JPH1011090A - 音声合成装置 - Google Patents
音声合成装置Info
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Abstract
音声合成装置において、シャープやアスタリスクのよう
な、対応する音声を特定することが困難な特殊文字が含
まれている場合でも、簡潔でわかりやすい音声合成結果
を提供できるようにする。 【解決手段】特殊文字については、特殊文字処理部13
においてデータベース(14)をアクセスして、読みの
音声に代えて、発振音を出力する。
Description
し、例えば電子メールの音声化サービスに適用する音声
合成装置において、シャープやアスタリスクのような、
対応する音声を特定することが困難な特殊文字について
は、発振音を出力することにより、簡潔でわかりやすい
音声合成結果を提供できるようにする。
は、図7に示すような構成によりテキスト文でなる音声
処理対象を音声合成処理するようになされている。
ンピュータ等よりテキストファイル2を音声合成対象と
して入力する。テキスト音声合成部1Aにおいて、言語
処理部3は、このテキストファイル2における文章の統
語構造を解析し、文章中の語句に対して、漢字の読み、
アクセントの情報を付加する。
で解析された結果により、文章を音声化したときに自然
になるように韻律を制御し、所定の記憶手段より音声波
形データをロードして音声波形を合成する。音声出力手
段5は、音声波形合成部4より出力される音声波形をデ
ィジタルアナログ変換処理して音声信号に変換した後、
この音声信号でスピーカ6を駆動する。
トファイルにおいては、「●」、「→」、「#」、
「*」等の文字(以下特殊文字と呼ぶ)が使用される場
合がある。このような特殊文字は、読みはあるものの、
一般に使用されるひらがな、漢字のような対応する音声
を特定することが困難な特殊な事情がある。
おいては、各特殊記号に対応して、日本語の読みを辞書
に登録しておくことにより、各特殊文字を音声化する。
すなわち「●」、「→」、「#」、「*」の特殊記号
は、それぞれ「まる」、「みぎやじるし」、「しゃー
ぷ」、「あすたりすく」の読みを辞書に登録し、音声合
成時には、この登録された読みに従って各特殊記号を音
声化する。
どで、これらの特殊記号が多く含まれているテキストを
音声合成すると、内容を把握することが困難になる場合
がある。すなわち特殊文字は、一般に、強調、引用など
を示すための、視覚的な単なる記号として用いられるこ
とが多く、特殊文字の読みそのものを音声化しても意味
がなく、却って音声化されたこれらの特殊記号により、
文章全体が繁雑になる問題がある。
アスタリスク記号で挟んで「営業会議は、明日の*午後
*に開催します。」などと表記することがあるが、これ
を読みで音声合成すると、「えいぎょうかいぎは、あし
たのあすたりすくごごあすたりすくにかいさいしま
す。」となる。この場合、特殊記号の音声化によって、
書き手が強調したかった重要な部分を却って聞き逃した
り、また聞き間違えたりする。
ので、特殊記号を含む場合でも、簡潔でわかりやすい音
声合成結果を提供することができる音声合成装置を提案
しようとするものである。
め本発明においては、特殊文字に対しては、記憶媒体よ
り、音声の情報に代えて発振音の情報を取り出すように
する。
発振音の情報を取り出すようにすれば、特殊文字の読み
により煩雑さを解消でき、特殊文字により強調しようと
した箇所については、聞き手の注意を喚起することがで
きる。
発明の実施の形態を詳述する。
ブロック図である。この音声合成装置10は、テキスト
ファイル11の内容を音声合成して出力する。なおこの
実施の形態において、図7について上述した音声合成装
置と同一の構成は、対応する符号を付して重複した説明
は省略する。
うに、漢字、かな、英数字に加えて、シャープ、アスタ
リスク等の特殊文字により形成されるテキストファイル
11を音声合成対象として入力する。
処理部12は、このテキストファイル11における文章
の統語構造を解析し、文章中の語句に対して、漢字の読
み、アクセントの情報を生成する。このとき言語処理部
12は、テキスト中の特殊文字については、何ら操作を
加えず読み飛ばす。これにより音声波形合成部4は、例
えば「内容を*強調*する」のテキストについて、図3
(A)に示すような音声波形の波形データを出力する。
11を解析し、テキスト中に特殊文字が現れると、ハー
ドディスク装置等により構成される特殊文字音声記憶媒
体14をアクセスし、対応する発振音の波形データをロ
ードする。このとき特殊文字処理部13は、漢字、か
な、英数字等、特殊文字以外の文字については、何ら操
作を加えず読み飛ばす。これにより特殊文字処理部13
は、図3(A)の音声波形データに対応して、図3
(B)に示すような発振音の波形データを出力する。
各特殊文字に対応する発振音の波形データをデータベー
ス化して保持する。ここでこの実施の形態では、ビープ
音の継続時間、回数を切り換えて、「♯」シャープ記号
には「ピーッ」と言う発振音の波形データ、「*」アス
タリスク記号には「ピッ」と言う発振音の波形データ、
「>」には「ピッピッ」と言う発振音の波形データ等を
割り当てる。
部4より出力される音声波形データと、特殊文字処理部
13より出力される発振音の波形データを合成して出力
する。すなわち特殊文字音声処理部15では、特殊文字
以外の部分を音声化した音声波形合成部4より出力され
る音声波形データに対して、テキストファイル11の記
述に対応した位置に、発振音の波形データを付加する。
これにより特殊文字音声処理部15は、図3(C)に示
すような波形データを出力し、音声合成装置10では、
この波形データがアナログ信号に変換されてスピーカ6
より出力される。
スク等の特殊文字を含むテキストファイル11は、言語
処理部12において、特殊文字が読み飛ばされて、漢字
等の読み、アクセントの情報が生成され、音声波形合成
部4により音声の波形データが形成される(図3
(A))。またテキストファイル11は、特殊文字処理
部13において、漢字等が読み飛ばされて、各特殊文字
が現れると、特殊文字音声記憶媒体14をアクセスして
対応する発振音の波形データがロードされて出力される
(図3(B))。
音声処理部15において、1つの波形データに合成され
た後、続く音声出力手段5を介してスピーカ6より出力
される。これにより例えば図2に示すテキストファイル
においては、図4に示すように、一連の音声合成結果の
中で、アスタリスク記号「*」の位置で「ピッ」と言う
発振音が出力され、またシャープ記号「♯」の位置で
「ピーッ」と言う発振音が出力され、「>」の特殊記号
