JPH1011045A - 画像処理装置および画像処理方法および記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法および記憶媒体

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JPH1011045A
JPH1011045A JP8158500A JP15850096A JPH1011045A JP H1011045 A JPH1011045 A JP H1011045A JP 8158500 A JP8158500 A JP 8158500A JP 15850096 A JP15850096 A JP 15850096A JP H1011045 A JPH1011045 A JP H1011045A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理装置および方法および記憶媒体に関
し、画像の高品位化を図ること。 【解決手段】 ディスク記憶装置111に記憶された輪
郭座標情報で表わされる複数のパターンからなる画像
を、ディスク記憶装置111に記憶された複数のパター
ンの画像補正情報に基づいて同一階調で表現する。CP
U101は、フロッピィディスク111aに記憶された
プログラムを読み出して実行することにより、これらの
輪郭座標情報と画像補正情報とに基づいて、同一階調と
は異なる他の階調で表現される範囲を決定し、決定され
た範囲の位置を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置および
画像処理方法および記憶媒体に関し、特に、文字の字形
を輪郭の座標で表すアウトラインフォントを用いる画像
処理装置および画像処理方法および記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】アウトライン形式でコード化された文字
データ(アウトラインフォントデータ)では、ビットマ
ップ展開時に文字の字形が高品位に保たれるように、輪
郭座標値情報とともに文字の同一階調で塗りつぶされる
部分の線幅を補正する線幅補正情報により、ビットマッ
プ展開における文字の高品位出力を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、輪郭座
標値情報と線幅補正情報だけでは線の輪郭よりも線幅が
広がり、線と線の間の空間部分がせばまることを防ぐこ
とができないために、文字の字形を高品位に保つための
効果を得られず、文字品位を低下させる場合があった。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、文字の輪郭座標値と線幅補正情報から空間補正範囲
を決定することで、文字の字形を高品位に保つことので
きる画像処理装置および画像処理方法および記憶媒体を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の装置では、記憶手段に記憶された
輪郭座標情報で表わされる複数のパターンからなる画像
を、前記記憶手段に記憶された前記複数のパターンの画
像補正情報に基づいて同一階調で表現する画像処理装置
であって、前記輪郭座標情報と前記画像補正情報とに基
づいて、前記同一階調とは異なる他の階調で表現される
範囲を決定する補正範囲決定手段を具備した構成とし
た。
【0006】また、請求項2に記載の装置では、記憶手
段に記憶された輪郭座標情報で表わされる複数のパター
ンからなる画像を、前記記憶手段に記憶された前記複数
のパターンの画像補正情報に基づいて同一階調で表現す
る画像処理装置であって、前記輪郭座標情報と前記画像
補正情報とに基づいて、前記同一階調とは異なる他の階
調で表現される範囲を決定する補正範囲決定手段と、前
記補正範囲決定手段により決定された前記範囲の位置を
特定する範囲特定手段とを具備した構成とした。
【0007】また、請求項3に記載の装置では、前記輪
郭座標情報は前記複数のパターンが直線か3次ベジェ曲
線かを表す座標値の点属性を含む構成とした。
【0008】また、請求項4に記載の装置では、前記画
像補正情報は前記複数のパターンそれぞれの端部位置を
示す構成とした。
【0009】また、請求項5に記載の装置では、前記補
正範囲決定手段は、配列により前記範囲を決定するよう
にした。
【0010】また、請求項6に記載の装置では、前記範
囲特定手段は、配列により前記範囲の位置を特定するよ
うにした。
【0011】また、請求項7に記載の装置では、前記配
列に基づいて、前記範囲の位置を命令形式で出力するよ
うにした。
【0012】また、請求項8に記載の装置では、前記範
囲の位置を前記配列により出力するか前記命令形式で出
力するかを選択することができるようにした。
【0013】また、請求項9に記載の装置では、前記範
囲は、二次元の直交座標で決定されるようにした。
【0014】上記目的を達成するために、請求項10に
記載の方法では、記憶手段に記憶された輪郭座標情報で
表わされる複数のパターンからなる画像を、前記記憶手
段に記憶された前記複数のパターンの画像補正情報に基
づいて同一階調で表現する画像処理方法であって、前記
輪郭座標情報と前記画像補正情報とに基づいて、前記同
一階調とは異なる他の階調で表現される範囲を決定する
補正範囲決定ステップを有するようにした。
【0015】また、請求項11に記載の方法では、記憶
手段に記憶された輪郭座標情報で表わされる複数のパタ
ーンからなる画像を、前記記憶手段に記憶された前記複
数のパターンの画像補正情報に基づいて同一階調で表現
する画像処理方法であって、前記輪郭座標情報と前記画
像補正情報とに基づいて、前記同一階調とは異なる他の
階調で表現される範囲を決定する補正範囲決定ステップ
と、前記補正範囲決定ステップにおいて決定された前記
範囲の位置を特定する範囲特定ステップとを有するよう
にした。
【0016】また、請求項12に記載の方法では、前記
輪郭座標情報は前記複数のパターンが直線か3次ベジェ
曲線かを表す座標値の点属性を含むようにした。
【0017】また、請求項13に記載の方法では、前記
画像補正情報は前記複数のパターンそれぞれの端部位置
