JPH1011189A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JPH1011189A
JPH1011189A JP8181166A JP18116696A JPH1011189A JP H1011189 A JPH1011189 A JP H1011189A JP 8181166 A JP8181166 A JP 8181166A JP 18116696 A JP18116696 A JP 18116696A JP H1011189 A JPH1011189 A JP H1011189A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】情報処理本体部とキーボード部を非接触で光学
的に接続させ、耐久性、信頼性を向上し、情報処理本体
部とキーボード部の間で機構的に認証鍵を持たせ、本体
とキーボードの間のセキュリティを確保し、安全性を向
上する装置の提供。 【解決手段】情報処理本体部に赤外線通信インターフェ
ースを備え、キーボード部は情報処理本体部の赤外線通
信インターフェースと対向する位置に設け、情報処理本
体部とキーボード部を分離、一体化させるためのキーボ
ード部に情報処理本体部が入る係合用溝を設け、一体化
させる時にキーボード部にフックを係止させ、キーボー
ドから情報処理本体部を着脱するための本体着脱スイッ
チをキーボード側に設け、情報処理本体部とキーボード
間の認証を行うため構造的に一致する鍵と鍵溝を設け、
所有者の情報処理本体部とキーボード以外、一体化して
使用できないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入力装置に関し、特
にCPUを搭載し表示部を備えた情報処理装置の入力装
置において付加的な入力装置としてのキーボードに関す
る。また、本発明は、入力装置において赤外線信号によ
り情報処理装置とデータの授受を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の入力装置の従来技術を以下に説
明する。
【0003】(1)例えば特開平6−214696号公
報には、外部入力装置であるキーボードやトラックボー
ルの操作信号を赤外線のリモコンのコード信号を利用し
て周辺装置からリモコン信号を受信する装置側に送信
し、一方通行のデータ通信を行うことにより操作性を向
上した、リモコン信号を用いたワイヤレス方式のコンピ
ュータ入力方式が提案されている。
【0004】(2)また、特開昭61−9717号公報
には、パーソナルコンピュータとワイヤレスキーボード
を赤外線によって接続し、キーボードのデータを送信
し、誤りを検出したとき、所定の制御を行うことによ
り、赤外線通信における誤りを回避するようにした構成
が提案されている。
【0005】(3)さらに、特開平4−295913号
公報には、データ入力装置と本体との電気的な接続があ
る場合は有線方式でのデータ転送を行い、電気的な接続
が切断された場合には赤外線通信を介してデータが伝送
される遠隔モードに切り替える機構を備えたデータ入力
装置が提案されている。
【0006】(4)また、特開昭61−78233号公
報には、特定のエリア内に敷設された情報伝送路を用い
てワークステーション等情報処理装置相互間で送受を行
うシステムにおいて情報伝送路と各情報処理装置間での
情報の送受を赤外線を用いて行う方式が提案されてい
る。
【0007】(5)一方、赤外線を使用しない場合に
は、キーボード部と装置本体部を有線のケーブルなどで
接続し、それぞれの間のデータ通信を電気的に接続して
行うという方式もある。
【0008】ところで、キーボードと装置本体部のデー
タ通信を赤外線により行うと、光が拡散し、近くにある
機器は互いに影響しあうことになる。
【0009】(6)特開平7−56062号公報には、
正確で効率的な相互接続ができる光ファイバのインター
フェースとその製造方法を提供するためにレンズ・デバ
イスを用い光に方向性を持たせることで光電インターフ
ェースの位置あわせを行う方式が提案されており、また
光信号を電気デバイスに接続するためにフォト・デバイ
スを用いて光信号を電気信号に変換している。実開平4
−85752号公報、実開昭63−185256号公報
には、光通信インターフェースを行う機器に使用される
発光素子の作成方法が記載されている。
【0010】(7)また、特開平5−204796号公
報には、光通信インターフェースを使用して携帯端末を
外部光信号によって自動立ち上げを可能とした携帯型電
子機器の構成が提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術は下
記に記載の問題点を有している。
【0012】上記(1)の方式においては、データ通信
