JPH10103477A - 無段変速機の制御装置 - Google Patents

無段変速機の制御装置

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JPH10103477A
JPH10103477A JP25258196A JP25258196A JPH10103477A JP H10103477 A JPH10103477 A JP H10103477A JP 25258196 A JP25258196 A JP 25258196A JP 25258196 A JP25258196 A JP 25258196A JP H10103477 A JPH10103477 A JP H10103477A
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clutch
accumulator
cylinder
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無段変速機における前進と後退の切換時にお
ける切換ショックを簡単な構造により低減し得るように
する。 【解決手段】 それぞれプーリ間隔可変のプライマリプ
ーリとセカンダリプーリとこれらに掛け渡された駆動ベ
ルトとを有する無段変速機の制御装置であり、アキュム
レータ室83とサポート室85とを有するアキュムレー
タ82を有し、ライン圧油路54を後退用ブレーキ43
のブレーキシリンダ45に導通させる後退位置にマニュ
アル弁77を設定したときには、ライン圧油路54内の
ライン圧がアキュムレータ室83に供給される。また、
潤滑圧油路58を前進用クラッチ36のクラッチシリン
ダ32に導通させる前進位置にマニュアル弁77を設定
したときには、潤滑圧油路58内の潤滑圧がアキュムレ
ータ室83に供給される。ライン圧はサポート室85に
供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用のベルト式無
段変速機における前進と後進との切換時における切換シ
ョックを軽減するようにした無段変速機の制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両用の無段変速機としては、入力軸に
設けられたプライマリプーリと出力軸に設けられたセカ
ンダリプーリとの間に金属製の駆動ベルトを装着し、油
圧によってプーリ径を変化させて出力軸の回転数を無段
階に変化させるようにしたものがある。
【0003】車両を前進動作と後退動作とに切り換える
ために、油圧多板式の前進用クラッチと後退用ブレーキ
とが無段変速機内に組み込まれており、車室内のコント
ロールレバーつまりセレクトレバーの操作によって、前
進用クラッチを作動させると車両は前進モードとなり、
後退用ブレーキを作動させると後退モードとなる。これ
らのクラッチとブレーキは、それぞれエンジンにより駆
動される油圧ポンプからの油圧をクラッチシリンダとブ
レーキシリンダとに切換制御して供給することによって
作動されるようになっており、このような制御装置とし
ては、たとえば、特開平3-223565号公報に記載されるよ
うなものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】セレクトレバーの操作
によって油圧バルブを切り換えてクラッチシリンダとブ
レーキシリンダとに対する油圧の供給が切り換えられた
ときには、切換ショックが発生することから、これを軽
減するために、油圧回路にアキュムレータを接続するよ
うにしている。
【0005】後退用ブレーキをダブルピニオン式プラネ
タリギヤつまり遊星歯車により構成したタイプの無段変
速機にあっては、後退用ブレーキをプライマリプーリ側
に配置し、前進用クラッチをトルクコンバータ側に配置
するようにしており、トランスミッションの全長を短く
するために、プライマリプーリの軸を支持する軸受の外
側にブレーキシリンダを配置する必要がある。このた
め、ブレーキシリンダはクラッチシリンダに比して有効
面積を大きくとることができなくなるのみならず、ブレ
ーキシリンダの作動力は後退用ブレーキが遊星歯車を有
するタイプであることから大きく設定する必要がある。
【0006】このように、ブレーキシリンダにはクラッ