を示すようにした。
【0018】また、請求項14に記載の方法では、前記
補正範囲決定ステップにおいて、配列により前記範囲を
決定するようにした。
【0019】また、請求項15に記載の方法では、前記
範囲特定ステップにおいて、配列により前記範囲の位置
を特定するようにした。
【0020】また、請求項16に記載の方法では、前記
配列に基づいて、前記範囲の位置を命令形式で出力する
ようにした。
【0021】また、請求項17に記載の方法では、前記
範囲の位置を前記配列により出力するか前記命令形式で
出力するかを選択することができるようにした。
【0022】また、請求項18に記載の方法では、前記
範囲は、二次元の直交座標で決定されるようにした。
【0023】上記目的を達成するために、請求項19に
記載の記憶媒体では、請求項10ないし15のいずれか
に記載の画像処理方法のプログラムを読み出し可能に記
憶した。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
【0025】(第1の実施の形態)図1は本発明を適用
した画像処理装置の第1の実施の形態の基本的構成を示
すブロック図である。本発明装置は、ワードプロセッサ
あるいは電子タイプライタであっても良いし、ワークス
テーションあるいはコンピュータシステムであっても良
い。
【0026】図1において、中央処理装置(CPU)1
01は、画像処理装置全体の制御および演算処理などを
行うものである。読み出し専用のメモリROM102
は、システム起動プログラムおよび文字パターンデータ
等を予め記憶している。ランダムアクセスメモリ(RA
M)103は、使用制限のないデータ記憶領域として、
CPU101により様々な処理を実行するために各々の
プログラムおよびデータがロードされるワークエリアで
ある。RAM103には、一時格納用バッファが構成さ
れる。キーボード制御部(KBC)104は、キーボー
ド(KB)105よりキー入力データを受け取り、CP
U101へ伝送する。
【0027】ポインティングデバイス制御部(PDC)
106は、ポインティングデバイス(PD)107より
座標データやボタン入力データ等を受け取り、CPU1
01へ伝送する。表示装置制御部108は、表示装置1
09に表示すべきデータを出力する。表示装置109
は、例えばCRTや液晶パネルなどの表示器を有してお
り、表示装置制御部108より画像データを受け取り、
これをCRTや液晶パネルに表示する。
【0028】ディスク記憶装置(外部記憶装置)111
は、フロッピィディスクドライブ装置(FDD)あるい
はハードディスクドライブ装置(HDD)、またはFD
DおよびHDDで構成され、ディスク状記憶媒体である
フロッピィディスクあるいはハードディスクにプログラ
ムおよびデータを記憶させておき、実行時必要に応じて
これらを参照またはRAM103へロードする。本実施
の形態および後述する第2および第3の実施の形態のプ
ログラムは、このディスク記憶装置111によりディス
ク状記憶媒体から読み出し可能とされており、CPU1
01の制御により実行される。記憶装置制御部(DK
C)110は、FDD,HDD等のディスク記憶装置1
11との間でのデータ伝送等の制御を行う。FDDには
フロッピィディスク111aが着脱自在とされている。
【0029】プリンタ制御部(PRTC)112は、プ
リンタ装置(PRT)113を制御する。プリンタ装置
113は、プリンタ制御部112からのデータを受け取
り、シート状記録媒体への印刷を実行する。システムバ
ス114は、上述の各構成要素間のデータの伝送路とな
る。なお、FDDの代わりに、CD−ROMを着脱自在
とされたCD−ROMドライブ装置を設けても良いし、
HDDやFDDに加えてCD−ROMドライブ装置を設
けても良い。
【0030】図2は本実施の形態で用いる輪郭座標情報
のデータ構造を示す説明図である。
【0031】輪郭座標情報201は本発明装置が有する
システムのフォントデータであり、たとえば記憶手段で
あるハードディスクに予めインストールされている。フ
ォントデータは、複数のパターンからなる画像を同一階
調で表現し、パターン以外の範囲を他の階調で表現する
ためのデータである。
【0032】輪郭座標情報201は、総輪郭数202
と、各輪郭の終了点番号203と、点属性データ204
とから構成される。点属性データ204は、(m+1)
個の各制御点についての、x座標値と、y座標値と、制
御点が端点かあるいは3次ベジェ(Bezier)曲線
における中間点かを示す点属性データとから構成され
る。
【0033】また、本実施の形態において輪郭座標情報
201の座標値は、図3に示すような左下を原点とする
2次元座標を用いて表される。
【0034】図4は線幅補正情報のデータ構造の概略を
示す説明図である。
【0035】この線幅補正情報は本発明装置が有するシ
ステムのフォントデータであり、たとえばハードディス
クに予めインストールされている。本実施の形態におい
て線幅補正情報は、種類別にテーブルとして格納されて
いる。以降、これを線幅情報テーブルと称する。
【0036】本実施の形態の線幅補正情報(以降、線幅
情報と略称する)401は、2種類の線幅情報テーブ
ル、水平線幅情報テーブル404と垂直線幅情報テーブ
ル405とを持ち、データの先頭に水平線幅情報テーブ
ル404へのオフセット値402と垂直線幅情報テーブ
ル405へのオフセット値403とを持つ。各オフセッ
ト値402,403で指定される水平および垂直線幅情
報テーブル404,405は同様のデータ構造である。
なお、水平または垂直線幅情報を持たない場合、これら
の情報を持たない線幅情報テーブルへのオフセット値4
02または403には0が代入される。
【0037】図5は本実施の形態における線幅を示す説
明図である。
【0038】2次元座標におけるx軸方向の水平線の線
幅を水平線幅,y軸方向の垂直線の線幅を垂直線幅とい
う。図に示した「出」の場合には、2つの水平線幅50
1,502と、5つの垂直線幅511,512,51
3,514,515とで線幅が表される。
【0039】図6は各線幅情報テーブルの一例として水
平線幅情報テーブル404のデータ構造を示す説明図で
ある。