をキーボード側から装置本体側への一方向のみの通信で
あるため、空中伝送路の遮断などによるデータの脱落に
より再転送などができない、という問題が生じる。
【0013】また、上記(2)の方式においては、デー
タ脱落を減少させるために、キーボード側と装置本体側
に双方向でのデータ通信を行い脱落が起きた際に何等か
の処理を行う具体的な手段が実装されていない、という
ことである。すなわち、データ脱落を減少させるために
は、双方向でデータ通信を行うとは記載されているが、
上記(2)の従来方式においては、データが欠けたとき
の判定方法やデータが欠落したときに、復旧または救済
処理を行う手だてを欠いている。
【0014】また、キーボードが電気的に接続されてい
るときは、キーボードと本体装置側のデータ通信を有線
で行いキーボードが電気的に切断された場合には赤外線
通信によりデータ通信を行うという上記(3)の方式に
おいては、赤外線通信を行うときのキーボードと装置本
体部との赤外線送受信部の位置関係が解決されていな
い。すなわち、キーボードと装置本体部との赤外線送受
信部の位置関係が決まっていないために、キーボードと
本体の配置の仕方によっては、データ通信ができないな
どの問題が生じる。
【0015】さらに、上記(4)の情報通信方式におい
ては、ワークステーション間と情報伝送路間の赤外線デ
ータの情報送受の方式が具体的に示されていず、実際上
どのような形で相互間のデータ通信を行うかがわからな
い。また、赤外線送受信機とそれぞれの機器の接続方
法、データ通信を行う方法が具体的に示されておらず、
赤外線送受信機をワークステーションに何等かの形で接
続し、有線伝送路に何等かの形で接続するしかないため
実際どのようにして赤外線送受信機を使用しデータ通信
を行うが示されていず、エラー訂正や再送処理が行われ
ず実用上はデータ通信がまともにできないからである。
【0016】そして、上記(5)の方式においては、キ
ーボードと本体の間の接続を有線で行うためコード及び
コネクタを使用して機械的に接続をする必要があるが、
キーボードと装置本体部を機械的に接続を行うと通常の
入力に例えばタッチパネルなどの本体一体型のキーボー
ド以外の入力手段を使用し、タイピング的な入力を行う
ときのみキーボードを使用するといった場合、頻繁にキ
ーボードと本体の接続、及び切り放しを行うため、何度
も挿抜していると接続部が消耗して接触不良を起こし、
キーボードのデータ転送が正常に行われなくなる、とい
う問題点を有している。
【0017】前述したように、キーボードと装置本体間
のキーボードデータのやり取りを赤外線信号で行う方式
においては、光が拡散してしまうため、他の赤外線を発
する機器の近くにある場合は、赤外線信号が妨害され、
キーボードと装置本体間の通信ができなくなるという問
題を有してる。また、逆に言えば、他の機器のキーボー
ドと装置本体間の赤外線信号に乗って出力されたデータ
を盗むことができるということである。すなわち、赤外
線信号は光の信号であるため、対象とするキーボードと
装置本体部以外の赤外線通信機器が近くで通信している
場合は他の機器の赤外線の拡散光により赤外線が干渉し
てしまい、各々の赤外線通信が妨害されるためである。
キーボードから出力されたデータの中には秘匿性のある
ものも含まれているため、所有者の関知しないところで
データが盗まれるということは回避しなければならな
い。
【0018】また、上記(6)の方式においては、光信
号同士を接続する方法については記載されていない。
【0019】さらに、上記(7)の方式においては、携
帯端末をキーボードに接続して、キーボードと携帯端末
の間のデータ通信を行う場合は、キーボードと携帯端末
の位置決めを考えて赤外線通信インターフェースを取り
付けないと、実際には使用が困難な装置になってしまう
可能性がある。
【0020】ところで、本体部の入力機構として、キー
ボードを持たない情報処理装置に対して、操作性の向上
の観点からキーボードを使用した方がよい場合がある。
【0021】この場合、最初から情報処理装置の本体に
キーボードをつけてしまうと重量的にも重くなるので、
通常は、タッチパネルやボタンスイッチのみの構成の入
力装置とし、本格的に入力を行う際にのみ、キーボード
を取り付けて使用するという方式がある。
【0022】従って、本発明は、上記事情に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、電気的にキーボードを
取り付けることなく、非接触で光学的に接続させて、耐
久性及び信頼性を向上した装置を提供することにある。
【0023】また、本発明の他の目的は、情報処理本体
部とキーボード部との間で機構的に認証鍵を持たせるこ
とで本体とキーボードの間のセキュリティを確保し、安
