JPH1010931A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1010931A
JPH1010931A JP8167937A JP16793796A JPH1010931A JP H1010931 A JPH1010931 A JP H1010931A JP 8167937 A JP8167937 A JP 8167937A JP 16793796 A JP16793796 A JP 16793796A JP H1010931 A JPH1010931 A JP H1010931A
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JP
Japan
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program
sheet
read
reading
image forming
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JP8167937A
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English (en)
Inventor
Ikuo Shimazaki
育男 嶋▲崎▼
Yoichi Iwasaki
洋一 岩崎
Seiji Kawaji
誠司 河路
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コピー動作プログラムの書き換えを容易に行
う。様々な動作設定を可能にする。メモリの小容量化を
図る。 【解決手段】 電源起動時の初期状態では、プログラム
ROM31にはプログラム用紙を読み込むためのプログ
ラムが格納されている。また、ROM32には、工場出
荷時のコピー動作プログラムが格納されている。上記コ
ピー動作プログラムを書き換えるときには、上記コピー
動作プログラムは、データ解析処理が終了するまでRA
M33の退避エリアに保存され、プログラム用紙から読
み込んだ動作プログラムがROM32に格納される。ま
た、このとき、上記プログラムを実行するのに必要なワ
ークエリアがRAM33に確保される。これにより、新
たなコピー動作プログラムが実行可能となり、次にこの
画像形成装置を起動させたときには、新たなコピー動作
プログラムが実行されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機、
ファクシミリ、ページプリンタ、あるいはこれらの機器
の複合機等の画像形成装置に関するものである。詳しく
は、原稿画像を読み取るスキャナを備え、該スキャナで
プログラム用紙を読み取ることにより、読み取ったプロ
グラムの内容に従った動作を行う画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、上記したデジタル複写機をはじめ
とする画像形成装置においては、各種入力のためのキ
ー、スイッチ等が益々増加してきており、装置の機能が
多様化してきている。そのため、複写枚数、用紙サイ
ズ、複写倍率等の複写モードの設定が複雑なものとな
り、操作ミスが頻繁に起こりやすいものとなっている。
【0003】そこで、このような不具合を改善するため
に、上記のような複写モードの記入された動作設定用紙
(以下、マークシートと称する)を読み取り、読み取っ
た情報に基づいて複写モードを自動的に設定する画像形
成装置がこれまでにも種々提案されている。現在では、
そのような画像形成装置の高性能化、多機能化が図られ
ている。
【0004】例えば、特開平3−282568号公報で
は、片面コピーか両面コピーかを設定するコピーモード
欄にマークまたはコードが記入されていない場合には、
片面コピーを設定すると共に、拡大縮小率を設定する倍
率設定欄にマークまたはコードが記入されていない場合
には、等倍を設定する画像形成装置について開示されて
いる。また、この画像形成装置は、コピーモード欄また
は倍率設定欄に処理不能な重複データが記入されている
場合には、そのジョブを実行しないで次のジョブにスキ
ップする機能も備えている。
【0005】これにより、マークシート上にマークが記
入されていなかったり、あるいは重複データ等の処理不
能なデータが記入されていた場合でも、装置がその都度
停止するようなことはなく、各種処理が連続して行われ
るようになる。したがって、上記装置においては、効率
よく作業を行うことができるようになっている。
【0006】ただし、上記装置においては、マークシー
トの挿入によって設定される動作モードは単にRAM
(Random Access Memory)に記憶されるだけである。ま
た、上記公報では、マークシートを印字出力すること
や、利用できない動作設定については開示されていな
い。
【0007】また、例えば、特開平2−108074号
公報では、タイマーOFFモードや予熱モードといっ
た、装置の機能が一時的に停止するスリープモード(待
機状態)のときにマークシートが挿入された場合に、待
機状態を解除するように制御する制御手段を設けた画像
形成装置について開示されている。
【0008】上記の構成によれば、マークシートが挿入
された場合に待機状態を解除する制御手段が装置に設け
られているので、これまでのように、マークシートの挿
入時に、所望のキー操作によって待機状態を一旦解除
し、再度マークシートの挿入を試みる必要はなくなる。
これにより、上記構成によれば、操作性の向上を図るこ
とができるようになっている。
【0009】なお、この装置では、マークシートによる
各種モードの設定は、常に一旦デフォルト値に初期化し
た後に設定されるようになっている。また、この公報で
は、マークシートを印字出力することや、利用できない
動作設定については開示されていない。
【0010】また、例えば、特開平4−304762号
公報では、マークシートによる各種モード設定が可能
で、かつ、現在設定されているデータを他のシートに印
字出力することが可能な画像形成装置について開示され
ている。つまり、この装置においては、印字出力された
シートを見ることによって、現在の設定データが一目瞭
然でわかるようになる。したがって、例えば設定データ
を変更するときに、現在の設定データを全て用紙に一旦
転記する必要がなく、印字されたシートを見ながら新た
にデータの設定を行うことが可能となる。その結果、こ
の装置を利用することにより、設定データの変更を容易
に行うことができるようになっている。
【0011】ただし、上記公報においては、動作モード
の設定は単にマークシートを挿入することによって行わ
れると開示されているだけで、設定方法に関しては開示
されていない。また、現在の設定データはマークシート
上に印字されるので、このマークシートそのものを用い
て再び設定し直すことはできない。また、この印字はマ
ークシート上にマークされるのみで、強調印字はされて
いない。さらに、利用できない動作設定や、記入漏れに
対する動作については開示されていない。
