JPH1010366A - 多心光コネクタ - Google Patents

多心光コネクタ

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Publication number
JPH1010366A
JPH1010366A JP16804896A JP16804896A JPH1010366A JP H1010366 A JPH1010366 A JP H1010366A JP 16804896 A JP16804896 A JP 16804896A JP 16804896 A JP16804896 A JP 16804896A JP H1010366 A JPH1010366 A JP H1010366A
Authority
JP
Japan
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connector
adapter
plug
connector plug
butt
Prior art date
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Application number
JP16804896A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Takizawa
和宏 瀧澤
Yoshio Kikuchi
佳夫 菊地
Yukio Hayashi
幸生 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタフ゜ラク゛の全体を小型にすることにより機
器や収納箱の小型化に対応できるとともに、コネクタフ゜ラク゛
の部品点数の減少により低コスト化を図ることができ、
しかもコネクタフ゜ラク゛を構成する各部品の現場組立が可能な
多心光コネクタの提供。 【解決手段】 コネクタ部33と、コネクタ部33の突き合わせ方向
の後端部を収納保持するコネクタ固定部34と、コネクタ固定部34
の外側から突き合わせ方向前方に突出状態に設けられ、
アタ゛フ゜タ60と係脱可能に係合してコネクタ部33の抜けを防止す
る抜け止め部35と、コネクタ部33の周囲に嵌められ、アタ゛フ゜タ
60にコネクタ部33が差込まれたときアタ゛フ゜タ60内面とコネクタ部33
との間隙に介在してコネクタ部33の移動を防止するがたつき
防止手段37からなり、コネクタ固定部34には位置決め手段40
を保持する嵌合穴43が形成され、かつコネクタ部33に突き合
わせ力を付与する被係止部42が形成されているコネクタフ゜ラク
゛30を備えた多心光コネクタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバの接続
に用いられる多心光コネクタに係わり、特に、各種機器
内や収納箱等に使用される場合、その小型化及び低コス
ト化を図ることができ、しかもコネクタプラグを構成す
る各部品の現場組立が可能な多心光コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光コネクタは、光ファイバ同士
を突き合わせ接続させるとともに、光ファイバの切替を
可能にする場合に用いられるものとして知られており、
このような光コネクタの一種にMPOコネクタがある。
図4は、従来のMPOコネクタの一例を示した概略構成
図である。このMPOコネクタは、光ファイバ(多心テ
ープ心線)2の端部に取り付けられるコネクタプラグ1
と、このコネクタプラグ1が差し込まれるアダプタ13
から概略構成されている。
【0003】前記コネクタプラグ1は、光ファイバ2の
先端を突き合わせ接続可能に成端し、突き合わせ端面4
を形成するコネクタ部3と、該コネクタ部3を貫通して
突き合わせ端面4から突出して設けられ、該突き合わせ
端面4を精密位置決めする一対のガイドピン(図示略)
と、前記コネクタ部3後端のピン落下止5と、前記コネ
クタ部3を収納保持し、かつアダプタ13の係止部14
aに係合する被係止部7aが設けられたハウジング7
と、第一のスプリング9aで突き合わせ方向に付勢され
るカップリング8と、ピン落下止め5を突き合わせ方向
に付勢する第二のスプリング9bと、該第二のスプリン
グ9bの後方に設けられたインナハウジング10とケブ
ラ止11とを収納するプラグブーツ12からなるもので
ある。前記アダプタ13は、アダプタハウジング14
と、該アダプタハウジング14の内側に設けられ、コネ
クタプラグ1が差込まれたとき被係止部7aと係合する
係止部14aと、フランジ15からなるものである。
【0004】このような構成のMPOコネクタは、各種
機器や収納箱等において、収納箱等の内側の光ファイバ
と外部側の光ファイバとを接続するものとして用いられ
る。図5は、従来のMPOコネクタが収納された収納箱
の概略構成図であり、図中符号16は図4に示した従来
のMPOコネクタ、17は収納箱である。この収納箱1