チシリンダよりも高い作動圧を供給しなければならない
ので、ブレーキシリンダとクラッチシリンダとに対して
は、圧力が相違した油圧を供給する必要がある。したが
って、切換時のショックを軽減するためには、従来、ブ
レーキシリンダ用とクラッチシリンダ用の2つのアキュ
ムレータを設けるようにしている。
【0007】しかしながら、2つのアキュムレータを組
み込むようにすると、それだけトランスミッション内の
油圧回路が複雑となるだけでなく、それぞれの設置スペ
ースが必要となる。
【0008】本発明の目的は、無段変速機における前進
と後退の切換時における切換ショックを簡単な構造によ
り低減し得るようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0010】すなわち、本発明の無段変速機の制御装置
は、それぞれプーリ間隔可変となっており、駆動ベルト
が掛け渡されたプライマリプーリおよびセカンダリプー
リと、エンジン側の回転を入力軸に正転方向に伝達する
前進用クラッチを作動させるクラッチシリンダと、エン
ジン側の回転を入力軸に逆転方向に伝達する後退用ブレ
ーキを作動させるとともにクラッチシリンダよりも小さ
な油室面積を有するブレーキシリンダとを有する無段変
速機の制御装置であって、エンジンにより駆動される油
圧源からの油圧を第1圧力とこれよりも低い第2圧力に
設定する圧力制御手段と、第1圧力をブレーキシリンダ
内に供給するブレーキ油路および第2圧力を前記クラッ
チシリンダ内に供給するクラッチ油路の開閉を制御する
マニュアル弁と、アキュムレータ室とサポート室とを有
するアキュムレータと、第1圧力をブレーキシリンダに
導通させる後退位置にマニュアル弁を設定したときに第
1圧力をアキュムレータ室に供給し、第2圧力を前記ク
ラッチシリンダに導通させる前進位置に前記マニュアル
弁を設定したときに第2圧力を前記アキュムレータ室に
供給するアキュムレータ油路と、第1圧力をサポート室
に供給するサポート油路とを有することを特徴とするも
のである。
【0011】このような構成の無段変速機の制御装置に
あっては、圧力制御手段により設定された第1圧力がマ
ニュアル弁の操作によりブレーキシリンダとアキュムレ
ータとに導通される一方、第2圧力がマニュアル弁の操
作によりクラッチシリンダとアキュムレータとに導通さ
れ、共通のアキュムレータによって前後進切換時の切換
ショックを低減することができ、部品点数を低減させる
とともに装置の小型化を達成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1はベルトを用いた車両用の無段変速機
の駆動系を示すスケルトン図であり、図示省略したエン
ジンにより駆動されるクランク軸1は、トルクコンバー
タ2のポンプ側ケース3にドライブプレート4を介して
直結されており、ポンプ側ケース3内に設けられたポン
プインペラ3aに対向して配置されたタービンランナ5
はタービン軸6に直結されている。ポンプインペラ3a
とタービンランナ5の間にはステータ7が配置され、ワ
ンウエイクラッチ8により支持されている。タービン軸
6には、ドライブプレート4に係合および解放可能にロ
ックアップクラッチ9が直結されており、エンジンの動
力はトルクコンバータ2またはロックアップクラッチ9
を介してタービン軸6に伝達される。
【0014】タービン軸6は前後進切換機構11を介し
て無段変速機12の入力軸13に伝達されるようになっ
ている。入力軸13にはプライマリプーリ14が設けら
れており、これに対向してプライマリ側の可動シープ1
4aが入力軸13に対してボールスプラインなどにより
軸方向に摺動自在に装着され、プライマリプーリ14は
プーリ間隔可変となっている。入力軸13に平行に配置
された出力軸15にはセカンダリプーリ16が設けられ
ており、これに対向してセカンダリ側の可動シープ16
aが出力軸15に対して、可動シープ14aと同様に軸
方向に摺動自在に装着され、セカンダリプーリ16はプ
ーリ間隔可変となっている。なお、駆動系全体はケース
10内に組み込まれている。
【0015】プライマリプーリ14とセカンダリプーリ
16との間には駆動ベルト17が掛け渡されており、両
方のプーリ14,16の溝幅を変化させることにより、
それぞれのプーリ14,16に対する巻付け径の比率を
