JPH10107664A - Fm多重放送受信機 - Google Patents
Fm多重放送受信機Info
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- JPH10107664A JPH10107664A JP8256088A JP25608896A JPH10107664A JP H10107664 A JPH10107664 A JP H10107664A JP 8256088 A JP8256088 A JP 8256088A JP 25608896 A JP25608896 A JP 25608896A JP H10107664 A JPH10107664 A JP H10107664A
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- Japan
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- multiplex
- reference value
- electric field
- comparator
- extraction circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電界強度が弱い場合や多重放送がない場合には
FM多重デコーダの動作を停止し、FM多重デコーダか
ら発生するノイズをなくして、FM受信部の受信品質の
向上を図ったFM多重放送受信機を提供する。 【解決手段】FM放送の音声信号に多重化された各種F
M多重情報を抽出するFM多重抽出回路を備えたFM多
重放送受信機において、電界強度を検出する電界強度検
出手段と、電界強度検出手段により検出された電界強度
を基準値と比較する比較手段と、比較手段による比較の
結果、電界強度が基準値より低いときに、FM多重抽出
回路の動作を停止させる停止手段を備える。
FM多重デコーダの動作を停止し、FM多重デコーダか
ら発生するノイズをなくして、FM受信部の受信品質の
向上を図ったFM多重放送受信機を提供する。 【解決手段】FM放送の音声信号に多重化された各種F
M多重情報を抽出するFM多重抽出回路を備えたFM多
重放送受信機において、電界強度を検出する電界強度検
出手段と、電界強度検出手段により検出された電界強度
を基準値と比較する比較手段と、比較手段による比較の
結果、電界強度が基準値より低いときに、FM多重抽出
回路の動作を停止させる停止手段を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FM多重放送を受信す
るFM多重放送受信機に係り、特に、受信電界強度が低
いときにFM多重抽出回路より発生するノイズの低減し
たFM多重放送受信機に関する。
るFM多重放送受信機に係り、特に、受信電界強度が低
いときにFM多重抽出回路より発生するノイズの低減し
たFM多重放送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のFM多重放送受信機の構成
を説明するためのブロック図である。以下、図に従って
説明する。FM多重放送はFM音声信号に文字データ等
が多重化されて送信されており、FM多重放送が受信可
能な受信機では音声の他に、受信された放送波から文字
データを分離して表示部に表示することができる。文字
データにより災害時の緊急情報、交通情報等のサービス
が行われている。
を説明するためのブロック図である。以下、図に従って
説明する。FM多重放送はFM音声信号に文字データ等
が多重化されて送信されており、FM多重放送が受信可
能な受信機では音声の他に、受信された放送波から文字
データを分離して表示部に表示することができる。文字
データにより災害時の緊急情報、交通情報等のサービス
が行われている。
【0003】1はFM放送を受信するFM受信部で、特
定の受信周波数の放送波を選択するFMチューナ部1
1、受信波を復調するFM検波回路12、FM検波出力
を左右のステレオ信号に再生するFMステレオ復調回路
部13、ステレオ復調された音声信号を増幅する増幅器
14及び音声に変換する左右のスピーカ15で構成され
る。
定の受信周波数の放送波を選択するFMチューナ部1
1、受信波を復調するFM検波回路12、FM検波出力
を左右のステレオ信号に再生するFMステレオ復調回路
部13、ステレオ復調された音声信号を増幅する増幅器
14及び音声に変換する左右のスピーカ15で構成され
る。
【0004】2はFM放送波中に多重された多重信号を
分離して表示部22に表示する多重信号受信部で、コー
ド化された多重信号を復調し、文字データに変換するF
M多重デコーダ(FM多重抽出回路)21、文字データ
を表示する液晶等の表示部22で構成される。次に、動
作について説明する。FM受信波は高周波増幅された後
FMチューナ部11において局部発振器から特定周波数
の波と混合され、その差の周波数である中間周波数に変
換される。通常のFM音声信号は中間周波増幅された後
FM検波回路12で音声信号に復調される。ステレオ復
調回路部13でステレオ復調された後、増幅器14で増
幅されて左右のスピーカ15によりステレオ音声に変換
される。
分離して表示部22に表示する多重信号受信部で、コー
ド化された多重信号を復調し、文字データに変換するF
M多重デコーダ(FM多重抽出回路)21、文字データ
を表示する液晶等の表示部22で構成される。次に、動
作について説明する。FM受信波は高周波増幅された後
FMチューナ部11において局部発振器から特定周波数
の波と混合され、その差の周波数である中間周波数に変
換される。通常のFM音声信号は中間周波増幅された後
FM検波回路12で音声信号に復調される。ステレオ復
調回路部13でステレオ復調された後、増幅器14で増
幅されて左右のスピーカ15によりステレオ音声に変換
される。
【0005】一方、FM検波回路12の出力はFM多重
デコーダ21に入力されコード化された多重信号から文
字データ等が読み出されて表示部22に表示される。
デコーダ21に入力されコード化された多重信号から文
字データ等が読み出されて表示部22に表示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のような方法で
は、文字信号が読み出せない程度に電界強度が弱い場合
やFM多重放送がない場合にも、FM多重放送受信機の
電源がオンされている間はFM多重デコーダ21の発振
回路が動作している。この発振回路は所定周波数復調の
ために用いられるものであるが、FM多重デコーダ21
の発振回路では、例えば7.2MHz(又は3.6MH
z)の高周波を発振しており、特に、FM多重デコーダ
21の出力端子から出力される7.2MHz(又は3.