全性を向上する装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の入力装置は、赤外線通信インターフェース
を備えた情報処理本体部と、前記情報処理本体部との間
でデータの授受を行う赤外線通信インターフェースを備
え相互の間で赤外線通信を行うキーボード部と、を備
え、前記情報処理本体部と前記キーボード部とが一体化
及び分離自在とされたことを特徴とする。
【0025】また、本発明においては、前記情報処理本
体部とキーボード部を一体化させた際に、それぞれの前
記赤外線通信インターフェースが互いに対向する位置に
配置されて、前記赤外線通信インターフェースを介して
データ通信を行うことを特徴とする。
【0026】さらに、本発明においては、好ましくは、
前記キーボード部にヒンジ部を設け、該ヒンジ部を中心
として前記キーボード部を折り畳み自在とし、前記情報
処理本体部と前記キーボード部とが一体化された場合に
おいても前記キーボード部が折り畳み自在に構成しても
よい。
【0027】また、本発明においては、前記キーボード
部と前記情報処理本体部とを一体化するときに、それぞ
れが簡単に分離しないように、前記キーボード部側と前
記情報処理本体部とに、これらを一体化した際に互いに
係止する係合手段を設けたことを特徴とする。そして、
本発明においては、好ましくは、前記キーボード部側
に、前記情報処理本体部を一体化及び分離を制御する着
脱スイッチが備えられる。
【0028】さらに、本発明においては、前記キーボー
ド部に認証用の鍵を備え、前記情報処理本体部に、キー
ボード識別用の鍵溝を備え、前記情報処理本体部の鍵溝
と前記キーボード部の鍵が構造的に合致したときにのみ
前記情報処理本体部と前記キーボード部とが一体化され
る、ように構成される。
【0029】本発明の原理・作用を以下に説明する。本
発明は、本体とキーボードの間の接続を赤外線によって
行うことで、機械的、または電気的な接続を省いたもの
であり、キーボードから装置本体側にキースキャンデー
タを転送する時に、キーボードと装置本体側のデータ授
受を双方向に行うことで、キースキャンデータの転送エ
ラーが生じたときに装置本体側がデータの再送要求を行
うようにしてデータの取りこぼしを防ぐ。
【0030】また、赤外線信号のキーボードと装置本体
の位置関係を確定させるためにキーボードと装置本体を
一体化させキーボード部と本体部との位置関係を一義的
に決めることで赤外線送受信部の位置を決める。
【0031】さらに、赤外線データ通信における外部妨
害光を遮るためキーボードと装置本体の一体化を行う。
【0032】キーボードと装置本体の間で認証鍵を持た
せ、本体所有者以外の者がキーボードと装置本体を一体
化させて使用することができないようにする。
【0033】本発明によれば、キーボード部と装置本体
部のデータ通信を赤外線により行うことで、機械的な接
触や電気的な接触を避けることができるため、磨耗によ
る接触不良の発生を防ぎ、接触不良によるキーボードデ
ータのデータ転送エラーを避けることができる。
【0034】また、キーボードと装置本体部を一体化す
ることで赤外線送受信部の位置決めを正確に行うことが
でき、位置ずれによる赤外線信号の非到達を避けること
ができる。
【0035】さらに、一体化することで他の赤外線通信
機器からの外部妨害光を遮ることができるため、赤外線
データ通信におけるデータエラーを避けることができ
る。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して以下に説明する。図1及び図2に、本発明の
実施の形態の構成を示す。図1は、情報処理を行う本体
部と入力手段であるキーボードを一体化した状態を示す
図である。
【0037】図1において、IR(Infra Re
d)101は、キーボード部103の赤外線データ送受
信部であり、IR102は本体部104の赤外線データ
送受信部である。キーボード部103は赤外線データ送
受信部を備えた、押しボタン入力方式のキーボードから
なる。本体部104は、CPUを備え、データ処理等の
情報処理を行い、IR101とIR102を通して赤外
線信号により、キーボード部103とデータの授受を行
う。また、キーボード部103は、キーボードのキース
キャン情報を赤外線のデータに変換し、その情報を本体
部104に引き渡す。
【0038】図2は、キーボード部103と本体部10
4を分離した状態を模式的に示す図である。すなわち、
キーボード部103は、情報処理部である本体部104
と着脱自在とされ、キーボードを使用するときには、図
1に示すように、キーボード部103と本体部104を
一体化して使用し、キーボードを使用しないときには、
本体部104をキーボード部103から切り放した状態
で使用する。キーボード部103から分離された本体部
