JPH10109403A - パッド印刷機におけるインキ補給装置 - Google Patents
パッド印刷機におけるインキ補給装置Info
- Publication number
- JPH10109403A JPH10109403A JP28597396A JP28597396A JPH10109403A JP H10109403 A JPH10109403 A JP H10109403A JP 28597396 A JP28597396 A JP 28597396A JP 28597396 A JP28597396 A JP 28597396A JP H10109403 A JPH10109403 A JP H10109403A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- container
- printing
- replenishing
- supply device
- Prior art date
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- Pending
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インキ容器へのインキの補給時、粘度の調整
作業が不要で、熟練者の手を必要とすることなく、適正
粘度のインキをインキ容器に容易に補給できるようにす
ること。 【解決手段】 パッド印刷機におけるインキ容器7の上
部に、該容器7内にインキを補給するための補給孔76
を形成すると共に、インキ容器7に対して1回の補給に
必要な量のインキが密封収容された補給用容器8を備
え、該容器8に、補給孔76に対して接続可能で、その
接続時に両容器7,8の内部が連通状態となる接続孔8
0を形成して、粘度の調整作業を行うことなく適正粘度
のインキをインキ容器7に容易に補給できるようにし、
また、使用後は捨てるようにした。
作業が不要で、熟練者の手を必要とすることなく、適正
粘度のインキをインキ容器に容易に補給できるようにす
ること。 【解決手段】 パッド印刷機におけるインキ容器7の上
部に、該容器7内にインキを補給するための補給孔76
を形成すると共に、インキ容器7に対して1回の補給に
必要な量のインキが密封収容された補給用容器8を備
え、該容器8に、補給孔76に対して接続可能で、その
接続時に両容器7,8の内部が連通状態となる接続孔8
0を形成して、粘度の調整作業を行うことなく適正粘度
のインキをインキ容器7に容易に補給できるようにし、
また、使用後は捨てるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパッド印刷機におけ
るインキ補給装置、詳しくは上面に所定の印刷パターン
を有する印版と、該印版の上面にインキを塗布するイン
キ容器と、上記印版上の印刷パターンに塗布されたイン
キを写し取って被印刷物に印刷を施す転写パッドとが備
えられたパッド印刷機における上記インキ容器へのイン
キ補給装置に関する。
るインキ補給装置、詳しくは上面に所定の印刷パターン
を有する印版と、該印版の上面にインキを塗布するイン
キ容器と、上記印版上の印刷パターンに塗布されたイン
キを写し取って被印刷物に印刷を施す転写パッドとが備
えられたパッド印刷機における上記インキ容器へのイン
キ補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パッド印刷機は、所定の印刷パタ−ンが
溝によって描かれている印版にインキを塗布し、次に弾
力性のある転写パッドを印版に押し付けて上記印刷パタ
−ンを写し取ったのち、被印刷物にこの転写パッドを押
し付けて印刷するように構成されているが、その場合、
例えば特開平7−314642号公報に示されているよ
うに、下端が開口されたインキ容器を用いて、容器の下
端が上記印版の上面と接触するように配置し、該容器を
印版に対して相対的に移動することにより容器の内部に
収容したインキを上記印版に塗布するようにしたものが
知られている。
溝によって描かれている印版にインキを塗布し、次に弾
力性のある転写パッドを印版に押し付けて上記印刷パタ
−ンを写し取ったのち、被印刷物にこの転写パッドを押
し付けて印刷するように構成されているが、その場合、
例えば特開平7−314642号公報に示されているよ
うに、下端が開口されたインキ容器を用いて、容器の下
端が上記印版の上面と接触するように配置し、該容器を
印版に対して相対的に移動することにより容器の内部に
収容したインキを上記印版に塗布するようにしたものが
知られている。
【0003】この公報に開示されたインキ容器は、図1
1に示すように上下が開口された筒状を呈する容器本体
Aと、該本体Aの下端面外周にボルトなどの固定手段
(図示せず)により固定される環状押圧部材Bと、これ
ら環状押圧部材Bと容器本体Aの下端面内周部とで形成
される溝部Cに嵌着されたリングブレードDと、該リン
グブレードDの嵌着部分の内外周をシールする内外一対
のOリングE,Fと、上記本体Aの上部にねじG,Gに
より取り外し可能に取り付けられる蓋Hとを有する構成
となっている。
1に示すように上下が開口された筒状を呈する容器本体
Aと、該本体Aの下端面外周にボルトなどの固定手段
(図示せず)により固定される環状押圧部材Bと、これ
ら環状押圧部材Bと容器本体Aの下端面内周部とで形成
される溝部Cに嵌着されたリングブレードDと、該リン
グブレードDの嵌着部分の内外周をシールする内外一対
のOリングE,Fと、上記本体Aの上部にねじG,Gに
より取り外し可能に取り付けられる蓋Hとを有する構成
となっている。
【0004】そして、上記リングブレードDの先端部を
印版Iの上面に接触させた状態でインキ容器を印版Iに
対し移動させることにより、インキ容器に収容されたイ
ンキを印版Iの上面に塗布すると共に、リングブレード
Cで余分なインキを掻き取り、その上で、該印版Iに転
写パッドを押し付けて印刷パタ−ンを写し取った後、被
印刷物に該転写パッドを押し付けて印刷するようになっ
ている。
印版Iの上面に接触させた状態でインキ容器を印版Iに
対し移動させることにより、インキ容器に収容されたイ
ンキを印版Iの上面に塗布すると共に、リングブレード
Cで余分なインキを掻き取り、その上で、該印版Iに転