6MHz)の周波数を有する電波及びその高調波が発生
する。そして、弱電界時には本来のFM帯の搬送波(7
0〜80MHz帯)が弱くなり、逆に、このFM帯周波
数と同じような帯域を有する高調波がFM受信部1に飛
び込み、高調波に乗ったノイズを検波することになり、
弱電界時には通常のFM放送でもノイズが聞こえてしま
い、音声の受信品質が低下するという問題がある。
は、文字信号が読み出せない程度に電界強度が弱い場合
やFM多重放送がない場合にも、FM多重放送受信機の
電源がオンされている間はFM多重デコーダ21の発振
回路が動作している。この発振回路は所定周波数復調の
ために用いられるものであるが、FM多重デコーダ21
の発振回路では、例えば7.2MHz(又は3.6MH
z)の高周波を発振しており、特に、FM多重デコーダ
21の出力端子から出力される7.2MHz(又は3.
6MHz)の周波数を有する電波及びその高調波が発生
する。そして、弱電界時には本来のFM帯の搬送波(7
0〜80MHz帯)が弱くなり、逆に、このFM帯周波
数と同じような帯域を有する高調波がFM受信部1に飛
び込み、高調波に乗ったノイズを検波することになり、
弱電界時には通常のFM放送でもノイズが聞こえてしま
い、音声の受信品質が低下するという問題がある。
【0007】本発明は、電界強度が弱い場合や多重放送
がない場合にはFM多重デコーダの動作を停止し、FM
多重デコーダから発生するノイズをなくして、FM受信
部の受信品質の向上を図ったFM多重放送受信機を提供
することを目的とする。
がない場合にはFM多重デコーダの動作を停止し、FM
多重デコーダから発生するノイズをなくして、FM受信
部の受信品質の向上を図ったFM多重放送受信機を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、FM放送の音声信号に多重化された各種F
M多重情報を抽出するFM多重抽出回路を備えたFM多
重放送受信機において、電界強度を検出する電界強度検
出手段と、前記電界強度検出手段により検出された前記
電界強度を基準値と比較する比較手段と、前記比較手段
による比較の結果、前記電界強度が基準値より低いとき
に、前記FM多重抽出回路の動作を停止させる停止手段
を備えたことを特徴とするものである。
に本発明は、FM放送の音声信号に多重化された各種F
M多重情報を抽出するFM多重抽出回路を備えたFM多
重放送受信機において、電界強度を検出する電界強度検
出手段と、前記電界強度検出手段により検出された前記
電界強度を基準値と比較する比較手段と、前記比較手段
による比較の結果、前記電界強度が基準値より低いとき
に、前記FM多重抽出回路の動作を停止させる停止手段
を備えたことを特徴とするものである。
【0009】また、前記比較手段は、前記電界強度検出
手段により検出された前記電界強度と基準値とを比較す
るコンパレータであることを特徴とするものである。ま
た、前記比較手段及び前記停止手段は、前記電界強度検
出手段により検出された前記電界強度と基準値とを比較
するマイクロコンピュータからなることを特徴とするも
のである。
手段により検出された前記電界強度と基準値とを比較す
るコンパレータであることを特徴とするものである。ま
た、前記比較手段及び前記停止手段は、前記電界強度検
出手段により検出された前記電界強度と基準値とを比較
するマイクロコンピュータからなることを特徴とするも
のである。
【0010】また、表示手段を備え、前記マイクロコン
ピュータはその比較の結果、前記電界強度が基準値より
低いときには、前記FM多重放送が受信不可能である旨
の表示を前記表示手段に行わせるものであることを特徴
とするものである。また、前記比較手段は、第1基準値
と該第1基準値よりも小さい第2基準値を有し、前記電
界強度を前記第1基準値と第2基準値とで比較するもの
であって、前記停止手段は前記比較手段による比較の結
果、前記FM多重抽出回路が一旦動作状態になっている
ときに、前記電界強度が前記第2基準値より低くなる
と、前記FM多重抽出回路の動作を停止させ、前記FM
多重抽出回路が一旦非動作状態になっているときに、前
記電界強度が前記第1基準値より高くなると、前記FM
多重抽出回路を動作させるものであることを特徴とする
ものである。
ピュータはその比較の結果、前記電界強度が基準値より
低いときには、前記FM多重放送が受信不可能である旨
の表示を前記表示手段に行わせるものであることを特徴
とするものである。また、前記比較手段は、第1基準値
と該第1基準値よりも小さい第2基準値を有し、前記電
界強度を前記第1基準値と第2基準値とで比較するもの
であって、前記停止手段は前記比較手段による比較の結
果、前記FM多重抽出回路が一旦動作状態になっている
ときに、前記電界強度が前記第2基準値より低くなる
と、前記FM多重抽出回路の動作を停止させ、前記FM
多重抽出回路が一旦非動作状態になっているときに、前
記電界強度が前記第1基準値より高くなると、前記FM
多重抽出回路を動作させるものであることを特徴とする
ものである。
【0011】また、前記FM多重抽出回路が動作状態に
あるときには、前記コンパレータの基準値を第2基準値
に設定し、前記FM多重抽出回路が非動作状態にあると
きには、前記コンパレータの基準値を第1基準値に設定
