JPH10111021A - こたつ用温風引込ダクト - Google Patents

こたつ用温風引込ダクト

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JPH10111021A
JPH10111021A JP28318996A JP28318996A JPH10111021A JP H10111021 A JPH10111021 A JP H10111021A JP 28318996 A JP28318996 A JP 28318996A JP 28318996 A JP28318996 A JP 28318996A JP H10111021 A JPH10111021 A JP H10111021A
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JP
Japan
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hot air
pipe
kotatsu
bone member
warm
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JP28318996A
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Kaneshige Ose
金茂 小瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温風暖房機等から放出される熱風を利用する
とともにテーブルとの組合わせにより、内部に専用のヒ
ータ等の発熱部を備えていないにも拘らず、通常のこた
つ同様の温熱効果を有するこたつを構成できるこたつ用
温風引込ダクトを提供する。 【解決手段】 温風暖房機31の温風吹出口32近傍に
開口端を向けて配設され、温風が流入する筒状の温風流
入パイプ2と、前記温風流入パイプ2の他端より連なり
1本の筒状をなし、開放側の端部がこたつ内に引き込ま
れ、温風が流出する温風流出パイプ10とを備え、温風
暖房機31から送風される温風を温風流入パイプ2及び
温風流出パイプ10を介して、こたつ内へ送風させるこ
とができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、こたつ用温風引込
ダクトに関するものであり、特に、温風暖房機との組合
わせにより、内部に専用のヒータ等の発熱部を備えるこ
となく、通常のこたつ同様の温熱効果を有するこたつを
構成できるこたつ用温風引込ダクトに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、日本の家屋における冬の典型
的な暖房器具として、こたつがある。このこたつは、テ
ーブル状の櫓の上に専用の掛け布団を掛け、その上にこ
たつ板を敷き、内部に温熱部を備えたものである。そし
て、温熱部の種類により、堀こたつ、遠赤外線電気こた
つ、豆炭こたつ等がある。堀こたつの温熱部は、居間の
床面の略中央に所定深さの堀を形成し、該堀内で炭を緩
やかに燃焼させることによって熱を得るものである。遠
赤外線電気こたつの温熱部は、櫓の上部中央の裏面に赤
外線ヒータを備えたもので、電力を熱に変えるものであ
る。豆炭こたつの温熱部は、櫓の上部中央の裏面に豆炭
を収容する収容部を備えたもので、該収容部内で緩やか
に豆炭を燃焼させることによって熱を得るものである。
なお、形状を堀こたつと同様とし、該堀の内部に赤外線
ヒータまたは豆炭の収容部を備えたものもある。
【0003】また、これら各種こたつは、下半身のみを
温めるものであり、部屋全体を温めるために、ストー
ブ、エアーコンディショニング装置、温風暖房機等と併
用するのが通常である。なお、寒さを感じないだけの快
適な熱量を得るには、ストーブ、エアーコンディショニ
ング装置、温風暖房機等だけで充分であるが、熱風は体
積膨張の関係で天井付近に滞留し、床面近傍の温度が充
分に上昇してくれないため、下半身を集中的に温めるこ
とができるこたつとの併用が、快適な環境作りには好ま
しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、天井付近と床面近傍との間に温度差が生じさえしな
ければ、寒さを感じないだけの快適な熱量を得るには、
ストーブ、エアーコンディショニング装置または温風暖
房機等だけで充分であるにも拘らず、別途にエネルギー
を消費するこたつを併用するのは、エネルギーの無駄で
あった。一方、寒冷な地方においては、快適な暖房環境
を実現するには、ストーブ、エアーコンディショニング
装置または温風暖房機等だけでは不充分であり、別途に
こたつを併用する必要があった。
【0005】そこで、本発明は、温風暖房機等から放出
される熱風を利用するとともにテーブルとの組合わせに
より、内部に専用のヒータ等の発熱部を備えていないに
も拘らず、通常のこたつ同様の温熱効果を有するこたつ
を構成できるこたつ用温風引込ダクトの提供を課題とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
こたつ用温風引込ダクトは、温風暖房機の温風吹出口近
傍に開口端を向けて配設され、温風が流入する筒状の温
風流入パイプと、前記温風流入パイプの他端より連なり
1本の筒状をなし、開放側の端部がこたつ内に引き込ま
れ、温風が流出する温風流出パイプとを備えたものであ
る。ここで、温風暖房機としては、エアコンディショニ
ング装置等でもよい。また、こたつ用温風引込ダクトの
材質には、塩化ビニルがあるが、その他の材質でもよ
い。ただし、温風流入パイプの材質としては、耐火性で
熱伝導率の小さい材質が好ましい。
【0007】したがって、請求項1の発明のこたつ用温
風引込ダクトによれば、温風暖房機から送風される温風
を温風流入パイプ及び温風流出パイプを介して、こたつ
内へ送風させることができるので、こたつ専用の温熱部
等の温度調節部を必要としない。
【0008】請求項2の発明にかかるこたつ用温風引込
ダクトは、請求項1のこたつ用温風引込ダクトにおい
て、前記温風流入パイプと前記温風流出パイプとの間に
伸縮自在な長さ調節部を備えたものである。ここで、長
さ調節部の機構には、太さの異なる2つのパイプ材のう
ちの一方を他方に挿入させた状態でスライドさせること
によって全長を変化させるものが考えられるが、全長が
変化できるものであれば、その他の機構でもよい。
【0009】したがって、請求項2の発明のこたつ用温
風引込ダクトによれば、請求項1のこたつ用温風引込ダ
クトの作用に加えて、長さ調節部により温風流入パイプ
