JPH10107760A - ヌルシンボル検出回路 - Google Patents
ヌルシンボル検出回路Info
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- JPH10107760A JPH10107760A JP8260862A JP26086296A JPH10107760A JP H10107760 A JPH10107760 A JP H10107760A JP 8260862 A JP8260862 A JP 8260862A JP 26086296 A JP26086296 A JP 26086296A JP H10107760 A JPH10107760 A JP H10107760A
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- JP
- Japan
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- signal
- circuit
- level
- intermediate frequency
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/26—Systems using multi-frequency codes
- H04L27/2601—Multicarrier modulation systems
- H04L27/2647—Arrangements specific to the receiver only
- H04L27/2655—Synchronisation arrangements
- H04L27/2656—Frame synchronisation, e.g. packet synchronisation, time division duplex [TDD] switching point detection or subframe synchronisation
-
- H—ELECTRICITY
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- H04L27/2647—Arrangements specific to the receiver only
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】OFDM方式受信機に於けるヌルシンボルの検
出性能の改善を図る。 【解決手段】OFDM(Orthogonal Fre
quency Division Multiple
x)方式受信機に於いて、中間周波増幅回路の中間周波
信号を複数の帯域に分割して各帯域に於ける帯域信号レ
ベルを検出するレベル検出手段と、前記レベル検出手段
により検出された各帯域に於ける信号レベルを基にヌル
シンボルを検出するヌルシンボル検出手段とを有するこ
とを特徴とするヌルシンボル検出回路。
出性能の改善を図る。 【解決手段】OFDM(Orthogonal Fre
quency Division Multiple
x)方式受信機に於いて、中間周波増幅回路の中間周波
信号を複数の帯域に分割して各帯域に於ける帯域信号レ
ベルを検出するレベル検出手段と、前記レベル検出手段
により検出された各帯域に於ける信号レベルを基にヌル
シンボルを検出するヌルシンボル検出手段とを有するこ
とを特徴とするヌルシンボル検出回路。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DAB(Digi
tal Audio Broadcasting)受信
機等に用いられるOFDM方式の受信機に於ける同期の
ために用いられるヌルシンボル検出回路に関する。
tal Audio Broadcasting)受信
機等に用いられるOFDM方式の受信機に於ける同期の
ために用いられるヌルシンボル検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車で移動しながらオーディオ放送や
テレビ放送を受信する場合、伝送路特性は受信機にとっ
て非常に過酷となる。高層ビル等からの反射波によるマ
ルチパス干渉や、エンジンの点火プラグ等から発生する
インパルス性雑音が、放送波を妨害する。しかもその特
性が刻々と変化して干渉妨害や雑音が、受信品質を著し
く劣化させる。このような伝送路特性の悪化に強い方式
としてOFDM方式がある。このような利点があるため
デジタル オーディオ放送(DAB)では、OFDM方
式を用いている。
テレビ放送を受信する場合、伝送路特性は受信機にとっ
