧だけ高い電圧(プリチャージレベル)までチ
ャージ(放電)し、書き込み動作の場合には、その後の
所定期間にわたってライトプリチャージ回路の第2のP
MOSトランジスタが導通してビット線を接地電圧より
も第2のしきい値電圧だけ高い電圧までチャージ(放
電)するので、このビット線の電位を、第2のしきい値
電圧の方が低い分だけ低電位に変化させることができ
る。しかも、これら第1と第2のPMOSトランジスタ
は、同一ウエル上に形成できるので、ウエルの分割によ
るレイアウト面積の増加を抑制することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0041】(実施形態1)図1〜図7に本発明の実施
形態1を示す。なお、図10〜図14に示した従来例と
同様の機能を有する構成部材には同じ符号を付記する。
【0042】本実施形態では、図12に示した高抵抗プ
ルアップ型のメモリセルを備えたSRAMのビット線プ
リチャージ回路について説明する。このSRAMは、図
1に示すように、多数本のワード線WLと多数対のビッ
ト線BIT,BITバーと多数個のメモリセルMRCが
図10に示した従来例と同様に配設接続されている。ま
た、第1列Col1のビット線BIT1,BIT1バーと
第2列Col2のビット線BIT2,BIT2バーも、図
10に示した従来例と同様に、列選択回路3…を介して
データ線D1,D1バーまたはデータ線D2,D2バーに接
続されると共に、NMOSトランジスタN12を介して相
互間でも接続されている。さらに、隣接するビット線B
IT,BITバーの間、例えばビット線BIT1とビッ
ト線BIT2バーとの間に寄生容量Cが生じるのも同様
である。
【0043】上記第1列Col1のビット線BIT1,B
IT1バーは、それぞれ第1列Col1のビット線プリチ
ャージ回路1,1を介して電源VCCに接続され、第2列
Col2のビット線BIT2,BIT2バーは、それぞれ
第2列Col2のビット線プリチャージ回路1,1を介
して電源VCCに接続されている。各ビット線プリチャー
ジ回路1は、図2に示すように、対応するビット線BI
T,BITバーをプリチャージ回路1aとライトプリチ
ャージ回路1bとを介して電源VCCに接続する回路であ
る。
【0044】プリチャージ回路1aは、図11に示した
従来例のビット線プリチャージ回路1と同じ構成であ
り、ドレインDが電源VCCに接続され、ソースSが対応
するビット線BIT,BITバーに接続され、ゲートG
にプリチャージ信号EQ0が入力される1個のNMOS
トランジスタN1からなる。ライトプリチャージ回路1
bは、ライトプリチャージ信号WPRがアクティブにな
った場合に、ビット線BIT,BITバーをプリチャー
ジ回路1aよりも高電圧にチャージすることができる回
路であり、例えば図3に示すように、ソースSが電源V
CCに接続され、ドレインDが対応するビット線BIT,
BITバーに接続され、ゲートGにライトプリチャージ
信号WPRバーが入力される1個のPMOSトランジス
タP2によって構成することができる。なお、図1に示
したビット線プリチャージ回路1は、この図3のライト
プリチャージ回路1bを用いた場合を例示する。
【0045】プリチャージ信号EQ0は、図4に示すよ
うに、書き込み動作と読み出し動作の前の時刻t0〜時
刻t1のプリチャージ期間にHレベル(アクティブ)と
なる制御信号である。そして、このプリチャージ信号E
Q0がHレベルになると、各ビット線プリチャージ回路
1におけるプリチャージ回路1aのNMOSトランジス
タN1がONとなり、これによって図1に示した全ビッ
ト線BIT,BITバーが電源VCCに接続される。ただ
し、この場合のビット線BIT,BITバーの電位は、
上記のように電源電圧VCCよりもNMOSトランジスタ
N1のしきい値電圧Vthだけ低いプリチャージレベルの
電圧までチャージされる。また、このプリチャージ信号
EQ0がHレベルとなると、NMOSトランジスタN12
を介して各列Colのビット線BIT,BITバーが相
互に接続されこのプリチャージレベルの電圧が均等化さ
れる。
【0046】図3に示したライトプリチャージ回路1b
