JPH10111680A - データ順位決定装置 - Google Patents

データ順位決定装置

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JPH10111680A
JPH10111680A JP8266841A JP26684196A JPH10111680A JP H10111680 A JPH10111680 A JP H10111680A JP 8266841 A JP8266841 A JP 8266841A JP 26684196 A JP26684196 A JP 26684196A JP H10111680 A JPH10111680 A JP H10111680A
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data
circuit
display
value
latch
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JP8266841A
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Muneo Yokoyama
宗生 横山
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SNK Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F7/00Methods or arrangements for processing data by operating upon the order or content of the data handled
    • G06F7/22Arrangements for sorting or merging computer data on continuous record carriers, e.g. tape, drum, disc
    • G06F7/24Sorting, i.e. extracting data from one or more carriers, rearranging the data in numerical or other ordered sequence, and rerecording the sorted data on the original carrier or on a different carrier or set of carriers sorting methods in general

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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Image Generation (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成でありながら、CPUの負担を十
分に軽減し、処理の高速化を確実に実現することができ
るデータ比較装置、データ順位決定装置および画像表示
制御装置の提供。 【解決手段】 比較単位回路10に与えられるデータは
第2ラッチ12に取り込まれ、第1ラッチ11に記憶さ
れているデータと、比較器13において比較される。そ
して、たとえばより小さい値がセレクタ14を通じて比
較単位回路10から出力される。第1ラッチ11に記憶
されていたデータが出力された場合、第2ラッチ12内
のデータが第1ラッチ11に記憶、保持される。比較単
位回路10から出力されたデータは比較単位回路20内
の第2ラッチ22に取り込まれ、同様に第1ラッチ21
内のデータと比較される。こうして、より小さい値が順
次、隣接する比較単位回路に出力され、最終的により大
きいデータから順に各比較単位回路に記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ順位決定装置
に関し、特に入力されたデータと記憶されているデータ
とを比較し、設定されている優先順位規則に基づいてデ
ータの出力を行なうデータ順位決定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】3次元の物体を2次元の表示画面に表わ
す場合、画面上、手前に位置する画像は、奥に位置する
画像をさえぎった状態で表示させる必要がある。すなわ
ち、画像が重なった部分の奥の画像は、隠れ部分として
画面上に表示されないように処理しなければならない。
【0003】このため、キャラクタROM内に記憶され
た画像データを、表示画素に対応した表示用メモリに書
き込む際、奥に位置する画像のデータから順に上書き行
なう。この上書きによって、画像が重なった部分は隠れ
部分として画面上に表示されない。
【0004】図9に従来の画面表示制御のブロックを示
す。CPUはプログラムにしたがいパラメータ制御回路
51内のパラメータメモリ(項目記憶手段)54にパラ
メータを書き込む。CPUは、バスライン50を通じて
書き込みのアドレスを指定し、バスライン49を通じて
指定したアドレスへデータを記憶する。
【0005】たとえば、図8Aに示すような画面表示を
行なうため、図10Aの内容のパレメータをパラメータ
メモリ54に書き込んだとする。キャラクタ91、9
2、93は、それぞれ「X座標、Y座標、キャラクタコ
ード、カラー」のデータによって構成されている。
【0006】パラメータメモリ54のパラメータを読み
出して表示を行なう場合、パラメータメモリ54内に記
憶されている先頭のアドレスのデータから順に取り出さ
れる。すなわち、図10Aに示すデータ中「0001
H」、「0005H」、「0007H」、「0003
H」・・・・「0048H」、「001fH」、「00
30H」・・・・の順で読み出される。
【0007】パラメータメモリ54からの読み出しは、
カウンタ回路55からのカウンタ信号に基づいて行なわ
れる。カウンタ回路55からのカウンタ信号は、セレク
タ回路56を介してパラメータメモリ54に与えられ
る。そして、パラメータメモリ54はこのカウンタ信号
にしたがって先頭アドレスのデータから順に出力し、セ
レクタ回路57を介して表示制御回路52内の表示回路
58にデータを与える。
【0008】表示回路58は受けたデータにしたがって
表示用メモリ60に各キャラクタの書き込みを行なう。
それぞれのキャラクタ内容はキャラクタROM59に予
