JPH10107475A - 電子機器のシールド構造 - Google Patents

電子機器のシールド構造

Info

Publication number
JPH10107475A
JPH10107475A JP27543796A JP27543796A JPH10107475A JP H10107475 A JPH10107475 A JP H10107475A JP 27543796 A JP27543796 A JP 27543796A JP 27543796 A JP27543796 A JP 27543796A JP H10107475 A JPH10107475 A JP H10107475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shield
gasket
housing
fitting surface
fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27543796A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirobumi Musha
博文 武者
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advantest Corp filed Critical Advantest Corp
Priority to JP27543796A priority Critical patent/JPH10107475A/ja
Publication of JPH10107475A publication Critical patent/JPH10107475A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】安価な平板状シールドガスケットを使用して所
望のシールド効果が得られる電子機器のシールド構造の
実現。 【解決手段】蓋と勘合して長尺な勘着面を形成した筐体
と、該筐体と勘合して長尺な勘着面を形成した蓋と、蓋
と筐体間の勘着面に対応して装着する平板状シールドガ
スケットとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、平板状シールド
ガスケットを使用する電磁波をシールド構造において、
勘合部の漏洩経路を長くする構造により電磁シールド効
果を安価に実現する電子機器のシールド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】第1に従来技術の電子機器のシールド構
造例を図5に示す。この例では、貴金属混入した丸型シ
ールドガスケットを使用した例である。この丸型シール
ドガスケットを筐体(ケース)に形成された溝部に装着
し、上蓋を圧接してネジ止めする構造である。この場合
では、銀粒子等の貴金属混入した丸型シールドガスケッ
ト自体のシールド効果が高い為特別な構造を設けること
なく所望のシールド効果が期待できる。しかし貴金属混
入した丸型シールドガスケットは高価な為コスト面での
難点となっている。
【0003】第2に従来技術の電子機器のシールド構造
例を図6に示す。この例では、平板状シールドガスケッ
トを使用した例である。平板状シールドガスケットは例
えばカーボン等を混入して形成した構造であり、安価で
はあるが体積抵抗が大きい為シールド効果が悪いという
難点がある。この為所望のシールド効果を得る為に長尺
な密着接触面を設ける必要がある。この結果、遮蔽構造
部分の領域が大きくなってしまい、実装回路エリア50
が狭くなったり、筐体が大きくなったり、装置が重くな
ったりする難点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記説明のように、従
来方法による安価な電磁波をシールド構造の実現におい
ては実用上の難点があった。そこで、本発明が解決しよ
うとする課題は、安価な平板状シールドガスケットを使
用して所望のシールド効果が得られる電子機器のシール
ド構造の実現を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の構成では、蓋11と勘合して長尺な勘着面
20を形成した筐体12と、筐体12と勘合して長尺な
勘着面20を形成した蓋11と、蓋11と筐体12間の
勘着面20に対応して装着する平板状シールドガスケッ
ト13とする構成手段とする。これにより、シールドガ
スケットによるシールド構造において、安価な平板状シ
ールドガスケットを使用して所望のシールド効果が得ら
れる電子機器のシールド構造を実現する。
【0006】また、斜め勘合構造により長尺な勘着面2
0として形成するシールド構造や、V字型溝勘合構造に
より長尺な勘着面20を形成するシールド構造がある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を実施
例と共に詳細に説明する。
【0008】
【実施例】
(実施例1)本発明実施例1の斜面シールド構造断面図
例を図1に示して説明する。この例は、上蓋11と筐体
12間の勘着面を斜め構造としてシールド面積を多くし
たシールド構造例である。即ち筐体12の厚みは厚くせ
ず、代わりに上蓋11との勘着部分を斜めにして長尺な
勘着面20を形成して接合面積を増加させる手段として
いる。例えば45度の場合には約1.4倍の面積増にな
り、60度の場合は2倍の面積増になる。この斜めの勘
着部分に対して導電性の粘着材で平板状シールドガスケ
ット13を貼り付け固定する。
【0009】上蓋11側は、前記筐体12の勘着部分の
斜めの長尺な勘着面20に対応した勘合構造を設ける。
両者を勘合した後、止めビス等の固定手段で圧接密着さ
れて内外との電磁シールドを実現する。
【0010】ここで平板状シールドガスケット13は、
図4(a)に示すように、例えばゴム系弾性体にカーボ