【0012】また、例えば、特開平3−255767号
公報では、通信相手、通信時刻、線密度等の通信動作指
定内容の記録されたOMR(Optical Mark Reader ;光
学マーク読み取り装置)用のシート(以下、単にOMR
シートと略称する)と、上記内容の記録されていない未
記入のOMRシートとを簡単に作成し出力することので
きるファクシミリについて開示されている。
【0013】このファクシミリにおいては、通信動作指
定内容の記録されたOMRシートを一旦出力しておけ
ば、次回の通信からは上記OMRシートを入力すること
により、通信動作の指定が自動的に行われる。これによ
り、通信動作指定内容をOMRシートに記入する手間が
省かれ、また、記入ミス等も当然なくなる。したがっ
て、このファクシミリを利用すれば、通信を容易にかつ
正確に行うことができるようになっている。また、上記
ファクシミリは、設定内容の記録されていないOMRシ
ートも作成することができるので、手元にわざわざ未記
入のOMRシートを用意しておく必要もない。したがっ
て、OMRシートの管理が容易になると共に、設定内容
を変更する場合でも即座にOMRシートを得ることがで
きるようになっている。
【0014】ただし、上記公報では、通信動作の指定は
単にOMRシートによって設定するとあるのみで、設定
方法に関しては開示されていない。また、印字に関して
はOMRシート上にマークされるのみで、強調印字はさ
れていない。さらに、利用できない動作設定や、記入漏
れに対する動作については開示されていない。
【0015】また、例えば、特開平5−112064号
公報では、マークシートに記入された内容に基づいて自
動的にモード設定を行うと共に、未記入のマークシート
のフォーマットを印字して出力することのできる画像形
成装置について開示されている。
【0016】上記装置においては、モード設定を行う際
に、パネル装置からの煩わしい入力操作が不要となる。
また、未記入のマークシートのフォーマットが印字出力
されるので、そのフォーマットを手書き等によって作成
する必要もない。したがって、この装置においては、フ
ォーマット作成に要する手間を省くことができ、また、
しかも必要なときに即座に未記入のマークシートが得ら
れるようになっている。
【0017】ただし、上記装置においては、マークシー
トの挿入によって設定される動作モードは単にRAMに
記憶されるだけである。また、上記公報では、動作モー
ドの設定方法や、現在の設定データを印字することに関
しては開示されていない。また、記入漏れが生じた場合
には、現在の設定データがそのまま選択されるようにな
っているので、もし、記入を忘れたときには思わぬ結果
を得ることになる。
【0018】また、例えば、特開平3−36872号公
報では、現在設定されている動作モードと、送信する情
報への付加情報とを含む動作条件をマークシート上に印
字出力し、動作条件の変更された変更マークシートを読
み取ることによって多様な動作モードや付加情報の補充
に対応できるようにしたファクシミリについて開示され
ている。
【0019】これにより、上記マークシートに必要事項
を書き込んで変更マークシートを作成することにより、
マニュアルなしでも各種の動作条件を誤りなく確実に、
かつ、簡単な操作で設定または変更することができるよ
うになっている。また、これにより、複雑で大型な制御
盤や表示装置が不要となり、装置の小型化、低コスト化
を図ることができるようになっている。
【0020】ただし、上記装置では、現在の設定データ
は、マークシート上に強調印字されずに印字されるた
め、非常にわかり辛いものとなる。また、動作条件の設
定においては、まず変更を加えるかどうかをマークシー
トに記入し、その後にどう変更するのかを記入しなけれ
ばならず、マークシートの扱いが煩雑となる。また、上
記公報では、利用できない動作設定については開示され
ていない。
【0021】また、例えば、特開平4−10762号公
報では、装置の原稿読み取り部に用いられているCCD
(Charge Coupled Device ;固体撮像素子)で、原稿画
像以外にマークシートを読み取るようにしたディジタル
画像形成装置について開示されている。これにより、装
置の操作性が向上し、簡単に各種の画像読み取りモード
を設定できるようになっている。また、この装置では、
CCDが原稿読み取り機能とマークシート読み取り機能
とを兼ねているので、装置本体にマークシート読み取り
機構を別に設ける構成に比べ、装置の小型化、軽量化、
省スペース化を図ることができるようになっている。
【0022】ただし、上記装置では、マークシートの挿
入によって設定される動作モードは単にRAMに記憶さ
れるだけである。また、上記公報では、動作モードの設
定方法や、現在の設定データを印字することに関しては
開示されていない。また、記入漏れが生じた場合には、
現在の設定データがそのまま選択されるようになってお
り、その結果、操作者が期待しない結果が出力されやす
くなっている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した各
画像形成装置においては、マークシートまたはOMRシ
ートから読み込む内容はある一定の内容に限られてお
り、あらかじめ装置の内部のメモリにその内容を制御す
るプログラムを用意しておく必要があった。したがっ
て、上記従来の構成では、上記プログラムによって動作
設定内容が1種類に固定されることになり、動作設定内
容を自由に変えることができない。
【0024】そこで、あらかじめ用意された装置内部の
プログラムを書き換えるためには、一旦装置を分解した
り、あるいは上記装置に他の機器を接続したりしなけれ
ばならず、多大な手間を要すると共に装置が大型化する
という問題が生ずる。また、上記従来の構成では、あら
かじめ上記プログラムを格納するためのメモリを用意し
ておく必要があるため、大容量のメモリを必要とすると
いう問題が生ずる。
【0025】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、装置内部のプログラムを
容易に書き換えることができ、様々な動作設定を行うこ
とのできる画像形成装置を提供すると共に、メモリの小
容量化を図ることのできる画像形成装置を提供すること
にある。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る画
像形成装置は、上記の課題を解決するために、原稿画像
を読み取ると共に、プログラム用紙上の符号化されたプ
ログラムコードを読み取る読み取り手段と、上記読み取
り手段によって読み取られたプログラムコードを復号化
してプログラム用紙上のプログラムを実行するように制
御する制御手段とが設けられていることを特徴としてい
る。
【0027】上記の構成によれば、制御手段は、読み取
り手段によって読み取られたプログラムコードを復号化
してプログラム用紙上のプログラムを実行するように制
御するので、プログラム用紙を用いて任意のプログラム
を読み込ませることにより、様々な動作内容を設定する
ことができる。
