JPH10111725A - パワーラインコンディショナの補償電力分担方式 - Google Patents
パワーラインコンディショナの補償電力分担方式Info
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- JPH10111725A JPH10111725A JP8266440A JP26644096A JPH10111725A JP H10111725 A JPH10111725 A JP H10111725A JP 8266440 A JP8266440 A JP 8266440A JP 26644096 A JP26644096 A JP 26644096A JP H10111725 A JPH10111725 A JP H10111725A
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- Japan
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- power
- current
- harmonic
- compensation
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/30—Reactive power compensation
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- Control Of Electrical Variables (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 障害電力が装置容量大きい場合、補償比率を
可変にして各障害電流に多くの補償容量を分担させる。 【解決手段】 パワーラインコンデイショナの補償電流
演算部15の高調波電流補償回58で高調波電力を演算
し、高調波電力分担設定値との比をとり求めた高調波電
流に掛けて高調波電流指令値とする。電圧安定化補償回
路21で基本波無効電力を演算し、電圧安定化補償電力
分担設定値との比をとり求めた基本波無効電流に掛けて
電圧安定値補償電流指令値とする。無効電力補償回路3
1は基本波無効電力分担設定値を電源電圧で割って無効
電力補償指令値とする。逆相分電流補償回路42は逆相
分電力を演算し、逆相分電力分担設定値との比をとり逆
相分有効電流に掛けて逆相電流指令値とする。
可変にして各障害電流に多くの補償容量を分担させる。 【解決手段】 パワーラインコンデイショナの補償電流
演算部15の高調波電流補償回58で高調波電力を演算
し、高調波電力分担設定値との比をとり求めた高調波電
流に掛けて高調波電流指令値とする。電圧安定化補償回
路21で基本波無効電力を演算し、電圧安定化補償電力
分担設定値との比をとり求めた基本波無効電流に掛けて
電圧安定値補償電流指令値とする。無効電力補償回路3
1は基本波無効電力分担設定値を電源電圧で割って無効
電力補償指令値とする。逆相分電流補償回路42は逆相
分電力を演算し、逆相分電力分担設定値との比をとり逆
相分有効電流に掛けて逆相電流指令値とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統の高調波
電流,電源電圧,逆相電流を補償するパワーラインコン
ディショナにおけるそれらの補償電力の分担方式に関す
るものである。
電流,電源電圧,逆相電流を補償するパワーラインコン
ディショナにおけるそれらの補償電力の分担方式に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来パワーラインコンディショナ(以下
PLCと記す)の構成を図6に示す。同図において、1
は三相電源、3は電力ライン、4は負荷、10(11〜
18)はPCL、11はグレエツ結線電圧型インバー
タ、12はPT1で検出した電源相電圧の実効値VSを求
める電源相電圧実効値演算部、15はこの電源相電圧実
効値と電流検出器CT1で検出した負荷電流から補償し
ようとする障害電流を求める補償電流演算部、16はこ
の補償電流と電流検出器CT2で検出したインバータ出
力電流の偏差を検出する減算器、17はこの偏差が0と
なるように制御する電流制御部、18はこの電流制御部
からの信号を受けてインバータをPWM制御するPWM
制御回路である。
PLCと記す)の構成を図6に示す。同図において、1
