JPH101078A - 走行用履帯の切断装置 - Google Patents

走行用履帯の切断装置

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JPH101078A
JPH101078A JP17420496A JP17420496A JPH101078A JP H101078 A JPH101078 A JP H101078A JP 17420496 A JP17420496 A JP 17420496A JP 17420496 A JP17420496 A JP 17420496A JP H101078 A JPH101078 A JP H101078A
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JP
Japan
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crawler belt
traveling
cutting
cutter blades
rubber body
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JP17420496A
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English (en)
Inventor
Yukio Sakamoto
幸男 坂本
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カッター刃が芯金に干渉するのを防止し、確
実に走行用履帯を切断できるようにする。 【解決手段】 第1,第2のカッター刃34A,34B
間を各連結板41によって連結することにより、走行用
履帯1の切断時に各カッター刃34A,34Bが油圧シ
リンダ30のロッド30Aを中心として回動するのを阻
止する構成とする。これにより、各カッター刃34A,
34Bは走行用履帯1の長手方向に対してほぼ直交する
姿勢を保持したまま、走行用履帯1を幅方向で切断する
ことができ、各カッター刃34A,34Bが芯金3と干
渉して破損してしまうのを確実に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に用いられるゴム製の走行用履帯(ゴム
クローラ)を廃棄処理する場合に、該走行用履帯を切断
するのに用いて好適な走行用履帯の切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、下部走行体等を備えた油圧ショ
ベル等の建設機械では、下部走行体の左,右両側に無端
状の走行用履帯が設けられ、該各走行用履帯を走行用の
油圧モータ等で回転駆動することにより路上走行を行う
ようにしている。
【0003】そして、このような走行用履帯は、最近の
傾向として軽量化や振動・騒音の低減、舗装道路面の損
傷の防止等のために、多数のトラックリンクおよびトラ
ックシュー等からなる鋼板製の走行用履帯に代わって、
帯形状をなすゴム体中に複数(多数)個の芯金をそれぞ
れ間隔をもって埋設してなるゴム製の走行用履帯(ゴム
クローラ)が用いられるようになっている。
【0004】ところで、ゴム製の走行用履帯にあって
は、使用劣化してくると前記ゴム体の表面(接地面)側
が摩耗(摩滅)してしまうため、約3年程度の使用で新
品と交換され、交換された走行用履帯は、例えば焼却炉
等において廃棄処理されるが、ゴム製の走行用履帯は1
本当たり数百kgにも及ぶ重量を有しているため、使用
済みの走行用履帯を丸ごと廃棄処理する場合には、その
取扱いが非常に煩雑となってしまう。
【0005】これに対し、1本の走行用履帯を幅方向で
切断して複数の履帯片に分割することにより、廃棄処理
すべき走行用履帯の取扱いを容易にする方策が採られて
おり、走行用履帯を幅方向で切断するに際しては、例え
ば特開平7−117742号公報等に開示されているよ
うに、ロッド先端にカッター刃を固定した油圧シリンダ
を駆動することにより、走行用履帯のゴム体を幅方向に
切断する装置が用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如き
走行用履帯の切断装置では、カッター刃が走行用履帯の
ゴム体内に埋設された芯金に干渉して損傷するのを防止
するために、カッター刃を走行用履帯の長手方向に対し
てほぼ直交させ、かつ、隣合う芯金間に位置決めした状
態で油圧シリンダを駆動する必要がある。
【0007】しかし、ゴム体の表面には、通常、ラグと
称される複雑な形状を有する複数の突起部が設けられて
いるため、切断時に油圧シリンダのロッドが伸長してカ
ッター刃が該ラグに当接したとき、カッター刃がラグの
形状に沿ってロッドを中心に回動してしまうことがあ
る。この結果、カッター刃が走行用履帯の長手方向に対
して傾いた状態でゴム体を切断することになり、このと
きカッター刃が芯金に干渉して損傷してしまうという問
題がある。
【0008】なお、ロッドの回転防止機構を備えた油圧