【0028】また、上記構成によれば、プログラム用紙
を使用して後からプログラムを読み込ませることができ
るので、従来のように装置を分解したり、装置に他の機
器を接続しなくても、容易に装置内部のプログラムを書
き換えたり、あるいは追加したりすることができる。そ
の結果、装置の分解に要する手間を削減することができ
ると共に、装置の大型化を回避することができる。
【0029】また、上記構成によれば、装置内部にはプ
ログラム用紙を読み込むためのプログラムだけを用意し
ておけばよく、読み込む内容を制御するプログラムを設
ける必要はない。その結果、プログラムを記憶するメモ
リの小容量化を図ることができる。また、プログラム用
紙を読み込むためのプログラムだけを作成すればよいの
で、プログラム作成時の負担が軽減される。これによ
り、プログラムの開発期間の短縮を図ることができる。
【0030】請求項2の発明に係る画像形成装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1の構成において、
1枚のプログラム用紙を複数回読み取った際に、上記制
御手段は、読み取ったデータがそれぞれ一致しているか
どうかを判別し、それらが一致している場合のみプログ
ラムを実行するように制御することを特徴としている。
【0031】上記の構成によれば、制御手段は、読み取
ったデータがそれぞれ一致している場合のみプログラム
を実行するように制御するので、例えば誤った内容を読
み込んだ場合には、読み込んだプログラムは実行されな
いようになる。したがって、このように、プログラム用
紙を複数回読み込んで、装置自体でデータの読み込み確
認を行うことにより、装置の誤作動を防止することがで
きる。
【0032】請求項3の発明に係る画像形成装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1または2の構成に
おいて、上記制御手段は、1枚のプログラム用紙を読み
込むごとにプログラムコードを復号化するように制御す
ることを特徴としている。
【0033】上記の構成によれば、1枚のプログラム用
紙を読み込むごとに、制御手段はプログラムコードを復
号化するので、メモリを有効的に利用することができ
る。
【0034】つまり、1枚のプログラム用紙に複数のプ
ログラムが書かれており、全てのプログラムを復号化す
る必要のないとき、複数枚のプログラム用紙を読み込め
ば、余分なメモリを使うことになる。ところが、上記構
成では、プログラム用紙を1枚読み込むごとに復号化す
るので、そのような余分なメモリを必要とせず、メモリ
を有効的に利用することができる。
【0035】請求項4の発明に係る画像形成装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1、2、または3の
構成に加えて、電源投入時に起動する第1のプログラム
を記憶する第1の記憶手段を備え、上記第1のプログラ
ムをプログラム用紙から読み込んだ第2のプログラムに
書き換えるときに、上記制御手段は、上記第1のプログ
ラムを第2の記憶手段に記憶させ、必要なときに上記第
2の記憶手段から上記第1のプログラムを読み込んで実
行するように制御することを特徴としている。
【0036】上記の構成によれば、電源投入時に起動す
る第1のプログラムをプログラム用紙から読み込んだ第
2のプログラムに書き換えるときに、たとえその書き換
えが失敗したとしても、制御手段によって第2の記憶手
段から上記第1のプログラムが読み込まれて実行され
る。したがって、上記構成によれば、プログラム書き換
え時における装置の誤作動を防止することができる。
【0037】請求項5の発明に係る画像形成装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1、2、3、または
4の構成において、1枚のプログラム用紙に複数のプロ
グラムが含まれている場合、上記制御手段は、選択され
たプログラムのみを復号化するように制御することを特
徴としている。
【0038】上記の構成によれば、1枚のプログラム用
紙に複数のプログラムが含まれている場合、制御手段に
よって選択されたプログラムのみが復号化される。これ
により、複数のプログラムを一度に復号化するよりも処
理を高速に行うことができる。また、上記構成によれ
ば、選択されたプログラムのみを読み込むので、メモリ
の小容量化を実現することができる。
【0039】請求項6の発明に係る画像形成装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1、2、3、4、ま
たは5の構成に加えて、読み取り手段によって読み取っ
た画像データを、所定のしきい値との比較によって、画
素の有無を示す2値データに変換して出力する変換手段
が設けられ、プログラム用紙読み込み時には、上記しき
い値を変更することができるようになっていることを特
徴としている。
【0040】上記の構成によれば、プログラム用紙読み
込み時には、しきい値を例えば通常の原稿読み取り時よ
りも大きく設定することにより、より濃度の高い部分の
みを画素有りとして出力することができる。
【0041】つまり、プログラム用紙読み込み時と原稿
読み取り時とで、しきい値が同じように設定されていれ
ば、プログラム用紙が汚れていたり、あるいはプログラ
ム用紙の濃度が薄い場合などに、誤ったデータを読み込
む可能性が高くなる。しかし、上記構成では、このよう
にしきい値を変更することができるので、プログラム用
紙が汚れていたり、あるいはプログラム用紙の濃度が薄
い場合でも、確実にデータを読み取ることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図8に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0043】図2は、本発明のディジタル画像形成装置
の一構成例を示す外観図である。この装置は、同図に示
すように、原稿給紙読み取り部1、オペレーションパネ
ル2、画像形成部3、両面ユニット4、用紙給紙口5、
および用紙排紙口6を備えている。
【0044】原稿給紙読み取り部1には、スキャナ43
(図4参照;読み取り手段)が設けられている。原稿給
紙読み取り部1は、上記スキャナ43のプレスキャンに
よって原稿サイズおよび原稿画像を読み取る原稿サイズ
読み取り機能と、後述のプログラム用紙を検知するプロ
グラム用紙検知機能とを有している。そして、原稿給紙
読み取り部1は、読み込む用紙が原稿かあるいはプログ
ラム用紙かによって、読み込む内容を自動的に切り替え
ることができるようになっている。
【0045】なお、原稿給紙読み取り部1にいくつかの
センサを配置し、このセンサに上記の機能を持たせるよ
うにしても構わない。なお、原稿給紙読み取り部1の原
稿給紙部(図示しない)にオプションを設定することに
より、原稿を表裏反転させることも可能となっている。
【0046】オペレーションパネル2は、所望のキー操
作によって各種の動作設定を行ったり、あるいは機器の