写パッドを押し付けて印刷パタ−ンを写し取った後、被
印刷物に該転写パッドを押し付けて印刷するようになっ
ている。
【0005】ところで、インキ容器内のインキが空にな
ったときには、上記容器本体Aから蓋Hを取り外して該
本体A内にインキを補給することにより、該インキ容器
を繰り返し使用できるようになっている。
ったときには、上記容器本体Aから蓋Hを取り外して該
本体A内にインキを補給することにより、該インキ容器
を繰り返し使用できるようになっている。
【0006】その場合、金属缶など容器に多量に収容し
たインキを、インキ容器が空になる度に金属缶から取り
出してインキ容器に補給しているのであるが、インキに
はシンナー等の揮発性を有する溶剤が含まれているの
で、缶蓋を開いた場合は勿論、缶蓋を閉めた場合でも缶
蓋と缶本体との僅かな隙間から金属缶内の溶剤が蒸発し
てインキの粘度が高くなる。そのため、缶内のインキを
インキ容器にそのまま補給したのでは、印刷むらなど良
好な印刷が行えなくなるので、作業者は、インキ容器に
上記インキを補給するときに、その都度インキと溶剤と
を調合し、適正な粘度となるように調整した上で、該イ
ンキをインキ容器に補給するようにしている。
たインキを、インキ容器が空になる度に金属缶から取り
出してインキ容器に補給しているのであるが、インキに
はシンナー等の揮発性を有する溶剤が含まれているの
で、缶蓋を開いた場合は勿論、缶蓋を閉めた場合でも缶
蓋と缶本体との僅かな隙間から金属缶内の溶剤が蒸発し
てインキの粘度が高くなる。そのため、缶内のインキを
インキ容器にそのまま補給したのでは、印刷むらなど良
好な印刷が行えなくなるので、作業者は、インキ容器に
上記インキを補給するときに、その都度インキと溶剤と
を調合し、適正な粘度となるように調整した上で、該イ
ンキをインキ容器に補給するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したイン
キ容器へのインキの補給方法によれば、インキ容器にイ
ンキを補給する度に、作業者は、インキと溶剤とを調合
し、適正な粘度となるように調整する面倒な作業を行う
必要があり、しかもその粘度の調整には、熟練が必要
で、熟練者の手を借りないとインキの補給が行えなえ
ず、熟練者が近くにいないときには作業が中断されると
いった問題があった。
キ容器へのインキの補給方法によれば、インキ容器にイ
ンキを補給する度に、作業者は、インキと溶剤とを調合
し、適正な粘度となるように調整する面倒な作業を行う
必要があり、しかもその粘度の調整には、熟練が必要
で、熟練者の手を借りないとインキの補給が行えなえ
ず、熟練者が近くにいないときには作業が中断されると
いった問題があった。
【0008】この発明は、上記の問題に対処するもの
で、インキ容器へのインキの補給時、粘度の調整作業が
不要で、熟練者の手を必要とすることなく、適正粘度の
インキをインキ容器に容易に補給することができるパッ
ド印刷機におけるインキ補給装置の提供を課題とする。
で、インキ容器へのインキの補給時、粘度の調整作業が
不要で、熟練者の手を必要とすることなく、適正粘度の
インキをインキ容器に容易に補給することができるパッ
ド印刷機におけるインキ補給装置の提供を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような手段を用いることを特徴とす
る。
め、本発明は次のような手段を用いることを特徴とす
る。
【0010】すなわち、本願の請求項1の発明(以下、
第1発明という)は、上面に所定の印刷パターンを有す
る印版と、該印版の上面にインキを塗布するインキ容器
と、上記印版上の印刷パターンに塗布されたインキを写
し取って被印刷物に印刷を施す転写パッドとが備えられ
たパッド印刷機におけるインキ補給装置であって、上記
インキ容器の上部に、該容器内にインキを補給するため
の補給孔を形成すると共に、上記インキ容器に対して1
回の補給に必要な量のインキが密封収容された補給用容
器を有し、該補給用容器に、上記インキ容器の補給孔に
対して接続可能で、その接続時に両容器の内部が連通状
態となるように接続孔を形成したことを特徴とする。
第1発明という)は、上面に所定の印刷パターンを有す
る印版と、該印版の上面にインキを塗布するインキ容器
と、上記印版上の印刷パターンに塗布されたインキを写
し取って被印刷物に印刷を施す転写パッドとが備えられ
たパッド印刷機におけるインキ補給装置であって、上記
インキ容器の上部に、該容器内にインキを補給するため
の補給孔を形成すると共に、上記インキ容器に対して1
回の補給に必要な量のインキが密封収容された補給用容
器を有し、該補給用容器に、上記インキ容器の補給孔に
対して接続可能で、その接続時に両容器の内部が連通状
態となるように接続孔を形成したことを特徴とする。
【0011】また、本願の請求項2の発明(以下、第2
発明という)は、上記第1発明における補給用容器が、
収容したインキを絞り出すことが可能なチューブである
ことを特徴とする。
発明という)は、上記第1発明における補給用容器が、
収容したインキを絞り出すことが可能なチューブである
ことを特徴とする。
【0012】また、本願の請求項3の発明(以下、第3
発明という)は、上記第1発明における補給用容器が、
保形可能な硬質材料により形成された筒状容器でなり、
該容器には、突片の折り取りにより開口される空気の逃
がし孔を有していることを特徴とする。
発明という)は、上記第1発明における補給用容器が、
保形可能な硬質材料により形成された筒状容器でなり、
該容器には、突片の折り取りにより開口される空気の逃
がし孔を有していることを特徴とする。
【0013】また、本願の請求項4の発明(以下、第4
発明という)は、上記第1発明における補給用容器が、
軟質シート材により形成された袋状容器であることを特
徴とする。
発明という)は、上記第1発明における補給用容器が、
軟質シート材により形成された袋状容器であることを特
徴とする。
【0014】さらに、本願の請求項5の発明(以下、第
5発明という)は、上記第1発明におけるインキ容器の
補給孔を、該容器の上部から上方に向かって突出する筒
状の突出部により形成すると共に、その開口先端面を傾
斜状に形成して尖った破断用端部としており、補給用容