するものであることを特徴とするものである。また、前
記コンパレータの出力を入力とするオープンドレイン型
の第2コンパレータを備え、前記第2コンパレータは前
記コンパレータの出力結果に応じて、前記コンパレータ
の基準値を前記第1基準値と第2基準値とに切り換える
ものであることを特徴とするものである。
あるときには、前記コンパレータの基準値を第2基準値
に設定し、前記FM多重抽出回路が非動作状態にあると
きには、前記コンパレータの基準値を第1基準値に設定
するものであることを特徴とするものである。また、前
記コンパレータの出力を入力とするオープンドレイン型
の第2コンパレータを備え、前記第2コンパレータは前
記コンパレータの出力結果に応じて、前記コンパレータ
の基準値を前記第1基準値と第2基準値とに切り換える
ものであることを特徴とするものである。
【0012】また、FM放送の音声信号に多重化された
各種FM多重情報を抽出するFM多重抽出回路を備えた
FM多重放送受信機において、FM放送波のFM多重パ
イロット信号を検出するパイロット信号検出手段と、前
記パイロット信号検出手段により前記パイロット信号が
検出されないときには、前記FM多重抽出回路の動作を
停止させる第2停止手段を備えたことを特徴とするもの
である。
各種FM多重情報を抽出するFM多重抽出回路を備えた
FM多重放送受信機において、FM放送波のFM多重パ
イロット信号を検出するパイロット信号検出手段と、前
記パイロット信号検出手段により前記パイロット信号が
検出されないときには、前記FM多重抽出回路の動作を
停止させる第2停止手段を備えたことを特徴とするもの
である。
【0013】また、FM放送の音声信号に多重化された
各種FM多重情報を抽出するFM多重抽出回路を備えた
FM多重放送受信機において、前記多重化された情報を
受信するか否かを選択する選択スイッチを備え、前記選
択スイッチにより前記多重化された情報を受信しないこ
とが選択されると、前記FM多重抽出回路の動作を停止
させる第3停止手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
各種FM多重情報を抽出するFM多重抽出回路を備えた
FM多重放送受信機において、前記多重化された情報を
受信するか否かを選択する選択スイッチを備え、前記選
択スイッチにより前記多重化された情報を受信しないこ
とが選択されると、前記FM多重抽出回路の動作を停止
させる第3停止手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0014】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例のFM多重放送
受信機の構成を説明するための図で、(a)はブロック
図、(b)はFM多重デコーダの動作・非動作を決める
電界強度(Sメータ出力)と基準電圧V0の関係を示す
図である。以下、図に従って説明する。
受信機の構成を説明するための図で、(a)はブロック
図、(b)はFM多重デコーダの動作・非動作を決める
電界強度(Sメータ出力)と基準電圧V0の関係を示す
図である。以下、図に従って説明する。
【0015】1はFM放送を受信するFM受信部で、特
定の受信周波数の放送波を選択するFMチューナ部1
1、受信波を復調するFM検波回路12、FM検波出力
を左右のステレオ信号に再生するFMステレオ復調回路
部13、ステレオ復調された音声信号を増幅する増幅器
14及び音声に変換する左右のスピーカ15で構成され
る。
定の受信周波数の放送波を選択するFMチューナ部1
1、受信波を復調するFM検波回路12、FM検波出力
を左右のステレオ信号に再生するFMステレオ復調回路
部13、ステレオ復調された音声信号を増幅する増幅器
14及び音声に変換する左右のスピーカ15で構成され
る。
【0016】2はFM放送波中に多重された多重信号を
分離して表示部22に表示する多重信号受信部で、その
内部には図示しないが、発振回路、バンドパスフィル
タ、復調器、処理回路、文字情報等を記憶するメモリを
有し、コード化された多重信号を復調して文字データに
変換するFM多重デコーダ(FM多重抽出回路)21、
文字データを表示する液晶等の表示部22で構成され
る。尚、FM多重デコーダ21は入出力端子及びLレベ
ル(0V)の入力で、メモリクリア、出力が停止するリ
セット端子を有するIC(Integrated Ci
rcuit)からなるものである。
分離して表示部22に表示する多重信号受信部で、その
内部には図示しないが、発振回路、バンドパスフィル
タ、復調器、処理回路、文字情報等を記憶するメモリを
有し、コード化された多重信号を復調して文字データに
変換するFM多重デコーダ(FM多重抽出回路)21、
文字データを表示する液晶等の表示部22で構成され
る。尚、FM多重デコーダ21は入出力端子及びLレベ
ル(0V)の入力で、メモリクリア、出力が停止するリ
セット端子を有するIC(Integrated Ci
rcuit)からなるものである。
【0017】3はFM多重デコーダ21の動作/非動作
を決めるリセット信号発生部で、FM検波回路12の出
力(Sメータ)と基準電圧V0を比較してFM放送波の
電界強度が基準電圧V0より低いときにリセット信号
