JPH10107756A - 通信システム及び通信装置 - Google Patents

通信システム及び通信装置

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JPH10107756A
JPH10107756A JP8261584A JP26158496A JPH10107756A JP H10107756 A JPH10107756 A JP H10107756A JP 8261584 A JP8261584 A JP 8261584A JP 26158496 A JP26158496 A JP 26158496A JP H10107756 A JPH10107756 A JP H10107756A
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JP
Japan
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communication
communication device
transmission data
slot
data
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JP8261584A
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Masami Abe
政美 阿部
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信装置間で可変伝送容量を割り当てること
ができ、伝送容量の柔軟性が高いTDMA方式に従う通
信システムを提供する。 【解決手段】 第1の通信装置は、第2の通信装置との
通信で使用する、連続スロット数及びスロット位置を決
定するスロット割当決定手段と、そのスロット割当情報
に基づいて、各第2の通信装置宛情報を時分割で含む送
信データを作成する送信データ作成手段と、スロット割
当情報に基づいて、各第2の通信装置からの受信データ
を解析する受信データ解析手段とを備える。第2の通信
装置は、第1の通信装置との通信で使用する、連続スロ
ット数及びスロット位置を決定するスロット割当決定手
段と、自装置のスロット割当情報に基づいて、第1の通
信装置宛の送信データを作成する送信データ作成手段
と、自装置のスロット割当情報に基づいて、第1の通信
装置からの受信データを解析する受信データ解析手段と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TDMA(時分割
多元接続)方式に従う通信システム及び通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】移動体電話システムの中には、TDMA
方式に従うシステムがある。このようなTDMA方式に
従う移動体電話システムでは、基地局及び移動局間で、
図2に示すようなフォーマットに従う送信データを授受
するようになされている(上り下りで異なる周波数を使
用するTDMA−FDDの場合)。図2は、3チャネル
多重の場合を示しており、図2(a)は基地局から移動
局へ(以下、適宜下り回線と呼ぶ)の送信データのフォ
ーマットを示し、図2(b)は移動局から基地局へ(以
下、適宜上り回線と呼ぶ)の送信データのフォーマット
を示している。
【0003】図2(a)において、あるシンクパターン
から次のシンクパターンの直前までの部分をスロットと
呼び、シンクパターンから次の同じシンクパターンまで
の部分をブロックと呼ぶことにする。ある移動局には、
各ブロック毎に固有位置の1スロットが割り当てられ
る。1スロットには、ユーザ情報の他に、制御情報(基
地局から移動局への指示等)が含まれる。図2(a)で
は、1スロットに2種の制御情報A、Bが含まれている
場合を示している。
【0004】図2(b)には、図2(a)に示す下り回
線の送信データのフォーマット上でスロット1が割り当
てられた移動局から基地局への送信データのフォーマッ
トを示している。他の移動局についても、タイミングは
異なるが、同一のフォーマットに従っている。
【0005】移動局からの1回の送信で送信される送信
データ(上記スロットに対応する)も、シンクパターン
から始まり、ユーザ情報と2種類の制御情報A、Bとを
含むものである。ここで、同一移動局(同一チャネル)
に係る下り回線及び上り回線のシンクパターン(例えば
シンクパターン1)間の時間差xTは、全ての移動局に
ついて同一に定められており、3移動局が基地局と通信
している場合でも、各移動局からの送信タイミングがず
れており、各移動局からのバースト波は干渉しないで、
基地局に到達するようになされている。
【0006】なお、このようなTDMA−FDD方式に
おいては、下り回線と上り回線とで異なる搬送波周波数
を便用するようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近におい
ては、移動局(携帯電話や自動車電話)に、例えば携帯
型の情報処理装置を接続してデータ通信に供するような
使用もなされるようになってきており、今後、こうよう
な使用形態が増えると考えられる。このようにデータ通
信に用いるような場合、接続される携帯型の情報処理装
置の種類等に応じて、基地局及び移動局間の通信容量を
変化できれば便利である。
【0008】しかしながら、従来のTDMA方式では、
下り回線ではブロック内の1スロットをある移動局(チ
ャネル)に固定的に割り当て、上り回線では1スロット
期間と同じ長さの期間(上り回線についてもこの期間を
適宜スロットと呼ぶ)をある移動局に割り当てる方式で
あるため、基地局及び移動局間の通信容量を可変したい
という要求には対応できなかった。
【0009】そのため、通信容量の可変要求に応じられ
るTDMA通信システム及びTDMA通信装置が望まれ
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は、送信データの複数のスロットでなる1ブ