で用いるライトプリチャージ信号WPRバーは、書き込
み動作の場合にのみ、図4に示したように、時刻t1に
プリチャージ信号EQ0がLレベルに立ち下がってか
ら、所定期間が経過後し書き込み動作が開始される直前
の時刻t2までLレベル(アクティブ)となる制御信号
である。このようなライトプリチャージ信号WPRバー
は、図1に示したように、プリチャージ信号EQ0がL
レベルに立ち下がってから所定期間だけHレベルとなる
タイミング信号TMとライトイネーブル信号WEとをN
ANDゲート2に入力することにより生成することがで
きる。即ち、ライトイネーブル信号WEは、書き込み動
作の場合にのみHレベル(アクティブ)となるので、読
み出し動作の場合には、プリチャージ期間が経過しても
ライトプリチャージ信号WPRバーはHレベル(非アク
ティブ)のままであるが、書き込み動作の場合には、プ
リチャージ期間の経過後の所定期間だけライトプリチャ
ージ信号WPRバーがLレベルとなる。
【0047】上記ライトプリチャージ信号WPRバーが
Lレベルになると、各ビット線プリチャージ回路1にお
けるライトプリチャージ回路1bのPMOSトランジス
タP2がONとなり、これによって図1に示した全ビッ
ト線BIT,BITバーが電源VCCに接続される。しか
も、この場合には、PMOSトランジスタP2がビット
線BIT,BITバーの電位にかかわりなくON状態を
維持できるので、このビット線BIT,BITバーの電
位を電源電圧VCCまでチャージできる。ただし、ビット
線BIT,BITバーのチャージには、PMOSトラン
ジスタP2の電流駆動能力などに応じてある程度の長い
時間を要するので、ライトプリチャージ信号WPRバー
がLレベルとなる所定期間を調整することにより、この
ビット線BIT,BITバーの電位を、プリチャージ期
間にチャージされた電圧よりは高電圧であるが、電源電
圧VCCよりは十分に低い電圧までチャージする。したが
って、このライトプリチャージ信号WPRバーがLレベ
ルとなる所定期間は、実際にはプリチャージ期間よりも
十分に短い期間となる。
【0048】上記構成により、本実施形態のSRAM
は、読み出し動作時には、ビット線プリチャージ回路1
がプリチャージ回路1aのNMOSトランジスタN1の
みをONにして、ビット線BIT,BITバーを通常の
プリチャージレベルにチャージする。ただし、この読み
出し動作の場合には、ビット線BIT,BITバーの電
位の変化がある程度緩やかなため、寄生容量Cのカップ
リングによる隣接ビット線BIT,BITバーへの影響
はほとんど生じない。したがって、この場合には、従来
と同様に、メモリセルMRCのデータを迅速かつ確実に
読み出すことができる。
【0049】これに対して、書き込み動作の場合には、
例えばワード線WL1と列選択信号Y1がHレベルになっ
たとすると、選択された列Col1のビット線BIT1バ
ーの電位が急激に大きく変化するので、隣接する非選択
の列Col2のビット線BIT2へのカップリングによる
影響も大きくなる。しかも、列Col2でビット線BI
T2,BIT2バーに接続される非選択のメモリセルMR
C3は、図12に示した高抵抗プルアップ型のものであ
るため、このようなカップリングによりビット線BIT
2の電位が低下すると、データが破壊され易くなる。し
かしながら、本実施形態のビット線プリチャージ回路1
は、この書き込み動作の開始前に、プリチャージ回路1
aのNMOSトランジスタN1をONにして、ビット線
BIT,BITバーをプリチャージレベルにチャージし
た後に、ライトプリチャージ回路1bのPMOSトラン
ジスタP2をONにして、このビット線BIT,BIT
バーの電位をプリチャージレベルよりもさらに一定レベ
ルだけ高い電圧に変化させる。したがって、列Col2
のビット線BIT2の電位が寄生容量Cのカップリング
によって低下した場合にも、この電位変化が従来よりも
高い電圧レベルで推移するので、非選択のメモリセルM
RC3のデータが破壊されるようなおそれがなくなる。
【0050】また、図5に示すように、時刻t1にプリ
チャージ信号EQ0がLレベルに立ち下がってプリチャ
ージ回路1aによるチャージが完了した時に、ビット線
