JPH10109454A - 画像形成装置における指定された部数の画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置における指定された部数の画像形成方法

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JPH10109454A
JPH10109454A JP8266026A JP26602696A JPH10109454A JP H10109454 A JPH10109454 A JP H10109454A JP 8266026 A JP8266026 A JP 8266026A JP 26602696 A JP26602696 A JP 26602696A JP H10109454 A JPH10109454 A JP H10109454A
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JP8266026A
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Inventor
Yoshinari Inoue
宜也 井上
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置の各排紙部位を最大限に活用す
ることにより、指定された部数の画像形成処理を効率よ
く行なえるようにする。 【解決手段】 画像形成部数(印刷部数)として使用可
能な排紙トレイ(排紙部位)の数より大きい数が指定さ
れたとき、同一ページの画像データ(印刷データ)に基
づいて各給紙トレイ(給紙部)21〜27のうちの予め
選択された給紙トレイから1枚ずつ給紙される各用紙上
に排紙トレイの数だけ順次画像形成を行なってその各用
紙を各排紙トレイ28〜32にそれぞれ排紙する処理を
全ページの各画像データに対して繰り返し行なった後、
全ページの各画像データに基づいて上記給紙トレイから
1枚ずつ給紙される各用紙上に順次画像形成を行なって
その各用紙を各排紙トレイ28〜32のうちのいずれか
1つの排紙トレイに排紙する処理を残りの部数だけ繰り
返し行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータ等のホストマシンと接続するためのホストイン
タフェース部を有するプリンタやデジタル複写機などの
各種画像形成装置における指定された部数の画像形成方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような画像形成装置は、ホストマ
シンから送られてくる印刷データ(画像データ)をホス
トインタフェース部によって受け取り、その印刷データ
に基づいて用紙上に印刷(画像形成)を行なうものであ
るが、指定された部数の印刷を行なう場合には、(1)
〜(3)のいずれかの印刷ジョブを実行する。
【0003】(1)一般的な印刷ジョブであり、同一ペ
ージの印刷データに基づいて給紙部から1枚ずつ給紙さ
れる各用紙上に指定された部数だけ順次印刷を行なって
その各用紙を排紙部に排紙する処理を全ページの印刷デ
ータに対して繰り返し行なう。
【0004】(2)ハードディスク装置等の大容量のデ
ータを記憶できる外部記憶装置を実装し、その外部記憶
装置にホストインタフェース部によって受信した全ペー
ジの印刷データをスプーリングし、その各ページの印刷
データに基づいて給紙部から1枚ずつ給紙される各用紙
上に順次印刷を行なってその各用紙を排紙部に排紙する
処理を指定された部数だけ繰り返し行なう。
【0005】(3)ホストマシンから送られてくる全ペ
ージの印刷データを指定された部数だけホストインタフ
ェース部によって繰り返し受信し、その度にその各ペー
ジの印刷データに基づいて給紙部から1枚ずつ給紙され
る各用紙上に順次印刷を行なってその各用紙を排紙部に
排紙する処理を行なう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(1)
に示した印刷ジョブを実行する画像形成装置では、例え
ば3ページの印刷データに基づいて5部印刷を行なう場
合、1ページ目の印刷データに基づいて給紙部から1枚
ずつ給紙される各用紙上に5部だけ順次印刷を行なって
その各用紙(印刷物)を排紙部に排紙する処理を行な
い、同様に2ページ目,3ページ目の印刷データに対し
ても同様な処理を行なうが、排紙部としての排紙トレイ
の数が少なかったり、ソータが装着されていない場合に
は、オペレータが印刷物の仕分け等の作業を行なわなけ
ればならない。
【0007】(2)に示した印刷ジョブを実行する画像
形成装置では、3ページの印刷データに基づいて5部印
刷を行なう場合、ホストインタフェース部によって受信
した3ページの印刷データを外部記憶装置にスプーリン
グし、その各ページの印刷データに基づいて給紙部から
1枚ずつ給紙される各用紙上に順次印刷を行なってその
各用紙を排紙部に排紙する処理を5回繰り返し行なう
が、一般に外部記憶装置から印刷データを読み出す毎に
それをビットマップデータに展開する必要があるため、
処理効率が悪く、印刷処理速度の高速化に限界があっ
た。
【0008】(3)に示した印刷ジョブを実行する画像
形成装置では、ホストマシンから送られてくる全ページ
の印刷データを指定された部数だけホストインタフェー
ス部によって繰り返し受信しなければならないため、ホ
ストマシン及びホストインタフェース部の拘束が問題に
なる場合もあり、やはり処理効率が悪い。近年、画像形
成装置の小型化,高速化が進み、排紙部の構成が小規模
の画像形成装置でも、大量部数印刷の需要が増え、より
仕分け等の操作性,印刷処理速度等の向上が求められて
いるため、上述のような課題を解消する必要がある。
【0009】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、複数の排紙部位を有する画像形成装置にお