104においては、本体部104の表示部の例えばタッ
チパネルやボタンスイッチから入力する。
【0039】本発明の実施の形態をより詳細に説明すべ
く、以下に本発明を具体的に例示するための実施例を説
明する。
【0040】図3は、キーボード部と本体部を一体化し
た状態でキーボードを折り畳む様子を模式的に示した図
である。
【0041】キーボード部103はヒンジを基軸として
折り畳み自在な構造とされており、折り畳み後は、図3
(B)に示すように、キーボード部103のキー(押し
ボタン)面と本体部104の表示部とが合わさるような
形で折り畳むように構成される。
【0042】図4は、本体部104とキーボード部10
3を一体化するための係合手段として、キーボード部1
03側に備えられた第1、第2のフック105、106
の位置と、キーボード103側のIR101と本体部1
04側のIR102の取付位置を示したものである。
【0043】本体部104側には、キーボード部103
側の第1、第2のフック105、106と係合する溝
(係止溝)が設けられ、本体部104装着時には、第
1、第2のフック105、106が本体部104に係合
して、キーボード部103から本体部104が外れない
ようにしている。また、キーボード部103側に配置さ
れているIR101と本体部104側に配置されている
IR102は互いに対向する位置に配置されている。
【0044】この場合、対向するIR101、102の
間に赤外線を遮るものがなければデータ通信ができるの
で、本体部104側のIR102は、後に説明する本体
部104側のヒンジ部以外のところに配置させるように
すればよい。
【0045】図5から図7は、キーボード部103に接
続するための本体部104の構造の詳細を示したもので
ある。
【0046】図5は、ふた113を閉めた状態における
本体部104の構造を示す。図5を参照すると、ヒンジ
111は、本体部104と、ふた113の下側に設けら
れた表示部を接続するものであり、ふた113を本体部
104の裏側に移動自在とする可動機構として作用す
る。
【0047】図5において、IR102は本体部側の赤
外線送受信部であり、この部分によりキーボード側の赤
外線送受信部(IR)とデータ通信を行い、キーボード
とデータの授受を行う。
【0048】また、このIR102は、本体部104を
単体で使用したときに、本体部同士で赤外線の通信を行
いやすくするために、本体部の後面に配置されている。
【0049】ふた503は本体部104の表側にある、
LCD等の表示部を保護するためのカバーであり、前記
したように、ヒンジ部111を基軸にして移動可能とさ
れている。
【0050】フック溝114、115は、キーボード部
103と本体部104を一体化するために、キーボード
部103側に設けられたフック105、106(図4参
照)と係止するように、キーボード部103側のフック
と対向する位置に設け、形状はフックの山と対になる形
状とする。
【0051】図6は、ふた113がヒンジ111を基軸
として移動する様子を示した斜視図である。ヒンジ11
1と本体に接続する部分を中心にふた113が、本体部
104のまわりを約360度回転する。
【0052】図7は、図5に示した状態から図6の状態
を経て、ふた113が本体部104の表面から裏面に移
動した状態を示している。
【0053】ふた113を本体部104の裏面に配置さ
せた状態のときは、ヒンジ111は、図5に示す状態で
は、本体部の上側に存在していたものが、図6のヒンジ
111の位置を通過し、最終的に、図7に示すように、
本体部104の下側に移動している。図7に示すよう
に、ふた113は、本体部104の裏面とちょうど張り
付くように配置させる。
【0054】そして、キーボード部103に接続する際
には、図7に示すように、ふた113を本体部104の
裏側に配置させた状態で行う。
【0055】図8は、本体部に接続するためのキーボー
ド部103の構造の一例を示したものである。IR10
1はキースキャンデータを本体部に転送する機能をな
し、本体側のIR102と赤外線データ通信を行う。キ
ーボード部103側からはスキャンデータを送り、本体
側からはキーボード部103の状態を確認するための確
認要求のためのコードがIR102を通してキーボード
部103に送られる。キーボード部103の本体着脱ス
イッチ126は、本体部104との一体化及び分離を制
御するもので、本体部104の一体化時に、すなわちキ
ーボード部103のフック122、123が本体部10
4のフック溝114、115と係止状態にある時、本体
着脱スイッチ126が押下されると、フック122、1
23とフック溝114、115との係合状態が解除さ
れ、本体部104は、キーボード部103から分離可能
とされる。
【0056】図9は、図8に示したキーボードをヒンジ
