JPH10108434A - モータ - Google Patents
モータInfo
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- JPH10108434A JPH10108434A JP25480196A JP25480196A JPH10108434A JP H10108434 A JPH10108434 A JP H10108434A JP 25480196 A JP25480196 A JP 25480196A JP 25480196 A JP25480196 A JP 25480196A JP H10108434 A JPH10108434 A JP H10108434A
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- stator core
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- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims abstract description 46
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 30
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Brushless Motors (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 モータ基板に対してステータコアのモータ軸
線方向およびモータ軸線回りの位置決めを簡単に行うこ
とのできるスペーサを備えたモータを提案すること。 【解決手段】 モータ1のモータ基板2とステータコア
4との間にはスペーサ10が配置され、このスペーサ1
0は、円環状胴部11と、この両側の環状端面に形成し
た突起12a、12b、および13a,13bとを備え
ている。モータ基板2には突起12a、12bを差し込
み可能な溝21a、21bが形成され、ステータコア4
には突起13a、13bを差し込み可能な溝31a、3
1bが形成されている。モータ基板2に対して、対応す
る突起12a、12bが溝21a、21bに嵌まるよう
に、スペーサ10を配置し、次に、同様に対応する突起
13a、13bが溝31a、31bに嵌まるようにステ
ータコア4を取付ければ、自動的に、ステータコア4の
モータ軸線方向およびモータ軸線回りの位置決めが行わ
れる。従って、ステータコア4の位置決め作業が極めて
簡単になる。
線方向およびモータ軸線回りの位置決めを簡単に行うこ
とのできるスペーサを備えたモータを提案すること。 【解決手段】 モータ1のモータ基板2とステータコア
4との間にはスペーサ10が配置され、このスペーサ1
0は、円環状胴部11と、この両側の環状端面に形成し
た突起12a、12b、および13a,13bとを備え
ている。モータ基板2には突起12a、12bを差し込
み可能な溝21a、21bが形成され、ステータコア4
には突起13a、13bを差し込み可能な溝31a、3
1bが形成されている。モータ基板2に対して、対応す
る突起12a、12bが溝21a、21bに嵌まるよう
に、スペーサ10を配置し、次に、同様に対応する突起
13a、13bが溝31a、31bに嵌まるようにステ
ータコア4を取付ければ、自動的に、ステータコア4の
モータ軸線方向およびモータ軸線回りの位置決めが行わ
れる。従って、ステータコア4の位置決め作業が極めて
簡単になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ基板とステ
ータコアの間にスペーサが配置され、当該スペーサによ
ってモータ基板に対するステータコアの高さ位置が規定
されている構成のモータに関するものである。
ータコアの間にスペーサが配置され、当該スペーサによ
ってモータ基板に対するステータコアの高さ位置が規定
されている構成のモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブラシレスモータとしては、モータ基板
に円筒状の軸受けホルダが取付け固定され、この軸受け
ホルダを囲む状態にステータコアが配置されていると共
に、軸受けホルダの内周面に支持された軸受けによって
ロータ軸が回転自在に支持された構成のものが知られて
いる。例えば、特開平6−54505号公報にはこの形
式のブラシレスモータが開示されている。
に円筒状の軸受けホルダが取付け固定され、この軸受け
ホルダを囲む状態にステータコアが配置されていると共
に、軸受けホルダの内周面に支持された軸受けによって
ロータ軸が回転自在に支持された構成のものが知られて
いる。例えば、特開平6−54505号公報にはこの形
式のブラシレスモータが開示されている。
【0003】この形式のモータにおいては、モータ基板
に対するステータコアの取付け位置、すなわちモータ軸