は三相電源、3は電力ライン、4は負荷、10(11〜
18)はPCL、11はグレエツ結線電圧型インバー
タ、12はPT1で検出した電源相電圧の実効値VSを求
める電源相電圧実効値演算部、15はこの電源相電圧実
効値と電流検出器CT1で検出した負荷電流から補償し
ようとする障害電流を求める補償電流演算部、16はこ
の補償電流と電流検出器CT2で検出したインバータ出
力電流の偏差を検出する減算器、17はこの偏差が0と
なるように制御する電流制御部、18はこの電流制御部
からの信号を受けてインバータをPWM制御するPWM
制御回路である。
【0003】PLCは電力系統の高調波電流、電源電
圧、無効電流、フリッカ等を補償する装置であり、この
補償電流はインバータから系統へ注入される。図6のも
のは6ステップインバータの構成となっているが、大容
量PLCの場合には変圧器やリアクトルで多重化した構
成が用いられている。
圧、無効電流、フリッカ等を補償する装置であり、この
補償電流はインバータから系統へ注入される。図6のも
のは6ステップインバータの構成となっているが、大容
量PLCの場合には変圧器やリアクトルで多重化した構
成が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】PLCは負荷電流に含
まれる高調波電流、電源電圧、無効電流、逆相電流とい
った障害電流を求め、これを補償するような電流を系統
へ注入する。負荷電流に流れる障害電力の容量がPLC
装置容量よりも少ない場合であれば、装置はすべての障
害電力を補償することができる。
まれる高調波電流、電源電圧、無効電流、逆相電流とい
った障害電流を求め、これを補償するような電流を系統
へ注入する。負荷電流に流れる障害電力の容量がPLC
装置容量よりも少ない場合であれば、装置はすべての障
害電力を補償することができる。
【0005】しかし現実には障害電力が装置容量よりも
大きい場合が多く、このとき装置はすべての障害電力を
補償することはできない。それゆえ装置は容量の範囲内
で補償するように、障害電流に対し補償電流をリミット
する必要がある。この方法として、従来は各電力の補償
比率は一定でリミットを行っている。
大きい場合が多く、このとき装置はすべての障害電力を
補償することはできない。それゆえ装置は容量の範囲内
で補償するように、障害電流に対し補償電流をリミット
する必要がある。この方法として、従来は各電力の補償
比率は一定でリミットを行っている。
【0006】しかし系統のより最適な安定のためには、
このように補償比率一定でなく可変にして、系統に悪影
響を与えている障害電流に多くの補償容量を分担する方
が望ましい。
このように補償比率一定でなく可変にして、系統に悪影
響を与えている障害電流に多くの補償容量を分担する方
が望ましい。
【0007】本発明は、障害電力が装置容量よりも大き
い場合、補償比率を可変にして各障害電流に多くの補償
容量を分担させることができるようにした、パワーライ
ンコンディショナの補償電力分担方式を提供することに
ある。
い場合、補償比率を可変にして各障害電流に多くの補償
容量を分担させることができるようにした、パワーライ
ンコンディショナの補償電力分担方式を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電力系統の高
調波電流,電源電圧,無効電力,逆相電流を補償するパ
ワーラインコンディショナにおいて、補償する高調波有
効電流を演算する高調波補償電流演算部に、求めた高調
波有効電流と電源電圧から高調波電力を演算し、その高
調波電力と高調波電力指令値との比を前記高調波有効電
流に掛けて高調波有効電流指令値とする回路を設け、電
源電圧を補償する電圧安定化電流を演算する電圧安定化
補償電流演算回路に、求めた電圧安定化電流と電源電圧
から基本波無効分電力を演算し、その基本波無効分電力
と基本波無効分電力指令値との比を前記電圧安定化電流
に掛けて電圧安定化補償電流値とする回路を設け、補償
する無効電流を演算する無効電力補償電流演算部を、基
本波無効分電力指令値を電源電圧で割って無効電流補償
電流指令値を出力する回路で構成し、補償する逆相分有
効電流を演算する逆相分電力補償電流演算部に、求めた
逆相分有効電力と電源電圧から逆相分電力を演算し、そ
の逆相分電力と逆相分電力指令値との比を前記逆相分有