(Lレベル)をFM多重デコーダ21に出力するコンパ
レータ31、基準電圧V0を設定する電源32で構成さ
れる。
を決めるリセット信号発生部で、FM検波回路12の出
力(Sメータ)と基準電圧V0を比較してFM放送波の
電界強度が基準電圧V0より低いときにリセット信号
(Lレベル)をFM多重デコーダ21に出力するコンパ
レータ31、基準電圧V0を設定する電源32で構成さ
れる。
【0018】次に、動作について説明する。FM受信波
は高周波増幅された後FMチューナ部11において局部
発振器から特定周波数の波と混合され、その差の周波数
である中間周波数に変換される。通常のFM音声信号は
中間周波増幅された後FM検波回路12で音声信号に復
調される。ステレオ復調回路部13でステレオ復調され
た後、増幅器14で増幅されて左右のスピーカ15によ
りステレオ音声に変換される。一方、FM検波回路12
の出力がFM多重デコーダ21に入力されコード化され
た多重信号から文字データ等が読み出されて表示部22
に表示される。
は高周波増幅された後FMチューナ部11において局部
発振器から特定周波数の波と混合され、その差の周波数
である中間周波数に変換される。通常のFM音声信号は
中間周波増幅された後FM検波回路12で音声信号に復
調される。ステレオ復調回路部13でステレオ復調され
た後、増幅器14で増幅されて左右のスピーカ15によ
りステレオ音声に変換される。一方、FM検波回路12
の出力がFM多重デコーダ21に入力されコード化され
た多重信号から文字データ等が読み出されて表示部22
に表示される。
【0019】FM多重放送の送信中にFM検波回路12
で検波された信号(Sメータ出力)がコンパレータ31
に入力され、基準電圧V0と比較される。電界強度が強
くSメータ出力が基準電圧V0より高いと、コンパレー
タ31はHレベルを出力するが、FM多重デコーダ21
はリセットされず多重信号は受信できる状態にある。電
界強度が弱くなりSメータ出力が基準電圧V0より低く
なると、コンパレータ31はLレベル(リセット信号)
を出力する。リセット信号によりFM多重デコーダ21
の発振が停止される。その結果、FM多重デコーダ21
からのノイズの発生もなくなり、FM受信部1の音質は
低下しない。尚、この場合、デコーダICの仕様によ
り、実際にはFM多重デコーダ21内の発振回路自体は
リセットしても動作しているものであるが、輻射の影響
が最も大きい出力端子部における出力は停止しているた
め、最終的にノイズ発生はなくなる。
で検波された信号(Sメータ出力)がコンパレータ31
に入力され、基準電圧V0と比較される。電界強度が強
くSメータ出力が基準電圧V0より高いと、コンパレー
タ31はHレベルを出力するが、FM多重デコーダ21
はリセットされず多重信号は受信できる状態にある。電
界強度が弱くなりSメータ出力が基準電圧V0より低く
なると、コンパレータ31はLレベル(リセット信号)
を出力する。リセット信号によりFM多重デコーダ21
の発振が停止される。その結果、FM多重デコーダ21
からのノイズの発生もなくなり、FM受信部1の音質は
低下しない。尚、この場合、デコーダICの仕様によ
り、実際にはFM多重デコーダ21内の発振回路自体は
リセットしても動作しているものであるが、輻射の影響
が最も大きい出力端子部における出力は停止しているた
め、最終的にノイズ発生はなくなる。
【0020】基準電圧V0の設定は図1(b)に示すご
とく、基準電圧V0をFM多重デコーダ21により多重
信号(文字データ)が復調できない程度の受信レベルに
設定しておく。例えば、多重信号の受信可能なレベルが
20dBならば、基準レベルは10dBに設定してお
く。このように設定すると、基準電圧V0(基準レベル
10dB相当)以下の受信レベルではFM多重デコーダ
21を動作させても、多重信号が得られないので実用上
FM多重の受信には支障をきたさない。
とく、基準電圧V0をFM多重デコーダ21により多重
信号(文字データ)が復調できない程度の受信レベルに
設定しておく。例えば、多重信号の受信可能なレベルが
20dBならば、基準レベルは10dBに設定してお
く。このように設定すると、基準電圧V0(基準レベル
10dB相当)以下の受信レベルではFM多重デコーダ
21を動作させても、多重信号が得られないので実用上
FM多重の受信には支障をきたさない。
【0021】以上のように本実施例では、受信波の電界
強度を検出して電界強度が低いときには、FM多重デコ
ーダの動作が停止されノイズが発生しなくなるので、F
M受信部の音質が低下しないFM多重放送受信機が提供
できる。尚、FM多重放送波中のパイロット信号を検出
して、パイロット信号が検出できなければFM多重デコ
ーダ21の動作を停止させるようにしてもよい。このよ
うにすれば、必然的にFM多重デコーダ21を停止させ
ることができる。また、コンパレータ等の特別な構成を
必要とせず簡略化できる。また、パイロット信号の有無
にかかわらず、FM多重放送を受信しない場合にはマニ
ュアルでFM多重デコーダ21の動作を停止させる(又
は、FM多重放送を受信したい場合のみマニュアルでF
M多重デコーダ21を動作させる)ようにしてもよい。
このようにすれば、ユーザの任意で停止でき、利便性が
よい。
強度を検出して電界強度が低いときには、FM多重デコ