ロック期間の各スロットに対して、複数の第2の通信装
置のいずれかを割り当てて、第1の通信装置と複数の第
2の通信装置とが時分割多元接続方式に従って通信を行
なう通信システムにおいて、(A) 第1の通信装置が、(A
-1) 通信相手となる第2の通信装置との連絡により、そ
の第2の通信装置との通信で使用する、連続するスロッ
ト数及びスロット位置を表すスロット割当情報を決定す
る第1のスロット割当決定手段と、(A-2) 通信相手とな
る1又は2以上の第2の通信装置についてのスロット割
当情報に基づいて、各第2の通信装置宛の送信情報を時
分割で含む送信データを作成する第1の送信データ作成
手段と、(A-3) 通信相手となる1又は2以上の第2の通
信装置についてのスロット割当情報に基づいて、各第2
の通信装置からの送信情報が一元化されている受信デー
タを解析する第1の受信データ解析手段とを備えると共
に、(B) 第2の通信装置が、(B-1) 通信相手となる第1
の通信装置との連絡により、その第1の通信装置との通
信で使用する、連続するスロット数及びスロット位置を
表すスロット割当情報を決定する第2のスロット割当決
定手段と、(B-2) 自装置についてのスロット割当情報に
基づいて、第1の通信装置宛の送信情報を含む送信デー
タを作成する第2の送信データ作成手段と、(B-3) 自装
置についてのスロット割当情報に基づいて、第1の通信
装置からの受信データを解析する第2の受信データ解析
手段とを備えることを特徴とする。
【0011】第2の本発明は上記第1の通信装置が該当
し、第3の本発明は上記第2の通信装置が該当する。
【0012】第1〜第3の本発明により、第1及び第2
の通信装置間で可変伝送容量を割り当てることができ、
伝送容量の柔軟性が高い通信システム及び通信装置を構
築することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるTDMA−F
DD方式に従う通信システム及び通信装置を、移動体電
話システムに適用した一実施形態を図面を参照しながら
詳述する。
【0014】(A)送信データのフォーマット まず、この実施形態の基地局(第1の通信装置に該当す
る)及び移動局(第2の通信装置に該当する)間で授受
する送信データのフォーマットについて説明する。な
お、1ブロック期間が3スロットでなっているとして説
明を行なう。
【0015】この実施形態においては、基地局及び移動
局間の通信容量の可変要求に応えられるように、送信デ
ータのフォーマットに対するチャネル割り当てとして、
大きくは、3種類用意されている。
【0016】すなわち、1ブロック期間内の1スロット
に1チャネルを割り当てるチャネル割当モード(以下、
モード1と呼ぶ)と、1ブロック期間内の2スロットに
1チャネルを割り当てるチャネル割当モード(以下、モ
ード2と呼ぶ)と、1ブロック期間内の全てのスロット
に1チャネルを割り当てるチャネル割当モード(以下、
モード3と呼ぶ)とが用意されている。
【0017】ここで、モード2に係るチャネルを、1ブ
ロック期間内の第1及び第2の連続する2スロットに割
り当てても、また、1ブロック期間内の第2及び第3の
連続する2スロットに割り当てても、さらに、1ブロッ
ク期間内の第3及び第1の連続する2スロットに割り当
てても良く、これら3種類の全てに対応できる構成とし
ても良い。なお、以下の説明は、モード2に係るチャネ
ルを、1ブロック期間内の第1及び第2の連続する2ス
ロットに割り当てるとして行なう。
【0018】また、モード3に係るチャネルを、1ブロ
ック期間内の第1番目のスロットを先頭とする3スロッ
ト(第1、第2、第3番目のスロット)に割り当てて
も、また、1ブロック期間内の第2番目のスロットを先
頭とする3スロット(第2、第3、第1番目のスロッ
ト)に割り当てても、さらに、1ブロック期間内の第3
番目のスロットを先頭とする3スロット(第3、第1、
第2番目のスロット)に割り当てても良く、これら3種
類の全てに対応できる構成としても良い。なお、以下の
説明は、モード3のチャネル割当てが、1ブロック期間
内の第1番目のスロットを先頭とする割当てであるとし
て行なう。
【0019】モード1の3チャネルが割当てられた場合
のデータフォーマットは、上述した図2に示した従来に
係るデータフォーマットと同様である。
【0020】図1は、モード1のチャネルとモード2の
チャネルが割当てられた場合のデータフォーマットを示
している。図1(a)は、下り回線のデータフォーマッ
トを示し、図1(b)は、2スロットが割り当てられて
いる移動局(モード2のチャネル)に係るデータフォー
マットを示している。
【0021】下り回線に係る図1(a)において、モー
ド1のチャネルに係る第3番目のスロットの構成は従来
構成と同様である。
【0022】また、図1(a)において、モード2のチ
ャネルに係る前側の第1番目のスロットの構成は従来構
成と同様である。しかしながら、モード2のチャネルに
係る後側の第2番目のスロットは、その先頭に、第1番
目のスロットと同一チャネルに係ることを表す特有のシ
ンクパターンCが割り当てられ、その後はユーザ情報の
期間に割り当てられ、制御情報は含まれていない。制御
情報A、Bは、第1番目のスロットに含まれているの
で、第2番目のスロットに含まれていなくても問題とな
らない。また、特有のシンクパターンCは、第2のスロ
ットであることを指定するシンクパターン2より少ない
ビット数のものを適用する。この特有のシンクパターン
Cの存在により、移動局側において、連続型のモードの
データフォーマットであり、これ以降ユーザ情報だけで
あることを認識し得る。
【0023】モード2のチャネル(2スロット割り当て
のチャネル)の上り回線に係る図1(b)において、下
り回線の第1のスロットから所定時間xTだけ遅れて開
始される2スロットの前半は、従来構成と同様である。
しかし、後半期間は、ユーザ情報だけに割り当てられ、
