JPH10109204A - 切削工具 - Google Patents

切削工具

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JPH10109204A
JPH10109204A JP28038096A JP28038096A JPH10109204A JP H10109204 A JPH10109204 A JP H10109204A JP 28038096 A JP28038096 A JP 28038096A JP 28038096 A JP28038096 A JP 28038096A JP H10109204 A JPH10109204 A JP H10109204A
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JP
Japan
Prior art keywords
cutting
cutting tool
acceleration sensor
vibration
tool
Prior art date
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Pending
Application number
JP28038096A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Toyoda
利夫 豊田
Toshio Muraoka
俊夫 村岡
Masaki Ushio
雅樹 牛尾
Yusuke Suzuki
祐介 鈴木
Mitsushi Onoe
満志 尾上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUKUOKA PREF GOV
FUKUOKA PREF GOV SANGYO KAGAKU
SHOWA DENKI KENKYUSHO KK
TAKAGI SEIKI SEISAKUSHO KK
Fukuoka Industry Science and Technology Foundation
Fukuoka Prefecture
Original Assignee
FUKUOKA PREF GOV
FUKUOKA PREF GOV SANGYO KAGAKU
SHOWA DENKI KENKYUSHO KK
TAKAGI SEIKI SEISAKUSHO KK
Fukuoka Industry Science and Technology Foundation
Fukuoka Prefecture
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Filing date
Publication date
Application filed by FUKUOKA PREF GOV, FUKUOKA PREF GOV SANGYO KAGAKU, SHOWA DENKI KENKYUSHO KK, TAKAGI SEIKI SEISAKUSHO KK, Fukuoka Industry Science and Technology Foundation, Fukuoka Prefecture filed Critical FUKUOKA PREF GOV
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削工具の切削振動を検出するセンサーと切
くずとの間で発生する接触音・切くず巻きつきによる異
常音をなくし、伝播減衰も少なくして切削振動を正確に
且つ感度よく検出できるセンサー付切削工具を提供す
る。 【解決手段】 切削工具本体1aの内部に取付穴1dを
設け、同取付穴の穴内面に切削方向の振動を感知するX
方向加速度センサー2と工具送り方向加速度センサー3
とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属,非金属を切
削加工するレース,フライス,マシニング等の切削加工
機に使用する切削工具であって、切削状態検知および工
具状態判定を行うことができるようにした工具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】およそ20年前に音波を利用した診断装
置が各技術範囲で研究開発が行われていた。その当時の
技術では2つの異なる状態の判断をやることが盛んに行
われていた。例えば、ビル外壁に超音波を照射し、外壁
欠陥の有無を調査する等の簡単な診断システム等の開発
である。前述の技術を応用して、AE波形を収集し、A
E音波についてFET解析を行いパワースペクトラムに
よる状態判定装置に関わる発表がなされている。特に工
具診断に関してはAE波形による状態判定が有効である
とされ(特開平6−262493号公報)、工具寿命判
定・自動交換(特開平1−234137号公報)に記載
されているような方法を用い、診断装置を開発してい
る。そこで用いられる検出端は、加速度・AE・超音波
センサーであるが、従来では、工具、被加工物もしくは
工作テーブル等にネジ止め、貼付、マグネット(特開平
1−234137号公報)等の方法を用いて固定してい
る。これらの方法では、センサーに到達するまでに伝播
減衰があり、純な切削情報を得ることが不可能となる、
さらに、センサー本体に切りくず等の接触がある場合、
切りくず接触音に影響され切削音自体を収録することが
不可能な場合も発生していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来のこれらの問題点を解消し、センサー
と切りくずとの接触音・切りくずの巻きつきによる異常
音をなくし、しかも伝播減衰も少なくして工具の切削状
態を正確に且つ感度よく検出できる切削工具を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 切削工具本体の内部に、切削工具本体に生じる切
削方向と工具送り方向の振動を感知する少なく2個以上
の加速度センサーを設けたことを特徴とする切削工具 2) 切削工具本体の工具ホルダー側の端面から工具刃
部の先端方向に向けて形成された取付穴の内部壁面に加
速度センサーを取付けた前記1)記載の切削工具にあ
る。
【0005】
【作用】本発明の切削工具では、加速度センサーは切削
工具本体の内部に内蔵させたことによって、センサーが
切削工具本体の外周に露出することがなく、切くずはセ
ンサーと接触せず、切くずの接触音のノイズの発生がな
い。又切くずがセンサーに巻きついて異常音を発生する
こともない。更にセンサーは加工物・切りくずと接触す
ることがないので加工物・センサーが損傷することがな
く使用できる。又、工具に発生する振動音は工具本体を
伝播し、その内部のセンサーに伝えられるので減衰少な
くなり、加速度センサーの精度・感度は外周に取付けら
れるセンサーに比べて高くなる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の加速度センサーを取付け