器の接続孔を、該容器から外方に向かって突出し、かつ
その先端に上記筒状突出部に外嵌可能とした筒状の嵌合
部により形成し、この嵌合部の開口端を、上記破断用端
部の突入により破断される破断用薄肉部で封止したこと
を特徴とする。
5発明という)は、上記第1発明におけるインキ容器の
補給孔を、該容器の上部から上方に向かって突出する筒
状の突出部により形成すると共に、その開口先端面を傾
斜状に形成して尖った破断用端部としており、補給用容
器の接続孔を、該容器から外方に向かって突出し、かつ
その先端に上記筒状突出部に外嵌可能とした筒状の嵌合
部により形成し、この嵌合部の開口端を、上記破断用端
部の突入により破断される破断用薄肉部で封止したこと
を特徴とする。
【0015】上記の構成によれば次のような作用が得ら
れる。
れる。
【0016】まず、本願の第1〜第5発明のいずれにお
いても、インキ容器のインキが少なくなったり空になっ
たとき、上記インキ容器の上部に設けた補給孔に、補給
用のインキが密封収容された補給用容器の接続孔を接続
する。この接続により上記インキ容器の内部と補給用容
器の内部とが連通状態となり、該補給用容器内のインキ
がインキ容器内に補給されることになる。その場合、補
給用容器には、予め適正粘度に調整された補給用のイン
キが密封収容されているので、該インキはその補給時に
おいても粘度が適正に保たれており、これにより、熟練
者による粘度の調整作業を行うことなく適正粘度のイン
キをインキ容器に容易に補給されることになる。また、
補給用容器は、インキ容器に対して1回の補給に必要な
量のインキが密封収容されているだけであるので、1度
使えば捨てることになる。
いても、インキ容器のインキが少なくなったり空になっ
たとき、上記インキ容器の上部に設けた補給孔に、補給
用のインキが密封収容された補給用容器の接続孔を接続
する。この接続により上記インキ容器の内部と補給用容
器の内部とが連通状態となり、該補給用容器内のインキ
がインキ容器内に補給されることになる。その場合、補
給用容器には、予め適正粘度に調整された補給用のイン
キが密封収容されているので、該インキはその補給時に
おいても粘度が適正に保たれており、これにより、熟練
者による粘度の調整作業を行うことなく適正粘度のイン
キをインキ容器に容易に補給されることになる。また、
補給用容器は、インキ容器に対して1回の補給に必要な
量のインキが密封収容されているだけであるので、1度
使えば捨てることになる。
【0017】また、第2発明によれば、補給用容器が、
収容したインキを絞り出し可能なチューブであるから、
該チューブをインキ容器に接続した状態で、該チューブ
を手で絞ってインキを絞り出すことにより、インキ容器
へのインキの補給が迅速に行えることになる。
収容したインキを絞り出し可能なチューブであるから、
該チューブをインキ容器に接続した状態で、該チューブ
を手で絞ってインキを絞り出すことにより、インキ容器
へのインキの補給が迅速に行えることになる。
【0018】また、第3発明によれば、補給用容器が、
保形可能な硬質材料により形成された筒状容器により形
成され、使用時に開口できる空気逃がし孔を有するもの
であるから、該容器をインキ容器に接続し、突片の折り
取りにより空気逃がし孔を開口させることにより自然落
下によりインキ容器へのインキの補給が行えることにな
る。
保形可能な硬質材料により形成された筒状容器により形
成され、使用時に開口できる空気逃がし孔を有するもの
であるから、該容器をインキ容器に接続し、突片の折り
取りにより空気逃がし孔を開口させることにより自然落
下によりインキ容器へのインキの補給が行えることにな
る。
【0019】また、第4発明によれば、補給用容器が、
軟質シート材により形成された袋状容器であるから、該
袋状容器をインキ容器に接続した状態で、たとえば該容
器を手で押さえてインキを絞り出すことにより、インキ
容器へのインキの補給が迅速に行えることになる。
軟質シート材により形成された袋状容器であるから、該
袋状容器をインキ容器に接続した状態で、たとえば該容
器を手で押さえてインキを絞り出すことにより、インキ
容器へのインキの補給が迅速に行えることになる。
【0020】さらに、第5発明によれば、インキが少な
くなったり空になったインキ容器にインキの補給すると
き、上記インキ容器の上部に設けた筒状の突出部に、補
給用容器の筒状の嵌合部を外嵌して接続する。この接続
により、突出部に形成された傾斜状の尖った破断用端部
が嵌合部開口端の破断用薄肉部に突入されて該薄肉部を
破断し、上記インキ容器の内部と補給用容器の内部とが
連通状態となって、該補給用容器内のインキがインキ容
器内に補給されることになる。
くなったり空になったインキ容器にインキの補給すると
き、上記インキ容器の上部に設けた筒状の突出部に、補
給用容器の筒状の嵌合部を外嵌して接続する。この接続
により、突出部に形成された傾斜状の尖った破断用端部
が嵌合部開口端の破断用薄肉部に突入されて該薄肉部を
破断し、上記インキ容器の内部と補給用容器の内部とが
連通状態となって、該補給用容器内のインキがインキ容
器内に補給されることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
する。
【0022】図1および図2は本発明のインキ補給装置
が適用されたパッド印刷機の概略構成を示す。このパッ
ド印刷機1は、たとえばゴルフボールにネームを印刷す
る簡易タイプのもので、本体1aの前部位置に被印刷物
Wを載せる印刷テーブル2と、この印刷テーブル2より
も奥側に位置する転写テーブル3と、これら両テーブル
2、3の上方に配置されて前後移動と昇降が本体1aの
内部の図示しない小型モータなどの駆動機構によって行
われる転写パッド4とを備えている。上記転写テーブル
3には印版5が着脱可能にセットされると共に、該転写
テーブル3の上方に上記駆動機構によって前後方向に移
動される容器保持機構6が配置されている。この保持機
構6にはインキ容器7が装着され、該保持機構6の前後
移動により、インキ容器7は上記転写パッド4の前後移
動と同時に、転写パッド4に対し一定の間隔を保ったま
ま前後方向に移動されるようになっている。
が適用されたパッド印刷機の概略構成を示す。このパッ
ド印刷機1は、たとえばゴルフボールにネームを印刷す