いずれのシンクパターンも制御情報も存在しないように
なされている。これは、ユーザ情報の転送効率を高める
ためである。
【0024】なお、モード2のチャネルと共に1ブロッ
ク期間を構成するモード1のチャネルの下り回線のデー
タフォーマットは、モード2のチャネルの存在に関係な
く、上述した図2(b)に示す通りである(正確には、
図2(b)のものとタイミングは異なる)。
【0025】図3は、モード3のチャネルが割当てられ
た場合のデータフォーマットを示している。図3(a)
は、下り回線のデータフォーマットを示し、図3(b)
は、上り回線のデータフォーマットを示している。
【0026】下り回線に係る図3(a)において、1ブ
ロック期間の全体がモード3のチャネルに割当てられて
いる。第1番目のスロットの構成は従来構成と同様であ
る。しかしながら、第1番目のスロットと同一チャネル
の第2番目のスロットは、その先頭に、第1番目のスロ
ットと同一チャネルに係ることを表す特有のシンクパタ
ーンCが割り当てられ、その後は、第3番目のスロット
を含め、ユーザ情報の期間に割り当てられ、制御情報は
含まれていない。制御情報A、Bは、第1番目のスロッ
トに含まれているので、第2及び第3番目のスロットに
含まれていなくても問題とならない。また、特有のシン
クパターンCは、モード2のチャネルに係るデータフォ
ーマットと同じもので良い。
【0027】上り回線に係る図3(b)において、1ブ
ロック期間の全体がモード3のチャネルに割当てられて
いる。下り回線の第1のスロットから所定時間xTだけ
遅れて開始される3スロットの第1番目のスロットは、
従来構成と同様である。しかし、後半の第2及び第3の
スロットは、ユーザ情報及びシンクパターンCに割り当
てられている。ここで、シンクパターンCの期間は、図
3(a)に示す下り回線のシンクパターンCの期間と、
絶対時間軸上で同じになされており、下り回線及び上り
回線の同期確立をとり易いようになされている。
【0028】(B)基地局の構成及び動作 次に、図1(a)、図2(a)又は図3(a)に示すよ
うなフォーマットを有する送信データを作成して移動局
に送信する基地局の構成及び動作を、図面を参照しなが
ら詳述する。
【0029】ここで、図4が、基地局の全体構成を示す
ブロック図であり、図5は、その送信データ作成部の詳
細構成を示す機能ブロック図であり、図6は、その受信
データ解析部の詳細構成を示す機能ブロック図である。
【0030】図4において、制御部9は、図示しない移
動局とのスロット割当てや使用する周波数(図4は送受
信系についてそれそれ1個の周波数の処理構成を示して
いる)等の決定のためのユーザ情報の通信に先立つネゴ
シエーションの際に、その移動局とのチャネル割当てモ
ードを定める。そして、制御部9は、各スロットにどの
ようなモードのチャネルを割当てられたを示すモード情
報を送信データ作成部1及び受信データ解析部8に与え
る。
【0031】ネゴシエーションは、既存のいかなる方法
によるものであっても良い。例えば、ネゴシエーション
を、所定数のブロック毎に1ブロック挿入されているネ
ゴシエーション専用のブロック授受によって行なった
り、ネゴシエーション専用の周波数によって行なった
り、チャネルが割当てられていない空チャネルを利用し
て行なったりすることができる。
【0032】送信データ作成部1は、図5に示す要部詳
細構成を有し、各チャネルの送信データから、与えられ
たモード情報に応じたフォーマットに従う移動局への送
信データを作成する。この際の送信データは、上述した
図1(a)、図2(a)、図3(a)のいずれかのフォ
ーマットに従ったものである(なお、空スロットがある
場合もある)。
【0033】このような送信データは、デジタル/アナ
ログ(D/A)変換部2によって、クロック生成部10
からのクロック信号に従ってアナログベースバンド信号
に変換された後、RF送信部3によって変調、フィルタ
リング、電力増幅され、その変調波信号がデュプレクサ
(DUP)4を介して送受共用アンテナ5に与えられて
空間に放射される。
【0034】送受共用アンテナ5が捕捉した受信信号
は、デュプレクサ4を介してRF受信部6に与えられ、
RF受信部6によって、増幅、フィルタリング、復調が
なされてアナログベースバンド信号に変換された後、さ
らに、アナログ/デジタル(A/D)変換部7によっ
て、クロック生成部10からのクロック信号に従ってサ
ンプリングされてデジタル信号(受信データ)に変換さ
れて受信データ解析部8に入力される。
【0035】受信データ解析部8は、図6に示す要部詳
細構成を有し、制御部9からのモード情報に従って、入
力された受信データを解析し、各チャネルについてユー
ザ情報と制御情報とを分離抽出して出力する。各移動局
からの受信データは、上述した図1(b)、図2
(b)、図3(b)のいずれかのフォーマットに従った
ものであり、受信データ解析部8は、制御部9からのモ
ード情報によって、どのフォーマットに従っているかを
弁別できる。
【0036】なお、図4においては、送信データ作成部
1及び受信データ解析部8を分けて示しているが、これ
ら送信データ作成部1及び受信データ解析部8を1個の
DSP(デジタルシグナルプロセッサ)で構成すること
が実際的である。
【0037】また、図4におけるクロック生成部10
は、クロック信号だけでなく、その整数倍の周期を有す
る他のタイミング信号も生成するものであり、これらタ
イミング信号は、送信データ作成部1や受信データ解析
部8にも与えられるようになされている。
【0038】次に、送信データ作成部1の内部構成及び
動作について、図5を参照しながら詳述する。
【0039】図5において、送信データ作成部1は、4
種類のシンクパターン1、2、3、Cをそれぞれ作成す
るシンク1生成部20、シンク2生成部21、シンク3
生成部22及びシンクC生成部23を備えていると共
に、各チャネルデータをバッファリングするチャネル1
データバッファ24、チャネル2データバッファ25及
びチャネル3データバッファ26を備えている。
