JPH10103017A - 蒸気タービンの保安装置 - Google Patents

蒸気タービンの保安装置

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Publication number
JPH10103017A
JPH10103017A JP26041396A JP26041396A JPH10103017A JP H10103017 A JPH10103017 A JP H10103017A JP 26041396 A JP26041396 A JP 26041396A JP 26041396 A JP26041396 A JP 26041396A JP H10103017 A JPH10103017 A JP H10103017A
Authority
JP
Japan
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emergency
steam turbine
pressure
safety
emergency stop
Prior art date
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Pending
Application number
JP26041396A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Ishigaki
賢一 石垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】保安装置の動作検出用スイッチの台数を削減
し、1台の検出スイッチで各種保安装置の動作,リセッ
ト状態を判別できるようにして検出系統の簡略化を図
る。 【解決手段】蒸気タービン1の主蒸気止め弁3,蒸気加
減弁4に通じる非常停止油回路6,7に非常調速機9,
軸受油圧低下トリップ装置10,スラスト磨耗遮断装置
11などを含む各種の保安装置を分岐接続し、蒸気ター
ビンに異常が生じていずれかの保安装置が動作した際
に、非常停止油をドレン側に開放して主蒸気止め弁,蒸
気加減弁を急速に閉鎖し、タービンを非常停止させる蒸
気タービンの保安装置において、前記非常停止油回路に
油圧の低下,回復に対応して作動する圧力スイッチ15
を接続し、該圧力スイッチの動作信号を基に各種保安装
置の作動,リセット状態を検出して中央制御室の表示装
置13に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気タービンの保
安装置に関し、詳しくは保安装置の作動,リセット状態
を検出する方式に係わる。
【0002】
【従来の技術】周知のように、蒸気タービン設備には、
タービンの回転数が制限値を超えて過速の状態になった
場合,スラスト軸受が磨耗してタービン車軸が制限範囲
を超えて軸方向に移動した場合,潤滑油の油圧が異常低
下した場合、および発電機などタービンガバナー系以外
の箇所に故障が生じた場合などの異常発生時には、蒸気
タービンの主蒸気止め弁,蒸気加減弁などの閉塞弁を急
速に閉塞してタービンを非常停止させる保安装置を装備
している。
【0003】この保安装置は、主蒸気止め弁,蒸気加減
弁などの閉塞弁に通じる非常停止油回路に非常調速機,
軸受油圧低下トリップ装置,スラスト磨耗遮断装置など
を含む各種保安装置のトリップ弁を分岐接続し、蒸気タ
ービンの異常でいずれかの保安装置が動作した際に、非
常停止油をドレン側に開放して主蒸気止め弁,蒸気加減
弁を急速に閉鎖するような構成であり、その保安系統図
を図2に示す。
【0004】図2において、1は蒸気タービン、2は発
電機、3は主蒸気止め弁、4は蒸気加減弁、5は主油ポ
ンプ、6は主蒸気止め弁3,蒸気加減弁4の油圧操作部
に通じる高圧非常停止油回路、7は高圧非常停止油回路
6に非常遮断弁8を介して連係した低圧非常停止油回路
であり、該低圧非常停止油回路8には非常調速機9,軸
受油圧低下トリップ装置10,スラスト磨耗遮断装置1
1などの各種保安装置に付属するドレンポート付きトリ
ップ弁,およびソレノイド・トリップ装置12が接続さ
れている。また、前記の各種保安装置が作動したことを
中央制御室に配備した監視盤の表示装置13に表示する
ために、非常調速機9,軸受油圧低下トリップ装置1
0,スラスト磨耗遮断装置11には、個々にリミットス
イッチ14を取付け、このリミットスイッチ14の動作
信号を基に表示装置13で各種保安装置が動作したこと
を検出,表示するようにしている。また、保安装置をリ
セットした場合には、リミットスイッチ14の復帰動作
で表示する。
【0005】なお、保安装置としては、前記以外に手動
トリップ装置、および復水器の真空度低下を検出してタ
ービンを非常停止させる真空低下遮断装置などもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来の保安装置では、動作,リセットの状態を検出するた
めに各種の保安装置ごとにリミットスイッチを取付けて
いることから、リミットスイッチの使用台数の増加、ス
イッチの設置スペースの確保のほかに、その信号回路も
複雑化するなどの問題がある。
【0007】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、保安装置の動作検出用スイッチの台数を削減
し、1台の検出スイッチで各種保安装置の動作,リセッ
ト状態を検出,表示できるようにして検出系統の簡略化
を図った蒸気タービンの保安装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、主蒸気止め弁,蒸気加減弁に通じ
る非常停止油回路に非常調速機,軸受油圧低下トリップ
装置,スラスト磨耗遮断装置などを含む各種の保安装置
を分岐接続し、蒸気タービンに異常が生じていずれかの
保安装置が動作した際に、非常停止油をドレン側に開放
して主蒸気止め弁,蒸気加減弁を急速に閉鎖し、タービ
ンを非常停止させる蒸気タービンの保安装置において、
前記非常停止油回路に油圧の低下,回復に対応して応動
動作する圧力スイッチを接続し、該圧力スイッチの動作
信号を基に各種保安装置の作動,リセット状態を検出し
て中央制御室の表示装置に表示させるよう構成するもの
とする。
【0009】かかる構成によれば、非常停止油回路に1
台の圧力スイッチを接続するだけで、該圧力スイッチの
動作信号を基に非常停止油回路に接続した各種保安装置