と温風流出パイプとの間の距離を所定の範囲内で変更で
きるので、温風の供給側である温風暖房機から受取側で
あるこたつまでの距離を適宜変更できる。
【0010】請求項3の発明にかかるこたつ用温風引込
ダクトは、請求項1または請求項2のいずれかのこたつ
用温風引込ダクトにおいて、前記温風流入パイプの開口
端より一端が外方向に突出した接触防止部材を備えたも
のである。ここで、接触防止部材には、棒材等を温風流
入パイプ側に設け温風流入パイプの先端より外方向へ突
出させてもよいが、その他の方法でもよい。また、温風
流入パイプの先端より外方向への突出させる長さは、所
定の範囲内で適宜変更できるものでもよい。
【0011】したがって、請求項3の発明のこたつ用温
風引込ダクトによれば、請求項1または請求項2のいず
れかのこたつ用温風引込ダクトの作用に加えて、温風流
入パイプの一端を温風暖房機の温風吹出口に近づけたと
きに、温風流入パイプの一端が温風暖房機に当接する前
に接触防止部材の先端が温風暖房機に当接する。
【0012】請求項4の発明にかかるこたつ用温風引込
ダクトは、請求項1乃至請求項3のいずれか1つのこた
つ用温風引込ダクトにおいて、前記温風流入パイプと前
記温風流出パイプの長手方向の各部の断面の形状が直線
部分と円弧の一部とからなるものである。ここで、断面
のうち円弧状の部分の曲率半径には特に制限はなく、場
所によって曲率半径が異なってもよい。
【0013】したがって、請求項4の発明のこたつ用温
風引込ダクトによれば、請求項1乃至請求項3のいずれ
か1つのこたつ用温風引込ダクトの作用に加えて、長手
方向の各部の断面の一部に直線部分があるため、この部
分が平面となり床面に対して横方向へ回転することなく
安定して設置できる。また、断面積の大きさの割に床面
からの高さを低く抑えることができる。
【0014】請求項5の発明にかかるこたつ用温風引込
ダクトは、略板状の第一骨部材と、前記第一骨部材の長
手方向の一端に長手方向の一端が軸支され、前記第一骨
部材と表面どうし重なり合う状態から所定の角度の範囲
内まで回動自在であり、前記第一骨部材と所定の角度を
なすまで回動させるとそれ以上の回動を阻止する係止手
段を前記第一骨部材との間で構成する第二骨部材と、略
弓形に湾曲された棒材からなり両端部を前記第一骨部材
の長手方向の他端近傍の幅方向の両端部に各々軸支され
前記第一骨部材の裏面に当接する状態から前記第一骨部
材の表面と略90°前後をなすまで回動自在であり前記
第一骨部材の表面と略90°前後をなす状態から前記第
一骨部材の表面方向への回動を阻止する係止手段を前記
第一骨部材との間で構成する温風流入開口枠部材と、折
り曲げ自在な布材からなる筒状をしており、前記第一骨
部材及び第二骨部材の表面に両端部を長手方向にして側
面を略密接状態で係止され、長手方向の一端の開口部分
の周囲を温風流入開口枠部材の周囲に沿って係止された
シート部材とを備えたものである。
【0015】したがって、請求項5の発明のこたつ用温
風引込ダクトによれば、温風流入開口枠部材を第一骨部
材の裏面に当接するまで回動させ、第一骨部材を表面が
第二骨部材の表面に重なり合うまで回動させれば、シー
ト部材は第一骨部材の表面と第二骨部材の表面の間に介
在された状態で折り畳まれ、折り畳む前に比べて全体が
小さな1枚の板状になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て説明をする。図1は本発明の第一実施形態であるこた
つ用温風引込ダクトを示す斜視図、図2は本発明の第一
実施形態であるこたつ用温風引込ダクトを示す一部分解
縦断面図である。
【0017】図1及び図2に示すように、本実施形態の
こたつ用温風引込ダクト1は、温風流入パイプ2、長さ
調節部及び温風流出パイプ10を備えており、全体が1
本のパイプ状のダクトになっている。
【0018】温風流入パイプ2は、ステンレス等の耐火
性の材質からなり略円筒状である。一端の切り口は略斜
めに切断されており、他端の切り口は略直角に切断され
ている。そして、斜めに切断された方の端部より温風暖
房機等から放出される温風を受け、この部分がダクト内
部に温風が流入する入口となる。
【0019】長さ調節部は、第三延長パイプ7とガイド
パイプ8により構成されている。第三延長パイプ7及び
ガイドパイプ8はいずれも円筒状であり、塩化ビニルパ
イプからなる。また、第三延長パイプ7の外径は、ガイ
ドパイプ8の内径に略等しく、第三延長パイプ7の内部
に容易に挿通できる大きさである。そして、第三延長パ
イプ7が一端をガイドパイプ8の一端に挿通された状態
で全体が1つのパイプとなり長さを所定の範囲内で自在
に変えられる長さ調節部を構成する。
【0020】温風流出パイプ10は、塩化ビニルからな
る円筒状のパイプで、温風流入パイプ2より流入してき
た温風を吹き出す吹出口である。
【0021】そして、これら温風流入パイプ2、長さ調
節部、温風流出パイプ10は、温風流入パイプ2と第三
延長パイプ7との間に第一延長パイプ4及び第二延長パ
イプ5を介在し、ガイドパイプ8と温風流出パイプ10
との間に第四延長パイプ9を介在させた状態で1つに連
結されている。
【0022】第一延長パイプ4、第二延長パイプ5及び
第四延長パイプ9は、内径及び外径が第三延長パイプ7
に略等しい塩化ビニルからなる円筒状のパイプで、第二
延長パイプ5のみが途中で所定角度に折れ曲がってい
る。
【0023】さらに、第一延長パイプ4及び第二延長パ
イプ5は、当接部分において内径がこれらのパイプに略
等しい接続パイプ3に挿通されており、接着剤等により
固着されている。
【0024】また、第二延長パイプ5及び第三延長パイ
プ7も同様に、当接部分において内径がこれらのパイプ
に略等しい接続パイプ6に挿通されており、接着剤等に
より固着されている。
【0025】なお、温風流入パイプ2と第一延長パイプ
4とは温風流入パイプ2の内径が第一延長パイプ4の外
径に略等しくなっており、温風流入パイプ2の端部のう
ち長手方向に垂直に切断されている方に第一延長パイプ
4の端部が挿通された状態で温風流入パイプ2と第一延
長パイプ4とは繋がっている。
【0026】ガイドパイプ8及び温風流出パイプ10に
ついては、温風流出パイプ10の一端の内径がガイドパ
イプ8の内径に略等しくなっており、これらの内径と第
四延長パイプ9の外径が略等しくなっている。そして、
第四延長パイプ9が、一端をガイドパイプ8の他端に、
他端を温風流出パイプ10の一端に各々に挿通され、こ
れらガイドパイプ8、第四延長パイプ9及び温風流出パ
イプ10は一体化されている。
【0027】そのため、こたつ用温風引込ダクト1は、