【0040】シンク1生成部20、シンク2生成部2
1、シンク3生成部22及びシンクC生成部23はそれ
ぞれ、例えば、遅延素子とイクスクルーシブオアゲート
とでなる所定パターンの発生回路や、所定パターンを記
憶しているメモリで構成されている。
【0041】チャネル1データバッファ24、チャネル
2データバッファ25及びチャネル3データバッファ2
6はそれぞれ、図5では明確に記載していないが、ユー
ザ情報の格納領域と制御情報の格納領域とが区別されて
いるものである。
【0042】このような送信データに挿入される情報種
類を出力する各部20、…、26の出力線は、多重部2
7の各入力線に接続されている。
【0043】送信データに挿入される情報種類を出力す
る各部20、…、26と、多重部27とを制御するため
に、フォーマット決定部28及び出力種類制御部29が
設けられている。
【0044】フォーマット決定部28には、制御部9か
らのモード情報が与えられる。フォーマット決定部28
は、そのモード情報に応じて、送信データのフォーマッ
トを決定し、上述した図1(a)、図2(a)、図3
(a)のいずれかのフォーマットを指示するフォーマッ
ト種類情報を出力種類制御部29を与える。
【0045】出力種類制御部29には、ブロックの先頭
を示すタイミング信号や送信データの1ビット期間を周
期とするタイミング信号等も与えられている。出力種類
制御部29は、タイミング信号に基づいてブロック内で
の時間軸上での位置を認識し、フォーマット種類情報が
指示する送信データフォーマットにおけるその時刻での
情報種類を捕らえて、その情報種類に係るシンク1生成
部20、シンク2生成部21、シンク3生成部22、シ
ンクC生成部23、チャネル1データバッファ24、チ
ャネル2データバッファ25又はチャネル3データバッ
ファ26からの出力を実行させると共に、そのとき出力
動作を行なっているシンク1生成部20、シンク2生成
部21、シンク3生成部22、シンクC生成部23、チ
ャネル1データバッファ24、チャネル2データバッフ
ァ25又はチャネル3データバッファ26からのデータ
(シンクパターン、ユーザ情報又は制御情報)を通過さ
せるように多重部27を制御する。
【0046】例えば、図1(a)に示すデータフォーマ
ットの場合、出力種類制御部29は、ブロックの先頭時
点から、シンク1生成部20からシンクパターン1を出
力させると共に多重部29でそのシンクパターン1を選
択させ、その後、チャネル1データバッファ24の制御
情報格納領域から制御情報A1を出力させると共に多重
部29でその制御情報A1を選択させ、以下、同様に、
データフォーマットに従ってデータ(シンクパターン、
ユーザ情報又は制御情報)を送信データに含めるよう
に、シンク1生成部20、シンク2生成部21、シンク
3生成部22、シンクC生成部23、チャネル1データ
バッファ24、チャネル2データバッファ25、チャネ
ル3データバッファ26及び多重部27を制御する。
【0047】次に、受信データ解析部8の内部構成及び
動作について、図6を参照しながら詳述する。
【0048】各移動局からそれぞれバースト状に送信さ
れた、上述した図1(b)、図2(b)、図3(b)の
いずれかのフォーマットに従っている送信データは、時
間軸上で重複していないので、一元化されて当該受信デ
ータ解析部8に入力される。このような一元化された受
信データは、多重分離部30及びシンクパターン検出部
34に与えられる。
【0049】多重分離部30は、後述するような分離制
御部36の制御下で、一元化された受信データに含まれ
ている各チャネルのデータ(ユーザ情報及び制御情報)
を分離抽出し、そのチャネルに係るチャネル1データバ
ッファ31、チャネル2データバッファ32又はチャネ
ル3データバッファ31に与える。
【0050】ここで、チャネル1データバッファ31、
チャネル2データバッファ32及びチャネル3データバ
ッファ33はそれぞれ、図6では明確に記載していない
が、ユーザ情報の格納領域と制御情報の格納領域とに区
別されており、与えられたユーザ情報をユーザ情報格納
領域に格納し、与えられた制御情報を制御情報格納領域
に格納する。チャネル1データバッファ31、チャネル
2データバッファ32及び又はチャネル3データバッフ
ァ33に格納されたユーザ情報や制御情報は、そのチャ
ネルの図示しないユーザ情報処理部や制御情報処理部に
よって取り出されて適宜処理される。
【0051】以上のような多重分離動作を制御すべく、
シンクパターン検出部34、フォーマット決定部35及
び分離制御部36が設けられている。
【0052】シンクパターン検出部34は、1ビット期
間を特定したりするなどのタイミング信号に基づいて、
一元化された受信データに含まれているシンクパター
ン、すなわち、シンクパターン1、シンクパターン2、
シンクパターン3及び又はシンクパターンCを検出し、
そのタイミング及びシンクパターン種類を分離制御部3
6に与える。
【0053】なお、シンクパターンの受信タイミングや
シンクパターン種類は、図示しない送受信タイミング管
理部に与えられ、送信タイミング及び受信タイミングの
同期確認等に用いられるようになされている。
【0054】フォーマット決定部35には、制御部9
(図4参照)からモード情報が与えられる。フォーマッ
ト決定部35は、そのモード情報に基づいて、一元化さ
れた受信データのフォーマットを決定し、そのフォーマ
ット情報を決定する。
【0055】例えば、モード情報から、受信チャネルが
モード1のチャネルが3チャネルであることを認識した
ときには、図2(b)に示したようなバースト状の受信
データを3個について一元化したフォーマット(この場
合、図2(a)に示したものと同様である)に決定し、
また、モード情報から、受信チャネルがモード1のチャ
ネルとモード2のチャネルの2チャネルであることを認
識したときには、図1(b)に示したようなバースト状
の受信データと図2(b)に示したようなバースト状の
受信データを一元化したフォーマットに決定し、さら