効電流に掛けて逆相分電流指令値を出力する回路を設
け、前記各電力指令値をそれぞれ変えることで補償電力
分担を変えうるようにしたものである。
調波電流,電源電圧,無効電力,逆相電流を補償するパ
ワーラインコンディショナにおいて、補償する高調波有
効電流を演算する高調波補償電流演算部に、求めた高調
波有効電流と電源電圧から高調波電力を演算し、その高
調波電力と高調波電力指令値との比を前記高調波有効電
流に掛けて高調波有効電流指令値とする回路を設け、電
源電圧を補償する電圧安定化電流を演算する電圧安定化
補償電流演算回路に、求めた電圧安定化電流と電源電圧
から基本波無効分電力を演算し、その基本波無効分電力
と基本波無効分電力指令値との比を前記電圧安定化電流
に掛けて電圧安定化補償電流値とする回路を設け、補償
する無効電流を演算する無効電力補償電流演算部を、基
本波無効分電力指令値を電源電圧で割って無効電流補償
電流指令値を出力する回路で構成し、補償する逆相分有
効電流を演算する逆相分電力補償電流演算部に、求めた
逆相分有効電力と電源電圧から逆相分電力を演算し、そ
の逆相分電力と逆相分電力指令値との比を前記逆相分有
効電流に掛けて逆相分電流指令値を出力する回路を設
け、前記各電力指令値をそれぞれ変えることで補償電力
分担を変えうるようにしたものである。
【0009】
1.まず、PLCの補償電力の比例分担に用いる基本波
有効電力、基本波無効電力、逆相分電力、高調波電力の
演算方法について説明する。
有効電力、基本波無効電力、逆相分電力、高調波電力の
演算方法について説明する。
【0010】1)基本波電流、高調波電流、逆相電流の
演算 いま、三相負荷瞬時電流をiLa,iLb,iLcとする。こ
れを(1)式により電源角周波数と同期した回転座標変
換(dq変換)する。
演算 いま、三相負荷瞬時電流をiLa,iLb,iLcとする。こ
れを(1)式により電源角周波数と同期した回転座標変
換(dq変換)する。
【0011】
【数1】
【0012】
【表1】
【0013】負荷に流れる逆相分電流は、(2)式に示
すような電源各周波数と反対方向に回転する座標へ変換
することにより求める。
すような電源各周波数と反対方向に回転する座標へ変換
することにより求める。
【0014】
【数2】
【0015】
【表2】
【0016】2)電力の演算 基本波有効電力、基本波無効電力、逆相分電力、高調波
電力の演算方法を上記1)で求めた変数を用いて述べ
る。以下の演算は平衡電源電力として行っているが、不
平衡電源電圧の場合も同様に求めることができる。
電力の演算方法を上記1)で求めた変数を用いて述べ
る。以下の演算は平衡電源電力として行っているが、不
平衡電源電圧の場合も同様に求めることができる。
【0017】3)基本波有効電力、基本波無効電力の演
算 基本波有効電流をiq -、基本波無効電流をid -とする
と、1相分の基本波有効電流実効値Iq -は表3のように
なる。
算 基本波有効電流をiq -、基本波無効電流をid -とする
と、1相分の基本波有効電流実効値Iq -は表3のように
なる。
【0018】
【表3】
【0019】よって、電源の相電圧実効値をVSとする
と、基本波有効電力P-、基本波無効電力Q-は表4のよ
うに表すことができる。
と、基本波有効電力P-、基本波無効電力Q-は表4のよ
うに表すことができる。
【0020】
【表4】
【0021】4)逆相分電力の演算 逆相分有効電流をiNq -、逆相分無効電流をiNd -とする
と、1相分の逆相分電流実効値IN -は表5のように表す
ことができる。
と、1相分の逆相分電流実効値IN -は表5のように表す
ことができる。
【0022】
【表5】
【0023】よって、電源の相電圧実効値をVSとする
と、逆相分電力SNは、下表のように表すことができ
る。
と、逆相分電力SNは、下表のように表すことができ
る。
【0024】
【表6】
【0025】4)高調波電力の演算 高調波電流実効値はdq軸回転座標上で求めることは難
しいので、三相変換した後で求める。dq軸回転座標上
における高調波有効電流、高調波無効電流をiq〜,i
d 〜とし、(3)式にて、三相変換する。
しいので、三相変換した後で求める。dq軸回転座標上
における高調波有効電流、高調波無効電流をiq〜,i
d 〜とし、(3)式にて、三相変換する。
【0026】
【数3】
【0027】三相高調波電流をiDa,iDb,iDcから各