て非常に過酷となる。高層ビル等からの反射波によるマ
ルチパス干渉や、エンジンの点火プラグ等から発生する
インパルス性雑音が、放送波を妨害する。しかもその特
性が刻々と変化して干渉妨害や雑音が、受信品質を著し
く劣化させる。このような伝送路特性の悪化に強い方式
としてOFDM方式がある。このような利点があるため
デジタル オーディオ放送(DAB)では、OFDM方
式を用いている。
【0003】OFDM方式の受信機においては、デジタ
ル信号の復元のためフレーム同期をとる必要がある。こ
のためにOFDM方式では振幅値を0とすることにより
ヌルシンボルとしての同期信号を与えているが、マルチ
パス干渉や、テレビ又はラジオ放送の送信所近くで、弱
いOFDM局を受信する場合等では隣接妨害、又放送波
以外の無線機の高調波及び電波雑音等によりOFDM方
式の受信機に於けるフレーム同期を行うためのヌルシン
ボルを検出することが困難となる。
ル信号の復元のためフレーム同期をとる必要がある。こ
のためにOFDM方式では振幅値を0とすることにより
ヌルシンボルとしての同期信号を与えているが、マルチ
パス干渉や、テレビ又はラジオ放送の送信所近くで、弱
いOFDM局を受信する場合等では隣接妨害、又放送波
以外の無線機の高調波及び電波雑音等によりOFDM方
式の受信機に於けるフレーム同期を行うためのヌルシン
ボルを検出することが困難となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な問題を解決するもので、放送波の伝送路特性が悪化し
ても、同期のためのヌルシンボルを的確に区別して検出
できるヌルシンボル検出回路を提供する。
な問題を解決するもので、放送波の伝送路特性が悪化し
ても、同期のためのヌルシンボルを的確に区別して検出
できるヌルシンボル検出回路を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、OFDM(Orthogonal Fre
quency Division Multiple
x)方式受信機に於いて、中間周波増幅回路の中間周波
信号を複数の帯域に分割して各帯域に於ける帯域信号レ
ベルを検出するレベル検出手段と、前記レベル検出手段
により検出された各帯域に於ける信号レベルを基にヌル
シンボルを検出するヌルシンボル検出手段とを有するこ
とを特徴とする。
するために、OFDM(Orthogonal Fre
quency Division Multiple
x)方式受信機に於いて、中間周波増幅回路の中間周波
信号を複数の帯域に分割して各帯域に於ける帯域信号レ
ベルを検出するレベル検出手段と、前記レベル検出手段
により検出された各帯域に於ける信号レベルを基にヌル
シンボルを検出するヌルシンボル検出手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0006】又、前記ヌルシンボル検出手段は前記帯域
信号レベルの変化速度が所定速度以下の場合に、ヌルシ
ンボルを検出したと判断することを特徴とする。又、前
記ヌルシンボル検出手段は、前記帯域信号レベルの絶対
値が所定値以下の場合に、ヌルシンボルを検出したと判
断することを特徴とする。又、前記ヌルシンボル検出手
段は、前記帯域信号レベルの変化速度が所定速度以下で
あって、且つ前記帯域信号レベルの絶対値が所定値以下
の場合、ヌルシンボルを検出したと判断することを特徴
とする。
信号レベルの変化速度が所定速度以下の場合に、ヌルシ
ンボルを検出したと判断することを特徴とする。又、前
記ヌルシンボル検出手段は、前記帯域信号レベルの絶対
値が所定値以下の場合に、ヌルシンボルを検出したと判
断することを特徴とする。又、前記ヌルシンボル検出手
段は、前記帯域信号レベルの変化速度が所定速度以下で
あって、且つ前記帯域信号レベルの絶対値が所定値以下
の場合、ヌルシンボルを検出したと判断することを特徴
とする。
【0007】又、受信機の移動速度を検出する移動速度
検出手段を有し、前記所定速度は前記移動速度検出手段
により検出された移動速度に応じて変更することを特徴
とする。又、前記所定速度は、受信放送周波数に応じて
変更することを特徴とする。
検出手段を有し、前記所定速度は前記移動速度検出手段
により検出された移動速度に応じて変更することを特徴
とする。又、前記所定速度は、受信放送周波数に応じて
変更することを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例に付いて図を用いて説
明する。図1は本発明の一実施例に於ける構成を示した