に、モード情報から、受信チャネルがモード3のチャネ
ルの1チャネルであることを認識したときには、図3
(b)に示したような受信データのフォーマットそのも
のを一元化したフォーマットに決定する。
【0056】分離制御部36は、1ビット期間を周期と
するタイミング信号を用い、一元化受信データのフォー
マット情報やシンクパターン情報(受信タイミングや種
類)に基づいて、現時刻において、多重分離部30に入
力されている受信データの情報種類を捕らえて、それが
ユーザ情報又は制御情報であるときには、該当するチャ
ネルに係るデータバッファ31、32又は33に与えて
格納させるように、多重分離部30、及び、データバッ
ファ31、32又は33を制御する。
【0057】例えば、図1(b)に示したバースト状の
受信データと図2(b)に示したようなバースト状の受
信データ(但し、シンクパターンは2であり、制御情報
はA’2及びB’2である)を一元化した受信データが
与えられる場合において、分離制御部36は、シンクパ
ターン1の受信期間では受信データを多重分離部30を
通過させず、次の制御情報A’1の受信期間では多重分
離部30を介してチャネル1データバッファ31の制御
情報格納領域に格納させ、その後のユーザ情報期間では
多重分離部30を介してチャネル1データバッファ31
のユーザ情報格納領域に格納させ、以下、チャネル1の
制御情報B’1及びユーザ情報をそれぞれ、チャネル1
データバッファ31の制御情報格納領域及びユーザ情報
格納領域に順次格納させる。
【0058】その後、他の移動局(チャネル2)につい
ての受信データに係るシンクパターン2の受信期間で
は、多重分離部30に受信データを通過させず、その後
に続く、制御情報A’2、ユーザ情報、制御情報B’2
及びユーザ情報をそれぞれ、チャネル2データバッファ
32の制御情報格納領域、ユーザ情報格納領域、制御情
報格納領域及びユーザ情報格納領域に順次格納させる。
【0059】(C)移動局の構成及び動作 次に、図1(b)、図2(b)又は図3(b)に示すよ
うなフォーマットを有する送信データを作成して移動局
に送信する移動局の構成及び動作を、図面を参照しなが
ら詳述する。
【0060】ここで、図7が、移動局の全体構成を示す
ブロック図であり、図8は、その送信データ作成部の詳
細構成を示すブロック図であり、図9は、その受信デー
タ解析部の詳細構成を示すブロック図である。
【0061】図7において、制御部49は、上述したよ
うに、ユーザ情報の通信に先立つ基地局とのネゴシエー
ションの際に、その基地局とのチャネル割当てモードを
定め、どのようなモードのチャネルを割当てられたを示
すモード情報を送信データ作成部41及び受信データ解
析部48に与える。
【0062】送信データ作成部41は、図8に示す要部
詳細構成を有し、入力された送信データから、与えられ
たモード情報に応じたフォーマットに従う移動局への送
信データを作成する。この際の送信データは、上述した
図1(b)、図2(b)、図3(b)のいずれかのフォ
ーマットに従ったものである(なお、空スロットがある
場合もある:また、図1(b)についてはシンクパター
ン等が異なることがある)。
【0063】このようなバースト状(図3(b)の場合
を除く)の送信データは、デジタル/アナログ(D/
A)変換部42によって、クロック生成部50からのク
ロック信号に従ってアナログベースバンド信号に変換さ
れた後、RF送信部43によって変調、フィルタリン
グ、電力増幅され、その変調波信号がデュプレクサ(D
UP)44を介して送受共用アンテナ45に与えられて
空間に放射される。
【0064】送受共用アンテナ45が捕捉した受信信号
は、デュプレクサ44を介してRF受信部46に与えら
れ、RF受信部46によって、増幅、フィルタリング、
復調がなされてアナログベースバンド信号に変換された
後、さらに、アナログ/デジタル(A/D)変換部47
によって、クロック生成部50からのクロック信号に従
ってサンプリングされてデジタル信号(受信データ)に
変換されて受信データ解析部48に入力される。
【0065】受信データ解析部48は、図9に示す要部
詳細構成を有し、制御部49からのモード情報に従っ
て、入力された受信データを解析し、自チャネルについ
てユーザ情報と制御情報とを分離抽出して出力する。基
地局からの受信データは、上述した図1(a)、図2
(a)、図3(a)のいずれかのフォーマットに従った
ものであり、受信データ解析部48は、制御部49から
のモード情報(スロット位置情報も含む)によって、ど
のフォーマットに従っているか、この期間が自チャネル
に係る期間かを弁別できる。
【0066】なお、図7においては、送信データ作成部
41及び受信データ解析部48を分けて示しているが、
これら送信データ作成部41及び受信データ解析部48
を1個のDSP(デジタルシグナルプロセッサ)で構成
することが実際的である。
【0067】また、図7におけるクロック生成部10
は、クロック信号だけでなく、その整数倍の周期を有す
る他のタイミング信号も生成するものであり、これらタ
イミング信号は、送信データ作成部41や受信データ解
析部48にも与えられるようになされている。ここで、
移動局は、基地局の動作タイミングを基準にして動作す
るように、受信データ解析部48が抽出したシンクパタ
ーン等の位相基準がタイミング制御部51に与えられ、
このタイミング制御部51がクロック生成部50の位相
を制御するようになされている。
【0068】次に、送信データ作成部41の内部構成及
び動作について、図8を参照しながら詳述する。
【0069】図8において、送信データ作成部41は、
4種類のシンクパターン1、2、3、Cをそれぞれ作成
するシンク1生成部60、シンク2生成部61、シンク
3生成部62及びシンクC生成部63を備えていると共
に、ユーザ情報及び制御情報をバッファリングするユー
ザ情報バッファ64及び制御情報バッファ65を備えて
いる。
【0070】シンク1生成部60、シンク2生成部6