る簡易タイプのもので、本体1aの前部位置に被印刷物
Wを載せる印刷テーブル2と、この印刷テーブル2より
も奥側に位置する転写テーブル3と、これら両テーブル
2、3の上方に配置されて前後移動と昇降が本体1aの
内部の図示しない小型モータなどの駆動機構によって行
われる転写パッド4とを備えている。上記転写テーブル
3には印版5が着脱可能にセットされると共に、該転写
テーブル3の上方に上記駆動機構によって前後方向に移
動される容器保持機構6が配置されている。この保持機
構6にはインキ容器7が装着され、該保持機構6の前後
移動により、インキ容器7は上記転写パッド4の前後移
動と同時に、転写パッド4に対し一定の間隔を保ったま
ま前後方向に移動されるようになっている。
【0023】そして、上記インキ容器7は、上下が開口
された筒状を呈すると共に、下部に外側方に突出する環
状のフランジ部71aを有する容器本体71と、該本体
71の下端面外周にボルトなどの固定手段(図示せず)
により固定される環状押圧部材72と、これら容器本体
71の下端面内周部と環状押圧部材72とで形成される
溝部71bに嵌着されたリングブレード73と、該リン
グブレード73の嵌着部分の内外周をシールする内外一
対のOリング73a,73aと、上記本体71の上部に
ねじなどの固定手段(図示せず)により取り外し可能に
取り付けられる蓋74とを有している。また、上記容器
本体71内にはインキの塗布量を調整するための円錐状
調整部材75が設けられていると共に、該調整部材75
はその上端部に設けられたねじ部75aが蓋74を貫通
して調整ナット75aにより、蓋74に高さ調整可能に
支持されている。
された筒状を呈すると共に、下部に外側方に突出する環
状のフランジ部71aを有する容器本体71と、該本体
71の下端面外周にボルトなどの固定手段(図示せず)
により固定される環状押圧部材72と、これら容器本体
71の下端面内周部と環状押圧部材72とで形成される
溝部71bに嵌着されたリングブレード73と、該リン
グブレード73の嵌着部分の内外周をシールする内外一
対のOリング73a,73aと、上記本体71の上部に
ねじなどの固定手段(図示せず)により取り外し可能に
取り付けられる蓋74とを有している。また、上記容器
本体71内にはインキの塗布量を調整するための円錐状
調整部材75が設けられていると共に、該調整部材75
はその上端部に設けられたねじ部75aが蓋74を貫通
して調整ナット75aにより、蓋74に高さ調整可能に
支持されている。
【0024】また、上記容器保持機構6は、図2に示す
ように上記駆動機構によって前後移動される移動部材6
1と、該移動部材61の下部に設けられた支持部材62
と、該支持部材62の左右両端に支持ピン62a,62
aを介して上下揺動可能に枢支され、支持部材62から
前方に突出する左右一対のアーム部材63,63と、こ
れらのアーム部材63,63の先端部間に支持軸63
a,63aを介して回動自在に支持される加圧リング6
4とを有する。この加圧リング64には、そのリング内
に上記インキ容器7の外周部が挿嵌されて、該リング6
4の押圧面と環状のフランジ部71aが当接するように
インキ容器7が装着される。また、上記アーム部材6
3,63の後端部と移動部材11の後面側上部に設けら
れた左右一対のブラケット65,65との間に上記アー
ム部材63,63の先端部を下方に付勢するスプリング
66,66がそれぞれ介装されている。これにより、上
記スプリング66,66のばね力がアーム部材63,6
3を介して加圧リング64に押し下げ力が付勢され、該
リング64に装着されるインキ容器7が印版5側に押し
付けられるようになっている。さらに、上記移動部材6
1の前面には、インキ容器7を交換する場合に、上記加
圧リング64が邪魔にならないように該リング64の先
端部に形成された係合凹部64aに係合して該リング6
4の先端を持ち上げた状態で保持するフック状の係止部
材67が設けられている。また、前述の印版5の転写テ
ーブル4の上への着脱可能な取付手段としては、図に示
すように例えば磁石68,68を用いたり、或はボルト
止めなどのその他の取付手段により取り付けるようにす
ればよい。また、上記インキ容器7は容器保持機構6に
より印版5に形成されている印刷パターンXの外方から
該パターンXに至るまでの間を往復移動されるようにな
っている。
ように上記駆動機構によって前後移動される移動部材6
1と、該移動部材61の下部に設けられた支持部材62
と、該支持部材62の左右両端に支持ピン62a,62
aを介して上下揺動可能に枢支され、支持部材62から
前方に突出する左右一対のアーム部材63,63と、こ
れらのアーム部材63,63の先端部間に支持軸63
a,63aを介して回動自在に支持される加圧リング6
4とを有する。この加圧リング64には、そのリング内
に上記インキ容器7の外周部が挿嵌されて、該リング6
4の押圧面と環状のフランジ部71aが当接するように
インキ容器7が装着される。また、上記アーム部材6
3,63の後端部と移動部材11の後面側上部に設けら
れた左右一対のブラケット65,65との間に上記アー
ム部材63,63の先端部を下方に付勢するスプリング
66,66がそれぞれ介装されている。これにより、上
記スプリング66,66のばね力がアーム部材63,6
3を介して加圧リング64に押し下げ力が付勢され、該
リング64に装着されるインキ容器7が印版5側に押し
付けられるようになっている。さらに、上記移動部材6
1の前面には、インキ容器7を交換する場合に、上記加
圧リング64が邪魔にならないように該リング64の先
端部に形成された係合凹部64aに係合して該リング6
4の先端を持ち上げた状態で保持するフック状の係止部
材67が設けられている。また、前述の印版5の転写テ
ーブル4の上への着脱可能な取付手段としては、図に示
すように例えば磁石68,68を用いたり、或はボルト
止めなどのその他の取付手段により取り付けるようにす
ればよい。また、上記インキ容器7は容器保持機構6に
より印版5に形成されている印刷パターンXの外方から
該パターンXに至るまでの間を往復移動されるようにな
っている。
【0025】そして、上記駆動機構による移動部材61
の前方への移動により、上記インキ容器7を図1におい
て実線で示すホームポジションから前方へ移動し、図2