図で、1は受信アンテナでDAB放送の周波数帯域の電
波を受信するのに適した特性のアンテナである。2は高
周波信号を増幅する高周波増幅回路で、受信アンテナ1
が受信するDAB放送局からの放送波、つまり高周波信
号の増幅を行う。3は周波数変換回路で高周波増幅回路
2の出力する信号に、局部発振器4からの局部発振信号
を混合し、受信信号を所定の周波数の信号に変換する。
そして、局部発振器4の発振周波数は選択された放送局
の放送波の周波数が中間周波数に変換されるような周波
数に制御される。5は周波数変換回路3で変換された信
号を濾波するバンドパスフィルタでセラミックフィルタ
等により構成され、その通過周波数帯域の中心は中間周
波数となっている。
明する。図1は本発明の一実施例に於ける構成を示した
図で、1は受信アンテナでDAB放送の周波数帯域の電
波を受信するのに適した特性のアンテナである。2は高
周波信号を増幅する高周波増幅回路で、受信アンテナ1
が受信するDAB放送局からの放送波、つまり高周波信
号の増幅を行う。3は周波数変換回路で高周波増幅回路
2の出力する信号に、局部発振器4からの局部発振信号
を混合し、受信信号を所定の周波数の信号に変換する。
そして、局部発振器4の発振周波数は選択された放送局
の放送波の周波数が中間周波数に変換されるような周波
数に制御される。5は周波数変換回路3で変換された信
号を濾波するバンドパスフィルタでセラミックフィルタ
等により構成され、その通過周波数帯域の中心は中間周
波数となっている。
【0009】6は中間周波バンドパスフィルタ5で濾波
された信号を増幅する中間周波増幅回路である。7はF
FT(Fast Fourier Transfor
m)回路で、多重伝送された多くの信号をフーリエ変換
して分離し、図示されていない後段の回路、例えば音声
への再生回路、デジタルデータへの複号回路等に出力す
る。そして、これらの出力信号は音声の再生、各種デー
タ処理(文字データの表示等)に用いられる。
された信号を増幅する中間周波増幅回路である。7はF
FT(Fast Fourier Transfor
m)回路で、多重伝送された多くの信号をフーリエ変換
して分離し、図示されていない後段の回路、例えば音声
への再生回路、デジタルデータへの複号回路等に出力す
る。そして、これらの出力信号は音声の再生、各種デー
タ処理(文字データの表示等)に用いられる。
【0010】8、11、14は中間周波増幅回路6から
出力される中間周波信号を更に複数の帯域の信号に分割
するためのバンドパスフィルタ(BPF)その帯域幅は
各々図2に示すように中間周波数の帯域を3帯域に分割
した帯域F1、F2、F3となっており、中間周波信号
におけるそれぞれの通過周波数帯域の信号を分離して出
力する。9、12、15BPF8、BPF11、BPF
14の出力信号を包絡線検波する検波回路で、各信号の
検波信号(a、b、c)、つまり各帯域(F1、F2、
F3)の信号レベルを示す信号を出力する。10、1
3、16はレベル判定回路で検波回路9、12、15の
出力信号a、b、c、つまり各帯域(F1、F2、F
3)の信号レベルを所定の値と比較して、その結果を出
力する。17はレベル判定回路10、13、16の比較
結果出力を入力し、その比較結果出力に応じてヌルシン
ボルを検出する判定回路で、論理回路等により構成され
る。そして、本実施例では判定回路はOR回路で構成さ
れ、BPF8、11、14の少なくとも一つの出力信号
のレベルが所定のレベル(0と判断できるレベル)以下
の時にヌルシンボル検出信号を出力する。
出力される中間周波信号を更に複数の帯域の信号に分割
するためのバンドパスフィルタ(BPF)その帯域幅は
各々図2に示すように中間周波数の帯域を3帯域に分割
した帯域F1、F2、F3となっており、中間周波信号
におけるそれぞれの通過周波数帯域の信号を分離して出
力する。9、12、15BPF8、BPF11、BPF
14の出力信号を包絡線検波する検波回路で、各信号の
検波信号(a、b、c)、つまり各帯域(F1、F2、
F3)の信号レベルを示す信号を出力する。10、1
3、16はレベル判定回路で検波回路9、12、15の
出力信号a、b、c、つまり各帯域(F1、F2、F
3)の信号レベルを所定の値と比較して、その結果を出
力する。17はレベル判定回路10、13、16の比較
結果出力を入力し、その比較結果出力に応じてヌルシン
ボルを検出する判定回路で、論理回路等により構成され
る。そして、本実施例では判定回路はOR回路で構成さ
れ、BPF8、11、14の少なくとも一つの出力信号
のレベルが所定のレベル(0と判断できるレベル)以下