全体が1つのパイプ状のダクトとなり、第二延長パイプ
5の部分を境に所定角度で折れ曲がっている。これらの
パイプの内部は、極力滑らかな面の方が温風が流れ易
い。
【0028】なお、接続パイプ6及びガイドパイプ8に
は、各々に端部近傍において、外周方向に、所定幅で切
り込まれるとともに切り込まれた部分を更に略中央で2
つに分割されて引き延ばされ、各々に対になってこたつ
用温風引込ダクト1全体を支持する脚の役目をする脚部
6a,8aが形成されている。このとき、こたつ用温風
引込ダクト1は、脚部6a,8aに支持され床面に配設
されると、第二延長パイプ5の折れ曲がり部分を境に温
風流出パイプ10方向までは床面に水平となり、温風流
入パイプ2方向は床面に対して所定角度で上方へと向か
う。さらに、このとき、接続パイプ6及びガイドパイプ
8の下方には各々に固定部12が垂設されており、これ
ら2つの固定部12には1本のカーテンレール状の位置
決めガイドレール11が固定してある。
【0029】位置決めガイドレール11は、図3に示す
ように、大きさ及び形状が通常のカーテンレールと略等
しく、厚さ方向の一面には幅方向の略中央を長手方向に
向かって所定幅で除去された開放部11aが形成されて
いる。図3の(a)は図2のA部分を示す拡大断面図、
(b)は(a)のB−B断面を示す断面図である。ま
た、開放部11aと向かいあう面には、幅方向の略中央
に、一端より他端に向かって所定間隔で並ぶ複数の孔1
1bが穿設されている。
【0030】固定部12は、断面が略H状のガイド部材
13とローレットネジ状の締付つまみ14とから構成さ
れている。ガイド部材13は、フランジ13bとウェブ
13cとガイド部13dとから構成されている。フラン
ジ13bは、略正方形の板状をしており、幅方向の略中
央に略長方形の板状のウェブ13cが長手方向の端部を
当接させて垂設されている。また、ウェブ13cの長手
方向の他端部には、略正方形の板状をしたガイド部13
dが幅方向の略中央に当接され垂設されている。そのた
め、ガイド部材13は全体で断面が略H状となってい
る。なお、ガイド部13dは、幅が位置決めガイドレー
ル11の内側の幅より小さいとともに開放部11aの幅
より大きく、厚さが位置決めガイドレール11の内側の
高さの範囲内である。また、ガイド部13dの幅方向の
略中央には雌捩子を螺刻された留孔13eが穿設されて
いる。留孔13eは、ガイド部13dの厚さ方向に貫通
しており、ウェブ13cには、留孔13eの延長線上の
うちの一部分を切欠かれ開口部13aが形成されてい
る。
【0031】締付つまみ14は、ガイド部材13の留孔
13eに螺合する捩子部14aと、円盤状のつまみ部1
4bとからなり、該つまみ部14bの略中央に捩子部1
4aが一端を垂設されている。
【0032】そして、位置決めガイドレール11には、
内部にガイド部材13がウェブ13cを開放部11aよ
り外部へ突出させた状態でガイド部13dを挿通されて
いる。この状態では、ガイド部材13は、位置決めガイ
ドレール11の長手方向には移動できるが、位置決めガ
イドレール11の途中では離脱不能である。また、ガイ
ド部材13は、位置決めガイドレール11上の位置を変
えることによって、留孔13eを位置決めガイドレール
11に穿設されている複数の孔11bのうちのいずれに
も連通させることができる。そのため、留孔13eと孔
11bとが連通しているときに、外部より留孔13eと
孔11bとに連通して留孔13eに締付つまみ14が捩
子部14aを螺着されると、ガイド部材13は位置決め
ガイドレール11の所定の位置において固着される。
【0033】なお、位置決めガイドレール11には、上
記のような固定部12が、2つ固着されており、各々の
フランジ13bが、接続パイプ6及びガイドパイプ8に
各々に2つの捩子13fによって固定されている。そし
て、各々に締付つまみ14を離脱させた状態で位置を変
え、再び締付つまみ14を孔11b及び留孔13eに連
通させて留孔13eに螺着させることによって、2つの
固定部12の距離を変えることができる。また、第三延
長パイプ7及びガイドパイプ8が上記のようにスライド
移動可能であるので、2つの固定部12の間の距離の変
化に伴い、こたつ用温風引込ダクト1は、第三延長パイ
プ7及びガイドパイプ8により構成されている部分で長
さを変えることができる。しかも、締付つまみ14がガ
イド部材13に螺着されているときは、2つの固定部1
2の距離は固定されるので、第三延長パイプ7及びガイ
ドパイプ8の長さも固定される。また、2つの固定部1
2の間の距離を一定にしておいても、位置決めガイドレ
ール11の複数の孔11bのうち締付つまみ14の捩子
部14aを挿通する孔11bの選び方によって位置決め
ガイドレール11の端部を温風流入パイプ2の端部より
突出させる長さを所定の範囲内で変更することができ
る。
【0034】つまり、こたつ用温風引込ダクト1は、位
置決めガイドレール11及び固定部12により、全体の
長さを所定の範囲内で固定されるとともに、温風流入パ
イプ2の端部が壁面等に直接当接するのが防止される。
このように、位置決めガイドレール11及び固定部12
は接触防止部材を構成するものである。なお、位置決め
ガイドレール11は固定部12を使用することなく、ガ
イドパイプ8等に直付けてしてもよい。このように、位
置決めガイドレール11をガイドパイプ8等に直付けす
れば、こたつ用温風引込ダクト1全体の高さを低くする
こともできる。
【0035】続いて、本実施形態のこたつ用温風引込ダ
クト1の使用方法について説明する。図4は本発明の第
一実施形態であるこたつ用温風引込ダクトの使用状態を
示す断面図である。
【0036】図4に示すように、本実施形態のこたつ用
温風引込ダクト1は、温風暖房機31より送風される温
風を利用するとともに、テーブル21をこたつとして利
用するものである。
【0037】テーブル21は、正方形または長方形の板
材からなる台部材22と、所定幅の板状で前記台部材2
2の周囲を取り囲んで固着された枠部材22aと、台部
材22の裏面の角部分近傍に垂設された4本の脚部材2
3とから構成されている。温風暖房機31は、温風が吹
き出す温風吹出口32を備えている。
【0038】まず、テーブル21を床面に設置し、温風
暖房機31の温風吹出口32の設けられている面とテー
ブル21の間にこたつ用温風引込ダクト1を介在させ
る。そして、温風流入パイプ2側の端部を温風暖房機3
1の温風吹出口32に近づけ、温風流入パイプ2内の最
も温風を受けやすいような所定の距離を離したときに、
位置決めガイドレール11の温風流入パイプ2側へ向か
う端部の先端が、温風暖房機31の温風吹出口32の設