【0040】水平線幅情報テーブル404の先頭には、
水平線幅情報の数HCOUNTが格納されている。この
HCOUNTに続いて、各水平線幅情報の下限座標値L
Oおよび上限座標値HIと、各水平線幅を構成する制御
点の最小座標値MINおよび最大座標値情報MAXと
が、第1線幅から第m線幅についてHCOUNT(=m
とする)分だけ順次格納されている。
【0041】図6では水平線幅情報テーブル404のデ
ータ構造について示したが、垂直線幅情報テーブル40
5も同様のデータ構造とされている。すなわち、その先
頭に垂直線幅情報の数VCOUNTが格納されており、
続いて各垂直線幅情報における下限座標値LOおよび上
限座標値HIと、各垂直線幅を構成する制御点の最小座
標値MINおよび最大座標値情報MAXとが、それぞれ
VCOUNT分だけ順次格納されている。
【0042】線幅情報を構成する各変数について図7を
用いて補足説明する。なお、各変数は図中の網掛けの水
平方向の線幅502に対するものである。
【0043】線幅502の変数V1,V2,V3,V4
の座標は、各々(MIN,LO),(MIN,HI),
(MAX,LO),(MAX,HI)で表され、線幅5
02の端部位置を示している。ここで、MINは線幅5
02を構成する制御点のx軸座標の最小座標値、MAX
は線幅502を構成する制御点のx軸座標の最大座標
値、LOはy軸座標の下限座標値、HIはy軸座標の上
限座標値である。
【0044】以降、本実施の形態における文字の空間補
正範囲決定のアルゴリズムについて説明する。本実施の
形態でいう空間とは、同一方向の線幅情報に挟まれた部
分を指し、空間補正範囲は線幅情報の集まりで表わされ
るものとする。
【0045】本実施の形態では、前述の輪郭座標情報2
01および線幅情報から、輪郭座標値に対する線幅情報
の有効範囲を決定し、決定した有効範囲を配列として出
力するものとする。
【0046】以降、本実施の形態の処理の流れの概略を
図8の説明図および図9以降のフローチャートを用いて
説明する。このアルゴリズムは水平方向の空間補正範囲
を決定するものであり、垂直方向においても同様のアル
ゴリズムにより、その空間補正範囲が導出される。また
ここでは、具体例として、漢字「盟」の水平方向の空間
補正範囲の決定について説明する。
【0047】図8は「盟」の水平方向の線幅情報を示す
説明図である。
【0048】「盟」においてはHCOUNTは8である
ため、ハッチングで示されたパターンを表す各水平線幅
情報(以下、線幅と記す)はy軸座標値に対して昇順に
なっていて、図示の如く801から808まで順に番号
付けされている。
【0049】図9は第1の実施の形態における空間補正
範囲決定処理の流れを示すフローチャートである。
【0050】まず第1段階として、各線幅情報につい
て、同じ空間補正グループに属する他の線幅情報を探す
処理を行う。
【0051】ステップS901において、線幅情報の数
HCOUNTと予め任意に設定された垂直方向の距離の
閾値THが読み込まれる。
【0052】ステップS902では、空間補正範囲を決
定するための配列Cを初期化する。すなわち、ステップ
S901で読み込まれた線幅情報の数HCOUNTか
ら、配列CをHCOUNT×(HCOUNT+1)個の
要素で構成する。これは、その線幅情報自身が空間補正
対象条件を満たすとしているからであり、その空間補正
対象条件を満たすグループ数がHCOUNT個あること
を意味している。この時点で各線幅情報と空間補正対象
のグループは1対1に対応しており、これらのグループ
に対して(HCOUNT+1)個の要素を与える。
【0053】次に、これらの各グループの第1要素には
そのグループ内で空間補正対象条件を満たす線幅情報の
数を定義し、それぞれ初期値1を代入する。そして、こ
の空間補正対象線幅情報の数が0である場合はこの空間
補正対象のグループは無効であると判断するものとす
る。また、第2要素には空間補正対象条件を満たす線幅
情報の番号がそれぞれ代入される。初期値として、各空
間補正対象のグループに対応している線幅情報の番号1
……8を代入する。そして、第3要素以降の全ての要素
にはそれぞれ0を代入する。この時点で、「盟」の場合
の配列Cは図10のように初期化される。
【0054】配列Cを初期化するとステップS903以
降では、各空間補正対象のグループについて、「盟」の
線幅情報801……808が空間補正対象条件を満たし
ているかどうかを判断し、満たしていれば配列Cに出力
する処理を行う。ここでは、調べる比較元の線幅情報を
H、空間補正対象のグループ内の比較先の線幅情報をG
Hと表記して説明する。
【0055】ステップS903において、すべての空間
補正対象のグループについて比較が終了したかどうか判
断し、終了していれば処理を終り、終了していなければ
ステップS904へ進む。
【0056】ステップS904において、すべての線幅
情報Hについて比較が終了したかどうか判断し、終了し
ていればステップS906へ進み、終了していなければ
ステップS905へ進む。なお、比較元の線幅情報Hは
昇順に調べるとものとする。ステップS905におい
て、現在の比較元の線幅情報Hと空間補正対象のグルー
プ内で注目している比較先の線幅情報GHとの距離を求
め、その距離が閾値TH以下であればステップS907
へ進み、閾値THよりも大きければこれ以降の他の線幅
情報GHはすべて閾値TH以上離れていると判断して、
ステップS906へ進む。ステップS906では、次の
空間補正対象のグループへ比較の対象を移す。なお2つ
の線幅情報の距離は、たとえばそれぞれのy軸座標の下
限座標値LO同士の距離によって定義される。また、そ
れぞれのy軸座標上限座標値HI同士の距離によって定
義してもよい。
【0057】一方、比較元の線幅情報Hと比較先の線幅
情報GHとの距離が閾値TH以下であればステップS9
07において、空間補正対象のグループ内で注目してい
る線幅情報GHとの比較がすべて終了したかどうかを判
定する。終了していれば、比較元の線幅情報Hは空間補
正対象のグループに属する条件を満たすと判断してステ
ップS910以降の処理へ進み、終了していなければス
テップS908に進む。
【0058】ステップS908では、比較している2つ