め記憶されており、与えられたデータ中のキャラクタコ
ードを参照して表示用メモリ60への書き込みを行な
う。表示用メモリ60に書き込まれたデータは表示器6
1に出力され表示される。
【0009】パラメータメモリ54から読み出されるデ
ータはキャラクタ91、92、93の順であり(図10
A参照)、表示用メモリ60には上書き処理が行なわれ
る。このため、表示器61に図8Aに示すような表示を
行なうことができる。すなわち、キャラクタ92が重な
ったキャラクタ91の部分は隠れ部分として表示され
ず、キャラクタ93が重なったキャラクタ92の部分は
隠れ部分として表示されない。
【0010】ここで、たとえば図8Aに示すような表示
を図8Bに示す表示に変更する場合、CPUはパラメー
タメモリ54内のデータ中、キャラクタ91に関するデ
ータとキャラクタ93に関するデータとを入れ換える
(図10B参照)。この後、読み出し命令を与えると上
述のように先頭アドレスのデータから順に読み出され上
書き処理が行なわれるため、表示器61には図8Bに示
すような表示が行なわれる。
【0011】以上のように、画像表示においては画面
上、奥に位置する画像から順に書き込み、上書き処理を
行なうことによって隠れ部分を表示させないようにす
る。この書き込みの優先順位の決定に、データの並べ換
え行なうソーティング処理を用いることがある。ソーテ
ィング処理の従来例として米国特許第4584664号
に開示されているソーティング装置がある。このソーテ
ィング装置の構成を図11に示す。
【0012】セル81にはラインX0、X1を通じて2
つの値が与えられる。そして、セル81は両値を比較
し、大きな値をセル83に向けて出力し、小さな値をセ
ル84に向けて出力する。また、セル82にもラインX
2、X3を通じて2つの値が与えられており、セル82
は両値を比較し、大きな値をセル83に、小さな値をセ
ル84に向けて出力する。
【0013】次に、セル83は与えられた両値を比較
し、大きな値を記憶回路86に記憶し、小さな値をセル
85に向けて出力する。また、セル84は与えられた両
値を比較し、大きな値をセル85に向けて出力し、小さ
な値を記憶回路87に記憶する。
【0014】そして、セル85は与えられた両値を比較
し、大きな値をY1を通じて出力し、小さな値をY2を
通じて出力する。また、記憶回路86に記憶されている
値はラインY0を通じて出力され、記憶回路87に記憶
されている値はラインY3を通じて出力される。以上の
ように、ラインX0、X1、X2、X3を通じて与えら
れた値は、大きい値から順に並べ換えられてラインY
0、Y1、Y2、Y3を通じて出力される。
【0015】なお、画像表示における隠れ部分の処理の
従来例としては、特開昭61−133482号公報、特
開昭61−187083号公報、特開昭64−2693
6号公報、特開平2−166573号公報、特表平4−
506717号公報(国際公開WO90/0299
0)、特開平6−44382号公報、特開平6−333
064号公報、特開平7−105404号公報および特
開平8−190370号公報にそれぞれ開示されている
技術がある。
【0016】また、ソーティング処理の従来例として
は、特開平1−103785号公報、特開平2−224
018号公報、特開平6−203172号公報および特
開平7−296186号公報に開示されている技術があ
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術には次
のような問題があった。図8Aに示すような表示を図8
Bに示す表示に変更する場合、上述のようにCPUはパ
ラメータメモリ54内のデータ中、キャラクタ91に関
するデータとキャラクタ93に関するデータとを入れ換
える(図10B参照)。
【0018】このようにキャラクタ表示の重なりを変更
する場合、CPUは各キャラクタに関する全てのデータ
(図8の例ではX座標、Y座標、キャラクタコード、カ
ラーのデータ)を入れ換える必要がある。このため、重
なり変更のキャラクタ数が多い場合、CPUの負担が増
大し、CPUが行なう処理全体の高速性が妨げられると
いう問題がある。特に、より高速な処理が要求される場
合(たとえばゲームソフトの処理等の場合)、CPUの
処理速度の低下が大きな問題となる。
【0019】また、図11に示したソーティング装置に
おいては、ラインX0、X1、X2、X3を通じて与え
られた4つの比較対象値の並べ換えが例示されている。
このソーティング装置の構成では、比較対象値の数が増
えた場合、飛躍的にセルを増設する必要があり、構成が
複雑化するという問題がある。
【0020】なお、特開昭61−133482号公報、
特開昭61−187083号公報、特開昭64−269
36号公報、特開平2−166573号公報、特表平4
−506717号公報、特開平6−44382号公報、
特開平6−333064号公報、特開平7−10540
4号公報および特開平8−190370号公報には、そ
れぞれ種々の画像表示における隠れ部分の処理が示され
ているが、いずれもCPUの負担を十分に軽減し、処理
の高速化を確実に実現できる隠れ部分の処理は開示され
ていない。
【0021】また、特開平1−103785号公報、特
開平2−224018号公報、特開平6−203172
号公報および特開平7−296186号公報には、それ
ぞれ種々のソーティング処理が示されているが、いずれ
も簡易な構成で、しかも処理の高速化を実現できるソー
ティング処理は開示されていない。
【0022】そこで本発明は、簡易な構成でありなが
ら、CPU等の処理手段の負担を十分に軽減し、処理の
高速化を確実に実現することができるデータ比較装置、
データ順位決定装置および画像表示制御装置の提供を目
的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るデータ比
較装置は、第1データを記憶する第1記憶回路、外部か
ら入力された第2データを記憶する第2記憶回路、第1
データと第2データとを取り込み、設定されている優先
順位規則にしたがって第1データと第2データとを比較
し、比較結果に応じて比較信号を出力する比較回路、前
記比較回路からの比較信号を受け、当該比較信号に基づ
いて、第1データまたは第2データを選択して外部に出
力する選択回路、を備えており、前記選択回路が第1デ
ータを外部に出力した場合、第2データを第1データと
して第1記憶回路に記憶する、ことを特徴としている。
【0024】請求項2に係るデータ順位決定装置は、請