7は、その内部に光ファイバ2の接続余長を巻回させる
ためのリール18が備えられており、また、壁面19に
複数の開口部が形成されているものである。この収納箱
17には、アダプタ13が壁面19に形成されている開
口部から収納箱17の内側に係止部14が突出させる状
態でセットされる。このとき、アダプタ13のフランジ
15側には、他のアダプタがセットされる。さらにこの
他のアダプタには、他のコネクタプラグが差込まれる。
一方、収納箱17内には、コネクタプラグ1が導入さ
れ、コネクタプラグ1の光ファイバ2が接続余長の調整
のためにリール18に巻回され、コネクタ部3がアダプ
タ13に差込まれることにより、コネクタ部同士が収納
箱17の内側及び外部側から突き合わせられ、光ファイ
バ同士が突き合わせられて接続されている。そして、こ
こで使用されるコネクタプラグは、収納箱等の内側又は
外部側に用いられることを問わず、双方とも着脱機能を
備えたものが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来のM
POコネクタにおいては、コネクタプラグ1が多数の部
材から構成されており、これによりコネクタプラグ全体
が大型化している。また、機器や収納箱は、省スペース
の観点からその小型化の要請が強いものであるが、収納
箱等の内側のコネクタプラグ1が大型のままでは、収納
箱等の内部にこのコネクタプラグ1の差し込みスペース
を確保する必要があり、従って、このようなコネクタプ
ラグ1を用いることは、機器や収納箱の小型化の妨げと
なってしまうといった問題点を有している。さらに、従
来のコネクタプラグ1にあっては、前述のように多数の
部材からなる複雑な構成なものであるので、コスト高と
なり、また、現場には工場で既に完成品とされたものが
持ち込まれるため、寸法等が合わない場合には、再度工
場で修正しなければならないという不都合を有してい
る。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、コネクタプラグの全体を小型にすることによ
り機器や収納箱の小型化に対応できるとともに、コネク
タプラグの部品点数の減少により低コスト化を図ること
ができ、しかもコネクタプラグを構成する各部品の現場
組立が可能な多心光コネクタを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、光ファイバ
(38)の端部に取り付けられ、アダプタ(60)に差
し込むことにより光ファイバ同士を突き合わせ接続させ
るコネクタプラグ(30)を備えた多心光コネクタにお
いて、前記コネクタプラグは、前記光ファイバの先端
(38a)を突き合わせ接続可能に成端し、かつ突き合
わせ端面(39a)を精密位置決めする位置決め手段
(40)を有するコネクタ部(33)と、コネクタ部
(33)の突き合わせ方向の後端部を収納保持するコネ
クタ固定部(34)と、前記コネクタ固定部の外側から
突き合わせ方向前方に突出状態に設けられ、前記アダプ
タと係脱可能に係合してコネクタ部の抜けを防止する抜
け止め部(35)と、前記コネクタ部の周囲に嵌めら
れ、前記アダプタに前記コネクタ部が差込まれたときア
ダプタ内面とコネクタ部との間隙に介在してコネクタ部
の移動を防止するがたつき防止手段(37)からなり、
前記コネクタ固定部には前記位置決め手段を保持する嵌
合穴(43)が形成され、かつ前記コネクタ部に突き合
わせ力を付与する被係止部(42)が形成されているこ
とを特徴とする多心光コネクタを前記課題の解決の解決
手段とした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の多心光コネクタの
実施の形態を図1及び図2を参照して説明する。この実
施の形態の多心光コネクタは、図1及び図2に示すよう
なコネクタプラグ30を備えたものである。このコネク
タプラグ30は、コネクタ部33と、該コネクタ部33
の突き合わせ方向の後端部を収納保持するコネクタ固定
部34と、コネクタ部33の抜けを防止する抜け止め部
35と、コネクタ部33の移動を防止するがた付き防止
手段37から概略構成されているものである。
【0009】前記コネクタ部33には、光ファイバ(多
心テープ心線)38が挿通される貫通孔が複数(図示の
場合4箇所)貫通しており、これらの貫通孔は、互いに
平行にかつ一列に設けられている。前記光ファイバ38
は、前記貫通孔にそれぞれ挿入されて、その先端38a
が前方へ突出した状態で研磨されることにより、コネク
タ部33の突き合わせ端面39aと面一とされている。
また、前記コネクタ部33には、前記貫通孔と平行な貫
通孔(図示略)が複数設けられており、これら貫通孔に
は、突き合わせ端面39aを精密位置決めする位置決め
手段としてガイドピン40が抜き差し可能にそれぞれ挿
入されている。このような構成のコネクタ部33として
