JPH10106877A - テープ巻き付け装置 - Google Patents

テープ巻き付け装置

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JPH10106877A
JPH10106877A JP27872296A JP27872296A JPH10106877A JP H10106877 A JPH10106877 A JP H10106877A JP 27872296 A JP27872296 A JP 27872296A JP 27872296 A JP27872296 A JP 27872296A JP H10106877 A JPH10106877 A JP H10106877A
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JP
Japan
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tape
core
bobbin
winding
peripheral surface
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JP27872296A
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English (en)
Inventor
Katsuji Horikawa
勝司 堀川
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Nippon Chemi Con Corp
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型コイルへのテープの巻き付けを安定、迅
速かつ自動的に行なうことができるようにし、かつテー
プの巻ズレを防止する。 【解決手段】 巻芯21の先端には、巻軸Bに沿ったス
リ割りを有し、小型コイルCが巻芯21の所定位置にス
リ割りの弾性力によって保持される。その後、テープ供
給部10は、テープTの先端を方向A10で揺動し、小
型コイルに当接させ、この当接時にテープ押えローラR
6が移動してテープTを小型コイルCに押圧する。その
後、パルスモータ23が巻軸21を所定数回転して小型
コイルCにテープを巻き付ける。巻き付け後、テープ供
給部10は当初の位置に復するとともに、テープ押え1
5によってテープTを緊張させ、カッター16がテープ
Tをカットする。その後、巻芯受け22が摺動して、巻
き付けが完了した小型コイルCを巻芯21から離脱させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ巻き付け装
置に関し、特に小型コイルにテープ幅の狭い絶縁用テー
プ等のテープを自動巻き付けするテープ巻き付け装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テープ幅の狭い絶縁用テープ等
(ビニルテープ,接着テープ等)を導線が巻き付けられ
た小型コイルのコイルボビン柱筒部外側に巻き付ける場
合、絶縁用テープのテープ幅が幅が狭く、かつ絶縁用テ
ープの巻き付け対象である小型コイル自体も小型である
ことから、かかる絶縁用テープの小型コイルへの巻き付
けは手作業によって行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
手作業による絶縁用テープの小型コイルへの巻き付け
は、絶縁用テープ幅及び巻き付けられる小型コイルのコ
イル部の幅が非常に狭いことから、熟練を要し、作業効
率が悪いとともに、巻ズレが生ずるという問題点があっ
た。
【0004】例えば、小型コイルのコイル幅が5mm程
度である場合、巻き付けられるテープも5mm程度の幅
であり、このような幅の狭いテープを幅の狭いコイル部
に巻き付ける手作業は、人間の指の大きさからして容易
ではなかった。特に、テープ裏面に粘着剤が塗布されて
いる場合、テープのねじれによってテープの裏面同士が
部分的に接着し、テープ自体が棒状状態となってテープ
の巻き付け以前にテープの状態を正常状態に維持するこ
とができなくなる場合が生じる。