求項1に係るデータ比較装置が直列的に複数接続された
データ順位決定装置であって、前記選択回路が出力した
第1データまたは第2データは、隣接するデータ比較装
置に第2データとして入力され、各データ比較装置の第
1記憶回路に最終的に記憶されている第1データにした
がってデータの順位が決定される、ことを特徴としてい
る。
【0025】請求項3に係るデータ順位決定装置は、請
求項2に係るデータ順位決定装置において、各々のデー
タ比較装置の処理動作は並列して行なわれる、ことを特
徴としている。
【0026】請求項4に係る画像表示制御装置は、請求
項2または請求項3に係るデータ順位決定装置を備えた
画像表示制御装置であって、前記第1データおよび前記
第2データは、重なり表示優先順位値であり、各重なり
表示優先順位値には画像データが対応しており、データ
順位決定装置によって決定された重なり表示優先順位値
の順位に基づいて、画像データを重ねて表示画面に表示
する表示手段、前記画像データを処理する処理手段、を
備えたことを特徴としている。
【0027】請求項5に係る画像表示制御装置は、請求
項4に係る画像表示制御装置において、前記重なり表示
優先順位値および前記画像データを所定アドレスの領域
に記憶する記憶手段、前記重なり表示優先順位値に対
し、前記記憶手段中における当該重なり表示優先順位値
のアドレスを合成する合成手段、を備えており、前記デ
ータ順位決定装置によって重なり表示優先順位値の順位
を決定するとともに、前記合成手段によって合成されて
いるアドレスに基づいて画像データを検索し、当該画像
データを重ねて前記表示画面に表示する、ことを特徴と
している。
【0028】
【発明の効果】請求項1に係るデータ比較装置において
は、比較回路は、第1データと第2データとを取り込
み、設定されている優先順位規則にしたがって第1デー
タと第2データとを比較し、比較結果に応じて比較信号
を出力する。また、選択回路は、比較回路からの比較信
号を受け、当該比較信号に基づいて、第1データまたは
第2データを選択して外部に出力する。そして、選択回
路が第1データを外部に出力した場合、第2データを第
1データとして第1記憶回路に記憶する。
【0029】このように、第1記憶回路に記憶された第
1データと、外部から入力され第2記憶回路に記憶され
た第2データとが比較され、優先順位規則にしたがって
選択されてデータ出力が行なわれる。このため、簡易な
構成でありながら、外部から入力されるデータを優先順
位規則に基づいて規則的に出力することができる。
【0030】また、各動作は回路を用いて実現され、ソ
フトウエアによる処理ではないため、高速処理が可能で
あり、かつデータ比較に関するCPU等の負担を軽減す
ることができる。
【0031】請求項2に係るデータ順位決定装置におい
ては、請求項1に係るデータ比較装置が直列的に複数接
続されており、選択回路が出力した第1データまたは第
2データは、隣接するデータ比較装置に第2データとし
て入力される。そして、各データ比較装置の第1記憶回
路に最終的に記憶されている第1データにしたがってデ
ータの順位が決定される。
【0032】したがって、簡易な構成でありながら、優
先順位規則にしたがってデータの並べ換えを行なうこと
ができる。また、各動作は回路を用いて実現され、ソフ
トウエアによる処理ではないため、高速処理が可能であ
り、かつデータ比較に関するCPU等の負担を軽減する
ことができる。
【0033】請求項3に係るデータ順位決定装置におい
ては、各々のデータ比較装置の処理動作は並列して行な
われる。したがって、時間的に効率のよい処理を行なう
ことができ、さらに高速な処理が可能になる。
【0034】請求項4に係る画像表示制御装置において
は、請求項2または請求項3に係るデータ順位決定装置
を備えており、第1データおよび第2データは、重なり
表示優先順位値である。そして、各重なり表示優先順位
値には画像データが対応しており、表示手段は、データ
順位決定装置によって決定された重なり表示優先順位値
の順位に基づいて、画像データを重ねて表示画面に表示
する。また、処理手段は、画像データを処理する。
【0035】したがって、簡易な構成でありながら、優
先順位規則にしたがって表示優先順位値の並べ換えを行
ない、並べ換えた表示優先順位値に基づいて画像データ
の重ね表示を行なうことができる。
【0036】また、重なり表示優先順位の決定は回路を
用いて実現され、ソフトウエアによる処理ではないた
め、高速処理が可能であり、さらに重なり表示優先順位
の決定に関するCPU等の処理手段の負担を軽減するこ
とができる。特に動画等の画像表示については、迅速か
つ確実な処理が要求されるため、CPU等の処理手段の
処理から独立して、回路が独自に重なり表示優先順位を
決定し、画面表示を行なうことによって、画像表示処理
の効率化を飛躍的に高めることができる。
【0037】さらに、画像データは処理手段が処理する
ため、処理内容を変更するだけで画像データを容易に変
更させることができる。
【0038】このように、回路によって重なり表示優先
順位を決定し、かつCPU等の処理手段によって画像デ
ータを処理するため、高速処理を実現しつつ、画像デー
タの変更に柔軟に対応することができる。
【0039】請求項5に係る画像表示制御装置において
は、重なり表示優先順位値および画像データは、それぞ
れ記憶手段の所定アドレスの領域に記憶されており、重
なり表示優先順位値に対し、記憶手段中における当該重
なり表示優先順位値のアドレスが合成手段によって合成
される。そして、データ順位決定装置によって重なり表
示優先順位値の順位を決定し、合成されているアドレス
に基づいて画像データを検索し、当該画像データを重ね
て表示画面に表示する。
【0040】このように、重なり表示優先順位値に対
し、重なり表示優先順位値のアドレスが合成手段によっ
て合成され、重なり表示優先順位値の順位を決定し、こ
のアドレスに基づいて画像データを検索する。すなわ
ち、画像データそのものを直接、重なり表示優先順位値
に対応させる必要がなく、重なり表示優先順位値のアド
レスを対応させるだけでよい。このため、より効率的な
処理を行なうことができる。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明に係るデータ比較装置、デ
ータ順位決定装置および画像表示制御装置の一実施形態
を図面に基づいて説明する。以下に、データ比較装置の
一例である比較単位回路、データ順位決定装置の一例で
あり複数の比較単位回路から構成されるソーティング装