線方向の取付け位置を規定するために、円環状のスペー
サがこれらの間に配置される。スペーサを介在させるこ
とにより、モータ基板から所定の間隔をおいてステータ
コアの端面が対峙した状態を形成できる。このように双
方の間に隙間を形成しているので、ステータコアの突極
に巻き付けられたコイル巻線がモータ基板の表面に当た
ってしまうことがない。また、一般に、モータの厚さ寸
法(モータ軸線方向の長さ寸法)は、当該モータが搭載
される各種の機器に形成したモータ設置スペースによっ
て規定される。従って、スペーサの厚さ(モータ軸線方
向の長さ)を調整することにより、設置スペースに適し
たモータ寸法を実現することもできる。
に対するステータコアの取付け位置、すなわちモータ軸
線方向の取付け位置を規定するために、円環状のスペー
サがこれらの間に配置される。スペーサを介在させるこ
とにより、モータ基板から所定の間隔をおいてステータ
コアの端面が対峙した状態を形成できる。このように双
方の間に隙間を形成しているので、ステータコアの突極
に巻き付けられたコイル巻線がモータ基板の表面に当た
ってしまうことがない。また、一般に、モータの厚さ寸
法(モータ軸線方向の長さ寸法)は、当該モータが搭載
される各種の機器に形成したモータ設置スペースによっ
て規定される。従って、スペーサの厚さ(モータ軸線方
向の長さ)を調整することにより、設置スペースに適し
たモータ寸法を実現することもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ステータコア
は、モータ基板に対して、モータ軸線方向の位置決めと
共に、モータ軸線回りの位置決めも行う必要がある。例
えば、ブラシレスモータでは、ロータの磁極位置を検出
してモータ駆動信号を生成するために、複数個のホール
素子が取付けられる。この場合、モータ基板上に配置さ
れたホール素子に対して、ステータコアの突極位置が適
切な配置関係となるように、ステータコアを軸受けホル
ダの外周に取付ける必要がある。
は、モータ基板に対して、モータ軸線方向の位置決めと
共に、モータ軸線回りの位置決めも行う必要がある。例
えば、ブラシレスモータでは、ロータの磁極位置を検出
してモータ駆動信号を生成するために、複数個のホール
素子が取付けられる。この場合、モータ基板上に配置さ
れたホール素子に対して、ステータコアの突極位置が適
切な配置関係となるように、ステータコアを軸受けホル
ダの外周に取付ける必要がある。
【0005】しかしながら、ステータコアをモータ軸線
回りの適切な位置に位置決めするための簡単な機構は提
案されていない。このために、ステータコアの取付け作
業が煩雑であるという解決すべき課題がある。
回りの適切な位置に位置決めするための簡単な機構は提
案されていない。このために、ステータコアの取付け作
業が煩雑であるという解決すべき課題がある。
【0006】本発明の課題は、上記の点に鑑みて、円環
状のスペーサを用いて、モータ基板に対するステータコ
アの位置決めをモータ軸線方向だけでなくモータ軸線回
りにも簡単に行うことのできる構成を備えたモータを提
案することにある。
状のスペーサを用いて、モータ基板に対するステータコ
アの位置決めをモータ軸線方向だけでなくモータ軸線回
りにも簡単に行うことのできる構成を備えたモータを提
案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、モータ基板と、このモータ基板に固定し
た円筒状の軸受けホルダを取り囲む状態に配置されたス
テータコアと、前記軸受けホルダの内周面に保持された
軸受けによって回転自在に支持されたロータとを有する
モータにおいて、前記モータ基板と前記ステータコアの
間に配置されていると共に、当該ステータコアを前記モ
ータ基板に対してモータ軸線方向に所定の間隔だけ離れ
た位置に保持するためのスペーサと、このスペーサを前
記モータ基板に対してモータ軸線回りに回転しないよう
に係合させる第1の係合部と、前記ステータコアを前記
スペーサに対してモータ軸線回りに回転しないように係
合させる第2の係合部とを有する構成を採用している。
に、本発明は、モータ基板と、このモータ基板に固定し
た円筒状の軸受けホルダを取り囲む状態に配置されたス
テータコアと、前記軸受けホルダの内周面に保持された
軸受けによって回転自在に支持されたロータとを有する
モータにおいて、前記モータ基板と前記ステータコアの
間に配置されていると共に、当該ステータコアを前記モ
ータ基板に対してモータ軸線方向に所定の間隔だけ離れ
た位置に保持するためのスペーサと、このスペーサを前
記モータ基板に対してモータ軸線回りに回転しないよう
に係合させる第1の係合部と、前記ステータコアを前記
スペーサに対してモータ軸線回りに回転しないように係
合させる第2の係合部とを有する構成を採用している。
【0008】ここで、前記のスペーサとしては、前記軸
受けホルダを取り囲む状態に配置された円環状胴部を備
え、この円環状胴部の長さ(モータ軸線方向の長さ)に