ンを化学合成した板状の薄いカーボン化合物ガスケット
(例えば0.5mm厚み)であり、この一面には導電性の
粘着材が塗布して接着構造となっていて比較的安価であ
る。これを筐体12側あるいは上蓋11側に接着して固
定させる。その他の平板状シールドガスケット13例と
しては、図4(b)に示すように導電性ワイヤを埋め込
んだガスケット構造物がある。
【0011】上記説明のシールド構造により、比較的安
価な平板状シールドガスケットを使用して所望のシール
ド効果が比較的容易に得られる。また筐体12の厚みに
対しての増加抑止の利点が得られ、筐体が大きくなった
り重くなるのを大幅に軽減できる効果が得られる。
【0012】(実施例2)本発明実施例2のV字凹溝シ
ールド構造断面図例を図2に示して説明する。この例で
は、上蓋11と筐体12間の勘着面を斜めV字凹溝構造
としてシールド面積を多くしたシールド構造例である。
即ち筐体12側の勘着部分をV字構造にして実質的に長
尺な勘着面20の構造手段としている。対向する上蓋1
1側は前記筐体12に対応する長尺な勘着面20のV字
凸構造とする。この両者間に実施例1同様にして、導電
性の粘着材で平板状シールドガスケット13を屈曲貼付
け固定する。これにより、比較的容易に所望のシールド
効果が得られる。また、図2に示す凸凹V字形状に対し
て逆V字形状としても良い。
【0013】なお、上記実施例の基本的なガスケット構
造物である上蓋11や筐体12材としてはアルミダイキ
ャスト製が一般的であるが、所望により図3(a)の断
面構造図に示すように、金属薄板をプレス湾曲加工して
所定の筐体を実現することも可能であり、この場合には
筐体も含めて一層安価なシールド構造を実現可能であ
る。
【0014】また、上記実施例の基本的なガスケット構
造物の応用例として、図3(b)の筐体平面図に示すよ
うに、内部の間仕切り部分に対しても同様の長尺な勘着
面20のシールド構造を形成して使用に供する例があ
る。
【0015】また、上記実施例の平板状シールドガスケ
ット13としては一面に導電性粘着材を有する場合で説
明していたが、開閉頻度が少ない場合には両面に導電性
粘着材を有する平板状シールドガスケット13としても
良い。また、逆に導電性粘着材を有しない場合には、導
電性接着剤を塗布して使用するシールドガスケットでも
良い。
【0016】また、上記実施例の説明では、平板状シー
ルドガスケットを使用する具体例で説明していたが、所
望によりこの平板状シールドガスケットの代わりに導電
性ペーストを使用する利用形態としても良い。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明した内容から、下記
に記載される効果を奏する。上蓋11と筐体12の勘合
部分に対して、斜めの勘合構造にした長尺な勘着面20
を設けることで、筐体12の厚みを抑制できる利点が得
られる。また多面積シールドによりカーボン化合物等の
比較的安価な平板状シールドガスケットでも所望のシー
ルド効果が得られ、コスト面での利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例1の、斜面シールド構造断面図
例である。
【図2】 本発明実施例2の、V字凹溝シールド構造断
面図例である。
【図3】 本発明の、(a)金属薄板を湾曲加工した筐
体断面構造図例と、(b)内部の間仕切りにも適用させ
た筐体平面図例である。
【図4】 本発明の、平板状シールドガスケットの構造
例である。
【図5】 従来の、電子機器のシールド構造例の第1例
である。
【図6】 従来の、電子機器のシールド構造例の第2例
である。
【符号の説明】
11 上蓋(蓋) 12 筐体 13 平板状シールドガスケット 20 勘着面 50 実装回路エリア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールドガスケットによるシールド構造
    において、 蓋と勘合して長尺な勘着面を形成した筐体と、 該筐体と勘合して長尺な勘着面を形成した蓋と、 蓋と筐体間の勘着面に対応して装着する平板状シールド
    ガスケットと、 以上を具備して電磁波をシールドする構造を特徴とした
    電子機器のシールド構造。
  2. 【請求項2】 シールドガスケットによるシールド構造
    において、 斜め勘合構造により長尺な勘着面として形成する請求項
    1記載の電子機器のシールド構造。
  3. 【請求項3】 シールドガスケットによるシールド構造
    において、 V字型溝勘合構造により長尺な勘着面を形成する請求項
    1記載の電子機器のシールド構造。
  4. 【請求項4】 シールドガスケットによるシールド構造
    において、 蓋構造体あるいは筐体構造体あるいは両方の構造体は金
    属薄板を使用し、湾曲加工して所定の長尺な勘着面を形
    成する請求項1記載の電子機器のシールド構造。
JP27543796A 1996-09-26 1996-09-26 電子機器のシールド構造 Pending JPH10107475A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27543796A JPH10107475A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 電子機器のシールド構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27543796A JPH10107475A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 電子機器のシールド構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10107475A true JPH10107475A (ja) 1998-04-24