相の電流実効値IDa,IDb,IDcを(4)式より求め
る。
相の電流実効値IDa,IDb,IDcを(4)式より求め
る。
【0028】
【数4】
【0029】ここで、Tは負荷電流基本波の周期であ
る。
る。
【0030】これにより電源の相電圧実効値をVSとす
ると、高調波電力SDは、表7のように表すことができ
る。
ると、高調波電力SDは、表7のように表すことができ
る。
【0031】
【表7】
【0032】2.図1に基本波無効電力、逆相分電力、
高調波電力の電力分担機能をもったPLCの構成図を、
図2〜5に個々の補償機能ブロック図を示す。
高調波電力の電力分担機能をもったPLCの構成図を、
図2〜5に個々の補償機能ブロック図を示す。
【0033】図1において、1は三相交流電源、2は電
源用変圧器、3は電力ライン、4は負荷、11はインバ
ータ、12は電源相電圧の基本波成分を抽出するフィル
タ、13はフィルタで抽出した電源相電圧の実効値VS
を求める電源相電圧実効値演算部、14はフィルタで抽
出した電源相電圧の角周波数ωを求めるPLL回路、1
5(21〜75)は電力分担機能を持った補償電流演算
回路、16はCT2で検出したインバータ出力電流と補
償電流演算部15で求めた補償電流ia*〜ie*との
差をとる減算器、18はのこの差電流信号を受けてイン
バータを制御するPWM制御回路、19はインバータ1
1と電源ライン3間に設けた変圧器。
源用変圧器、3は電力ライン、4は負荷、11はインバ
ータ、12は電源相電圧の基本波成分を抽出するフィル
タ、13はフィルタで抽出した電源相電圧の実効値VS
を求める電源相電圧実効値演算部、14はフィルタで抽
出した電源相電圧の角周波数ωを求めるPLL回路、1
5(21〜75)は電力分担機能を持った補償電流演算
回路、16はCT2で検出したインバータ出力電流と補
償電流演算部15で求めた補償電流ia*〜ie*との
差をとる減算器、18はのこの差電流信号を受けてイン
バータを制御するPWM制御回路、19はインバータ1
1と電源ライン3間に設けた変圧器。
【0034】21は電圧安定化補償回路で、図2に示す
ように、電源相電圧指令値と電源相電圧実効値VSの偏
差をPI演算するPIコントローラ23と、演算回路2
5で電源電圧√3VSを求めこのコントローラからの基
本波無効分電流id-に乗算器26で√3VSを掛けて基
本波無効分電力Q-を得る基本波無効電力演算回路24
と、電圧安定化補償電力指令値を基本波無効分電力Q-
で割る割算器27と、この割算器の出力を基本波無効分
電流id -に掛けて電圧安定化補償電流指令値iVd*を出
力する乗算器28で構成されている。
ように、電源相電圧指令値と電源相電圧実効値VSの偏
差をPI演算するPIコントローラ23と、演算回路2
5で電源電圧√3VSを求めこのコントローラからの基
本波無効分電流id-に乗算器26で√3VSを掛けて基
本波無効分電力Q-を得る基本波無効電力演算回路24
と、電圧安定化補償電力指令値を基本波無効分電力Q-
で割る割算器27と、この割算器の出力を基本波無効分
電流id -に掛けて電圧安定化補償電流指令値iVd*を出
力する乗算器28で構成されている。
【0035】31は無効電力補償回路で、図3に示すよ
うに、基本波無効電力指令値を演算回路32で求めた電
源電圧√3VSで割り無効電力補償電流指令値ipd -*を
出力するように構成されている。
うに、基本波無効電力指令値を演算回路32で求めた電
源電圧√3VSで割り無効電力補償電流指令値ipd -*を
出力するように構成されている。
【0036】41はCT2で検出した三相負荷電流をd
q軸の逆相分電流iNq,iNdに変換する上記(2)式を
用いた逆回転三相/dq軸座標変換回路。
q軸の逆相分電流iNq,iNdに変換する上記(2)式を
用いた逆回転三相/dq軸座標変換回路。
【0037】42は逆相分電流補償部で、図4に示すよ
うに、逆相分電流iNq,iNdからそれぞれ逆相分有効電
流iNq -,iNd -を抽出するハイパスフィルタ43,44
と、この電流iNq -,iNd -をそれぞれ2乗器46,47
で2乗し、加算器48で加算し、平方根回路49でその
平方根をとり、演算回路50からの電源電圧√3VSを
掛けて逆相分電力SN -を出力する逆相分電力演算回路4
5と、逆相分電力指令値を逆相分電力SN -で割る除算器
52と、それぞれ逆相分有効電流iNq -,iNd -に除算器