状態を表示する機能を有している。なお、このオペレー
ションパネル2の詳しい構成については後で説明する。
【0047】画像形成部3は、原稿給紙読み取り部1で
読み取った画像データに基づいて、用紙上に画像を印字
する機能を有している。この画像形成部3は、スキャナ
43によって読み取った画像データを、所定のしきい値
との比較によって、画素の有無を示す2値のデータに変
換して出力する2値変換処理機能を有している。この場
合、画像形成部3は、請求項6に記載の変換手段として
機能している。また、画像形成部3は、中間色をそれに
対応したデータに変換して出力する中間調変換処理機能
等も有している。このように、画像形成部3は、2値変
換処理、中間調変換処理等を行い、画像を印字するよう
になっている。
【0048】両面ユニット4は、両面印字が指定された
際に、印字用紙を反転させて両面印字を行う機能を有し
ている。なお、この部分はオプションで設置されるよう
になっていてもよい。
【0049】用紙給紙口5は、各種サイズの印字用紙を
保持すると共に上記用紙を機内に搬入する部分である。
なお、この用紙給紙口5は、オプションの設定次第で様
々なサイズの用紙を保持することができるようになって
いる。
【0050】用紙排紙口6は、印字された用紙が排出さ
れる部分である。なお、オプションの設定により、この
用紙排紙口6に、ソート機能やグループ機能、更にはジ
ョブの終了処理としてのステープル機能を持たせるよう
にすることも可能となっている。
【0051】なお、上記の画像形成部3において、後述
のプログラム用紙の読み込み時には、オペレーションパ
ネル2からの入力によって上記しきい値を変更すること
ができるようになっている。
【0052】これにより、例えばプログラム用紙読み込
み時には、しきい値を例えば通常の原稿読み取り時より
も大きく設定することにより、より濃度の高い部分のみ
を画素有りとして出力することができる。その結果、プ
ログラム用紙が汚れていたり、あるいはプログラム用紙
の濃度が薄い場合でも、確実にデータを読み取ることが
できるようになる。このとき、仮にデータの読み込みが
失敗しても、誤ったプログラムを読み込む危険に比べれ
ば、はるかに良いといえる。
【0053】次に、先述したオペレーションパネル2の
詳しい構成について図3に基づいて説明する。
【0054】図3は、オペレーションパネル2の平面図
を示している。操作者は、このオペレーションパネル2
に設けられた各種のキーを押圧して、各種の動作設定を
行うようになっている。以下、この各種キーの機能につ
いて説明する。
【0055】このオペレーションパネル2には、コピー
ジョブスタートボタン(以下、単にコピースタートボタ
ンと略称する)11、オールクリアボタン12、割り込
み印刷ボタン13、テンキー14、コピー枚数表示部1
5、用紙サイズ設定ボタン群16、用紙サイズ表示部1
7、ステータス表示部18、各種設定ボタン群19、拡
大縮小率表示部20、プリセット拡大縮小率表示部2
1、プログラム用紙読み込みボタン22、読み込み終了
ボタン23、および特殊設定ボタン24がそれぞれ設け
られている。
【0056】コピースタートボタン11は、コピーを開
始するときに操作者によって押圧されるボタンである。
コピースタートボタン11が押圧されると、設定された
内容に基づいてコピーが開始されるようになっている。
【0057】オールクリアボタン12は、所望のキー入
力によって設定された設定値を全てキャンセルするため
のボタンである。このオールクリアボタン12が押され
ると、各種設定値は工場出荷時のデフォルト値や、電源
入力時のデフォルト値に設定されるようになっている。
【0058】割り込み印刷ボタン13は、割り込み印刷
を行うときに押圧されるボタンである。つまり、この割
り込み印刷ボタン13が押されると、現在行っているコ
ピー動作が一旦停止し、割り込んでコピー動作を行うこ
とが可能となる。
【0059】テンキー14は、数値入力の際に押される
キーであり、0〜9までの各数値キー14aと、入力さ
れた数値を一旦初期化(0にもどす)するためのクリア
キー14bとで構成されている。このテンキー14から
の入力により、例えばコピー枚数等の数値設定を行うこ
とが可能となる。
【0060】コピー枚数表示部15は、テンキー14な
どで入力されたコピー枚数を表示する部分である。つま
り、コピー動作は、1ページに対してこの枚数分行われ
ることになる。
【0061】用紙サイズ設定ボタン群16は、印字され
る用紙のサイズを設定するためのボタン群であり、自動
用紙設定キー16aと用紙設定キー16bとで構成され
ている。自動用紙設定キー16aが押圧されると、原稿
給紙読み取り部1(図2参照)に給紙される原稿のサイ
ズと同じサイズの用紙が自動的に選択され、この用紙に
画像が印字されるようなっている。また、原稿サイズと
異なったサイズの用紙に印字したい場合、つまり、用紙
サイズを独自に設定したい場合には、用紙設定キー16
bを押圧することにより、自由に用紙サイズを設定する
ことができるようになっている。
【0062】用紙サイズ表示部17は、上記の用紙サイ
ズ設定ボタン群16によって設定された印字用紙のサイ
ズを表示する部分である。つまり、設定された用紙が例
えばA3サイズの用紙であれば、A3を示す表示ランプ
が点灯するようになっている。なお、この用紙サイズ表
示部17には、A3を示す表示ランプ以外にも、A4、
A5、B4、B5の各サイズ、上記各サイズ以外のサイ
ズを有する特殊用紙、手差し用紙、および葉書を示す表
示ランプがそれぞれ設けられている。
【0063】ステータス表示部18は、例えば装置がコ
ピー可能な状態にあるかどうか、あるいは設定された印
字用紙が用紙給紙口5(図2参照)に収まっているかど
うか等、現在の装置の状態を表示する部分である。ま
た、このステータス表示部18には、各種トラブルが発
生した場合にそのトラブルの内容も表示されるようにな
っている。
【0064】各種設定ボタン群19は、コピーの倍率を
設定するためのボタン群であり、自動倍率設定ボタン1
9a、倍率設定ボタン19b、等倍設定ボタン19c、
縮小ボタン19d、拡大ボタン19eとで構成されてい
る。自動倍率設定ボタン19aおよび倍率設定ボタン1
9bは、あらかじめ設定された拡大縮小率を指定するた
めのボタンである。つまり、例えばA4からB5に縮小
コピーを行いたい場合、その縮小率をわざわざ入力しな
くても、自動倍率設定ボタン19aを押圧することによ
って、A4からB5に縮小する際の縮小率が自動的に指
定されるようになっている。なお、この自動倍率設定ボ
タン19aの押圧による倍率設定は、上記したA4から
B5への縮小以外にも、B4からA4、A3からA4へ
の各縮小、およびB5からA4、A4からB4、A4か
らA3への各拡大を行う場合に、それぞれの倍率を自動
的に指定できるようになっている。
【0065】また、例えば倍率設定ボタン19bを押す
ことにより、1/2倍、1/3倍、1/4倍、2倍、3
倍、4倍等の倍率を簡単に設定できるようになってい
る。また、等倍設定ボタン19cは、等倍を設定するた