るための切削工具本体内部の取付穴、空間は放電加工機
にて高精度に穿孔される必要がある。取付穴、空間の形
状は四角柱状で、切削方向と工具送り方向と直交する内
壁面を形成させるようにして、直交する二つの内壁面に
加速度センサーを取付けることが好ましい。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は実施例の正面図、図2は実施例の側面図、
図3は実施例の使用状態を示す説明図、図4は実施例の
使用状態を示す説明図、図5は実施例の加速度センサー
の信号処理回路を示す回路ブロック図である。図中、1
は実施例の切削工具、1aは同切削工具1の切削工具本
体、1bは切削工具本体1aの先端に取付けたチップ、
1cは切削工具1のホルダー側端部、1dはホルダー側
端部1cで開口し切削工具本体1a内に深く形成された
断面正方形の取付穴、2は切削方向(X方向)の20〜
20,000Hzの周波数(音波域)の振動を検出する
3mv/g(0.33mv/m/s2)の感度のX方向
加速度センサー、3は切削方向と直交する工具送り方向
(Z方向)の上記同じ周波数の振動に対して上記X方向
加速度センサー2と同じ感度を有するZ方向加速度セン
サーであり、X方向加速度センサー2及びZ方向加速度
センサー3は取付穴1cの内壁面に接合されている。2
aはX方向加速度センサー2の信号線、3aはZ方向加
速度センサー3の信号線、4は軸状の被加工物、5は切
削加工機、6は同切削加工機の主軸、7は主軸駆動用モ
ータ、8は駆動ベルト、9は被加工物4のセンター押、
10はNC装置、11は工具台、12は振動収録装置、
13は波形解析装置である。又12a増巾器、12bは
AD変換器、12cは測定データの表示装置、13aは
波形メモリ、13bはARパラメータメモリ、13cは
状態診断するプログラムを作動させるCPU、13dは
演算装置、13eは診断データを記憶する状態メモリ
ー、13fは出力装置である。本実施例では、切削工具
1の先端のチップ1bは主軸6に取付けられ、回転する
軸状の被加工物4に押し当てられて被加工物4の外周を
所定形状・寸法に切削する。切削工具1は工具台11に
取付けられ、NC装置10の制御で被加工物4の中心に
向う半径方向、被加工物4の長手方向(軸方向)のZ方
向、上下方向のY方向の三方向の位置・送りがなされ
る。本実施例のX方向加速度センサー2及びZ方向加速
度センサー3はホルダー側端部1cで開口される取付穴
1dの内部に取付けられていて、切削くずがセンサーに
触れることがないので、抵触音・巻き付き異常音の振動
を発生して拾うことがない。又振動源であるチップ1b
に近い位置に各センサーが内蔵されることでよくこのチ
ップ1bの振動源の発生振動を感度よく検出できる。し
かも外部に露出していないので加工機のチップ1dの切
削部分以外の音波・振動音等のノイズを拾うことなく切
削振動(音波)のみを検知でき、高精度で分析し易いデ
ータを得る。X方向及びZ方向加速度センサー2,3の
アナログ信号は信号線2a,3bを介して振動収録装置
12の増巾器12aに入力して増巾され、AD変換器1
2bでデジタル信号に変換され、波形解析装置13の波
形メモリ13aに入力される。一方増巾されたアナログ
信号はその表示装置12cでその波形が出力される。波
形解析装置13では内形メモリ13aに記憶された振動
計測データをAR・パラメータメモリ13bのARパラ
メータのデータを用いてARモデル診断法によって状態
(工具ビビリ、送り量超過、切込量超過、切削速度超
過、チップ損傷等)を判定する。これらは演算装置13
d、CPU13c、状態メモリー13eを用いて計算さ
れ、その結果を記憶する。又出力装置13fに出力す
る。尚、本発明によって出力する信号の処理は本実施例
のものに限るものではない。
【0008】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば振動を感知
する加速度センサーは、切削工具本体内部に設けている
ので、切くず、切粉、油と抵触することがなく、これら
の抵触音・巻きつき音の発生がなく、ノイズの少ない振
動検出を可能とする。又、センサーが切くず、切粉、油
で損傷劣化することがない。更にセンサーはチップに近
い位置にあって感度よく振動音を収録できる。特にセン
サーの取付穴がホルダー側で開口する中空の穴の場合は
信号線の取り出しも容易となり、センサーの露出が少な
くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の正面図である。
【図2】実施例の側面図である。
【図3】実施例の使用状態を示す説明図である。
【図4】実施例の使用状態を示す説明図である。
【図5】実施例の加速度センサーの信号処理回路を示す
回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 切削工具 1a 切削工具本体 1b チップ 1c ホルダー側端部 1d 取付穴 2 X方向加速度センサー 2a 信号線 3 Z方向加速度センサー 3a 信号線 4 被加工物 5 切削加工機 6 主軸 7 主軸駆動用モータ 8 駆動ベルト 9 センター押 10 NC装置 11 工具台 12 振動収録装置 12a 増巾器 12b AD変換器 12c 表示装置 13 波形解折装置 13a 波形メモリ 13b AR・パラメータメモリ 13c CPU 13d 演算装置 13e 状態メモリー 13f 出力装置
フロントページの続き (72)発明者 豊田 利夫 北九州市若松区高須東3−11−1 (72)発明者 村岡 俊夫 北九州市八幡西区千代ヶ崎1丁目7−19 (72)発明者 牛尾 雅樹 福岡市東区香椎駅東1丁目6−10 ディア ス香椎D−203号 (72)発明者 鈴木 祐介 福岡市西区愛宕1丁目14−35 株式会社昭 和電気研究所内 (72)発明者 尾上 満志 北九州市小倉南区石田南2丁目4番1号 株式会社▼たか▲城精機製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削工具本体の内部に、切削工具本体に
    生じる切削方向と工具送り方向の振動を感知する少なく
    2個以上の加速度センサーを設けたことを特徴とする切
    削工具。
  2. 【請求項2】 切削工具本体の工具ホルダー側の端面か
    ら工具刃部の先端方向に向けて形成された取付穴の内部
    壁面に加速度センサーを取付けた請求項1記載の切削工
    具。
JP28038096A 1996-09-30 1996-09-30 切削工具 Pending JPH10109204A (ja)

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JP28038096A JPH10109204A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 切削工具

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