シリンダ(例えば、特開昭62−16133号公報)に
カッター刃を取付けることも考えられるが、一般に、ロ
ッドの回転防止機構を備えた油圧シリンダは高価であ
り、切断装置全体の製造コストが嵩んでしまうという問
題がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、カッター刃が芯金に干渉したりするのを
防止でき、走行用履帯を確実に切断できるようにした走
行用履帯の切断装置を提供することを目的としている。
【0010】また、本発明の他の目的は、走行用履帯の
ゴム体内に埋設された芯金の形状に応じて切断位置を調
整でき、カッター刃等の耐久性や寿命を向上できるよう
にした走行用履帯の切断装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、帯形状をなすゴム体中に複
数個の芯金をそれぞれ間隔をもって埋設してなる走行用
履帯と、該走行用履帯を下側から支持する支持手段と、
該支持手段との間で前記走行用履帯のゴム体を幅方向に
切断する切断手段とを備え、該切断手段は、前記支持手
段上の走行用履帯に向けてロッドを伸縮させる複数のシ
リンダと、該各シリンダのロッド先端に設けられた複数
のカッター刃と、該各カッター刃を前記走行用履帯に対
して廻止めするため、該各カッター刃間を連結する連結
部材とから構成したことにある。
【0012】上記構成によれば、連結部材で各カッター
刃間を連結することにより、該各カッター刃を走行用履
帯に対して廻止めでき、シリンダのロッドを走行用履帯
に向けて伸長させたときに、各カッター刃を走行用履帯
の長手方向に対してほぼ直交した姿勢に保ち続けること
ができる。
【0013】また、請求項2の発明は、帯形状をなすゴ
ム体中に複数個の芯金をそれぞれ間隔をもって埋設して
なる走行用履帯と、該走行用履帯の幅方向に離間して設
けられ、該走行用履帯を下側から支持する一対の支持手
段と、該各支持手段を前記走行用履帯の長手方向に関し
て個別に位置調整する第1の位置調整手段と、前記走行
用履帯の幅方向に離間して設けられ、該各支持手段との
間で前記走行用履帯のゴム体を幅方向に切断する一対の
切断手段と、該各切断手段を前記走行用履帯の長手方向
に関して個別に位置調整する第2の位置調整手段とから
構成したことにある。
【0014】上記構成によれば、第1の位置調整手段に
よって一対の支持手段を走行用履帯の長手方向に関して
個別に位置調整することができ、かつ、第2の位置調整
手段によって一対の切断手段を走行用履帯の長手方向に
関して個別に位置調整することができる。従って、一対
の切断手段が各支持手段との間で走行用履帯を切断する
ときに、埋設された芯金を避けた切断位置で走行用履帯
のゴム体を切断することができる。
【0015】さらに、請求項3の発明は、前記一対の切
断手段は、前記走行用履帯に向けてロッドを伸縮させる
一対のシリンダと、該各シリンダのロッド先端に設けら
れた一対のカッター刃と、該各カッター刃を前記走行用
履帯に対して廻止めするため、該各カッター刃間を連結
する連結部材とから構成したことにある。
【0016】上記構成によれば、走行用履帯に埋設され
た芯金を避けるように、一対の支持手段をそれぞれ個別
に走行用履帯の長手方向で位置調整できると共に、各支
持手段に対応させて一対のカッター刃もそれぞれ走行用
履帯の長手方向で位置調整することができる。そして、
この状態で各シリンダのロッドを伸長させることによ
り、走行用履帯の各芯金間でゴム体の部分を切断でき、
各カッター刃等が芯金に接触したり、干渉したりするの
を確実に防止できる。
【0017】さらにまた、請求項4の発明は、前記走行
用履帯のゴム体は前記各芯金の間に位置して幅方向中間
部に泥抜き穴を有し、前記各カッター刃のうち一方のカ
ッター刃は前記ゴム体の幅方向に関して前記泥抜き穴の
一側でゴム体を切断し、他方のカッター刃は前記泥抜き
穴の他側でゴム体を切断する構成としたことにある。
【0018】上記構成によれば、一般的に走行用履帯に
設けられている泥抜き穴を利用して、一対のカッター刃
のうち一方のカッター刃によって泥抜き穴の一側でゴム
体を切断し、他方のカッター刃によって泥抜き穴の他側
でゴム体を切断することにより、泥抜き穴を介して容易
に走行用履帯を切断することができる。しかも、一対の
カッター刃は走行用履帯の長さ方向に関して個別に切断
位置を調整できるから、ゴム体内に埋設された芯金と各
カッター刃とが干渉したりするのを確実に防止できる。
【0019】そして、請求項5の発明は、前記各シリン
ダのロッド先端側には、前記カッター刃の近傍に位置し
て前記各支持手段上に走行用履帯を押付ける押え手段を
設けたことにある。
【0020】上記構成によれば、走行用履帯は、押え手
段によって各支持手段上に位置決め状態に押付けられて
いるから、該走行用履帯を各カッター刃に確実に切断す
ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図13を参照しつつ説明する。
【0022】まず、図1ないし図4は廃棄処理の対象物