いて、その各排紙部位を最大限に活用することにより、
指定された部数の画像形成処理を効率よく行なえるよう
にすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、複数の排紙部位を有する画像形成装置に
おいて、(1)〜(7)にそれぞれ示す指定された部数
の画像形成方法を提供する。
【0011】(1)画像形成部数として使用可能な排紙
部位の数より大きい数が指定されたとき、同一ページの
画像データに基づいて給紙部から1枚ずつ給紙される各
用紙上に前記排紙部位の数だけ順次画像形成を行なって
その各用紙を前記各排紙部位にそれぞれ排紙する処理を
全ページの各画像データに対して繰り返し行なった後、
全ページの各画像データに基づいて給紙部から1枚ずつ
給紙される各用紙上に順次画像形成を行なってその各用
紙を各排紙部位のうちのいずれか1つの排紙部位に排紙
する処理を残りの部数だけ繰り返し行なう。 (2)(1)の指定された部数の画像形成方法におい
て、いずれか1つの排紙部位を指定可能にする。
【0012】(3)画像形成部数として使用可能な排紙
部位の数をN(任意の整数)倍した数が指定されたとき
には、同一ページの画像データに基づいて給紙部から1
枚ずつ給紙される各用紙上に排紙部位の数だけ順次画像
形成を行なってその各用紙を各排紙部位にそれぞれ排紙
する処理を全ページの各画像データに対してN回繰り返
し行ない、画像形成部数として排紙部位の数をN倍した
数にその排紙部位の数より少ない数を加算した数が指定
されたときには、同一ページの画像データに基づいて給
紙部から1枚ずつ給紙される各用紙上に排紙部位の数だ
け順次画像形成を行なってその各用紙を各排紙部位にそ
れぞれ排紙する処理を全ページの各画像データに対して
N回繰り返し行なった後、同一ページの画像データに基
づいて給紙部から1枚ずつ給紙される各用紙上に残りの
部数だけ順次画像形成を行なってその各用紙を各排紙部
位にそれぞれ排紙する処理を全ページの各画像データに
対して繰り返し行なう。
【0013】(4)(1)〜(3)のいずれかの指定さ
れた部数の画像形成方法において、指定された部数の画
像形成ジョブの実行時に使用可能な排紙部位を指定可能
にする。 (5)(1)〜(3)のいずれかの指定された部数の画
像形成方法において、指定された部数の画像形成ジョブ
を含む複数の画像形成ジョブが存在するとき、指定され
た部数の画像形成ジョブの実行時に使用可能な排紙部位
の数を制限する。
【0014】(6)(5)の指定された部数の画像形成
方法において、指定された部数の画像形成ジョブの実行
中に他の画像形成ジョブの実行が指示されたとき、指定
された部数の画像形成ジョブの現在のページの画像デー
タによる画像形成が終了し、次のページの画像データに
よる画像形成を開始するまでの間に他の画像形成ジョブ
を割り込ませる。
【0015】(7)(5)の指定された部数の画像形成
方法において、全ての排紙部位の数に対する指定された
部数の画像形成ジョブの実行時に使用可能な排紙部位の
数の割合に応じて、指定された部数の画像形成ジョブの
実行中に他の画像形成ジョブを割り込ませる頻度を変え
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図3は、この発明の一実
施形態であるレーザプリンタの一例を示すブロック構成
図である。
【0017】このレーザプリンタにおけるプリンタコン
トローラ1は、CPU2,ROM3,RAM4,ホスト
インタフェース部(図3には「インタフェース部」を
「I/F」と略称して示している)5,ディスクインタ
フェース部6,ICカードインタフェース部7,コント
ロールパネルインタフェース部8,エンジンインタフェ
ース部9,タイマ10,データ制御部11,アドレス制
御部12,及びビデオ制御部13からなる。
【0018】なお、ホストインタフェース部5,ディス
クインタフェース部6,及びICカードインタフェース
部7は、それぞれ複数個設けることも可能であり、IC
カードインタフェース部7は必要がなければ省略しても
よい。この実施形態では、ホストインタフェース部5は
4個、ディスクインタフェース部とICカードインタフ
ェース部は1個設けられているものとする。
【0019】CPU2は、このプリンタコントローラ1
全体を統括制御する中央処理装置であり、汎用の16ビ
ット又は32ビットのCPUを使用する。ROM3は、
プログラムメモリであり、CPU2を制御するためのマ
イクロコードを格納する。そして、直接ハードウェアを
制御するソフトウェアとして最低限次の(a)〜(c)
のソフトウェアを格納する。
【0020】(a)ホストインタフェースハンドラ (b)プリンタエンジンハンドラ (c)コントロールパネルハンドラ さらに、各プリンタソフトウェアに関係なく共通に使用
できるソフトウェアとしては、次の(d)〜(f)を格
納する。
【0021】(d)診断プログラム (e)テストプログラム (f)サービスプログラム なお、プリンタソフトウェアは、ICカード17に格納
されており、必要な時にRAM4にロードされるが、最
初からROM3に標準のプリンタソフトウェアを格納し
ておくこともできる。また、フォントもROM3に搭載
されている。
【0022】RAM4は大容量のランダムアクセスメモ
リであり、主として次のような用途に使用される。 (a)インプットバッファ (b)ページバッファ (c)ビデオバッファ (d)システムメモリ (e)フォントファイル (f)バックアップバッファ (g)ベクトルファイル (h)マクロファイル (i)イメージファイル (j)プリントスプーラファイル
【0023】ホストインタフェース部5は、各ホストマ
シン15に合わせて次のようなインタフェースを選択す