に示すように印刷パターンXの上方位置まで移動して停
止し、この移動によって該印刷パターンXにインキSを
塗布し、その後、上記駆動機構による移動部材61の後
方への移動により、余分なインキSを印版5から掻き取
りながらホームポジションに復帰して停止する。このホ
ームポジションにて転写パッド4は、図1の仮想線で示
すように印版5に対して下降し、印刷パターンXの塗布
インキSを写し取り、その後上昇し、ホームポジション
から図2の被印刷物Wの上方の実線位置まで移動し、さ
らに図2の仮想線で示すように下降して印刷を行う。こ
のとき、図2に示すように転写パッド4の前進移動と共
に、インキ容器7もホームポジションから前方へ移動し
て、上記した場合と同様に印刷パターンXにインキSを
塗布する。
の前方への移動により、上記インキ容器7を図1におい
て実線で示すホームポジションから前方へ移動し、図2
に示すように印刷パターンXの上方位置まで移動して停
止し、この移動によって該印刷パターンXにインキSを
塗布し、その後、上記駆動機構による移動部材61の後
方への移動により、余分なインキSを印版5から掻き取
りながらホームポジションに復帰して停止する。このホ
ームポジションにて転写パッド4は、図1の仮想線で示
すように印版5に対して下降し、印刷パターンXの塗布
インキSを写し取り、その後上昇し、ホームポジション
から図2の被印刷物Wの上方の実線位置まで移動し、さ
らに図2の仮想線で示すように下降して印刷を行う。こ
のとき、図2に示すように転写パッド4の前進移動と共
に、インキ容器7もホームポジションから前方へ移動し
て、上記した場合と同様に印刷パターンXにインキSを
塗布する。
【0026】その後、転写パッド4は、被印刷物Wに印
刷した後上昇し、インキ容器7と共に被印刷物Wの上方
位置からホームポジションまで移動し、この移動によっ
て印刷パターンXにインキSが再び塗布され、上記した
ように転写パッド4が転写インキを写し取る動作を行っ
たのち、繰り返し上記した印刷動作を行うことにより被
印刷物に順次印刷が行れるようになっている。
刷した後上昇し、インキ容器7と共に被印刷物Wの上方
位置からホームポジションまで移動し、この移動によっ
て印刷パターンXにインキSが再び塗布され、上記した
ように転写パッド4が転写インキを写し取る動作を行っ
たのち、繰り返し上記した印刷動作を行うことにより被
印刷物に順次印刷が行れるようになっている。
【0027】次に、本発明の対象となるインキ補給装置
の構造を説明する。
の構造を説明する。
【0028】図4及び図5に示すように、上記インキ容
器7の上部に、該容器7内にインキSを補給するための
補給孔76が形成されていると共に、このインキ容器7
に対して1回の補給に必要な量のインキSが密封収容さ
れた補給用容器8を有している。この補給用容器8は、
収容したインキSを絞り出し可能としたチューブによっ
て作られていると共に、該容器8には、上記補給孔76
に対して接続可能で、その接続時に上記インキ容器7の
内部と補給用容器8の内部とが連通状態となるように接
続孔80が設けられている。
器7の上部に、該容器7内にインキSを補給するための
補給孔76が形成されていると共に、このインキ容器7
に対して1回の補給に必要な量のインキSが密封収容さ
れた補給用容器8を有している。この補給用容器8は、
収容したインキSを絞り出し可能としたチューブによっ
て作られていると共に、該容器8には、上記補給孔76
に対して接続可能で、その接続時に上記インキ容器7の
内部と補給用容器8の内部とが連通状態となるように接
続孔80が設けられている。
【0029】そして、上記インキ容器7の補給孔76は
該容器7の上部から上方に向かって突出する筒状の突出
部77によって形成される。この突出部77はその開口
先端面が傾斜状に形成されて尖った破断用端部78とさ
れており、かつ常時は突出部77にキャップ79が被嵌
されて、補給孔76を閉塞するように構成されている。
該容器7の上部から上方に向かって突出する筒状の突出
部77によって形成される。この突出部77はその開口
先端面が傾斜状に形成されて尖った破断用端部78とさ
れており、かつ常時は突出部77にキャップ79が被嵌
されて、補給孔76を閉塞するように構成されている。
【0030】また、上記補給用容器8の接続孔80は、
該容器8の一端部から外方に向かって筒状に突出し、上
記筒状突出部77に外嵌可能な嵌合部81によって形成
される。この嵌合部81の開口端は、上記破断用端部7
8の突入により破断される破断用薄肉部82によって封
止されている。
該容器8の一端部から外方に向かって筒状に突出し、上
記筒状突出部77に外嵌可能な嵌合部81によって形成
される。この嵌合部81の開口端は、上記破断用端部7
8の突入により破断される破断用薄肉部82によって封
止されている。
【0031】次に、上記したインキ補給装置の使用方法
を説明する。
を説明する。
【0032】まず、インキSが空または残り少なくなっ
たインキ容器7にインキSを補給する時には、上記イン
キ容器7の上部に設けた補給孔76を有する突出部77
に、補給用のインキSが密封収容された補給用容器8の
接続孔80を接続する。その場合、上記インキ容器7の
上部に設けた筒状の突出部77に、補給用容器8の筒状
の嵌合部81を外嵌して接続する。この接続により、突
出部77の先端部に形成された尖った破断用端部78が
嵌合部81の破断用薄肉部82に突入されて該薄肉部8
2を破断し、上記インキ容器7の内部と補給用容器8の
内部とが連通状態となる。その状態でチューブでなる補
給用容器8を手で押さえてインキSを絞り出すことによ
り、該容器8内のインキSがインキ容器7内に補給され
ることになる。
たインキ容器7にインキSを補給する時には、上記イン
キ容器7の上部に設けた補給孔76を有する突出部77
に、補給用のインキSが密封収容された補給用容器8の
接続孔80を接続する。その場合、上記インキ容器7の
上部に設けた筒状の突出部77に、補給用容器8の筒状
の嵌合部81を外嵌して接続する。この接続により、突
出部77の先端部に形成された尖った破断用端部78が
嵌合部81の破断用薄肉部82に突入されて該薄肉部8
2を破断し、上記インキ容器7の内部と補給用容器8の
内部とが連通状態となる。その状態でチューブでなる補