である走行用履帯を示している。
【0023】図において、1はゴムクローラによって構
成された走行用履帯で、該走行用履帯1は図1ないし図
4に示す如く、弾性樹脂材料により一定の幅寸法をもっ
た帯形状の無端ベルトとして形成されたゴム体2と、該
ゴム体2内に一定の間隔をもって互いに平行となるよう
に埋設された複数(多数)個の芯金3,3,…と、該各
芯金3の上面部3Aから僅かに離間してゴム体2中に埋
設され該ゴム体2の長手方向に伸長した編込み鋼線等か
らなる補強帯4,4とから大略構成されている。そし
て、該走行用履帯1は、例えば無端ベルト状となった長
手方向の一部をエンジンカッター等によって切断するこ
とにより、1本の帯状に伸展した状態で廃棄処理される
ようになっている。
【0024】ここで、走行用履帯1のゴム体2にはその
接地面となる表面側に、例えばほぼ四角形状をなして突
出するラグ2A,2A,…が一体形成され、該各ラグ2
Aはゴム体2の幅方向に離間して交互に配設される構成
となっている。そして、各ラグ2Aは一定の厚みを有
し、地面に接触したときに油圧ショベル等の車両に強い
グリップ力(走行用の駆動力)を伝えるようになってい
る。
【0025】また、ゴム体2の幅方向中央部には各芯金
3の間に位置して泥抜き用の角穴5,5,…が穿設さ
れ、該各角穴5は路上走行時に泥土等がゴム体2の裏面
2B側に入り込んだとしても、これらの泥土を表面側の
各ラグ2A間等に排出させるものである。
【0026】一方、走行用履帯1の各芯金3には、図2
および図3に示す如く左,右一対の突起部3B,3Bが
一体形成され、該各突起部3Bはゴム体2の裏面2B側
から突出している。そして、該各突起部3Bは油圧ショ
ベルの下部走行体等に設ける走行用減速機のスプロケッ
ト(図示せず)等に係合し、このスプロケットから走行
用履帯1が外れるのを防止する構成となっている。
【0027】次に、図5ないし図13は本実施例による
走行用履帯の切断装置を示している。
【0028】図において、11は廃棄処理すべき走行用
履帯1を後述する切断機構部28に向けて搬送する搬送
機構部を示し、該搬送機構部11は、フロア上に水平方
向に延びるように配設されたフレーム12と、該フレー
ム12の幅方向両側に複数のブラケット13,13,…
を介して固定され、フレーム12の長手方向に伸長し幅
方向で対向する一対の支持板14,14と、該各支持板
14の間に位置してフレーム12上に設けられた搬送シ
リンダ15と、該搬送シリンダ15のロッド15A先端
に配設された後述のフック17とから構成されている。
【0029】ここで、搬送シリンダ15は、例えば油圧
源(図示せず)からの圧油の給排によりロッド15Aを
伸縮させる油圧シリンダによって構成され、フレーム1
2の幅方向に架設された複数の梁16,16の上面側に
固定されている。
【0030】17は搬送シリンダ15のロッド15A先
端に配設されたフックで、該フック17は図5および図
6に示すようにほぼL字形状を有し、その上面側にはラ
チェット機構(図示せず)を介して係合爪17Aが揺動
可能に突設されている。ここで、係合爪17Aは常時は
図6に示す直立状態を保ち、その上端側を各支持板14
の上面よりも上方に突出させているが、後方から押圧さ
れたときのみラチェット機構によって前側に揺動できる
ようになっている。また、フック17の一側面には案内
ローラ18が回転可能に取付けられ、該案内ローラ18
は、フレーム12の下流側に配設された矩形の梁板19
上にブラケット等を介して設けられた断面コ字状の案内
レール20内を転動するようになっている。従って、搬
送シリンダ15のロッド15Aが伸縮すると、フック1
7は案内レール20内を転動する案内ローラ18に案内
されつつ、フレーム12と平行に進退動する。
【0031】そして、走行用履帯1を各支持板14上に
載置した状態(図7参照)で搬送シリンダ15のロッド
15Aを伸長させると、係合爪17Aの先端側が走行用
履帯1の芯金3に係合してこれを押圧し、走行用履帯1
が切断機構部28に向けて一定のピッチ(搬送シリンダ
15のストローク)毎に間欠的に搬送される。また、ロ
ッド15Aが縮小するときには、係合爪17Aは芯金3
に当接することにより後方から押圧されて前向きに揺動
し、該芯金3との係合が解除される構成となっている。
【0032】21A,21Bは搬送機構部11よりも下
流側に位置してフレーム12上の幅方向両側に配設され
た支持手段としての一対の支持台を示し、該各支持台2
1A,21Bは図6ないし図8に示すように、それぞれ
前記梁板19上に後述のスライド板25A,25Bを介
して取付けられ、搬送機構部11によって支持板14上
を搬送されてくる走行用履帯1を下面側から支持するも
のである。
【0033】ここで、各支持台21A,21Bは、それ
ぞれの長手方向中間部に後述する各カッター刃34A,
34Bを逃がすための逃げ溝22が形成され、各支持台
21A,21Bの上面部は、該逃げ溝22より下流側が
前方に向けて緩やかに下降する傾斜面23となり、逃げ
溝22より上流側が前記各支持板14の上面と同一平面