ーダの動作が停止されノイズが発生しなくなるので、F
M受信部の音質が低下しないFM多重放送受信機が提供
できる。尚、FM多重放送波中のパイロット信号を検出
して、パイロット信号が検出できなければFM多重デコ
ーダ21の動作を停止させるようにしてもよい。このよ
うにすれば、必然的にFM多重デコーダ21を停止させ
ることができる。また、コンパレータ等の特別な構成を
必要とせず簡略化できる。また、パイロット信号の有無
にかかわらず、FM多重放送を受信しない場合にはマニ
ュアルでFM多重デコーダ21の動作を停止させる(又
は、FM多重放送を受信したい場合のみマニュアルでF
M多重デコーダ21を動作させる)ようにしてもよい。
このようにすれば、ユーザの任意で停止でき、利便性が
よい。
【0022】図2は本発明の第2の実施例のFM多重放
送受信機の構成を説明するためのブロック図である。以
下、図に従って説明する。4はFM放送波中に多重され
た多重信号を分離して表示部22に表示する多重信号受
信部で、コード化された多重信号から文字データに変換
するFM多重デコーダ21、文字データを表示する液晶
等の表示部22、FM検波回路12の出力(Sメータ)
を基に、電界強度が基準値より低いときにリセット信号
をFM多重デコーダ21に出力するマイコン(マイクロ
コンピュータ)41で構成される。マイコン41はその
内部にRAM、ROM、CPUを有し、通常FM多重デ
コーダ21からの文字情報等をデジタル処理し、表示部
22への出力制御を行うものである。尚、FM受信部1
は第1の実施例と名称、機能及び作用が同じであるため
同一番号を付し説明は省略する。
送受信機の構成を説明するためのブロック図である。以
下、図に従って説明する。4はFM放送波中に多重され
た多重信号を分離して表示部22に表示する多重信号受
信部で、コード化された多重信号から文字データに変換
するFM多重デコーダ21、文字データを表示する液晶
等の表示部22、FM検波回路12の出力(Sメータ)
を基に、電界強度が基準値より低いときにリセット信号
をFM多重デコーダ21に出力するマイコン(マイクロ
コンピュータ)41で構成される。マイコン41はその
内部にRAM、ROM、CPUを有し、通常FM多重デ
コーダ21からの文字情報等をデジタル処理し、表示部
22への出力制御を行うものである。尚、FM受信部1
は第1の実施例と名称、機能及び作用が同じであるため
同一番号を付し説明は省略する。
【0023】次に、動作について説明する。FM多重放
送の送信中にFMチューナ11で選択受信され、FM検
波回路12で検波された信号(Sメータ出力)がマイコ
ン41のA/Dポートに入力され、デジタルに変換され
た後、基準電圧と比較される。電界強度が弱くなりSメ
ータ出力が基準電圧より低くなると、マイコン41はリ
セット信号(Lレベル)をFM多重デコーダ21に出力
する。リセット信号によりFM多重デコーダ21の発振
が停止される。その結果、FM多重デコーダ21からの
ノイズの発生もなくなり、FM受信部1の音質は低下し
ない。このような停止処理はマイコン41内のCPUの
プログラム処理によって行われる。
送の送信中にFMチューナ11で選択受信され、FM検
波回路12で検波された信号(Sメータ出力)がマイコ
ン41のA/Dポートに入力され、デジタルに変換され
た後、基準電圧と比較される。電界強度が弱くなりSメ
ータ出力が基準電圧より低くなると、マイコン41はリ
セット信号(Lレベル)をFM多重デコーダ21に出力
する。リセット信号によりFM多重デコーダ21の発振
が停止される。その結果、FM多重デコーダ21からの
ノイズの発生もなくなり、FM受信部1の音質は低下し
ない。このような停止処理はマイコン41内のCPUの
プログラム処理によって行われる。
【0024】また、本例において、電界強度が弱くFM
多重放送が受信できないとき(リセット信号を出力する
とき)には、例えば、マイコン41が「受信状態が悪い
ためデータが得られません」等のメッセージを表示部2
2に表示させるようにしてもよい。このようにすると、
ユーザは多重データの取得結果を待つことなく、早い段
階で結果を知ることができる。尚、電界強度が強くFM
多重放送が受信可能なときは、マイコン41は表示部2
2に「データ受信中」と表示させる。
多重放送が受信できないとき(リセット信号を出力する
とき)には、例えば、マイコン41が「受信状態が悪い
ためデータが得られません」等のメッセージを表示部2
2に表示させるようにしてもよい。このようにすると、
ユーザは多重データの取得結果を待つことなく、早い段
階で結果を知ることができる。尚、電界強度が強くFM
多重放送が受信可能なときは、マイコン41は表示部2
2に「データ受信中」と表示させる。
【0025】以上のように本実施例では、受信波の電界
強度を検出して電界強度が低いときにはFM多重デコー
ダの動作が停止され、ノイズが発生しなくなるのでFM
受信部の音質が低下しないFM多重放送受信機が提供で
きる。図3は本発明の第3の実施例のFM多重放送受信
機の構成を説明するための図で、(a)はブロック図、
(b)はFM多重デコーダの動作・非動作を決める電界
強度(Sメータ出力)と基準電圧V1、V2の関係を示
す図である。以下、図に従って説明する。