よって、モータ基板に対するステータコアのモータ軸線
方向の取付け位置を規定できるものが採用される。この
場合、記第1の係合部は、前記胴部の前記モータ基板側
の環状端面に形成された第1の突起と、前記モータ基板
に形成され、前記第1の突起を差し込み可能な第1の溝
との組み合わせから構成することができる。
受けホルダを取り囲む状態に配置された円環状胴部を備
え、この円環状胴部の長さ(モータ軸線方向の長さ)に
よって、モータ基板に対するステータコアのモータ軸線
方向の取付け位置を規定できるものが採用される。この
場合、記第1の係合部は、前記胴部の前記モータ基板側
の環状端面に形成された第1の突起と、前記モータ基板
に形成され、前記第1の突起を差し込み可能な第1の溝
との組み合わせから構成することができる。
【0009】同様に、前記第2の係合部も、前記胴部の
前記ステータコア側の環状端面に形成された第2の突起
と、前記ステータコアに形成され、前記第2の突起を差
し込み可能な第2の溝との組み合わせから構成すること
ができる。
前記ステータコア側の環状端面に形成された第2の突起
と、前記ステータコアに形成され、前記第2の突起を差
し込み可能な第2の溝との組み合わせから構成すること
ができる。
【0010】本発明のモータにおいては、スペーサを介
して、モータ基板に対するステータコアのモータ軸線回
りの位置決めが行われる。従って、ステータコアの取付
け作業を簡単に行うことができる。
して、モータ基板に対するステータコアのモータ軸線回
りの位置決めが行われる。従って、ステータコアの取付
け作業を簡単に行うことができる。
【0011】また、モータ軸線回りの位置決めを行うた
めの第1および第2の係合部は、突起と、当該突起を差
し込み可能な溝とによって構成した場合には、これらの
係合部は、これらの機械的な係合によって、ステータコ
アの回り止めとしても機能する。このため、ステータコ
アに対して、それを回転させる方向に外力が作用して
も、ステータコアが回転しないように確実に固定してお
くことができる。
めの第1および第2の係合部は、突起と、当該突起を差
し込み可能な溝とによって構成した場合には、これらの
係合部は、これらの機械的な係合によって、ステータコ
アの回り止めとしても機能する。このため、ステータコ
アに対して、それを回転させる方向に外力が作用して
も、ステータコアが回転しないように確実に固定してお
くことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
適用したモータを説明する。
適用したモータを説明する。
【0013】図1には、本発明を適用したモータの断面
構成を示してある。モータ1は、モータ基板2を備え、
このモータ基板2に開けた円形開口2aには、円筒形状
の軸受けホルダ3が差し込み固定されている。軸受けホ
ルダ3を取り囲む状態に、多数枚のコアプレートを積層
した構成のステータコア4が配置されている。ステータ
コア4の外周部分には等角度間隔で複数本の突極41が
形成され、各突極41には、それぞれコイル巻線42が
巻き付け固定されている。
構成を示してある。モータ1は、モータ基板2を備え、
このモータ基板2に開けた円形開口2aには、円筒形状
の軸受けホルダ3が差し込み固定されている。軸受けホ
ルダ3を取り囲む状態に、多数枚のコアプレートを積層
した構成のステータコア4が配置されている。ステータ
コア4の外周部分には等角度間隔で複数本の突極41が
形成され、各突極41には、それぞれコイル巻線42が
巻き付け固定されている。
【0014】軸受けホルダ3の円形内周面には、モータ
軸線Lの方向に間隔を開けて2個の円環状メタル軸受け
5a、5bが支持されており、これらの軸受けによっ
て、ロータ軸6が回転自在に支持されている。このロー
タ軸6におけるメタル軸受け5aから突出している部分
には、モータ基板2の側に開口した状態でカップ状のロ
ータケース7が固着されている。このロータケース7の
円形内周面には、円環状のロータマグネット8がステー
タコア4の外周面に対峙した状態に固着されている。
軸線Lの方向に間隔を開けて2個の円環状メタル軸受け
5a、5bが支持されており、これらの軸受けによっ
て、ロータ軸6が回転自在に支持されている。このロー
タ軸6におけるメタル軸受け5aから突出している部分
には、モータ基板2の側に開口した状態でカップ状のロ
ータケース7が固着されている。このロータケース7の
円形内周面には、円環状のロータマグネット8がステー
タコア4の外周面に対峙した状態に固着されている。
【0015】モータ基板2の表面には、ロータマグネッ
ト8の環状端面8aに対峙する位置に、磁極センサとし
てのホール素子9が複数個、例えば3個取付けられてい
る(図においては1個のみを示してある。)。
ト8の環状端面8aに対峙する位置に、磁極センサとし
てのホール素子9が複数個、例えば3個取付けられてい
る(図においては1個のみを示してある。)。
【0016】ここで、モータ基板2とステータコア4の
間にはスペーサ10が配置されている。このスペーサ1