52の出力を掛けて逆相分電流指令値iNq -*,iNd -*
を出力する乗算器53,54で構成されている。
うに、逆相分電流iNq,iNdからそれぞれ逆相分有効電
流iNq -,iNd -を抽出するハイパスフィルタ43,44
と、この電流iNq -,iNd -をそれぞれ2乗器46,47
で2乗し、加算器48で加算し、平方根回路49でその
平方根をとり、演算回路50からの電源電圧√3VSを
掛けて逆相分電力SN -を出力する逆相分電力演算回路4
5と、逆相分電力指令値を逆相分電力SN -で割る除算器
52と、それぞれ逆相分有効電流iNq -,iNd -に除算器
52の出力を掛けて逆相分電流指令値iNq -*,iNd -*
を出力する乗算器53,54で構成されている。
【0038】55は逆相分電流補償回路42からのdq
軸信号を三相信号に変換する逆回転二相/dq軸座標変
換回路、56は負荷電流と逆相分電流補償回路42から
の逆相電流iNa〜iNcとの差をとる減算器、57は減算
器からのdq軸信号を三相信号に変換する上記(1)式
を用いたdq軸/三相座標変換回路。
軸信号を三相信号に変換する逆回転二相/dq軸座標変
換回路、56は負荷電流と逆相分電流補償回路42から
の逆相電流iNa〜iNcとの差をとる減算器、57は減算
器からのdq軸信号を三相信号に変換する上記(1)式
を用いたdq軸/三相座標変換回路。
【0039】58は高調波電流補償回路で、図5に示す
ように、座標変換回路57からの有効電流iq,idから
高調波有効電流iq 〜,id 〜を抽出するハイパスフィル
タ59,60と、この電流iq 〜,id 〜から高調波電力
SD -を求める高調波電力演算回路61と、高調波電力式
値を高調波電力SD -で割る除算器66と、フィルタで抽
出した電流iq 〜,id 〜に除算器66の出力を掛けて高
調波電流指令値iDq 〜*,iDd 〜*を出力する乗算器6
7,68で構成され、電力演算回路61は上記(3)式
を用いたdq軸/三相座標変換回路62と上記(4)式
を演算する実効値演算回路63とその高調波電流実効値
IDa〜IDcを加算する加算器64と加算した信号に電源
相電圧実効値VSを掛けて高調波電力SDを出力する乗
算器65で構成されている。
ように、座標変換回路57からの有効電流iq,idから
高調波有効電流iq 〜,id 〜を抽出するハイパスフィル
タ59,60と、この電流iq 〜,id 〜から高調波電力
SD -を求める高調波電力演算回路61と、高調波電力式
値を高調波電力SD -で割る除算器66と、フィルタで抽
出した電流iq 〜,id 〜に除算器66の出力を掛けて高
調波電流指令値iDq 〜*,iDd 〜*を出力する乗算器6
7,68で構成され、電力演算回路61は上記(3)式
を用いたdq軸/三相座標変換回路62と上記(4)式
を演算する実効値演算回路63とその高調波電流実効値
IDa〜IDcを加算する加算器64と加算した信号に電源
相電圧実効値VSを掛けて高調波電力SDを出力する乗
算器65で構成されている。
【0040】71は電圧安定化補償回路21からの電圧
安定化補償電流指令値iVd*と無効電力補償部31から
の無効電力補償指令値iPd*を加算する加算器、72は
高調波電流補償回路58からの高調波電流指令値iDq 〜
*からコンデンサ電圧補償回路からの電流指令値iCq*
を引く減算器、73は高調波電流補償部58からの高調
波電流指令値iDd 〜*から加算器71からの信号を引く
減算器。
安定化補償電流指令値iVd*と無効電力補償部31から
の無効電力補償指令値iPd*を加算する加算器、72は
高調波電流補償回路58からの高調波電流指令値iDq 〜
*からコンデンサ電圧補償回路からの電流指令値iCq*
を引く減算器、73は高調波電流補償部58からの高調
波電流指令値iDd 〜*から加算器71からの信号を引く
減算器。
【0041】74は減算器72,73からのdq軸の正
相分電流指令値を三相に変換するdq軸/三相座標変換
回路、75はこの座標変換回路74からの正相分電流指
令値iPa*〜iPc*と座標変換回路55からの逆相分電
流指令値iNa*〜iNc*を加算して補償電流指令値ia
*〜ic*を減算器16へ出力する加算器である。
相分電流指令値を三相に変換するdq軸/三相座標変換
回路、75はこの座標変換回路74からの正相分電流指