【0005】また、小型コイル自体に該小型コイルをプ
リント基板等に取り付けるための端子である突起部等を
有する場合には、絶縁用テープの巻き付け時に作業者自
身が傷を受け易く、この傷を防ぐための処置を作業者の
手に施すと、細かい手作業が困難になるという問題点も
あった。
【0006】そこで、本発明の目的は、かかる問題点を
除去し、テープ巻き付け装置において、テープの巻ズレ
を減少し、安定かつ迅速に小型コイルへのテープの巻き
付けを自動的に行なうことができるようにすることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、軸方向に貫
通孔を有する筒状部の両端につば部が形成されてなるボ
ビンの前記筒状部の外周面にテープを巻き付けるテープ
巻き付け装置において、前記ボビンを所定の中心軸を中
心として回転可能で、少なくとも前記貫通孔の内周面の
一部を弾性力によって圧接する先端部分をもった巻芯を
有するとともに、該巻芯の外周面上を前記中心軸に沿っ
て移動可能な巻芯受けを有し、該巻芯受けが前記先端部
分に位置する場合、少なくとも前記貫通孔が挿脱可能な
形状を形成し、前記中心軸を一致させた前記先端部分か
らの前記ボビンの挿入によって前記巻芯受けを押圧しつ
つ、該ボビンを前記先端部分の所定位置まで移動する
と、該先端部分の弾性力によって前記貫通孔の内周面の
一部を圧接し、該ボビンを前記所定位置に保持する巻回
手段と、前記中心軸に一致させて前記巻芯の前記所定位
置まで前記ボビンを移動させるワークセット手段と、前
記巻芯を回転させる回転駆動手段と、前記所定位置に保
持されたボビンの外周面にテープを供給するテープ供給
手段を備える。
【0008】これにより、ボビンは、テープが供給され
る所定位置に確実かつ容易に保持され、テープのボビン
への巻き付けが自動化される。また、テープの巻き付け
位置も精密に制御され安定した巻き付けが行なわれる。
【0009】この場合、前記テープ供給手段は、前記ボ
ビンが前記所定位置に保持された後に、テープの先端を
揺動して該ボビンの外周面に当接させるテープ揺動手段
と、前記テープの当接後における前記回転駆動手段の回
転に従ってテープを送り出すテープ送出手段と、前記回
転駆動手段の所定数の回転後に送り出されたテープを緊
張し、前記テープ送出手段から所定長の位置からテープ
をカットするテープカット手段と、前記テープの当接後
に該当接されたテープの先端を前記ボビンの外周面に圧
接するテープ圧接手段とをさらに具備するものとするこ
とができる。
【0010】これにより、ボビンに対するテープの巻き
付け始動を確実かつ安定して行えるとともに、テープの
巻ズレを防止できる。
【0011】また、前記ワークセット手段は、前記ボビ
ンの貫通孔に挿脱可能な突起部と、前記突起部が摺動可
能で前記中心軸が同一の摺動穴を有する移動体と、前記
摺動穴の底部と前記突起部との間に配置される弾性体と
を具備し、前記突起部は、前記ボビンの貫通孔が挿入さ
れる突起部分を有し、該ボビンが前記突起部分に挿入さ
れると、前記移動体は、前記中心軸に沿って前記巻芯に
移動し、前記突起部分が前記巻芯の先端に当接し、該当
接後該巻芯の先端の押圧によって前記弾性体が縮退する
とともに前記突起部が前記摺動穴の底部側に押し込ま
れ、前記ボビンが前記所定位置まで移動し、保持される
よう構成することもできる。
【0012】これにより、ボビンは、巻芯の所定位置に
容易かつスムーズにセットすることができる。
【0013】さらに、前記巻芯の先端部分は、前記中心
軸方向に間隙を設けた弾性体で形成すると好都合であ
る。
【0014】これにより、簡易な構成、例えばスリ割り
によって、ボビンを所定位置で保持できる。
【0015】また、前記テープ供給手段は、回転中心軸
から所定半径位置に配置され、周面がローレット掛けさ
れた3個以上の保持ピンをもつテープリールをさらに具
備し、略円筒形状で巻かれた巻き付け対象の巻きテープ
を前記保持ピンによって保持するよう構成してもよい。
【0016】これにより、テープリールの回転と巻きテ
ープとの間の回転ズレがなくなる。
【0017】さらに、前記巻回手段は、前記テープカッ
ト手段によってカットされた残余テープの巻き付けを前