Family

ID=17555516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27543796A Pending JPH10107475A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 電子機器のシールド構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10107475A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001168560A (ja) * 1999-12-07 2001-06-22 Denso Corp 電子回路ユニット
US6770812B2 (en) 2002-02-27 2004-08-03 Fujitsu Limited Metal housing with auxiliary parts glued to housing base
US6822162B1 (en) * 2003-11-07 2004-11-23 Agilent Technologies, Inc. Microcircuit housing with sloped gasket
JPWO2018186041A1 (ja) * 2017-04-04 2020-02-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001168560A (ja) * 1999-12-07 2001-06-22 Denso Corp 電子回路ユニット
US6770812B2 (en) 2002-02-27 2004-08-03 Fujitsu Limited Metal housing with auxiliary parts glued to housing base
US6822162B1 (en) * 2003-11-07 2004-11-23 Agilent Technologies, Inc. Microcircuit housing with sloped gasket
JPWO2018186041A1 (ja) * 2017-04-04 2020-02-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004158650A (ja) 電磁波シールド及び防水構造型筐体
EP0077615B1 (en) Electret microphone shield
JP3288875B2 (ja) シールドケースの取付構造
JPH10107475A (ja) 電子機器のシールド構造
JP2000151132A (ja) 携帯端末用樹脂金属一体型筐体
CN100360991C (zh) 投影仪用液晶显示装置
KR20010020839A (ko) 압전 부품
JP2003163046A (ja) シーリングコネクタおよびその製造方法並びに小型情報通信機器の内部音響構造
JP2000058692A (ja) 電子部品用パッケージ
JPH1051265A (ja) 表面実装型水晶振動子
JPH10107476A (ja) 高周波回路基板の接地及び電波シールド構造
JPH0546320Y2 (ja)
JPS61264799A (ja) シ−ルド材の構造
JPH1187941A (ja) 防爆容器
JPH05218674A (ja) 電磁遮蔽装置
JPH05304387A (ja) フレキシブルシールドシート
JP2003106573A (ja) セパレート型空気調和機室外機の電装品収納箱
JPH04564Y2 (ja)
JP2878020B2 (ja) 電磁継電器
JPH10326989A (ja) 電磁波シールドガスケット
JP2001185888A (ja) シールドケース
JP2001144488A (ja) モジュールの筐体構造
JP2005026321A (ja) 筐体構造
KR100863596B1 (ko) 냉장고의 상부커버 장착구조
JPH0917592A (ja) 電子機器の静電気侵入防止構造

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030603