の動作,およびリセットの状態を検出して中央制御室の
表示装置(監視盤)に表示させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1に基
づいて説明する。なお、図1において図2に対応する同
一部材には同じ符号が付してある。すなわち、図示実施
例においては、図2に示した各種の保安装置ごとに付設
したリミットスイッチ14に代えて、低圧非常停止油回
路7に1台の圧力スイッチ15が接続されている。この
圧力スイッチ15は低圧非常停止油回路7の油圧低下,
回復に応動動作し、その動作信号を中央制御室の監視盤
等にに伝送する。そして、圧力スイッチ15の動作信号
を基に保安装置の動作,リセットを表示装置13に表示
するようにしている。
【0011】ここで、蒸気タービン1の運転中に非常調
速機9,軸受油圧低下トリップ装置10,スラスト磨耗
遮断装置11などの各種保安装置のいずれかが動作する
と、低圧非常停止油回路7が保安装置のドレンポート付
きトリップ弁を介してドレン側に開放し、非常停止油が
排出される。これにより、低圧非常停止油圧が低下して
非常遮断弁8が作動するとともに、高圧非常停止油回路
6がドレン側に開放されてその油圧が低下する。その結
果、主蒸気止め弁3,蒸気加減弁4が急速に閉鎖し、タ
ービン1への蒸気の給気が遮断されてタービンが非常停
止となる。
【0012】また、前記した保安装置の動作と並行し
て、低圧非常停止油回路7の油圧低下を検知して圧力ス
イッチ15が作動し、保安装置がトリップ動作したこと
を表示装置13に表示する。ここで、タービンが非常停
止した原因については次記のようにして判別できる。 1)油圧低下による圧力スイッチ15の動作信号と非常
調速機9の動作(目視確認)から、回転数の異常上昇に
よるタービン停止と判断する。
【0013】2)油圧低下による圧力スイッチ15の動
作信号と軸受油圧低下トリップ装置10の動作(目視確
認)から潤滑油圧低下によるタービン停止と判断する。 3)油圧低下による圧力スイッチ15の動作信号とスラ
スト磨耗遮断装置11の動作(目視確認)から、車軸の
異常移動によるタービン停止と判断する。また、蒸気タ
ービンの停止原因が取り除かれた後、保安装置をリセッ
トすると、低圧非常停止油回路7の油圧が回復するとと
もに、この油圧回復を検知して圧力スイッチ15が復帰
動作するので、この復帰動作信号を基に各保安装置がリ
セットされたことを検出,表示することができる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、各種保安装置の動作,リセットを非常停止油回路に
1台の圧力スイッチを接続するだけで検出,表示するこ
とができ、従来装置のように各種保安装置ごとにリミッ
トスイッチを付設した構成と比べて検出スイッチ数を削
減して保安装置の動作検出系統の簡略化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による保安装置の保安系統図
【図2】従来における保安装置の保安系統図
【符号の説明】
1 蒸気タービン 3 主蒸気止め弁 4 蒸気加減弁 5 主油ポンプ 6 高圧非常停止油回路 7 低圧非常停止油回路 9 非常調速機 10 軸受油圧低下トリップ装置 11 スラスト磨耗遮断装置 13 表示装置 15 圧力スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主蒸気止め弁,蒸気加減弁に通じる非常停
    止油回路に非常調速機,軸受油圧低下トリップ装置,ス
    ラスト磨耗遮断装置などを含む各種の保安装置を分岐接
    続し、蒸気タービンに異常が生じていずれかの保安装置
    が動作した際に、非常停止油をドレン側に開放して主蒸
    気止め弁,蒸気加減弁を急速に閉鎖し、タービンを非常
    停止させる蒸気タービンの保安装置において、前記非常
    停止油回路に油圧の低下,回復に対応して応動動作する
    圧力スイッチを接続し、該圧力スイッチの動作信号を基
    に各種保安装置の作動,リセット状態を検出して中央制
    御室の表示装置に表示させることを特徴とする蒸気ター
    ビンの保安装置。
JP26041396A 1996-10-01 1996-10-01 蒸気タービンの保安装置 Pending JPH10103017A (ja)

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JP26041396A JPH10103017A (ja) 1996-10-01 1996-10-01 蒸気タービンの保安装置

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JP26041396A JPH10103017A (ja) 1996-10-01 1996-10-01 蒸気タービンの保安装置

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JPH10103017A true JPH10103017A (ja) 1998-04-21

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ID=17347592

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26041396A Pending JPH10103017A (ja) 1996-10-01 1996-10-01 蒸気タービンの保安装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011144806A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 General Electric Co <Ge> ガスタービンエンジンで使用するための燃料制御アセンブリシステム及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011144806A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 General Electric Co <Ge> ガスタービンエンジンで使用するための燃料制御アセンブリシステム及び装置

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