となる平坦面24となっている。
【0034】25A,25Bは各支持台21A,21B
が上面側に固着された第1の位置調整手段としてのスラ
イド板を示し、該各スライド板25A,25Bは図8に
示すように、それぞれ4個のボルト26,26,…を介
して梁板19の左,右両側に取付けられるが、該各ボル
ト26が挿通される穴がフレーム12の長手方向に沿う
長穴27,27,…となっている。従って、梁板19に
対する各スライド板25A,25Bの取付位置を各長穴
27の範囲内で変化させることにより、各支持台21
A,21Bの取付位置をフレーム12上を搬送される走
行用履帯1の長手方向に関して個別に調整でき、例えば
各支持台21A,21B間に後述する変位量Sを設定で
きる構成となっている。
【0035】28は搬送機構部11よりも下流側に位置
してフレーム12上に配設された切断手段としての切断
機構部を示し、該切断機構部28は図5ないし図7に示
すように、フレーム12を幅方向で挟むようにフロア上
に立設された後述の支持フレーム29と、該支持フレー
ム29上に配設された一対の油圧シリンダ30,30
と、該各油圧シリンダ30のロッド30A先端に取付け
られた第1のカッター刃34A,第2のカッター刃34
Bと、該各カッター刃34A,34B間を連結する各連
結板41とから大略構成されている。
【0036】ここで、支持フレーム29は、前記フレー
ム12を幅方向で挟むようにフロア上に立設された一対
の支柱29A,29Aと、該各支柱29Aの上端側を幅
方向で連結する角筒状の上側補強梁29B,29Bと、
各支柱29Aの途中部位を幅方向で連結する角筒状の下
側補強梁29C,29Cとから堅固な枠構造をもって形
成されている。
【0037】30,30は各支持台21A,21Bの上
方に位置して支持フレーム29に取付けられた一対の油
圧シリンダで、該各油圧シリンダ30は、各上側補強梁
29Bの下面側に、後述する一対の位置調整板31A,
31Bを介してロッド30Aが下向きに突出するように
取付けられている。
【0038】31A,31Bは第2の位置調整手段とし
ての一対の位置調整板を示し、該各位置調整板31A,
31Bは、前記各スライド板25A,25Bに対して切
断手段側の位置調整手段を構成するものである。ここ
で、各位置調整板31A,31Bは図9に示すように、
それぞれ4個のボルト32,32,…を介して各上側補
強梁29Bに取付けられるが、該各ボルト32が挿通さ
れる穴がフレーム12の長手方向に沿う長穴33,3
3,…となっている。従って、上側補強梁29Bに対す
る各位置調整板31A,31Bの取付位置を各長穴33
の範囲内で変化させることにより、該各位置調整板31
A,31Bに固着された各油圧シリンダ30の取付位置
をフレーム12上を搬送される走行用履帯1の長手方向
に関して個別に調整できる構成となっている。
【0039】34A,34Bは各油圧シリンダ30のロ
ッド30A先端に取付けられた第1,第2のカッター刃
を示し、該第1,第2のカッター刃34A,34Bは、
各油圧シリンダ30のロッド30Aに固定されたホルダ
35,35に、それぞれ4個のボルト36,36,…を
介して着脱可能に取付けられている。ここで、各カッタ
ー刃34A,34Bは強靭な刃物材料等から矩形の平板
状に形成され、その先端(下端)側はエッジ形状となっ
ている。また、各カッター刃34A,34Bは、その幅
寸法が走行用履帯1(ゴム体2)の幅寸法の約1/2に
設定され、例えば走行用履帯1(ゴム体2)の中央部に
形成された角穴5よりも小さな隙間をあけて走行用履帯
1の幅方向に連なるように配設されている。
【0040】ここで、第1のカッター刃34Aの切断位
置と第2のカッター刃34Bの切断位置とは、上述した
各位置調整板31A,31Bの支持フレーム29(上側
補強梁29B)に対する取付位置を調整することによ
り、走行用履帯1の長さ方向に関して個別に調整するこ
とができるから、例えば図10に示すように、第1のカ
ッター刃34Aと第2のカッター刃34Bとの間に、走
行用履帯1に埋設された芯金3との干渉を避けるための
任意の変位量Sを設定することができる。従って、走行
用履帯1に埋設された芯金3との干渉を避けつつ、第1
のカッター刃34Aが角穴5の一側でゴム体2を切断
し、第2のカッター刃34Bが角穴5の他側でゴム体2
を切断できる構成となっている。
【0041】37,37は各カッター刃34A,34B
による切断時に走行用履帯1を各支持台21A,21B
上に押付ける押え機構を示し、該各押え機構37は、各
カッター刃34A,34Bの両側面にそれぞれ固着さ
れ、先端側が水平方向に突出して自由端となった一対の
支承板38,38と、上端側が該各支承板37の先端側
に摺動変位可能に取付けられ、下端側が走行用履帯1の
表面側に押付けられる一対の押えパッド39,39と、
該各押えパッド39を走行用履帯1側に向けて付勢する
ばね40,40とから構成されている。
【0042】ここで、各ばね40は各支承板38の先端
側と各押えパッド39との間にプリセット状態で配設さ