強度を検出して電界強度が低いときにはFM多重デコー
ダの動作が停止され、ノイズが発生しなくなるのでFM
受信部の音質が低下しないFM多重放送受信機が提供で
きる。図3は本発明の第3の実施例のFM多重放送受信
機の構成を説明するための図で、(a)はブロック図、
(b)はFM多重デコーダの動作・非動作を決める電界
強度(Sメータ出力)と基準電圧V1、V2の関係を示
す図である。以下、図に従って説明する。
【0026】5はFM多重デコーダ21の動作/非動作
を決めるリセット部で、FM検波回路12の出力(Sメ
ータ)を基準電圧と比較して電界強度が基準電圧より低
いときにFM多重デコーダ21の動作を停止させるリセ
ット信号(Lレベル)をFM多重デコーダ21に出力す
るコンパレータ51、コンパレータ51の基準電圧を調
整するコンパレータ(オープンドレイン型)52及び基
準電圧を設定する電源Vcc、抵抗R1、R2、R3で
構成される。尚、FM受信部1及び多重信号受信部2は
第1の実施例と名称、機能及び作用が同じであるため同
一番号を付し説明は省略する。
を決めるリセット部で、FM検波回路12の出力(Sメ
ータ)を基準電圧と比較して電界強度が基準電圧より低
いときにFM多重デコーダ21の動作を停止させるリセ
ット信号(Lレベル)をFM多重デコーダ21に出力す
るコンパレータ51、コンパレータ51の基準電圧を調
整するコンパレータ(オープンドレイン型)52及び基
準電圧を設定する電源Vcc、抵抗R1、R2、R3で
構成される。尚、FM受信部1及び多重信号受信部2は
第1の実施例と名称、機能及び作用が同じであるため同
一番号を付し説明は省略する。
【0027】次に、動作について説明する。FM多重放
送の送信中にFM検波回路12で検波された信号(Sメ
ータ出力)がコンパレータ51に入力され基準電圧と比
較される。電界強度の強さに応じてコンパレータ51の
出力状態を説明する。 電界強度が低い状態から(FM多重デコーダ21がオ
フの状態から)電界強度が高くなりSメータ出力が電圧
V1(Vccを抵抗値R1と抵抗値R2で按分した電
圧)より高くなる場合には、コンパレータ51はHレベ
ル(Vccで5V)を出力し、FM多重デコーダ21は
オンになり(図3(b)の実線、参照)、FM多重放
送が受信可能になる。尚、コンパレータ51のHレベル
(5V)出力がコンパレータ52に入力されると、コン
パレータ52はLレベル(0V)を出力する。その結
果、コンパレータ51の基準電圧はVccを抵抗R2、
R3の並列抵抗値と抵抗値R2で按分した電圧V2まで
低下する。
送の送信中にFM検波回路12で検波された信号(Sメ
ータ出力)がコンパレータ51に入力され基準電圧と比
較される。電界強度の強さに応じてコンパレータ51の
出力状態を説明する。 電界強度が低い状態から(FM多重デコーダ21がオ
フの状態から)電界強度が高くなりSメータ出力が電圧
V1(Vccを抵抗値R1と抵抗値R2で按分した電
圧)より高くなる場合には、コンパレータ51はHレベ
ル(Vccで5V)を出力し、FM多重デコーダ21は
オンになり(図3(b)の実線、参照)、FM多重放
送が受信可能になる。尚、コンパレータ51のHレベル
(5V)出力がコンパレータ52に入力されると、コン
パレータ52はLレベル(0V)を出力する。その結
果、コンパレータ51の基準電圧はVccを抵抗R2、
R3の並列抵抗値と抵抗値R2で按分した電圧V2まで
低下する。
【0028】電界強度が高い状態から(電圧V1より
高くFM多重デコーダ21がオンの状態から)低くなり
Sメータ出力が電圧V1より低くなる場合には、コンパ
レータ51の基準電圧がV2まで低下しているので、コ
ンパレータ51はHレベル(Vccで5V)を出力し、
FM多重デコーダ21はオンの状態を維持する(図3
(b)の実線、参照)。
高くFM多重デコーダ21がオンの状態から)低くなり
Sメータ出力が電圧V1より低くなる場合には、コンパ
レータ51の基準電圧がV2まで低下しているので、コ
ンパレータ51はHレベル(Vccで5V)を出力し、
FM多重デコーダ21はオンの状態を維持する(図3
(b)の実線、参照)。
【0029】更に、電界強度が低下してSメータ出力
が基準電圧V2より低くなると、コンパレータ51はL
レベル(0V)を出力し、FM多重デコーダ21はリセ
ットされオフになり(図3(b)の点線、参照)、F
M多重デコーダ21の発振が停止する。尚、コンパレー
タ51のLレベル(0V)出力がコンパレータ52に入
力されると、コンパレータ52はHレベル(5V)を出
力する。しかし、コンパレータ52はオープンドレイン
型であるため出力はオープンとなる。その結果、コンパ
レータ51の基準電圧は電圧Vccを抵抗値R1と抵抗
値R2で按分した電圧(V1)まで上昇する。
が基準電圧V2より低くなると、コンパレータ51はL
レベル(0V)を出力し、FM多重デコーダ21はリセ
ットされオフになり(図3(b)の点線、参照)、F
M多重デコーダ21の発振が停止する。尚、コンパレー
タ51のLレベル(0V)出力がコンパレータ52に入
力されると、コンパレータ52はHレベル(5V)を出
力する。しかし、コンパレータ52はオープンドレイン
型であるため出力はオープンとなる。その結果、コンパ
レータ51の基準電圧は電圧Vccを抵抗値R1と抵抗
