JPH10102765A - 鋼管用クランプ - Google Patents

鋼管用クランプ

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JPH10102765A
JPH10102765A JP25922196A JP25922196A JPH10102765A JP H10102765 A JPH10102765 A JP H10102765A JP 25922196 A JP25922196 A JP 25922196A JP 25922196 A JP25922196 A JP 25922196A JP H10102765 A JPH10102765 A JP H10102765A
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JP
Japan
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clamp
curved surface
clamp body
steel pipe
mountain
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JP25922196A
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English (en)
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Yukio Yoshikawa
幸雄 吉川
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Arai Seisakusho Co Ltd
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Arai Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】滑り強度及び破壊強度を向上させることができ
る鋼管用クランプを提供する。 【解決手段】この鋼管用クランプは、クランプされる鋼
管の外周に対応した円弧凹部2aを側壁に有するクラン
プ本体1と、クランプ本体1に回動可能に枢支されるク
ランプ蓋4と、クランプ本体1とクランプ蓋4の自由端
を締付ける締付ボルト6及びナット8とを備える。クラ
ンプ本体1の円弧凹部2aの内側に曲面把持部材12が
配設され、曲面把持部材12には、クランプされる鋼管
の外周曲面に対応した把持曲面部12aが形成されると
共に、把持曲面部12a上に山状に膨出した山状凸部が
形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築現場の足場仮
設等に使用され、足場等の鋼管を緊締する鋼管用クラン
プに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の鋼管用クランプは、基本的に
は、クランプ本体と、クランプ本体に回動可能に枢支さ
れるクランプ蓋と、そのクランプ本体とクランプ蓋の自
由端を締付ける締付ボルト・ナットから構成され、2本
の鋼管を直交状態で緊結する直交クランプ、回動可能に
緊結する自在クランプ、或は鋼管を鉄骨に対し緊結する
鉄骨クランプなど、各種のクランプに使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、この種の鋼管用
クランプは、その使用される分野上、所定の安全性能を
満たす必要があり、そのために必要・充分な強度が要求
される。このために、通常、実際の使用時に近い状態
で、緊締した鋼管に引っ張り荷重を加えて、変位量試
験、強度試験等を行っている。
【0004】例えば、図14に示すように、第一クラン
プ41と第二クランプ42のクランプ本体41a,42
aの底部を相互に直交方向に連結した構造の直交クラン
プの場合、第一クランプ41で保持する鋼管Aをその軸
と直角方向に、第二クランプ42で保持する鋼管Bをそ
の軸と平行に、両鋼管A、B間に所定の引っ張り荷重T
を加えて、滑り強度試験及び破壊強度試験を行う。そし
て、この引っ張り荷重Tを印加した際の、鋼管AB間の
変位量が所定の変位量以下であり、またクランプの何れ
の箇所においても破壊が生じていない程度の強度が要求
される。
【0005】ところで、従来のこの種の鋼管用クランプ
のクランプ本体は、図14に示す従来の直交クランプも
同様であるが、一般に、鋼板をプレスにより絞り加工し
て形成され、両側に折り曲げたフランジ部に円弧を形成
し、そのフランジ部で鋼管を保持するように製作され
る。
【0006】図14の直交クランプの場合、引っ張り荷
重Tが印加された際、鋼管Bには、鋼管Aの軸心Oを通
る荷重Tによる曲げモーメントMが作用し、このMは、
M=LT、(Lは鋼管Aから鋼管Bの距離)となる。
【0007】このため、曲げモーメントMは、鋼管Bを
緊締している第二クランプ42にも作用し、特に、第二
クランプ42のクランプ本体42aには、この曲げモー
メントMにより鋼管Bを保持するフランジ部42bに、
図15に示すような捻り力Fが作用する。この捻り力F
が増大すると、クランプ本体42aのフランジ部42b
の変形を引き起し、フランジ部42bの変形は、鋼管B
の緊締を剥す作用となり、クランプの滑り強度(変位量
強度)を低下させる問題があった。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、滑り強度及び破壊強度を向上させることができる鋼