変化させて出力軸15の回転数を無段変速するようにし
ている。
【0016】プライマリプーリ14の溝幅を変化させる
ために、可動シープ14aとの間に油室18を形成する
シリンダ19が入力軸13に取り付けられ、セカンダリ
プーリ16の溝幅を変化させるために、可動シープ16
aとの間に油室21を形成するシリンダ22が出力軸1
5に取り付けられている。
【0017】出力軸15はギヤ23,24を介して中間
軸25に連結されており、中間軸25に取り付けられた
ギヤ26がディファレンシャル装置27のファイナルギ
ヤ28に噛み合い、ディファレンシャル装置27に連結
された車軸29a,29bには車輪31a,31bが取
り付けられている。前輪駆動車の場合には、車輪31
a,31bは前輪となる。
【0018】前後進切換機構11は、タービン軸6に固
定される前進用クラッチドラム部を備えた環状のクラッ
チシリンダ32と、入力軸13に固定され端部にクラッ
チハブ35を備えるキャリア34とを有し、クラッチシ
リンダ32の端部に設けられたクラッチドラム部と前記
クラッチハブ35との間には、多板式の前進用クラッチ
36が設けられており、この前進用クラッチ36を作動
するための油圧ピストン37がクラッチシリンダ32内
に組み込まれている。したがって、クラッチシリンダ3
2内の油室32aに油圧を供給して前進用クラッチ36
を接続状態とすると、タービン軸6の回転はクラッチハ
ブ35およびキャリア34を介して入力軸13に伝達さ
れて入力軸13はタービン軸6と同一の正転方向に回転
する。
【0019】キャリア34に固定された支持軸には、相
互に噛み合って対をなすプラネタリピニオンギヤ38,
39が回転自在に装着され、一方のプラネタリピニオン
ギヤ38はタービン軸6に固定されたサンギヤ41に噛
み合い、他方のプラネタリピニオンギヤ39はサンギヤ
41の外側に設けられたリングギヤ42の内歯と噛み合
っており、これらのギヤによりダブルピニオン式プラネ
タリギヤが構成されている。それぞれのプラネタリピニ
オンギヤ38,39は図1にあっては作図の便宜上離し
て示されているが、これらに対となって噛み合ってお
り、これらのプラネタリピニオンギヤ38,39を複数
対設けるようにしても良い。このリングギヤ42とケー
ス10との間には多板式の後退用ブレーキ43が設けら
れており、この後退用ブレーキ43を作動するための油
圧ピストン44がケース10に形成されたブレーキシリ
ンダ45内に組み込まれている。
【0020】したがって、前進用クラッチ36が解放さ
れた状態のもとで、ブレーキシリンダ45内の油室45
aに油圧を供給して後退用ブレーキ43を制動状態とす
ると、リングギヤ42がケース10に固定された状態に
なるので、タービン軸6と一体のサンギヤ41の回転は
対となったプラネタリピニオンギヤ38,39を介して
キャリア34に伝達され、入力軸13はタービン軸6と
は逆の逆転方向に回転する。
【0021】このように、後退用ブレーキ43がプライ
マリプーリ14側に配置され、前進用クラッチ36がト
ルクコンバータ2側に配置されており、トランスミッシ
ョンの全長を短くするために、プライマリプーリ14の
軸を支持する軸受46の外側にブレーキシリンダ45が
配置されている。このため、ブレーキシリンダ45はク
ラッチシリンダ32に比して有効面積を大きくとること
ができないので、ブレーキシリンダ45内の油室45a
内には、クラッチシリンダ32内の油室32aよりも作
動圧の高い油圧を供給する必要がある。
【0022】ブレーキシリンダ45やクラッチシリンダ
32などの油圧作動機器を作動させるために、ケース1
0内には油圧源としてのオイルポンプ47が配置されて
おり、このオイルポンプ47はクランク軸1によりポン
プ側ケース3を介して駆動されるようになっている。
【0023】図2は図1に示された駆動系の作動を制御
するための油圧回路を示す図であり、オイルポンプ47
はローラベーン式であり、エンジンにより駆動されるロ
ータとケース10側のポンプハウジングとを有し、2つ
の吐出口48a,48bと、2つの吸入口49a,49
bとが設けられている。吸入口49a,49bにはそれ
ぞれオイルパン51に接続された流入側油路52a,5
2bが接続されている。
【0024】それぞれの吐出口48a,48bに接続さ
れた吐出側油路53a,53bはライン圧油路54に合