ることができる。 (a)パラレルインタフェース/セントロニクス (b)パラレルインタフェース/SCSI (c)シリアルインタフェース/RS−232C (d)シリアルインタフェース/RS−422 (e)LANインタフェース
【0024】ディスクインタフェース部6は、挿着され
たディスク装置16に対するデータの書き込みと読み出
しを行なうためのインタフェース部である。ディスク装
置16は、フォントデータやプリンタソフトウェア,印
刷データなどの様々なデータを記憶可能な外部記憶装置
であり、フロッピディスク装置(FDD)やハードディ
スク装置などである。
【0025】ICカードインタフェース部7は、挿着さ
れたICカード17からプリンタソフトウェアを読み出
すためのインタフェース部である。ICカード17は、
プリンタソフトウェアを格納したROMとそのアドレス
を指定するアドレスカウンタとによって構成されたパラ
レルデータのシーケンシャルメモリである。
【0026】ここで、ICカードインタフェース部7
は、ICカード17のアドレスカウンタに必要な先頭ア
ドレスを初期設定し、クロック信号によってそのアドレ
スカウンタをカウントアップして、ROMからパラレル
データをシーケンシャルに必要量だけ読み取る。そのI
Cカード17のROMから読み出されたデータは、RA
M4上のシステムメモリにダウンロードされる。
【0027】コントロールパネルインタフェース部8
は、コントロールパネル18と接続するためのシリアル
インタフェースである。コントロールパネル18は、各
種キースイッチと、メッセージ情報を表示する文字表示
器を含む各種表示器とからなる。エンジンインタフェー
ス部9は、プリンタエンジンユニット14と接続するた
めのシリアルインタフェースである。
【0028】プリンタエンジンユニット14は、感光体
とその周囲の各部及びレーザ書込装置等による作像部並
びにレジストローラ対等の用紙搬送部などからなる機構
部と、その制御部であるエンジンドライバからなり、プ
リンタコントローラ1からのコマンド,スプーラファイ
ル及びビデオデータによって、エンジンドライバが作像
部及び用紙搬送部のシーケンス動作とレーザ書込装置へ
のビデオ変調信号を制御し、用紙上に画像を印刷させ
る。
【0029】タイマ10は、システムタイマであり、ホ
ストインタフェース部5,エンジンインタフェース部9
等のタイムアウト制御にも使用される。データ制御部1
1は、RAM4上のページバッファのデータに基づき、
ビデオバッファにビデオデータを作成していく場合に使
用されるものである。
【0030】アドレス制御部12は、RAM4上のペー
ジバッファのデータに基づいてビデオバッファにビデオ
データを作る場合のDMA(Direct Memory Access)ア
ドレスを制御するDMAアドレス制御部と、ビデオバッ
ファに作られたビデオデータをビデオクロック(WCL
K)に同期させて順次出力していくためのビデオアドレ
ス制御部と、RAM4(ダイナミックRAM)のリフレ
ッシュを制御するリフレッシュアドレスカウンタと、セ
レクタとによって構成されている。
【0031】DMAアドレス制御部,ビデオアドレス制
御部,及びリフレッシュアドレスカウンタの各出力はセ
レクタによって必要時に切り換えて出力される。また、
DMAアドレス制御部とビデオアドレス制御部は、各々
CPU2によりアドレスの初期設定がなされる。
【0032】ビデオ制御部13は、RAM4上のビデオ
バッファに作られたビデオデータが、CPU2の処理単
位である例えば32ビットずつ読み出された時、そのパ
ラレルビデオデータを一時的に保持するデータラッチ
と、そのビデオデータをパラレル/シリアル変換するシ
フトレジスタと、その右シフト出力又は左シフト出力を
シリアルビデオデータとしてプリンタエンジンユニット
14に出力するOR回路とによって構成される。
【0033】この実施形態のレーザプリンタにおいて、
ホストマシン15からホストインタフェース部5を通じ
て印刷データを受け取ると、その印刷データをRAM4
上のインプットバッファに一時的に格納し、その印刷デ
ータをプリントソフトウェア(エミュレーション)によ
り順次読み出して、その印刷データをレイアウト,展開
情報等のページデータに変換してページバッファに格納
する。
【0034】すなわち、ホストマシン15から送られて
きた印刷データに、その印刷データが実際に記憶されて
いるソースアドレスと、ビデオバッファのどこにビデオ
データを作るのかを指定するディスティネーションアド
レス及びサイズ情報等を付加して、ページバッファにペ
ージデータを生成する。
【0035】その後、このページデータをビットマップ
データに展開する。すなわち、フォントファイルのフォ
ントデータ(ソースデータ)を用いてビデオバッファ上
でビットマップ展開し、ビデオデータを生成する。そし
て、そのビデオデータをプリンタエンジンユニット14
に出力して用紙上に画像を印刷させる。
【0036】これらが一連の印刷処理であるが、通常、
プリンタエンジンユニット14へビデオデータを出力し
た後、またはプリンタエンジンユニット14が受け取っ
たビデオデータに基づいて用紙上に画像を印刷し、その
用紙の排紙が完了した時点、つまり印刷が完了してペー
ジバッファ及びビデオバッファ上のデータを必要としな
くなる時点で、それらのデータを消去するが、この実施
形態ではその消去処理を行なう要因が発生した時に次の
処理も行なう。
【0037】すなわち、ページバッファ又はビデオバッ
ファ上の印刷データと、その印刷データ,印刷状態等を
管理する管理情報(印刷制御情報)をプリンタエンジン
ユニット14へ出力する前の状態に戻したものを退避さ
せる。これらの処理を、部数印刷(指定された部数の印
刷)の対象となるページの印刷が終了するまで、ページ
順を壊さないように各ページの印刷制御情報をリンク等
の手法で管理,設定しながら行なう。
【0038】印刷データを退避させる場合、退避先のメ