めのボタンである。一方、縮小ボタン19dおよび拡大
ボタン19eは、それぞれ任意の拡大率または縮小率を
設定するためのボタンである。
【0066】拡大縮小率表示部20は、上記の各種設定
ボタン群19によって設定された拡大縮小率を表示する
部分である。
【0067】プリセット拡大縮小率表示部21は、あら
かじめ設定された拡大縮小率が指定された際にその内容
が表示される部分である。つまり、例えば自動倍率設定
ボタン19aの押圧によって、A4からB5、B4から
A4、A3からA4への各縮小、およびB5からA4、
A4からB4、A4からA3への各拡大が設定された場
合は、それらに対応する表示ランプがそれぞれ点灯する
ようになっている。また、例えば倍率設定ボタン19b
の押圧によって、1/2倍、1/3倍、1/4倍、2
倍、3倍、4倍等の倍率が設定された場合は、それらに
対応する表示ランプがそれぞれ点灯するようになってい
る。
【0068】プログラム用紙読み込みボタン22は、後
述のプログラム用紙を読み込むときに押圧されるボタン
である。また、読み込み終了ボタン23は、プログラム
用紙の読み込みが終了した場合に押圧されるボタンであ
る。この読み込み終了ボタン23が押されると、読み込
まれたプログラムが実行されるようになっている。一
方、特殊設定ボタン24は、その他の特殊設定を行うと
きに押されるボタンである。
【0069】次に、本発明の画像形成装置のシステム構
成について図4に基づいて説明する。
【0070】この画像形成装置のコントローラ30は、
プログラムROM(Read Only Memory)31、ROM3
2(第1の記憶手段)、RAM(Random Access Memor
y)33(第2の記憶手段)、ハードディスク34、C
PU(Central Processing Unit )35(制御手段)、
エンジンインターフェース36、外部インターフェース
37、オペレーションパネルインターフェース38、ス
キャナインターフェース39、およびFAXモデムイン
ターフェース40を備えている。
【0071】プログラムROM31には、この画像形成
装置を実際に制御するプログラム、およびプログラム用
紙を読み込むためのプログラム用紙読み込み用プログラ
ムが格納されるようになっている。また、ROM32は
書き換え可能なROMであり、コピー動作プログラムは
ここに格納されるようになっている。
【0072】RAM33は、読み取り画像データ、プロ
グラム用紙から読み込んだ符号化されたデータ、および
そのデータを復号化したプログラムコードなどを一時的
に保持するためのRAMである。ハードディスク34に
は、読み取った画像データなどが半永久的に保持される
ようになっている。
【0073】CPU35は中央演算処理装置であり、プ
ログラムROM31に格納されたプログラムや、プログ
ラム用紙から読み込んだプログラムに従い、各種データ
を用いてこのシステムを制御する機能を有している。
【0074】エンジンインターフェース36は、この画
像形成装置のコントローラ30のプリントエンジン41
に対するインターフェースである。CPU35によって
プリントエンジン41を制御するときには、このエンジ
ンインターフェース36を介して通信が行われる。ま
た、外部機器に対する通信は、外部インターフェース3
7を介して行われるようになっている。
【0075】オペレーションパネルインターフェース3
8は、オペレーションパネル2に対するインターフェー
スである。CPU35によってオペレーションパネル2
を制御するときや、オペレーションパネル2に対する外
部からの操作に対してコマンドを発行するときには、こ
のオペレーションパネルインターフェース38を介して
行われるようになっている。
【0076】スキャナインターフェース39は、スキャ
ナ43に対するインターフェースである。CPU35に
よってスキャナ43を制御するときや、スキャナ43に
よって読み取られた画像データを転送するときには、こ
のスキャナインターフェース39を介して行われる。
【0077】FAXモデムインターフェース40は、F
AXモデム44に対するインターフェースである。CP
U35によってFAXモデム44を制御するときや、こ
の画像形成装置からの画像データを公衆回線を通じて外
部へ送信したり、あるいは外部から公衆回線を通じて画
像データなどを受信するときには、このFAXモデムイ
ンターフェース40を介して行われる。
【0078】次に、本実施形態の画像形成装置で使用さ
れるプログラム用紙の一構成例を図5に示す。このプロ
グラム用紙は、プログラム選択コード45と、プログラ
ムコード46と、チェックコード47とで構成されてい
る。
【0079】プログラム選択コード45は、各プログラ
ムの先頭の部分だけに印字されており、1つのプログラ
ムに対して1つ設けられている。1枚のプログラム用紙
に複数のプログラムが書かれている場合、このコードが
マークされているプログラムだけが復号化され実行され
るようになっている。
【0080】プログラムコード46は、符号化されたプ
ログラムコードであり、ある一定の周期でのサンプリン
グによりデータとして読み込むことができるようにバー
コード状になっている。また、チェックコード47は、
プログラムの1ラインごとに設けられている。これによ
り、このチェックコード47をチェックすれば、ライン
単位でデータを確認することができるようになってい
る。
【0081】次に、本実施形態の画像形成装置におい
て、上述したプログラムROM31、ROM32、RA
M33のメモリマップについて、図1に基づいて説明す
る。
【0082】電源起動時の初期状態では、プログラムR
OM31にはプログラム用紙を読み込むためのプログラ
ムが格納されている。また、ROM32には、工場出荷
時のコピー動作プログラム(第1のプログラム)が格納
されている。RAM33には、該プログラムを実行する
ための中間データ等のデータを一時的に保存しておくコ
ピー動作用ワークエリアと、プログラム用紙を読み込む
ためのプログラム用紙読み込みエリアとが設けられてい
る。プログラム用紙の読み込み処理を行った場合、読み
込んだデータはこの読み込みエリアに格納される。この
電源起動時の初期状態では、あらかじめROM32に書
き込まれている工場出荷時のコピー動作プログラムが実
行されることになる。
【0083】プログラム用紙から読み込んだプログラム
(第2のプログラム)の実行状態では、RAM33に
は、プログラム用紙から読み込んだ動作プログラムを格
納するためのプログラム用紙動作プログラムエリアが確
保される。その際、上記プログラムを実行するときに必
要なプログラム動作用ワークエリアも確保される。そし
て、CPU35(図4参照)が上記プログラムに基づい
た制御を行うことにより、この画像形成装置は上記プロ
グラムの内容に従った新たな動作を行うようになる。
【0084】つまり、本実施形態では、今まで使用して
いたコピー動作プログラムのかわりに新たにプログラム
用紙から動作プログラムを読み込んだ場合、今まで使用
していたコピー動作プログラムのワークエリアに、読み
