JPH10108880A - 座椅子 - Google Patents

座椅子

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JPH10108880A
JPH10108880A JP8283006A JP28300696A JPH10108880A JP H10108880 A JPH10108880 A JP H10108880A JP 8283006 A JP8283006 A JP 8283006A JP 28300696 A JP28300696 A JP 28300696A JP H10108880 A JPH10108880 A JP H10108880A
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Takashi Nakamoto
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 足腰に障害を有する者が炬燵や座卓等を使用
する。 【解決手段】 方形状となされたスライドフレーム3
と、このスライドフレームにそれぞれ複数配設された一
方及び他方の車輪14,15と、一方の車輪を回転駆動
させる第1の駆動モータと、スライドフレームの一端側
の左側に配設された一方の起立板4と、右側に配設され
た他方の起立板5と、基端が一方の起立板に回動可能に
連結されてなる一方の支持アーム18,19と、基端が
他方の起立板に回動可能に連結されてなる他方の支持ア
ーム20,21と、着座部25と背もたれ部70とを有
してなり、一方及び他方の支持アームの先端に回動可能
に支持されてなる座椅子本体1aと、スライドフレーム
に対して回動可能に配設されてなる回動板50と、この
回動板の一端に基端側が取り付けられ先端は座椅子本体
に回動可能に連結されてなる伸縮部材44を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自己の所望する高
さに昇降自在とされてなるとともに水平方向にスライド
自在とされた座椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、足の不自由な老人や身体障害
者が介添えなくして立ったり座ったりすることができる
よう座椅子に腰掛けたままで座部を自己の所望する高さ
に調節することができる座椅子が提案されている。例え
ば、実開平3−39035号に記載されている座椅子5
00は、図8に示すように、基台501上に取り付けた
モータ502の回転駆動力により左右の回転駆動軸50
3,504を回転させ、X字状に交差した状態で連結さ
れた二つのリンク505,506の交差角度を変更させ
ることにより該リンク505,506の上端側に配設さ
れた座椅子本体507を昇降させるものである。また、
特開平4−354905号の公開公報に記載されている
座椅子550は、図9に示すように、X字状に交差した
状態で連結されたリンク551,552からなるリンク
部材553を左右に設け該左右のリンク部材553,5
53を連結扞554,555により連結させるととも
に、これらの連結扞554,555と直交する方向に配
設され駆動モータ556により回転し周面には正回転の
ネジと逆回転のネジとが形成されてなる回転軸557を
上記連結扞554,555のやや下方に配設し、該連結
扞554,555と回転軸557とは互いに該回転軸5
57の正回転のネジに螺着されたナット558と逆回転
のネジに螺着されたナット559により連結させ、上記
駆動モータ556の回転駆動により回転する回転軸55
7により上記ナット558とナット559とが互いに接
近することにより前記X字状に交差したリンク551,
552の交差角度が徐々に鋭角にされ、該リンク部材5
53,553の上端に固定された座椅子560本体が上
昇するように構成されてなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の座椅子500,550では、何れも座椅子本体
507,560が上昇又は下降される構造であるに止ま
り、該座椅子本体507,560が水平方向にスライド
するものではないことから、座椅子本体507,560