124を中心に半分に折り畳んだ様子を示している。携
帯時には、図9に示すように、折り畳むことで表示部の
保護を同時に行う。
【0057】図10は、本発明の別の実施例として、本
体部104側とキーボード部103側に認証鍵133を
付加した構成を示す図であり、図10(A)は上面図、
図10(B)は側面図を示している。
【0058】図10において、キーボード側IR101
と本体側IR102は赤外線データを送受信する部分で
あり、この部分は、構造的にキーボード部103側のI
R部101が凸形状になっており、本体部102側のI
R102が凹形状になっている。このように、IR送受
信部の位置決めを行うことで、位置ずれによるIRデー
タ通信エラーを軽減することができる。
【0059】認証鍵133は、本体部104とキーボー
ド部103との間の認証を行う。認証鍵133は本体部
104側で機構的に持つ鍵であり、形状としてはキーボ
ード103部と対になるようにする。
【0060】すなわち、本体部104とキーボード部1
03の認証鍵133が一致しない場合には、本体104
をキーボード部103に装着してキーボードを使用する
ことができない。このようにすることで、本体部104
に唯1つのキーボードを割り当てることを可能とし、本
体部104の所有者以外の者がキーボードを使用するこ
とを許可しないようにしている。
【0061】図11は、図10に示したキーボード部1
03を立体的に示した斜視図である。認証鍵113は、
フック123の配置を邪魔しないように、互いに重なら
ない位置に配置される。
【0062】図12は、本発明の実施例の動作を説明す
るための流れ図であり、キーボード部103と情報処理
本体部104とのキースキャンに関するシーケンスを示
している。
【0063】図12を参照して、キースキャン待ち状態
において(ステップ1201)、キーボードのキーが押
されたか否かをスキャンニング(走査)し、ステップ1
202において、キーが押されたかどうかを判定する。
【0064】キーボード部103は、キーが押された
ら、押下されたキーに対するキーコードを赤外線通信イ
ンターフェース部を介して本体部104に転送する(ス
テップ1203)。
【0065】本体部103側は、IR割り込み(IR1
02で赤外線信号受信によりCPUに通知される割り込
み)待ちにおいて、赤外線データがキーボード部からの
転送を待つ(ステップ1204)。
【0066】IR割り込みが発生したら、ステップ12
05において、本体部104側では、ソフトウェア的に
割り込みベクタにジャンプし、そのベクタの内容からI
Rのデータがキーボードのデータかどうかを判定し(ス
テップ1206)、その判定の結果、キーボードのデー
タの場合、キーボードデータに関する処理を行い(ステ
ップ1207)、その後、再びステップ1204のIR
割り込み待ちに戻る。
【0067】一方、IRのデータがキーボードのデータ
でない場合には、それぞれのIRデータに関する割り込
みの処理を行い(ステップ1208)、その後、ステッ
プ1204のIR割り込み待ちに戻る。
【0068】図13は、本発明の一実施例の動作を説明
するための流れ図であり、本体部104側からの要求で
キーボードの状態取得を行う場合におけるキーボードと
本体の実行シーケンスを示す図である。本体部104側
がキーボード部103に対して、キーボードの状態(ス
テータス)情報を得る際に、以下のシーケンスにより行
う。
【0069】本体部104側がキーボード部103に対
してキーボードの状態取得コードを発生し、本体部10
4のIRインターフェースを介して赤外線データをキー
ボード部103側に転送する。
【0070】キーボード部103側は、IR割り込み
(IR101で赤外線が受信された際にキーボード部の
制御装置に割り込み通知がなされる)待ち状態とされ
(ステップ1301)、割り込みが発生したら(ステッ
プ1302)、IRデータがキーボード状態取得コード
か否かを判定し(ステップ1303)、キーボード状態
取得コードの場合には、キーボードの状態データ(ステ
ータス情報)を本体側104にIRインターフェースを
介して転送する(ステップ1305)。一方、それ以外
の場合には、それぞれのコードに関する処理を行い(ス
テップ1304)、その後、ステップ1301のIR割
り込み待ちに戻る。
【0071】本体部104側は、キーボード状態取得コ
ードの発生(ステップ1306)を行った後に、IR割
り込み待ちの状態に遷移し(ステップ1307)、IR
割り込みが発生した場合(ステップ1308)、IRの
データがキーボード部103のデータであるか否かを判
定し(ステップ1309)、キーボードのデータの場合
には、キーボードデータに関する処理を行い(ステップ
1310)、その後ステップ1307のIR割り込み待