込んだ動作プログラムを格納している。これにより、上
記構成によれば、残しておく必要のないワークエリアを
活用することでメモリの有効利用を図ることができる。
【0085】次に、あらかじめ書き換え可能なROM3
2に書き込まれているコピー動作プログラムを書き換え
るときには、元のコピー動作プログラムは、後述するデ
ータ解析処理が終了するまでRAM33の退避エリアに
保存されると共に、プログラム用紙から読み込んだ動作
プログラムがROM32に格納される。また、このと
き、上記プログラムを実行するのに必要なワークエリア
がRAM33に確保される。これにより、新たなコピー
動作プログラムが実行可能となり、次にこの画像形成装
置を起動させたときには、新たなコピー動作プログラム
が実行されることになる。
【0086】以上のような構成に基づき、次に、本実施
形態における画像形成装置の動作について、図6のフロ
ーチャートに基づいて説明すれば以下の通りである。
【0087】装置に電源が投入されると、まず、メモリ
のクリアや各種変数の設定など装置内部の初期化が行わ
れる(ステップ1(以下、ステップをSと略記す
る))。そして、オペレーションパネル2に設けられた
プログラム用紙読み込みボタン22、コピースタートボ
タン11(ともに図3参照)等の各種設定ボタンの操作
待ちとなる(S2)。その後、CPU35(図4参照)
は、プログラム用紙読み込みボタン22が押されたかど
うかを判断する(S3)。
【0088】このS3にて、CPU35がプログラム用
紙読み込みボタン22が押されたと判断した場合には、
次にプログラム用紙の読み込み処理が行われる(S
4)。そして、この読み込み処理の後、S5にて何らか
のエラーが発生しなければ、続いてデータ解析処理が行
われる(S6)。このデータ解析処理の後、S7にてエ
ラーが発生しなければ、S2に戻って次の操作を待つ。
なお、上記した読み込み処理、データ解析処理の詳細に
ついては後述する。
【0089】ここで、先ほどのS5にてエラーが発生し
た場合には、再びS2に戻り待機状態となる一方、S7
にてエラーが発生した場合には、再びS1に戻り初期化
処理が行われることになる。
【0090】一方、S3にて、CPU35がプログラム
用紙読み込みボタン22が押されていないと判断した場
合には、次に、CPU35はコピースタートボタン11
が押されたかどうかを判断する(S8)。このS8にて
コピースタートボタン11が押されていない場合には、
再びS2に戻り待機状態となる。一方、S8にてコピー
スタートボタン11が押された場合には、そのときに設
定されているプログラムの内容に従ったコピージョブ動
作が行われ(S9)、それが終了するとS2に戻って次
の操作を待つ。なお、S2において、その他の各種設定
ボタンが押された場合には、その操作に対する設定を行
い次の操作を待つが、そのときの詳細については省略す
る。
【0091】次に、上記したプログラム用紙の読み込み
処理の詳細について、図7のフローチャートに基づいて
説明すれば以下の通りである。
【0092】まず、オペレーションパネル2のプログラ
ム用紙読み込みボタン22(ともに図3参照)が押され
ると、原稿を読み取る前の前処理が行われ(S11)、
その後、原稿に対するスキャン動作が開始される(S1
2)。なお、上記の前処理とは、例えば原稿のサイズお
よび向きの設定、使用者があらかじめ設定する読み取り
エラー発生時の再スキャン動作の設定、原稿を読み取る
際の2値変換のためのしきい値の設定等の処理である。
【0093】S12にて原稿のスキャンが開始される
と、その後、スキャン動作と同時に、チェックコード4
7(図5参照)を利用して任意のライン単位でのデータ
確認が行われる(S13)。その後、S14にて何らか
のエラーが発生した場合には、CPU35(図4参照)
は、S11における前処理での設定をもとに、自動的に
再スキャンを行うかどうかを判断する(S15)。ここ
で、再スキャンを行う場合には、再びS12に戻ってス
キャンを開始する。また、再スキャンを行わない場合に
は、読み込み動作を中止して初期状態(図6中のS1)
に戻る。
【0094】一方、S14にてエラーが発生しなかった
場合には1回のスキャンが終了となり(S16)、読み
取ったプログラムコード46がRAM33(図1参照)
のプログラム用紙読み込みエリアに書き込まれる。そし
て、次に、CPU35は、N回目のスキャン動作が終了
したかどうかを判断する(S17)。N回目のスキャン
動作が終了していなければ比較データを作成して(S1
8)、再びS12に戻る。すなわち、この工程は、N回
のスキャン動作が終了するまで繰り返されることにな
る。
【0095】ここで、S17にてN回目のスキャン動作
が終了したとCPU35が判断した場合には、CPU3
5はN回のスキャンによって作成された各比較データを
比較し(S19)、それらが一致しているかどうかを判
断する(S20)。ここで、各比較データが一致してい
る場合には、1枚のプログラム用紙の読み込み処理は終
了となり、続いてデータ解析処理が行われる。一方、S
20にて各比較データが一致していない場合には、一旦
読み込み処理を終了し、データ解析処理を行わずに初期
状態に戻る。
【0096】上記の構成によれば、プログラム用紙を読
み込む際に、符号化されたプログラムコード46をRA
M33に書き込む前段において、任意のラインごとにプ
ログラムコード46を確認し、異常があればプログラム
用紙の読み込みを中断するので、誤った操作を行った場
合でも、データエラーの早期発見によって迅速に装置の
状態を正常復帰させることができる。
【0097】また、任意のラインごとにプログラムコー
ド46を確認し、異常があった場合に、自動的に再スキ
ャンを行うことも可能であり、この場合、プログラムコ
ード46をRAM33に書き込む前に確実に正確なデー
タを得ることができる。
【0098】また、CPU35は、読み取ったデータが
それぞれ一致している場合のみプログラムを実行するよ
うに制御するので、例えば誤った内容を読み込んだ場合
には、読み込んだプログラムは実行されないようにな
る。したがって、このように、プログラム用紙を複数回
読み込んで、装置自体でデータの読み込み確認を行うこ
とにより、装置の誤作動を防止することができる。
【0099】次に、プログラム用紙から読み込んだデー
タを解析するデータ解析処理の詳細について、図8のフ
ローチャートに基づいて説明すれば以下の通りである。
【0100】まず、始めに、プログラム用紙の内容によ
り、電源投入時に起動する元のコピー動作プログラムを
書き換えるかどうかが判断される(S21)。このコピ
ー動作プログラムを書き換えない場合には、図7のS1
6でRAM33(図1参照)のプログラム用紙読み込み
エリアに書き込まれた符号化データが、CPU35(図
4参照)によって読み取られる(S22)。続いてプロ
グラム選択コード45(図5参照)がチェックされ(S
23)、プログラム選択コード45のマークされている
プログラムのみが復号化される。この復号化の際、CP
U35のオペランド、オペコードフォーマットにデータ
