JPH10104295A - 電界センサ - Google Patents
電界センサInfo
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- JPH10104295A JPH10104295A JP27549796A JP27549796A JPH10104295A JP H10104295 A JPH10104295 A JP H10104295A JP 27549796 A JP27549796 A JP 27549796A JP 27549796 A JP27549796 A JP 27549796A JP H10104295 A JPH10104295 A JP H10104295A
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Abstract
物体についても、当該表面形状に沿って感度の高い電界
測定を可能とする電界センサを提供する。 【解決手段】 センサヘッド9またはセンサヘッド9を
収容するパッケージ11に取り付けられたシート状アン
テナ12が、電磁波を放射する被計測物30の表面形状
に倣って容易に変形できるもので構成した電界センサ。
Description
の測定に用いられる電界センサに関し、特に、電磁波に
よる電界強度を測定するための、および放送電波等の特
定周波数の信号電波の受信アンテナとして機能する電界
センサに関する。
あるいはロボット等のFA機器、自動車、鉄道等の制御
器など多くの電気機器は、外部からの電磁ノイズによっ
て誤動作などの影響を受ける危険を常にもっている。従
って、EMC分野においては、外部の電磁環境や影響を
及ぼすようなノイズの大きさ、また自らが発生するノイ
ズ等を正確に測定することが重要となっている。
来、(a)通常のアンテナを用いて受信し、導電ケーブ
ルで測定器まで導く方法、(b)アンテナによって受信
した信号を検波して、発光ダイオードによって光信号に
変換し光ファイバで測定器まで導く方法、(c)印加さ
れる電界強度に応じて、入射した光の強度が変化して出
射するように構成された光学素子を用いて電界強度変化
を光強度変化に変換し、光ファイバを通じて受光器まで
導く方法がある。
ら採り入れられ、最も一般的な方法であるが、長い距離
にわたる導電ケーブル等の存在により、電界分布が乱れ
てしまったり、ケーブル途中からのノイズ混入の恐れが
あるなどの問題があったため、光ファイバを用いた上記
(b)、(c)の方法が開発されている。
号を増幅して発光ダイオードに加え、光信号に変換して
光ファイバで受光器に導くものであるが、センサヘッド
部に電気回路やバッテリを必要とし、形状が大きくなっ
てしまい、また、電界の検出感度が低く、応答速度が遅
いという欠点がある。
度変化に変換する光学素子として電気光学効果を有する
結晶を用いている。その素子構造には、バルク素子と導
波路型素子の2種類がある。前者は、光ファイバの出射
光をレンズで平行光として、アンテナと接続した電極を
取り付けた結晶中を通過させて結晶中の電界により偏光
状態を変化させ、検光子で強度変化に変換した後、再び
光ファイバに結合するバルク素子である。後者の導波路
型素子は、結晶基板に設けた光導波路により構成され
る。通常、導波路型の方がバルク型よりも10倍以上検
出感度が高い。導波路型の電界センサ用基板結晶には、
電気光学定数の高いニオブ酸リチウム単結晶が一般に使
われている。
構成を示す図である。図6は、導波路型のセンサヘッド
9の構成を示す図である。図6に示すように、センサヘ
ッド9は、c軸に垂直に切り出したニオブ酸リチウム単
結晶の基板10上に入出射光導波路24、そこから分岐
した位相シフト光導波路25、および2本の位相シフト
光導波路25の端面に形成した反射部26から形成され
ている。入出射光導波路24の端には、偏波面保持ファ
イバ16が結合されている。また、位相シフト光導波路
25上には、一対の変調電極27が設置され、導電ケー
ブル44を経由してアンテナ41に接続されている。
通ったセンサヘッド9の入射光は、入出射光導波路24
に入射した後、二つの位相シフト光導波路25にエネル
ギーが分割され、反射部26で反射されてもとの光路を
もどる。電界が印加された場合、アンテナ41により変
調電極27に電圧が誘起されて、二つの位相シフト光導
波路25中には、深さ方向に互いに反対向きの電界成分
が生じる。その結果、二つの光波間で印加電界の大きさ
に応じて位相差が生じ、印加電界強度に応じて入出射光
導波路24端から再び出射される出射光の強度は変化す
る。この出射光は、光サーキュレータ6によって入射光
と分離され、受光器7に入射し、電気信号に変換の上で
測定器8によって印加電界の強度が測定される。この構
成の場合、センサヘッド9と受光器7は、光ファイバで
接続されているため、長距離でも減衰は少なく、また伝
送路と環境との間のノイズの授受がないなどの特徴があ
る。
定、およびその電界の正確な測定および解析は、電気機
器の誤動作の原因究明、除去、若しくは予防に不可欠で
あることは論を待たない。従来の電界センサは、直線状
のダイポールアンテナをはじめとして、広い空間の電界
計測に偏重して対象としていたきらいは否定できない。
一般に、放射される電界は、電磁波を放射する対象物に
近接し、かつ該対象物表面に垂直に計測することが望ま
しい。
面ではない形状をなす電磁波発生物体についても、当該
表面形状に沿って感度の高い電界測定を可能とする電界
センサを提供することである。
に、本発明は、印加される電界強度に応じて、入射する
光の強度が変化して出射するように構成されたセンサヘ
ッド、センサヘッドの入射光の光源、センサヘッドから
の出射光を検出する受光器、光源からセンサヘッドまで
およびセンサヘッドから受光器までの光の伝送路をなす
光ファイバ、および、印加電界を受信しセンサヘッドに
入力するアンテナから構成される電界センサにおいて、
アンテナが電磁波を放射する被計測物の表面形状に倣っ
て変形される電界センサである。
ドまたはセンサヘッドを収容するパッケージに取り付け
られている電界センサを提供する。
金で構成するとより効果的である。
学効果を示す基板上に形成された分岐干渉型光導波路、
および分岐干渉型光導波路の2本の位相シフト光導波路
の近傍に配置した変調電極から構成される光導波路素子
型センサヘッドの電界センサである。
いて、図面を参照して説明する。
説明する。
電界センサの構成を示す図である。図1において、セン
サヘッド9は、パッケージ11に収納されており、パッ
ケージ11の両側面には、一対のシート状アンテナ12
が対称に固定されている。また、シート状アンテナ12
は、パッケージ11内部でセンサヘッド9の変調電極に