れ、各押えパッド39を常時下向きに付勢している。そ
して、各カッター刃34A,34Bによる走行用履帯1
の切断時には、走行用履帯1(ゴム体2)の表面側に各
カッター刃34A,34Bの刃先が接触するに先立っ
て、各押えパッド39が走行用履帯1の表面側に押付け
られると共に、切断途中にあっても各押えパッド39と
各支持台21A,21Bとの間で走行用履帯1が強く挟
持されるようになっている。
【0043】41,41は第1,第2のカッター刃34
A,34B間を連結する連結部材としての連結板を示
し、該各連結板41は図11に示すように、一対の平板
部41A,41Aと、該各平板部41A,41A間に位
置しL字状に屈曲して形成された段差部41Bとから細
長板状の鋼板材等によって構成され、各平板部41Aに
は長穴41C,41Cが形成されている。
【0044】そして、各連結板41は、第1,第2のカ
ッター刃34A,34Bを各ボルト36を介してホルダ
35に固定するときに、長穴41C内に挿通された各ボ
ルト36を介してホルダ35と共締めされ、各平板部4
1Aがホルダ35の側面に当接して固定されることによ
り、ホルダ35を介して各カッター刃34A,34B間
を連結するものである。
【0045】ここで、各連結板41に形成された段差部
41Bの寸法は、上述した第1,第2のカッター刃34
A,34Bをフレーム12の長手方向において個別に位
置調整したとき、該各カッター刃34A,34B間に生
じる変位量Sと等しく設定する必要があるが、具体的に
は、段差部41Bの寸法が異なる複数種の連結板41が
予め用意され、切断位置の調整が行われた各カッター刃
34A,34B間に生じる変位量Sに応じて、該複数種
の連結板41のうち段差部41Bの寸法が変位量Sに対
応する連結板41によって各カッター刃34A,34B
間を連結するようになっている。
【0046】かくして、各連結板41を介して第1,第
2のカッター刃34A,34Bを連結することにより、
各カッター刃34A,34Bが各油圧シリンダ30のロ
ッド30Aを中心として回動するのを確実に防止でき、
該各カッター刃34A,34Bを走行用履帯1の長手方
向に対してほぼ直交する姿勢に保持することができる。
【0047】なお、各連結板41は各カッター刃34
A,34Bを支持するホルダ35にボルト36を介して
取付けられるが、各連結板41におけるボルト36の挿
通穴が長穴41Cとなっているから、例えば走行用履帯
1の切断時に各油圧シリンダ30のロッド30A間で伸
長速度に僅かな誤差がある場合でも、各連結板41が長
穴41Cの範囲内で揺動することにより、当該誤差を吸
収することができる。
【0048】次に、図12は各油圧シリンダ30を駆動
する油圧回路を示している。
【0049】図において、42はタンク43と共に油圧
源を構成する油圧ポンプで、該油圧ポンプ42はその吐
出側が油圧管路44A、伸長側油圧管路45、管路45
A,45B等を介して各油圧シリンダ30の伸長側油室
Aに接続されると共に、油圧管路44A、縮小側油圧管
路46、管路46A,46B等を介して各油圧シリンダ
30の縮小側油室Bに接続されている。
【0050】47は油圧管路44A,44Bと伸長側油
圧管路45,縮小側油圧管路46との間に配設された4
ポート3位置の電磁式方向切換弁を示し、該方向切換弁
47は、例えばコントローラ(図示せず)からの制御信
号によって中立位置(イ)から切換位置(ロ),(ハ)
に切換えられる。そして、方向切換弁47は、切換位置
(ロ)で油圧ポンプ42からの圧油を伸長側油圧管路4
5、各管路45A,45Bを介して各油圧シリンダ30
の伸長側油室A内に供給し、縮小側油室B内の油液を各
管路46A,46B、縮小側油圧管路46を介してタン
ク43に排出することにより、各油圧シリンダ30のロ
ッド30Aを伸長させる。
【0051】また、方向切換弁47を切換位置(ハ)に
切換えたときには、油圧ポンプ42からの圧油を縮小側
油圧管路46、各管路46A,46Bを介して各油圧シ
リンダ30の縮小側油室B内に供給し、伸長側油室A内
の油液を各管路45A,45B、伸長側油圧管路45を
介してタンク43に排出することにより、各油圧シリン
ダ30のロッド30Aを縮小させる。
【0052】48は伸長側油圧管路45と各管路45
A,45Bとの間に配設された分流弁で、該分流弁48
は、油圧ポンプ42から吐出した圧油を各管路45A,
45Bを介して各油圧シリンダ30の伸長側油室A内に
均等に供給することにより、各油圧シリンダ30のロッ
ド30Aを同期して伸長させる役目を果たしている。
【0053】本実施例による走行用履帯の切断装置は上
述の如き構成を有するもので、該切断装置を用いて行う
走行用履帯の切断作業について以下に述べる。
【0054】まず、廃棄処理すべき無端状の走行用履帯
1をゴム体2の部分で幅方向に切断して1本の帯状に伸
展させる。
【0055】次に、走行用履帯1に埋設された芯金3と
の干渉を避けるべく、位置調整板31A,31Bの支持
フレーム29に対する取付位置を調整し、例えば図10
に示すように第1,第2のカッター刃34A,34B間