1、シンク3生成部62及びシンクC生成部63はそれ
ぞれ、例えば、遅延素子とイクスクルーシブオアゲート
とでなる所定パターンの発生回路や、所定パターンを記
憶しているメモリで構成されている。
【0071】このような送信データに挿入される情報種
類を出力する各部60、…、65の出力線は、多重部6
7の各入力線に接続されている。
【0072】送信データに挿入される情報種類を出力す
る各部60、…、65と、多重部67とを制御するため
に、フォーマット決定部68及び出力種類制御部69が
設けられている。
【0073】フォーマット決定部68には、制御部49
からのモード情報が与えられる。フォーマット決定部6
8は、そのモード情報に応じて、送信データのフォーマ
ットを決定し、上述した図1(b)、図2(b)、図3
(b)のいずれかのフォーマットを指示するフォーマッ
ト種類情報を出力種類制御部69を与える。
【0074】出力種類制御部69には、自局への受信デ
ータの位相を示すタイミング信号や送信データの1ビッ
ト期間を周期とするタイミング信号等も与えられてい
る。出力種類制御部69は、タイミング信号に基づいて
時間軸上での位置を認識し、フォーマット種類情報が指
示する送信データフォーマットにおけるその時刻での情
報種類を捕らえて、その情報種類に係るシンク1生成部
60、シンク2生成部61、シンク3生成部62、シン
クC生成部63、ユーザ情報バッファ64又は制御情報
バッファ65からの出力を実行させると共に、そのとき
出力動作を行なっているシンク1生成部60、シンク2
生成部61、シンク3生成部62、シンクC生成部6
3、ユーザ情報バッファ64及び制御情報バッファ65
からのデータ(シンクパターン、ユーザ情報又は制御情
報)を通過させるように多重部67を制御する。
【0075】例えば、図1(b)に示すデータフォーマ
ットの場合、出力種類制御部69は、基地局からの受信
データの位相で定まる送信データの送信開始時点から、
シンク1生成部60からシンクパターン1を出力させる
と共に多重部69でそのシンクパターン1を選択させ、
その後、制御情報バッファ65から制御情報A’1を出
力させると共に多重部69でその制御情報A’1を選択
させ、以下、同様に、デユーザ情報バッファ64、制御
情報バッファ65及びユーザ情報バッファ64からユー
ザ情報、制御情報B’1及びユーザ情報を順次出力させ
ると共に、その出力情報を多重部69で選択させる。
【0076】次に、受信データ解析部48の内部構成及
び動作について、図9を参照しながら詳述する。
【0077】基地局から送信された上述した図1
(a)、図2(a)、図3(a)のいずれかのフォーマ
ットに従っている送信データは、各移動局において受信
データ解析部48に入力される。このような受信データ
は、受信データ解析部48において、多重分離部70及
びシンクパターン検出部74に与えられる。
【0078】多重分離部70は、後述するような分離制
御部76の制御下で、受信データに含まれている自チャ
ネルのデータ(ユーザ情報及び制御情報)を分離抽出
し、分離されたユーザ情報をユーザ情報バッファ71に
与えて格納させると共に、分離された制御情報を制御情
報バッファ72に与えて格納させる。ユーザ情報バッフ
ァ71及び制御情報バッファ72に格納されたユーザ情
報や制御情報は、図示しないユーザ情報処理部や制御情
報処理部によって取り出されて適宜処理される。
【0079】以上のような多重分離動作を制御すべく、
シンクパターン検出部74、フォーマット決定部75及
び分離制御部76が設けられている。
【0080】シンクパターン検出部74は、1ビット期
間を特定したりするなどのタイミング信号に基づいて、
受信データに含まれているシンクパターン、すなわち、
シンクパターン1、シンクパターン2、シンクパターン
3及び又はシンクパターンCを検出し、そのタイミング
及びシンクパターン種類を分離制御部76に与える。な
お、シンクパターンの受信タイミングやシンクパターン
種類は、タイミング制御部51に与えられ、基地局への
送信タイミングを、基地局からの受信タイミングと所定
の位相差を持つような制御に用いられる。
【0081】フォーマット決定部75には、制御部49
(図6参照)からモード情報(モード1についてはスロ
ット位置情報を含む)が与えられる。フォーマット決定
部75は、そのモード情報に基づいて、受信データにお
ける自チャネル(自移動局宛)の受信データ部分及びそ
のフォーマット内容を認識して、その情報を分離制御部
76に与える。
【0082】分離制御部76は、1ビット期間を周期と
するタイミング信号を用い、受信データ部分のフォーマ
ット情報やシンクパターン情報(受信タイミングや種
類)に基づいて、現時刻において、多重分離部30に入
力されている受信データの情報種類を捕らえて、それが
自チャネルに係るユーザ情報及び制御情報であるかを判
定して、自チャネルに係るユーザ情報及び制御情報であ
るときには、該当するユーザ情報バッファ71、制御情
報バッファ72格納させるように、多重分離部70、及
び、バッファ71又は72を制御する。
【0083】例えば、モード2のチャネル割当てがなさ
れた移動局の受信データ解析部48における分離制御部
76は、図1(a)に示すフォーマットに従っている受
信データにおけるシンクパターン1の存在により、自移
動局宛のデータ開始を認識し、シンクパターン1の期間
では受信データを多重分離部70を通過させず、次の制
御情報A1の受信期間では多重分離部70を介して制御
情報バッファ72に格納させ、その後のユーザ情報期間
では多重分離部70を介してユーザ情報バッファ71に
格納させ、次の制御情報B1の受信期間では多重分離部
70を介して制御情報バッファ72に格納させ、その後
のユーザ情報期間では多重分離部70を介してユーザ情
報バッファ71に格納させる。その後のシンクパターン
Cの期間では受信データを多重分離部70を通過させ
ず、その後のユーザ情報期間では多重分離部70を介し
てユーザ情報バッファ71に格納させる。