モリ容量が少ない時には、普通ビデオデータに比べてデ
ータ量の少ないページデータを退避させるが、退避先の
メモリ容量が充分ある時には、ビデオデータへの再展開
を行なう必要がなく、すぐにでもプリンタエンジンユニ
ット14へ出力できるビデオデータを退避させればよ
い。
【0039】それらのデータの退避先は限定しないが、
普通ページデータやビデオデータはデータ量が多いた
め、それらを廉価な大容量のメモリ(外部記憶装置)に
退避させるのが、一般的に考えられる。この実施形態で
は、それらのデータの退避先をディスク装置16とす
る。また、その退避先にはビデオデータを退避させるも
のとする。
【0040】全ページの印刷データ(ビデオデータ)に
よる印刷(1部の印刷)が終了すると、次の1部の印刷
を行なうため、印刷するページ順に合わせて、退避した
ビデオデータ,印刷制御情報を復帰させて印刷処理を行
ない、それを指定された部数だけ繰り返し行なう。ディ
スク装置16にビデオデータ等を退避させている場合
は、ディスク装置16から必要なビデオデータ等を順次
読み出し、それを繰り返す。
【0041】以上の動作が、電子ソート機能の基本動
作、つまり全ページの印刷データに基づいて給紙部から
1枚ずつ給紙される各用紙上に順次画像を印刷する処理
を指定された部数だけ繰り返し行なう場合の基本動作の
一例である。この実施形態では、この電子ソート機能の
基本動作を利用してこの発明に係わる処理を行なうが、
これについては追って詳細に説明する。
【0042】図4は、このレーザプリンタの外観例を模
式的に示す正面図である。このレーザプリンタにおい
て、20はレーザプリンタ本体であり、その本体20の
各給紙トレイ装着位置にそれぞれ250枚の用紙を収納
できる5個のカセット給紙トレイ21〜25が着脱自在
に装着され、さらに1000枚の用紙を収納できる大量
給紙トレイ26と手差しトレイ27とが装着されてい
る。また、本体20には5個の排紙トレイ28〜32が
備えられており、それらの排紙トレイ28〜32に印刷
物(用紙)が選択的に排紙される。
【0043】図1及び図2は、プリンタコントローラ1
のCPU2によるこの発明に係わる指定された部数の印
刷ジョブ(指定部数印刷ジョブ)の処理ルーチンの一例
を示すフローチャートである。このルーチンはホストマ
シン15から印刷要求があった時にスタートし、CPU
2はまずステップ1でソートモードが設定されているか
否かを判断して、ソートモードが設定されていなければ
この処理を終了する。
【0044】また、ソートモードが設定されている場合
は、ステップ2でホストマシン15から指定された部数
m1が使用可能な排紙トレイ(排紙部位)の数である
「5」より大きいかどうかを判断して、部数m1が
「5」以下であればこの処理を終了し、部数m1が
「5」より大きければステップ3で図示しない第1のペ
ージカウンタ(受信される印刷データのページ番号を認
識するためのもの)のカウント値pを「1」にセットす
る。
【0045】続いて、ステップ4で図示しない排紙トレ
イカウンタ(印刷物の排出先となる排紙トレイを指定す
るためのもの)のカウント値nを「1」にセットし、ス
テップ5でホストマシン15から1ページ分の印刷デー
タを受信したか否かを判断して、1ページ分の印刷デー
タを受信した時にステップ6でその印刷データに基づい
て印刷処理を行なう。つまり、その印刷データに基づい
てRAM4のビデオバッファ上でビデオデータを生成
し、それをプリンタエンジンユニット14に出力する。
【0046】プリンタエンジンユニット14は、予め選
択された給紙トレイ(給紙部)から用紙を1枚給紙し
て、その用紙上にプリンタコントローラ1から送られて
くるビデオデータ(印刷データ)に基づいて印刷(画像
形成)を行ない、その印刷物を排紙トレイカウンタのカ
ウント値n(「1」)に対応する排紙トレイ28に排紙
する。
【0047】なお、この実施形態では、排紙トレイカウ
ンタのカウント値nが「1」の時には排紙トレイ28
を、「2」の時には排紙トレイ29を、「3」の時には
排紙トレイ30を、「4」の時には排紙トレイ31を、
「5」の時には排紙トレイ32をそれぞれ印刷物の排紙
先とする。
【0048】CPU2は、ステップ6で1ページ分の画
像データによる印刷処理の実行後、ステップ7で排紙ト
レイカウンタのカウント値nをアップカウント(+1)
し、ステップ8でそのカウント値nが排紙トレイの数で
ある「5」より大きいかどうかを判断するが、カウント
値nは現在「2」なのでステップ6に戻って再び印刷処
理を行なう。
【0049】この場合は、前回と同じ印刷を行なえばよ
く、ビデオバッファには前回の印刷に用いたビデオデー
タがそのまま残っているため、それをプリンタエンジン
ユニット14に出力する。プリンタエンジンユニット1
4は、予め選択された給紙トレイから用紙を1枚給紙
し、その用紙上にプリンタコントローラ1から送られて
くるビデオデータに基づいて印刷を行ない、その印刷物
を排紙トレイカウンタのカウント値n(「2」)に対応
する排紙トレイ29に排紙する。
【0050】CPU2は、ステップ6の印刷処理を行な
った後、再びステップ7で排紙トレイカウンタのカウン
ト値nをアップカウント(+1)し、ステップ8でその
カウント値nが「5」より大きいか否かを判断するが、
カウント値nは「3」なので再びステップ6に戻って上
述と同様の処理を繰り返すが、カウント値nが「5」よ
り大きくなった時(印刷物が排紙トレイ32に排紙され
た時)にステップ9へ進む。
【0051】ステップ9では、ビデオバッファ上のビデ
オデータを第1のページカウンタのカウント値p(ペー
ジ番号「1」)を付与してディスク装置16に退避さ
せ、ステップ10でホストマシン15からの印刷データ
の送信が終了したか否かを判断して、まだその送信が終
了でなければステップ11で第1のページカウンタのカ
ウント値pをアップカウント(+1)した後、ステップ