流しており、このライン圧油路54はセカンダリプーリ
16側の可動シープ16aを作動させる油室21に接続
されるとともに、変速制御弁55とライン圧制御弁56
のライン圧ポートに接続されている。これらの制御弁5
5,56は、比例電磁リリーフ弁であり、それぞれ制御
ユニット57からの電力により作動するソレノイドを有
している。
【0025】ライン圧制御弁56はそのソレノイドに制
御ユニット57から供給される電流に対応してライン圧
油路54の圧力を制御してセカンダリプーリ16の油室
21に供給されるライン圧つまりセカンダリ圧を制御す
る。また、ライン圧制御弁56の潤滑ポートには潤滑圧
油路58が接続されており、ライン圧よりも低い潤滑な
どのための潤滑圧を設定する。ライン圧は第1圧力であ
り、潤滑圧はライン圧よりも低い第2圧力であり、ライ
ン圧制御弁56は圧力制御手段を構成する。
【0026】変速制御弁55のプライマリポートにはプ
ライマリプーリ14側の可動シープ14aを作動させる
油室18に連通したプライマリ油路59が接続されてお
り、変速制御弁55はそのソレノイドに制御ユニット5
7から供給される電流に対応したプライマリ圧を油室1
8に供給する。このプライマリ圧はライン圧を調圧して
設定されるので、ライン圧を超えない。ただし、油室1
8の断面積は油室21の断面積よりも大きく設定されて
いるので、ベルトを挟み付ける力はセカンダリプーリ側
よりも大きくすることができる。潤滑圧油路58には潤
滑ノズル60が接続されており、ここから吐出される油
により駆動ベルト17とプーリ14,16などの潤滑が
なされるようになっている。
【0027】登坂や急加速などのエンジン出力が大きい
ときには、ライン圧は上げられてベルト17のスリップ
が防止され、エンジン出力が小さいときにはライン圧は
下げられてオイルポンプ47のロスと伝達効率の向上が
図られる。オイルポンプ47の一方の吐出側油路53b
を連通させる位置と、吐出側油路53bを流入側油路5
2bにバイパスさせる位置とに作動する切換弁61がこ
れらの油路に設けられており、この切換弁61は潤滑圧
油路58と切換弁61の制御ポートとを接続する油路6
2に設けられた電磁弁62aによって作動するようにな
っている。したがって、オイルポンプ47のロスを防止
する際には、電磁弁62aに通電することによって吐出
油路53bを休止状態として、吐出油路53aのみから
ライン圧油路54に油圧を供給することができる。
【0028】図1に示されたロックアップクラッチ9の
オンオフ作動を制御するために、図2に示すように、油
圧制御回路にはロックアップ制御弁63とロックアップ
作動電磁弁64とが設けられており、この電磁弁64は
制御ユニット57からの制御信号によってオンオフ作動
するようになっている。
【0029】車速が所定値以上になると、制御ユニット
57からロックアップオン信号が電磁弁64に送られ、
潤滑圧油路58と油路65とが連通状態となって潤滑圧
が油路65を介して制御ポート63gに作用することに
なり、このときには、油路65と潤滑圧油路58との間
に接続された第1リリーフ弁66にも制御圧が作用して
潤滑圧が低めに設定される。これにより、ロックアップ
制御弁63のスプールは図2において右側に摺動してポ
ート63aと63eとが連通状態となって、潤滑圧油路
58はポート63eとアプライ室9bとを連結する油路
67に潤滑圧が流れ、この潤滑圧がアプライ室9bに供
給される。この結果、ロックアップクラッチ9が左側に
押されてロックアップ状態つまり直結状態となり、リリ
ース室9a内の圧力は油路68を介して解放される。
【0030】電磁弁64にロックアップオフ信号が送ら
れると、潤滑圧油路58と油路65の連通が解かれて油
路65が閉じる。これにより、ロックアップ制御弁63
のポート63gには制御圧が作用しなくなると共に、第
1リリーフ弁66はドレンしにくくなり、潤滑圧は高め
に調圧される。この結果、潤滑圧油路58に接続された
ポート63bに作用する潤滑圧によってロックアップ制
御弁63のスプールは左側に摺動してポート63aが閉
じられることになる。このときには、第1リリーフ弁6
6のドレンポートに接続された第2リリーフ弁69によ
って前記した潤滑圧よりも低い第2の潤滑圧が設定さ
れ、その低い潤滑圧が油路70によりロックアップ制御
弁63のポート63cに供給される。