けられた面に当接するように調節する。このとき、温風
流入パイプ2の位置は、温風暖房機31の温風吹出口3
2の正面とは必ずしも限らない。余り多くの熱量を必要
としない場合には、温風吹出口32の端部近傍に温風流
入パイプ2を位置させてもよい。
【0039】また、この状態で、温風流出パイプ10側
の端部が少なくともテーブル21の外周より内部に到達
するように、全体の長さを調節する。
【0040】そして、テーブル21の上に掛け布団24
を敷設し、該掛け布団24により、こたつ用温風引込ダ
クト1の温風流出パイプ10側の開口部及びテーブル2
1全体を覆い隠す。さらに、掛け布団24の上からこた
つ板25を敷設する。そのため、テーブル21、掛け布
団24及びこたつ板25は、丁度こたつから赤外線ヒー
タ等の温熱部分を除去したものを構成している。
【0041】このまま、温風暖房機31の温風吹出口3
2から温風を吹き出させれば、温風の一部は、温風流入
パイプ2よりこたつ用温風引込ダクト1の内部に流入
し、温風流出パイプ10よりテーブル21内の掛け布団
24で覆われた部分へと導かれる。つまり、温風暖房機
31よりこたつ用温風引込ダクト1を通じてテーブル2
1の掛け布団24に囲まれた内部に引き込まれた温風に
より、こたつ内部が加温される。そのため、テーブル2
1を通常のこたつと同様に下半身を温めることができる
こたつとして利用することができる。しかも、こたつ専
用の温熱部分が不要である。
【0042】このように、本実施形態のこたつ用温風引
込ダクト1は、通常のテーブル21との組合わせによ
り、温風暖房機31と別途で専用の温熱部分を必要とす
ることなくこたつを構成できるものである。
【0043】したがって、本実施形態のこたつ用温風引
込ダクト1は、温風暖房機31等から送風される温風を
温風流入パイプ2の開放側よりこたつ内へ送風させるこ
とができ、こたつ専用の温熱部等の温度調節部を必要と
しないので、こたつ専用の温熱部等の分だけ設備費を安
価に抑えることができるとともに、光熱費を安価に抑え
ることができる。
【0044】また、第三延長パイプ7及びガイドパイプ
8から構成される長さ調節部により、温風流入パイプ2
と温風流出パイプ10との間の距離を所定の範囲内で変
更でき、温風の供給側である温風暖房機31から受取側
であるこたつまでの距離を適宜変更できるので、こたつ
の設置位置の選択の範囲が広がる。
【0045】さらに、温風流入パイプ2の一端を温風暖
房機31等の温風吹出口に近づけたときに、温風流入パ
イプ2の一端が温風暖房機31に当接する前に位置決め
ガイドレール11の一端により構成される接触防止部材
の先端が温風暖房機31に当接するので、温風流入パイ
プ2の先端が高温に熱せられた温風吹出口32に直接接
触することなく、必要以上に温風流入パイプ2が熱を受
けて老朽化が促進することはない。
【0046】なお、上記説明では、主要部を構成する材
質として、塩化ビニルを使用し、温風流入パイプ2の材
質として、ステンレスとしたが、各部を構成する材質に
は必ずしもこれらの材質に限定されるものではなく、そ
の他の材質であってもよい。しかし、温風流入パイプ2
の材質には、耐火性で熱伝導率の小さいものが好まし
い。温風流入パイプ2の周囲に金網等を巻いても、温風
流入パイプ2が加熱するのを防止できる。
【0047】また、上記説明では、長さ調節部の構成と
して、太さの異なる2つのパイプ材からなる第三延長パ
イプ7及びガイドパイプ8のうちの一方の第三延長パイ
プ7を他方のガイドパイプ8に挿入させた状態でスライ
ドさせることによって全長を変化させるものについて述
べたが、全長を変化させる手段であれば、その他の方法
でもよい。
【0048】さらに、上記説明では、接触防止部材とし
て、位置決めガイドレール11を温風流入パイプ2側に
温風流入パイプ2の先端より外方向へ突出させて設ける
ことによって構成したが、その他の方法でもよい。ま
た、位置決めガイドレール11は温風流入パイプ2の先
端より外方向へ突出させる長さを所定の範囲内で適宜に
変更できるものとしたが、必ずしもできる必要はない。
【0049】この他、上記説明では、上方から見て直線
状のこたつ用温風引込ダクト1について説明したが、左
右方向に折れ曲げてもよい。これは、各パイプにエルボ
等の折れ曲がったものを使用することによって簡単に実
現できる。例えば、温風暖房機31の据付位置が部屋に
よっては限定されている場合があるが、かかる場合にも
左右方向に折れ曲げたこたつ用温風引込ダクト1を使用
すれば、こたつの内部に温風暖房機31の温風を引込む
ことができる。
【0050】続いて、本発明の第二実施形態について説
明をする。図5は本発明の第二実施形態であるこたつ用
温風引込ダクトを示す斜視図、図6は本発明の第二実施
形態であるこたつ用温風引込ダクトを示す縦断面図、図
7の(a)は図6のC−C断面を示す断面図、(b)は
図6のD−D断面を示す断面図、(c)は図6のE−E
断面を示す断面図、(d)は図6のF−F断面を示す断
面図である。図中、上記第一実施形態と同一符号及び記
号は上記第一実施形態と同一または相当部分である。
【0051】図5乃至図7に示すように、本実施形態の
こたつ用温風引込ダクト41は、温風流入パイプ42
と、延長パイプ44と、温度調節空気流出パイプ部材4
5とで略全体が構成されている。
【0052】温風流入パイプ42は、断面の形状が略蒲
鉾形の筒状をしている。つまり、断面の一部は直線であ
り、この直線部分以外の部分は滑らかに連続する円弧の
一部からなり、断面が直線に相当する部分が平面となり
断面が円弧に相当する部分が曲面となっている。そし
て、長手方向の一端の切り口が所定角度で傾斜してお
り、他端の切り口が長手方向に対して略直角である。ま
た、他端より切り口が傾斜している側に向かって断面積
が徐々に大きくなっている。
【0053】延長パイプ44は、温風流入パイプ42同
様に断面の形状が略蒲鉾形で筒状をしており、外周面の
形状が、温風流入パイプ42の他端の内周面に略密接状
態で嵌合可能な形状である。そして、途中で外周面の平
面部分の反対側に所定の角度で曲がっている。なお、内
部については、図7の(b)乃至(d)に示すように、
平面部分に鉛直で長手方向に平行な板状の補強部材44
cが2つ垂設されている。この補強部材44cは、平面
部分に対して垂直方向への外力に対する補強をするもの
である。
【0054】温風流出パイプ45は、温風流入パイプ4
2及び延長パイプ44同様に断面の形状が略蒲鉾形で筒
状をしており、内周面の形状が、延長パイプ44の一端
を挿通可能な形状である。また、延長パイプ44の外周
面のうち平面部分が温風流出パイプ45の内周面の平面