は、JIS C 5981に制定されたF12形多心光
ファイバコネクタなどの従来のMT形コネクタ((Mech
anically Transfarable)(フェルール))が使用で
き、価格も安価なものである。
【0010】本発明の多心光コネクタでのガイドピン4
0は、先端部40aがコネクタ部33の突き合わせ端面
39aから突出するとともに、コネクタ部33を貫通
し、その後端部40bがコネクタ部33の後端面39b
から突出した状態とできるようになっている。このよう
なコネクタ部33の突き合わせ方向の後端部にはコネク
タ固定部34が取り付けられている。
【0011】コネクタ固定部34は、コネクタ部33が
通される略角筒状のものであり、このコネクタ固定部3
4の内周面には段部34aが形成されており、この段部
34aより上方の空間断面を縮小している。このコネク
タ固定部34は、コネクタ部33が通されたとき、コネ
クタ部33の突き合わせ方向の後端部の周面39c及び
後端面39bが段部34aに当接し、コネクタ部33の
突き合わせ方向の後端部が収納保持されるようになって
いる。
【0012】また、コネクタ固定部34の上面には突き
合わせ方向へ向けて切り欠き34bが形成されており、
一方、切り欠き34bが形成された上面と対向する下面
には外方に突出するガイド突起(図示略)が形成されて
いる。このガイド突起は、後述するアダプタ60のガイ
ド溝部69に嵌合するものである。また、コネクタ固定
部34の対向する二側面には凹入した被係止部42が形
成されており、この被係止部42が後述するアダプタ6
0の係止部66と係合してコネクタ部33に突き合わせ
力を付与できるようになっている。さらに、コネクタ固
定部34の段部34aのガイドピン40と対応する位置
には、嵌合穴43が形成されている。この嵌合穴43
は、コネクタ固定部34にコネクタ部33を通すとき、
ガイドピン40の後端部40bを嵌め込むことにより、
ガイドピン40を保持できるようになっている。このよ
うなコネクタ固定部34の後端部には抜け止め部35が
設けられている。
【0013】抜け止め部35は、コネクタ固定部34の
後端部の周囲に設けられたリング部35aと、このリン
グ部35aに連設され、かつコネクタ固定部34の両側
から突き合わせ方向前方に突出状態で設けられた爪部3
5bから構成されている。この爪部35bの突き合わせ
方向に沿った断面形状は、逆L字状になっている。この
抜け止め部35は、コネクタプラグ30がアダプタ60
に差込まれたとき、爪部35bがアダプタ60の弾性片
64を弾性変形させた状態で挿入されることによりコネ
クタ部33が抜けるの防止することができるようになっ
ている。
【0014】また、コネクタ部33のコネクタ固定部3
4で覆われていない周囲には、がたつき防止手段37が
嵌められている。がたつき防止手段37は、略角筒状の
ものであり、その上面は平坦であり、一方、下面にはコ
ネクタ固定部34のガイド突起と同様の外方に突出する
ガイド突起45が形成されている。このガイド突起45
は、後述するアダプタ60のガイド溝部69に嵌合する
ものである。また、がたつき防止手段37の対向する二
側面には凹部46が形成されている。このがたつき防止
手段37は、コネクタ部33の突き合わせ方向の後端部
がコネクタ固定部34に収納後、前記ガイド突起45が
コネクタ固定部34のガイド突起とが同じ方向を向くよ
うにコネクタ部33の先端部側から嵌め入れられる。こ
のがたつき止手段37は、コネクタ部33と弾性片64
との間の間隙に介在してコネクタ33の移動を防止し、
コネクタ部33のがたつきに起因する多心光コネクタの
接続損失の発生を防止している。
【0015】このようなコネクタプラグ30は、図1及
び図2に示すようなアダプタ60に差込まれる。アダプ
タ60としては、従来のものを用いることができる。こ
のアダプタ60は、筒状のアダプタハウジング62を持
ち、この内周面に沿って突き合わせ方向とは反対方向
(図1上方向)に延びる一対の弾性片64が対向状態で
設けられている。この弾性片64のそれぞれは、アダプ
タハウジング62の内周面との間に所定の間隙65を持
って形成されるとともに、それぞれの端部に係止部66
が設けられている。また、アダプタハウジング62には
フランジ67が形成されるとともに、このフランジ67
に貫通孔68が設けられている。さらに、アダプタハウ
ジング62の内周面には、突き合わせ方向(ガイドピン
と平行な方向)へ向けてガイド溝部69が形成されてい
る。
【0016】図3は、前述のコネクタプラグ30及びア
ダプタ60が使用された収納箱の概略構成図である。図
中符号は70は収納箱である。この収納箱70は、その
内部に光ファイバ38の接続余長を巻回させるためのリ
ール72が備えられており、また、壁面73に複数の開
口部が形成されているものである。アダプタ60は、収
納箱70の壁面73に形成されている開口部から、収納