の変位量Sを設定する。そして、当該変位量Sと等しい
寸法の段差部41Bを有する連結板41によって第1,
第2のカッター刃34A,34B間を連結することによ
り、図9に示すように各カッター刃34A,34Bが変
位量Sを保持するように位置決めし、かつ、走行用履帯
1に対して回動するのを防止する。
【0056】一方、各スライド板25A,25Bの梁板
19に対する取付位置を調整し、図8に示すように各支
持台21A,21B間に変位量Sを設定することによ
り、該各支持台21A,21Bの逃げ溝22を第1,第
2のカッター刃34A,34Bの真下に位置決めする。
【0057】この状態で、図13に示すように、ゴム体
2のラグ2Aが上面側となるようにして伸展した走行用
履帯1を搬送機構部11の各支持板14上に載置し、芯
金3に設けられた各突起部3Bの間に、搬送シリンダ1
5のロッド15A先端に設けたフック17の係合爪17
Aを係合させる。
【0058】次に、搬送シリンダ15を作動させてロッ
ド15Aを伸長させ、フック17の係合爪17Aによっ
て走行用履帯1の芯金3を押圧することにより、走行用
履帯1を搬送シリンダ15のストローク分だけ切断機構
部28側に搬送する。これにより、走行用履帯1のうち
の芯金3が埋設されていないゴム体2が、各支持台21
A,21Bの逃げ溝22と各カッター刃34A,34B
との間に位置決めされる。
【0059】次に、油圧ポンプ42を作動させると共に
方向切換弁47を切換位置(ロ)に切換え、油圧ポンプ
42から吐出した圧油を伸長側油圧管路45および管路
45A,45B等を介して各油圧シリンダ30の伸長側
油室A内に供給する。このとき、分流弁48によって各
油圧シリンダ30の伸長側油室A内に圧油が均等に供給
され、各油圧シリンダ30のロッド30Aが同期して下
方に向けて伸長する。これにより、第1,第2のカッタ
ー刃34A,34Bが同期して各支持台21A,21B
上に位置決めされた走行用履帯1に向けて下降し、各支
持台21A,21B上で走行用履帯1を小さな履帯片に
切断する。
【0060】ここで、各油圧シリンダ30のロッド30
Aを伸長させたときには、各カッター刃34A,34B
と共に押え機構37が下降し、該押え機構37の各押え
パッド39を走行用履帯1に強く押付けつつ、各カッタ
ー刃34A,34Bで走行用履帯1を切断できるから、
該走行用履帯1のゴム体2が各カッター刃34A,34
Bの刃先等に絡み付くように摩擦接触するのを防止で
き、走行用履帯1を小さな切断力で確実に切断すること
ができる。
【0061】しかも、各カッター刃34A,34B間を
各連結板41によって連結することにより、該各カッタ
ー刃34A,34Bが切断時に走行用履帯1のゴム体2
に設けられたラグ2A等に当接しても、油圧シリンダ3
0のロッド30Aを中心として回動してしまうのを確実
に防止できる。従って、各カッター刃34A,34Bは
走行用履帯1の長手方向に対してほぼ直交する姿勢を保
ち、図10に示すように第1のカッター刃34Aが角穴
5の一側でゴム体2を切断し、第2のカッター刃34B
が角穴5の他側でゴム体2を切断するから、該各カッタ
ー刃34A,34Bが芯金3と干渉して破損してしまう
のを確実に防止できる。
【0062】かくして、走行用履帯1を切断した後に
は、方向切換弁47を切換位置(ハ)に切換え、油圧ポ
ンプ42からの圧油を縮小側油圧管路46、各管路46
A,46Bを介して各油圧シリンダ30の縮小側油室B
内に供給し、伸長側油室A内の油液を各管路45A,4
5B、伸長側油圧管路45を介してタンク43に排出し
て各油圧シリンダ30のロッド30Aを縮小させること
により、走行用履帯1から1つの履帯片を切断する作業
が終了する。
【0063】そして、再び搬送シリンダ15を作動させ
てロッド15Aを伸長させ、走行用履帯1を搬送シリン
ダ15のストローク分だけ切断機構部28側に搬送する
ことにより、走行用履帯1の切断すべき部位を各支持台
21A,21Bの逃げ溝22と各カッター刃34A,3
4Bとの間に位置決めした後、方向切換弁47を切換位
置(ロ)に切換えることにより、上述したと同様に、走
行用履帯1から小さな履帯片を切断する一連の切断作業
が繰返される。
【0064】上述した如く、本実施例によれば、各支持
台21A,21Bを各スライド板25A,25Bによっ
て走行用履帯1の長手方向に関して個別に移動可能と
し、かつ、第1,第2のカッター刃34A,34Bを各
位置調整板31A,31Bによって走行用履帯1の長手
方向に関して個別に移動可能としたから、走行用履帯1
の切断位置をその長手方向において適宜に調整すること
ができる。従って、例えば図10に示すように、走行用
履帯1に埋設された芯金3の一部が走行用履帯1の長手
方向に突出するような形状を有する場合でも、各カッタ
ー刃34A,34Bによる走行用履帯1の切断時に、該
各カッター刃34A,34Bが芯金3に接触したり、干
渉したりするのを確実に防止でき、走行用履帯1の切断
作業を効率良く行うことができる。
【0065】また、第1,第2のカッター刃34A,3