の時にヌルシンボル検出信号を出力する。
【0011】次に動作の説明を行う。OFDM方式で送
信された放送波は、アンテナ1から高周波増幅回路2に
入力され、増幅される。そして高周波増幅回路2で増幅
された高周波信号は周波数変換回路3で周波数変換され
る。この時、周波数変換回路3に与えられる局部発振器
4の局発信号の周波数は、DAB受信機の操作者の希望
する放送局の信号が中間周波数に変換されるように制御
されている。周波数変換回路3の変換出力は、中間周波
フィルタ5により濾波され、中間周波フィルタ5からは
中間周波数帯域の中間周波信号が出力され、そして中間
周波信号は中間周波数増幅回路6により増幅される。つ
まり、中間周波増幅回路6からは、DAB受信機の操作
者の希望する放送局の信号だけが中間周波数に変換され
るとともに増幅されて出力される。そして、この中間周
波増幅回路6から出力された中間周波数信号が、FFT
回路7で処理されて、多重化された信号が分離される。
その後、図示しない再生回路等で処理され、音声信号が
音声として再生されたり、データ信号が文字データとし
て表示されたりして、利用される。
信された放送波は、アンテナ1から高周波増幅回路2に
入力され、増幅される。そして高周波増幅回路2で増幅
された高周波信号は周波数変換回路3で周波数変換され
る。この時、周波数変換回路3に与えられる局部発振器
4の局発信号の周波数は、DAB受信機の操作者の希望
する放送局の信号が中間周波数に変換されるように制御
されている。周波数変換回路3の変換出力は、中間周波
フィルタ5により濾波され、中間周波フィルタ5からは
中間周波数帯域の中間周波信号が出力され、そして中間
周波信号は中間周波数増幅回路6により増幅される。つ
まり、中間周波増幅回路6からは、DAB受信機の操作
者の希望する放送局の信号だけが中間周波数に変換され
るとともに増幅されて出力される。そして、この中間周
波増幅回路6から出力された中間周波数信号が、FFT
回路7で処理されて、多重化された信号が分離される。
その後、図示しない再生回路等で処理され、音声信号が
音声として再生されたり、データ信号が文字データとし
て表示されたりして、利用される。
【0012】また、中間周波増幅回路6の中間周波信号
は、BPF8,11,14で、中間周波数帯域中の3帯
域F1,F2,F3の周波数信号に分離される。そし
て、この分離された信号が、それぞれ検波回路9,1
2,15で包絡線検波され、レベル判定回路10,1
3,16に出力される。これら検波出力は、レベル判定
回路10,13,16で所定レベル、具体的にはヌルシ
ンボルと判定できる0近傍の比較レベルと比較され、そ
の結果が判定回路17に出力される。そして判定回路で
は、レベル判定回路10,13,16の判定結果に基づ
き、ヌルシンボルの検出を判定する。具体的には、検波
回路9,12,15で包絡線検波出力のどれか1つで
も、比較レベル以下であるとレベル判定回路10,1
3,16が出力した場合には、ヌルシンボル検出と判定
し、ヌルシンボル検出信号を出力する。そして、このヌ
ルシンボル検出信号がFFT回路7等に供給され、復調
等のための同期信号として用いられる。
は、BPF8,11,14で、中間周波数帯域中の3帯
域F1,F2,F3の周波数信号に分離される。そし
て、この分離された信号が、それぞれ検波回路9,1
2,15で包絡線検波され、レベル判定回路10,1
3,16に出力される。これら検波出力は、レベル判定
回路10,13,16で所定レベル、具体的にはヌルシ
ンボルと判定できる0近傍の比較レベルと比較され、そ
の結果が判定回路17に出力される。そして判定回路で
は、レベル判定回路10,13,16の判定結果に基づ
き、ヌルシンボルの検出を判定する。具体的には、検波
回路9,12,15で包絡線検波出力のどれか1つで
も、比較レベル以下であるとレベル判定回路10,1
3,16が出力した場合には、ヌルシンボル検出と判定
し、ヌルシンボル検出信号を出力する。そして、このヌ
ルシンボル検出信号がFFT回路7等に供給され、復調
等のための同期信号として用いられる。
【0013】以上のように本実施例によれば、中間周波
信号をさらに帯域分離し、その分離された各々の信号の
レベルにより、ヌルシンボルを検出している。つまり、
OFDM方式では、中間周波数帯域に渡って多重信号が
存在するが、ヌルシンボルの部分では中間周波数帯域の
全信号が低レベル(0)となる。従って、ノイズの畳重
により、ヌルシンボル部分で中間周波数信号(中間周波
帯域全体)の信号レベルが高くなっても、その中間周波
帯域内のさらに分離した帯域ではノイズの影響を受けず