BIT1,BIT1バーの電位は正規のプリチャージレベ
ルである電圧V2(約2.4V)に達しているが、ビッ
ト線BIT2,BIT2バーの電位が、直前のアクセスの
影響でこの電圧V2よりも低い電圧V1(約2.25V)
までしかチャージされていなかったような場合にも、こ
の時刻t1から時刻t2までの短い所定期間にライトプリ
チャージ信号WPRバーがLレベルに立ち下がるので、
ライトプリチャージ回路1bによりビット線BIT2,
BIT2バーの電位を電圧V2(約2.4V)までチャー
ジすることができる。したがって、その後の時刻t3に
ワード線WL1がHレベルに立ち上がり、ビット線BI
T1バーの電位が直前のアクセスの影響で一旦上昇して
から0V付近まで大きく低下し、ビット線BIT2の電
位も一旦わずかに上昇してから比較的大きく低下して
も、メモリセルMRC3の内部ノードND1と内部ノード
ND2の電圧レベルが反転するようなことはなくなり、
時刻t14にワード線WL1がLレベルに立ち下がり再び
プリチャージ信号EQ0がHレベルに立ち上がって書き
込み動作が完了しても、データの破壊が発生しない。
【0051】なお、上記説明では、ビット線プリチャー
ジ回路1のライトプリチャージ回路1bに、図3に示し
たPMOSトランジスタP2を用いたものを例示した。
そして、このPMOSトランジスタP2は、プリチャー
ジ回路1aのNMOSトランジスタN1と同じ半導体基
板上に形成されるのが通常である。ただし、図6に示す
ように、このPMOSトランジスタP2をPチャンネル
のTFTによって構成することもできる。TFTは、半
導体基板などの上層に成膜されたポリシリコン薄膜など
を用いて形成するMOS−FETである。したがって、
このTFTをNMOSトランジスタN1の上層に絶縁層
を介して重ねて形成することができ、これによってライ
トプリチャージ回路1bを設けるためのレイアウト面積
の増加をなくすことができる。
【0052】また、上記ライトプリチャージ回路1b
は、図7に示すように、プリチャージ回路1aのNMO
SトランジスタN1のしきい値電圧Vth1よりも低いしき
い値電圧Vth2を有するNMOSトランジスタN2を用い
て構成することもできる。このNMOSトランジスタN
2は、ドレインDが電源VCCに接続され、ソースSが対
応するビット線BIT,BITバーに接続され、ゲート
GにHアクティブのライトプリチャージ信号WPRが入
力されるようになっている。このビット線プリチャージ
回路1は、プリチャージ信号EQ0がHレベルになる
と、プリチャージ回路1aのNMOSトランジスタN1
を介して、ビット線BIT,BITバーを電源電圧VCC
よりもしきい値電圧Vth1だけ低い電圧までチャージ
し、書き込み動作時にライトプリチャージ信号WPRが
Hレベル(アクティブ)になると、ライトプリチャージ
回路1bのNMOSトランジスタN2を介して、このビ
ット線BIT,BITバーを電源電圧VCCよりもしきい
値電圧Vth2だけ低い電圧までチャージする。そして、
しきい値電圧Vth2はしきい値電圧Vth1よりも低いの
で、ライトプリチャージ回路1bによるチャージ電圧の
方がプリチャージ回路1aによるチャージ電圧よりも高
い電圧となり、図3や図6に示したライトプリチャージ
回路1bと同様の機能を果たすことができる。しかも、
ライトプリチャージ回路1bにこのようなNMOSトラ
ンジスタN2を用いた場合には、プリチャージ回路1a
のNMOSトランジスタN1と同じチャンネル型となり
半導体基板上の同一ウエル上に形成できるので、ウエル
を分割することによるレイアウト面積の増加を抑制する
ことができる。
【0053】(実施形態2)図8〜図9に本発明の実施
形態2を示す。なお、図1〜図7に示した実施形態1と
同様の機能を有する構成部材には同じ符号を付記して説
明を省略する。
【0054】本実施形態では、図14に示した高抵抗プ
ルダウン型のメモリセルを備えたSRAMのビット線プ
リチャージ回路について説明する。このSRAMも、図
1に示した実施形態1とほぼ同様の構成であるが、ビッ
ト線BIT,BITバーがそれぞれビット線プリチャー
ジ回路1を介して接地GNDに接続される点で相違す
る。即ち、この実施形態2では、各ビット線プリチャー