記回転駆動手段の回転によって行い、該テープの巻き付
け後、前記巻芯受けを前記巻芯の先端部分に移動させ、
該巻芯受けの移動によって巻き付けが完了したボビンを
押圧して移動させ、該ボビンを前記巻芯から離脱させる
と好都合である。
【0018】これにより、巻芯の所定位置までのボビン
のセットから巻き付けが完了したボビンの取出までを自
動化できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
わるテープ巻き付け位置について説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施形態に係わるテー
プ巻き付け装置のテープ供給部10、巻部20及びリー
ル部30の各全体概念を示す正面図、図2は、テープ供
給部10及び巻部20の上面図、図3は、リール部30
の上面図である。
【0021】図1から図3において、テープ供給部10
は、テープ供給部10を方向A2に揺動するとともに方
向A4方向に駆動するシリンダ11a,11b、ローラ
R4,R5を介してテープTを巻部20に導くテープガ
イド17、及びバネ14によって所定時に方向A5から
テープTを押えるテープ押え15を有する。
【0022】巻部20は、小型コイルCを保持し、この
保持した小型コイルCのコイル柱筒外周面にテープを巻
き付ける巻芯21、巻芯21の周面を巻芯軸B方向に摺
動する巻芯受け22、巻芯21を回転するパルスモータ
23、及び保持された小型コイルCのコイル柱筒外周面
にテープTを巻回する際にテープTを該コイル柱筒該周
面に圧接するテープ押えローラR6を有する。ここで、
巻芯21の先端部分は、図2に示すように巻芯軸Bを中
心して巻芯軸B方向に割られた間隙(スリ割り)Sを有
し、この間隙Sは、巻芯受け22の先端部分に位置する
場合に狭められ、図2に示す位置にある場合、間隙Sは
巻芯21の弾性力により元の間隙に復帰する。この間隙
Sが復帰した状態では、巻芯21の幅は小型コイルCの
柱筒内周面を圧接する寸法となるため、該小型コイル
は、巻芯21の先端部分において保持されることにな
る。
【0023】巻部20とテープ供給部20との相対位置
関係は、図2に示すように、テープ供給部10から供給
されるテープTの巻部20側端とパルスモータ23を保
持する位置とが基準幅W2を設けて配置され、テープT
が巻部20にセットされた小型コイルCの柱筒外周面に
位置するように配置される。
【0024】リール部30は、巻テープTTを保持し、
巻テープTTに巻回されたテープTを順次供給する。リ
ール部30は、回動自在なリール板31上で回転軸32
から等半径等中心角の位置に垂直に立てられた3つの保
持ピンP1〜P3を固定する。この保持ピンP1〜P3
のそれぞれは、図3に示すように周面上にローレット掛
けされた面を有し、このローレット掛けされた摩擦面に
よって巻テープTTが保持され、巻テープTTの内周面
のテープ紙管が変形していても確実に保持することがで
き、巻テープTTのズレをなくすことができる。
【0025】巻テープTTからのテープTの供給は、ロ
ーラR1,R2,R3を介してテープ供給部10に供給
される。この際、ローラR2を保持するテープダンサー
33が方向A6に移動することによって、巻テープTT
に巻回されたテープTを繰り出すことができる。但し、
このテープダンサー33の移動は、テープ押え15によ
ってテープTが押えられている場合に行なう。
【0026】次に、図4及び図5を参照して小型コイル
を巻部20の巻芯21に保持させるためのセット部40
について説明する。
【0027】図4は、セット部40の上面図、図5は、
セット部40及び巻部20の一部を示す側面図である。
【0028】図4及び図5において、セット部40は、
セット治具42と、このセット治具42に内挿されて巻
芯B方向に遊動可能なセット治具ピン41とを有する。
このセット治具ピン41の先端は、同じく巻芯B上に配
置された巻芯21の先端部分に対向して配置され、この
セット治具ピン41の先端には、小型コイルC’が挿入
される。セット治具ピン41の後端には、バネ43が配
置され、セット治具ピン41は、バネ43の弾性力に抗