【0084】なお、自移動局宛以外の受信データ部分で
は、多重分離部70を受信データを通過させない。
【0085】(D)実施形態の効果 上記実施形態によれば、以下の効果を奏することができ
る。
【0086】(1) 連続する複数のスロットを同一チャネ
ルに割り当てることができ、言い換えると、基地局及び
移動局間で可変伝送容量を割り当てることができ、伝送
容量の柔軟性が高い移動体通信システムを構築すること
ができる。
【0087】(2) 連続する複数のスロットを利用するチ
ャネルに対しては、シンクパターンや制御情報を最低限
としたので、ユーザ情報に多くの期間を割り当てること
ができ、ユーザ情報の伝送効率を高めることができる。
なお、単純に複数スロットに同一チャネルを割り当てる
ことも考えられるが、この場合、各スロット毎に、シン
クパターンや制御情報の期間を割かなければならず、ユ
ーザ情報の伝送効率は実施形態のものより低くなる。
【0088】(3) 連続する複数のスロットを同一チャネ
ルに割り当てても、他のスロットに係るチャネルに影響
を与えることはない。
【0089】(4) 基地局からの送信データにおいては、
シンクパターンCを適宜連続するスロット間のつなぎ目
に挿入したので、シンクパターンが存在しない期間が徒
に長くなって、受信側で受信処理タイミングが乱れるこ
とを防止できる。なお、この実施形態の場合、通信処理
タイミングについては、基地局側が基準となっている
(基地局が主導権をとっている)ので、2スロットの連
続のような連続期間が短い場合には、移動局からの2ス
ロットには、シンクパターンCは挿入しないようにして
いる。
【0090】(5) 連続波を受信する場合、タイミング調
整をしている間はサンブリングデータがおかしくなった
り、処理が乱れたりする。特に、3スロットの連続のよ
うな連続期間が長い場合には、位相ずれが大きくなる可
能性があるのでタイミング調整は重要である。そこで、
この実施形態では、移動局の受信データ系列でのシンク
パターンCと、送信データ系列のシンクパターンCの時
間軸上の位置を同じとしている。これにより、サンブリ
ング等のタイミング調整を適切に行なうことができ、送
受信のユーザ情報や制御情報等の有意情報に誤りが生じ
ないようにできる。
【0091】(E)他の実施形態 なお、上記実施形態の説明では、送信データ作成部及び
受信データ解析部をDSPで実現できることを言及した
が、送信データ作成部及び受信データ解析部の全てある
いは一部機能を、ハードウェア(ゲートアレイや、DS
P付属のアクセラレータ等)で実現するようにしても良
い。
【0092】また、上記実施形態においては、1ブロッ
クが3スロット構成のものを示したが、1ブロックを構
成するスロット数がこれに限定されないことは勿論であ
り、スロット数によっては、同一チャネルに割り当てる
連続するスロット数も、上記実施形態のものより多くす
るようにしても良い。
【0093】さらに、上記実施形態においては、上り回
線及び下り回線が同時通信のシステムを示したが、上り
回線及び下り回線が交互通信(いわゆるTDD)のシス
テムに本発明を適用することができる。
【0094】さらにまた、上記実施形態においては、1
対N通信のN側要素が移動局であるものを示したが、固
定局であっても良い。
【0095】
【発明の効果】以上のように、本発明による時分割多元
接続方式に従う通信システム及び通信装置によれば、通
信装置間で可変伝送容量を割り当てることができ、伝送
容量の柔軟性が高い通信システム及び通信装置を構築す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のデータフォーマット(1)を示す説
明図である。
【図2】実施形態のデータフォーマット(2)(従来と
同じ)を示す説明図である。
【図3】実施形態のデータフォーマット(3)を示す説
明図である。
【図4】実施形態の基地局構成を示すブロック図であ
る。
【図5】その送信データ作成部1の機能構成を示すブロ
ック図である。
【図6】その受信データ解析部8の機能構成を示すブロ
ック図である。
【図7】実施形態の移動局構成を示すブロック図であ
る。
【図8】その送信データ作成部41の機能構成を示すブ
ロック図である。
【図9】その受信データ解析部48の機能構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1…基地局の送信データ作成部、8…基地局の受信デー
タ解析部、9…基地局の制御部、41…移動局の送信デ
ータ作成部、48…移動局の受信データ解析部、49…
移動局の制御部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信データの複数のスロットでなる1ブ
    ロック期間の各スロットに対して、複数の第2の通信装
    置のいずれかを割り当てて、第1の通信装置と複数の第
    2の通信装置とが時分割多元接続方式に従って通信を行
    なう通信システムにおいて、 上記第1の通信装置が、 通信相手となる上記第2の通信装置との連絡により、そ
    の第2の通信装置との通信で使用する、連続するスロッ
    ト数及びスロット位置を表すスロット割当情報を決定す
    る第1のスロット割当決定手段と、 通信相手となる1又は2以上の上記第2の通信装置につ
    いてのスロット割当情報に基づいて、各第2の通信装置
    宛の送信情報を時分割で含む送信データを作成する第1
    の送信データ作成手段と、 通信相手となる1又は2以上の上記第2の通信装置につ
    いてのスロット割当情報に基づいて、各第2の通信装置
    からの送信情報が一元化されている受信データを解析す
    る第1の受信データ解析手段とを備えると共に、 上記第2の通信装置が、 通信相手となる上記第1の通信装置との連絡により、そ
    の第1の通信装置との通信で使用する、連続するスロッ
    ト数及びスロット位置を表すスロット割当情報を決定す
    る第2のスロット割当決定手段と、 自装置についてのスロット割当情報に基づいて、上記第