部分に接しているとき、延長パイプ44の外周面のうち
曲面の部分と温風流出パイプ45の内周面のうち曲面の
部分との間には、どこも略一定の隙間が形成される。な
お、図5に示すように、温風流出パイプ45も温風流入
パイプ42と同様に内部には、平面部分に鉛直で長手方
向に平行な板状の補強部材45aが設けられている。た
だし、補強部材45aが設けられているのは、温風流出
パイプ45の他端より一端に向かって所定の距離までで
ある。
【0055】そして、延長パイプ44の一端近傍には、
図7の(d)に示すように、端部より所定の位置におい
てリング状の位置決め部材43が挿通され固着されてい
る。さらに、延長パイプ44の一端には、温風流入パイ
プ42が、切り口が長手方向に対して略直角である側よ
り挿通されている。なお、温風流入パイプ42は位置決
め部材43に当接するまで延長パイプ44に挿通されて
いる。
【0056】また、延長パイプ44の他端は、温風流出
パイプ45の一端に挿通されている。そして、延長パイ
プ44と温風流出パイプ45とは、1本のダクト状に一
体化されている。このとき、図6、図7の(a)及び
(b)に示すように、これら2つのパイプ44,45の
重なり部分において、延長パイプ44の先端近傍には、
曲面部分の外周面に沿って所定幅の板材からなる第一係
止部材46が固着されており、温風流出パイプ45の先
端近傍には、曲面部分の内周面に沿って所定幅の板材か
らなる第二係止部材47が固着されている。そのため、
この状態で、これら2つのパイプ44,45からなるダ
クトの全長を長くしようとすれば、これら2つのパイプ
44,45が分離する直前に、延長パイプ44の他端に
固着された第一係止部材46と温風流出パイプ45の一
端に固着された第二係止部材47とが当接し延長パイプ
44は温風流出パイプ45より離脱することはない。
【0057】このように構成された結果、温風流入パイ
プ42、延長パイプ44及び温風流出パイプ45は、外
周面の一部が平面でその他の部分が連続した曲面をなす
略蒲鉾状の1本の筒状をなし、温風流入パイプ42より
の部分で平面部分の反対側に折れ曲がっている。
【0058】なお、延長パイプ44の折れ曲がり部分近
傍の温風流出パイプ45寄りの平面部分には、温風流出
パイプ45の平面部分の板厚に略等しい板厚を有する板
状の支持部材48が固着されている。そのため、こたつ
用温風引込ダクト41は、平面部分を下方にして床面に
配置すれば、温度調節空気流出パイプ部材45の平面部
分と支持部材48とが面一となり、がたつかずに安定す
る。
【0059】また、延長パイプ44の折れ曲がり部分近
傍の温風流入パイプ42寄りの平面部分には、床面に略
平行に温風流入パイプ42側を向いて棒状の接触防止部
材49が一端をリベット49aにより固定されている。
なお、接触防止部材49は、床面に対して垂直な壁面に
近づけたときに、温風流入パイプ42の端部が該壁面に
当接する前に該壁面に当接する長さである。そのため、
こたつ用温風引込ダクト41は、温風流入パイプ42と
前記壁面との間に所定の距離を開けた状態で設置するこ
とができる。つまり、温風暖房機等の温風吹出口との間
に所定の距離を開けた状態で設置することができる。
【0060】このように、本実施形態のこたつ用温風引
込ダクト41も、上記第一実施形態のこたつ用温風引込
ダクト1と同様に、通常のテーブルとの組合わせによ
り、温風暖房機と別途で専用の温熱部分を必要とするこ
となくこたつを構成できるものである。つまり、温風流
入パイプ42を温風暖房機の温風吹出口に向け、温風流
出パイプ45の他端を掛け布団を掛けたテーブルの掛け
布団に囲まれた内部に挿入し、温風暖房機を運転させれ
ばテーブルはこたつとして機能する。また、延長パイプ
44と温風流出パイプ45とは全体の長さを変えること
ができるため長さ調節部を構成している。そのため、こ
たつ用温風引込ダクト41全体の長さを所定の範囲内で
変えることができ、熱源となる温風暖房機等からテーブ
ルまでの距離を所定の範囲内で適宜変更できる。
【0061】したがって、本実施形態のこたつ用温風引
込ダクト41は、上記第一実施形態のこたつ用温風引込
ダクト1と同様に、温風暖房機等から送風される温風を
温風流入パイプ42の開放側よりこたつ内へ送風させる
ことができ、こたつ専用の温熱部等の温度調節部を必要
としないので、こたつ専用の温熱部等の分だけ設備費を
安価に抑えることができるとともに、光熱費を安価に抑
えることができる。
【0062】また、延長パイプ44及び温風流出パイプ
45から構成される長さ調節部により、温風流入パイプ
42と温風流出パイプ45との間の距離を所定の範囲内
で変更でき、温度調節された空気の供給側である温風暖
房機から受取側であるこたつまでの距離を適宜変更でき
るので、こたつの設置位置の選択の範囲が広がる。
【0063】さらに、温風流入パイプ42の一端を温風
暖房機等の温風吹出口に近づけたときに、温風流入パイ
プ42の一端が温風暖房機に当接する前に接触防止部材
49の端部が温風暖房機に当接するので、温風流入パイ
プ42の先端が高温に熱せられた温風吹出口に直接接触
することなく、必要以上に温風流入パイプ42が熱を受
け老朽化を促進することはない。
【0064】これに加えて、長手方向の各部の断面の一
部に直線部分があるため、この部分が平面となり床面に
対して横方向へ回転することなく安定して設置できる。
そのため、別途にわざわざ脚を設ける等の必要がない。
また、断面積の大きさの割に床面からの高さを低く抑え
ることができるので、人が足を引っかけて転倒すること
もない。また、各部の内部には、平面部分に垂直な補強
部材が設けられており、平面部分に垂直な方向に対する
補強がされているため、上方より足で踏む等の外力が加
わっても内部空間は閉ざされることなく、温風等は安定
してこたつ内に送風される。
【0065】なお、上記説明では、主要部を構成する材
質を塩化ビニルとしたが、その他の材質でもよい。ただ
し、温風流入パイプ42の材質は、耐火性で熱伝導率の
小さい材質が好ましい。
【0066】また、上記説明では、長さ調節部として、
延長パイプ44の端部を温風流出パイプ45の端部に挿
入させた状態でスライドさせることによって全長を変化
させるものとしたが、全長を変化させる手段であれば、
その他の方法でもよい。
【0067】さらに、上記説明では、接触防止部材に
は、温風流入パイプ42方向へ突出して設けられた棒状
の接触防止部材49よって構成されているが、その他の
方法でもよい。また、接触防止部材49は温風流入パイ
プ42の先端より外方向への突出させる長さが一定であ
るが、所定の範囲内で適宜に変更できるものであっても