ジ回路1は、図8に示すように、対応するビット線BI
T,BITバーをプリチャージ回路1aとライトプリチ
ャージ回路1bとを介して接地GNDに接続した構成と
なっている。
【0055】プリチャージ回路1aは、ソースSが対応
するビット線BIT,BITバーに接続され、ドレイン
Dが接地GNDに接続され、ゲートGにLアクティブの
プリチャージ信号EQ0バーが入力される1個のPMO
SトランジスタP3からなる。したがって、書き込み動
作と読み出し動作の前のプリチャージ期間に、プリチャ
ージ信号EQ0バーがLレベル(アクティブ)になる
と、このPMOSトランジスタP3がONになり、ビッ
ト線BIT,BITバーが接地GNDに接続される。た
だし、この場合のビット線BIT,BITバーの電位
は、接地GNDの電圧よりもPMOSトランジスタP3
のしきい値電圧Vthだけ高いプリチャージレベルの電圧
までチャージ(放電)される。また、このプリチャージ
信号EQ0バーがLレベルになると、図示しないMOS
トランジスタを介して、各列Colのビット線BIT,
BITバーが相互に接続されこの電圧が均等化される。
【0056】ライトプリチャージ回路1bは、ライトプ
リチャージ信号WPRがアクティブになった場合に、ビ
ット線BIT,BITバーをプリチャージ回路1aより
も低電圧にチャージすることができる回路であり、図8
では、ドレインDが対応するビット線BIT,BITバ
ーに接続され、ソースSが接地GNDに接続され、ゲー
トGにHアクティブのライトプリチャージ信号WPRが
入力される1個のNMOSトランジスタN4による構成
を例示している。
【0057】したがって、書き込み動作の場合に、プリ
チャージ信号EQ0バーがHレベル(非アクティブ)に
立ち上がってから書き込み動作が開始されるまでの所定
期間に、ライトプリチャージ信号WPRがHレベル(ア
クティブ)になると、このNMOSトランジスタN4が
ONになり、ビット線BIT,BITバーが接地GND
に接続される。しかも、この場合には、NMOSトラン
ジスタN4がビット線BIT,BITバーの電位にかか
わりなくON状態を維持できるので、このビット線BI
T,BITバーの電位を接地GNDの電圧までチャージ
(放電)できる。
【0058】ただし、ビット線BIT,BITバーのチ
ャージには、NMOSトランジスタN4の電流駆動能力
などに応じてある程度長い時間を要するので、ライトプ
リチャージ信号WPRがHレベルとなる所定期間を調整
することにより、このビット線BIT,BITバーの電
位を、プリチャージ期間にチャージされた電圧よりは低
電圧であるが、接地GNDの電圧よりは十分に高い電圧
までチャージする。
【0059】上記構成により、本実施形態のSRAM
は、読み出し動作時には、ビット線プリチャージ回路1
がプリチャージ回路1aのPMOSトランジスタP3の
みをONにして、ビット線BIT,BITバーを通常の
プリチャージレベルにチャージする。そして、この場合
には寄生容量Cのカップリングによる影響も小さいの
で、メモリセルMRCのデータを迅速かつ確実に読み出
すことができる。
【0060】これに対して、書き込み動作の場合には、
寄生容量Cのカップリングにより、隣接する非選択のビ
ット線BIT,BITバーの電位が変動する。しかも、
本実施形態のメモリセルMRCは、図14に示した高抵
抗プルダウン型のものであるため、このようなカップリ
ングによりビット線BIT,BITバーの電位が上昇す
ると、データが破壊され易くなる。しかしながら、本実
施形態のビット線プリチャージ回路1は、この書き込み
動作の開始前に、プリチャージ回路1aのPMOSトラ
ンジスタP3をONにして、ビット線BIT,BITバ
ーをプリチャージレベルにチャージした後に、ライトプ
リチャージ回路1bのNMOSトランジスタN4をON
にして、このビット線BIT,BITバーの電位をプリ
チャージレベルよりもさらに一定レベルだけ低い電圧に
変化させる。したがって、隣接するビット線BIT,B
ITバーの電位が寄生容量Cのカップリングによって上
昇した場合にも、この電位変化が従来よりも低い電圧レ
ベルで推移するので、非選択のメモリセルMRCのデー