【0031】ロックアップ制御弁63のスプールが左側
に摺動した状態では、ポート63cとポート63dとが
連通状態となり、ポート63eとポート63fとが連通
状態となり、油路68を介してリリース室9aに潤滑圧
が供給される。これにより、ロックアップクラッチ9は
オフつまり解放されると共に、そのリリース油圧は油路
67と、ポート63fに接続された油路71に案内さ
れ、オイルクーラ72により冷却された後に、オイルパ
ン51へ戻ることになる。
【0032】前述したように、車両を前進させる際には
前進用クラッチ36のクラッチシリンダ32内の油室3
2aに油圧が供給され、車両を後退させる際には後退用
ブレーキ43のブレーキシリンダ45内の油室45aに
油圧が供給され、それ以外ではそれぞれの油室32a,
45aには油圧の供給が停止される。油室32aには潤
滑圧油路58からの潤滑圧が供給され、油室45aには
潤滑圧よりも高いライン圧が供給される。
【0033】このように前進用クラッチ36と後退用ブ
レーキ43を作動させるために、潤滑圧油路58と油室
32aを連通させるクラッチ油路75と、ライン圧油路
54と油室45aとを連通させるブレーキ油路76との
間には、車室内に設けられたセレクトレバーによって作
動するマニュアル弁77が設けられている。
【0034】このマニュアル弁77を示すと、図3の通
りであり、セレクトレバーの作動によってこのマニュア
ル弁77のスプールは、Pレンジ、Rレンジ、Nレン
ジ、Dレンジ、D3〜D1レンジに操作される。車両を
後退させるRレンジつまり後退位置では、図3(B)に
示すように、ライン圧ポート77aはブレーキ油路76
と導通状態となってこの油路が開かれる。また、車両を
前進させるD、D3〜D1レンジつまり前進位置では、
図3(D)に示すように、潤滑圧ポート77bはクラッ
チ油路75に導通状態となってこの油路が開かれる。こ
れら以外の位置にマニュアル弁77を操作したときに
は、クラッチ油路75およびブレーキ油路76はいずれ
も閉じられる。
【0035】図2に示すように、マニュアル弁77はア
キュムレータ油路81によりアキュムレータ82のアキ
ュムレータ室83に接続されており、このアキュムレー
タ82内に組み込まれたピストン84によりアキュムレ
ータ室83に対してサポート室85が仕切られている。
このサポート室85はアキュムレータ室83を収縮させ
る方向に作動させる力を付与するものであって、アキュ
ムレータ82内にはピストン84に対してアキュムレー
タ室83を収縮させる方向のばね力を付与するためのば
ね部材86が組み込まれている。
【0036】アキュムレータ油路81は、図3(B)に
示すように、マニュアル弁77がRレンジに設定された
ときに、ライン圧ポート77aと導通状態となり、ライ
ン圧がアキュムレータ室83内に供給される。また、図
3(D)に示すように、マニュアル弁77がDレンジ、
D3〜D1レンジに設定されたときに、潤滑圧ポート7
7bとアキュムレータ油路81とが導通状態となり、潤
滑圧がアキュムレータ室83内に供給される。
【0037】ライン圧油路54はサポート油路87によ
りサポート室85に導通されており、常時このサポート
室85にはライン圧が供給されるようになっている。
【0038】図4はアキュムレータ82の作動特性を示
す特性線図である。この図に示すように、後退用ブレー
キ43のブレーキシリンダ45の制御圧範囲PBと、前
進用クラッチ36のクラッチシリンダ32の制御圧範囲
PCとでは、相互に異なっており、後退用ブレーキ43
の方が高い圧力範囲内で作動する。
【0039】マニュアル弁77がRレンジつまり後退位
置に設定された場合には、ライン圧がブレーキシリンダ
45とアキュムレータ室83に供給されるので、時間と
ともにこれらの中の圧力が上昇してライン圧P1に到達
する。同様に、マニュアル弁77がD,D3〜D1レン
ジつまり前進位置に設定された場合には、潤滑圧がクラ
ッチシリンダ32とアキュムレータ室83に供給され、
時間とともにこれらの中の圧力が上昇して潤滑圧P2に
到達する。
【0040】アキュムレータ82に組み込まれたばね部
材86によりピストン84を介してアキュムレータ室8
3には一定のばね力が付与されており、サポート室85
にはライン圧油路54からライン圧P1が供給されてア
