JPH1010654A - 映写機用デジタルサウンド信号再生装置 - Google Patents

映写機用デジタルサウンド信号再生装置

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JPH1010654A
JPH1010654A JP15254396A JP15254396A JPH1010654A JP H1010654 A JPH1010654 A JP H1010654A JP 15254396 A JP15254396 A JP 15254396A JP 15254396 A JP15254396 A JP 15254396A JP H1010654 A JPH1010654 A JP H1010654A
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JP
Japan
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video film
sound signal
digital sound
film
video
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JP15254396A
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Inventor
Etsuro Saito
悦朗 斉藤
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Sony Cinema Products Corp
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Sony Cinema Products Corp
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Publication of JPH1010654A publication Critical patent/JPH1010654A/ja
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    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/62Maintaining desired spacing between record carrier and head
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B31/00Associated working of cameras or projectors with sound-recording or sound-reproducing means
    • G03B31/02Associated working of cameras or projectors with sound-recording or sound-reproducing means in which sound track is on a moving-picture film
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像フィルムを安定して走行させて再生の確
実性の向上を図るとともに、装置本体の簡易化を図る。 【解決手段】 映像フィルム1が供給される供給口10
Aの近傍に配設され、映像フィルム1が周回して走行す
るガイドスプロケット11と、映像フィルム1が送出さ
れる送出口10Bの近傍に配設され、映像フィルム1が
周回して走行するガイドローラ14と、ガイドスプロケ
ット11とガイドローラ14との間に配設され、映像フ
ィルム1が周回して走行するサウンドドラム13と、こ
のサウンドドラム13に付設され、映像フィルム1のデ
ジタルサウンド信号記録部5に記録されたデジタルサウ
ンド信号を読み取り、再生する光学読取装置20とを備
える。ガイドスプロケット11には、光学読取装置20
に供給される映像フィルム1に走行負荷を作用させる映
像フィルム走行調整装置30を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルサウンド
映写システムを構成するデジタル映写装置に付設され、
映像フィルム供給装置から繰り出された映像フィルムの
映像コマに対応して設けられたデジタルサウンド信号記
録部からデジタルサウンド信号読取手段によってデジタ
ルサウンド信号を再生する映写機用デジタルサウンド信
号再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】映像フィルムには、連続した映像コマ
と、これらの映像コマを確実にコマ送りするために幅方