の線幅情報Hと線幅情報GHの位置がずれの位置にある
かを調ベる。ずれていれば、比較元の線幅情報Hをこの
空間補正対象のグループの空間補正の対象としないと判
断してステップS909へ進み、ずれていなければステ
ップS912へ進む。
【0059】ここで、図11は線幅情報のずれの位置の
判定基準を説明する説明図である。
【0060】2つの線幅情報のずれの判定は、比較元の
最小座標値MIN、最大座標値MAXおよび比較先の最
小座標値MIN、最大座標値MAXの4変数についての
最小値、最大値に注目し、その距離が比較先あるいは比
較元の線幅情報より大きいかどうかを調べることで行
う。この結果、たとえば図11に示されるように判定さ
れる。
【0061】ずれの位置にあったときにはステップS9
09において、比較元の線幅情報Hとグループ内の次の
線幅情報GHとのずれを判定するため、次の線幅情報G
Hへ比較の対象を移す。
【0062】ずれの位置になかったときにはステップS
910において、比較元の線幅情報Hがこのグループの
空間補正の対象となる条件を満たすとしてこのグループ
の要素に前詰めで(番号の若い要素から)この線幅情報
Hの番号を出力する。続いて、ステップS911でこの
グループに属する空間補正対象線幅情報の数を1増加さ
せると、ステップS912に進む。ステップS912で
は、次の線幅情報Hに比較元を移す。そして、ステップ
S903においてすべてのグループの比較を終了したと
判定されるまで上記の処理を行うことで、水平線幅情報
のHCOUNT個の空間補正対象グループが導出され
る。
【0063】「盟」の例では、図12のように8個の空
間補正対象のグループとして配列Cに出力されている。
図12の配列Cは、線幅情報801は線幅情報802,
803と閾値TH内にあってずれており、線幅情報80
2は線幅情報803,805と閾値TH内にあってずれ
ており、線幅情報803は線幅情報805,807と閾
値TH内にあってずれており、線幅情報804は線幅情
報806,808と閾値TH内にあってずれており、線
幅情報805は線幅情報807と閾値TH内にあってず
れており、線幅情報806は線幅情報808と閾値TH
内にあってずれていることを表している。
【0064】次に、第2段階として、図12によって示
されるHCOUNT個の空間補正対象のグループを表わ
す配列Cの再構成を行う。
【0065】図13は第1段階で得られた配列Cを再構
成する処理を表すフローチャートである。
【0066】まずステップS1301において、比較す
る2つの空間補正対象のグループの比較元と比較先を設
定する。説明のため、比較元の空間補正対象のグループ
をα、比較先の空間補正対象のグループをβとする。比
較先βは、比較元αに対して若い番号の線幅情報を含む
空間補正対象グループである。たとえば、比較元αが線
幅情報804,806,808を含む空間補正対象グル
ープであれば、比較先βは線幅情報801,802,8
03を含む2つの空間補正対象グループとなる。なお、
比較元αは任意に設定することができ、どの空間補正対
象のグループから比較を開始してもよい。
【0067】ステップS1302において、すべての比
較が終了したかどうかを判定し、終了したら処理を終わ
り、終了していなければステップS1303へ進む。
【0068】ステップS1303において、比較元αに
おける空間補正対象のグループの初めの線幅情報番号
(たとえば線幅情報804の場合の4)が比較先βの線
幅情報の空間補正対象のグループの線幅情報番号の各要
素(たとえば線幅情報804の線幅情報番号4の線幅情
報801の要素1,2,3)の中に含まれているかを判
定し、含まれていればステップS1304へ進む。一
方、含まれいなければ両空間補正対象のグループ(線幅
情報804を含むグループと線幅情報801を含むグル
ープ)は別々に存在すると判断してステップS1306
へ進む。
【0069】ステップS1304において、両空間補正
対象グループを1つにすることが可能かどうかを判定
し、可能であればステップS1305へ進み、可能でな
ければステップS1306へ進む。このステップS13
04については、図14のフローチャートによって詳細
に説明する。可能であればステップS1305におい
て、比較元αと比較先βの空間補正対象グループを1つ
にまとめる。このグループのまとめ方については、図1
6のフローチャートによって詳細に説明する。
【0070】ここで、図14は図13におけるステップ
S1304の処理について詳細に示すフローチャートで
ある。
【0071】この処理は比較元αに含まれるすべての線
幅情報について、比較先βに含まれる線幅情報の重なり
部分(ここでは説明のためVとする)とのずれを調べ
て、比較元αに含まれるすべての線幅情報がずれていな
かった場合に比較元αと比較先βを一緒にできると判断
する処理である。
【0072】ステップS1401において、空間補正対
象グループを1つにすることが可能かどうかの比較が最
後まで終了したかどうかを判定し、終了していればステ
ップS1407へ進み、終了していなければステップS
1402へ進む。
【0073】ステップS1402において、比較元αに
おいて現在注目している線幅情報番号が比較先βの要素
に含まれいているかどうかを判定し、含まれていれば比
較元αの線幅情報は比較先βでも有効な線幅情報である
のでステップS1405へ進み、含まれていなかったら
ステップS1403へ進む。ステップS1403におい
て、比較先βの空間補正の対象となっている線幅情報の
要素の重なりVの範囲を計算する。
【0074】図15(a)に示す楕円で囲まれた範囲1
501は、「盟」における線幅情報番号803を初めの
線幅情報とする空間補正対象のグループである。このグ
ループに含まれる線幅情報803、805および807
に注目すると、黒く塗り潰されている部分のVが3つの
線幅情報すべてが重なっている部分である。この部分が
ステップS1402で求める重なりの部分である。この
重なりは、空間補正対象に含まれる線幅情報中の最小値
LOの中の最大値と、最大値HIの中の最小値によって
定義される。たとえば、図15(b)のV′のように定
義される場合もある。
【0075】ステップS1404において、ステップS