値R2で按分した電圧(V1)まで上昇する。
【0030】電界強度が低い状態から(電圧V2より
低くFM多重デコーダ21がオフの状態から)高くなり
Sメータ出力が電圧V2より高くなる場合には、コンパ
レータ51の基準電圧がV1まで上昇しているので、コ
ンパレータ51はLレベル(0V)を出力し、FM多重
デコーダ21はオフの状態を維持する(図3(b)の点
線、参照)。
低くFM多重デコーダ21がオフの状態から)高くなり
Sメータ出力が電圧V2より高くなる場合には、コンパ
レータ51の基準電圧がV1まで上昇しているので、コ
ンパレータ51はLレベル(0V)を出力し、FM多重
デコーダ21はオフの状態を維持する(図3(b)の点
線、参照)。
【0031】尚、基準電圧V1、V2は基準電圧Vcc
及びを抵抗R1、R2、R3から次の(1)式、(2)
式ように求められる。 V1=(R2/(R1+R2))×Vcc・・・・(1)式
及びを抵抗R1、R2、R3から次の(1)式、(2)
式ように求められる。 V1=(R2/(R1+R2))×Vcc・・・・(1)式
【0032】
【数1】
【0033】基準電圧を電圧V1と電圧V2に変化させ
ることにより、電圧V1と電圧V2の間で受信レベルの
変動があっても、コンパレータ51からの出力は以前の
状態を保持できる。その結果、ノイズその他受信レベル
の小さな変動にはFM多重デコーダ21が追従してオ
ン、オフを繰り返すことが少なくなり、多重データの読
み出しが途絶えることがなくなる。
ることにより、電圧V1と電圧V2の間で受信レベルの
変動があっても、コンパレータ51からの出力は以前の
状態を保持できる。その結果、ノイズその他受信レベル
の小さな変動にはFM多重デコーダ21が追従してオ
ン、オフを繰り返すことが少なくなり、多重データの読
み出しが途絶えることがなくなる。
【0034】以上のように本実施例では、受信波の電界
強度を検出して電界強度が低いときにはFM多重デコー
ダの動作が停止され、ノイズが発生しなくなるのでFM
受信部の音質が低下しないFM多重放送受信機が提供で
きる。また、ノイズに対しても安定に動作する。尚、以
上の実施例では、FM多重デコーダ21にリセット信号
を与えて停止させるようにしているが、これに限らず、
FM多重デコーダ21に与えられている電源をカットす
ることにより行うようにしてもよい。
強度を検出して電界強度が低いときにはFM多重デコー
ダの動作が停止され、ノイズが発生しなくなるのでFM
受信部の音質が低下しないFM多重放送受信機が提供で
きる。また、ノイズに対しても安定に動作する。尚、以
上の実施例では、FM多重デコーダ21にリセット信号
を与えて停止させるようにしているが、これに限らず、
FM多重デコーダ21に与えられている電源をカットす
ることにより行うようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では電界強
度が弱い場合にはFM多重デコーダの動作が停止される
ので、FM多重デコーダから発生するノイズがなくな
り、本来のFM受信部の受信品質の高いFM多重放送受
信機が提供できる。
度が弱い場合にはFM多重デコーダの動作が停止される
ので、FM多重デコーダから発生するノイズがなくな
り、本来のFM受信部の受信品質の高いFM多重放送受
信機が提供できる。
【図1】本発明の第1の実施例のFM多重放送受信機の
構成を説明するための図である。
構成を説明するための図である。
【図2】本発明の第2の実施例のFM多重放送受信機の
構成を説明するためのブロック図である。
構成を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施例のFM多重放送受信機の
構成を説明するための図である。
構成を説明するための図である。
【図4】従来のFM多重放送受信機の構成を説明するた
めのブロック図である。
めのブロック図である。
1・・・・FM受信部、 2・・・・FM多
重受信部、11・・・FMチューナ、 21・
・・FM多重デコーダ、12・・・FM検波回路、
22・・・表示部、13・・・FMステレオ復調
回路、 31、51、52・・・コンパレータ。
重受信部、11・・・FMチューナ、 21・
・・FM多重デコーダ、12・・・FM検波回路、
22・・・表示部、13・・・FMステレオ復調
回路、 31、51、52・・・コンパレータ。
Claims (9)
- 【請求項1】 FM放送の音声信号に多重化された各種
FM多重情報を抽出するFM多重抽出回路を備えたFM
多重放送受信機において、 電界強度を検出する電界強度検出手段と、 前記電界強度検出手段により検出された前記電界強度を
基準値と比較する比較手段と、 前記比較手段による比較の結果、前記電界強度が基準値
より低いときに、前記FM多重抽出回路の動作を停止さ
せる停止手段を備えたことを特徴とするFM多重放送受
信機。 - 【請求項2】 前記比較手段は、 前記電界強度検出手段により検出された前記電界強度と
基準値とを比較するコンパレータであることを特徴とす
る請求項1記載のFM多重放送受信機。 - 【請求項3】 前記比較手段及び前記停止手段は、 前記電界強度検出手段により検出された前記電界強度と
基準値とを比較するマイクロコンピュータからなること
を特徴とする請求項1記載のFM多重放送受信機。 - 【請求項4】 表示手段を備え、前記マイクロコンピュ