0によって、モータ基板2に対して、ステータコア4を
モータ軸線Lの方向の位置決めでき、また、モータ軸線
Lの回りにも位置決めできるようになっている。
間にはスペーサ10が配置されている。このスペーサ1
0によって、モータ基板2に対して、ステータコア4を
モータ軸線Lの方向の位置決めでき、また、モータ軸線
Lの回りにも位置決めできるようになっている。
【0017】図2にはスペーサ10を取り出して示して
あり、この図も参照して、スペーサ10の構成を説明す
る。スペーサ10は軸受けホルダ3を取り囲む状態に配
置された円環状胴部11を備えている。この胴部11の
モータ基板側の環状端面11aには、モータ軸線Lの方
向に突出した同一形状をした2個の突起12a、12b
が形成されている。同様に、胴部11のステータコア側
の環状端面11bにも、モータ軸線Lの方向に突出した
同一形状をした2個の突起13a、13bが形成されて
いる。本例では、図2から分かるように、突起12a、
12bは環状端面11aにおける点対称の位置に形成さ
れ、突起13a、13bも同様な位置に形成されてい
る。
あり、この図も参照して、スペーサ10の構成を説明す
る。スペーサ10は軸受けホルダ3を取り囲む状態に配
置された円環状胴部11を備えている。この胴部11の
モータ基板側の環状端面11aには、モータ軸線Lの方
向に突出した同一形状をした2個の突起12a、12b
が形成されている。同様に、胴部11のステータコア側
の環状端面11bにも、モータ軸線Lの方向に突出した
同一形状をした2個の突起13a、13bが形成されて
いる。本例では、図2から分かるように、突起12a、
12bは環状端面11aにおける点対称の位置に形成さ
れ、突起13a、13bも同様な位置に形成されてい
る。
【0018】これに対して、図3に示すように、モータ
基板2の側においては、スペーサ10の側の2個の突起
12a、12bをモータ軸線Lの方向に差し込み可能な
溝21a、21bが、これらの突起に対応する位置に形
成されている。これらの溝21a、21bは、軸受けホ
ルダ3を取り付けた円形開口2aの内周縁を切り欠くこ
とにより形成したものである。
基板2の側においては、スペーサ10の側の2個の突起
12a、12bをモータ軸線Lの方向に差し込み可能な
溝21a、21bが、これらの突起に対応する位置に形
成されている。これらの溝21a、21bは、軸受けホ
ルダ3を取り付けた円形開口2aの内周縁を切り欠くこ
とにより形成したものである。
【0019】また、図4に示すように、ステータコア4
の側においても、スペーサ10の側の2個の突起13
a、13bをモータ軸線lの方向に差し込み可能な溝3
1a、31bが、これらの突起に対応する位置に形成さ
れている。これらの溝31a、31bも、ステータコア
4のスペーサ側の端面における中心孔4aの内周縁を切
り欠くことにより形成したものである。
の側においても、スペーサ10の側の2個の突起13
a、13bをモータ軸線lの方向に差し込み可能な溝3
1a、31bが、これらの突起に対応する位置に形成さ
れている。これらの溝31a、31bも、ステータコア
4のスペーサ側の端面における中心孔4aの内周縁を切
り欠くことにより形成したものである。
【0020】このように構成した本例のモータ1におい
ては、モータ基板2に軸受けホルダ3を固定した後に、
スペーサ10を軸受けホルダ3の外周にはめ込む。この
際に、スペーサ10をモータ軸線Lの回りに回転させる
ことにより、モータ基板側の2個の突起12a、12b
を、対応するモータ基板側の溝21a、21bに位置合
わせして、これらの溝に差し込むようにする。この結
果、スペーサ10は、これらの突起および溝によって構
成される第1の係合部によって、モータ軸線Lの回りに
回転しない状態でモータ基板2の側に係合する。
ては、モータ基板2に軸受けホルダ3を固定した後に、
スペーサ10を軸受けホルダ3の外周にはめ込む。この
際に、スペーサ10をモータ軸線Lの回りに回転させる
ことにより、モータ基板側の2個の突起12a、12b
を、対応するモータ基板側の溝21a、21bに位置合
わせして、これらの溝に差し込むようにする。この結
果、スペーサ10は、これらの突起および溝によって構
成される第1の係合部によって、モータ軸線Lの回りに
回転しない状態でモータ基板2の側に係合する。
【0021】次に、ステータコア4を軸受けホルダ3の
外周に取り付ける。この際には、スペーサ10の側の2
個の突起13a、13bがステータコア4の2個の溝3
1a、31bに一致するように、ステータコア4をモー
タ軸線Lの回りに回転させてその回転角度位置を調整
し、一致した状態で突起を溝に差し込む。この結果、ス
テータコア4は、これらの突起および溝によって構成さ
れる第2の係合部によって、モータ軸線Lの回りに回転
しない状態でスペーサ10の側に係合することになる。
外周に取り付ける。この際には、スペーサ10の側の2
個の突起13a、13bがステータコア4の2個の溝3