を上昇させた時点で使用者が腰掛け、その後下降させた
後にさらに例えば炬燵や座卓等に入る場合には該座椅子
500,550から使用者が前方に移動するか或いは炬
燵等を使用者の方向に移動させる必要があり、何れにし
ても使用者が身体障害者や老人である場合には、こうし
た動作を行うためには介添えが必要となる。
【0004】そこで、本発明は、上述した従来の座椅子
500,550が有する課題を解決するために提案され
たものであって、足腰に障害を有する老人や身体障害者
が、立ったり座ったりするときに便利であるばかりでは
なく、さらに炬燵や座卓を使用する場合であっても、該
炬燵や座卓を移動させる必要がない座椅子を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、第1の発明(請
求項1記載の発明)は、方形状となされたスライドフレ
ームと、このスライドフレームにそれぞれ複数配設され
た一方及び他方の車輪と、上記一方の車輪を回転駆動さ
せる第1の駆動モータと、上記スライドフレームの一端
側の左側に配設された一方の起立板と、上記スライドフ
レームの一端側の右側に配設され上記一方の起立板と対
向してなる他方の起立板と、基端が上記一方の起立板に
回動可能に連結されてなる一方の支持アームと、基端が
上記他方の起立板に回動可能に連結されてなる他方の支
持アームと、着座部と背もたれ部とを少なくとも有して
なるとともに上記一方及び他方の支持アームの先端に回
動可能に支持されてなる座椅子本体と、上記スライドフ
レームのスライド方向と直交する方向であって該スライ
ドフレームに対して回動可能に配設されてなる回動板
と、この回動板の一端に基端側が取り付けられ先端は上
記座椅子本体に回動可能に連結されてなる一方の伸縮部
材と、上記回動板の他端に基端側が取り付けられ先端は
上記座椅子本体に回動可能に連結されてなる他方の伸縮
部材と、これら一方及び他方の伸縮部材を伸縮させる伸
縮駆動装置と、を備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0006】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
は、前記一方及び他方の伸縮部材は、外周面に一方のネ
ジがそれぞれ螺刻されてなる回動軸と、内周面にはそれ
ぞれ上記回動軸に螺刻されてなる一方のネジが螺合する
他方のネジが形成されてなる筒状部材と、から構成さ
れ、上記伸縮駆動装置は、上記それぞれの回動軸を正回
転及び逆回転させる第2の駆動モータにより構成されて
なることを特徴とするものである。
【0007】また、第3の発明(請求項2記載の発明)
は、前記座椅子本体を構成する背もたれ部は、上記一方
及び他方の伸縮部材が縮小され該座椅子本体が下降した
後に更に縮小されることにより、傾斜されるように構成
されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の座椅
子。
【0008】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
は、前記座椅子本体には、着座部の先端側に固定された
一方及び他方の支持部材と、下端側はこの一方の支持部
材に回動可能に連結され上端側は前記一方の伸縮部材の
先端側に回動可能に連結されてなる第1のリンク部材
と、下端側は上記他方の支持部材に回動可能に連結され
上端側は前記他方の伸縮部材の先端側に回動可能に連結
されてなる第2のリンク部材と、先端側は上記第1のリ
ンク部材に回動可能に取り付けられてなる第3のリンク
部材と、先端側は上記第2のリンク部材に回動可能に取
り付けられてなる第4のリンク部材と、下端側は前記着
座部に回動可能に連結され先端側は上記第3のリンク部
材の基端側に回動可能に支持されてなるとともに上記背
もたれ部に連結されてなる第5のリンク部材と、下端側
は上記着座部に回動可能に支持され先端側は上記第4の
リンク部材の基端側に回動可能に支持されてなるととも
に上記背もたれ部に連結されてなる第6のリンク部材
と、を備え、上記一方及び他方の支持部材には、上記一
方の伸縮部材又は他方の伸縮部材が伸長された場合に回