4B間を各連結板41によって連結することにより、該
各カッター刃34A,34Bが油圧シリンダ30のロッ
ド30Aを中心として回動するのを阻止する構成とした
から、各カッター刃34A,34Bは走行用履帯1の長
手方向に対してほぼ直交する姿勢を保持したまま、第1
のカッター刃34Aが角穴5の一側でゴム体2を切断
し、第2のカッター刃34Bが角穴5の他側でゴム体2
を切断することができる。従って、該各カッター刃34
A,34Bがラグ2A等に当接して回動することにより
芯金3と干渉して破損してしまうのを確実に防止でき、
各カッター刃34A,34B等の耐久性や寿命を大幅に
向上することができる。
【0066】しかも、第1,第2のカッター刃34A,
34B間を連結板41によって連結するだけの構成で、
該各カッター刃34A,34Bの回動を阻止できるか
ら、例えばロッドの回転防止機構を備えた油圧シリンダ
等を用いる場合に比較して、切断装置全体の製造コスト
を低く抑えることができる。
【0067】なお、前記実施例では、各油圧シリンダ3
0のロッド30Aに固定された各ホルダ35間を連結板
41によって連結することにより、該各ホルダ35およ
び連結板41を介して第1,第2のカッター刃34A,
34B間を連結した場合を例に挙げたが、本発明はこれ
に限るものではなく、例えば各カッター刃34A,34
B間を連結部材によって直接連結してもよく、さらに各
油圧シリンダ30のロッド30A間を連結部材によって
連結することにより、実質的に各カッター刃34A,3
4B間を連結する構成としてもよい。
【0068】また、前記実施例では、走行用履帯1に埋
設された芯金3を避けるため、第1,第2のカッター刃
34A,34Bを走行用履帯1の長手方向において所定
の変位量Sをもって配設した場合を例に挙げたが、本発
明はこれに限るものではなく、例えば各カッター刃34
A,34Bが走行用履帯1の長手方向において直線状に
並ぶ状態(変位量S=0)に配設してもよく、この場合
には、段差部41Bをもたない平板状の連結板41を用
いて各カッター刃34A,34Bを連結すればよい。
【0069】さらに、前記実施例では、走行用履帯1の
ゴム体2に各芯金3間に位置して泥抜き用の複数の角穴
5を穿設するものとして述べたが、本発明はこれに限る
ものではなく、例えば図14に示す変形例のように、ゴ
ム体2に各角穴5上に位置して「X」字状の切欠きを有
する弁膜51が設けられた走行用履帯1に対しても適用
できることは勿論である。
【0070】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、複数のシリンダのロッド先端にそれぞれ設けられ
たカッター刃間を連結部材によって連結することによ
り、該各カッター刃を切断すべき走行用履帯に対して確
実に廻止めすることができる。これにより、各カッター
刃が該走行用履帯の長手方向に対してほぼ直交した姿勢
を保ちつつ、支持手段との間で該走行用履帯のゴム体を
切断することができるから、各カッター刃が走行用履帯
に埋設された芯金に干渉して破損するのを確実に防止で
きる。この結果、走行用履帯の切断作業を効率良く行う
ことができ、かつ、各カッター刃の耐久性や寿命を大幅
に向上することができる。
【0071】しかも、各カッター刃間を連結部材によっ
て連結するだけの構成で、該各カッター刃の回動を阻止
できるから、例えばロッドの回転防止機構を備えた油圧
シリンダ等を用いる場合に比較して、切断装置全体の製
造コストを低く抑えることができる。
【0072】また、請求項2の発明によれば、第1の位
置調整手段によって一対の支持手段を走行用履帯の長手
方向に関して個別に位置調整することができ、かつ、第
2の位置調整手段によって一対の切断手段を走行用履帯
の長手方向に関して個別に位置調整することができる構
成としたから、走行用履帯の切断位置をその長手方向に
おいて適宜に調整することができる。従って、例えば走
行用履帯に埋設された芯金が該走行用履帯の長手方向に
突出するような形状を有する場合でも、各切断手段が芯
金を避けた位置で確実に走行用履帯のゴム体を切断する
ことができる。
【0073】さらに、請求項3の発明によれば、一対の
支持手段を走行用履帯の長手方向でそれぞれ位置調整で
きると共に、一対のカッター刃も該各支持手段に対応さ
せてそれぞれ走行用履帯の長手方向で位置調整すること
ができる構成としたから、各シリンダのロッドを伸長さ
せることにより、走行用履帯の各芯金間でゴム体の部分
を切断でき、各カッター刃等が芯金に接触したり、干渉
したりするのを確実に防止できる。
【0074】さらにまた、請求項4の発明によれば、一
般的に走行用履帯に設けられている泥抜き穴を利用し
て、一対のカッター刃のうち一方のカッター刃によって
泥抜き穴の一側でゴム体を切断し、他方のカッター刃に
よって泥抜き穴の他側でゴム体を切断する構成としたか
ら、ゴム体内に埋設された芯金の形状にかかわらず泥抜
き穴を介して容易に走行用履帯を切断することができ
る。しかも、一対のカッター刃は走行用履帯の長さ方向