が含まれているかどうかの確認も同時に行われ(S2
4)、エラーが発生した場合(S25)には、データ解
析処理を終了し、初期状態(図6中のS1)に戻る。
【0101】このようにして復号化されたデータは、R
AM33のプログラム用紙動作プログラムエリアに書き
込まれる(S26)。そして、S27にて、全ての符号
化データが復号化されたかどうかが判断され、全てが復
号化されるまでS22に戻って同様の処理が続けられ
る。
【0102】一方、S21にて元のコピー動作プログラ
ムを書き換える場合には、該プログラムをRAM33の
退避エリアにコピーする(S28)。そして、CPU3
5がRAM33から符号化されたデータを読み取る(S
29)。続いてプログラム選択コード45がチェックさ
れ(S30)、プログラム選択コード45のマークされ
ているプログラムのみが復号化される。この復号化の
際、CPU35のオペランド、オペコードフォーマット
にデータが含まれているかどうかの確認も同時に行われ
る(S31)。
【0103】ここで、S32にて何らかのエラーが発生
した場合、先ほどと同様にデータ解析処理を終了し初期
化すると、コピー動作プログラムを書き換えている途中
なので、装置が誤作動を起こしてしまう。したがって、
この場合は、先に退避エリアに格納した元のコピー動作
プログラムをROM32に戻してから(S33)、デー
タ解析処理を終了し、図6中のS1に戻って初期化する
ことにより初期状態となる。
【0104】また、S32にてエラーが発生しなかった
場合、上記のようにして復号化されたデータを、ROM
32に書き込む(S34)。そして、S35にて、全て
の符号化データが復号化されたかどうかが判断され、全
てが復号化されるまでS29に戻って同様の処理が続け
られる。
【0105】上記の構成によれば、CPU35は、スキ
ャナ43(図4参照)によって読み取られたプログラム
コード46を復号化してプログラム用紙上のプログラム
を実行するので、プログラム用紙を用いて任意のプログ
ラムを読み込ませることにより、様々な動作内容を設定
することができる。
【0106】また、上記構成によれば、プログラム用紙
を使用して後からプログラムを読み込ませることができ
るので、従来のように装置を分解したり、装置に他の機
器を接続しなくても、容易に装置内部のプログラムを書
き換えたり、あるいは追加したりすることができる。そ
の結果、装置の分解に要する手間を削減することができ
ると共に、装置の大型化を回避することができる。
【0107】また、上記構成によれば、装置内部にはプ
ログラム用紙を読み込むためのプログラムだけを用意し
ておけばよく、読み込む内容を制御するプログラムを設
ける必要はない。その結果、プログラムを記憶するメモ
リの小容量化を図ることができる。また、プログラム用
紙を読み込むためのプログラムだけを作成すればよいの
で、プログラム作成時の負担が軽減される。これによ
り、プログラムの開発期間の短縮を図ることができる。
【0108】また、上記の構成によれば、CPU35
は、1枚のプログラム用紙を読み込むごとにプログラム
コードを復号化するので、複数枚のプログラム用紙を読
み込む場合のように余分なメモリを必要としない。した
がって、上記構成によれば、メモリの小容量化を図るこ
とができる。
【0109】また、上記の構成によれば、電源投入時に
起動する元のコピー動作プログラムをプログラム用紙か
ら読み込んだプログラムに書き換えるときに、CPU3
5は、元のコピー動作プログラムをRAM33に記憶さ
せ、必要なときに上記RAM33から上記プログラムを
読み込んで実行することができるようになっている。し
たがって、元のコピー動作プログラムから、プログラム
用紙から読み込んだプログラムへの書き換えがたとえ失
敗したとしても、CPU35によって、元のコピー動作
プログラムが読み込まれ実行される。これにより、プロ
グラム書き換え時における装置の誤作動を防止すること
ができる。
【0110】また、上記の構成によれば、1枚のプログ
ラム用紙に複数のプログラムが含まれている場合、CP
U35によって選択されたプログラムのみが復号化され
る。これにより、複数のプログラムを一度に復号化する
よりも処理を高速に行うことができる。また、上記構成
によれば、選択されたプログラムのみを読み込むので、
メモリの小容量化を図ることができる。
【0111】
【発明の効果】請求項1の発明に係る画像形成装置は、
以上のように、原稿画像を読み取ると共に、プログラム
用紙上の符号化されたプログラムコードを読み取る読み
取り手段と、上記読み取り手段によって読み取られたプ
ログラムコードを復号化してプログラム用紙上のプログ
ラムを実行するように制御する制御手段とが設けられて
いる構成である。
【0112】それゆえ、プログラム用紙を用いて任意の
プログラムを読み込ませることにより、様々な動作内容
を設定することができるという効果を奏する。
【0113】また、上記構成によれば、プログラム用紙
を使用して後からプログラムを読み込ませることができ
るので、従来のように装置を分解したり、装置に他の機
器を接続しなくても、容易に装置内部のプログラムを書
き換えたり、あるいは追加したりすることができる。そ
の結果、装置の分解に要する手間を削減することができ
ると共に、装置の大型化を回避することができるという
効果を奏する。
【0114】また、上記構成によれば、装置内部にはプ
ログラム用紙を読み込むためのプログラムだけを用意し
ておけばよく、読み込む内容を制御するプログラムを設
ける必要はない。その結果、プログラムを記憶するメモ
リの小容量化を図ることができるという効果を奏する。
また、プログラム用紙を読み込むためのプログラムだけ
を作成すればよいので、プログラム作成時の負担が軽減
される。これにより、プログラムの開発期間の短縮を図
ることができるという効果を併せて奏する。
【0115】請求項2の発明に係る画像形成装置は、以
上のように、請求項1の構成において、1枚のプログラ
ム用紙を複数回読み取った際に、上記制御手段は、読み
取ったデータがそれぞれ一致しているかどうかを判別
し、それらが一致している場合のみプログラムを実行す
るように制御する構成である。
【0116】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、制御手段は、読み取ったデータがそれぞれ一致し
ている場合のみプログラムを実行するように制御するの
で、例えば誤った内容を読み込んだ場合には、読み込ん
だプログラムは実行されない。したがって、このよう
に、プログラム用紙を複数回読み込んで、装置自体でデ
ータの読み込み確認を行うことにより、装置の誤作動を
防止することができるという効果を奏する。
【0117】請求項3の発明に係る画像形成装置は、以
上のように、請求項1または2の構成において、上記制
御手段は、1枚のプログラム用紙を読み込むごとにプロ
グラムコードを復号化するように制御する構成である。
【0118】それゆえ、請求項1または2の構成による
効果に加えて、1枚のプログラム用紙が読み込まれるご
とに制御手段によってプログラムコードが復号化される