給用容器8を手で押さえてインキSを絞り出すことによ
り、該容器8内のインキSがインキ容器7内に補給され
ることになる。
【0033】また、上記補給用容器8には、予め適正粘
度に調整された補給用のインキSが密封収容されている
ので、該インキSはその補給時においても粘度が適正に
保たれたままであり、これにより、熟練者による粘度の
調整作業を行うことなく適正粘度のインキSをインキ容
器7に容易に補給することが可能となる。さらに、この
補給用容器8には、インキ容器7に対して1回の補給に
必要な量のインキSが密封収容されているだけであるか
ら、1度使えば捨てることになる。これにより、常に適
正粘度に調整されたインキSがインキ容器7に補給され
ることになる。
度に調整された補給用のインキSが密封収容されている
ので、該インキSはその補給時においても粘度が適正に
保たれたままであり、これにより、熟練者による粘度の
調整作業を行うことなく適正粘度のインキSをインキ容
器7に容易に補給することが可能となる。さらに、この
補給用容器8には、インキ容器7に対して1回の補給に
必要な量のインキSが密封収容されているだけであるか
ら、1度使えば捨てることになる。これにより、常に適
正粘度に調整されたインキSがインキ容器7に補給され
ることになる。
【0034】図6及び図7は、上記補給用容器に関する
別の実施形態を示すもので、たとえば硬質の合成樹脂に
より形成された保形可能な筒状容器を補給用容器9とし
て用いたものである。
別の実施形態を示すもので、たとえば硬質の合成樹脂に
より形成された保形可能な筒状容器を補給用容器9とし
て用いたものである。
【0035】すなわち、この補給用容器9は、筒状胴部
93と底蓋部94と筒状の嵌合部91とを有するもの
で、この底蓋部94には折り取り可能とした突片95が
形成され、該突片95を折り取ることにより上記底蓋部
94に空気の逃がし孔96が形成されるのであり、また
上記嵌合部91の接続孔90の開口端は、上記破断用端
部78の突入により破断される破断用薄肉部92で封止
されている。そして、インキSの補給時には、図7に示
すように上記インキ容器7の突出部77に補給用容器の
内部とを連通させると共に、上記突片95を折り取って
空気逃がし孔96を開口させると、補給用容器9内のイ
ンキSが自然落下によりインキ容器7内に補給されるの
である。
93と底蓋部94と筒状の嵌合部91とを有するもの
で、この底蓋部94には折り取り可能とした突片95が
形成され、該突片95を折り取ることにより上記底蓋部
94に空気の逃がし孔96が形成されるのであり、また
上記嵌合部91の接続孔90の開口端は、上記破断用端
部78の突入により破断される破断用薄肉部92で封止
されている。そして、インキSの補給時には、図7に示
すように上記インキ容器7の突出部77に補給用容器の
内部とを連通させると共に、上記突片95を折り取って
空気逃がし孔96を開口させると、補給用容器9内のイ
ンキSが自然落下によりインキ容器7内に補給されるの
である。
【0036】図8及び図9は、上記上記補給用容器に関
する別の実施形態を示すもので、軟質シート材により形
成された袋状容器を補給容器10として用いたものであ
る。
する別の実施形態を示すもので、軟質シート材により形
成された袋状容器を補給容器10として用いたものであ
る。
【0037】すなわち、この補給用容器10は、たとえ
ば矩形状とした二枚の軟質シート材を周囲部分で接着し
て袋状に形成されるもので、屈曲可能なパイプ103を
もち、該パイプ103の先端に接続孔100をもつ筒状
の嵌合部101を設けたものである。この嵌合部101
も先の実施形態と同様、その開口端が上記破断用端部7
3の突入により、破断される破断用薄肉部102で封止
されている。そして、インキSの補給時には、図9に示
すように上記インキ容器7の突出部77に補給用容器1
0の嵌合部101を嵌合により接続して、インキ容器7
の内部と補給容器6の内部とを連通接続させると、補給
用容器10内のインキSがインキ容器7内に補給され
る。この場合、たとえば該補給用容器10を上記本体1
aの上部ケースなどを利用して、インキ容器7よりも上
方に吊り下げ、かつ該容器10の上部に適宜空気の逃が
し孔を開口して自然落下させるようにしたり、或は該容
器10を手で直接押さえてインキSを絞り出すようにし
てもよい。
ば矩形状とした二枚の軟質シート材を周囲部分で接着し
て袋状に形成されるもので、屈曲可能なパイプ103を
もち、該パイプ103の先端に接続孔100をもつ筒状
の嵌合部101を設けたものである。この嵌合部101
も先の実施形態と同様、その開口端が上記破断用端部7
3の突入により、破断される破断用薄肉部102で封止
されている。そして、インキSの補給時には、図9に示
すように上記インキ容器7の突出部77に補給用容器1
0の嵌合部101を嵌合により接続して、インキ容器7
の内部と補給容器6の内部とを連通接続させると、補給
用容器10内のインキSがインキ容器7内に補給され
る。この場合、たとえば該補給用容器10を上記本体1
aの上部ケースなどを利用して、インキ容器7よりも上
方に吊り下げ、かつ該容器10の上部に適宜空気の逃が
し孔を開口して自然落下させるようにしたり、或は該容
器10を手で直接押さえてインキSを絞り出すようにし
てもよい。
【0038】なお、上記インキ容器7の補給孔76と補
給用容器8の接続孔80との接続に際し、図10に示す
ようにねじによる連結手段を用いて構成してもよい。
給用容器8の接続孔80との接続に際し、図10に示す
ようにねじによる連結手段を用いて構成してもよい。
【0039】すなわち、インキ容器7における突出部7
7の外側に、さらに筒状立ち上り壁77aを設けて、そ
の内周面に雌ねじ77bを形成する一方、補給用容器8
の該嵌合部81の外側面に雄ねじ81aを形成し、両ね
じの螺合により上記接続を確実に行うようにしてもよ
い。
7の外側に、さらに筒状立ち上り壁77aを設けて、そ
の内周面に雌ねじ77bを形成する一方、補給用容器8
の該嵌合部81の外側面に雄ねじ81aを形成し、両ね
じの螺合により上記接続を確実に行うようにしてもよ
い。
【0040】
【発明の効果】以上のように本願の第1〜第5発明によ
れば、いずれも、インキ容器内のインキが少なくなった