ちに戻る。一方、データがキーボードのデータでない場
合には、それぞれのIRデータに関する処理を行い(ス
テップ1311)、その後ステップ1307IR割り込
み待ちに戻る。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
下記記載の各種効果を奏する。
【0073】本発明の第1の効果は、接続コネクタなど
の電気的な接続を排除し、静電気などの電気的な被害を
回避することができる、ということである。これは、本
発明においては、キーボード部と装置本体部とを赤外線
通信インターフェースによりワイヤレス(無線)方式で
接続することにより、キーボードと本体の電気的な接触
を避けることができるため、人体などから発生して、キ
ーボードを通して入ってくる静電気などが装置本体部ま
で入らないように絶縁されることによる。
【0074】本発明の第2の効果としては、コネクタの
繰り返しの挿抜による、接触部の磨耗の発生を防ぎ、接
触不良による電気的なデータエラーの発生を回避するこ
とができる、ということである。これは、キーボード部
と装置本体部を電気的に接続するコネクタなどを通して
ケーブルにて接続する構成においては、キーボードと装
置本体の分離・一体が頻繁に行われるような状況では、
コネクタ接続部の磨耗が生じ、この磨耗により接触不良
等の発生の頻度が高くなるが、本発明によれば、分離可
能なキーボード部と本体部との間の信号の授受を赤外線
にて行い、電気的な接続を排除したことにより、この問
題を解消し、信頼性、製品寿命を特段に高めるという効
果を奏するものである。
【0075】さらに、本発明の第3の効果として、本体
同士での赤外線通信を容易にするとともに、本体の赤外
線送受信部の配置を換えることなくキーボードを使用で
きるということである。これは、本体部側の赤外線送受
信部を本体後面に配置することで、本体部同士を対向し
てデータ通信が行えるため、本体部同士のデータ通信を
行うときに、配置が複雑にならず、このため本体部同士
の赤外線データ通信が容易に行えることによる。
【0076】また、キーボード側の赤外線送受信部を本
体部と対向の位置に配置することで本体は正位置のまま
キーボードに接続することができるため、本体部の赤外
線送受信部の配置を換えることなくキーボードを使用で
きるという利点を有している。
【0077】さらにまた、本発明の第4の効果として、
情報処理本体部とキーボード部の間で互いのセキュリテ
ィを確保することができる、ということである。これ
は、本発明においては、情報処理本体部に認証鍵溝、キ
ーボード側に認証鍵を持たせることで、この鍵が一致し
ない場合には、構造的(機構的)に情報処理本体部とキ
ーボード部が一体化できないようにしたため、他の所有
者のキーボードに、現所有者の情報処理本体部を接続し
て使用することはできないことによる。また、現所有者
のキーボードに他の所有者の情報処理本体部を接続して
使用することもできないことも明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明するための図であ
り、本体部とキーボード部を一体化した状態を模式的に
示す図である。
【図2】本発明の実施の形態を説明するための図であ
り、本体部とキーボード部を分離した状態を模式的に示
す図である。
【図3】本発明の一実施例を説明するための図であり、
一体化したキーボード部と本体部を折り畳んだ状態を模
式的に示す図である。
【図4】本発明の一実施例を説明するための図であり、
本体部とキーボード部を一体化するためのフックとIR
の位置を示した図である。
【図5】本発明の一実施例を説明するための図であり、
ふたを閉めた状態での本体部の構造を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の一実施例を説明するための図であり、
ふたがヒンジを基軸にして移動する様子を模式的に示し
た斜視図である。
【図7】本発明の一実施例を説明するための図であり、
ふたが本体部の表面から裏面に移動した状態を模式的に
示した斜視図である。
【図8】本発明の一実施例を説明するための図であり、
本体部に接続されるキーボード部の構造を示した斜視図
である。
【図9】本発明の一実施例を説明するための図であり、
ヒンジを中心にキーボード部を半分に折り畳んだ様子を
模式的に示す図である。
【図10】本発明の別の実施例を説明するための図であ
り、本体側とキーボード側に認証鍵を付加した構成を示
す図であり、(A)は上面図、(B)は側面図である。
【図11】図10のキーボード部を立体的に示した斜視
図である。
【図12】本発明の実施例の動作を説明するための流れ
図であり、キーボード部と情報処理本体部とのキースキ
ャンに関するシーケンスを説明するための流れ図であ
る。