1a、31bに一致するように、ステータコア4をモー
タ軸線Lの回りに回転させてその回転角度位置を調整
し、一致した状態で突起を溝に差し込む。この結果、ス
テータコア4は、これらの突起および溝によって構成さ
れる第2の係合部によって、モータ軸線Lの回りに回転
しない状態でスペーサ10の側に係合することになる。
【0022】このようにして、ステータコア4は、スペ
ーサ10を介して、モータ基板2に対して、適切な回転
角度位置の状態で取付けられる。また、スペーサ10の
円環状胴部11によって、ステータコア4は、モータ基
板2に対して一定の間隔の位置に保持される。従って、
スペーサ10によって、ステータコア4は、そのモータ
軸線Lの方向の位置決め、およびモータ軸線Lの回りの
位置決めが同時に行われる。よって、ステータコア4の
位置決めを極めて簡単に行うことができる。
ーサ10を介して、モータ基板2に対して、適切な回転
角度位置の状態で取付けられる。また、スペーサ10の
円環状胴部11によって、ステータコア4は、モータ基
板2に対して一定の間隔の位置に保持される。従って、
スペーサ10によって、ステータコア4は、そのモータ
軸線Lの方向の位置決め、およびモータ軸線Lの回りの
位置決めが同時に行われる。よって、ステータコア4の
位置決めを極めて簡単に行うことができる。
【0023】また、突起および溝の機械的な係合によっ
て、ステータコア4はスペーサ10を介してモータ基板
2の側に固定されているので、このような機械的な係合
はステータコア4の回り止めとして機能する。
て、ステータコア4はスペーサ10を介してモータ基板
2の側に固定されているので、このような機械的な係合
はステータコア4の回り止めとして機能する。
【0024】なお、スペーサ10は、樹脂製であっても
よいし金属製であってもよい。また、スペーサ10に形
成した突起の個数は、上記のように2個に限定されるも
のではなく、1個でもよいし、あるいは3個以上であっ
てもよい。対応する溝は、突起の個数に応じた個数分形
成すればよい。
よいし金属製であってもよい。また、スペーサ10に形
成した突起の個数は、上記のように2個に限定されるも
のではなく、1個でもよいし、あるいは3個以上であっ
てもよい。対応する溝は、突起の個数に応じた個数分形
成すればよい。
【0025】さらに、上記の説明では、突起をスペーサ
の側に形成し、溝をモータ基板およびステータコアの側
に形成してある。この逆の構成を採用してもよいし、双
方に突起および溝を形成してもよい。これに加えて、突
起はモータ軸線方向に突出させる代わりに、これとは異
なる方向に突出させたものであってもよい。
の側に形成し、溝をモータ基板およびステータコアの側
に形成してある。この逆の構成を採用してもよいし、双
方に突起および溝を形成してもよい。これに加えて、突
起はモータ軸線方向に突出させる代わりに、これとは異
なる方向に突出させたものであってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のモータに
おいては、モータ基板とステータコアの間に配置するス
ペーサに、ステータコアのモータ軸線方向の位置決め機
能と共に、モータ軸線回りの位置決め機能も持たせてあ
る。従って、スペーサおよびステータコアをこの順序で
モータ基板の側に組み付けるという極めて簡単な作業に
より、ステータコアの位置決めを行うことができる。ま
た、モータ軸線回りの位置決め機構として、機械的に係
合する突起および溝からなる構成を採用しているので、
この係合部はステータコアの回り止めとしても機能する
という利点もある。
おいては、モータ基板とステータコアの間に配置するス
ペーサに、ステータコアのモータ軸線方向の位置決め機
能と共に、モータ軸線回りの位置決め機能も持たせてあ
る。従って、スペーサおよびステータコアをこの順序で
モータ基板の側に組み付けるという極めて簡単な作業に
より、ステータコアの位置決めを行うことができる。ま
た、モータ軸線回りの位置決め機構として、機械的に係
合する突起および溝からなる構成を採用しているので、
この係合部はステータコアの回り止めとしても機能する
という利点もある。
【図1】本発明を適用したモータの概略断面図である。
【図2】図1のモータのスペーサの斜視図である。
【図3】図1のモータのモータ基板の平面図である。
【図4】図1のモータのステータコアの端面図である。
1 モータ 2 モータ基板 2a モータ基板に形成した軸受けホルダ用の円形開口 21a,21b モータ基板に形成した溝 3 軸受ホルダ 4 ステータコア 31a,31b ステータコアに形成した溝 5a,5b メタル軸受け 6 ロータ軸 9 ホール素子 10 スペーサ 11 円環状胴部 12a,12b スペーサのモータ基板側の突起 13a,13b スペーサのステータコア側の突起 L モータ軸線
Claims (3)
- 【請求項1】 モータ基板と、このモータ基板に固定し
た円筒状の軸受けホルダを取り囲む状態に配置されたス
テータコアと、前記軸受けホルダの内周面に保持された