動する第1のリンク部材の回動範囲を規制する回動規制
部が形成されてなることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の態様】以下、本発明に係る座椅子の一実
施の態様について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0010】この実施の態様に係る座椅子1は、図1に
示すように、長方形状に成形されたレール2上を、該レ
ール2の長さ方向にスライド自在とされてなるとともに
座椅子本体1aが昇降自在とされてなるものである。そ
して、この座椅子1は、先端側フレーム3aと、この先
端側フレーム3aと、対向してなる後端側フレーム3b
(図2参照)と、先端側が上記先端側フレーム3aの右
端に溶接され後端側は上記後端側フレーム3bの右端に
溶接されてなる右側フレーム3cと、先端側が上記先端
側フレーム3aの左端に溶接され後端側は上記後端側フ
レーム3bの左端に溶接されてなる左側フレーム3d
と、からなり全体形状が長方形状に成形されたスライド
フレーム3が構成要素とされている。
【0011】そして、上記右側フレーム3cの後端側の
外側面には、該右側フレーム3cから上方に起立してな
る一方の起立板4が固定され、また上記左側フレーム3
dの後端側の外側面には、該左側フレーム3dから上方
に起立してなる他方の起立板5が固定されている。な
お、これら一方及び他方の起立板4,5は、図に示すよ
うに、水平となされた水平板部4a,5aとこの水平板
部4a,5aから起立してなる起立部4b,5bとから
なり、上記水平板部4a,5aには、後述する第1又は
第2の車輪の下端側が挿通される図示しない開口が形成
されており、また上記一方の起立板4の起立部4bから
他方の起立板5の起立部5bには補強フレーム6が固定
されている。そして、上記一方の起立板4から他方の起
立板5には、駆動軸7が回転可能に取り付けられてお
り、この駆動軸7の左右両端には、本発明を構成する一
方の車輪としての第1の車輪8と第2の車輪9が固定さ
れている。そして、上記補強フレーム6には、上記回転
軸7を正回転及び逆回転駆動させるスライド用駆動モー
タ10(本発明を構成する第2のモータ)と、このスラ
イド用駆動モータ10の回転力を上記駆動軸7に伝達す
る図示しないギアが内蔵されたギアボックス11とが固
定されている。なお、図1に示すように、上記スライド
フレーム3の先端側の左右両側には(右側フレーム3c
の先端側と左側フレーム3dの先端側)には、コ字状の
車軸支持部材13が固定され(左側フレーム3dに固定
された車軸支持部材は図示しない。)これらの車軸支持
部材13には、本発明を構成する他方の車輪としての第
3及び第4の車輪14,15が、前記レール2上を転動
可能に取り付けられている。すなわち、本実施の態様に
係る座椅子1では、上記スライドフレーム3は、上記ス
ライド用駆動モータ10の駆動により図2に示す第1及
び第2の車輪8,9が回転駆動するとともに、この第1
及び第2の車輪8,9の回転駆動に伴い前記第3及び第
4の車輪14,15がレール2上を転動することによ
り、図1中矢印A方向及びB方向にスライドするように
構成されている。
【0012】また、上記一方の起立板4の上端側には、
本発明を構成する一方の支持アームとしての第1及び第
2の支持アーム18,19の基端が回動可能に取り付け
られており、同様に、上記他方の起立板5の上端側には
本発明を構成する他方の支持アームとしての第3及び第
4の支持アーム20,21の基端が回動可能に取り付け
られている。なお、上記第1の支持アーム18の基端側
から第3の支持アーム20の基端側、また第2の支持ア
ーム19の基端側から第4の支持アーム21の基端側に
は、それぞれ補強杆22,23が固定されている。
【0013】そして、上記第1及び第2の支持アーム1
8,19の先端と、上記第3及び第4の支持アーム2
0,21の先端には、本発明を構成する着座部25が設
けられている。この着座部25は、図1に示すように、
前記スライドフレーム3の上方に位置し該スライドフレ
ーム3方向又はその逆方向に昇降駆動させられる部位で