令値iPa*〜iPc*と座標変換回路55からの逆相分電
流指令値iNa*〜iNc*を加算して補償電流指令値ia
*〜ic*を減算器16へ出力する加算器である。
【0042】以上のように、電圧安定化補償回路21に
基本波無効電力演算回路24を設けて、電圧安定化補償
電力指令値と基本波無効電力Q-との比を基本波無効電
流id -に掛けて電圧安定化補償電流指令値iVd*とし、
無効電力補償回路31は基本波無効分電力指令値を電源
電圧√3VSで割って無効電力補償電流指令値iPd -*と
し、逆相分電流補償回路42に逆相分電力演算回路45
を設けて、逆相分電力指令値と逆相分電力SN -との比を
逆相分有効電流iNq -,iNd -に掛けて逆相分電流指令値
iNq -*,iNd -*とし、高調波電流補償回路58に高調
波電力演算回路61を設けて、高調波電力指令値と高調
波電力SD -との比を高調波有効電流iq 〜,id 〜に掛け
た高調波電流指令値iDq 〜*,iDd 〜*とし、これら各
電流指令値とコンデンサ電圧補償電流値iCq*を用いて
三相補償電流ia*〜ic*を作成している。
基本波無効電力演算回路24を設けて、電圧安定化補償
電力指令値と基本波無効電力Q-との比を基本波無効電
流id -に掛けて電圧安定化補償電流指令値iVd*とし、
無効電力補償回路31は基本波無効分電力指令値を電源
電圧√3VSで割って無効電力補償電流指令値iPd -*と
し、逆相分電流補償回路42に逆相分電力演算回路45
を設けて、逆相分電力指令値と逆相分電力SN -との比を
逆相分有効電流iNq -,iNd -に掛けて逆相分電流指令値
iNq -*,iNd -*とし、高調波電流補償回路58に高調
波電力演算回路61を設けて、高調波電力指令値と高調
波電力SD -との比を高調波有効電流iq 〜,id 〜に掛け
た高調波電流指令値iDq 〜*,iDd 〜*とし、これら各
電流指令値とコンデンサ電圧補償電流値iCq*を用いて
三相補償電流ia*〜ic*を作成している。
【0043】しかして、上記各電力指令値を任意に設定
することにより電源電圧の安定化補償、無効電力補償、
高調波電流補償、逆相分電流補償を重点的に行うことが
できると共に、系統の特性が急変した場合においても、
系統の最適安定化が可能となる。
することにより電源電圧の安定化補償、無効電力補償、
高調波電流補償、逆相分電流補償を重点的に行うことが
できると共に、系統の特性が急変した場合においても、
系統の最適安定化が可能となる。
【0044】
【発明の効果】本発明は、電力系統の高調波電流、電源
電圧、無効電力、逆相分電流を補償するPLCにおい
て、各々の補償電流の電力分担を任意に設定できること
により、系統に悪影響を与えている障害電流の補償を重
点的に行うことができる。これにより、最適な系統の安
定化が可能となる。
電圧、無効電力、逆相分電流を補償するPLCにおい
て、各々の補償電流の電力分担を任意に設定できること
により、系統に悪影響を与えている障害電流の補償を重
点的に行うことができる。これにより、最適な系統の安
定化が可能となる。
【0045】また、電力分担の設定を動的に変更するこ
とができるので、系統の特性が急変した場合において
も、系統の最適安定化が可能となる。
とができるので、系統の特性が急変した場合において
も、系統の最適安定化が可能となる。
【図1】実施の形態にかかるPLCのシステム構成を示
すブロック図。
すブロック図。
【図2】PLCの電圧安定化補償の制御ブロック図。
【図3】PLCの無効電力補償の制御ブロック図。
【図4】PLCの逆相分電力の制御ブロック図。
【図5】PLCの高調波電力の制御ブロック図。
【図6】従来例にかかるPLCのシステム構成を示すブ
ロック図。
ロック図。
3…電力系統 11…インバータ 13…実効値演算部 15…補償電流演算部 18…PWM制御回路 21…電圧安定化補償回路 31…無効電力補償回路 41…逆回転三相/dq軸座標変換回路 42…逆相分電流補償回路 45…逆相電力演算回路 55…逆回転dq軸/三相座標変換回路 57…三相/dq軸座標変換回路 58…高調波電流補償回路 61…高調波電力演算回路。
Claims (1)
- 【請求項1】 電力系統の高調波電流,電源電圧,無効
電力,逆相電流を補償するパワーラインコンディショナ
において、 補償する高調波有効電流を演算する高調波補償電流演算
部に、求めた高調波有効電流と電源電圧から高調波電力