置、このソーティング装置を用いた画像表示制御装置を
順次、詳述する。
【0042】[比較単位回路]図1に本発明に係るデー
タ比較装置の一実施形態としての比較単位回路20を示
す。この比較単位回路20は第1ラッチ21(第1記憶
回路)、第2ラッチ22(第2記憶回路)、比較器23
(比較回路)およびセレクタ24(選択回路)を備えて
いる。本実施形態における比較単位回路20は、比較す
る両データのうち、より小さな値のデータを外部に出力
するようになっている(優先順位規則)。
【0043】図1中、データライン25、26、27、
バスライン35は複数のラインによって構成されてい
る。データライン、バスラインの構成ライン数を変える
ことによって、扱えるデータの最大値を任意に設定する
ことができる。
【0044】第1ラッチ21、第2ラッチ22の真理値
表を図2Aに掲げる。この真理値表に示されているよう
に、ラッチはイネーブル端子(21F、22F)がLで
あることを条件に、クロック信号の立ち上がり時の入力
端子Dの値を出力端子Qに保持する。また、イネーブル
端子(21F、22F)がHであれば、クロック信号の
入力にかかわらず、出力端子Qの値がそのまま保持され
る。なお、クロック信号は、クロック信号ライン5を通
じて、第1ラッチ21、第2ラッチ22のクロック信号
入力端子21G、22Gからに与えられている。
【0045】また、図2Bはセレクタ24の真理値表で
ある。セレクト入力端子にL信号が与えられた場合、セ
レクタ24は入力端子Bのデータを出力端子Yから出力
し、セレクト入力端子にH信号が与えられた場合、セレ
クタ24は入力端子Aのデータを出力端子Yから出力す
る。
【0046】さらに図2Cは比較器23の真理値表であ
る。この真理値表に示されるように、比較器23は入力
端子Aのデータの値が入力端子Bのデータの値よりも大
きい場合は出力端子YからL信号(比較信号)を出力す
る。また、入力端子Aのデータの値が入力端子Bのデー
タの値よりも小さい場合は出力端子YからH信号(比較
信号)を出力する。
【0047】なお、本実施形態では、入力端子Aのデー
タの値と、入力端子Bのデータの値とが等しい場合は、
出力端子YからH信号を出力するようになっている。し
かし、双方の値が等しい場合は比較単位回路20からい
ずれの値を出力しても同じであるので、出力端子Yから
L信号を出力するようにしてもよい。
【0048】図1に示すように、比較単位回路20の外
部からデータライン25を通じて与えられたデータ(第
2データ)は第2ラッチ22の入力端子Dに取り込まれ
る。第2ラッチ22のイネーブル端子22Fは常時、L
であるので、クロック信号入力端子22Gにクロック信
号の立ち上がりが与えられた時点で、入力端子Dの値が
出力端子Qに保持される。また、第1ラッチ21の出力
端子Qには前回までの処理で記憶されたデータ(第1デ
ータ)が保持されている。
【0049】図3は比較単位回路20のタイムチャート
である。今、かりに図3のタイミングT1に示すよう
に、データライン25を通じて値3のデータ(2進数で
00・・・0011)が第2ラッチ22の入力端子Dに
取り込まれたとする。クロック信号入力端子22Gにク
ロック信号の立ち上がりが与えられた時点で、入力端子
Dの値3は出力端子Qに保持されデータライン26に出
力される(タイミングT2)。なお、タイミングT2に
おいて、データライン25を通じて次の値5のデータが
第2ラッチ22の入力端子Dに取り込まれる。
【0050】タイミングT2の時点では、第1ラッチ2
1の出力端子Q、すなわちデータライン27のデータは
0であり、イネーブル端子21Fには比較器23からH
信号が与えられている。比較器23の入力端子Aにはデ
ータライン26を介して第2ラッチ22から値3のデー
タが与えられ、比較器23の入力端子Bにはデータライ
ン27を介して第1ラッチ21から値0のデータが与え
られる。そして、比較器23は両データの値を比較す
る。この場合、入力端子Aの値の方が入力端子Bの値よ
りも大きいので、上述のように比較器23は出力端子Y
からL信号を出力する(図2C参照)。
【0051】この比較器23が出力したL信号は、比較
信号ライン28を介してセレクタ24のセレクト入力端
子Sに取り込まれる。このとき、セレクタ24の入力端
子Aにはデータライン26を介して第2ラッチ22から
値3のデータが与えられており、セレクタ24の入力端
子Bにはデータライン27を介して第1ラッチ21から
値0のデータが与えられている。
【0052】セレクタ24はセレクト入力端子SにL信
号を受け、これによって入力端子Bの値0のデータを選
択し(図2B参照)、出力端子Yからバスライン35を
通じて外部に出力する。なお、比較器23が出力したL
信号は第1ラッチ21のイネーブル端子21Fにも取り
込まれている。
【0053】第1ラッチ21のイネーブル端子21Fに
L信号が与えられることによって、第1ラッチ21はク
ロック信号入力端子21Gに次のクロック信号の立ち上
がり(タイミングT3)を受けた時点で、入力端子Dの
値、すなわちデータライン26の値3のデータを出力端
子Qに保持しデータライン27に出力する。そして、こ
のタイミングT3において、第2ラッチ22は入力端子
Dの値5のデータを出力端子Qに保持しデータライン2
6に出力する。なお、タイミングT3において、データ
ライン25を通じて次の値2のデータが第2ラッチ22
の入力端子Dに取り込まれる。
【0054】タイミングT3において、比較器23は入
力端子Aの値5と入力端子Bの値3とを比較する。この
場合も前回のタイミングT2と同様、入力端子Aの値の
方が入力端子Bの値よりも大きいので、比較器23は出
力端子YからL信号を出力する(図2C参照)。このL
信号を受けてセレクタ24は、入力端子Bの値3のデー
タを選択し(図2B参照)、出力端子Yからバスライン
35を通じて外部に出力する。
【0055】続いて、図3のタイミングT4では、デー
タライン26の値5のデータが第1ラッチ21の出力端
子Qに保持されデータライン27に出力され、データラ
イン25の値2のデータが第2ラッチ22の出力端子Q
に保持されデータライン26に出力される。そして、比
較器23は両データの値を比較する。この場合、入力端
子Aの値の方が入力端子Bの値よりも小さいので、比較
器23は出力端子Yから1信号を出力する(図2C参
照)。
【0056】セレクタ24はこのH信号を受け、入力端
子Aの値2のデータを選択し(図2B参照)、出力端子