1403によって求められた比較先の空間補正の対象の
線幅情報の重なり部分Vと現在注目している比較元αの
線幅情報について重なり具合を調ベ、ずれていたらステ
ップS1406へ進み、ずれていなかったらステップS
1405へ進む。このずれの判定は図9のステップS9
06によって説明した方法と同様の処理によって判定さ
れる。
【0076】「盟」の範囲1501における重なりVに
対しては、たとえば線幅情報801,802はずれてお
らず、線幅情報804,806はずれていることにな
る。
【0077】ステップS1405では、次の比較を比較
元の空間補正の対象となる次の線幅情報に移す。またス
テップS1406においては、比較元αと比較先βの両
空間補正の対象のグループを1つにまとめることはでき
ないとして処理を終える。
【0078】ステップS1407において、比較元αと
比較先βの両空間補正の対象のグループは1つにまとめ
ることができるとして処理を終える。
【0079】図16は比較元と比較先の空間補正対象グ
ループを1つにまとめるステップS1305の処理を説
明するフローチャートである。
【0080】ステップS1601において、比較元αで
対象となっている線幅情報がすべて比較先βに存在する
かどうか判定し、存在していればステップS1605へ
進み、存在していなければステップS1602へ進む。
ステップS1602において、比較元αの線幅情報の中
で比較先βに含まれていない線幅情報の数を数える。
【0081】ステップS1603において、比較元αの
線幅情報の要素の中で比較先βの線幅情報の要素に含ま
れていない要素を比較先βの要素に付け加える。
【0082】ステップS1604において、ステップS
1602で求められた、比較元αの線幅情報の中で比較
先βに含まれていない線幅情報の数だけ、比較先βの線
幅情報の数を増加させる。
【0083】これにより、比較元αの線幅情報を比較先
βの線幅情報に付け加えたことになり、比較元αは不要
となる。そこで、ステップS1605において比較元α
の線幅情報数を0とする。この線幅情報数を0とするこ
とで、配列Cにおけるこのグループは無効であると判断
される。
【0084】空間補正範囲の出力は、配列Cにおいて線
幅情報の数が0でないグループによって表わされてい
る。「盟」における水平線幅に対す配列Cは図17
(a)のように変換される。空間補正対象のグループの
数は2であり、それぞれのグループに属する線幅情報は
第2要素以降に格納されている。これは、図17(b)
に示すように、線幅情報801,802,803,80
5,807からなるグループと線幅情報804,80
6,808からなるグループの2つの空間補正グループ
が決定されたことを示している。
【0085】同様の処理を垂直方向に対しても行うこと
により、水平および垂直方向の空間補正範囲が決定され
る。この結果、「盟」の場合は「日」、「月」、「皿」
の3つの空間補正グループが決定されることになる。
【0086】このように本実施の形態によれば、文字の
輪郭に基づいて各線幅間の空間部分の補正を行う空間補
正範囲が決定されて文字品位を高める情報を付加するこ
とが可能となるため、空間補正範囲に応じて補正した塗
り潰し(同一階調表現)を行うことができて線の輪郭よ
りも線幅が広がって空間部分がせばまることのない、高
品位の文字をビットマップに展開することができる。
【0087】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、配列C中の線幅情報の数が0でないグループによっ
て空間補正範囲を表し、その要素によって各空間補正対
象グループの線幅情報を示していた。
【0088】本実施の形態では、第1の実施の形態の処
理によって出力された配列Cに加え、各線幅情報の下限
座標値LOおよび上限座標値HIを用いて、空間補正の
座標関係を図18に示すデータ形式の配列Cdに変換し
て出力するための処理について説明する。
【0089】図18は水平方向の空間補正情報を表すデ
ータ形式の配列Cdの出力を示す説明図である。
【0090】図18においてhnは水平方向の空間補正
グループの数を示す。また、hn個のグループに含まれ
る線幅情報の数をhcnt(i)(i=1,……n)と
する。垂直方向の空間補正情報も、図18に示す配列C
dと同様の形式で表すことができる。
【0091】図19は第1の実施の形態によって出力さ
れた配列Cに加え、各線幅情報の下限座標値LOおよび
上限座標値HIを用いて、図18に示すデータ形式の配
列Cdを出力するための本実施の形態の処理を示すフロ
ーチャートである。
【0092】まずステップS1901において、hnを
0に初期設定する。
【0093】ステップS1902において第1の実施の
形態の処理によって出力された配列Cの、HCOUNT
個のすべてのグループについて処理が終了したかどうか
を判定し、終了していればステップS1911へ進んで
処理を次の空間補正グループに移す。一方、終了してい
なければステップS1903へ進み、注目しているグル
ープに含まれる線幅情報の数を読み込み、この数が0な
らばステップS1910へ進み、0でなければステップ
S1904へ進む。
【0094】0でなければ線幅情報の数が0でない有効
な空間補正対象のグループが1つ検出されたので、ステ
ップS1904においてhnの数を1増加させる。そし
てステップS1905に進み、読み込んだ線幅情報の数
をhn番目のグループの線幅情報の数hcnt(hn)
として一時格納用バッファB1に追加出力する。
【0095】hcnt(hn)を出力するとステップS
1906〜S1909では、グループ内の線幅情報につ
いてそれぞれ座標値を読み込み、出力する処理を行って
いる。すなわちステップS1906では、グループ内の
線幅情報すべてについて処理を終了したかどうかを判定
し、終了していればステップS1910へ進む。一方、
終了していなければステップS1907へ進み、配列C
から線幅情報番号を読み込み、これに対応する下限座標
値LOを図6に示した水平線幅情報テーブル404から
読み込んで一時格納バッファB2へ追加出力する。
【0096】続くステップS1908では、配列Cより
線幅情報番号を読み込み、これに対応する上限座標値H