タが破壊されるようなおそれがなくなる。
【0061】なお、上記説明では、ビット線プリチャー
ジ回路1のライトプリチャージ回路1bに、図8に示し
たNMOSトランジスタN4を用いたものを例示した。
しかし、ライトプリチャージ回路1bは、図9に示すよ
うに、プリチャージ回路1aのPMOSトランジスタP
3のしきい値電圧Vth3よりも低いしきい値電圧Vth4を
有するPMOSトランジスタP4を用いて構成すること
もできる。このPMOSトランジスタP4は、ソースS
が対応するビット線BIT,BITバーに接続され、ド
レインDが接地GNDに接続され、ゲートGにLアクテ
ィブのライトプリチャージ信号WPRバーが入力される
ようになっている。
【0062】このビット線プリチャージ回路1は、プリ
チャージ信号EQ0バーがLレベルになると、プリチャ
ージ回路1aのPMOSトランジスタP3を介して、ビ
ット線BIT,BITバーを接地GNDの電圧よりもし
きい値電圧Vth3だけ高い電圧までチャージ(放電)
し、書き込み動作時にライトプリチャージ信号WPRバ
ーがLレベル(アクティブ)になると、ライトプリチャ
ージ回路1bのPMOSトランジスタP4を介して、こ
のビット線BIT,BITバーを接地GNDの電圧より
もしきい値電圧Vth4だけ高い電圧までチャージ(放
電)する。そして、しきい値電圧Vth4はしきい値電圧
Vth3よりも低いので、ライトプリチャージ回路1bに
よるチャージ電圧の方がプリチャージ回路1aによるチ
ャージ電圧よりも低い電圧となり、図8に示したライト
プリチャージ回路1bと同様の機能を果たすことができ
る。しかも、ライトプリチャージ回路1bにこのような
PMOSトランジスタP4を用いた場合には、プリチャ
ージ回路1aのPMOSトランジスタP3と同じチャン
ネル型となり半導体基板上の同一ウエル上に形成できる
ので、ウエルを分割することによるレイアウト面積の増
加を抑制することができる。
【0063】また、本実施形態の場合にも、図8に示し
たライトプリチャージ回路1bのNMOSトランジスタ
N4をTFTによって構成することができる。
【0064】なお、上記各実施形態1,2では、SRA
Mのビット線プリチャージ回路1について説明したが、
本発明は、同様の課題を有する他の半導体記憶装置のビ
ット線プリチャージ回路にも適用可能である。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明の半導体記憶装置の
ビット線プリチャージ回路によれば、書き込み動作時に
選択されたビット線からの静電誘導により非選択のビッ
ト線の電位が変化した場合にも、この変化分をライトプ
リチャージ回路が予め補償するので、この非選択のビッ
ト線に接続されるメモリセルのデータが破壊されるのを
防止することができる。
【0066】この際、ビット線の電位が低くなるとデー
タが破壊され易くなる高抵抗プルアップ型のSRAMメ
モリセルを使用する場合には、ライトプリチャージ回路
がビット線の電位をプリチャージレベルよりもさらに一
定レベルだけ高電位に変化させることにより、このビッ
ト線の電位の低電圧側への変化分を相殺し、非選択のメ
モリセルのデータを保護する。また、ビット線の電位が
高くなるとデータが破壊され易くなる高抵抗プルダウン
型のSRAMメモリセルを使用する場合には、ライトプ
リチャージ回路がビット線の電位をプリチャージレベル
よりもさらに一定レベルだけ低電位に変化させることに
より、このビット線の電位の高電圧側への変化分を相殺
し、非選択のメモリセルのデータを保護する。
【0067】しかも、プリチャージ回路のNMOSトラ
ンジスタ上に形成したTFTによってライトプリチャー
ジ回路のPMOSトランジスタを構成すれば、レイアウ
ト面積の増加を防止できる。また、ライトプリチャージ
回路のMOSトランジスタをプリチャージ回路のMOS
トランジスタと同じチャンネル型にすれば、これらを同
一ウエル上に形成できるので、ウエルの分割によるレイ
アウト面積の増加を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示すものであって、SR