Yからバスライン35を通じて外部に出力する。このと
き、比較器23からのH信号は第1ラッチ21のイネー
ブル端子21Fにも与えられており、第1ラッチ21は
出力端子Qの値5のデータをそのまま保持する。保持さ
れた値5のデータは次のタイミングT5で、データライ
ン26の値8のデータと比較される。
【0057】以上のように本実施形態における比較単位
回路20では、第1ラッチ21に記憶されたデータと、
外部から入力され第2ラッチ22に記憶されたデータと
が比較され、優先順位規則にしたがって選択されてデー
タ出力が行なわれる。このため、外部から入力されるデ
ータを優先順位規則に基づいて規則的に出力することが
できる。
【0058】なお、上記実施形態では比較する両データ
のうち小さい値のデータを出力するようにしているが、
比較器23やセレクタ24の論理を変更し、大きい値の
データを出力するようにしてもよい。
【0059】また、各動作は回路を用いて実現され、ソ
フトウエアによる処理ではないため、高速処理が可能で
あり、かつデータ比較に関するCPU等の処理手段の負
担を軽減することができる。
【0060】[データ順位決定装置]図4に本発明に係
るデータ順位決定装置の一実施形態の回路構成を示す。
このデータ順位決定装置は、複数の比較単位回路が直列
に接続されて構成されている。
【0061】比較単位回路は、比較するデータ量に対応
して設けられており、先頭の比較単位回路に順次与えら
れるデータを所定の優先順位規則にしたがって各々の比
較単位回路で比較しながら隣接する比較単位回路に出力
する。そして、最終的に各比較単位回路に優先順位規則
にしたがってデータを記憶する。
【0062】図4には、4つの比較単位回路10、2
0、30、40が示されている。比較単位回路10、2
0、30、40は、第1ラッチ11、21、31、4
1、第2ラッチ12、22、32、42、比較器13、
23、33、43、セレクタ14、24、34、44を
備えている。各比較単位回路の構成、動作は図1に基づ
いてすでに説明したものと同様であるので詳細は省略す
る。
【0063】本実施形態においても、比較単位回路は上
述のように比較するデータのうち、より小さな値のデー
タを外部に出力するようになっている。すなわち、本実
施形態では優先順位規則として降順規則を採用し、最終
的に先頭の比較単位回路に最も大きい値のデータを記憶
し、以後の比較単位回路に順に小さな値のデータを記憶
する。
【0064】図5は比較単位回路10、20、30、4
0のデータの流れを例示した表である。たとえば、先頭
の比較単位回路10に、値「3」、値「5」、値
「2」、値「8」の各データを順次、入力する。そし
て、これら4つの値を降順に並べ換える。
【0065】まず、タイミングT1において比較単位回
路10の第2ラッチ12の入力端子Dに値「3」のデー
タが与えられ(図3参照)、図5に示すようにタイミン
グT2において第2ラッチ12からこの値「3」のデー
タが出力される。この時点では、比較単位回路10の第
1ラッチ11からの出力は「0」であるので、セレクタ
14からの出力も「0」となる。なお、タイミングT2
において、比較単位回路10の第2ラッチ12の入力端
子Dには次の値「5」のデータが与えられている。
【0066】次にタイミングT3において、第2ラッチ
12からは値「5」のデータが出力され、比較器13の
比較信号に基づいて、セレクタ14からは小さい値であ
る「3」のデータが出力される。この値「3」のデータ
は、隣接する比較単位回路20の第2ラッチ22の入力
端子Dに与えられる。
【0067】タイミングT3において、比較単位回路1
0のセレクタ14から値「3」のデータが出力されたた
め、第2ラッチ12からの出力(値「5」のデータ)が
タイミングT4において第1ラッチ11に保持され第1
ラッチ11からの出力となる。そして、このタイミング
T4時点の第2ラッチ12からの出力である値「2」の
データと比較され、セレクタ14からは小さい値である
「2」のデータが出力される。この値「3」のデータ
は、隣接する比較単位回路20の第2ラッチ22の入力
端子に与えられる。
【0068】タイミングT4では、セレクタ14によっ
て第2ラッチ12からの出力データが選択されて出力さ
れたため、第1ラッチ11からの出力はタイミングT5
においても引き続き値「5」のデータとなる。そして、
タイミングT5では値「8」のデータと比較され、セレ
クタ14からは値「5」のデータが出力される。この
後、第1ラッチ11には値「8」のデータが保持され、
タイミングT6以後は第1ラッチ11に値「8」のデー
タが記憶された状態となる。
【0069】一方、比較単位回路20については、上述
のようにタイミングT3において第2ラッチ12の入力
端子に値「3」のデータが与えられ、タミングT4にお
いて第2ラッチ12からこの値「3」のデータが出力さ
れる。この時点では、比較単位回路20の第1ラッチ2
1からの出力は「0」であるので、セレクタ24からの
出力も「0」となる。なお、タイミングT4において、
比較単位回路20の第2ラッチ22の入力端子Dには次
の値「2」のデータが比較単位回路10から与えられて
いる。
【0070】次にタイミングT5において、第2ラッチ
22からは値「2」のデータが出力され、比較器23の
比較信号に基づいて、セレクタ24からは小さい値であ
る「2」のデータが出力される。この値「2」のデータ
は、隣接する比較単位回路30の第2ラッチ32の入力
端子Dに与えられる。
【0071】タイミングT5では、セレクタ24によっ
て第2ラッチ22からの出力データが選択されて出力さ
れたため、第1ラッチ21からの出力はタイミングT6
においても引き続き値「3」のデータとなる。そして、
タイミングT6では値「5」のデータと比較され、セレ
クタ24からは値「3」のデータが出力される。この
後、第1ラッチ21には値「5」のデータが保持され、
タイミングT7以後は第1ラッチ21に値「5」のデー
タが記憶された状態となる。
【0072】また、比較単位回路30については、上述
のようにタイミングT5において第2ラッチ32の入力
端子に値「2」のデータが与えられ、タミングT6にお
いて第2ラッチ32からこの値「2」のデータが出力さ
れる。この時点では、比較単位回路30の第1ラッチ3
1からの出力は「0」であるので、セレクタ34からの
出力も「0」となる。なお、タイミングT5において、
比較単位回路30の第2ラッチ32の入力端子Dには次
の値「3」のデータが比較単位回路20から与えられて