Iを図6に示した線幅情報テーブル404から読み込ん
で、一時格納バッファB2へさらに追加出力する。下限
座標値LOと上限座標値HIとを一時格納バッファB2
へ出力すると、ステップS1909に進んで同一の空間
補正グループ内の次の線幅情報へ処理を移した後、ステ
ップS1906に戻る。
【0097】以上のようにステップS1905の処理を
繰り返すことにより、グループi(i=1,……n)に
含まれる線幅情報の数が一時格納バッファB1に格納さ
れる。また、S1906〜S1909の処理を繰り返す
ことにより、グループi(i=1,……hn)の初めの
線幅情報からhcnt(hn)番目までの下限値LOの
座標と、グループi(i=1,……hn)の初めの線幅
情報からhcnt(hn)番目までの上限値HIの座標
とが一時格納バッファB2に格納される。
【0098】ステップS1910に続くステップS19
11では、有効な水平方向空間補正グループの数hnを
図18に示した配列Cdに出力する。そしてステップS
1912において、一時格納バッファB1から線幅情報
の数hcnt(hn)(i=1,……n)を図18に示
した配列Cdに出力する。さらにステップS1913に
おいて、一時格納バッファB2から下限座標値LOと上
限座標値HIとを図18に示した配列Cdに出力する。
【0099】このように本実施の形態によれば、第1の
実施の形態において出力した配列Cを基に、配列Cに座
標値情報を付加した配列Cdを得ることができるので、
具体的な空間補正範囲を二次元座標上で特定してを示す
ことが可能となり、具体的な空間補正範囲に応じて、線
の輪郭よりも線幅が広って空間部分がせばまることのな
い塗り潰し(同一階調表現)を行うことができる。した
がって、ビットマップに展開する際に、所定の位置に、
正確な形状で高品位の文字を形成することができる。
【0100】(第3の実施の形態)本実施の形態は、社
団法人日本事務機械工業会発行「文書記述フォントJI
S原案作成委員会・技術セミナー/文書関連JIS規格
説明会資料」(1994年3月10日)に記載のJIS
X4163原案「第3部グリフ形状表現」により規定さ
れている規格(以降、X4163と呼ぶことにする)な
どに適用するための例を開示する。
【0101】図20は本実施の形態におけるX4163
の代表的な命令を示す説明図である。
【0102】オペランドはX4163の文字描画命令の
例を示しており、オペランドがオペレータの前に表記さ
れている。本実施の形態では、空間補正を行う命令をS
PACEと定義し、このオペレータに対するオペランド
を以下のように定義する。
【0103】hn△HG1 △HG2 △…HGn △vn△VG1 △VG2
……△VGn △N△SPACE (ここで△は空白を示す) hnは水平方向の空間補正グループの数を示し、HG1
…HGnは水平方向における各空間補正グループを示
す。また、vnは垂直方向の空間補正グループの数を示
し、VG1…VGnは垂直方向における各空間補正グル
ープを示す。NはSPACE命令に対するオペランド数
を示す。
【0104】図21および図22は本実施の形態におけ
る処理の流れを示すフローチャートである。以下、図1
8の配列CdからSPACE命令作成のための処理につ
いて、両フローチャートを参照して説明する。ここで、
SPACE命令の規約として、以下の記述により表わす
こととする。
【0105】LO(1) △HI(1) −LO(1) △LO(2) −HI(1)
△HI(2) −LO(2)…△HI(cnt) −LO(cnt−1)△LO(cnt)
−HI(cnt) ここで、LO(cnt)はcnt番目の線幅情報の下限
座標値、HI(cnt)はcnt番目の線幅情報の上限
座標値をそれぞれ示す。各グループは最初の線幅情報の
下限座標値LOから順に直前の座標値との差分を出力す
ることとする。cntはそのグループ内の同一方向の線
幅情報の数を示し、第2の実施の形態におけるhcnt
(i)の値と同一値である。また、各グループの最終線
幅情報のみ下限座標値LOと上限座標値HIを逆にす
る。これは、水平空間補正グループHGおよび垂直空間
補正グループVGごとの区切りを付けるための規約であ
る。
【0106】まず、図21中のステップS2101にお
いて、水平方向について空間補正情報のオペランド出力
を行う。この処理については、図22のフローチャート
を参照して後述する。
【0107】ステップS2102において、垂直方向に
ついて空間補正情報のオペランド出力を行う。この処理
については水平方向と同様の処理を行うので説明を省略
する。
【0108】ステップS2103において、ステップS
2101およびステップS2102において出力された
オペランドの数を求める。各方向においては、まず各グ
ループに含まれる線幅情報の数の合計を2倍する。これ
は、一つの線幅情報について上限および下限の2つの情
報を持つためである。そして、その値に空間補正グルー
プ数を示すオペランド1を加算することによって求めら
れる。この加算を両方向について行う。そしてステップ
S2104において、SPACE命令を出力する。
【0109】以下、図22のフローチャートを参照し
て、水平方向の空間補正情報を格納した図18の配列C
dからオペランドを出力する処理を説明する。
【0110】ステップS2201において、水平方向の
空間補正対象のグループ数hnを出力する。ステップS
2202において、グループ数を計数するカウンタiの
値を0に初期化する。ステップS2203において、i
=hnか判定することですべてのグループについてオペ
ランドの出力が終了したかどうか判断する。終了してい
れば図21のフローチャートに戻り、終了していなけれ
ばステップS2204へ進む。
【0111】ステップS2204では、i番目のグルー
プの線幅情報を計数するカウンタjの値を1に初期化
し、続くステップS2205において、差分出力のため
の変数Dを0に初期化する。
【0112】両変数を初期化するとステップS2206
において、j=hcn(i)か判定することで最後の線
幅情報かどうかを判断する。j=hcn(i)で最後の
線幅情報だったらステップS2210へ進み、j≠hc
n(i)で最後の線幅情報ではなかったらステップS2
207へ進む。