箱70の内側にアダプタハウジング62を突出させる状
態でセットされる。このとき、アダプタ60のフランジ
67側には、他のアダプタ(図示略)がセットされる。
そして、これらアダプタは、両者間の位置決めを双方の
フランジの貫通孔に差し込まれるアイレット(図示せ
ず)によって行うとともに、このアイレットを貫通する
ボルトによって壁面73に取り付けられる。なお、他の
アダプタも収納箱70の外部側に用いられるものであ
り、従来のものが用いられるため、アダプタ60と同一
のものを用いるようにしてもよい。
【0017】一方、コネクタプラグ30を組立る。組立
例としては、まず、コネクタ部33の光ファイバ38を
コネクタ固定部34に通し、コネクタ部33の突き合わ
せ方向の後端部がコネクタ固定部34に収納保持される
ようにする。このときコネクタ部33の突き合わせ方向
の後端部の周面39c及び後端面39bがコネクタ固定
部34の段部34aに当接させる。また、このとき、コ
ネクタ部33のガイドピン40の後端部40bをコネク
タ固定部34に設けられた嵌合穴43に嵌込む。つい
で、がたつき防止手段37をガイド突起45がコネクタ
固定部34のガイド突起とが同じ方向を向くようにコネ
クタ部33の先端部側から嵌め入れればよい。
【0018】ついで、収納箱70内に、組立たコネクタ
プラグ30を導入し、コネクタプラグ30の光ファイバ
38を接続余長の調整のためにリール72に巻回する。
ついで、コネクタプラグ30をアダプタ60のアダプタ
ハウジング62内に差込む。このようにすると、アダプ
タ60の弾性片64の係止部66がコネクタ固定部34
の被係止部42に入り込むことにより、コネクタプラグ
30はアダプタ60に取り付けられる。また、このと
き、コネクタプラグ30は、ガイド突起45がガイド溝
部69に案内されて差し込まれ、さらに、コネクタ固定
部34に設けられた抜け止め部35の爪部35bがアダ
プタハウジング62と弾性片64を弾性変形させた状態
で挿入され、また、がたつき防止手段37は弾性片64
の内面とコネクタ部33との間の間隙に介在する。ここ
でのコネクタプラグ30は、係止部66が被係止部42
に入り込むことにより突き合わせ力が付与された状態と
なっている。
【0019】ついで、コネクタプラグ30の相手となる
他のコネクタプラグ(図示略)を前記他のアダプタに差
し込むことにより、相手側コネクタ部の突き合わせ端面
を突き合わせ端面39aに突き合わせると、光ファイバ
同士を突き合わせ接続することができる。なお、ここで
用いられる他のコネクタプラグは、アダプタに対する着
脱機能を備えたものである。
【0020】一方、コネクタプラグ30をアダプタ60
から取り外すときは、弾性片64を押し広げて係止部6
6を被係止部42から外すとともに抜け止め部35の爪
部35bを弾性片64から外すことにより、コネクタプ
ラグ30は、アダプタ60から取り外すことが可能とな
っている。
【0021】この実施形態の多心光コネクタにあって
は、前述の構成のコネクタプラグ30が備えられらたも
のであるので、従来のMPOコネクタに使用されている
コネクタプラグに比較してコネクタプラグ30を構成す
る部品点数が少くなり、このコネクタプラグ30を機器
や収納箱の内側に用いることにより機器等の内部に必要
とされるスペースを縮小させることが可能となり、機器
や収納箱の小型化を図ることができる。また、コネクタ
プラグ30を構成する部品点数を大幅に減少させている
ため、低コスト化を図ることができるといった優れた効
果を奏する。また、特に、被係止め部42が形成された
コネクタ固定部34に抜け止め部35を設けたものは、
少ない部品で、図4に示した従来のコネクタプラグ1の
カップリング8、第一のスプリング9a、第二のスプリ
ング9およびハウジング7と同様の機能を有し、コネク
タプラグの構造を簡略化することができる。また、コネ
クタ部33として従来の安価なMT形コネクタを使用す
ることができるので、低コスト化も図られる。さらに、
このコネクタプラグ30にあっては、現場において各部
品を組立ることができるので、非常に便利である。
【0022】また、コネクタ部33の周囲にがたつき止
手段37が嵌められたことにより、コネクタプラグ30
がアダプタ60に差込まれたとき、コネクタ部33と弾
性片64との間の間隙にがたつき止手段37が介在して
コネクタ部33の移動を防止し、コネクタ部33のがた
つきに起因する多心光コネクタの接続損失の発生を防止
することができる。また、コネクタ固定部34に嵌合穴
43が形成されたことにより、コネクタ固定34にコネ
クタ部33を通すとき、ガイドピン40の後端部40b
を嵌め込むことにより、ガイドピン40を保持できるよ
うになっているため、ガイドピン40の落下を防止する
ことができる。また、アダプタとして従来のものを用い
ることができ、これにより、新たなアダプタの製造ライ
ンが不要となり、経済的に有利である。なお、本発明の