いる。
【0073】次にタイミングT7において、第2ラッチ
32からは値「3」のデータが出力され、比較器33の
比較信号に基づいて、セレクタ34からは小さい値であ
る「2」のデータが出力される。この値「2」のデータ
は、隣接する比較単位回路40の第2ラッチ42の入力
端子Dに与えられる。
【0074】タイミングT7において、比較単位回路3
0のセレクタ34から値「2」のデータが出力されたた
め、第2ラッチ32からの出力(値「3」のデータ)が
タイミングT8において第1ラッチ31に保持され第1
ラッチ31からの出力となる。この後、第1ラッチ31
には値「3」のデータが保持され、タイミングT8以後
は第1ラッチ31に値「3」のデータが記憶された状態
となる。
【0075】また、比較単位回路40については、上述
のようにタイミングT7において第2ラッチ42の入力
端子Dに値「2」のデータが与えられ、タミングT8に
おいて第2ラッチ42からこの値「2」のデータが出力
される。この時点では、比較単位回路40の第1ラッチ
41からの出力は「0」であるので、セレクタ44から
の出力も「0」となる。そして、タイミングT9におい
て比較単位回路40の第1ラッチ41には値「2」のデ
ータが保持され記憶される以上のようにして、最終的
(図5、タイミングT9)に比較単位回路10、20、
30、40の各第1セレクタには、値「8」、値
「5」、値「3」、値「2」のデータが記憶され、与え
られたデータが降順に並べ換えられる。
【0076】[画像表示制御装置]続いて、本発明に係
る画像表示制御装置の一実施形態を説明する。本実施形
態では、上述のデータ順位決定装置を用いて画像表示制
御装置を構成している。画像表示制御装置のブロック図
を図6に示す。
【0077】CPUはプログラムにしたがい、パラメー
タ制御回路51内のパラメータメモリ54にパラメータ
を書き込む。CPUは、バスライン50を通じて書き込
みのアドレスを指定し、バスライン49を通じて指定し
たアドレスへの書き込みデータを与える。
【0078】たとえば、図8Aに示すような画面表示を
行なうため、CPUはセレクタ回路56を介して図7A
の内容のパレメータをパラメータメモリ54に書き込ん
だとする。キャラクタ91、92、93は、それぞれ
「X座標、Y座標、キャラクタコード、カラー」のデー
タによって構成されており、さらに各画像データには
「優先順位」が付与されている。
【0079】すなわち、「優先順位」に対応して「X座
標、Y座標、キャラクタコード、カラー」の画像データ
がパラメータメモリ54内に記憶されている。なお、優
先順位が本実施形態における重なり表示優先順位値であ
る。また、X座標、Y座標は画面表示におけるキャラク
タの左上のドット位置を基準に決定されている。
【0080】優先順位は画面表示を行なう際の表示用ラ
インメモリ65への書き込みの順番を示している。優先
順位の値が小さいものから順に書き込みを行なうように
なっている。すなわち、図8Aに示す表示を行なうため
には、キャラクタ91、92、93の順にデータを読み
出し表示用ラインメモリ65へ上書きを行なうため、こ
の読み出しの優先順位を各キャラクタに付与している。
【0081】CPUはパラメータメモリ54への書き込
みを終えた後、セレクタ回路56に信号を与えて、セレ
クタ回路56の接続をカウンタ回路55側に切り換え
る。そして、セレクタ回路56はカウンタ回路55から
のカウンタ信号を受け、パラメータメモリ54内の優先
順位とY座標が記憶されているアドレスを指定する。
【0082】すなわち、セレクタ回路56は受けたカウ
ンタ信号を修飾してパラメータメモリ54に出力し、ア
ドレス「0X0000H」、「0X0002H」、「0
X0005H」、「0X0007H」、「0X000a
H」、「0X000cH」・・・を指定する(図7A参
照)。このアドレスは同時にデータ合成回路67にも与
えられている。
【0083】そして、パラメータメモリ54はセレクタ
回路56からのアドレスにしたがって、該当する優先順
位、Y座標を順次出力する。具体的には優先順位「0X
0000H」、Y座標「0X0005H」、優先順位
「0X0001H」、Y座標「0X0002H」、優先
順位「0X0002H」、Y座標「0X0004H」・
・・が出力される。
【0084】これらの優先順位、Y座標はパラメータメ
モリ54から表示可不可判定回路79に与えられる。そ
して、表示可不可判定回路79は受けた各Y座標に基づ
いて、処理対象となっている表示ラインに当該キャラク
タが表示可能か否かを判定する。
【0085】たとえば、表示開始ライン(第0ライン
目)にキャラクタ91が表示可能か否かを判定する場
合、対象ライン番号「0」からキャラクタ91のY座標
「0X0005H」を減算する。仮に、キャラクタの大
きさがY座標方向に16ドットであるとすると、減算結
果の値が0〜15の範囲であるかを判断する。
【0086】そして、この範囲内であれば表示可能であ
り、範囲外であれば表示可能ではないと判定する。この
場合、減算結果は「−5」であり0〜15の範囲外であ
るため、表示可能ではないと判定する。なお、判定のた
めの数値範囲は、キャラクタのY座標方向のドット数に
対応して異なり、たとえば32ドットの場合は0〜3
1、48ドットの場合は0〜47となる。
【0087】表示可不可判定回路79には、図7Aに示
すキャラクタ91、92、93・・・の優先順位も順
次、与えられており、表示可不可判定回路79を経た優
先順位は、データ合成回路67に与えられる。データ合
成回路67には上記のようにセレクタ回路56からアド
レスも与えられており、このアドレスと対応する優先順
位とを対として合成データを作成する。この場合、優先
順位が前にアドレスが後に位置するように合成し、合成
データ中で大きい桁を優先順位で構成するように作成す
る。
【0088】データ合成回路67で作成された合成デー
タは、セレクタ回路68を介してデータ順位決定回路6
9に取り込まれる。ここで、コントロール回路70は、
上述の表示可不可判定回路79の判定結果に基づいてデ
ータ順位決定回路69への入力をコントロールする。
【0089】すなわち、表示可不可判定回路79におい
て第0ライン目に表示可能と判定されたキャラクタの合
成データのみをデータ順位決定回路69に与え、第0ラ
イン目に表示可能でないキャラクタの合成データはデー
タ順位決定回路69に与えないように制御する。
【0090】セレクタ回路56を通じてパラメータメモ
リ54内の最後の優先順位のアドレスを指定した後、モ