    1の通信装置宛の送信情報を含む送信データを作成する
    第2の送信データ作成手段と、 自装置についてのスロット割当情報に基づいて、上記第
    1の通信装置からの受信データを解析する第2の受信デ
    ータ解析手段とを備えることを特徴とする通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 上記第1及び第2の送信データ作成手段
    はぞれぞれ、連続するスロットが割り当てられている場
    合には、1スロットが割り当てられている場合と同様な
    量の制御情報を、その複数のスロットに盛り込むことを
    特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 上記第1の送信データ作成手段は、連続
    する所定数のスロットが割り当てられている上記第2の
    通信装置への送信データ中に、スロットの連続性を意味
    する特有の同期系列を挿入することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 上記第2の送信データ作成手段は、連続
    する所定数のスロットが割り当てられている場合におい
    て、上記第2の受信データ解析手段が解析した上記特有
    の同期系列と時間軸上同じ送信データの位置に、特有の
    同期系列を挿入することを特徴とする請求項3に記載の
    通信システム。
  5. 【請求項5】 送信データの複数のスロットでなる1ブ
    ロック期間の各スロットに対して、複数の第2の通信装
    置のいずれかを割り当てて、第1の通信装置と複数の第
    2の通信装置とが時分割多元接続方式に従って通信を行
    なう通信システムにおける上記第1の通信装置が該当す
    る通信装置において、 通信相手となる上記第2の通信装置との連絡により、そ
    の第2の通信装置との通信で使用する、連続するスロッ
    ト数及びスロット位置を表すスロット割当情報を決定す
    るスロット割当決定手段と、 通信相手となる1又は2以上の上記第2の通信装置につ
    いてのスロット割当情報に基づいて、各第2の通信装置
    宛の送信情報を時分割で含む送信データを作成する送信
    データ作成手段と、 通信相手となる1又は2以上の上記第2の通信装置につ
    いてのスロット割当情報に基づいて、各第2の通信装置
    からの送信情報が一元化されている受信データを解析す
    る第1の受信データ解析手段とを備えることを特徴とす
    る通信装置。
  6. 【請求項6】 上記送信データ作成手段は、連続するス
    ロットが割り当てられている場合には、1スロットが割
    り当てられている場合と同様な量の制御情報を、その複
    数のスロットに盛り込むことを特徴とする請求項5に記
    載の通信装置。
  7. 【請求項7】 上記送信データ作成手段は、連続する所
    定数のスロットが割り当てられている上記第2の通信装
    置への送信データ中に、スロットの連続性を意味する特
    有の同期系列を挿入することを特徴とする請求項5又は
    6に記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 送信データの複数のスロットでなる1ブ
    ロック期間の各スロットに対して、複数の第2の通信装
    置のいずれかを割り当てて、第1の通信装置と複数の第
    2の通信装置とが時分割多元接続方式に従って通信を行
    なう通信システムにおける上記第2の通信装置に該当す
    る通信装置において、 通信相手となる上記第1の通信装置との連絡により、そ
    の第1の通信装置との通信で使用する、連続するスロッ
    ト数及びスロット位置を表すスロット割当情報を決定す
    るスロット割当決定手段と、 自装置についてのスロット割当情報に基づいて、上記第
    1の通信装置宛の送信情報を含む送信データを作成する
    送信データ作成手段と、 自装置についてのスロット割当情報に基づいて、上記第
    1の通信装置からの受信データを解析する受信データ解
    析手段とを備えることを特徴とする通信装置。
  9. 【請求項9】 上記送信データ作成手段は、連続するス
    ロットが割り当てられている場合には、1スロットが割
    り当てられている場合と同様な量の制御情報を、その複
    数のスロットに盛り込むことを特徴とする請求項8に記
    載の通信装置。
  10. 【請求項10】 上記送信データ作成手段は、連続する
    所定数のスロットが割り当てられている場合において、
    上記受信データ解析手段が受信データを解析して得た特
    有の同期系列と時間軸上同じ送信データの位置に、特有
    の同期系列を挿入することを特徴とする請求項8又は9
    に記載の通信装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007067584A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Kyocera Corp タイムスロット制御方法、通信システム、通信装置、及びプログラム
JP2008219401A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Sanyo Electric Co Ltd スロット連結時のスロット割当方法およびそれを利用した基地局装置
JP2008278201A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Sanyo Electric Co Ltd スロット連結時のスロット割当方法およびそれを利用した基地局装置

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