多心光コネクタは、各種機器の他、ビル内配線における
MDFや、宅内配線における成端キャビネット、ONU
などの収納箱においても適用され、コネクタプラグ30
を収納箱の内側に用いることにより、この収納箱の小型
化を図ることが可能となるものである。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明の多心光コネ
クタによれば、コネクタプラグが、コネクタ部と、コネ
クタ部の後端部を収納保持するコネクタ固定部と、コネ
クタ部の抜け止め部と、コネクタ部の移動を防止するが
たつき防止手段からなり、かつ、前記コネクタ固定部に
は位置決め手段を保持する嵌合穴が形成され、かつコネ
クタ部に突き合わせ力を付与する被係止部が形成された
ものであるので、従来のMPOコネクタに使用されてい
るコネクタプラグに比較してコネクタプラグを構成する
部品点数が少くなり、このコネクタプラグを機器や収納
箱の内側に用いることにより機器等の内部に必要とされ
るスペースを縮小させることが可能となり、機器や収納
箱の小型化を図ることができる。また、コネクタプラグ
を構成する部品点数を大幅に減少させているため、低コ
スト化を図ることができるといった優れた効果を奏す
る。また、特に、被係止部が形成されたコネクタ固定部
に抜け止め部を設けたものは、少ない部品で、図4に示
した従来のコネクタプラグのカップリング、第一のスプ
リング、第二のスプリングおよびハウジングと同様の機
能を有し、コネクタプラグの構造を簡略化することがで
きる。また、コネクタ部としては従来の安価なMT形コ
ネクタを使用することができるので、低コスト化も図ら
れる。さらに、本発明の多心光コネクタにあっては、現
場においてコネクタプラグを構成する各部品を組立るこ
とができるので、非常に便利であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の多心光コネクタの実施の形態を示す
断面図である。
【図2】 図1の多心光コネクタを示す斜視図である。
【図3】 本発明の多心光コネクタが収納された収納箱
の概略構成図である。
【図4】 従来のMPOコネクタの一例を示した概略構
成図である。
【図5】 従来のMPOコネクタが収納された収納箱の
概略構成図である。
【符号の説明】
30…コネクタプラグ、33・・・コネクタ部、34・・・コ
ネクタ固定部、35・・・抜け止め部、35a・・・リング
部、35b・・・爪部、37・・・がたつき防止手段、38・・
・光ファイバ、38a・・・先端、39a・・・突き合わせ端
面、40・・・ガイドピン(位置決め手段)、42・・・被係
止部、43・・・嵌合穴、60・・・アダプタ、66・・・係止
部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ(38)の端部に取り付けら
    れ、アダプタ(60)に差し込むことにより光ファイバ
    同士を突き合わせ接続させるコネクタプラグ(30)を
    備えた多心光コネクタにおいて、 前記コネクタプラグは、前記光ファイバの先端(38
    a)を突き合わせ接続可能に成端し、かつ突き合わせ端
    面(39a)を精密位置決めする位置決め手段(40)
    を有するコネクタ部(33)と、コネクタ部(33)の
    突き合わせ方向の後端部を収納保持するコネクタ固定部
    (34)と、前記コネクタ固定部の外側から突き合わせ
    方向前方に突出状態に設けられ、前記アダプタと係脱可
    能に係合してコネクタ部の抜けを防止する抜け止め部
    (35)と、前記コネクタ部の周囲に嵌められ、前記ア
    ダプタに前記コネクタ部が差込まれたときアダプタ内面
    とコネクタ部との間隙に介在してコネクタ部の移動を防
    止するがたつき防止手段(37)からなり、前記コネク
    タ固定部には前記位置決め手段を保持する嵌合穴(4
    3)が形成され、かつ前記コネクタ部に突き合わせ力を
    付与する被係止部(42)が形成されていることを特徴
    とする多心光コネクタ。
JP16804896A 1996-06-27 1996-06-27 多心光コネクタ Pending JPH1010366A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001007952A1 (de) * 1999-07-23 2001-02-01 Tyco Electronics Logistics Ag Optische steckverbindungsvorrichtung
US6893161B2 (en) 2001-11-20 2005-05-17 Autonetworks Technologies, Ltd. Optical connector device

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