に信号レベルがヌルシンボル部分に対応するレベル
(0)となる部分が存在する。本実施例では、この特性
を利用し、ノイズの影響を受けない帯域部分の信号によ
りヌルシンボルを検出するようにしているので、ノイズ
等の影響をあまり受けずにヌルシンボルを安定して検出
することができる。
信号をさらに帯域分離し、その分離された各々の信号の
レベルにより、ヌルシンボルを検出している。つまり、
OFDM方式では、中間周波数帯域に渡って多重信号が
存在するが、ヌルシンボルの部分では中間周波数帯域の
全信号が低レベル(0)となる。従って、ノイズの畳重
により、ヌルシンボル部分で中間周波数信号(中間周波
帯域全体)の信号レベルが高くなっても、その中間周波
帯域内のさらに分離した帯域ではノイズの影響を受けず
に信号レベルがヌルシンボル部分に対応するレベル
(0)となる部分が存在する。本実施例では、この特性
を利用し、ノイズの影響を受けない帯域部分の信号によ
りヌルシンボルを検出するようにしているので、ノイズ
等の影響をあまり受けずにヌルシンボルを安定して検出
することができる。
【0014】次にレベル判別回路及び判定回路の回路構
成例について説明する。図3はレベル判別回路及び判定
回路の回路構成例を示した構成図であり、中間周波数帯
の信号を3帯域の信号に分割して処理する例について説
明する。a、b、cはそれぞれ図1に示した検波回路
9、12、15の出力信号を示している。CMP1,C
MP2,CMP3は、検波回路9,12,15の検波信
号a,b,cの基準電圧Vrと比較する比較回路で、オ
ペアンブ等により構成され、それぞれの入力には、検波
回路9,12,15および基準電源が接続されている。
そして、検波信号a,b,cの信号レベルが基準電圧V
rより低くなると高電圧レベルの信号(H信号)が出力
され、基準電圧Vrより高くなると低電圧レベルの信号
(L信号)が出力される。尚、基準電圧はヌルシンボル
と判定できる0近傍の電圧に設定される。21はOR回
路で、比較回路CMP1,CMP2,CMP3の出力が
1つでもH信号となるとH信号、つまりヌルシンボル検
出信号を出力する。
成例について説明する。図3はレベル判別回路及び判定
回路の回路構成例を示した構成図であり、中間周波数帯
の信号を3帯域の信号に分割して処理する例について説
明する。a、b、cはそれぞれ図1に示した検波回路
9、12、15の出力信号を示している。CMP1,C
MP2,CMP3は、検波回路9,12,15の検波信
号a,b,cの基準電圧Vrと比較する比較回路で、オ
ペアンブ等により構成され、それぞれの入力には、検波
回路9,12,15および基準電源が接続されている。
そして、検波信号a,b,cの信号レベルが基準電圧V
rより低くなると高電圧レベルの信号(H信号)が出力
され、基準電圧Vrより高くなると低電圧レベルの信号
(L信号)が出力される。尚、基準電圧はヌルシンボル
と判定できる0近傍の電圧に設定される。21はOR回
路で、比較回路CMP1,CMP2,CMP3の出力が
1つでもH信号となるとH信号、つまりヌルシンボル検
出信号を出力する。
【0015】回路動作を説明すると、検波回路9,1
2,15の検波信号a,b,cの内1つでも、基準電圧
Vrつまりヌニシンボルと判定できる電圧以下になる
と、その状態になった検波信号a,b,cが入力されて
いる比較回路CMP1,CMP2,CMP3の出力がH
信号となる。このため、OR回路21の出力がH信号と
なる。つまり、帯域分離された複数の信号のレベルが1
つでもヌルシンボルによるものと判断できるまで低下す
れば、ヌルシンボル検出信号が出力される。
2,15の検波信号a,b,cの内1つでも、基準電圧
Vrつまりヌニシンボルと判定できる電圧以下になる
と、その状態になった検波信号a,b,cが入力されて
いる比較回路CMP1,CMP2,CMP3の出力がH
信号となる。このため、OR回路21の出力がH信号と
なる。つまり、帯域分離された複数の信号のレベルが1
つでもヌルシンボルによるものと判断できるまで低下す
れば、ヌルシンボル検出信号が出力される。
【0016】次にレベル判別回路および判定回路の他の
例について説明する。図4はレベル判別回路および判定
回路の回路構成を示した構成図で、a,b,cは図。に
示した検波回路9,12,15の検波信号a,b,cを
示している。CMP11,CMP12,CMP13は、
検波回路9,12,15の検波信号a,b,cを基準電
圧Vrと比較する比較回路で、オペアンブ等により構成
され、それぞれの入力には、検波回路9,12,15お
よび基準電源が接続されている。そして、検波信号a,