して後端方向に縮退し、バネ43の弾性力で先端方向に
伸長する。セット治具42は、セット治具移動部44に
固定され、セット治具移動部44の方向A7の移動に伴
って移動する。このセット治具移動部44は、バネ45
によって位置を維持することができる。
【0029】図6は、テープTを巻回すべき小型コイル
Cの概観を示す図であり、小型コイルCは、コイルを形
成するための銅線52がコイルボビンの柱筒部56の外
周面に巻回されている。コイルボビンは筒状の前記柱筒
部56の両端につば部54,55が形成されて構成され
ている。前述の銅線52はつば部54,55の間の柱筒
部56上に巻回され、巻回された銅線52の部分の上に
テープTが巻回される。コイルの幅は、5mmであり、
このコイルに巻き付けられるテープTの幅も5mmとな
っている。このテープTは、絶縁用テープであり、一方
の面に粘着剤が塗布された粘着テープである。コイルの
柱筒部内周面によって形成される矩形柱状空間51の断
面形状は、セット治具ピン41の断面形状及び巻芯21
の断面形状と略同じであり、セット治具ピン41及び巻
芯21が挿入可能となる。但し、巻芯21の断面形状
は、巻芯21の先端部分がスリ割りとなっており、巻芯
受け22の巻芯21先端部分への摺動によって間隙Sが
狭くなった時の断面形状をいう。なお、小型コイルCの
端面下部には、図示されない端子を含め、コイルに巻か
れた銅線に接続される6つの端子52a〜52eを有す
る。
【0030】次に、小型コイルC(C’,C”)の柱筒
外周面に対するテープTの一連の巻き付け動作について
説明する。
【0031】まず、図5において、セット部40のセッ
ト治具ピン41の先端に小型コイルC’が手動あるいは
図示しない小型コイルC’の挟持・移送装置によって自
動的に挿入されると、セット治部移動部44が巻軸Bに
沿って巻部20方向に移動し、この移動に伴ってセット
治具42及びセット治具ピン41も移動する。この移動
によって、セット治具ピン41の先端は、巻軸Bに沿っ
て巻芯21の先端に当接し、この当接後、セット治具ピ
ン41は巻芯21によって移動方向と逆方向に押圧さ
れ、バネ43の弾性力に逆らって、セット治具42に対
して相対的に引き込まれた状態となる。ここで、セット
治具ピン41と巻芯21との先端は当接した状態を維持
するため、小型コイルC’は、巻芯21の先端部分に摺
動する。そして、この小型コイルC’の摺動とともに、
小型コイルC’は、巻芯受け22’に当接し、押圧して
巻芯受け22’を巻芯受け22”の位置に摺動させる。
この結果、小型コイルC’は、小型コイルC”の所定位
置に摺動し、小型コイルC”が巻部20にセットされる
ことになる。ここで、巻芯21の先端部分は、図2に示
すようにスリ割りとなっており、このスリ割りによる弾
性力によって小型コイルC”が保持されることになる。
【0032】その後、セット部40全体は、図5に示す
初期位置に移動する。
【0033】この小型コイルC”の巻部20へのセット
が終了すると、図1において、カッター16によってカ
ットされたテープTの先端Fは、シリンダ11a,11
bの駆動によって方向A4に沿って巻部20に近接する
とともに、支持軸12を中心としてテープ供給部10が
空間13内で方向A2に揺動する。この揺動は、シリン
ダ11bに対してシリンダ11aを相対的に伸縮させる
ことによって実現できる。この方向A2の揺動は、テー
プTの先端Fをも方向A3に揺動させ、最終的にテープ
Tの先端Fは、先端F’に移動する。この揺動を概念的
にいうと、テープTの先端Fは、巻部20に近接移動し
つつ、図1の紙面下部方向に移動し、最終段階で紙面上
部に移動することになる(矢印A10参照)。この揺動
によって、テープTの先端F’は、巻芯21にセットさ
れた小型コイルCの柱筒外周面に当接する。
【0034】この当接とほぼ同時期にテープ押えローラ
R6が小型コイルCに近接し、テープTを小型コイルC
の柱筒外周面に押圧する。
【0035】この押圧後に、パルスモータ23が駆動し
て、巻芯21及びこの巻芯21にセットされた小型コイ
ルCを巻軸Bを中心に左方向に所定数回転させる。この
小型コイルCの回転によって、テープTは、少なくとも
テープダンサー33によって繰り出された長さ分供給さ