あって、先端側フレーム26と、この先端側フレーム2
6と同一の長さに成形された後端側フレーム27と、先
端側が上記先端側フレーム26の右端に固定され後端側
が上記後端側フレーム27の右端に固定されてなる右側
フレーム28と、先端側が上記先端側フレーム26の左
端に固定され後端側が上記後端側フレーム27の左端に
固定されてなる左側フレーム29と、上記先端側フレー
ム26の中央から後端側フレーム27の中央に亘って固
定されてなる中央フレーム30と、これら先端側フレー
ム26,後端側フレーム27,右側フレーム28,左側
フレーム29及び中央フレーム30上に載置され使用者
が着座する着座板31と、から構成されている。
【0014】そして、上記着座部25を構成する右側フ
レーム28の先端側には、本発明を構成する一方の支持
部材35が固定されており、同様に、上記左側フレーム
29の先端側には、本発明を構成する他方の支持部材3
6が固定されている。そして、上記一方及び他方の支持
部材35,36は、外側板部35a,36aと、この外
側板部35a,36aと対向してなる内側板部35b,
36bと、これら外側板部35a,36aと内側板部3
5b,36bとを先端側で接続してなる正面板部35
c,36cとからなり、何れも水平断面形状が略コ字状
に成形されているものである。なお、上記一方及び他方
の支持部材35,36を構成する正面板部35c,36
cは、本発明を構成する第1のリンク部材40又は第2
のリンク部材41の回動を規制する回動規制部である。
そして、該一方の支持部材35の外側面には、図2に示
すように、一方の支持板38が固定され、同様に、他方
の支持部材36の外側面には、他方の支持板39が固定
され、上記一方の支持板38には、第1及び第2の支持
アーム18,19が回動可能に連結され、上記他方の支
持板39には、第3及び第4の支持アーム20,21が
回動可能に連結されている。
【0015】また、上記コ字状に成形された一方の支持
部材35には、下端側が上記図示しない外側板部と内側
板部とにより回動可能に支持された第1のリンク部材4
0が取り付けられ、他方の支持部材36には、下端側が
上記外側板部36aと内側板部36bとにより回動可能
に支持された第2のリンク部材41が取り付けられてい
る。なお、上記第1及び第2のリンク部材40,41
は、何れも平面形状がコ字状に成形されてなるものであ
り、該第1のリンク部材40の上端は、図1に示すよう
に、前記一方の支持部材35の上端よりもやや上方に位
置しており、第2のリンク部材41の上端も他方の支持
部材36の上端よりもやや上方に位置している。
【0016】そして、上記第1のリンク部材40の上端
には、本発明を構成する一方の伸縮部材44を構成する
一方の筒状部材45の先端が回動可能に連結されてお
り、第2のリンク部材41の上端には、本発明を構成す
る他方の伸縮部材46を構成する他方の筒状部材47の
先端が回動可能に連結されている。上記一方の伸縮部材
44は、図1又は図2に示すように、外周面にネジ(符
号は省略する。)が螺刻されてなる一方の回動軸48
と、このネジに螺合する図示しないネジが内周面に螺刻
されてなる上記一方の筒状部材45とから構成され、上
記他方の伸縮部材46は、上記一方の伸縮部材44と同
じように、外周面にネジ(符号は省略する。)が螺刻さ
れてなる他方の回動軸49と、このネジに螺合する図示
しないネジが内周面に螺刻されてなる上記他方の筒状部
材47とから構成されている。
【0017】そして、上記一方の伸縮部材44の基端で
ある一方の回動軸48の基端は、回動板50の右端側正
面に回動可能に支持されており、他方の伸縮部材46の
基端である他方の回動軸49の基端は、該回動板50の
左端側正面に回動可能に支持されている。この回動板5
0は、前記一端が前記一方の起立板4に回動可能に取り
付けられ、他端は前記他方の起立板5に回動可能に取り
付けられている。なお、上記一方の伸縮部材44を構成
する一方の回動軸48の基端側には、第1の歯車48a
が固定され、他方の伸縮部材46を構成する他方の回動
軸49の基端側には、第2の歯車49aが固定されてい
る。そして、上記回動板50には、該回動板50の裏面