4に戻って上述と同様の処理を繰り返す。
【0052】その後、ホストマシン15からの印刷デー
タの送信が終了すると、図2のステップ12に移って排
紙トレイカウンタのカウント値nを「1」にセットし、
ステップ13で図示しない部数カウンタ(印刷部数を認
識するためのもの)のカウント値mを「5」にセット
し、さらにステップ14で図示しない第2のページカウ
ンタ(ディスク装置16から読み出すビデオデータのペ
ージ番号を認識するためのもの)のカウント値rを
「1」にセットする。
【0053】次いで、ステップ15でディスク装置16
から第2のページカウンタのカウント値r(ページ番号
「1」)のビデオデータを読み出してRAM4のビデオ
バッファに格納し、ステップ16でそのビデオデータを
プリンタエンジンユニット14に出力する。
【0054】プリンタエンジンユニット14は、予め選
択された給紙トレイから用紙を1枚給紙し、その用紙上
にプリンタコントローラ1から送られてくるビデオデー
タに基づいて印刷を行ない、その印刷物を排紙トレイカ
ウンタのカウント値n(「1」)に対応する排紙トレイ
28に排紙する。
【0055】CPU2は、続いてステップ17で第2の
ページカウンタのカウント値rをアップカウント(+
1)し、ステップ18でそのカウント値rが第1のペー
ジカウンタのカウント値pより大きいかどうかを判断す
るが、カウント値rは「2」なのでステップ15に戻っ
てディスク装置16から第2のページカウンタのカウン
ト値r(ページ番号「2」)のビデオデータを読み出し
てRAM4のビデオバッファに格納する。
【0056】その後、ステップ16でビデオバッファ上
のビデオデータをプリンタエンジンユニット14に出力
する。プリンタエンジンユニット14は、予め選択され
た給紙トレイから用紙を1枚給紙し、その用紙上にプリ
ンタコントローラ1から送られてくるビデオデータに基
づいて印刷を行ない、その印刷物を前回と同様に排紙ト
レイカウンタのカウント値n(「1」)に対応する排紙
トレイ28に排紙する。
【0057】CPU2は、次に再びステップ17で第2
のページカウンタのカウント値rをアップカウント(+
1)し、ステップ18でそのカウント値rが第1のペー
ジカウンタのカウント値pより大きいかどうかを判断
し、カウント値rがカウント値p以下であればステップ
15に戻って上述と同様の処理を繰り返し、カウント値
rがカウント値pより大きくなった時(最終ページの印
刷用紙が排紙トレイ28に排紙された時)にステップ1
9へ進む。
【0058】ステップ19では、部数カウンタのカウン
ト値mをアップカウント(+1)し、ステップ20でそ
のカウント値mがホストマシン15から指定された部数
m1に達したか否かを判断するが、カウント値mが部数
m1に達していなければステップ14に戻って第2のペ
ージカウンタのカウント値rを「1」にセットし、以後
上述と同様の処理を繰り返し、カウント値mが部数m1
に達した時、つまり部数m1の印刷が終了した時にこの
処理を終了する。
【0059】この実施形態のレーザプリンタは、例えば
10ページの印刷データに基づいて8部印刷を行なう場
合、1ページ目の印刷データに基づいて予め選択された
給紙トレイから1枚ずつ給紙される5枚の用紙上に順次
印刷を行ない、その各用紙(印刷物)を各排紙トレイ2
8〜32に1枚ずつ排紙した後、2ページ目,3ページ
目,……,10ページ目の印刷データに対しても同様な
処理を行なう。
【0060】この時点で、排紙トレイ28〜32には印
刷物が1部(10ページ)ずつ排紙され、合計5部の印
刷が完了している。その後、1〜10ページ目の各印刷
データに基づいて上記給紙トレイから1枚ずつ給紙され
る各用紙上に順次印刷を行なって排紙トレイ28(予め
指定された排紙トレイ)に排紙する処理を3回(残り部
数)繰り返す(電子ソート機能)。
【0061】よって、排紙トレイ28には4部の印刷物
が、各排紙トレイ29〜32にはそれぞれ1部の印刷物
が排紙されることになる。このように、この実施形態に
おいては、各排紙トレイ28〜32を最大限に活用し
て、指定部数印刷ジョブの処理(指定部数印刷処理)を
効率よく行なうようにしたので、その処理速度が向上
し、しかもオペレータによる印刷物の仕分け等の作業を
軽減することができる。
【0062】なお、この実施形態では、排紙トレイ28
を残り部数の印刷物の排出先として指定したが、排紙ト
レイ32等の他の排紙トレイをその排出先として指定す
ることもできる。上記排出先の指定は、ホストマシン1
5からのコマンドあるいはコントロールパネル18から
の操作信号によって行なうことができる。
【0063】これは、例えば排紙トレイ32に左寄せ,
右寄せ排紙機能(ジョガー)があり、それを1部毎に交
互に切り替えて利用したい場合などに有効となる。それ
によって、複数の印刷ジョブの混在やメールボックスな
ど、多機能に対応できる。また、排紙装置の機能に応じ
た使用が可能になる。
【0064】次に、この発明の他の実施形態について説
明する。なお、そのハード構成は図3及び図4に示した
前述の実施形態と同様である。この実施形態では、図1
及び図2に示した指定部数印刷ジョブの処理のうち、図
2の処理に代えて図5の処理を実行する。
【0065】図5は、プリンタコントローラ1のCPU
2によるこの発明に係わる指定部数印刷ジョブの処理ル
ーチン(一部)の一例を示すフローチャートである。C
PU2は、図1のステップ11の処理に続いて、図5の
ステップ21で図示しない繰り返しカウンタのカウント
値Nを、ステップ22で第2のページカウンタのカウン
ト値rを、ステップ23で排紙トレイカウンタのカウン
ト値nをそれぞれ「1」にセットする。
【0066】さらに、ステップ24で部数カウンタのカ
ウント値mを使用可能な排紙トレイの数である「5」を
N倍した数(5×N)にセットし、ステップ25でディ
スク装置16から第2のページカウンタのカウント値r