AMの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1を示すものであって、ビッ
ト線プリチャージ回路の構成を示す回路図である。
【図3】本発明の実施形態1を示すものであって、ビッ
ト線プリチャージ回路の具体的構成を示す回路図であ
る。
【図4】本発明の実施形態1を示すものであって、プリ
チャージ信号EQ0とライトプリチャージ信号WPRバ
ーの関係をタイムチャートで示す図である。
【図5】本発明の実施形態1を示すものであって、SR
AMの書き込み動作をタイムチャートで示す図である。
【図6】本発明の実施形態1を示すものであって、ビッ
ト線プリチャージ回路の他の具体的構成を示す回路図で
ある。
【図7】本発明の実施形態1を示すものであって、ビッ
ト線プリチャージ回路のさらに他の具体的構成を示す回
路図である。
【図8】本発明の実施形態2を示すものであって、ビッ
ト線プリチャージ回路の具体的構成を示す回路図であ
る。
【図9】本発明の実施形態2を示すものであって、ビッ
ト線プリチャージ回路の他の具体的構成を示す回路図で
ある。
【図10】従来例を示すものであって、SRAMの構成
を示すブロック図である。
【図11】従来例を示すものであって、ビット線プリチ
ャージ回路の構成を示す回路図である。
【図12】高抵抗プルアップ型のメモリセルの構成を示
す回路図である。
【図13】従来例を示すものであって、SRAMの書き
込み動作を示すタイムチャートで示す図である。
【図14】高抵抗プルダウン型のメモリセルの構成を示
す回路図である。
【符号の説明】
1 ビット線プリチャージ回路 1a プリチャージ回路 1b ライトプリチャージ回路 WL ワード線 MRC メモリセル BIT,BITバー ビット線 N NMOSトランジスタ P PMOSトランジスタ R 高抵抗

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のワード線と複数本または複数対
    のビット線がそれぞれ行列方向に配設されると共に、各
    ビット線または各ビット線対に複数のメモリセルがそれ
    ぞれ異なるワード線によって制御されるスイッチ素子を
    介して接続された半導体記憶装置において、書き込み動
    作と読み出し動作の前に、全てのビット線の電位を電源
    電圧と接地電圧とのほぼ中間のプリチャージレベルにチ
    ャージするビット線プリチャージ回路であって、 書き込み動作を行う際、その動作の開始前に、プリチャ
    ージレベルにチャージされたビット線の電位をさらに一
    定レベルだけ変化させるライトプリチャージ回路を備え
    た半導体記憶装置のビット線プリチャージ回路。
  2. 【請求項2】 前記ライトプリチャージ回路が、プリチ
    ャージレベルにチャージされたビット線の電位をさらに
    一定レベルだけ高電位に変化させるものである請求項1
    記載の半導体記憶装置のビット線プリチャージ回路。
  3. 【請求項3】 前記ライトプリチャージ回路が、プリチ
    ャージレベルにチャージされたビット線の電位をさらに
    一定レベルだけ低電位に変化させるものである請求項1
    記載の半導体記憶装置のビット線プリチャージ回路。
  4. 【請求項4】 前記メモリセルが、第1と第2のNMO
    Sトランジスタを備え、該第1と第2のNMOSトラン
    ジスタにおけるドレインをそれぞれ高抵抗を介して電源
    に接続し、ソースをそれぞれ接地し、ゲートをそれぞれ
    他方のNMOSトランジスタのドレインに接続した高抵
    抗プルアップ型のSRAMメモリセルである請求項2記
    載の半導体記憶装置のビット線プリチャージ回路。
  5. 【請求項5】 前記メモリセルが、第1と第2のPMO
    Sトランジスタを備え、該第1と第2のPMOSトラン
    ジスタにおけるソースをそれぞれ電源に接続し、ドレイ
    ンをそれぞれ高抵抗を介して接地し、ゲートをそれぞれ
    他方のPMOSトランジスタのドレインに接続した高抵
    抗プルダウン型のSRAMメモリセルである請求項3記
    載の半導体記憶装置のビット線プリチャージ回路。