り空になったとき、補給用のインキが密封収容された補
給用容器の接続孔をインキ容器の補給孔に接続し、イン
キ容器の内部と補給用容器の内部とを連通させて、該補
給用容器内のインキをインキ容器内に補給するもので、
この補給用容器には、予め適正粘度に調整された補給用
のインキが密封収容されているので、該インキはその補
給時においても粘度が適正に保たれており、これによ
り、熟練者による粘度の調整作業を行うことなく適正粘
度のインキをインキ容器に容易に補給することができ
る。また、補給用容器は、インキ容器に対して1回の補
給に必要な量のインキが密封収容されているだけで、1
度使えば捨ててしまうものであるから、常に適正粘度に
調整された補給用のインキをインキ容器に補給できるこ
とになる。
れば、いずれも、インキ容器内のインキが少なくなった
り空になったとき、補給用のインキが密封収容された補
給用容器の接続孔をインキ容器の補給孔に接続し、イン
キ容器の内部と補給用容器の内部とを連通させて、該補
給用容器内のインキをインキ容器内に補給するもので、
この補給用容器には、予め適正粘度に調整された補給用
のインキが密封収容されているので、該インキはその補
給時においても粘度が適正に保たれており、これによ
り、熟練者による粘度の調整作業を行うことなく適正粘
度のインキをインキ容器に容易に補給することができ
る。また、補給用容器は、インキ容器に対して1回の補
給に必要な量のインキが密封収容されているだけで、1
度使えば捨ててしまうものであるから、常に適正粘度に
調整された補給用のインキをインキ容器に補給できるこ
とになる。
【0041】また、第2発明によれば、補給用容器が、
収容したインキを絞り出し可能なチューブであるから、
該チューブをインキ容器に接続した状態で、該チューブ
を手で押さえてインキを絞り出すことにより、インキ容
器へのインキの補給が迅速に行えることになる。
収容したインキを絞り出し可能なチューブであるから、
該チューブをインキ容器に接続した状態で、該チューブ
を手で押さえてインキを絞り出すことにより、インキ容
器へのインキの補給が迅速に行えることになる。
【0042】また、第3発明によれば、補給用容器が、
保形可能な硬質材料により形成された筒状容器により形
成され、使用時に開口できる空気逃がし孔を有するもの
であるから、該容器をインキ容器に接続し、突片の折り
取りにより空気逃がし孔を開口させることにより自然落
下により補給用容器内のインキをインキ容器内に補給す
ることができる。
保形可能な硬質材料により形成された筒状容器により形
成され、使用時に開口できる空気逃がし孔を有するもの
であるから、該容器をインキ容器に接続し、突片の折り
取りにより空気逃がし孔を開口させることにより自然落
下により補給用容器内のインキをインキ容器内に補給す
ることができる。
【0043】また、第4発明によれば、補給用容器が、
軟質シート材により形成された袋状容器であるから、該
袋状容器をインキ容器に接続した状態で、たとえば該容
器を手で押さえてインキを絞り出すことにより、インキ
容器へのインキの補給を迅速に行うことができる。
軟質シート材により形成された袋状容器であるから、該
袋状容器をインキ容器に接続した状態で、たとえば該容
器を手で押さえてインキを絞り出すことにより、インキ
容器へのインキの補給を迅速に行うことができる。
【0044】さらに、第5発明によれば、インキが少な
くなったり空になったインキ容器にインキの補給すると
き、上記インキ容器の上部に設けた筒状の突出部に、補
給用容器の筒状の嵌合部を外嵌して接続するだけの簡単
な作業により、突出部に形成された傾斜状の尖った破断
用端部が嵌合部の破断用薄肉部に突入されて該薄肉部を
破断して、上記インキ容器の内部と補給用容器の内部と
を連通させることができ、これにより該補給用容器内の
インキをインキ容器内に簡単かつ迅速に補給することが
できる。
くなったり空になったインキ容器にインキの補給すると
き、上記インキ容器の上部に設けた筒状の突出部に、補
給用容器の筒状の嵌合部を外嵌して接続するだけの簡単
な作業により、突出部に形成された傾斜状の尖った破断
用端部が嵌合部の破断用薄肉部に突入されて該薄肉部を
破断して、上記インキ容器の内部と補給用容器の内部と
を連通させることができ、これにより該補給用容器内の
インキをインキ容器内に簡単かつ迅速に補給することが
できる。
【図1】 本発明のインキ補給装置が適用されたパッド
印刷機の側面図である。
印刷機の側面図である。
【図2】 同じくパッド印刷機の印刷動作を示す側面図
である。
である。
【図3】 インキ容器の容器保持機構への取り付け状態
を示す拡大側面図である。
を示す拡大側面図である。
【図4】 本発明のインキ補給装置の縦断側面図であ
る。
る。
【図5】 同インキ補給装置による補給状態を示す縦断
側面図である。
側面図である。
【図6】 インキ補給装置の別の実施形態を示す縦断側
面図である。
面図である。
【図7】 同インキ補給装置による補給状態を示す縦断
側面図である。
側面図である。
【図8】 インキ補給装置のさらに別の実施形態を示す
縦断側面図である。
縦断側面図である。
【図9】 同インキ補給装置による補給状態を示す縦断
側面図である。
側面図である。
【図10】 インキ容器と補給用容器との接続部の別の
実施形態を示す縦断側面図である。
実施形態を示す縦断側面図である。
【図11】 従来例の説明図である。
1 パッド印刷機 4 転写パッド 5 印版 7 インキ容器 8,9,10 補給用容器 76 補給孔 77 突出部 78 破断用端部 80,90,100 補給孔 81,91,101 嵌合部 82,92,102 破断用薄肉部 96 空気逃がし孔 S インキ W 被印刷物
Claims (5)
- 【請求項1】 上面に所定の印刷パターンを有する印版
と、該印版の上面にインキを塗布するインキ容器と、上
記印版上の印刷パターンに塗布されたインキを写し取っ
て被印刷物に印刷を施す転写パッドとが備えられたパッ
ド印刷機におけるインキ補給装置であって、上記インキ
容器の上部に、該容器内にインキを補給するための補給
孔が形成されていると共に、上記インキ容器に対して1
回の補給に必要な量のインキが密封収容された補給用容
器を有し、該補給用容器に、上記インキ容器の補給孔に