(ページ番号「1」)のビデオデータを読み出してRA
M4のビデオバッファに格納し、ステップ26でそのビ
デオデータをプリンタエンジンユニット14に出力す
る。
【0067】プリンタエンジンユニット14は、予め選
択された給紙トレイから用紙を1枚給紙し、その用紙上
にプリンタコントローラ1から送られてくるビデオデー
タに基づいて印刷を行ない、その印刷物を排紙トレイカ
ウンタのカウント値n(「1」)に対応する排紙トレイ
28に排紙する。
【0068】CPU2は、続いてステップ27で排紙ト
レイカウンタのカウント値nを、ステップ28で部数カ
ウンタのカウント値mをそれぞれアップカウント(+
1)し、ステップ29で排紙トレイカウンタのカウント
値nが使用可能な排紙トレイの数である「5」より大き
いかどうかを判断するが、カウント値nは「2」なので
ステップ30に進む。
【0069】ステップ30では、部数カウンタのカウン
ト値mがホストマシン15から指定された部数m1に達
したか否かを判断し、カウント値mが部数m1に達して
いなければステップ26に戻り、再びビデオバッファ上
のページ番号「1」のビデオデータをプリンタエンジン
ユニット14に出力する。
【0070】プリンタエンジンユニット14は、予め選
択された給紙トレイから用紙を1枚給紙し、その用紙上
にプリンタコントローラ1から送られてくるビデオデー
タに基づいて印刷を行ない、その印刷物を排紙トレイカ
ウンタのカウント値n(「2」)に対応する排紙トレイ
29に排紙する。
【0071】CPU2は、次に再びステップ27で排紙
トレイカウンタのカウント値nを、ステップ28で部数
カウンタのカウント値mをそれぞれアップカウント(+
1)し、ステップ29で排紙トレイカウンタのカウント
値nが使用可能な排紙トレイの数である「5」より大き
いかどうかを判断するが、カウント値nは「3」なので
ステップ30へ進む。
【0072】もし、排紙トレイカウンタのカウント値n
が「5」より大きくなった場合は、ステップ31に移っ
て第2のページカウンタのカウント値rをアップカウン
ト(+1)し、ステップ32でそのカウント値rが第1
のページカウンタのカウント値pより大きいかどうかを
判断するが、カウント値rは「2」なのでステップ23
に戻って排紙トレイカウンタのカウント値nを再び
「1」にセットする。
【0073】次いで、ステップ24で部数カウンタのカ
ウント値mを使用可能な排紙トレイの数である「5」を
N倍した数(5×N)にセットし、ステップ25でディ
スク装置16から第2のページカウンタのカウント値r
(ページ番号「2」)のビデオデータを読み出してRA
M4のビデオバッファに格納し、ステップ26でそのビ
デオデータをプリンタエンジンユニット14に出力す
る。
【0074】プリンタエンジンユニット14は、予め選
択された給紙トレイから用紙を1枚給紙し、その用紙上
にプリンタコントローラ1から送られてくるビデオデー
タに基づいて印刷を行ない、その印刷物を排紙トレイカ
ウンタのカウント値n(「1」)に対応する排紙トレイ
28に排紙する。
【0075】CPU2は、次にステップ27で排紙トレ
イカウンタのカウント値nをアップカウント(+1)
し、以後上述と同様の処理を繰り返す。その後、ステッ
プ32で第2のページカウンタのカウント値rが第1の
ページカウンタのカウント値pより大きいと判断した場
合に、ステップ33に進んで部数カウンタのカウント値
mがホストマシン15から指定された部数m1に達した
か否かを判断する。
【0076】そして、部数カウンタのカウント値mがホ
ストマシン15から指定された部数m1に達した場合
は、この処理を終了するが、まだ部数m1に達していな
ければステップ34で繰り返しカウンタのカウント値N
をアップカウント(+1)してステップ22に戻り、以
後上述と同様の処理を繰り返す。
【0077】この実施形態のレーザプリンタは、例えば
10ページの印刷データに基づいて8部印刷を行なう場
合、1ページ目の印刷データに基づいて予め選択された
給紙トレイから1枚ずつ給紙される5枚の用紙上に順次
印刷を行ない、その各用紙(印刷物)を各排紙トレイ2
8〜32に1枚ずつ排紙した後、2ページ目,3ページ
目,……,10ページ目の印刷データに対しても同様な
処理を行なう。この時点で、排紙トレイ28〜32には
印刷物が1部(10ページ)ずつ排紙され、合計5部の
印刷が完了している。
【0078】その後、再び1ページ目の印刷データに基
づいて予め選択された給紙トレイから1枚ずつ給紙され
る3枚の用紙上に順次印刷を行ない、その各用紙(印刷
物)を各排紙トレイ28〜30に1枚ずつ排紙した後、
2ページ目,3ページ目,……,10ページ目の印刷デ
ータに対しても同様な処理を行なう。よって、排紙トレ
イ28〜30にはそれぞれ2部の印刷物が、排紙トレイ
31,32にはそれぞれ1部の印刷物が排紙されること
になる。
【0079】また、例えば10ページの印刷データに基
づいて10部印刷を行なう場合、1ページ目の印刷デー
タに基づいて予め選択された給紙トレイから1枚ずつ給
紙される5枚の用紙上に順次印刷を行ない、その各印刷
物を各排紙トレイ28〜32に1枚ずつ排紙した後、2
ページ目,3ページ目,……,10ページ目の印刷デー
タに対しても同様な処理を行ない、さらに以上の処理を
もう1回繰り返す。
【0080】よって、排紙トレイ28〜32にはそれぞ
れ2部の印刷物が排紙されることになる。このように、
この実施形態においても、各排紙トレイ28〜32を最
大限に活用して、指定部数印刷ジョブの処理を効率よく
行なうようにしたので、その処理速度が向上し、しかも
オペレータによる印刷物の仕分け等の作業を軽減するこ
とができる。
【0081】なお、前述の各実施形態では、指定部数印
刷ジョブの実行時に全ての排紙トレイ28〜32を使用
したが、その実行時に使用する排紙トレイとして任意の