よい。
【0068】また、各部分の断面のうち円弧状の部分の
曲率半径は、特に制限はなく、場所によって曲率半径が
異なっていてもよく、必ずしも円弧状である必要はな
い。
【0069】続いて、本発明の第三実施形態について説
明をする。図8は本発明の第三実施形態であるこたつ用
温風引込ダクトを示す斜視図、図9は本発明の第三実施
形態であるこたつ用温風引込ダクトの(a)は温風流入
開口枠部材を示す斜視図、(b)は第一骨部材を示す斜
視図、(c)は第二骨部材を示す斜視図である。図中、
上記第一実施形態及び第二実施形態と同一符号及び記号
は上記第一実施形態及び第二実施形態と同一または相当
部分である。
【0070】図8及び図9に示すように、本実施形態の
こたつ用温風引込ダクト51は、主要部であるダクトを
構成するシート部材55と、該シート部材55を支持す
る骨格部分とで構成されている。また、前記骨格部分
は、温風流入開口枠部材52と、第一骨部材53と、第
二骨部材54とで略全体が構成されている。
【0071】温風流入開口枠部材52は、図9の(a)
に示すように、略弓形に湾曲された棒材からなり、両端
部より所定長さの部分が直線状で互いに略平行に向かい
合っている。また、両端部には各々に中心角が60°乃
至80°程度の扇状の板材からなる軸受部52bが互い
に略平行に向かい合うとともに、2つの直線部分のうち
一方の直線部分を棒材部分の端部の延長線上に合わせて
中心角近傍が固着されている。これら軸受部52bの直
線部分のうち他方の直線部分には、各々に所定厚さの略
長方形の位置決めガイド部52cが各々に向かい合って
垂設されている。また、2つの軸受部52bの各々の略
中央には係止孔52dが穿設されており、2つの係止孔
52dは連通している。
【0072】第一骨部材53は、略長方形の板状で、長
手方向の一端の幅方向の両側には、図9の(b)に示す
ように、板状で略半円形の軸受部53aが各々に向かい
合って裏面側へ垂設されている。また、長手方向の他端
の幅方向の両側には、略円盤状の軸受部53cが互いに
略平行に向かい合って長手方向に遠ざかる側へ垂設され
ている。これら軸受部53a,53cについても、各々
に略中央には係止孔53b,53dが穿設されており、
2組の係止孔53こ,53dは各々連通している。そし
て、各々の軸受部53cの相反する面には、係止孔53
dの周囲の一部に凸部53eが形成されている。
【0073】第二骨部材54は、略長方形の板状で、長
手方向の一端の幅方向の両側には、図9の(c)に示す
ように、板状で略半円形の軸受部54aが各々に向かい
合って表面側へ垂設されている。これらの軸受部54a
の略中央には各々に係止孔54bが穿設されており、2
つの係止孔54bは連通している。これら2つの軸受部
54aの向かい合う面には、係止孔54bの周囲の一部
に凸部54cが形成されている。
【0074】そして、図8に示すように、温風流入開口
枠部材52の2つの軸受部52bの間には、第一骨部材
53が一端の幅方向の両端部に介在され所定の角度の範
囲内で回動可能に軸支されている。つまり、温風流入開
口枠部材52の係止孔52dが第一骨部材53の係止孔
53bに連通するような位置で、これらの孔に捩子、リ
ベット等の軸部材(図示せず)を連通して挿通され、温
風流入開口枠部材52及び第一骨部材53は軸支されて
いる。このとき、第一骨部材53の裏面方向に温風流入
開口枠部材52を回動させると、図10に示すように、
温風流入開口枠部材52は棒材部分の略全体が、第一骨
部材53の裏面に当接する。図10は本発明の第三実施
形態であるこたつ用温風引込ダクトを折り畳んだ状態を
示す側面図である。第一骨部材53の表面方向に温風流
入開口枠部材52を回動させると、位置決めガイド部5
2cが第一骨部材53の表面に当接し、それ以上の回動
は阻止される。そのため、温風流入開口枠部材52の棒
材部分の両端部近傍の直線部分が第一骨部材53の表面
と所定の角度をなした状態となる。このとき、図8に示
すように、第一骨部材53の一端には、温風流入開口枠
部材52により温度を調節された空気が流入する開口部
の枠が形成される。
【0075】第二骨部材54の2つの軸受部54aの間
には、第一骨部材53の他端が幅方向両端部を介在され
て回動可能に軸支されている。このとき、第二骨部材5
4の2つの軸受部54aは、各々に第一骨部材53の2
つの軸受部53cのうちの一方とペアになって、係止孔
54bと係止孔53dに連通して捩子、リベット等の軸
部材(図示せず)により軸支されている。軸受部53c
及び軸受部54aには、各々に突起している凸部53e
及び凸部54cが互いに向かい合う面に位置することに
なり、第一骨部材53と第二骨部材54の各々の表面が
遠ざかる方向に角度を変えていくと略135°前後にお
いて、凸部53eと凸部54cとが当接し回動が阻止さ
れる。つまり、この状態で第二骨部材54を床面に配置
すると、第一骨部材53は、図8に示すように第二骨部
材54から遠ざかる方向に対して床面より略45°の角
度で上向きに傾斜した状態となる。逆に、第一骨部材5
3と第二骨部材54の各々の表面が重なる方向に角度を
変えていくと図10に示すように第一骨部材53と第二
骨部材54は各々の表面が略重なり、こたつ用温風引込
ダクト51の骨格部分全体の大きさがコンパクトにな
る。
【0076】つまり、分温風流入開口枠部材52、第一
骨部材53及び第二骨部材54からなる骨格部分は、温
風流入開口枠部材52を第一骨部材53の表面方向に係
止されるまで回動させ、第一骨部材53を第一骨部材5
3及び第二骨部材54の各々の表面が遠ざかる方向に係
止されるまで回動させると図8に示すように、第一骨部
材53の一端近傍に温度調節された空気の流入する開口
部を構成する枠部材が形成され、第一骨部材53が第二
骨部材54から遠ざかる方向に向かって床面に対して略
45°の角度の状態となる。
【0077】逆に、温風流入開口枠部材52を第一骨部
材53の裏面方向に回動させ、第一骨部材53を表面が
第二骨部材54の表面に近づく方向に回動させれば、図
10に示すように全体がコンパクトな状態となる。
【0078】このように構成された骨格部分には、図8
に示すような、折り畳み自在なシート状の材質からなる
略円筒状のシート部材55が取り付けられており、この
骨格部分がシート部材55の骨格となっている。
【0079】シート部材55は、耐熱性で気密性の高い
折り畳み自在なシート状の材質からなり略円筒状をして
いる。つまり、シート部材55は、長手方向の両端が互
いに連通する開口部を備えている。全体の長さは第一骨
部材53及び第二骨部材54の各々の長手方向の長さの