ード切り換え回路95はカウンタ回路55から信号を受
け、セレクタ回路56の接続をカウンタ回路55側から
加算器71側に切り換える。また、同時にセレクタ回路
57の接続を表示可不可判定回路79側から表示制御回
路52内の表示回路58側に切り換える。
【0091】こうして、処理対象となっている表示ライ
ンに表示可能なキャラクタの合成データのみがデータ順
位決定回路69に与えられる。今仮に、第6ライン目の
処理が行なわれているものとする。この場合、表示可不
可判定回路79において図7Aに示すキャラクタ91、
92、93が第6ライン目に表示可能であると判定さ
れ、それぞれの優先順位がデータ順位決定回路69に与
えられる。
【0092】データ順位決定回路69の構成について
は、上記図4に基づいて詳述したものと同様であり、比
較単位回路に順次、与えられるデータは比較単位回路内
で比較され、値の小さいものが隣接する比較単位回路に
出力される。こうして、最終的に値の大きな合成データ
から順にそれぞれの比較単位回路に記憶されることにな
る。
【0093】ここで、上述のように合成データ中で大き
い桁が優先順位によって構成され、小さい桁はアドレス
で構成されているため、結果的にアドレスの値の大小に
かかわらず、優先順位の大きい合成データから順に並べ
られることになる。
【0094】合成データの並べ換えを行なった後、ソー
ティング制御回路53内のコントロール回路70は、優
先順位の小さい合成データから順にアドレスのみを取り
出しパラメータ制御回路51内の加算器71に与える。
ソーティング制御回路53内のコントロール回路70は
同一のアドレスを4回続けて出力するようになってい
る。図7Bに示す例では、コントロール回路70はアド
レス「0X0000H」を取り出し、4回続けて加算器
71に与える。
【0095】加算器71はアドレスを受けた場合、アド
レスの値に順次「1」、「2」、「3」、「4」を加算
して出力する。すなわち、加算器71は順次、アドレス
「0X0001H」、「0X0002H」、「0X00
03H」、「0X0004H」を出力する。
【0096】加算器71からの出力はセレクタ回路56
を介してパラメータメモリ54に与えられ、パラメータ
メモリ54は指定されたアドレスに対応するデータを出
力する。この場合、パラメータメモリ54はアドレス
「0X0001H」、「0X0002H」、「0X00
03H」、「0X0004H」に記憶されているデー
タ、すなわちキャラクタ91に関する「X座標、Y座
標、キャラクタコード、カラー」のデータを出力する。
【0097】ソーティング制御回路53内のコントロー
ル回路70は最初の合成データ中のアドレスを4回続け
て出力した後、2番目の合成データ中のアドレス「0X
0005H」を取り出す。そして、同様に4回続けて出
力する。このアドレス「0X0005H」は、加算器7
1によって順次加算されてパラメータメモリ54に与え
られる。これによって、キャラクタ92に関する「X座
標、Y座標、キャラクタコード、カラー」のデータが出
力される。同様にしてキャラクタ93に関する「X座
標、Y座標、キャラクタコード、カラー」のデータも出
力される。
【0098】パラメータメモリ54から出力された各キ
ャラクタのデータはセレクタ回路57を介して表示制御
回路52内の表示回路58に与えられる。本実施形態で
は必要なメモリ容量を少なくするためラインメモリを用
いており、表示回路58は受けたデータに基づいてこの
表示用ラインメモリ65に各キャラクタの書き込みを行
なう。それぞれのキャラクタ内容はキャラクタROM5
9に予め記憶されており、与えられたデータ中のキャラ
クタコードを参照して表示用ラインメモリ65への書き
込みが行なわれる。
【0099】表示回路58は与えられる各キャラクタの
画像データを、順次、表示用ラインメモリ65に上書き
する。表示回路58には、上述のように第6ライン目に
表示可能なキャラクタの画像データのみが与えられてお
り、表示用ラインメモリ65には第6ライン目の表示デ
ータが書き込まれる。そして、第6ライン目のデータを
表示器61に表示し、次のデータ書き込みに備えて表示
用ラインメモリ65をクリアする。
【0100】本実施形態では表示用ラインメモリへの書
き込みを効率的に行なうため、2つの表示用ラインメモ
リ65、66を設け、交互に書き込みを行なって表示器
61に出力する。表示器61に第6ライン目のデータを
表示している間に、表示用ラインメモリ66に次の第7
ライン目のデータ処理を行なう。
【0101】第7ライン目の表示処理も上記と同様であ
る。すなわち、表示可不可判定回路79は、各キャラク
タが第7ライン目に表示可能か否かを判定する。そし
て、この判定結果に基づいて、コントロール回路70は
データ順位決定回路69への合成データの入力をコント
ロールし、第7ライン目に表示可能なキャラクタの合成
データのみをデータ順位決定回路69に与える。
【0102】データ順位決定回路69は受けた合成デー
タを並び換える。そして、優先順位1番目のキャラクタ
のデータがキャラクタROM59から読み出され、第7
ライン目の表示データとして表示用ラインメモリ66に
書き込まれる。この場合も、優先順位第1番目のデータ
から順に書き込まれ、各データは上書きされる。表示回
路58は、この第7ライン目のデータを表示器61に表
示し、次のデータ書き込みに備えてメモリをクリアす
る。そして、第8ライン目の表示処理が行なわれ、第8
ライン目のデータが表示用ラインメモリ65に書き込ま
れる。
【0103】以上のような処理が繰り返され、表示器6
1には1画面の表示が行なわれる。表示画面における1
ラインごとにデータ順位決定回路69による並べ換えを
行ない、表示処理を実行するため、画面表示のライン数
が多い場合にも対応することができる。
【0104】CPUがパラメータメモリ54内のデータ
を書き換える場合は、CPUがセレクタ回路56に指令
を与え、セレクタ回路56の接続をバスライン50に切
り換える。なお、ソフトエウアによって、1画面分の表
示処理が終了するまでCPUがパラメータメモリ54内
のデータを書き換えないようになっている。
【0105】本実施形態では表示用ラインメモリを用い
ているが、表示用ラインメモリの代わりに1画面分のフ
レームメモリを用いてもよい。フレームメモリを用いる
ことによって、より効率的な処理を行なうことができ
る。
【0106】ここで、たとえば図8Aに示すような表示
を図8Bに示す表示に変更する場合、CPUはパラメー