  6. 【請求項6】 前記プリチャージ回路は、各ビット線ご
    とに設けられたNMOSトランジスタを有し、該各NM
    OSトランジスタのドレインが電源に接続され、そのソ
    ースがそれぞれ対応するビット線に接続され、プリチャ
    ージ期間にHレベルとなるプリチャージ信号がそのゲー
    トに入力される構成としたものであり、 前記ライトプリチャージ回路は、各ビット線ごとに設け
    られたPMOSトランジスタを有し、該各PMOSトラ
    ンジスタのソースが電源に接続され、そのドレインがそ
    れぞれ対応するビット線に接続され、書き込み動作の直
    前であってプリチャージ期間の終了後の所定期間にLレ
    ベルとなるライトプリチャージ信号がそのゲートに入力
    される構成としたものである請求項2または4記載の半
    導体記憶装置のビット線プリチャージ回路。
  7. 【請求項7】 前記ライトプリチャージ回路のPMOS
    トランジスタがTFTによって構成されている請求項6
    記載の半導体記憶装置のビット線プリチャージ回路。
  8. 【請求項8】 前記プリチャージ回路は、各ビット線ご
    とに設けられた第1のNMOSトランジスタを有し、該
    各第1のNMOSトランジスタのドレインが電源に接続
    され、そのソースがそれぞれ対応するビット線に接続さ
    れ、プリチャージ期間にHレベルとなるプリチャージ信
    号がそのゲートに入力される構成としたものであり、 前記ライトプリチャージ回路は、各ビット線ごとに設け
    られ、第1のNMOSトランジスタよりもしきい値電圧
    が低い第2のNMOSトランジスタを有し、該各第2の
    NMOSトランジスタのドレインが電源に接続され、そ
    のソースがそれぞれ対応するビット線に接続され、書き
    込み動作の直前であってプリチャージ期間の終了後の所
    定期間にHレベルとなるライトプリチャージ信号がその
    ゲートに入力される構成としたものである請求項2また
    は4記載の半導体記憶装置のビット線プリチャージ回
    路。
  9. 【請求項9】 前記プリチャージ回路は、各ビット線ご
    とに設けられたPMOSトランジスタを有し、該各PM
    OSトランジスタのソースがそれぞれ対応するビット線
    に接続され、そのドレインが接地され、プリチャージ期
    間にLレベルとなるプリチャージ信号がそのゲートに入
    力される構成としたものであり、 前記ライトプリチャージ回路は、各ビット線ごとに設け
    られたNMOSトランジスタを有し、該各NMOSトラ
    ンジスタのドレインがそれぞれ対応するビット線に接続
    され、そのソースが接地され、書き込み動作の直前であ
    ってプリチャージ期間の終了後の所定期間にHレベルと
    なるライトプリチャージ信号がそのゲートに入力される
    構成としたものである請求項3または5記載の半導体記
    憶装置のビット線プリチャージ回路。
  10. 【請求項10】 前記プリチャージ回路は、各ビット線
    ごとに設けられた第1のPMOSトランジスタを有し、
    該各第1のPMOSトランジスタのソースがそれぞれ対
    応するビット線に接続され、そのドレインが接地され、
    プリチャージ期間にLレベルとなるプリチャージ信号が
    そのゲートに入力される構成としたものであり、 前記ライトプリチャージ回路は、各ビット線ごとに設け
    られ、第1のPMOSトランジスタよりもしきい値電圧
    が低い第2のPMOSトランジスタを有し、該各第2の
    PMOSトランジスタのソースがそれぞれ対応するビッ
    ト線に接続され、そのドレインが接地され、書き込み動
    作の直前であってプリチャージ期間の終了後の所定期間
    にLレベルとなるライトプリチャージ信号がそのゲート
    に入力される構成としたものである請求項3または5記
    載の半導体記憶装置のビット線プリチャージ回路。
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