b,cの信号レベルが基準電圧Vrより低くなるとH信
号が出力され、基準電圧Vrより高くなるとL信号が出
力される。尚、基準電圧Vrはヌルシンボルと判定でき
る0近傍の電圧に設定される。
例について説明する。図4はレベル判別回路および判定
回路の回路構成を示した構成図で、a,b,cは図。に
示した検波回路9,12,15の検波信号a,b,cを
示している。CMP11,CMP12,CMP13は、
検波回路9,12,15の検波信号a,b,cを基準電
圧Vrと比較する比較回路で、オペアンブ等により構成
され、それぞれの入力には、検波回路9,12,15お
よび基準電源が接続されている。そして、検波信号a,
b,cの信号レベルが基準電圧Vrより低くなるとH信
号が出力され、基準電圧Vrより高くなるとL信号が出
力される。尚、基準電圧Vrはヌルシンボルと判定でき
る0近傍の電圧に設定される。
【0017】41,42,43は検波信号a,b,cが
入力された微分回路で、検波信号a,b,cのレベル変
化速度を検出する。CMP14,CMP15,CMP1
6は、微分回路41,42,43から出力される微分信
号を基準電圧Vsと比較する比較回路で、オペアンブ等
により構成され、それぞれの入力には、微分回路41,
42,43および基準電源が接続されている。基準電圧
Vsは、検波信号a,b,cの変化速度がそれ以下の時
にヌルシンボルと判定できる速度に対応する電圧に設定
される。
入力された微分回路で、検波信号a,b,cのレベル変
化速度を検出する。CMP14,CMP15,CMP1
6は、微分回路41,42,43から出力される微分信
号を基準電圧Vsと比較する比較回路で、オペアンブ等
により構成され、それぞれの入力には、微分回路41,
42,43および基準電源が接続されている。基準電圧
Vsは、検波信号a,b,cの変化速度がそれ以下の時
にヌルシンボルと判定できる速度に対応する電圧に設定
される。
【0018】44,45,46はAND回路で、CMP
11とCMP14、CMP11とCMP14、CMP1
1とCMP14の両方の出力がH信号となるとそれぞれ
H信号を出力する。47はOR回路で、AND回路4
4,45,46の出力が1つでもH信号となるとH信
号、つまりヌルシンボル検出信号を出力する。回路動作
を説明すると、検波回路9,12,15の検波信号a,
b,cの内1つでも、基準電圧Vrつまりヌニシンボル
と判定できる電圧以下でかつその変化速度が所定速度以
下(基準電圧Vsに対応する速度)になると、その状態
になった検波信号a,b,cが入力されている比較回路
CMP11,CMP12,CMP13の出力がH信号と
なり、またその状態になった検波信号a,b,cが入力
されている微分回路41,42,43から出力される微
分信号が基準電圧Vs以下に低下して、対応する比較回
路CMP14,CMP15,CMP16の出力がH信号
となる。このため、上記状態となった検波信号a,b,
cに対応するAND回路44,45,46の出力がH信
号となり、AND回路44,45,46の出力を入力と
するOR回路47の出力がH信号となる。つまり、帯域
分離された複数の信号1つでも、そのレベルと変化速度
の状態がヌルシンボルによるものと判断できる状態とな
れば、ヌルシンボル検出信号が出力される。尚、検波信
号a,b,cのレベルの変化速度によるヌルシンボル検
出の判定は、ヌルシンボル部分においては、信号レベル
が所定期間略0となり、信号レベルが変化しないという
点に基づいている。
11とCMP14、CMP11とCMP14、CMP1
1とCMP14の両方の出力がH信号となるとそれぞれ
H信号を出力する。47はOR回路で、AND回路4
4,45,46の出力が1つでもH信号となるとH信
号、つまりヌルシンボル検出信号を出力する。回路動作
を説明すると、検波回路9,12,15の検波信号a,
b,cの内1つでも、基準電圧Vrつまりヌニシンボル
と判定できる電圧以下でかつその変化速度が所定速度以
下(基準電圧Vsに対応する速度)になると、その状態
になった検波信号a,b,cが入力されている比較回路
CMP11,CMP12,CMP13の出力がH信号と
なり、またその状態になった検波信号a,b,cが入力
されている微分回路41,42,43から出力される微
分信号が基準電圧Vs以下に低下して、対応する比較回
路CMP14,CMP15,CMP16の出力がH信号
となる。このため、上記状態となった検波信号a,b,
cに対応するAND回路44,45,46の出力がH信
号となり、AND回路44,45,46の出力を入力と
するOR回路47の出力がH信号となる。つまり、帯域