和に略等しく、外周の長さは温度調節空気流入開口部枠
部材52と第一骨部材53との間に構成される開口部の
大きさに略等しい。長手方向の一端には、開口部に沿っ
て接着布等の係止部材(図示せず)が設けられており、
この接着布により、該開口部の周囲を温風流入開口枠部
材52と第一骨部材53との間に構成される開口部の周
囲に合わせて係止されている。また、外周面は、長手方
向の他端を第二骨部材54の他端側へ向け、その一部分
を第一骨部材53及び第二骨部材54の各々の表面の略
全域にわたって密接した状態で係止されている。つま
り、シート部材55は、外周方向に第一骨部材53及び
第二骨部材54の幅に略等しい長さで、長手方向の一端
から長手方向に平行に他端に向かって他端に至るまでの
範囲を略平面状に引き延ばし、この平面に引き延ばされ
た部分を第一骨部材53及び第二骨部材54の表面に接
着布等で係止されている。
【0080】そして、骨格部分が図8に示すような状態
では、温風流入開口枠部材52が温風等の温度調節され
た空気がシート部材55内に流入する入口となり、流入
した空気はシート部材55の一端より他端へと移動し他
端の開口部より流出する。このとき、シート部材55は
内部を通過する空気の風圧により一端より他端に至るま
でどこも断面が略蒲鉾形となる。そのため、こたつ用温
風引込ダクト51は、骨格部分が図8の状態で温風流入
開口枠部材52に形成された開口部に温風暖房機等の温
風吹出口に近づけ、第二骨部材54の他端を掛け布団で
周囲を閉蓋されたテーブル等の内部に挿入させれば、温
風暖房機等の温風吹出口から放出される温風を掛け布団
で周囲を閉蓋されたテーブル等の内部に流入させること
ができる。つまり、上記第一実施形態のこたつ用温風引
込ダクト1及び第二実施形態のこたつ用温風引込ダクト
41と同様にテーブルをこたつとして使用することがで
きる。
【0081】なお、骨格部分のうち床面に設置する際に
床面に当接する部分が、板状の第二骨部材54であり、
床面と平面どうしで接するため横方向へ回転することな
く安定して設置できる。そのため、別途にわざわざ脚を
設ける等の必要がない。また、断面積の大きさの割に床
面からの高さを低く抑えることができるので、人が足を
引っかけて転倒することもない。
【0082】また、図10のように骨格部分を折り畳め
ば、シート部材55は、第一骨部材53及び第二骨部材
54の間に介在された状態で収納され全体がコンパクト
に収納できる。
【0083】このように、本実施形態のこたつ用温風引
込ダクト51も、上記各実施形態のこたつ用温風引込ダ
クト1,41と同様に、通常のテーブルとの組合わせに
より、温風暖房機と別途で専用の温熱部分を必要とする
となくこたつを構成できるものである。つまり、温風流
入開口枠部材52により構成される開口部を温風暖房機
の温風吹出口に向け、シート部材55の他端の開口部を
掛け布団を掛けられ周囲を閉蓋されたテーブルの内部に
挿入し、温風暖房機を運転させればテーブルはこたつと
して機能するものである。
【0084】また、本実施形態のこたつ用温風引込ダク
ト51は、温風流入開口枠部材52を第一骨部材53の
裏面に当接するまで回動させ、第一骨部材53を表面が
第二骨部材54の表面に略当接するまで回動させれば、
シート部材55が第一骨部材53及び第二骨部材54の
各々の表面に介在された状態で収納されるので全体をコ
ンパクトに収納できるものである。
【0085】したがって、本実施形態のこたつ用温風引
込ダクト51は、上記各実施形態のこたつ用温風引込ダ
クト1,41と同様に、温風暖房機等から送風される温
風を温風流入開口枠部材52により構成された開口部よ
りシート部材55を通じてこたつ内へ送風させることが
でき、こたつ専用の温熱部等の温度調節部を必要としな
いので、こたつ専用の温熱部等の分だけ設備費を安価に
抑えることができるとともに光熱費を安価に抑えること
ができる。
【0086】また、骨格部分のうち床面に設置する際に
床面に当接する部分が、板状の第二骨部材54であり、
床面と平面どうしで接するため横方向へ回転することな
く安定して設置できる。そのため、別途にわざわざ脚を
設ける等の必要がない。また、断面積の大きさの割に床
面からの高さを低く抑えることができるので、人が足を
引っかけて転倒することもない。
【0087】これに加えて、温風流入開口枠部材52を
第一骨部材53の裏面に当接するまで回動させ、第一骨
部材53を表面が第二骨部材54の表面に重なり合うま
で回動させれば、シート部材は第一骨部材53の表面と
第二骨部材54の表面の間に介在された状態で折り畳ま
れ、全体が折り畳む前に比べて小さな1枚の板状のもの
になるので、未使用時には、より小さな収容スペースに
収納でき邪魔にならない。
【0088】なお、骨格部分を構成する材質としては、
鉄板、グラスファイバー等の樹脂が考えられるが、その
他にシート部材55を安定して支持できる強度及び耐熱
性を有する材質ならばどのような材質でもよい。また、
シート部材55の材質は、耐火性と気密性と折り曲げ自
在な条件さえ満たしていればどのような材質であっても
構わない。
【0089】また、本実施形態のこたつ用温風引込ダク
ト51には、長さ調節部及び接触防止部材はないが、こ
れらを備えていても特に問題はない。ただし、全体の大
きさをコンパクトに折り畳み収納できなくてはならな
い。
【0090】ところで、上記各実施形態では、温風暖房
機を使用する場合について説明したが、温風暖房機に限
定されるものではなく、エアコンディショニング装置、
スポットクーラー等にしても構わない。つまり、温風暖
房機から送風される空気は温風であることに限定される
ものではなく、涼風であってもよい。涼風である場合に
は、夏期における部分冷房器具を構成できる。
【0091】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明のこたつ
用温風引込ダクトは、温風暖房機から送風される温風を
温風流出パイプの開放側よりこたつ内へ送風させること
ができ、こたつ専用の温熱部等の温度調節部を必要とし
ないので、こたつ専用の温熱部等の分だけ設備費を安価
に抑えることができるとともに、光熱費を安価に抑える
ことができる。
【0092】請求項2の発明のこたつ用温風引込ダクト
は、請求項1のこたつ用温風引込ダクトの効果に加え
て、長さ調節部により温風流入パイプと温風流出パイプ
との間の距離を所定の範囲内で変更でき、温度調節され
た空気の供給側である温風暖房機から受取側であるこた
つまでの距離を適宜変更できるので、こたつの設置位置
の選択の範囲が広がる。
【0093】請求項3の発明のこたつ用温風引込ダクト