れ、小型コイルCに巻き付けられる。この際、テープ供
給部10と巻部20とは近接し、かつテープ押えローラ
R6が小型コイルCに巻き付けられるテープTを押圧し
ていることによって、テープTの巻ズレは生じない。
【0036】小型コイルCの所定数の回転が終了する
と、テープ供給部10は、図1に示すような初期位置に
移動し、この移動期間において、テープ押え15がバネ
18の弾性力によってテープガイド17上のテープTを
方向A5から押え、この押えによって、テープ供給部1
0におけるテープガイド17端から小型コイルCまでの
テープTが緊張される。この緊張後に、カッター16が
テープTの垂直方向から降下して先端FでテープTをカ
ットする。
【0037】このテープTのカット後、小型コイルC側
のカットされたテープTは、再度パルスモータ23を回
転することによって最終的な巻き付けが完了する。
【0038】この小型コイルCへのテープTの最終的な
巻き付けを行っている際、テープダンサー33は、方向
A6に下降し、巻テープTTに巻回されたテープTを繰
り出す処理を行なう。
【0039】一方、テープ押えローラR6も初期位置に
下降し、小型コイルCから離隔する。
【0040】その後、図5において、巻芯受け22”が
再び巻芯受け22’の位置に摺動され、この摺動によっ
て、巻き付けが完了した小型コイルC”は、押圧されて
巻芯21から離脱する。
【0041】その後、上述した一連処理を繰り返すこと
により、連続してテープTの小型コイルCへの巻き付け
が行われる。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、小型コイルのボビンに、巻ズレを生じることなく
安定、迅速かつ自動的にテープ巻き付けを行なうことが
可能になる。
【0043】より具体的には、本発明によれば、ボビン
を、テープが供給される所定位置に確実かつ容易に保持
することができ、テープのボビンへの巻き付けが正確に
行なわれる。
【0044】さらに、ボビンに対するテープの巻き付け
始動を確実かつ安定して行なうことができるとともに、
テープの巻ズレを防止することができる。
【0045】また、ボビンは簡易な構成、例えばスリ割
りによって、巻芯の所定位置に容易かつスムーズにセッ
トすることができる。
【0046】さらに、簡単な構成によって、テープリー
ルの回転と巻きテープとの間の回転ズレをなくすことが
でき、テープの安定供給を行なうことができる。
【0047】さらに、本発明によれば、ボビンに対する
巻芯の所定位置までのセットから、巻き付けが完了した
ボビンの取り出しまでを完全に自動化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるテープ巻き付け装
置のテープ供給部10、巻部20及びリール部30の構
成および配置を示す正面図である。
【図2】テープ供給部10及び巻部20の詳細な構成を
示す上面図である。
【図3】リール部30の詳細な構成を示す上面図であ
る。
【図4】セット部40の詳細な構成を示す上面図であ
る。
【図5】セット部40及び巻部20の一部の詳細を示す
側面図である。
【図6】小型コイルCの概観を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 テープ供給部 11a,11b シリンダ 12 支持軸 13 空間 14,18,43 バネ 15 テープ押え 16 カッタ 17 テープガイド R1〜R5 ローラ 20 巻部 21 巻芯 22 巻芯受け 23 パルスモータ R6 テープ押えローラ 30 リール部 31 リール板 32 回転軸 33 テープダンサ P1〜P3 保持ピン 40 セット部 41 セット治具ピン 42 セット治具 C,C’,C” 小型コイル B 巻軸 51 矩形柱状空間 52 コイル 54,55 つば部 56 柱筒部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に貫通孔を有する筒状部の両端に
    つば部が形成されてなるボビンの前記筒状部の外周面に
    テープを巻き付けるテープ巻き付け装置であって、 前記ボビンを所定の中心軸を中心として回転可能で、少