に関して個別に切断位置を調整できるから、芯金と各カ
ッター刃とが干渉したりするのを確実に防止できる。
【0075】そして、請求項5の発明によれば、各シリ
ンダのロッド先端側に、カッター刃の近傍に位置して各
支持手段上に走行用履帯を押付ける押え手段を設ける構
成としたから、押え手段によって走行用履帯を各支持手
段上に位置決め状態に押付けた状態で各カッター刃が走
行用履帯を切断することにより、確実に走行用履帯のゴ
ム体を切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】廃棄処理の対象物としての走行用履帯を表面側
からみた部分平面図である。
【図2】図1に示す走行用履帯の裏面図である。
【図3】図1中の矢示 III−III 方向からみた断面図で
ある。
【図4】図1中の矢示IV−IV方向からみた断面図であ
る。
【図5】本発明の実施例による走行用履帯の切断装置を
示す全体図である。
【図6】図5中の切断機構部を示す側面図である。
【図7】切断機構部を示す正面図である。
【図8】図6中の矢示VIII−VIII方向からみた断面図で
ある。
【図9】図6中の矢示IX−IX方向からみた断面図であ
る。
【図10】第1,第2のカッター刃の切断位置を走行用
履帯と共に示す説明図である。
【図11】図9中の連結板を示す斜視図である。
【図12】油圧シリンダを駆動するための油圧回路図で
ある。
【図13】カッター刃が走行用履帯を切断する状態を示
す側面図である。
【図14】廃棄処理される走行用履帯の変形例を示す図
1と同様位置の部分平面図である。
【符号の説明】
1 走行用履帯 2 ゴム体 3 芯金 5 角穴(泥抜き穴) 21A,21B 支持台(支持手段) 25A,25B スライド板(第1の位置調整手段) 28 切断機構部(切断手段) 30 油圧シリンダ(シリンダ) 30A ロッド 31A,31B 位置調整板(第2の位置調整手段) 34A 第1のカッター刃 34B 第2のカッター刃 37 押え機構(押え手段) 41 連結板(連結部材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯形状をなすゴム体中に複数個の芯金を
    それぞれ間隔をもって埋設してなる走行用履帯と、該走
    行用履帯を下側から支持する支持手段と、該支持手段と
    の間で前記走行用履帯のゴム体を幅方向に切断する切断
    手段とを備え、該切断手段は、前記支持手段上の走行用
    履帯に向けてロッドを伸縮させる複数のシリンダと、該
    各シリンダのロッド先端に設けられた複数のカッター刃
    と、該各カッター刃を前記走行用履帯に対して廻止めす
    るため、該各カッター刃間を連結する連結部材とから構
    成してなる走行用履帯の切断装置。
  2. 【請求項2】 帯形状をなすゴム体中に複数個の芯金を
    それぞれ間隔をもって埋設してなる走行用履帯と、該走
    行用履帯の幅方向に離間して設けられ、該走行用履帯を
    下側から支持する一対の支持手段と、該各支持手段を前
    記走行用履帯の長手方向に関して個別に位置調整する第
    1の位置調整手段と、前記走行用履帯の幅方向に離間し
    て設けられ、該各支持手段との間で前記走行用履帯のゴ
    ム体を幅方向に切断する一対の切断手段と、該各切断手
    段を前記走行用履帯の長手方向に関して個別に位置調整
    する第2の位置調整手段とから構成してなる走行用履帯
    の切断装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の切断手段は、前記走行用履帯
    に向けてロッドを伸縮させる一対のシリンダと、該各シ
    リンダのロッド先端に設けられた一対のカッター刃と、
    該各カッター刃を前記走行用履帯に対して廻止めするた
    め、該各カッター刃間を連結する連結部材とから構成し
    てなる請求項2に記載の走行用履帯の切断装置。
  4. 【請求項4】 前記走行用履帯のゴム体は前記各芯金の
    間に位置して幅方向中間部に泥抜き穴を有し、前記各カ
    ッター刃のうち一方のカッター刃は前記ゴム体の幅方向
    に関して前記泥抜き穴の一側でゴム体を切断し、他方の
    カッター刃は前記泥抜き穴の他側でゴム体を切断する構
    成としてなる請求項1または3に記載の走行用履帯の切
    断装置。
  5. 【請求項5】 前記各シリンダのロッド先端側には、前
    記カッター刃の近傍に位置して前記各支持手段上に走行
    用履帯を押付ける押え手段を設けてなる請求項1,3ま
    たは4に記載の走行用履帯の切断装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106042024A (zh) * 2016-07-15 2016-10-26 珠海格力电器股份有限公司 塑料瓶瓶口切除设备
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