排紙トレイを指定することもできる。例えば、3つの排
紙トレイ28〜30を指定し、10ページの印刷データ
に基づいて8部印刷を行なう場合、(1)や(2)のよ
うな処理を行なうことが可能であり、複数の印刷ジョブ
の混在やメールボックスなど、多機能に対応できる。
【0082】(1)1ページ目の印刷データに基づいて
予め選択された給紙トレイから1枚ずつ給紙される3枚
の用紙上に順次印刷を行ない、その各印刷物を各排紙ト
レイ28〜30に1枚ずつ排紙した後、2ページ目,3
ページ目,……,10ページ目の印刷データに対しても
同様な処理を行ない、以上の処理をもう1回繰り返す。
この時点で、排紙トレイ28〜30には印刷物が2部ず
つ排紙され、合計6部の印刷が完了している。
【0083】その後、1〜10ページ目の各印刷データ
に基づいて上記給紙トレイから1枚ずつ給紙される各用
紙上に順次印刷を行なって排紙トレイ28に排紙する処
理を2回(残り部数)繰り返す。よって、排紙トレイ2
8には4部の印刷物が、各排紙トレイ29,30にはそ
れぞれ2部の印刷物が排紙されることになる。
【0084】(2)1ページ目の印刷データに基づいて
予め選択された給紙トレイから1枚ずつ給紙される3枚
の用紙上に順次印刷を行ない、その各印刷物を各排紙ト
レイ28〜30に1枚ずつ排紙した後、2ページ目,3
ページ目,……,10ページ目の印刷データに対しても
同様な処理を行ない、以上の処理を2回繰り返す。この
時点で、排紙トレイ28〜30には印刷物が2部ずつ排
紙され、合計6部の印刷が完了している。
【0085】その後、再び1ページ目の印刷データに基
づいて予め選択された給紙トレイから1枚ずつ給紙され
る2枚の用紙上に順次印刷を行ない、その各印刷物を各
排紙トレイ28,29に1枚ずつ排紙した後、2ページ
目,3ページ目,……,10ページ目の印刷データに対
しても同様な処理を行なう。よって、排紙トレイ28,
29にはそれぞれ3部の印刷物が、排紙トレイ30には
2部の印刷物が排紙されることになる。
【0086】また、前述の各実施形態において、指定部
数印刷ジョブ(図1と図2又は図5)を含む複数の印刷
ジョブが存在するとき、指定部数印刷ジョブの実行時に
使用可能な排紙トレイの数を制限することもできる。
【0087】例えば、指定部数印刷ジョブ以外の印刷ジ
ョブ(他の印刷ジョブ)が1つであれば、4つの排紙ト
レイ29〜32を指定部数印刷ジョブの実行時に使用可
能な排紙トレイとする。そして、排紙トレイ28を他の
印刷ジョブの実行時に使用可能な排紙トレイとする。
【0088】また、他の印刷ジョブが2つ以上5つまで
であれば、3つの排紙トレイ30〜32を指定部数印刷
ジョブの実行時に使用可能な排紙トレイとする。そし
て、排紙トレイ28,29を他の印刷ジョブの実行時に
使用可能な排紙トレイとし、印刷物を印刷ジョブ別に振
り分けて排紙する。
【0089】さらに、排紙トレイ28〜30を指定部数
印刷ジョブの実行時に使用可能な排紙トレイとして指定
する場合は、他の印刷ジョブが5つ以上あり、他の印刷
ジョブに割り当てる排紙トレイを3つ以上と定義してい
るとした場合、排紙トレイ28,29を指定部数印刷ジ
ョブの実行時に使用可能な排紙トレイとして指定可能な
ように、指定可能な排紙トレイ数の上限を定め、指定部
数印刷ジョブの実行時に使用可能な排紙トレイの数を制
限する。
【0090】このような場合、指定部数印刷ジョブの実
行中に他の印刷ジョブの実行が指示されたとき、指定部
数印刷ジョブの現在のページ(例えば2ページ目)の印
刷データによる印刷が終了し、次のページ(例えば3ペ
ージ目)の印刷データによる印刷を開始するまでの間
(現在のページと次のページとの継ぎ目)に他の印刷ジ
ョブを割り込ませることもできる。
【0091】この処理には、他の印刷ジョブを行なう
際、連続印刷中の出力データ(印刷データ)を退避さ
せ、他の印刷ジョブの出力データの展開,出力後、退避
させた連続印刷中の出力データを復元させる一連の処理
をなくし、処理効率を高める効果がある。
【0092】この処理を行なう場合、全ての排紙トレイ
28〜32に対する指定部数印刷ジョブの実行時に使用
可能な排紙トレイの数の割合に応じて、指定部数印刷ジ
ョブの実行中に他の印刷ジョブを割り込ませる頻度を変
えることもできる。例えば、他の印刷ジョブが8つあ
り、2つの排紙トレイ28,29を使用して指定部数印
刷ジョブの処理を行なう場合には、ページの継ぎ目毎に
他の印刷ジョブを割り込ませる。
【0093】この場合は、最初のページの継ぎ目で4つ
の印刷ジョブを、次のページの継ぎ目で残り4つの印刷
ジョブをそれぞれ割り込ませる。また、他の印刷ジョブ
が2つあり、4つの排紙トレイ29〜32を使用して指
定部数印刷ジョブの処理を行なう場合には、1ページ目
と2ページ目との継ぎ目と、3ページ目と4ページ目と
の継ぎ目のように、継ぎ目を1つ飛ばしに他の印刷ジョ
ブを割り込ませる。
【0094】したがって、このレーザプリンタの占有時
間が長い指定部数印刷ジョブを含む複数の印刷ジョブが
存在する場合でも、その各印刷ジョブを殆ど並行して実
行することができ、複数の印刷ジョブの処理効率が大幅
に向上し、その処理速度が高まる。ところで、上述のよ
うな図1と図2又は図5に示した処理以外の処理を行な
う場合、図1と図2又は図5に示した処理ルーチンを一
部変更する必要がある。
【0095】以上、この発明をレーザプリンタに適用し
た実施形態について説明したが、この発明はこれに限ら
ず、LEDプリンタ,液晶シャッタプリンタ等の各種プ
リンタには勿論、デジタル複写機及びファクシミリ装置
等の各種の画像形成装置に適用し得るものである。
【0096】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、画像形成装置の各排紙部位を最大限に活用するこ
とにより、指定された部数の画像形成処理を効率よく行
