JPH1010392A - 送り込みパイプに内装された光ファイバユニットの引き止め機構 - Google Patents

送り込みパイプに内装された光ファイバユニットの引き止め機構

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Publication number
JPH1010392A
JPH1010392A JP8181698A JP18169896A JPH1010392A JP H1010392 A JPH1010392 A JP H1010392A JP 8181698 A JP8181698 A JP 8181698A JP 18169896 A JP18169896 A JP 18169896A JP H1010392 A JPH1010392 A JP H1010392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
fiber unit
lead wire
tension spring
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP8181698A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Saito
藤 伸 斎
Noritaka Ukiya
谷 典 孝 浮
Akio Mogi
木 章 夫 茂
Suehiro Miyamoto
本 末 広 宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1010392A publication Critical patent/JPH1010392A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】送り込みケーブルのパイプの伸縮に伴って、該
パイプに内装した光ファイバユニットの引き止め部に過
大な力が作用し、これによって光ファイバユニットの引
き止め部が損傷することを効果的に防止できるように、
その引き止め機構を工夫することを課題とする。 【解決手段】光ファイバユニットYを送り込みパイプP
の出口に対してフリーにし、送り込みパイプPの出口近
傍において光ファイバユニットYに定張力ばねTの一端
を固定し、当該定張力ばねTによって光ファイバユニッ
トYを引き止めて構成した送り込みパイプに内装された
光ファイバユニットの引き止め機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は送り込みケーブルのパ
イプに光ファイバユニットを内装したケーブルのパイプ
の光ファイバユニットの引き止め機構に関するものであ
り、送り込みケーブルのパイプの伸縮に伴って光ファイ
バユニットの引き止め部に過大な力が作用し、これによ
って光ファイバユニットの引き止め部が損傷することを
効果的に防止できるものである。
【0002】
【従来の技術】多数のブラスチック製の送り込みパイプ
(例えば内径4.5mm、6mm)を纏めて一つのケー
ブルを構成し、このケーブルを地下、床下、架空に布設
しておいて、その各送り込みパイプに高圧空気を吹き込
みつつ光ファイバユニット(例えば外径2mm)を引き
込んで内装することが行われている。送り込みパイプP
(図2参照、以下この項において同じ)に引き込まれた
光ファイバユニットYが、送り込みパイプの温度変化に
よる伸縮(送り込みパイプの熱膨張率は光ファイバユニ
ットの熱膨張率よりも大きい)や、振動のために光ファ
イバユニットYが移動する恐れがあるために、光ファイ
バユニットYが移動しないように、送り込みパイプの出
口に光ファイバユニットを接着剤A等によって固着して
引き止めている。ところで、架空ケーブルにおいては、
強風、地震による支柱の揺れのためにケーブルが大きく
揺れ、このためにケーブルが大きく伸縮する。そして、
光ファイバユニットYは送り込みパイプPの端部に固着
されているので、ケーブルのこの大きな伸縮によって、
上記固着部(引き止め部)に過大な力が掛かり、これが
損傷され、伝送効率が低下することがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ケーブル
の大きな伸縮によって光ファイバユニットの引き止め部
に過大な力が掛かることがないように、その引き止め機
構を工夫することをその課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた手段は、次ぎの(イ)とおりである。 (イ)光ファイバユニットを送り込みパイプの出口に対
してフリーにし、送り込みパイプの出口近傍において光
ファイバユニットに定張力ばねの一端を固定し、当該定
張力ばねによって光ファイバユニットを引き止めたこ
と。
【0005】
【作 用】光ファイバユニットは定張力ばねによって引
っ張られているのでこれが移動することはない。しか
し、送り込みパイプが揺れて大きく伸縮し、これに伴っ
て光ファイバユニットに掛かる張力が増大する。この張
力が定張力ばねによる引っ張り力よりも大きくなると、
定張力ばねが伸長して光ファイバユニットを送り込みパ
イプの伸長に追従させる。したがって、送り込みパイプ
Pが大きく揺れて伸長することに伴って、光ファイバユ
ニットYの引き止め部に局部的な力が作用してこれを損
傷することは回避される。なお、上記の「定張力ばね」
は、線材を自動的に引き込み、自動的に繰り出して線材
に掛かる張力を一定に維持する牽引手段であり、その具
体的な機構を問わない。
【0006】
【実 施 例】次いで、図面を参照しつつ、実施例の概
要を説明する。送り込みパイプPの内径は4.5mmで
あり、光ファイバユニットYの外径は2mmである。こ
の光ファイバユニットYのパイプ出口近傍に定張力ばね