に固定され上記一方及び他方の回動軸48,49を正回
転及び逆回転駆動させ後述するように着座部25を昇降
駆動させる昇降用駆動モータ51(本発明を構成する第
1の駆動モータ)と、この昇降用駆動モータ51の図示
しない駆動軸と噛合する図示しないギアが内蔵されたギ
アボックス52(図2参照)と、が固定されており、上
記ギアボックス52には、該ギアボックス52内からこ
の回動板50の正面側に回転軸53が突出されている。
そして、この回転軸53の中途部には、第3の歯車53
aが固定され、先端側には第4の歯車53bが固定され
ている。そして、上記第1の歯車48aから第3の歯車
53aには、第1のチェーンベルト55が巻回され、第
2の歯車49aから第4の歯車53bには、第2のチェ
ーンベルト56が巻回されている。すなわち、この実施
の態様に係る座椅子1では、上記昇降用駆動モータ51
が回転駆動すると、上記回転軸53の回転により第1及
び第2のチェーンベルト55,56を介して該昇降用駆
動モータ51の回転駆動力が、一方及び他方の駆動軸4
8,49に伝達され、これら一方及び他方の駆動軸4
8,49の回転駆動により、一方及び他方の伸縮部材4
4,46が伸長され又は短縮されるように構成されてい
る。
【0018】そして、上述した構成により伸縮自在とな
された一方の伸縮部材44の先端が回動可能に連結され
た第1のリンク部材41の内側には、第3のリンク部材
60の一端が回動可能に連結され、また、他方の伸縮部
材46の先端が回動可能に連結された第2のリンク部材
41の内側には、上記第3のリンク部材60と平行とな
された第4のリンク部材61の一端が回動可能に連結さ
れている。そして、上記第3のリンク部材60の他端
は、第5のリンク部材62の上端に回動可能に連結さ
れ、第4のリンク部材61の他端は第6のリンク部材6
3の上端に回動可能に連結されている。そして、上記第
5のリンク部材62の下端は、前記右側フレーム28の
後端側から上方に起立してなる一方の後端側起立板65
に回動可能に連結され、第6のリンク部材63の下端は
前記左フレーム29の後端側から上方に起立してなる他
方の後端側起立板66に回動可能に連結されている。な
お、上記第5のリンク部材62の下端側には、上記一方
の後端側起立板65に形成された図示しない挿通穴に貫
通してなる支軸(符号は省略する。)が固定され、この
支軸には、一方の支持片68の下端側が固定されてい
る。また、上記第6のリンク部材63の下端側には、上
記他方の後端側起立板66に形成された図示しない挿通
穴に貫通してなる支軸(符号は省略する。)が固定さ
れ、この支軸には、他方の支持片69の下端側が固定さ
れている。そして、これら一方の支持片68と他方の支
持片69により、座椅子本体1aを構成する背もたれ部
70が支持されている。なお、この背もたれ部70の右
側には、上記一方の支持片68が挿通される図示しない
挿通金具が固定され、左側には上記他方の支持片69が
挿通される挿通金具71が固定されている。また、上記
一方の支持部材35と第1のリンク部材40と第3のリ
ンク部材60と第5のリンク部材62と一方の伸縮部材
44の上端側と第1及び第2の支持アーム18,19の
上端側は、右側肘掛け部72により、また他方の支持部
材36と第2のリンク部材41と第4のリンク部材61
と第6のリンク部材63と他方の伸縮部材46の上端側
と第3及び第4の支持アーム20,21の上端側は、右
側肘掛け部73により着脱可能に被覆されている。ま
た、前記一方の起立板4から他方の起立板5には、上記
スライド用駆動モータ10や昇降用駆動モータ51等を
被覆するカバー74が設けられている。なお、前記スラ
イド用駆動モータ10及び昇降用駆動モータ51の駆動
は、コード75aを介して該スライド用駆動モータ10
及び昇降用駆動モータ51と電器的に接続され図示しな
い上昇用及び下降用の各スイッチ及び前進用及び後退用
の各スイッチが設けられた操作部75により行われるよ
うに構成されている。
【0019】以下、上述した構成からなる座椅子1の動
作について、図面を参照しながら詳細に説明する。な
お、説明の都合上、この座椅子1を構成する座椅子本体
1aが最も上昇させられた状態から各動作について説明
する。