では「ピッピッ」と言う発振音が出力される。
音声による読みに代えて、発振音を割り当てたことによ
り、特殊文字の読みの音声化による煩雑さを解消でき、
これにより簡潔でわかりやすい音声合成結果を提供する
ことができる。さらに特殊文字により強調しようとした
箇所については、聞き手の注意を喚起して、聞き手に書
き手の意図を明確に伝えることもできる。
プ音の継続時間、回数を切り換える場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、ビープ音の高さによって特
殊文字を区別しても良く、さらにはビープ音以外の発振
音を割り当てるようにしてもよい。
文字にそれぞれ異なる発振音を割り当てる場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図5に示すよ
うに、同一の発振音を割り当てるようにしてもよい。な
おこの図5においては、特殊文字「*」、「♯」、
「>」にそれぞれ「ピッ」という発振音を割り当てた場
合の音声合成結果である。
種類の異なる特殊記号が連続する場合には、何れか一方
の特殊記号についてのみ、発振音を割り当てるように
し、他方を読み飛ばすようにしてもよい。
の特殊文字に発振音を割り当てる場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えば図6に示すように、
一般的に良く使われる使用頻度の高い特殊文字について
のみ選択的に発振音を割り当てるようにし、使用頻度の
低い特殊文字は読み飛ばしてもよい。なおこの図6にお
いては、特殊記号「>」は使用頻度が低いとして読み飛
ばした音声合成結果である。
やアスタリスクのような、対応する音声を特定すること
が困難な特殊文字については、発振音を出力することに
より、簡潔でわかりやすい音声合成結果を提供すること
ができる。
ブロック図である。
図表である。
波形図である。
図表である。
成結果を示す図表である。
音声合成結果を示す図表である。
音声合成部、2、11……テキストファイル、3、12
……言語処理部、4……音声波形合成部、5……音声出
力手段、6……スピーカ、13……特殊文字処理部、1
4……特殊文字音声記憶媒体、15……特殊文字音声処
理部
Claims (5)
- 【請求項1】 テキスト文から、前記テキスト文の内容
に応じた音声を合成する音声合成装置において、 前記音声と、発振音との情報を記憶した記憶媒体と、 前記テキスト文に記述された文字に対応する音声の情報
を、前記記憶媒体より取り出して音声の波形を生成する
音声合成部と、 前記テキスト文の、対応する音声を特定することが困難
な特殊文字に対して、前記記憶媒体より前記発振音の情
報を取り出して、前記発振音の波形を生成する特殊文字
処理部と、 前記音声の波形に前記発振音の波形を付加する音声処理
部とを備えることを特徴とする音声合成装置。 - 【請求項2】 前記情報は、 前記音声及び前記発振音の波形の情報でなり、 記憶媒体は、 前記波形の情報をデータベース化して保持することを特
徴とする請求項1に記載の音声合成装置。 - 【請求項3】 前記記憶媒体は、 前記発振音の情報を前記特殊文字に対応して複数保持
し、 前記特殊文字処理部は、 前記特殊文字に応じて、前記複数の発振音の情報より対
応する発振音の情報を選択して取り出すことを特徴とす
る請求項1に記載の音声合成装置。 - 【請求項4】 前記特殊文字処理部は、 使用頻度の高い特殊文字についてのみ選択的に前記発振
音の情報を取り出すことを特徴とする請求項1に記載の
音声合成装置。 - 【請求項5】 前記特殊文字処理部は、 特殊文字が連続する場合は、何れか1つの特殊文字につ
いてのみ、前記発振音の情報を取り出すことを特徴とす
る請求項1に記載の音声合成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17988396A JP3467764B2 (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 音声合成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17988396A JP3467764B2 (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 音声合成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1011090A true JPH1011090A (ja) | 1998-01-16 |
JP3467764B2 JP3467764B2 (ja) | 2003-11-17 |
Family
ID=16073573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17988396A Expired - Fee Related JP3467764B2 (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 音声合成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3467764B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001265703A (ja) * | 1999-12-10 | 2001-09-28 | Sega Corp | 電子文書送受信システム |
JP2007538278A (ja) * | 2004-05-21 | 2007-12-27 | ハーマン ベッカー オートモーティブ システムズ ゲーエムベーハー | 音声認識システム |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP17988396A patent/JP3467764B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001265703A (ja) * | 1999-12-10 | 2001-09-28 | Sega Corp | 電子文書送受信システム |
JP2007538278A (ja) * | 2004-05-21 | 2007-12-27 | ハーマン ベッカー オートモーティブ システムズ ゲーエムベーハー | 音声認識システム |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3467764B2 (ja) | 2003-11-17 |
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