なえるようにしたので、その処理速度が向上し、しかも
オペレータによる印刷物の仕分け等の作業を軽減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3のCPU2によるこの発明に係わる指定部
数印刷ジョブの処理ルーチンの一例を示すフロー図であ
る。
【図2】その続きの処理を示すフロー図である。
【図3】この発明の一実施形態であるレーザプリンタの
一例を示すブロック構成図である。
【図4】図3のレーザプリンタの外観例を模式的に示す
正面図である。
【図5】この発明の実施形態によるこの発明に係わる指
定部数印刷ジョブの処理ルーチン(一部)の一例を示す
フロー図である。
【符号の説明】
1:プリンタコントローラ 2:中央処理装置(CPU) 3:ROM 4:RAM 5:ホストインタフェース部 6:ディスクインタフェース部 7:ICカードインタフェース部 8:コントロールパネルインタフェース部 9:エンジンインタフェース部 10:タイマ 11:データ制御部 12:アドレス制御部 13:ビデオ制御部 14:プリンタエンジンユニット 15:ホストマシン 16:ディスク装置 17:ICカード 18:コントロールパネル 20:レーザプリンタ本体 21〜25:カセット給紙トレイ 26:大量給紙トレイ 27:手差しトレイ 28〜32:排紙トレイ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の排紙部位を有する画像形成装置に
    おいて、 画像形成部数として使用可能な排紙部位の数より大きい
    数が指定されたとき、同一ページの画像データに基づい
    て給紙部から1枚ずつ給紙される各用紙上に前記排紙部
    位の数だけ順次画像形成を行なってその各用紙を前記各
    排紙部位にそれぞれ排紙する処理を全ページの各画像デ
    ータに対して繰り返し行なった後、全ページの各画像デ
    ータに基づいて給紙部から1枚ずつ給紙される各用紙上
    に順次画像形成を行なってその各用紙を前記各排紙部位
    のうちのいずれか1つの排紙部位に排紙する処理を残り
    の部数だけ繰り返し行なうことを特徴とする指定された
    部数の画像形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置における指
    定された部数の画像形成方法において、前記いずれか1
    つの排紙部位が指定されることを特徴とする指定された
    部数の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 複数の排紙部位を有する画像形成装置に
    おいて、 画像形成部数として使用可能な排紙部位の数をN(任意
    の整数)倍した数が指定されたときには、同一ページの
    画像データに基づいて給紙部から1枚ずつ給紙される各
    用紙上に前記排紙部位の数だけ順次画像形成を行なって
    その各用紙を前記各排紙部位にそれぞれ排紙する処理を
    全ページの各画像データに対してN回繰り返し行ない、
    画像形成部数として前記排紙部位の数をN倍した数に該
    排紙部位の数より少ない数を加算した数が指定されたと
    きには、同一ページの画像データに基づいて給紙部から
    1枚ずつ給紙される各用紙上に前記排紙部位の数だけ順
    次画像形成を行なってその各用紙を前記各排紙部位にそ
    れぞれ排紙する処理を全ページの各画像データに対して
    N回繰り返し行なった後、同一ページの画像データに基
    づいて給紙部から1枚ずつ給紙される各用紙上に残りの
    部数だけ順次画像形成を行なってその各用紙を前記各排
    紙部位にそれぞれ排紙する処理を全ページの各画像デー
    タに対して繰り返し行なうことを特徴とする指定された
    部数の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    画像形成装置における指定された部数の画像形成方法に
    おいて、指定された部数の画像形成ジョブの実行時に使
    用可能な排紙部位が指定されることを特徴とする指定さ
    れた部数の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    画像形成装置における指定された部数の画像形成方法に
    おいて、指定された部数の画像形成ジョブを含む複数の
    画像形成ジョブが存在するとき、前記指定された部数の
    画像形成ジョブの実行時に使用可能な排紙部位の数を制
    限することを特徴とする指定された部数の画像形成方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像形成装置における指
    定された部数の画像形成方法において、指定された部数
    の画像形成ジョブの実行中に他の画像形成ジョブの実行
    が指示されたとき、前記指定された部数の画像形成ジョ
    ブの現在のページの画像データによる画像形成が終了
    し、次のページの画像データによる画像形成を開始する
    までの間に前記他の画像形成ジョブを割り込ませること
    を特徴とする指定された部数の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の画像形成装置における指
    定された部数の画像形成方法において、全ての排紙部位
    の数に対する指定された部数の画像形成ジョブの実行時
    に使用可能な排紙部位の数の割合に応じて、指定された
    部数の画像形成ジョブの実行中に他の画像形成ジョブを
    割り込ませる頻度を変えることを特徴とする指定された
    部数の画像形成方法。
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