【0020】図4は、上記座椅子本体1aが最も上昇さ
せられた状態を模式的に示すものであって、図1に示す
背もたれ部70,左右の肘掛け部73,72,着座板3
1,カバー74及び操作部75は省略してある。この図
4に示す状態は、操作部75の操作により、昇降用駆動
モータ51が回転駆動させられ一方及び他方の伸縮部材
44,46が最大限伸長されている。なお、この場合に
おいて、操作部75に設けられたスライド用スイッチを
押圧操作してもスイッチ用駆動モータ10は駆動せずし
たがって、この座椅子1をスライドさせることはできな
い。
【0021】そして、この状態において、操作部75に
設けられた図示しない下降用のスイッチを押圧操作する
と、前記昇降用駆動モータ10が一定の速度で逆回転さ
れ、一方及び他方の回動軸48,49が逆回転させら
れ、該一方及び他方の回動軸48,49を構成する一方
及び他方の伸縮部材44,46が縮小させられる。この
一方及び他方の伸縮部材44,46の縮小により、第1
のリンク部材40と一方の伸縮部材44及び第2のリン
ク部材41と他方の伸縮部材46とにより形成されるそ
れぞれの角度は徐々に大きくなり、また、第1及び第2
の支持アーム18,19並びに第3及び第4の支持アー
ム20,21とスライドフレーム3とにより形成される
角度はそれぞれの部材が回動されることにより徐々に小
さくなり、最終的には、図5に示すように、上記座椅子
本体1aは、一方及び他方の支持部材35,36及び一
方及び他方の後端側起立部材65,66が前記スライド
フレーム3上に載置される。
【0022】そして、この図5に示す状態において、さ
らに下降用のスイッチを押圧操作すると、前記一方及び
他方の伸縮部材44,46はさらに縮小され、これによ
り、それまで、背面側が一方の支持部材35を構成する
正面板部35c(本発明を構成する回動規制部)に当接
していた第1のリンク部材40は、該一方の支持部材3
5に対して回動可能に連結されていた下端側を中心に徐
々に図5中反時計回り方向に回動させられるとともに、
上記第2のリンク部材41も、それまで背面側が他方の
支持部材36を構成する正面板部36c(本発明を構成
する回動規制部)に当接していた状態から徐々に図5中
反時計回り方向に回動させられる。そして、これら第1
及び第2のリンク部材40,41の回動により、前記第
3のリンク部材60と第4のリンク部材61はこの座椅
子1の前進方向とは逆方向に移動させられ、これら第3
のリンク部材60と第4のリンク部材61の移動によ
り、前記第5のリンク部材62と第6のリンク部材63
は、下端側を中心に反時計回り方向に回転させられ、こ
の第5のリンク部材62と第6のリンク部材63の回動
により、前記背もたれ部70は、図6に示すように、傾
斜させられる。なお、本実施の態様に係る座椅子1で
は、前記補強杆23にリミットスイッチ80が設けら
れ、該リミットスイッチ80に形成された接触子81に
上記背もたれ部70の背面が当接すると、昇降用駆動モ
ータ51の駆動は停止されるように構成されている。
【0023】また、図6に示す状態において、又は背も
たれ部70が傾斜される前の状態である図5に示す状態
において、前進用スイッチを押圧操作すると、前記スラ
イド用駆動モータ10が正回転させられ、このスライド
用駆動モータ10の正回転により、前記第1及び第2の
車輪8,9が回転駆動しまた第3及び第4の車輪14,
15が転動することにより、上記座椅子1はレール2上
で、図7に示すように、前進させられる。なお、この図
7に示す状態において、後退用スイッチを押圧すること
により、前記スイッチ用駆動モータ10は逆回転させら
れ、これによって座椅子1は、後退させられる。そし
て、前記上昇用スイッチを押圧操作することにより、背
もたれ部70が傾斜されている場合には、一方及び他方
の伸縮部材44,46が伸長させられ、これによって、
前記第1及び第2のリンク部材40,41は、図6に示
す状態から時計回り方向に回転させられ、該第1及び第
2のリンク部材40,41が、一方及び他方の支持部材
35,36を構成する正面板部35c,36cに当接す
る。この動作により、それまで傾斜させられていた背も