シスト力が付与されているので、後退用ブレーキ43に
ライン圧P1を供給したときのアキュムレータ82内の
ピスント84のストローク特性(ブレーキ作動時のスト
ローク特性)SBは図示するようになる。また、前進用
クラッチ36に潤滑圧P2を供給したときのアキュムレ
ータ82内のピストン84のストローク特性(クラッチ
作動時のストローク特性)SCは図示するようになる。
【0041】このように、アキュムレータ室83に供給
される圧力に対応してサポート室85に供給されるライ
ン圧を制御することによって、ブレーキシリンダ45お
よびアキュムレータ室83に油圧が供給される場合に
は、クラッチシリンダ32およびアキュムレータ室83
に油圧が供給される場合よりも、サポート室85には高
い圧力に制御されたライン圧が供給されることになり、
棚圧が加えられることになる。これにより、アキュムレ
ータ82は前進時と後退時のいずれにおいても、圧力調
整が行われて、それぞれの特性SBとSCの傾斜角度が
同一となり、ほぼ同一の時間で所定のストローク作動す
ることになるので、共通のアキュムレータ82を用いて
前進切換時と後退切換時の切換ショックを同様の特性で
軽減することができる。
【0042】前進用クラッチ36と後退用ブレーキ43
のそれぞれの作動時間は、クラッチ油路75とブレーキ
油路76にそれぞれ設けられた絞りないしオリフィス8
8,89により制御される。
【0043】マニュアル弁77の操作により、クラッチ
シリンダ32内に油圧を導通させる際、およびブレーキ
シリンダ45内に油圧を導通させる際には、それぞれの
導通がなされる前にアキュムレータ油路81を導通させ
て、アキュムレータ室83内に油圧を供給するようにし
ても良く、そのような機構はマニュアルバルブのスプー
ル形状とバルブに設けられるポート位置の設定により、
切換タイミングを適正化することによりなされる。
【0044】また、マニュアル弁77には、図3に示す
ように、ドレンポート77c,77dが設けられてお
り、ブレーキシリンダ45内の油圧を排出するときには
ドレンポート77dが、また、クラッチシリンダ32内
の油圧を排出するときには、ドレンポート77cがそれ
ぞれのシリンダと連通するようになっており、同時に、
アキュムレータ油路81もドレンポート77cと連通状
態となり、アキュムレータ室83内の油圧も外部のオイ
ルパン51に排出される。
【0045】このように、ブレーキシリンダ45内の油
圧を排出するとき、およびクラッチシリンダ32内の油
圧を排出するときには、アキュムレータ油路81を導通
させた状態のもとでブレーキ油路76とクラッチ油路7
5を閉じるようにし、それからそれぞれのシリンダ4
5,32内の油圧を排出するようにしても良い。このよ
うな作動は、マニュアルバルブのスプール形状とバルブ
に設けられるポート位置の設定により、切換タイミング
を適正化することにより達成される。
【0046】ブレーキ油路76とクラッチ油路75に
は、セーフティロック弁91が設けられており、これの
制御ポート91aと潤滑圧油路58とを結ぶ油路92に
設けられた電磁弁93を作動させることにより、セーフ
ティロック弁91が作動するようになっている。
【0047】次に、セレクトレバーを操作することによ
って、車両を前後進させる場合の無段変速機の作動につ
いて説明する。
【0048】車両が駐車している状態では、セレクトレ
バーはPレンジに設定されており、図3(A)に示すよ
うに、マニュアル弁77のスプールは図において最右端
の位置に設定され、このときには、エンジンが作動して
いても、ライン圧ポート77aと潤滑圧ポート77bは
何れも閉塞されており、後退用ブレーキ43のブレーキ
シリンダ45および前進用クラッチ36のクラッチシリ
ンダ32には油圧は供給されず、後退用ブレーキ43と
前進用クラッチ36はオフとなっている。
【0049】この状態で車両を後退させるべくマニュア
ル弁77がRレンジに設定されると、図3(B)に示す
ように、ライン圧ポート77aはブレーキ油路76とア
キュムレータ油路81とにそれぞれ導通状態となり、ブ
レーキシリンダ45内の油室45aにライン圧が供給さ
れるとともに、アキュムレータ室83内にもライン圧が
供給される。これにより、後退用ブレーキ43がオンと
なり、入力軸13は逆転方向に回転する。このとき、ラ
イン圧はブレーキシリンダ45内のみならず、アキュム