ータはその比較の結果、前記電界強度が基準値より低い
ときには、前記FM多重放送が受信不可能である旨の表
示を前記表示手段に行わせるものであることを特徴とす
る請求項3記載のFM多重放送受信機。 - 【請求項5】 前記比較手段は、 第1基準値と該第1基準値よりも小さい第2基準値を有
し、前記電界強度を前記第1基準値と第2基準値とで比
較するものであって、 前記停止手段は前記比較手段による比較の結果、前記F
M多重抽出回路が一旦動作状態になっているときに、前
記電界強度が前記第2基準値より低くなると、前記FM
多重抽出回路の動作を停止させ、 前記FM多重抽出回路が一旦非動作状態になっていると
きに、前記電界強度が前記第1基準値より高くなると、
前記FM多重抽出回路を動作させるものであることを特
徴とする請求項1記載のFM多重放送受信機。 - 【請求項6】 前記FM多重抽出回路が動作状態にある
ときには、前記コンパレータの基準値を第2基準値に設
定し、 前記FM多重抽出回路が非動作状態にあるときには、前
記コンパレータの基準値を第1基準値に設定するもので
あることを特徴とする請求項2又は請求項5記載のFM
多重放送受信機。 - 【請求項7】 前記コンパレータの出力を入力とするオ
ープンドレイン型の第2コンパレータを備え、 前記第2コンパレータは前記コンパレータの出力結果に
応じて、前記コンパレータの基準値を前記第1基準値と
第2基準値とに切り換えるものであることを特徴とする
請求項2又は請求項6記載のFM多重放送受信機。 - 【請求項8】 FM放送の音声信号に多重化された各種
FM多重情報を抽出するFM多重抽出回路を備えたFM
多重放送受信機において、 FM放送波のFM多重パイロット信号を検出するパイロ
ット信号検出手段と、 前記パイロット信号検出手段により前記パイロット信号
が検出されないときには、前記FM多重抽出回路の動作
を停止させる第2停止手段を備えたことを特徴とするF
M多重放送受信機。 - 【請求項9】 FM放送の音声信号に多重化された各種
FM多重情報を抽出するFM多重抽出回路を備えたFM
多重放送受信機において、 前記多重化された情報を受信するか否かを選択する選択
スイッチを備え、 前記選択スイッチにより前記多重化された情報を受信し
ないことが選択されると、前記FM多重抽出回路の動作
を停止させる第3停止手段を備えたことを特徴とするF
M多重放送受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8256088A JPH10107664A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | Fm多重放送受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8256088A JPH10107664A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | Fm多重放送受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10107664A true JPH10107664A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17287735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8256088A Pending JPH10107664A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | Fm多重放送受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10107664A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005184534A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-07 | Fujitsu Ten Ltd | 受信装置、チューナおよびチューナ管理装置 |
JP2007124096A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 可搬型ディジタル放送受信装置 |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP8256088A patent/JPH10107664A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005184534A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-07 | Fujitsu Ten Ltd | 受信装置、チューナおよびチューナ管理装置 |
JP2007124096A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 可搬型ディジタル放送受信装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990615 |