タメモリ54内の優先順位のみを書き換えるだけでよ
い。すなわち、読み出し順位は優先順位によって決定さ
れるため、各キャラクタについてのX座標、Y座標、キ
ャラクタコード、カラーの各データについては書き換え
を行なう必要がない。
【0107】CPUはキャラクタ91についての優先順
位「0X0000H」を「0X0002H」と書き換
え、キャラクタ93につての「0X0002H」を「0
X0000H」と書き換えるだけでよい(図7C参
照)。図7Cに示すようにパラメータメモリ54内のデ
ータを書き換えた後、読み出しを行なう場合、上述のデ
ータ合成回路67によって合成される合成データは図7
Dのようになる。
【0108】この図7Dの合成データが順次、ソーティ
ング制御回路53内のデータ順位決定回路69に与えら
れ、並び換えが行なわれた場合、図7Eのようになる。
図7Eに示すように、コントロール回路70によって最
初に取り出されるアドレスは「0X000aH」であ
り、キャラクタ93に関するデータ(図7C参照)がパ
ラメータメモリ54から出力される。
【0109】その後、コントロール回路70はアドレス
「0X0005H」を取り出し、これによってキャラク
タ92に関するデータがパラメータメモリ54から出力
され、表示用ラインメモリ65において上書きされる。
続いて、コントロール回路70はアドレス「0X000
0H」を取り出し、キャラクタ91に関するデータがパ
ラメータメモリ54から出力され、さらに表示用ライン
メモリ65において上書きされる。
【0110】以上のようにして、図8Bに示すような表
示が行なわれる。このように、図8Aに示す表示を図8
Bに示す表示に変更する場合であっても、CPUは変更
対象となるキャラクタの優先順位のみを書き換えればよ
く、しかも以後のソーティング処理から表示に至るまで
の処理はCPUが関与することなく進行する。このた
め、CPUの処理手段の負担を大幅に軽減することがで
き、処理速度の高速化を図ることができる。
【0111】特に、コンピュータゲームに関する処理に
適用した場合、有効である。すなわち、コンピュータゲ
ームにおいては、画面上でのキャラクタの動作が激しい
場合が多く、高速処理が必要である。このため、処理速
度の高速化を図ることができる本発明を適用した場合、
特に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ比較装置の一実施形態であ
る比較単位回路20の回路構成を示す図である。
【図2】ラッチ(第1ラッチ21、第2ラッチ22)、
セレクタ24および比較器23の真理値表である。
【図3】比較単位回路20のタイムチャートである。
【図4】本発明に係るデータ順位決定装置の一実施形態
を示す回路構成図である。
【図5】図4に示す比較単位回路10、20、30、4
0のデータの流れを例示した表である。
【図6】本発明に係る画像表示制御装置のブロック図で
ある
【図7】図6に示すパラメータメモリ54の内容、およ
びデータ合成回路67が作成する合成データの内容を示
す図である。
【図8】キャラクタの画面表示を示す図である
【図9】従来の画面表示制御のブロックである。
【図10】図9に示す54の内容を示す図である。
【図11】従来のソーティング装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
10、20、30・・・・・比較単位回路 11、21、31・・・・・第1ラッチ 12、22、32・・・・・第2ラッチ 13、23、33・・・・・比較器 14、24、34・・・・・セレクタ 54・・・・・パラメータメモリ 67・・・・・データ合成回路 69・・・・・データ順位決定回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1データを記憶する第1記憶回路、 外部から入力された第2データを記憶する第2記憶回
    路、 第1データと第2データとを取り込み、設定されている
    優先順位規則にしたがって第1データと第2データとを
    比較し、比較結果に応じて比較信号を出力する比較回
    路、 前記比較回路からの比較信号を受け、当該比較信号に基
    づいて、第1データまたは第2データを選択して外部に
    出力する選択回路、 を備えており、 前記選択回路が第1データを外部に出力した場合、第2
    データを第1データとして第1記憶回路に記憶する、 ことを特徴とするデータ比較装置。
  2. 【請求項2】請求項1に係るデータ比較装置が直列的に
    複数接続されたデータ順位決定装置であって、 前記選択回路が出力した第1データまたは第2データ
    は、隣接するデータ比較装置に第2データとして入力さ
    れ、 各データ比較装置の第1記憶回路に最終的に記憶されて
    いる第1データにしたがってデータの順位が決定され
    る、 ことを特徴とするデータ順位決定装置。
  3. 【請求項3】請求項2に係るデータ順位決定装置におい
    て、 各々のデータ比較装置の処理動作は並列して行なわれ
    る、 ことを特徴とするデータ順位決定装置。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3に係るデータ順位
    決定装置を備えた画像表示制御装置であって、 前記第1データおよび前記第2データは、重なり表示優
    先順位値であり、 各重なり表示優先順位値には画像データが対応してお
    り、 データ順位決定装置によって決定された重なり表示優先
    順位値の順位に基づいて、画像データを重ねて表示画面
    に表示する表示手段、 前記画像データを処理する処理手段、 を備えたことを特徴とする画像表示制御装置。
  5. 【請求項5】請求項4に係る画像表示制御装置におい
    て、 前記重なり表示優先順位値および前記画像データを所定
    アドレスの領域に記憶する記憶手段、 前記重なり表示優先順位値に対し、前記記憶手段中にお
    ける当該重なり表示優先順位値のアドレスを合成する合
    成手段、 を備えており、 前記データ順位決定装置によって重なり表示優先順位値
    の順位を決定するとともに、前記合成手段によって合成
    されているアドレスに基づいて画像データを検索し、当
    該画像データを重ねて前記表示画面に表示する、 ことを特徴とする画像表示制御装置。
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