接続されている。シート状アンテナ12は、Ti−Ni
系の形状記憶合金から構成されている。
は、円柱形状をなしており、パッケージ11をこれに近
接させてシート状アンテナ12をこの被測定物30の外
形に倣った形状に変形させることができる。また、パッ
ケージ11、またはシート状アンテナ12を粘着テープ
等によって被測定物30に固定することもできる。シー
ト状アンテナ12は、容易に変形させることができ、使
用後は相変態温度以上に加熱すればもとの形状に回復
し、または折り畳んで小さくできるなど、使用上の利便
性および耐久性において優れている。
ド9がシート状アンテナ12と実質一体となっているほ
か、シート状アンテナ12を被測定物30に近接させる
ことによって、センサヘッド9とシート状アンテナ12
の間での検出対象外であるノイズの侵入を避けられ、か
つ高感度での電界測定が可能となる。なお、図3は、図
1に対比するために引用した平板形状をなし、変形しに
くいアンテナ13の図である。図3に示されるアンテナ
13を使った場合と比較して、図1の構成の電界センサ
の検出感度は3dB高いことが実証された。
説明する。
ポールアンテナ14に適用した電界センサの構成を示す
図である。図2に示すように、センサヘッド9を収納し
たパッケージ11の両側面にダイポールアンテナ14を
固定した電界センサも、形状記憶合金からなるアンテナ
とすることにより、図1に示した電界センサの場合と同
様の効果をもたらす。図4は、図2に対比するために引
用した直線形状で変形しにくいダイポールアンテナ14
の図である。もちろん、アンテナを、例えば、アルミニ
ウムやステンレススチール等で、かつ形状を変形しやす
いような素材で構成することとすれば、前記のように、
アンテナを被測定物の表面形状に倣って変形させること
もできる。
必ずしも平面ではない形状をなす電磁波発生物体につい
ても、アンテナを近接するとともに当該表面形状に倣っ
た形状に変形させることによって、感度の高い電界測定
を可能とする電界センサを提供できる。
構成図。
構成図。
しにくいアンテナの図。
しにくいダイポールアンテナの図。
Claims (4)
- 【請求項1】 印加される電界強度に応じて、入射する
光の強度が変化して出射するように構成されたセンサヘ
ッド、該センサヘッドの入射光の光源、前記センサヘッ
ドからの出射光を検出する受光器、前記光源から前記セ
ンサヘッドまでおよび該センサヘッドから前記受光器ま
での光の伝送路をなす光ファイバ、および印加電界を受
信し前記センサヘッドに入力するアンテナから構成され
る電界センサにおいて、前記アンテナは、電磁波を放射
する被計測物の表面形状に倣って変形されることを特徴
とする電界センサ。 - 【請求項2】 前記アンテナは、前記センサヘッドまた
は該センサヘッドを収容するパッケージに取り付けられ
ていることを特徴とする請求項1記載の電界センサ。 - 【請求項3】 前記アンテナは、形状記憶合金から構成
されていることを特徴とする請求項1または請求項2記
載の電界センサ。 - 【請求項4】 前記センサヘッドは、電気光学効果を示
す基板上に形成された分岐干渉型光導波路、および該分
岐干渉型光導波路の2本の位相シフト光導波路の近傍に
配置した変調電極から構成された光導波路素子型センサ
ヘッドであることを特徴とする請求項1ないし請求項3
記載の電界センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27549796A JP3611409B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 電界センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27549796A JP3611409B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 電界センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10104295A true JPH10104295A (ja) | 1998-04-24 |
JP3611409B2 JP3611409B2 (ja) | 2005-01-19 |
Family
ID=17556326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27549796A Expired - Fee Related JP3611409B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 電界センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3611409B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008113219A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Hitachi Ltd | Rfidタグリーダ用アンテナ |
JP6887575B1 (ja) * | 2020-05-11 | 2021-06-16 | 三菱電機株式会社 | 電磁界センサ |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP27549796A patent/JP3611409B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2008113219A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Hitachi Ltd | Rfidタグリーダ用アンテナ |
JP6887575B1 (ja) * | 2020-05-11 | 2021-06-16 | 三菱電機株式会社 | 電磁界センサ |
WO2021229638A1 (ja) | 2020-05-11 | 2021-11-18 | 三菱電機株式会社 | 電磁界センサ |
US11946953B2 (en) | 2020-05-11 | 2024-04-02 | Mitsubishi Electric Corporation | Electromagnetic field sensor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3611409B2 (ja) | 2005-01-19 |
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