向の両側部に沿って一定の間隔で穿設された多数個のパ
ーホレーションとともに、サウンド信号記録部が設けら
れている。このサウンド信号記録部には、映像コマに対
応してサウンド信号が記録されている。
【0003】最近の映像システムにおいては、アナログ
サウンドばかりでなく、デジタルサウンドを併用するこ
とによって、より良好な音質、ステレオサウンドによる
臨場感の盛り上げ等を達成したいわゆるデジタルサウン
ド映写システムが採用されている。このデジタルサウン
ド映写システム用の映像フィルムには、アナログサウン
ド信号記録部とともにデジタルサウンド信号記録部が設
けられて、これらアナログサウンド信号記録部とデジタ
ルサウンド信号記録部によってサウンド信号記録部が構
成されている。
【0004】すなわち、デジタルサウンドシステム用映
像フィルムは、連続した1つの映像コマ毎に対応して、
送り方向に離間して穿設された左右各2個のパーホレー
ションとフィルム側縁との間の領域に沿ってそれぞれデ
ジタルサウンド信号記録部が設けられ、デジタルサウン
ド信号がそれぞれ記録されている。このデジタルサウン
ド信号は、図6に示すように、後述するデジタルサウン
ド信号再生装置100によって読み取り、再生される。
【0005】デジタルサウンド信号再生装置100は、
デジタル映写装置に組み合わされ、映像フィルム自動供
給巻取装置から供給された映像フィルムのフィルム走行
路を構成する第1のガイドローラ101と、ガイドスプ
ロケット102と、サウンドドラム103と、第2のガ
イドローラ104とから構成されている。また、デジタ
ルサウンド信号再生装置100は、上記走行路構成部材
に映像フィルム1が安定して走行されるように、第1の
テンションローラ105乃至第4のテンションローラ1
08を備えている。サウンドドラム103には、後述す
るデジタルサウンド信号の光学読取装置120が付設さ
れている。
【0006】第2のテンションローラ106と第3のテ
ンションローラ107には、弾性力によって映像フィル
ム1をガイドスプロケット102とサウンドドラム10
3に押し付けて走行させる引張りスプリング109が張
架されている。
【0007】映像フィルム1は、映像フィルム自動供給
巻取装置から繰り出されて、デジタルサウンド信号再生
装置100の映像フィルム供給口に供給され、第1のガ
イドローラ101に架け合わされて水平方向へと折り返
される。次に、映像フィルム1は、第1のテンションロ
ーラ105によってガイドスプロケット102に押し付
けられた状態で、第2のテンションローラ106を介し
てサウンドドラム103に導かれる。映像フィルム1
は、このサウンドドラム103において折り返され、第
3のテンションローラ107及び第4のテンションロー
ラ108によってガイドスプロケット102に押し付け
られた状態で、第2のガイドローラ104に架け合わさ
れる。映像フィルム1は、第2のガイドローラ104を
介してデジタルサウンド信号再生装置100の映像フィ
ルム送出口から送出され、デジタルサウンド映写装置へ
と引き込むための駆動源である駆動スプロケット111
へと供給される。
【0008】また、ガイドスプロケット102には、図
6中に点線で示すように、フライホイール110がガイ
ドスプロケット102の同軸上に一体に設けられてい
る。
【0009】さらに、サウンドドラム103の近傍位置
には、デジタルサウンド信号の光学読取装置120が設
けられている。この光学読取装置120は、図示しない
読取光源と、オプティカルファイバー121と、対物レ
ンズ装置122と、CCDラインセンサ123とから構
成されている。
【0010】デジタルサウンド信号の光学読取装置12
0では、光源から出射された光線がオプティカルファイ
バ121中に導かれて映像フィルム1のデジタルサウン
ド信号記録部へと照射され、光学的な明暗のバーコード
信号に変換された状態で対物レンズ122を介してCC
Dラインセンサ123上に結像される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したデ
ジタルサウンド映写システムにおいては、デジタル映写
装置とフィルム自動供給巻取装置とが、一般に数メート
ル程度離間してそれぞれ設置されている。また、上述し
たようにデジタルサウンド信号再生装置100は、駆動
源を有せず、この内部の映像フィルム走行路において映
像フィルム1を極めて軽微な力で支持している。このた
め、映像フィルム1は、フィルム自動供給装置から繰り
出された後、重力によって垂れ下がり、また、映写室内
の僅かな風の影響等を受けて揺らぐといった現象を生じ
て、図6中に示すM部に示すように、脈動した不安定な
状態で映像フィルム走行路を走行する。
【0012】この映像フィルム1の揺らぎ現象は、映像
フィルム1をデジタルサウンド信号再生装置100を介