    なくとも前記貫通孔の内周面の一部を弾性力によって圧
    接する先端部分をもった巻芯を有するとともに、該巻芯
    の外周面上を前記中心軸に沿って移動可能な巻芯受けを
    有し、該巻芯受けが前記先端部分に位置する場合、少な
    くとも前記貫通孔が挿脱可能な形状を形成し、前記中心
    軸を一致させた前記先端部分からの前記ボビンの挿入に
    よって前記巻芯受けを押圧しつつ、該ボビンを前記先端
    部分の所定位置まで移動すると、該先端部分の弾性力に
    よって前記貫通孔の内周面の一部を圧接し、該ボビンを
    前記所定位置に保持する巻回手段と、 前記中心軸に一致させて前記巻芯の前記所定位置まで前
    記ボビンを移動させるワークセット手段と、 前記巻芯を回転させる回転駆動手段と、 前記所定位置に保持されたボビンの外周面にテープを供
    給するテープ供給手段とを具備することを特徴とするテ
    ープ巻き付け装置。
  2. 【請求項2】 前記テープ供給手段は、 前記ボビンが前記所定位置に保持された後に、テープの
    先端を揺動して該ボビンの外周面に当接させるテープ揺
    動手段と、 前記テープの当接後における前記回転駆動手段の回転に
    従ってテープを送り出すテープ送出手段と、 前記回転駆動手段の所定数の回転後に送り出されたテー
    プを緊張し、前記テープ送出手段から所定長の位置から
    テープをカットするテープカット手段と、 前記テープの当接後に該当接されたテープの先端を前記
    ボビンの外周面に圧接するテープ圧接手段と、 をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載のテ
    ープ巻き付け装置。
  3. 【請求項3】 前記ワークセット手段は、 前記ボビンの貫通孔に挿脱可能な突起部と、 前記突起部が摺動可能で前記中心軸が同一の摺動穴を有
    する移動体と、 前記摺動穴の底部と前記突起部との間に配置される弾性
    体とを具備し、前記突起部は、前記ボビンの貫通孔が挿
    入される突起部分を有し、該ボビンが前記突起部分に挿
    入されると、前記移動体は、前記中心軸に沿って前記巻
    芯に移動し、前記突起部分が前記巻芯の先端に当接し、
    該当接後該巻芯の先端の押圧によって前記弾性体が縮退
    するとともに前記突起部が前記摺動穴の底部側に押し込
    まれ、前記ボビンが前記所定位置まで移動し、保持され
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のテープ巻
    き付け装置。
  4. 【請求項4】 前記巻芯の先端部分は、前記中心軸方向
    に間隙を設けた弾性体で形成することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項に記載のテープ巻き付け装置。
  5. 【請求項5】 前記テープ供給手段は、 回転中心軸から所定半径位置に配置され、周面がローレ
    ット掛けされた3個以上の保持ピンをもつテープリール
    をさらに具備し、 略円筒形状で巻かれた巻き付け対象の巻きテープを前記
    保持ピンによって保持することを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1項に記載のテープ巻き付け装置。
  6. 【請求項6】 前記巻回手段は、 前記テープカット手段によってカットされた残余テープ
    の巻き付けを前記回転駆動手段の回転によって行い、 該テープの巻き付け後、前記巻芯受けを前記巻芯の先端
    部分に移動させ、該巻芯受けの移動によって巻き付けが
    完了したボビンを押圧して移動させ、該ボビンを前記巻
    芯から離脱させることを特徴とする請求項2に記載のテ
    ープ巻き付け装置。
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JP (1) JPH10106877A (ja)

Cited By (3)

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