たれ部70は、時計回り方向に回転させられ、さらに上
記スイッチを押圧操作すると、さらに上記一方及び他方
の伸縮部材44,46が伸長させられ、徐々に上昇させ
られる。
【0024】このように、上記座椅子1によれば、上昇
用駆動モータ51の駆動により、座椅子本体1aは、昇
降させることができ、該座椅子1を、スライド用駆動モ
ータ10の駆動により前方及び後方にスライド駆動させ
ることができる。さらに、この座椅子1では、上記上昇
用駆動モータ51の駆動により、背もたれ部70を傾斜
(リクライニング)させることができる。したがって、
この座椅子1によれば、座椅子本体1aを上昇させた時
点で使用者が腰掛け、その後下降させた後にさらに例え
ば炬燵や座卓等に入る場合には該座椅子をスライドさせ
れば良いことから、使用者が身体障害者や老人である場
合であっても、介添えを行う必要がない。特に、前記実
施の態様に係る座椅子1は、レール2上を走行するよう
に構成されていることから、畳等が車輪により傷つくお
それがない。
【0025】なお、前記実施の態様に係る座椅子1で
は、本発明を構成する一方及び他方の伸縮部材として、
それぞれ外周面にネジが螺刻されてなる一方の回動軸4
8,49と、このネジに螺合するネジが内周面に螺刻さ
れてなる上記一方及び他方の筒状部材45,47とから
構成されたものを図示して説明したが、上記本発明を構
成する一方及び他方の伸縮部材は、例えば、油圧シリン
ダ又はエアーシリンダにより構成し、シリンダから出没
するロッドを上記一方又は他方の支持部材に回動可能に
連結してなるものであっても良い。また、前記実施の態
様に係る座椅子1では、レール2上を一方及び他方の車
輪(第1乃至第4の車輪8,9,14,15)が走行す
るものを図示して説明したが、本発明は、必ずしも上記
レール2上を走行するものばかりではなく、上記本発明
を構成する車輪を前記実施の態様の如き車輪8,9,1
4,15ではなく、例えばゴム等から構成された周知の
車輪を使用しても良い。
【0026】
【発明の効果】上述した発明の一実施の態様の説明から
も明らかなように、本発明に係る座椅子、特に第1及び
第2の発明(請求項1及び2記載の発明)に係る座椅子
によれば、第1の駆動モータにより一方の車輪が駆動さ
れ、この一方の車輪の駆動によりスライド可能となさ
れ、また、第2の駆動モータにより座椅子本体が昇降可
能となされていることから、例えば足の不自由な老人や
身体障害者であっても、介添えを必要とすることなく立
ったり座ったりすることができるとともに、炬燵や座卓
を利用することができる。
【0027】特に、第3及び第4の発明(請求項3及び
4記載の発明)に係る座椅子によれば、昇降駆動及びス
ライド駆動されるばかりではなく、背もたれ部を傾斜さ
せることができることから、老人や身体障害者等にとっ
て一層使い勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の態様に係る座椅子の
分解斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す座椅子の構成を一部省略し
て示す平面図である。
【図3】図3は、他方の支持部材に連結された他方の伸
縮部材等を拡大して示す斜視図である。
【図4】図4は、座椅子を構成する座椅子本体が最も上
昇した状態の要部を示す左側面図である。
【図5】図5は、図4に示す座椅子を構成する座椅子本
体が最も下降した状態の要部を示す左側面図である。
【図6】図6は、図5に示す状態から背もたれ部が傾斜
した後の状態の要部を示す左側面図である。
【図7】図7は、図6に示す状態から前進させた後の状
態の要部を示す左側面図である。
【図8】図8は、従来の座椅子を示す斜視図である。