軸受けによって回転自在に支持されたロータとを有する
モータにおいて、 前記モータ基板と前記ステータコアの間に配置されてい
ると共に、当該ステータコアを前記モータ基板に対して
モータ軸線方向に所定の間隔だけ離れた位置に保持する
ためのスペーサと、このスペーサを前記モータ基板に対
してモータ軸線回りに回転しないように係合させる第1
の係合部と、前記ステータコアを前記スペーサに対して
モータ軸線回りに回転しないように係合させる第2の係
合部とを有することを特徴とするモータ。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記スペーサは前記軸受けホルダを取り囲む状態に配置
された円環状胴部を備えており、 前記第1の係合部は、前記円環状胴部の前記モータ基板
側の環状端面に形成された第1の突起と、前記モータ基
板に形成されていると共に前記第1の突起を差し込み可
能な第1の溝との組み合わせから構成されていることを
特徴とするモータ。 - 【請求項3】 請求項2において、前記第2の係合部
は、前記胴部の前記ステータコア側の環状端面に形成さ
れた第2の突起と、前記ステータコアに形成されている
と共に前記第2の突起を差し込み可能な第2の溝との組
み合わせから構成されていることを特徴とするモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25480196A JP3263613B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25480196A JP3263613B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | モータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10108434A true JPH10108434A (ja) | 1998-04-24 |
JP3263613B2 JP3263613B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=17270089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP25480196A Expired - Fee Related JP3263613B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3263613B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010104221A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-05-06 | Sanyo Electric Co Ltd | 電動モータ及び電動車輌 |
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Families Citing this family (1)
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DE102009027872A1 (de) * | 2009-07-21 | 2011-01-27 | Brose Fahrzeugteile GmbH & Co. Kommanditgesellschaft, Würzburg | Anordnung zur akustischen Entkopplung eines Stators eines Elektromotors |
-
1996
- 1996-09-26 JP JP25480196A patent/JP3263613B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8217539B2 (en) | 2008-09-26 | 2012-07-10 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Electric motor having an encapsulated stator for a vehicle braking device |
JP2013132143A (ja) * | 2011-12-21 | 2013-07-04 | Asmo Co Ltd | 電動モータ及び流体ポンプ |
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Publication number | Publication date |
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JP3263613B2 (ja) | 2002-03-04 |
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