対して接続可能で、その接続時に両容器の内部が連通状
態となるように接続孔が形成されていることを特徴とす
るパッド印刷機におけるインキ補給装置。 - 【請求項2】 補給用容器は、収容したインキを絞り出
すことが可能なチューブであることを特徴とする請求項
1に記載のパッド印刷機におけるインキ補給装置。 - 【請求項3】 補給用容器は、保形可能な硬質材料によ
り形成された筒状容器でなり、該容器には、突片の折り
取りにより開口される空気の逃がし孔が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のパッド印刷機におけ
るインキ補給装置。 - 【請求項4】 補給用容器は、軟質シート材により形成
された袋状容器であることを特徴とする請求項1に記載
のパッド印刷機におけるインキ補給装置。 - 【請求項5】 インキ容器の補給孔は、該容器の上部か
ら上方に向かって突出する筒状の突出部により形成され
ていると共に、その開口先端面が傾斜状に形成されて尖
った破断用端部となっており、補給用容器の接続孔は、
該容器から外方に向かって突出し、かつその先端に上記
筒状突出部に外嵌可能とした筒状の嵌合部により形成さ
れ、この嵌合部の開口端は、上記破断用端部の突入によ
り破断される破断用薄肉部で封止されていることを特徴
とする請求項1に記載のパッド印刷機におけるインキ補
給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28597396A JPH10109403A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | パッド印刷機におけるインキ補給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28597396A JPH10109403A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | パッド印刷機におけるインキ補給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10109403A true JPH10109403A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17698374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28597396A Pending JPH10109403A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | パッド印刷機におけるインキ補給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10109403A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100422220B1 (ko) * | 2001-11-27 | 2004-03-11 | 전용옥 | 패드 인쇄장치의 잉크도포통 |
JP2005254229A (ja) * | 2004-02-12 | 2005-09-22 | Canon Inc | 液体塗布装置、記録装置 |
US20080127845A1 (en) * | 2006-11-30 | 2008-06-05 | Christopher Schaafsma | Method and system for pad printing with removable pre-filled ink cup |
US20120180677A1 (en) * | 2006-11-30 | 2012-07-19 | Illinois Tool Works Inc. | Method and system for pad printing with removable pre-filled ink cup |
CN112026343A (zh) * | 2020-08-12 | 2020-12-04 | 王碧丹 | 一种服装自动化丝网印刷设备 |
CN113085360A (zh) * | 2021-04-27 | 2021-07-09 | 江苏凤凰通达印刷有限公司 | 一种纸类产品的环保印刷工艺及设备 |
-
1996
- 1996-10-07 JP JP28597396A patent/JPH10109403A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100422220B1 (ko) * | 2001-11-27 | 2004-03-11 | 전용옥 | 패드 인쇄장치의 잉크도포통 |
JP2005254229A (ja) * | 2004-02-12 | 2005-09-22 | Canon Inc | 液体塗布装置、記録装置 |
JP4498148B2 (ja) * | 2004-02-12 | 2010-07-07 | キヤノン株式会社 | 液体塗布装置、記録装置 |
US20080127845A1 (en) * | 2006-11-30 | 2008-06-05 | Christopher Schaafsma | Method and system for pad printing with removable pre-filled ink cup |
US20120180677A1 (en) * | 2006-11-30 | 2012-07-19 | Illinois Tool Works Inc. | Method and system for pad printing with removable pre-filled ink cup |
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CN112026343A (zh) * | 2020-08-12 | 2020-12-04 | 王碧丹 | 一种服装自动化丝网印刷设备 |
CN113085360A (zh) * | 2021-04-27 | 2021-07-09 | 江苏凤凰通达印刷有限公司 | 一种纸类产品的环保印刷工艺及设备 |
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