ので、余分なメモリを必要とせず、メモリの有効利用を
図ることができるという効果を奏する。
【0119】請求項4の発明に係る画像形成装置は、以
上のように、請求項1、2、または3の構成に加えて、
電源投入時に起動する第1のプログラムを記憶する第1
の記憶手段を備え、上記第1のプログラムをプログラム
用紙から読み込んだ第2のプログラムに書き換えるとき
に、上記制御手段は、上記第1のプログラムを第2の記
憶手段に記憶させ、必要なときに上記第2の記憶手段か
ら上記第1のプログラムを読み込んで実行するように制
御する構成である。
【0120】それゆえ、請求項1、2、または3の構成
による効果に加えて、たとえ第1のプログラムから第2
のプログラムへの書き換えが失敗したとしても、制御手
段によって、上記第1のプログラムが読み込まれ実行さ
れるので、プログラム書き換え時における装置の誤作動
を防止することができるという効果を奏する。
【0121】請求項5の発明に係る画像形成装置は、以
上のように、請求項1、2、3、または4の構成におい
て、1枚のプログラム用紙に複数のプログラムが含まれ
ている場合、上記制御手段は、選択されたプログラムの
みを復号化するように制御する構成である。
【0122】それゆえ、1枚のプログラム用紙に複数の
プログラムが含まれている場合、制御手段によって選択
されたプログラムのみが復号化される。これにより、複
数のプログラムを一度に復号化するよりも処理を高速に
行うことができるという効果を奏する。また、上記構成
によれば、選択されたプログラムのみを読み込むので、
余分なメモリを必要とせず、メモリの小容量化を図るこ
とができるという効果を併せて奏する。
【0123】請求項6の発明に係る画像形成装置は、以
上のように、請求項1、2、3、4、または5の構成に
加えて、読み取り手段によって読み取った画像データ
を、所定のしきい値との比較によって、画素の有無を示
す2値データに変換して出力する変換手段が設けられ、
プログラム用紙読み込み時には、上記しきい値を変更す
ることができるようになっている構成である。
【0124】それゆえ、請求項1、2、3、4、または
5の構成による効果に加えて、プログラム用紙読み込み
時には、しきい値を例えば通常の原稿読み取り時よりも
大きく設定することにより、より濃度の高い部分のみを
画素有りとして出力することができる。これにより、プ
ログラム用紙が汚れていたり、あるいはプログラム用紙
の濃度が薄い場合でも、確実にデータを読み取ることが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の各ROM、RAM
のメモリマップを示す説明図である。
【図2】上記装置の一構成例を示す正面図である。
【図3】上記装置に設けられたオペレーションパネルの
平面図である。
【図4】上記装置のシステム構成を示すブロック図であ
る。
【図5】プログラム用紙の一構成例を示す平面図であ
る。
【図6】上記装置における動作の概略の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図7】プログラム用紙の読み込み処理の概略の流れを
示すフローチャートである。
【図8】データ解析処理の概略の流れを示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
3 画像形成部(変換手段) 32 ROM(第1の記憶手段) 33 RAM(第2の記憶手段) 35 CPU(制御手段) 43 スキャナ(読み取り手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を読み取ると共に、プログラム用
    紙上の符号化されたプログラムコードを読み取る読み取
    り手段と、 上記読み取り手段によって読み取られたプログラムコー
    ドを復号化してプログラム用紙上のプログラムを実行す
    るように制御する制御手段とが設けられていることを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】1枚のプログラム用紙を複数回読み取った
    際に、上記制御手段は、読み取ったデータがそれぞれ一
    致しているかどうかを判別し、それらが一致している場
    合のみプログラムを実行するように制御することを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記制御手段は、1枚のプログラム用紙を
    読み込むごとにプログラムコードを復号化するように制
    御することを特徴とする請求項1または2に記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】電源投入時に起動する第1のプログラムを
    記憶する第1の記憶手段を備え、 上記第1のプログラムをプログラム用紙から読み込んだ
    第2のプログラムに書き換えるときに、上記制御手段
    は、上記第1のプログラムを第2の記憶手段に記憶さ
    せ、必要なときに上記第2の記憶手段から上記第1のプ
    ログラムを読み込んで実行するように制御することを特
    徴とする請求項1、2、または3に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】1枚のプログラム用紙に複数のプログラム
    が含まれている場合、上記制御手段は、選択されたプロ
    グラムのみを復号化するように制御することを特徴とす
    る請求項1、2、3、または4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】読み取り手段によって読み取った画像デー
    タを、所定のしきい値との比較によって、画素の有無を
    示す2値データに変換して出力する変換手段が設けら
    れ、プログラム用紙読み込み時には、上記しきい値を変
    更することができるようになっていることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、または5に記載の画像形成装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6799142B2 (en) * 2001-07-09 2004-09-28 Kabushiki Kaisha Topcon Measuring device
JP2011192006A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Sharp Corp 入力装置、及び画像処理装置

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US6799142B2 (en) * 2001-07-09 2004-09-28 Kabushiki Kaisha Topcon Measuring device
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