Tのリード線Wの先端を固定して、定張力ばねTによっ
て引き止めている。この定張力ばねTは、トルク一定の
自動巻き取りリールR(固定されたもの)にリード線W
を巻き取ったものであり、リード線に掛かる力がリール
Rの巻き取りトルクを越えると、リード線Wを自動的に
リールRから繰り出し、リード線に掛かる力がリールR
の巻き取りトルクより小さくなるとリード線Wを自動的
にリールRに巻き取って、リード線の張力を一定に維持
するものである。定張力ばねTによるリード線の張力は
0.2〜2Kgである。この定張力ばねTによる張力
は、光ファイバユニットYの太さ、長さ、送り込みパイ
プPの内径等によって異なるので一概には言えないが、
上記の張力が一応の目安になる。一般的に言えばこの張
力は光ファイバユニットの伝送効率を低下しない範囲で
なければならず、また、送り込みパイプの熱伸縮、振動
等に伴う光ファイバユニットの移動を回避できる程度の
張力でなければならない。定張力ばねTとしては、ゼン
マイばねに一端を連結したリード線の他端を光ファイバ
ユニットに固定するものでもよいし、アンカーとしての
リード線の一端を光ファイバユニットに固定し、このリ
ード線に空気ばね、ばね定数が小さいばねによって所定
の張力を加えたものでもよい。上記実施例について試験
を行った。その試験条件は次ぎのとおりである。ケーブ
ルC(図3参照)の全長Lは50mで、6本の光ファイ
バユニットについて、その一端E1において各ユニット
の任意の2本の光ファイバをループ状に曲げて接続して
いる。そして一端E1において全ての光ファイバユニッ
トYは送り込みパイプPに対して動かない様にパイプP
の出口に接着剤によって固着されている。一端E1にお
いて任意の2本の光ファイバがループ状に接続されてい
る3本の光ファイバユニットのうち、1本は他端E2
おいて送り込みパイプの出口に対してフリーである(以
下これを「比較例1」という)。 他の一本は他端E2
おいて送り込みパイプの出口に対して接着剤によって固
着している(以下これを「比較例2」という)。さら
に、他の一本は他端E2において定張力ばねTによって
引き止めされている(以下これを「試験片」という)。
このケーブルCを引っ張って0.2%伸長させてこの状
態で計測を行った。また、ケーブルCに対する引っ張り
力を解放して後、再び計測を行った。計測項目は、ファ
イバの歪み、光ファイバユニットの移動の有無、外傷の
有無である。 引っ張り状態での計測結果 比較例1 比較例2 試験片 ファイバ歪み なし ケーブルの伸び なし 同じ ユニットの移動の ケーブルの伸 なし ケーブルの 有無 び分だけ移動 伸び分だけ 移動 引っ張り力解放後の試験 比較例1 比較例2 試験片 ファイバ歪み なし なし なし ユニットの移動の 残留有り なし なし 有無 外傷の有無 なし 固着部に なし 若干有り
【0007】
【効 果】ケーブルの送り込みパイプに内装された光フ
ァイバユニットのパイプ出口近傍に定張力ばねを連結
し、これによって光ファイバユニットの引き止めを行う
ものであるから、架空のケーブルが強風、地震等によっ
て大きく揺れて、大きく伸縮しても、これによって光フ
ァイバユニットの引き止め部に局部的に過大な力が作用
してこれを損傷することはない。また、送り込みパイプ
に内装された光ファイバユニットに常時所定の張力を光
ファイバユニットに加えるものであるから、上記光ファ
イバユニットの振動を抑制することができ、光ファイバ
ユニットの振動に伴う伝送特性の変化を低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の正面図である。
【図2】従来例の正面図である。
【図3】試験例の正面図である。
【符号の説明】
Y・・・光ファイバユニット P・・・パイプ T・・・定張力ばね W・・・リード線 R・・・リール A・・・接着剤 C・・・ケーブル E1・・・光ファイバユニットの一端 E2・・・光ファイバユニットの他端 L・・・ケーブルCの全長
フロントページの続き (72)発明者 宮 本 末 広 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送り込みパイプに光ファイバユニットを内
    装した該パイプの光ファイバユニットの引き止め機構に
    おいて、 光ファイバユニットを送り込みパイプの出口に対してフ
    リーにし、送り込みパイプの出口近傍において光ファイ
    バユニットに定張力ばねの一端を固定し、当該定張力ば
    ねによって光ファイバユニットを引き止めた送り込みパ
    イプに内装された光ファイバユニットの引き止め機構。
JP8181698A 1996-06-24 1996-06-24 送り込みパイプに内装された光ファイバユニットの引き止め機構 Pending JPH1010392A (ja)

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JP8181698A JPH1010392A (ja) 1996-06-24 1996-06-24 送り込みパイプに内装された光ファイバユニットの引き止め機構

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100388782B1 (ko) * 2000-06-07 2003-06-25 최상배 광섬유 케이블을 가스 파이프 내부에 설치하기 위한 장치및 그 방법
JP2013528806A (ja) * 2010-06-01 2013-07-11 ダンロップ・オイル・アンド・マリーン・リミテッド 漏出検出器

Cited By (3)

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