分離された複数の信号1つでも、そのレベルと変化速度
の状態がヌルシンボルによるものと判断できる状態とな
れば、ヌルシンボル検出信号が出力される。尚、検波信
号a,b,cのレベルの変化速度によるヌルシンボル検
出の判定は、ヌルシンボル部分においては、信号レベル
が所定期間略0となり、信号レベルが変化しないという
点に基づいている。
【0019】次にヌルシンボル検出に検波信号のレベル
変化を用いる場合における、時間特性、つまり例えば図
4に示した微分回路41,42,43の時定数について
図5、図6を用いて説明する。マルチパスによる信号強
度の空間特性は、図5に示すようにそのピークとディッ
プの距離が λ/4 (λ:放送波の波長)となること
が知られている。そして、車両が速度(Vc m/秒)
で移動する場合、信号強度のピーク−ディップ間(λ/
4)を移動するのに必要な時間tcは、電波の伝搬速度
をC、受信周波数fとすると次のようになる。
変化を用いる場合における、時間特性、つまり例えば図
4に示した微分回路41,42,43の時定数について
図5、図6を用いて説明する。マルチパスによる信号強
度の空間特性は、図5に示すようにそのピークとディッ
プの距離が λ/4 (λ:放送波の波長)となること
が知られている。そして、車両が速度(Vc m/秒)
で移動する場合、信号強度のピーク−ディップ間(λ/
4)を移動するのに必要な時間tcは、電波の伝搬速度
をC、受信周波数fとすると次のようになる。
【0020】 tc = λ / (4・Vc) = C / (4・f・Vc) ここで受信周波数をDABの周波数帯域の200MH
z、車両の移動速度を通常では達しない速度200Km
/秒(55.5m/秒)とすると、tcは6.7m秒と
なる。そして、車両の速度はその速度(200Km/
秒)以下であることを考慮すると、マルチパスによる受
信信号の変動のピーク−ディップ間時間は、6.7m秒
以上となることが分かる。
z、車両の移動速度を通常では達しない速度200Km
/秒(55.5m/秒)とすると、tcは6.7m秒と
なる。そして、車両の速度はその速度(200Km/
秒)以下であることを考慮すると、マルチパスによる受
信信号の変動のピーク−ディップ間時間は、6.7m秒
以上となることが分かる。
【0021】一方、DAB放送にはいくつかのモードが
あり、モード1と言われるモードの場合、図6に示すよ
うな波形となる。そして、モード1でのヌルシンボル期
間は1.279m秒で、またそのエッジ(立ち上がり、
立ち下がり部)は、0.1m秒程度で、0から100%
あるいは100から0%に変化する。従って、微分回路
41,42,43の時定数については、このようなマル
チパスによる受信信号の変動時間特性およびヌルシンボ
ル信号の時間特性の差が判別できる値、例えば時定数を
0.1〜1.0mS程度の値にすればよい。
あり、モード1と言われるモードの場合、図6に示すよ
うな波形となる。そして、モード1でのヌルシンボル期
間は1.279m秒で、またそのエッジ(立ち上がり、
立ち下がり部)は、0.1m秒程度で、0から100%
あるいは100から0%に変化する。従って、微分回路
41,42,43の時定数については、このようなマル
チパスによる受信信号の変動時間特性およびヌルシンボ
ル信号の時間特性の差が判別できる値、例えば時定数を
0.1〜1.0mS程度の値にすればよい。
【0022】このように図4に示した判定回路によれ
ば、マルチパス等が原因で発生する受信信号の変動によ
る低レベル検波信号出力での、ヌルシンボルの誤検出を
防止することができる。
ば、マルチパス等が原因で発生する受信信号の変動によ
る低レベル検波信号出力での、ヌルシンボルの誤検出を
防止することができる。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、マルチパスや妨害波等による受信伝送回路の悪化が
発生しても、OFDM方式における放送波のヌルシンボ
ルを検出することができ、フレーム同期信号等を形成す
ることが可能となって受信品質を向上することができ
る。
ば、マルチパスや妨害波等による受信伝送回路の悪化が
発生しても、OFDM方式における放送波のヌルシンボ
ルを検出することができ、フレーム同期信号等を形成す
ることが可能となって受信品質を向上することができ
る。
【図1】本発明に於ける一実施例の構成図
【図2】BPF8・11・14の帯域を示す図
【図3】判別回路及び判定回路の回路構成を示す図
【図4】判別回路及び判定回路の他の例の回路構成を示
す図
す図
【図5】マルチパスの状態を示す図
【図6】放送波の状態を示す図