レータ室83内にも供給されることから、Pレンジから
Rレンジの切換時における切換ショックが低減される。
そして、Rレンジが保持されている間では、常に、ブレ
ーキ油路76とアキュムレータ油路81はライン圧油路
54と導通状態に保持される。
【0050】Rレンジから中立位置のNレンジにマニュ
アル弁77が操作されると、後退用ブレーキ43がオフ
となるとともに、ブレーキシリンダ45の油室45a内
とアキュムレータ室83内の油圧は、それぞれドレンポ
ート77cから排出されてオイルパン51に戻される。
【0051】セレクトレバーの操作によって、Nレンジ
からDレンジにマニュアル弁77が操作されると、潤滑
圧ポート77bがクラッチ油路75とアキュムレータ油
路81とにそれぞれ導通状態となり、潤滑圧油路58の
潤滑圧が前進用クラッチ36のクラッチシリンダ32内
の油室32aに供給されるとともに、アキュムレータ室
83内にも潤滑圧が供給される。これにより、前進用ク
ラッチ36がオンとなり、入力軸13は正転方向に回転
する。このとき、潤滑圧はクラッチシリンダ32内のみ
ならず、アキュムレータ室83内にも供給されることか
ら、NレンジからDレンジの切換時における切換ショッ
クが低減される。そして、Dレンジが保持されている間
では、常に、クラッチ油路75とアキュムレータ油路8
1は潤滑圧油路58と導通状態に保持される。D3レン
ジからD1レンジにマニュアル弁77が操作された場合
には、Dレンジの導通状態が維持される。
【0052】Dレンジから中立位置のNレンジにマニュ
アル弁77が操作されると、クラッチシリンダ32の油
室32a内とアキュムレータ室83内の油圧は、それぞ
れドレンポート77cから排出されてオイルパン51に
戻される。
【0053】後退用ブレーキ43と前進用クラッチ36
の作動速度は、潤滑圧油路58とライン圧油路54のう
ち、マニュアル弁77のライン圧ポート77aと潤滑圧
ポート77bの上流側に設けられたオリフィス88,8
9によって制御される。
【0054】また、ブレーキ油路76とクラッチ油路7
5にそれぞれオリフィスを設けることにより、ブレーキ
シリンダ45およびクラッチシリンダ32に油圧が作用
する前に、アキュムレータ82内のアキュムレータ室8
3に油圧を供給することができる。これにより、切換シ
ョックをより低減することが可能となる。
【0055】さらに、ブレーキシリンダ45およびクラ
ッチシリンダ32への油圧の供給を停止する際には、ア
キュムレータ油路81を導通状態にさせた状態でブレー
キ油路76およびクラッチ油路75を閉じた後に、それ
ぞれのシリンダ45,32内の油圧がドレンポート77
cから排出される。
【0056】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記の
形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0057】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0058】(1).共通のアキュムレータによって無段変
速機における前進と後退の切換時の切換ショックを低減
することができる。
【0059】(2).単一の共通のアキュムレータを用いて
切換ショックを低減することができるので、前進用のア
キュムレータと後退用のアキュムレータを用いた場合に
比して構造が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である無段変速機の制御
装置の駆動系を示すスケルトン図である。
【図2】図1に示された制御装置の作動を制御する油圧
系を示す油圧回路図である。
【図3】(A)〜(D)はそれぞれ図2に示されたマニ
ュアル弁の作動状態を示す拡大断面図である。
【図4】図2に示されたアキュムレータの作動特性を示
す線図である。
【符号の説明】