は、請求項1または請求項2のいずれかのこたつ用温風
引込ダクトの効果に加えて、温風流入パイプの一端を温
風暖房機の温風吹出口に近づけたときに、温風流入パイ
プの一端が温風暖房機に当接する前に接触防止部材の先
端が温風暖房機に当接するので、温風流入パイプの先端
が高温に熱せられた温風吹出口に直接接触することな
く、必要以上に温風流入パイプが熱を受け老朽化するこ
とがない。
【0094】請求項4の発明のこたつ用温風引込ダクト
は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つのこたつ用温
風引込ダクトの効果に加えて、長手方向の各部の断面の
一部に直線部分があるため、この部分が平面となり床面
に対して横方向へ回転することなく安定して設置できる
ので、別途にわざわざ脚を設ける等の必要がない。ま
た、断面積の大きさの割に床面からの高さを低く抑える
ことができるので、人が足を引っかけて転倒することも
ない。
【0095】請求項5の発明のこたつ用温風引込ダクト
は、温風流入開口枠部材を第一骨部材の裏面に当接する
まで回動させ、第一骨部材を表面が第二骨部材の表面に
重なり合うまで回動させれば、シート部材は第一骨部材
の表面と第二骨部材の表面の間に介在された状態で折り
畳まれ、全体が折り畳む前に比べて小さな1枚の板状の
ものになるので、未使用時には、より小さな収容スペー
スに収納でき邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態であるこたつ用温風引込
ダクトを示す斜視図である。
【図2】本発明の第一実施形態であるこたつ用温風引込
ダクトを示す一部分解縦断面図である。
【図3】(a)は図2のA部分を示す拡大断面図、
(b)は(a)のB−B断面を示す断面図である。
【図4】本発明の第一実施形態であるこたつ用温風引込
ダクトの使用状態を示す断面図である。
【図5】本発明の第二実施形態であるこたつ用温風引込
ダクトを示す斜視図である。
【図6】本発明の第二実施形態であるこたつ用温風引込
ダクトを示す縦断面図である。
【図7】(a)は図6のC−C断面を示す断面図、
(b)は図6のD−D断面を示す断面図、(c)は図6
のE−E断面を示す断面図、(d)は図6のF−F断面
を示す断面図である。
【図8】本発明の第三実施形態であるこたつ用温風引込
ダクトを示す斜視図である。
【図9】本発明の第三実施形態であるこたつ用温風引込
ダクトの(a)は温風流入開口枠部材を示す斜視図、
(b)は第一骨部材を示す斜視図、(c)は第二骨部材
を示す斜視図である。
【図10】本発明の第三実施形態であるこたつ用温風引
込ダクトを折り畳んだ状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1,41,51 こたつ用温風引込ダクト 2 温風流入パイプ 3 接続パイプ 4 第一延長パイプ 5 第二延長パイプ 6 接続パイプ 7 第三延長パイプ 8 ガイドパイプ 9 第四延長パイプ 10 温風流出パイプ 11 位置決めガイドレール 12 固定部 13 ガイド部材 14 締付つまみ 15 床面 21 テーブル 22 台部材 23 脚部材 24 掛け布団 25 こたつ板 31 温風暖房機 32 温風吹出口 42 温風流入パイプ 43 位置決め部材 44 延長パイプ 45 温風流出パイプ 46 第一係止部材 47 第二係止部材 48 支持部材 49 接触防止部材 52 温風流入開口枠部材 53 第一骨部材 54 第二骨部材 55 シート部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温風暖房機の温風吹出口近傍に開口端を
    向けて配設され、温風が流入する筒状の温風流入パイプ
    と、 前記温風流入パイプの他端より連なり1本の筒状をな
    し、開放側の端部がこたつ内に引き込まれ、温風が流出
    する温風流出パイプとを具備することを特徴とするこた
    つ用温風引込ダクト。
  2. 【請求項2】 前記温風流入パイプと前記温風流出パイ
    プとの間に伸縮自在な長さ調節部を備えたことを特徴と
    する請求項1に記載のこたつ用温風引込ダクト。
  3. 【請求項3】 前記温風流入パイプの開口端より一端が
    外方向に突出した接触防止部材を備えたことを特徴とす
    る請求項1または請求項2のいずれかに記載のこたつ用
    温風引込ダクト。
  4. 【請求項4】 前記温風流入パイプと前記温風流出パイ
    プの長手方向の各部の断面の形状が直線部分と円弧の一
    部とからなることを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれか1つに記載のこたつ用温風引込ダクト。
  5. 【請求項5】 略板状の第一骨部材と、 前記第一骨部材の長手方向の一端に長手方向の一端が軸
    支され、前記第一骨部材と表面どうし重なり合う状態か
    ら所定の角度の範囲内まで回動自在であり、前記第一骨
    部材と所定の角度をなすまで回動させるとそれ以上の回
    動を阻止する係止手段を前記第一骨部材との間で構成す
    る第二骨部材と、 略弓形に湾曲された棒材からなり両端部を前記第一骨部
    材の長手方向の他端近傍の幅方向の両端部に各々軸支さ
    れ前記第一骨部材の裏面に当接する状態から前記第一骨
    部材の表面と略90°前後をなすまで回動自在であり前
    記第一骨部材の表面と略90°前後をなす状態から前記
    第一骨部材の表面方向への回動を阻止する係止手段を前
    記第一骨部材との間で構成する温風流入開口枠部材と、 折り曲げ自在な布材からなる筒状をしており、前記第一
    骨部材及び第二骨部材の表面に両端部を長手方向にして
    側面を略密接状態で係止され、長手方向の一端の開口部
    分の周囲を温風流入開口枠部材の周囲に沿って係止され
    たシート部材とを具備することを特徴とするこたつ用温
    風引込ダクト。
JP28318996A 1996-10-04 1996-10-04 こたつ用温風引込ダクト Pending JPH10111021A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013002618A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Honko Mfg Co Ltd 導風管連結具及び導風体

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