【図9】図9は、従来の他の座椅子を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 座椅子 1a 座椅子本体 3 スライドフレーム 4 一方の起立板 5 他方の起立板 8 第1の車輪 9 第2の車輪 10 スライド用駆動モータ 14 第3の車輪 15 第4の車輪 18 第1の支持アーム 19 第2の支持アーム 20 第3の支持アーム 21 第4の支持アーム 25 着座部 35 一方の支持部材 36 他方の支持部材 40 第1のリンク部材 41 第2のリンク部材 44 一方の伸縮部材 45 一方の筒状部材 46 他方の伸縮部材 47 他方の筒状部材 48 一方の回動軸 49 他方の回動軸 50 回動板 51 昇降用駆動モータ 60 第3のリンク部材 61 第4のリンク部材 62 第5のリンク部材 63 第6のリンク部材 70 背もたれ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形状となされたスライドフレーム
    と、このスライドフレームにそれぞれ複数配設された一
    方及び他方の車輪と、上記一方の車輪を回転駆動させる
    第1の駆動モータと、上記スライドフレームの一端側の
    左側に配設された一方の起立板と、上記スライドフレー
    ムの一端側の右側に配設され上記一方の起立板と対向し
    てなる他方の起立板と、基端が上記一方の起立板に回動
    可能に連結されてなる一方の支持アームと、基端が上記
    他方の起立板に回動可能に連結されてなる他方の支持ア
    ームと、着座部と背もたれ部とを少なくとも有してなる
    とともに上記一方及び他方の支持アームの先端に回動可
    能に支持されてなる座椅子本体と、上記スライドフレー
    ムのスライド方向と直交する方向であって該スライドフ
    レームに対して回動可能に配設されてなる回動板と、こ
    の回動板の一端に基端側が取り付けられ先端は上記座椅
    子本体に回動可能に連結されてなる一方の伸縮部材と、
    上記回動板の他端に基端側が取り付けられ先端は上記座
    椅子本体に回動可能に連結されてなる他方の伸縮部材
    と、これら一方及び他方の伸縮部材を伸縮させる伸縮駆
    動装置と、を備えてなることを特徴とする座椅子。
  2. 【請求項2】 前記一方及び他方の伸縮部材は、外
    周面に一方のネジがそれぞれ螺刻されてなる回動軸と、
    内周面にはそれぞれ上記回動軸に螺刻されてなる一方の
    ネジが螺合する他方のネジが形成されてなる筒状部材
    と、から構成され、上記伸縮駆動装置は、上記それぞれ
    の回動軸を正回転及び逆回転させる第2の駆動モータに
    より構成されてなることを特徴とする請求項1記載の座
    椅子。
  3. 【請求項3】 前記座椅子本体を構成する背もたれ
    部は、上記一方及び他方の伸縮部材が縮小され該座椅子
    本体が下降した後に更に縮小されることにより、傾斜さ
    れるように構成されてなることを特徴とする請求項1又
    は2記載の座椅子。
  4. 【請求項4】 前記座椅子本体には、着座部の先端
    側に固定された一方及び他方の支持部材と、下端側はこ
    の一方の支持部材に回動可能に連結され上端側は前記一
    方の伸縮部材の先端側に回動可能に連結されてなる第1
    のリンク部材と、下端側は上記他方の支持部材に回動可
    能に連結され上端側は前記他方の伸縮部材の先端側に回
    動可能に連結されてなる第2のリンク部材と、先端側は
    上記第1のリンク部材に回動可能に取り付けられてなる
    第3のリンク部材と、先端側は上記第2のリンク部材に
    回動可能に取り付けられてなる第4のリンク部材と、下
    端側は前記着座部に回動可能に連結され先端側は上記第
    3のリンク部材の基端側に回動可能に支持されてなると
    ともに上記背もたれ部に連結されてなる第5のリンク部
    材と、下端側は上記着座部に回動可能に支持され先端側
    は上記第4のリンク部材の基端側に回動可能に支持され
    てなるとともに上記背もたれ部に連結されてなる第6の
    リンク部材と、を備え、上記一方及び他方の支持部材に
    は、上記一方の伸縮部材又は他方の伸縮部材が伸長され
    た場合に回動する第1のリンク部材の回動範囲を規制す
    る回動規制部が形成されてなることを特徴とする請求項
    1,2又は3記載の座椅子。
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