1 クランク軸 2 トルクコンバータ 3 ポンプ側ケース 5 タービンランナ 6 タービン軸 7 ステータ 9 ロックアップクラッチ 10 ケース 11 前後進切換機構 12 無段変速機 13 入力軸 14 プライマリプーリ 15 出力軸 16 セカンダリプーリ 17 駆動ベルト 18 油室 19 シリンダ 21 油室 22 シリンダ 27 ディファレンシャル装置 32 クラッチシリンダ 34 キャリア 35 クラッチハブ 36 前進用クラッチ 37 油圧ピストン 38,39 プラネタリピニオンギヤ 43 後退用ブレーキ 54 ライン圧油路 55 変速制御弁 56 ライン圧制御弁 57 制御ユニット 58 潤滑圧油路 59 プライマリ油路 75 クラッチ油路 76 ブレーキ油路 77 マニュアル弁 81 アキュムレータ油路 82 アキュムレータ 83 アキュムレータ室 84 ピストン 85 サポート室 86 ばね部材 87 サポート油路 88,89 オリフィス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸に装着されるプーリ間隔可変のプ
    ライマリプーリと、出力軸に装着されるとともに前記プ
    ライマリプーリとの間に駆動ベルトが掛け渡されるプー
    リ間隔可変のセカンダリプーリと、エンジン側の回転を
    前記入力軸に正転方向に伝達する前進用クラッチを作動
    させるクラッチシリンダと、エンジン側の回転を前記入
    力軸に逆転方向に伝達する後退用ブレーキを作動させる
    とともに前記クラッチシリンダよりも小さな油室面積の
    ブレーキシリンダとを有する無段変速機の制御装置であ
    って、 前記エンジンにより駆動される油圧源からの油圧を第1
    圧力とこれよりも低い第2圧力に設定する圧力制御手段
    と、 前記第1圧力を前記ブレーキシリンダ内に供給するブレ
    ーキ油路および前記第2圧力を前記クラッチシリンダ内
    に供給するクラッチ油路の開閉を制御するマニュアル弁
    と、 アキュムレータ室とサポート室とを有するアキュムレー
    タと、 前記第1圧力を前記ブレーキシリンダに導通させる後退
    位置に前記マニュアル弁を設定したときに前記第1圧力
    を前記アキュムレータ室に供給し、前記第2圧力を前記
    クラッチシリンダに導通させる前進位置に前記マニュア
    ル弁を設定したときに前記第2圧力を前記アキュムレー
    タ室に供給するアキュムレータ油路と、 前記第1圧力をアシスト圧力として前記サポート室に供
    給するサポート油路とを有することを特徴とする無段変
    速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無段変速機の制御装置で
    あって、前記マニュアル弁は、前記ブレーキシリンダに
    油圧を導通させる前、および前記クラッチシリンダに油
    圧を導通させる前に、前記アキュムレータ油路を連通さ
    せることを特徴とする無段変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の無段変速機の制御装置で
    あって、前記マニュアル弁は、前記ブレーキシリンダ内
    の油圧を排出するとき、および前記クラッチシリンダ内
    の油圧を排出するときに、前記アキュムレータ室内の油
    圧も排出することを特徴とする無段変速機の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の無段変速機の制御装置で
    あって、前記マニュアル弁は、前記ブレーキシリンダお
    よび前記クラッチシリンダ内の油圧を排出するときに、
    前記アキュムレータ油路を導通させた状態で前記ブレー
    キ油路およびクラッチ油路を閉じ、次いでそれぞれのシ
    リンダ内の油圧を排出することを特徴とする無段変速機
    の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6582335B2 (en) * 2000-12-06 2003-06-24 Hyundai Motor Company Forward/reverse control system for continuously variable transmission
JP2010174995A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Honda Motor Co Ltd 自動変速機の制御装置

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