【0113】ステップS2207では、LO(j)−
D、およびHI(j)−LO(j)を出力し、続くステ
ップS2208において、次の差分計算のため変数Dに
HI(j)を代入する。そしてステップS2209にお
いて、次の線幅情報に処理を移すためカウンタjの値を
1増加させてステップS2206に戻る。
【0114】またステップS2210では、最後の線幅
情報なので、HI(j)−DおよびLO(j)−HI
(j)を出力する。ステップS2211において、次の
空間補正グループに処理を移すためカウンタiの値を1
増加させてステップS2203に戻る。
【0115】このように本実施の形態によれば、第2の
実施の形態と同様の効果が得られる他に、X4163な
どに代表される命令形式により空間補正範囲を示すこと
ができる。したがって、空間補正機能をもったフォント
スケーラに所定の命令形式で空間補正情報を出力するこ
とにより、高品位な文字データを出力することができ
る。
【0116】なお、図21および図22に示した処理を
実行すれば命令形式で、実行しなければ配列の形式で空
間補正範囲を出力でき、変換された文字データの出力形
式を選択することができる。
【0117】また、上記の各実施の形態では文字パター
ンを処理する場合について説明したが、文字に限らずそ
の他のパターンであっても本発明を適用することができ
ることは勿論である。
【0118】本発明方法は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
しても良い。また、本発明方法はシステム或いは装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることは言うまでもない。この場合、本発明方
法を達成するためのソフトウエアによって表されるプロ
グラムを格納した記憶媒体をシステム或いは装置に読み
出すことによって、そのシステム或いは装置が、本発明
方法の効果を享受することが可能になる。
【0119】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、記憶手段に記憶された輪郭座標情報で表わされる複
数のパターンからなる画像を、記憶手段に記憶された複
数のパターンの画像補正情報に基づいて同一階調で表現
する際に、輪郭座標情報と画像補正情報とに基づいて、
同一階調とは異なる他の階調で表現される範囲を決定
し、決定された範囲の位置を特定しているので、同一階
調で表現される複数のパターンが他の階調で表現される
範囲に広がらないように補正することができ、所定の位
置に、正確な形状の高品位画像を得ることができるとい
う効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を適用した画像処理装置の第1の
実施の形態の基本的構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態における輪郭座標情報のデー
タ構造について示す説明図である。
【図3】左下を原点とする2次元平面座標について示す
説明図である。
【図4】第1の実施の形態における線幅補正情報のデー
タ構造の概略を示す説明図である。
【図5】第1の実施の形態における線幅を示す説明図で
ある。
【図6】第1の実施の形態における各線幅情報テーブル
の一例として水平線幅情報テーブル404のデータ構造
を示す説明図である。
【図7】第1の実施の形態における線幅情報が保持する
変数について示す説明図である。
【図8】「盟」の水平方向の線幅情報を示す説明図であ
る。
【図9】第1の実施の形態における空間補正範囲決定処
理の流れを示すフローチャートである。
【図10】「盟」における空間補正グループを示す配列
Cの初期化について示す説明図である。
【図11】線幅情報のずれの位置の判定基準を説明する
説明図である。
【図12】「盟」における空間補正グループ決定処理中
の配列Cの出力を表わした説明図である。
【図13】第1の実施の形態における第1段階で得られ
た配列Cを再構成する処理を表すフローチャートであ
る。
【図14】第1の実施の形態における図13中のステッ
プS1304の処理について詳細に示すフローチャート
である。
【図15】空間補正グループ中の線幅情報の重なり部分
を示す説明図である。
【図16】第1の実施の形態における比較元と比較先の
空間補正対象グループを1つにまとめるステップS13
05の処理を説明するフローチャートである。
【図17】「盟」における空間補正グループ決定後の配
列Cの出力を表わした説明図である。
【図18】第2の実施の形態における水平方向の空間補
正情報を表すデータ形式の配列Cdの出力を示す説明図
である。
【図19】第2の実施の形態における、第1の実施の形
態によって出力された配列Cに加え、各線幅情報の下限
座標値LOおよび上限座標値HIを用いて、図18に示
すデータ形式の配列Cdを出力するための処理を示すフ
ローチャートである。
【図20】第3の実施の形態におけるJISX4163
原案「第3部グリフ形状表現」により規定されている規
格の代表的な命令を示す説明図である。
【図21】第3の実施の形態における処理の流れを示す
フローチャートである。
【図22】第3の実施の形態における処理の流れを示す
フローチャートである。
【符号の説明】
101 CPU(中央演算ユニット) 102 ROM 103 RAM 104 キーボード制御部 105 キーボード 106 ポインティングデバイス制御部 107 ポインティングデバイス 108 表示装置制御部 109 表示装置 110 記憶装置制御部 111 ディスク記憶装置(FDD,HD) 111a フロッピィディスク 112 プリンタ制御部 113 プリンタ装置 114 システムバス 201 輪郭座標情報 401 線幅補正情報 404 水平線幅情報テーブル 405 垂直線幅情報テーブル 501,502,801,…808 水平線幅 511,512,513,514,515 垂直線幅 C,Cd 配列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/12 C

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶手段に記憶された輪郭座標情報で表