1・・・・・・・アンテナ 2・・・・・・・高周波増幅回路 3・・・・・・・周波数変換回路 4・・・・・・・局部発信回路 5・・・・・・・中間周波フィルタ 6・・・・・・・中間周波増幅回路 7・・・・・・・FFT復調回路
Claims (6)
- 【請求項1】 OFDM(Orthogonal Fr
equency Division Multiple
x)方式受信機に於いて、 中間周波増幅回路の中間周波信号を複数の帯域に分割し
て各帯域に於ける帯域信号レベルを検出するレベル検出
手段と、 前記レベル検出手段により検出された各帯域に於ける信
号レベルを基にヌルシンボルを検出するヌルシンボル検
出手段とを有することを特徴とするヌルシンボル検出回
路。 - 【請求項2】 前記ヌルシンボル検出手段は前記帯域信
号レベルの変化速度が所定速度以下の場合に、ヌルシン
ボルを検出したと判断することを特徴とする請求項1記
載のヌルシンボル検出回路。 - 【請求項3】 前記ヌルシンボル検出手段は、前記帯域
信号レベルの絶対値が所定値以下の場合に、ヌルシンボ
ルを検出したと判断することを特徴とする請求項1記載
のヌルシンボル検出回路。 - 【請求項4】 前記ヌルシンボル検出手段は、前記帯域
信号レベルの変化速度が所定速度以下であって、且つ前
記帯域信号レベルの絶対値が所定値以下の場合、ヌルシ
ンボルを検出したと判断することを特徴とする請求項1
記載のヌルシンボル検出回路。 - 【請求項5】 受信機の移動速度を検出する移動速度検
出手段を有し、前記所定速度は前記移動速度検出手段に
より検出された移動速度に応じて変更することを特徴と
する請求項2または請求項4記載のヌルシンボル検出回
路。 - 【請求項6】 前記所定速度は、受信放送周波数に応じ
て変更することを特徴とする請求項2又は請求項4記載
のヌルシンボル検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8260862A JPH10107760A (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | ヌルシンボル検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8260862A JPH10107760A (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | ヌルシンボル検出回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10107760A true JPH10107760A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17353795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8260862A Withdrawn JPH10107760A (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | ヌルシンボル検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10107760A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1037440A2 (en) * | 1999-03-18 | 2000-09-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Null symbol detecting device |
-
1996
- 1996-10-01 JP JP8260862A patent/JPH10107760A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1037440A2 (en) * | 1999-03-18 | 2000-09-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Null symbol detecting device |
EP1037440A3 (en) * | 1999-03-18 | 2001-09-12 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Null symbol detecting device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |