JPH10103059A - 農作業車の原動部騒音漏出し防止構造 - Google Patents

農作業車の原動部騒音漏出し防止構造

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JPH10103059A
JPH10103059A JP8251103A JP25110396A JPH10103059A JP H10103059 A JPH10103059 A JP H10103059A JP 8251103 A JP8251103 A JP 8251103A JP 25110396 A JP25110396 A JP 25110396A JP H10103059 A JPH10103059 A JP H10103059A
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JP
Japan
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intake
radiator
intake port
facing
dust
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Pending
Application number
JP8251103A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Mori
利明 森
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防塵吸気口を備えた吸気ダクトをラジエータ
ーの吸気上手側に配設してラジエーター冷却風を取り入
れるよう構成した農作業車の原動部において、エンジン
騒音がラジエーターに対面する防塵吸気口から漏れ出す
ことを抑制する。 【解決手段】 ラジエーター12に対面する防塵吸気口
17Bの部位に、エンジン側の騒音が前記ラジエーター
12に対面する防塵吸気口17Bを介して外部に漏れ出
すことを阻止する遮音部材19を設け、その遮音部材1
9を、前記防塵吸気口17Bからの吸気を許容する状態
と吸気を阻止して遮音する状態とに切換え可能に構成し
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインやトラ
クタなどの農作業車に関し、詳しくは、原動部の騒音漏
出し防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインの原動部構造は、実開
昭61‐120350号公報に示されるように、防塵吸
気口を備えた吸気ダクトをラジエーターの吸気上手側に
配設してラジエーター冷却風を取り入れるよう構成して
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ワラ屑の付着による防
塵吸気口の早期の目詰まりを抑制するために、ラジエー
ターに対面する広い面積の部位に、大きな防塵吸気口を
形成してあるため、前記ラジエーターに対面する防塵吸
気口からエンジン騒音が直接に漏れ出し、路上走行時に
騒音公害をもたらす不都合があった。
【0004】そこで、上記欠点を解消する手段として、
実開昭62‐59719号公報に示されるように、吸気
ダクトのラジエーターに対面する部位を壁面とし、この
壁面の周部に、ラジエーター吸気方向と直交する方向か
ら外気を吸入可能な防塵吸気口を設けて、エンジン騒音
が直接に漏れ出すことを抑制することが考えられるが、
斯る場合には、吸気ダクトの大きさの関係でラジエータ
ーの対面する部位の周りに設ける吸気面積の大きさに限
度があり、負荷が大きくてエンジン発熱が多く、強力な
ラジエーター冷却が要求される作業時に吸気不足を生じ
る虞れがある。
【0005】本発明は、ラジエーターに対面する部位に
防塵吸気口を設けて充分な吸気量を確保するものであり
乍ら原動部の騒音の漏れ出しを抑制することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、前記ラジエーターに対面する防塵吸気口の部位に、
エンジン側の騒音が前記ラジエーターに対面する防塵吸
気口を介して外部に漏れ出すことを阻止する遮音部材を
設け、その遮音部材を、前記防塵吸気口からの吸気を許
容する状態と吸気を阻止して遮音する状態とに切換え可
能に構成してある。 〔作用〕この構成によると、圃場で作業を行なう場合
は、遮音部材を吸気を許容する状態に切換えて吸気面積
の拡大により吸気量を確保し、路上走行時には、遮音部
材を吸気を阻止する遮音状態に切り換えて騒音の漏れ出
しの阻止をはかる。そして、圃場で遮音部材を吸気を許
容する状態に切換えても、ラジエーターに対面する防塵
吸気口から漏れ出したエンジン騒音は遠く離れた民家に
騒音公害を及ぼすことがない。そして、走行負荷のみが
かかる路上走行時には、エンジン負荷が小さくてエンジ
ン発熱も少ないので、遮音部材を遮音状態に切換えて
も、周りの防塵吸気口からの吸気量でラジエーターの冷
却が充分に図れる。 〔効果〕上記構成の結果、エンジンに高負荷がかかる作
業時には、ラジエーターに対面する防塵吸気口からの吸
気によって充分な吸気量を確保することができるもので
あり乍ら、路上走行時には、遮音壁によってラジエータ
ーに対面する防塵吸気口の閉塞によってエンジン騒音の
漏れ出しを阻止することができ路上走行時の騒音公害を
抑制し得る。
【0007】請求項2に記載の本発明は、前記吸気ダク
トの内側であって、前記ラジエーターに対面する防塵吸
気口の部位に、上部並びに防塵吸気口に対面する部位を
壁面とし、この壁面の周部にラジエーター吸気方向と大
きく交差する方向から外気を吸入可能な吸気口を備えた
吸気カバーを設けてある。 〔作用〕この構成による場合には、エンジン騒音は、吸
気カバーに接当して、反射により外部に漏れ出すことが
抑制され、ラジエーターに対する吸気は、吸気カバーの
壁面の周部に設けた吸気口を介して行われることとな
る。従って、路上走行時の騒音の漏れ出しは吸気カバー
によって抑制され、作業時の吸気量の確保はラジエータ
ーに対面する防塵吸気口から吸気カバーを回折する空気
によって充分に行なえる。 また、吸気カバーによりラ
ジエーター冷却ファンによる負圧作用がラジエーターに
対面する防塵吸気口に強く及ぶことがなく、負圧の分散
化により、ラジエーターに対面する防塵吸気口のワラ屑
による早期の目詰まりを抑制することができる。 〔効果〕上記構成の結果、作業によるエンジン高負荷時
には、ラジエーターに対面する防塵吸気口からの吸気に
よって充分な吸気量を確保することができるものであり
乍ら、路上走行時には、吸気カバーによってラジエータ
ーに対面する防塵吸気口から直接に騒音が漏れ出すこと
がなく、路上走行時の騒音公害を抑制し得る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、自脱型コンバインの全体
側面を示し、1は穀稈引起し装置2及びバリカン型刈取
装置3などを備えた刈取前処理装置、4は脱穀装置、5
は操作レバー6並びに運転席7を備えた操縦部、8は穀
粒貯留ホッパー9及び籾袋吊下げ用の袋支持杆10を備
えた穀粒回収装置、11は運転席7の下部に設けられた
原動部である。
【0009】図2及び図3に示すように、前記原動部1
1は、運転席下部の機体横外側方にラジエーター12、
内方側にラジエーター冷却ファン13を備えた横向きエ
ンジン14を配置し、これらラジエーター12、エンジ
ン14などを機体横内側方が開口された箱型のエンジン
ボンネット16で覆い、そのエンジンボンネット16の
機体横外側方に縦型の吸気ダクト17を連通接続してあ
る。
【0010】図4及び図5に示すように、前記エンジン
ボンネット16の機体前面に防塵網16a付きの吸気口
16A並びに機体横外側面に防塵網16b付きの吸気口
16Bが設けらている。また、前記吸気ダクト17の機
体横外側面の上部に防塵網17a付きの吸気口17A並
びにラジエーター12に対面する上下中間から下に亘る
部位に防塵網17b付きの吸気口17B及び機体横内側
面の上部に防塵網17c付きの吸気口17C、下面に防
塵網17d付きの吸気口17Dが設けられている。前記
エンジンボンネット16の機体前方側の内面には、ボン
ネット前面の吸気口16Aから吸引されたラジエーター
冷却風を機体横外側方に案内して吸気ダクト17のラジ
エーター冷却風と合流させる吸気路形成用のガイド部材
18が設けられている。そして、前記吸気ダクト17の
内部で、且つ、前記ラジエーター12に対面する防塵吸
気口17Bの部位に、ラジエーター冷却ファン13の回
転騒音やエアークリーナー(図示せず)の吸い込み音な
どのエンジン側の騒音が前記防塵吸気口17Bを介して
外部に漏れ出すことを阻止する遮音部材19を設けてあ
る。前記遮音部材19は、角度変更可能なルーバー式の
遮音部材で、パルスモータMの作動によって開閉可能に
構成されており、前記パルスモータMは操縦部に設けら
れたスイッチ(図示せず)によって操作可能に構成され
ている。
【0011】前記吸気ダクト17は、その下部が、機体
フレームに前後軸芯回りに機体横外側に回動可能に取付
けられており、機体横外側方への回動に伴ってエンジン
ボンネット16並びにエンジンボンネット16の上面に
取付けられた運転席7と燃料タンク22が一体的に機体
横外側方に回動可能に構成され、エンジン14の上部を
広く開放してメンテナンスを行ない易くしてある。
【0012】次に、第2発明の実施形態について説明す
る。
【0013】図6及び図7に示すように、前記吸気ダク
ト17の内部で、且つ、前記ラジエーター12に対面す
る防塵吸気口17Bの部位に、上部21a並びに前記防
塵吸気口17Bに対面する部位21bを壁面とし、この
壁面の周部にラジエーター吸気方向と大きく交差する方
向から外気を吸入する吸気口21c・・を備えた吸気カ
バー21を設けてある。
【0014】この手段による場合には、ラジエーター冷
却ファンの回転騒音などは、吸気カバー21により反射
されて外部への漏れ出しが抑制されるとともに、作業時
のラジエーター12に対する吸気の確保は、ラジエータ
ー12に対面する防塵吸気口17Bから吸気カバー21
を回折して吸気カバー21の吸気口21c・・に至る吸
引風によって確保される。また、吸気カバー21を介し
て漏れ出た騒音の一部は地面側に至ることとなり、地面
によって吸収緩和されることとなり、騒音の減衰が図ら
れる。
【0015】〔別実施の形態〕図8及び図9に示すよう
に、吸気カバー21を、裾拡がり形状に構成し、且つ、
ラジエーターに対して直交する方向の吸気口21a・・
を下側ほど大径に構成しても良い。斯る場合には、ラジ
エーター12に対面する傾斜面に当たった反射音は下向
きに変更されて地面で吸収緩和されることとなり、ま
た、騒音は運転席7から下方に遠ざかることとなる。ま
た、下側ほど吸気面積が大きく成るため、防塵吸気口1
7Bの風速も小さくなりワラ屑による早期の目詰まりが
抑制されることとなる。
【0016】上記実施の形態においては、遮音部材とし
て、角度変更可能なルーバー式のものを例示したが、円
筒内に巻き取り勝手に収納されたビニール製の遮音部材
を人為操作可能なパルスモータで引き出して、防塵吸気
口からの吸気を許容する状態と吸気を阻止して遮音する
状態とに切換え可能に構成しても良い。
【0017】上記実施の形態においては、コンバインの
ラジエーター吸気構造に付いて説明したが、乗用芝刈機
やトラクタなどの農作業車におけるラジエーター吸気構
造に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】原動部における遮音部材の開き状態を示す縦断
背面図
【図3】同、遮音部材の閉じ状態を示す縦断背面図
【図4】吸気ダクト17の一部切欠き側面図
【図5】原動部の横断平面図
【図6】第2実施形態における原動部の縦断背面図
【図7】吸気カバーの斜視図
【図8】第3実施形態における原動部の縦断背面図
【図9】吸気カバーの斜視図
【符号の説明】
12 ラジエーター 17 吸気ダクト 17B 防塵吸気口 19 遮音部材 21 吸気カバー 21a 上部 21b 壁面 21c 吸気口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防塵吸気口を備えた吸気ダクトをラジエ
    ーターの吸気上手側に配設してラジエーター冷却風を取
    り入れるよう構成した農作業車の原動部において、前記
    ラジエーターに対面する防塵吸気口の部位に、エンジン
    側の騒音が前記ラジエーターに対面する防塵吸気口を介
    して外部に漏れ出すことを阻止する遮音部材を設け、そ
    の遮音部材を、前記防塵吸気口からの吸気を許容する状
    態と吸気を阻止して遮音する状態とに切換え可能に構成
    してある農作業車の原動部騒音漏出し防止構造。
  2. 【請求項2】 防塵吸気口を備えた吸気ダクトをラジエ
    ーターの吸気上手側に配設してラジエーター冷却風を取
    り入れるよう構成した農作業車の原動部において、前記
    吸気ダクトの内側であって、前記ラジエーターに対面す
    る防塵吸気口の部位に、上部並びに防塵吸気口に対面す
    る部位を壁面とし、この壁面の周部にラジエーター吸気
    方向と大きく交差する方向から外気を吸入可能な吸気口
    を備えた吸気カバーを設けてある農作業車の原動部騒音
    漏出し防止構造。
JP8251103A 1996-09-24 1996-09-24 農作業車の原動部騒音漏出し防止構造 Pending JPH10103059A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019163062A (ja) * 2014-04-11 2019-09-26 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019163062A (ja) * 2014-04-11 2019-09-26 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
JP2021151862A (ja) * 2014-04-11 2021-09-30 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート

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