して駆動スプロケット111に対する負荷の変動として
作用し、これら駆動スプロケット111に回転ムラ(ワ
ウ)を生じさせる。したがって、従来のデジタルサウン
ド信号再生装置100では、映像フィルム1を安定した
状態で走行させることができない。
【0013】ところで、デジタルサウンド信号再生装置
100は、図6中に波線で示すように、フライホイール
110がガイドスプロケット102を慣性を大にして安
定した状態で回転動作させて、映像フィルム1を安定し
た状態で走行させる。しかしながら、このフライホイー
ル110は、映像フィルム1がガイドスプロケット10
2を比較的安定した状態で走行する場合に有効に作用す
るが、映像フィルム1の揺らぎ現象により駆動スプロケ
ット111の回転ムラが生じた場合に映像フィルム1の
安定走行に十分な機能を奏することができない。
【0014】したがって、デジタルサウンド信号再生装
置100は、光学読取装置120において、映像フィル
ム1のデジタルサウンド信号記録部に記録されたデジタ
ルサウンド信号の読み取りが一定のタイミングで確実に
行われないデジタルサウンド信号クロックが生じ、再生
音声が途切れるといった問題点を発生させる。
【0015】この問題点を解決する手段としては、上述
したデジタルサウンド信号再生装置100に、映像フィ
ルム供給口側と映像フィルム送出口側とに同期して回転
駆動することによって映像フィルム1を駆動する駆動機
構を設け、この映像フィルム1の脈動した不安定な状態
での走行を防止するデジタルサウンド信号再生装置が考
えられる。しかしながら、このデジタルサウンド信号再
生装置では、駆動機構をフィルム自動供給巻取装置やデ
ジタル映写装置の駆動スプロケット111とも確実に同
期させて駆動させる必要が生じ、装置本体が複雑化かつ
大型化するといった問題点が生じる。また、このデジタ
ルサウンド信号再生装置は、駆動機構を設けたことによ
り、デジタルサウンド映写システムの各構成装置の基本
仕様を変更して新たに構成しなければならないといった
問題点が生じる。
【0016】また、上述した問題点を解決する手段とし
ては、デジタルサウンド信号再生装置100内に配設し
た各テンションローラ105乃至108の映像フィルム
1に対するテンションをさらに大きく作用させるように
構成し、映像フィルム1を常に張架した状態で走行させ
るデジタルサウンド信号再生装置が考えられる。しかし
ながら、このデジタルサウンド信号再生装置は、常時大
きなテンションが作用している映像フィルム1を走行駆
動するために、駆動スプロケット111より大きな駆動
源が必要となり、デジタルサウンド映写システムの各構
成装置の基本仕様を変更して新たに構成しなければなら
ないといった問題点が生じる。
【0017】また、映像フィルム1は、映像フィルム走
行路を常時大きなテンションが作用した状態で走行駆動
されると、パーホレーションが変形、破損を起こし、ま
た、フィルム面が損傷を起こして、寿命が大幅に低下す
るといった問題点が生じる。
【0018】したがって、本発明は、映像フィルムを安
定して走行させて再生の確実性の向上を図るとともに、
装置本体の簡易化を図ったデジタルサウンド信号再生装
置を提供することを目的に提案されたものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係るデジタルサウンド信号再生装置は、映像フィル
ムが供給される供給口の近傍に配設され、映像フィルム
が周回して走行する第1のガイド手段と、映像フィルム
が送出される送出口の近傍に配設され、映像フィルムが
周回して走行する第2のガイド手段と、第1のガイド手
段と第2のガイド手段との間に配設され、映像フィルム
が周回して走行するサウンドドラムと、このサウンドド
ラムに付設され、映像フィルムのデジタルサウンド信号
記録部に記録されたデジタルサウンド信号を読み取り、
再生するデジタルサウンド信号読取手段とを備えてい
る。
【0020】以上のように構成された本発明に係る映写
機用デジタルサウンド信号再生装置によれば、映像フィ
ルムが、供給口から供給され、第1のガイド手段を約9
0゜に周回して水平方向へと折り返し走行する。このと
き、映像フィルムは、映像フィルム走行調整装置が生じ
るブレーキ力によって第1のガイド手段に回転負荷が作
用され、揺らぎ現象が解消された状態で第1のガイド手
段を走行する。
【0021】次に、映像フィルムは、サウンドドラムを
約180゜に周回して走行する。このとき、映像フィル
ムは、このサウンドドラムに付設されたデジタルサウン
ド信号読取手段によって、デジタルサウンド信号記録部
に記録されたデジタルサウンド信号が安定した状態で読
み取られ、再生される。
【0022】そして、映像フィルムは、第2のガイドロ
ーラを約90゜に周回して走行して、送出口から送出さ
れる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について、図1乃至図5の図面を参照して詳細に説明
する。本発明の実施の形態として示すデジタルサウンド
信号再生装置10は、図1に示すように、デジタルサウ
ンド映写システムを構成する。このデジタルサウンド映
写システムに用いられる映像フィルム1は、 アナログ
サウンドばかりでなく、デジタルサウンドを併用するこ
とにより良質な音質、ステレオサウンドによる臨場感の
高揚等を達成するようにしている。
【0024】この映像フィルム1は、図2に示すよう
に、連続した1つの映像コマ2毎に対応して、送り方向
に離間して左右各2個のパーホレーション3A、3Bが
一定の間隔を以って連続して穿設されている。アナログ
サウンド信号記録部4は、一方のパーホレーション3A
と映像コマ2との間に設けられ、アナログサウンド信号
が記録されている。また、デジタルサウンド信号記録部
5A、5Bは、一方のパーホレーション3Aと一方のフ
ィルム側縁及び他方のパーホレーション3Bと他方のフ
ィルム側縁との間の領域に沿ってそれぞれ設けられ、デ
ジタルサウンド信号がステレオ記録されている。
【0025】アナログサウンド信号記録部4に記録され
たアナログサウンド信号は、音声波形に対応して幅寸法
が連続的に変化する遮光帯状部によって構成され、照射
した光の透過光量の変化を電気量の変化に変換して映像
コマ2に対応した音声が記録される。また、デジタルサ
ウンド信号記録部5A、5Bに記録されたデジタルサウ
ンド信号は、映像フィルム1の走行方向に対して交差す
る方向にパターン配列されたバーコードによってそれぞ
れ構成されている。このデジタルサウンド信号は、後述
するデジタルサウンド信号再生装置10によって読み取
り、再生される。
【0026】デジタルサウンド映写システムは、上述し
た映像フィルム1の繰り出し及び巻き取りを行う映像フ
ィルム自動供給巻取装置50と、この映像フィルム自動
供給巻取装置50から供給された映像フィルム1からデ
ジタルサウンド信号の読み取り、再生を行うデジタルサ
ウンド信号再生装置10と、デジタルサウンド信号再生
装置10を走行した映像フィルム1を映写するデジタル
映写装置40等から構成されている。
【0027】映像フィルム自動供給巻取装置50は、供
給ターンテーブル51と、巻取ターンテーブル52と、
予備ターンテーブル53等から構成されている。これら
のターンテーブル51乃至53は、1タイトル分を1本
として莫大な長さに接合された映像フィルム1を巻き取
るため、図1に示すように、直径寸法が約1.5メート
ルとされている。供給ターンテーブル51には、中央に
位置して、この供給ターンテーブル51の回転を制御し
て映像フィルム1の繰り出しを調整する繰出調整装置5
4が配設されている。また、巻取ターンテーブル52に
は、中央に位置して、この巻取ターンテーブル52の回
転を制御して映像フィルム1の巻き取りを調整する巻取
調整装置55が配設されている。
【0028】供給ターンテーブル51に巻装された映像
フィルム1は、繰出調整装置54によって回転が制御さ
れた供給ターンテーブル51から、内周側から外周側に
順次繰り出されてデジタルサウンド信号再生装置10へ
と供給される。また、デジタル映写装置40に供給され
た映像フィルム1は、巻取調整装置55によって回転が
制御された巻取ターンテーブル52に内周側から外周側
に順次巻き取られていく。
【0029】デジタルサウンド信号再生装置10は、図
1に示すように、デジタル映写装置40に付設されてい
る。デジタルサウンド信号再生装置10は、映像フィル
ム自動供給巻取装置50から供給された映像フィルム1
の映像コマ2に対応して設けられたデジタルサウンド信
号記録部5からデジタルサウンド信号を再生する。
【0030】デジタルサウンド信号再生装置10は、図
3に示すように、映像フィルム自動供給巻取装置50か
ら供給された映像フィルム1の走行路を構成するガイド
スプロケット11と、テンションローラ12と、サウン
ドドラム13と、ガイドローラ14等から構成されてい
る。
【0031】ガイドスプロケット11は、デジタルサウ
ンド信号再生装置10の映像フィルム供給口10A側に
配設されている。ガイドスプロケット11は、外周部の
周回りの幅方向に離間した位置に、多数個の送り爪11
Bが突設されている。この送り爪11Bには、映像フィ
ルム1のパーホレーション3A、3Bが係合する。ガイ
ドスプロケット11は、供給された映像フィルム1を送
り爪11Bに架け合わせて約90°に周回して折り返
し、サウンドドラム13に送り出す。
【0032】また、ガイドスプロケット11には、図3
中に波線で示すように、映像フィルム1を安定した状態
で映像フィルム走行路を走行させるために、映像フィル
ム走行調整装置30が配設されている。映像フィルム走
行調整装置30は、図4に示すように、デジタルサウン
ド信号再生装置10の側板10aに貫通されたガイドス
プロケット11の支軸11Aに組み付けられている。
【0033】映像フィルム走行調整装置30は、交流イ
ンダクションモータとほぼ同様に構成され、密閉された
筒状のケース31と、このケース31の内周面に固定さ
れたリング状のステータ32と、支軸11Aに固定され
た円板状のロータ33等から構成されている。映像フィ
ルム走行調整装置30では、通常のAC100Vの電圧
より低い印加電圧を使用する。また、映像フィルム走行
調整装置30は、サウンドドラム13での映像フィルム
1のテンションを約350gfにする。
【0034】映像フィルム走行調整装置30は、映像フ
ィルム1の揺らぎ現象によって駆動スプロケット41に
回転ムラが発生した状態で電源コード34に直流電流が
投入されると、ステータ32とロータ33との間に渦電
流が発生して、ロータ33に対してブレーキ力が作用さ
れる。このため、映像フィルム走行調整装置30は、ガ
イドスプロケット11の回転負荷として作用して映像フ
ィルム1の揺らぎ現象を解消する。そして、映像フィル
ム走行調整装置30は、映像フィルム1にデジタルサウ
ンド信号再生装置10の映像フィルム走行路を安定して
走行させ、サウンドドラム13に確実に巻き付かせる。
【0035】テンションローラ12は、ガイドスプロケ
ット11に当接して配設されている。テンションローラ
12は、走行する映像フィルム1をガイドスプロケット
11に押し付けて安定して走行させる。
【0036】サウンドドラム13は、後述するデジタル
サウンド信号の光学読取装置20側に配設されている。
サウンドドラム13は、ガイドスプロケット11に送り
出された映像フィルム1を架け合わせて約180°に周
回して折り返し、ガイドローラ14に送り出す。サウン
ドドラム13には、後述するデジタルサウンド信号の光
読取光源21が付設されている。
【0037】ガイドローラ14は、デジタルサウンド信
号再生装置10の映像フィルム送出口10B側に配設さ
れている。ガイドローラ14は、支軸15Aによって一
端側を片持ち支持された揺動レバー15の自由端側に支
持した支軸14Aに回動自在に支持されている。この揺
動レバー15の支軸15Aは、デジタルサウンド信号再
生装置10の側板10aに設けた図示しない軸受部によ
って回動自在に支持されている。ガイドローラ14は、
サウンドドラム13に送り出された映像フィルム1を架
け合わせて約90゜に周回して折り返し、デジタル映写
装置40の駆動スプロケット41に送り出す。揺動レバ
ー15には、この支軸の近傍に位置して検出センサ16
が組み合わされている。検出センサ16は、周知のよう
に、回転方向の位置を検出する。検出センサ16の出力
は、図示しないフィードバック制御部に入力されて上述
した映像フィルム走行調整装置30で使用する印加電圧
を制御する。
【0038】引張りスプリング17は、一端部17Aを
デジタルサウンド信号再生装置10の側板10aに固定
され、他端部17Bを揺動レバー15に掛け合わしてい
る。したがって、引張りスプリング17は、揺動レバー
15に支持されたガイドローラ14を、図3において反
時計方向に付勢する。なお、この引張りスプリング17
の引張り力は、極めて軽微であって、映像フィルム走行
路を走行する映像フィルム1に対する走行負荷を与える
ものでは無い。
【0039】デジタルサウンド信号の光学読取装置20
は、図3に示すように、読取光源21と、オプティカル
ファイバーと、対物レンズ装置23A、23Bと、CC
Dラインセンサ24A、24B等から構成されている。
オプティカルファイバー22は、一端部22Aが読取光
源21に対向位置されるとともに、他端部22Bが二股
に分岐されてそれぞれ映像フィルム1のデジタルサウン
ド信号記録部5A、5Bに対向位置されている。
【0040】対物レンズ装置23A、23B及びCCD
ラインセンサ24A、24Bは、映像フィルム1のデジ
タルサウンド記録部5A、5Bを介してオプティカルフ
ァイバ22の分岐先端部22A、22Bの光軸上にそれ
ぞれ配設されている。デジタルサウンド信号記録部5
A、5Bに記録されたデジタルサウンド信号は、読取光
源21から出射された光線がオプティカルファイバー2
2中に導かれ、分岐先端部22A、22Bからデジタル
サウンド信号記録部5A、5Bへと照射されることによ
って、光学的な明暗のバーコード信号に変換された状態
で、対物レンズ23A、23Bを介してCCDラインセ
ンサ24A、24B上に結像される。
【0041】CCDラインセンサ24A、24Bは、上
述したように、デジタルサウンド信号に対応する明暗の
光学的コード信号を電気的コード信号に変換して、図1
に示すように、プロセッサ70へと出力する。
【0042】プロセッサ70は、図1に示すように、デ
ジタルサウンド信号再生装置10によって読み取り、再
生が行われたデジタルサウンド信号出力を入力して信号
処理を施す。プロセッサ70の出力は、アンプ71を介
してスピーカーシステムの各スピーカ72、73に入力
されてデジタルサウンドが楽しめられる。
【0043】デジタル映写装置40は、図1に示すよう
に、デジタルサウンド信号再生装置10を走行した映像
フィルム1に駆動スプロケット41、42を駆動源とし
て映像フィルム走行路を走行させる。デジタル映写装置
40は、駆動スプロケット41、42との間に構成され
た映像フィルム走行路に対向位置して光源装置43及び
映写レンズ装置44が配設されている。光源装置43か
ら映像フィルム1へと照射された映写光は、映像フィル
ム1を透過して映写レンズ装置44において調像されて
スクリーンに投影される。
【0044】以上のように構成された実施の形態デジタ
ルサウンド信号再生装置10は、映像フィルム自動供給
巻取装置から繰り出された映像フィルム1が、映像フィ
ルム供給口10Aに揺らぎながら供給され、ガイドスプ
ロケット11に架け合わされて水平方向へと折り返され
る。このとき、映像フィルム1は、映像フィルム走行調
整装置30が生じるブレーキ力によってガイドスプロケ
ット11に回転負荷が作用され、揺らぎ現象が解消され
た状態でガイドスプロケット11を走行する。また、映
像フィルム1は、パーホレーション3A、3Bがガイド
スプロケット11の送り爪11Bと係合するため、揺ら
ぎ現象による走行状態の変動がサウンドドラム13の掛
け合わせ部分まで及ぶことなく、ガイドスプロケット1
1を走行する。 そして、映像フィルム1は、テンショ
ンローラ12によってガイドスプロケット11に押し付
けられた状態で、サウンドドラム13に導かれる。この
とき、映像フィルム1は、このサウンドドラム13に付
設された光学読取装置20によって、デジタルサウンド
信号記録部5A、5Bに記録されたデジタルサウンド信
号が安定した状態で読み取られ、再生される。次に、映
像フィルム1は、このサウンドドラム13において折り
返され、ガイドローラ14に架け合わされる。映像フィ
ルム1は、ガイドローラ14を介してデジタルサウンド
信号再生装置10の映像フィルム送出口から送出され、
デジタル映写装置40へと引き込むための駆動源である
駆動スプロケット41へと供給される。
【0045】上述した実施の形態デジタルサウンド信号
再生装置10は、ガイドスプロケット11の支軸11A
に映像フィルム走行調整装置30が配設されたことによ
り、ガイドスプロケット11の回転負荷として作用して
映像フィルム1の揺らぎ現象を解消して、映像フィルム
1が安定して走行されて再生の確実性の向上が図られ
る。このため、このデジタルサウンド信号再生装置10
は、リバース走行が容易とされる。
【0046】また、このデジタルサウンド信号再生装置
10は、ガイドスプロケット11と、テンションローラ
12と、サウンドドラム13と、ガイドローラ14とに
よって構成されたことにより、従来必要とされた第1及
び第2のガイドローラ101、104、第1乃至第4の
テンションローラ105、106、107、108、引
張りスプリング109等の部材が削減されて簡易化が図
られる。
【0047】したがって、このデジタルサウンド信号再
生装置10は、映像フィルム1の取り付け作業効率の向
上が図られるとともに、映像フィルムの変形、破損或い
は損傷の防止が図られ、製造コストの低減が図られる。
【0048】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る映写機用
デジタルサウンド信号再生装置によれば、第1のガイド
手段に映像フィルム走行調整装置が備えられたことによ
り、第1のガイド手段の回転負荷として作用して映像フ
ィルムの揺らぎ現象を解消して、映像フィルムが安定し
て走行されて再生の確実性の向上が図られる。このた
め、この映写機用デジタルサウンド信号再生装置は、リ
バース走行が容易とされる。
【0049】また、この映写機用デジタルサウンド信号
再生装置は、第1のガイド手段と、第2のガイド手段
と、サウンドドラムとによって構成されたことにより、
従来必要とされた複数個のガイドローラ、複数個のテン
ションローラ、引張りスプリング等の部材が削減されて
簡易化が図られる。
【0050】したがって、この映写機用デジタルサウン
ド映写装置は、映像フィルムの取り付け作業効率の向上
が図られるとともに、映像フィルムの変形、破損或いは
損傷の防止が図られ、製造コストの低減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態デジタルサウンド信号
再生装置を備えるデジタルサウンド映写システムを示す
構成図である。
【図2】上記デジタルサウンド信号再生装置に用いられ
る映像フィルムを示す平面図である。
【図3】上記デジタルサウンド信号再生装置を示す構成
図である。
【図4】上記デジタルサウンド信号再生装置を構成する
映像フィルム走行調整装置を示す縦断面図である。
【図5】上記デジタルサウンド信号再生装置を構成する
光学読取装置を示す構成図である。
【図6】従来のデジタルサウンド信号再生装置を示す構
成図である。
【符号の説明】
1 映像フィルム 5 デジタルサウンド信号記録部 10A 映像フィルム供給口 10B 映像フィルム送出口 11 ガイドスプロケット 13 サウンドドラム 14 ガイドローラ20 光学読取装置 30 映像フィルム走行調整装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像フィルムが供給される供給口の近傍
    に配設され、映像フィルムが周回して走行する第1のガ
    イド手段と、 映像フィルムが送出される送出口の近傍に配設され、映
    像フィルムが周回して走行する第2のガイド手段と、 第1のガイド手段と第2のガイド手段との間に配設さ
    れ、映像フィルムが周回して走行するサウンドドラム
    と、 このサウンドドラムに付設され、映像フィルムのデジタ
    ルサウンド信号記録部に記録されたデジタルサウンド信
    号を読み取り、再生するデジタルサウンド信号読取手段
    とを備え、 第1のガイド手段には、デジタルサウンド信号読取手段
    に供給される映像フィルムに走行負荷を作用させる映像
    フィルム走行調整装置を備えたことを特徴とする記載の
    映写機用デジタルサウンド信号再生装置。
  2. 【請求項2】 第1のガイド手段は、映像フィルムのサ
    ウンドドラムへの入力側部分とサウンドドラムからの出
    力側部分のパーホレーションにそれぞれ係合してガイド
    するガイドスプロケットであることを特徴とする請求項
    1に記載の映写機用デジタルサウンド信号再生装置。
  3. 【請求項3】 第2のガイド手段は、弾性手段によって
    一方側に付勢された支持レバーに回動自在に支持された
    ガイドローラと、支持レバーに設けられた回動位置検出
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の映写
    機用デジタルサウンド信号再生装置。
JP15254396A 1996-06-13 1996-06-13 映写機用デジタルサウンド信号再生装置 Withdrawn JPH1010654A (ja)

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PCT/JP1997/002055 WO1997048013A1 (fr) 1996-06-13 1997-06-13 Appareil de reproduction de signaux sonores numeriques pour projecteur de films
CN 97191020 CN1198822A (zh) 1996-06-13 1997-06-13 电影放映机用数字声信号再生装置
EP97926248A EP0844513A4 (en) 1996-06-13 1997-06-13 APPARATUS FOR REPRODUCING DIGITAL SOUND SIGNALS FOR MOVIE PROJECTOR
US09/011,666 US6038010A (en) 1996-06-13 1998-02-09 Apparatus for reproducing digital sound signals for projectors

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992006409A1 (en) * 1990-09-28 1992-04-16 Digital Theater Systems Corporation Motion picture digital sound system and method
JPH1138527A (ja) * 1993-09-24 1999-02-12 Sony Corp 映写機用デジタルサウンド信号再生装置
JPH07230130A (ja) * 1994-02-18 1995-08-29 Sony Corp 映画フィルムのデジタルサウンド再生システム

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WO1997048013A1 (fr) 1997-12-18
CN1198822A (zh) 1998-11-11
EP0844513A4 (en) 1998-09-23

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