【図13】本発明の実施例の動作を説明するための流れ
図であり、本体側からの要求でキーボードの状態取得を
行う場合の実行シーケンスを説明するための流れ図であ
る。
【符号の説明】
101 キーボード側のIR(Infra Red) 102 本体側のIR(Infra Red) 103 キーボード部 104 本体部 111 本体側のヒンジ 113 本体側にある表示部を保護するためのカバー
(ふた) 114 左側のフック溝 115 右側のフック溝 122 左側のフック 123 右側のフック 124 キーボード側のヒンジ 125 キーボード 126 本体着脱スイッチ 128 認証鍵溝

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】赤外線通信インターフェースを備えた情報
    処理本体部と、 前記情報処理本体部との間でデータの授受を行う赤外線
    通信インターフェースを備え相互の間で赤外線通信を行
    うキーボード部と、 を備え、 前記情報処理本体部と前記キーボード部とが一体化及び
    分離自在とされたことを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】前記情報処理本体部とキーボード部を一体
    化させた際に、それぞれの前記赤外線通信インターフェ
    ースが互いに対向する位置に配置されて、前記赤外線通
    信インターフェースを介してデータ通信を行うことを特
    徴とする請求項1記載の入力装置。
  3. 【請求項3】前記キーボード部にヒンジ部を設け、該ヒ
    ンジ部を中心として前記キーボード部を折り畳み自在と
    し、前記情報処理本体部と前記キーボード部とが一体化
    された場合においても前記キーボード部が折り畳み自在
    に構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の入
    力装置。
  4. 【請求項4】前記キーボード部と前記情報処理本体部と
    を一体化するときに、それぞれが簡単に分離しないよう
    に、前記キーボード部側と前記情報処理本体部とに、こ
    れらを一体化した際に互いに係止する係合手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の入
    力装置。
  5. 【請求項5】前記キーボード部側に、前記情報処理本体
    部を一体化及び分離を制御する着脱スイッチを備えたこ
    とを特徴とする請求項4記載の入力装置。
  6. 【請求項6】前記キーボード部に認証用の鍵を備え、 前記情報処理本体部に、キーボード識別用の鍵溝を備
    え、 前記情報処理本体部の鍵溝と前記キーボード部の鍵が構
    造的に合致したときにのみ前記情報処理本体部と前記キ
    ーボード部とが一体化される、ことを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか一に記載の入力装置。
  7. 【請求項7】前記キーボード部のキースキャンデータを
    赤外線信号にて前記情報処理本体部に転送し、 前記情報処理本体部は、前記赤外線信号の入力をトリガ
    として割り込みを発生させ、 前記赤外線信号の入力が前記キーボード部のキースキャ
    ンデータの場合には、キーボードデータ取得及びキーボ
    ードデータに関する所定の処理を行うことを特徴とする
    請求項1〜6のいずれか一に記載の入力装置。
  8. 【請求項8】前記情報処理本体部側から前記キーボード
    部に対してキーボードの状態取得要求を行う際に、 前記情報処理本体部から状態取得の要求を前記キーボー
    ド部に対して赤外線信号にて発生し、 前記キーボード部は前記赤外線信号を受信した際に前記
    キーボード内部の制御手段に赤外線信号受信に対する割
    り込みを発生し、 割り込みがキーボード状態取得の要求の場合には、キー
    ボードの状態を前記情報処理本体部に赤外線信号にて転
    送することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一に記
    載の入力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7349201B2 (en) 2003-05-12 2008-03-25 Fujitsu Limited Electronic apparatus
US7440267B2 (en) 2003-05-12 2008-10-21 Fujitsu Limited Electronic apparatus

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