    わされる複数のパターンからなる画像を、前記記憶手段
    に記憶された前記複数のパターンの画像補正情報に基づ
    いて同一階調で表現する画像処理装置であって、 前記輪郭座標情報と前記画像補正情報とに基づいて、前
    記同一階調とは異なる他の階調で表現される範囲を決定
    する補正範囲決定手段を具備したことを特徴とする画像
    処理装置。
  2. 【請求項2】 記憶手段に記憶された輪郭座標情報で表
    わされる複数のパターンからなる画像を、前記記憶手段
    に記憶された前記複数のパターンの画像補正情報に基づ
    いて同一階調で表現する画像処理装置であって、 前記輪郭座標情報と前記画像補正情報とに基づいて、前
    記同一階調とは異なる他の階調で表現される範囲を決定
    する補正範囲決定手段と、 前記補正範囲決定手段により決定された前記範囲の位置
    を特定する範囲特定手段とを具備したことを特徴とする
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記輪郭座標情報は前記複数のパターン
    が直線か3次ベジェ曲線かを表す座標値の点属性を含む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記画像補正情報は前記複数のパターン
    それぞれの端部位置を示すことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記補正範囲決定手段は、配列により前
    記範囲を決定することを特徴とする請求項1または2に
    記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記範囲特定手段は、配列により前記範
    囲の位置を特定することを特徴とする請求項4に記載の
    画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記配列に基づいて、前記範囲の位置を
    命令形式で出力することを特徴とする請求項6に記載の
    画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記範囲の位置を前記配列により出力す
    るか前記命令形式で出力するかを選択することができる
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記範囲は、二次元の直交座標で決定さ
    れることを特徴とする請求項5ないし8のいずれかに記
    載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 記憶手段に記憶された輪郭座標情報で
    表わされる複数のパターンからなる画像を、前記記憶手
    段に記憶された前記複数のパターンの画像補正情報に基
    づいて同一階調で表現する画像処理方法であって、 前記輪郭座標情報と前記画像補正情報とに基づいて、前
    記同一階調とは異なる他の階調で表現される範囲を決定
    する補正範囲決定ステップを有することを特徴とする画
    像処理方法。
  11. 【請求項11】 記憶手段に記憶された輪郭座標情報で
    表わされる複数のパターンからなる画像を、前記記憶手
    段に記憶された前記複数のパターンの画像補正情報に基
    づいて同一階調で表現する画像処理方法であって、 前記輪郭座標情報と前記画像補正情報とに基づいて、前
    記同一階調とは異なる他の階調で表現される範囲を決定
    する補正範囲決定ステップと、 前記補正範囲決定ステップにおいて決定された前記範囲
    の位置を特定する範囲特定ステップとを有することを特
    徴とする画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記輪郭座標情報は前記複数のパター
    ンが直線か3次ベジェ曲線かを表す座標値の点属性を含
    むことを特徴とする請求項10または11に記載の画像
    処理方法。
  13. 【請求項13】 前記画像補正情報は前記複数のパター
    ンそれぞれの端部位置を示すことを特徴とする請求項1
    0または11に記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記補正範囲決定ステップにおいて、
    配列により前記範囲を決定することを特徴とする請求項
    10または11に記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記範囲特定ステップにおいて、配列
    により前記範囲の位置を特定することを特徴とする請求
    項13に記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記配列に基づいて、前記範囲の位置
    を命令形式で出力することを特徴とする請求項15に記
    載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記範囲の位置を前記配列により出力
    するか前記命令形式で出力するかを選択することができ
    ることを特徴とする請求項16に記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記範囲は、二次元の直交座標で決定
    されることを特徴とする請求項14ないし17のいずれ
    かに記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 請求項10ないし15のいずれかに記
    載の画像処理方法のプログラムを読み出し可能に記憶し
    たことを特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1295076C (zh) * 2000-12-13 2007-01-17 东丽株式会社 聚酯薄膜及使用该薄膜的磁记录介质

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