を演算し、その高調波電力と高調波電力指令値との比を
前記高調波有効電流に掛けて高調波有効電流指令値とす
る回路を設け、 電源電圧を補償する電圧安定化電流を演算する電圧安定
化補償電流演算回路に、求めた電圧安定化電流と電源電
圧から基本波無効分電力を演算し、その基本波無効分電
力と基本波無効分電力指令値との比を前記電圧安定化電
流に掛けて電圧安定化補償電流値とする回路を設け、 補償する無効電流を演算する無効電力補償電流演算部
を、基本波無効分電力指令値を電源電圧で割って無効電
流補償電流指令値を出力する回路で構成し、 補償する逆相分有効電流を演算する逆相分電力補償電流
演算部に、求めた逆相分有効電力と電源電圧から逆相分
電力を演算し、その逆相分電力と逆相分電力指令値との
比を前記逆相分有効電流に掛けて逆相分電流指令値を出
力する回路を設け、 前記各電力指令値をそれぞれ変えることで補償電力分担
を変えうるようにしたことを特徴とするパワーラインコ
ンディショナの補償電力分担方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8266440A JPH10111725A (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | パワーラインコンディショナの補償電力分担方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8266440A JPH10111725A (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | パワーラインコンディショナの補償電力分担方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10111725A true JPH10111725A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17430967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8266440A Pending JPH10111725A (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | パワーラインコンディショナの補償電力分担方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10111725A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007189850A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 電力変換装置の過電流防止方式 |
JP2007292483A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 双方向計量用計器用変成器および双方向電力計量システム |
CN103904685A (zh) * | 2014-04-01 | 2014-07-02 | 华北电力大学 | 一种双馈风力发电机组的不对称故障穿越方法 |
WO2017039090A1 (en) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | Seoul National University R&Db Foundation | Power conversion system having filters exploiting the sequence of voltage harmonics |
JP2018074651A (ja) * | 2016-10-25 | 2018-05-10 | 富士電機株式会社 | 共振抑制装置 |
CN114156906A (zh) * | 2021-12-10 | 2022-03-08 | 福州大学 | 一种不对称配电网的多功能补偿方法 |
-
1996
- 1996-10-08 JP JP8266440A patent/JPH10111725A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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