管用クランプを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の鋼管用クランプは、クランプされる鋼管の
外周に対応した円弧凹部を側壁に有するクランプ本体
と、クランプ本体に回動可能に枢支されるクランプ蓋
と、クランプ本体とクランプ蓋の自由端を締付ける締付
ボルト・ナットとを備えた鋼管用クランプにおいて、ク
ランプ本体の円弧凹部の内側に曲面把持部材が配設さ
れ、曲面把持部材には、クランプされる鋼管の外周曲面
に対応した把持曲面部が形成されると共に、把持曲面部
上に山状に膨出した山状凸部が形成されて構成される。
【0010】
【作用・効果】このような構成の鋼管用クランプでは、
クランプする鋼管をクランプ本体の円弧凹部内に入れ、
クランプ蓋を閉じ、締付ボルトをクランプ蓋の自由端に
かけ、ボルト上のナットを締付けて、鋼管を緊締する。
【0011】このような締付け状態において、鋼管は主
にクランプ蓋と曲面把持部材間で挟持するようにクラン
プされる。この曲面把持部材にはクランプされる鋼管の
外周曲面に対応した把持曲面部が形成されると共に、把
持曲面部上に山状に膨出した山状凸部が形成されるた
め、鋼管の外周部は、曲面把持部材の把持曲面部で包囲
するように広い面積部分で面圧力を受けると共に、山状
凸部が弾性変形した際の弾性力を受けてクランプされ
る。
【0012】このように、適正な締付け力で緊締された
鋼管は、曲面把持部材の弾性変形による弾性力で強力に
保持されると共に、クランプ本体側壁の円弧凹部でも支
持され、把持曲面部と円弧凹部の両方で支持されるた
め、従来に比べ高い滑り強度をもってクランプすること
ができる。また、クランプ本体の側壁の円弧凹部の内側
に曲面把持部材が配設されるため、従来のように、円弧
凹部が捻り力を受けて変形することがなく、クランプ本
体の円弧凹部の変形による滑り強度の低下を防止するこ
とができる。また、何らかの理由でクランプ本体が変形
した場合でも、別個の曲面把持部材がクランプできるた
め、クランプ本体変形時のクランプ力を充分に確保する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明を適用した直交クランプの正
面図を、図2はその右側面図を、図3はその断面図を示
している。この直交クランプは、基本的には、上部と下
部に第一クランプ本体部2と第二クランプ本体部3を一
体に形成したクランプ本体1と、第一クランク本体部2
及び第二クランプ本体部3に回動可能に取付けられたク
ランプ蓋4、5と、第一クランク本体部2及び第二クラ
ンプ本体部3の自由端と各クランプ蓋4、5の自由端を
締結する締付ボルト6、7及びナット8、9とから構成
される。
【0015】クランプ本体1は、図6に示すように、鋼
板をプレスにより曲げ加工して内部空間を有する略箱形
形状に形成され、第一クランプ本体部2には、クランプ
される鋼管の外周に対応した円弧凹部2aが側壁に形成
され、一方の端部にピン10(図5)が嵌挿される軸支
部(軸孔)2bが形成され、他方の端部にピン11(図
5)が嵌挿される軸支部(軸孔)2cが形成される。
【0016】さらに、第一クランプ本体部2の円弧凹部
2aの内側空間内には、曲面把持部材12が嵌入される
(図6)。曲面把持部材12は図6の如く、クランプさ
れる鋼管の外周曲面に対応した把持曲面部12aを有
し、上部にピン10を嵌挿するための軸支部(軸孔)1
2bと下部にピン11を嵌挿するための軸支部(軸孔)
12cを設けて構成される。また、把持曲面部12a
は、クランプされる鋼管の外周曲面に対応した形状を有
すると共に、図7に示す如く、クランプする鋼管側に山
状に膨出した山状凸部12dを有している。この山状凸
部12dは、その山の稜線が略中央を円周方向に連続し
て延びるように形成される。
【0017】この曲面把持部材12は、第一クランプ本
体部2内に嵌入され、ピン10を軸支部2b、軸支部1
2b、及びクランプ蓋4の軸支部4bに挿通することに
より、定位置に固定され、クランプ蓋4は回動可能に軸
支される。また、曲面把持部材12の軸支部12cの内
側に、締付ボルト6の元部に形成した軸支部(軸孔)が
配置され、その軸支部と共に、曲面把持部材12の軸支
部12c、及び第一クランプ本体部2側の軸支部2c
に、ピン11が嵌入され、曲面把持部材12が第一クラ
ンプ本体部2内に保持されると共に、締付ボルト6が回
動可能に枢支される。
【0018】クランプ蓋4は、クランプされる鋼管の外
周曲面に対応した曲面を持って形成され、その先端に
は、締付ボルト6の上部を挿入凹溝を有しナット8を係
止するための係止部4aが形成され、その末端には軸支
部4bが形成され、上記のように、ピン10により第一
クランプ本体部2上に軸支される。
【0019】一方、クランプ本体1の下部には、上記第
一クランプ本体部2と同様な形状の第二クランプ本体部
3が、第一クランプ本体部2と直交状態で形成される。
この第二クランプ本体部3には、上記と同様に、クラン
プされる鋼管の外周曲面に対応した円弧凹部3aが側壁
に形成され、その円弧凹部3aの一方の端部にピン20
が嵌挿される軸支部(軸孔)3bが形成され、他方の端
部にピン21が嵌挿される軸支部(軸孔)3cが形成さ
れる。
【0020】また、上記と同様に、第二クランプ本体部
3の円弧凹部3aの内側空間内には、曲面把持部材22
が嵌入される。曲面把持部材22は、クランプされる鋼
管の外周曲面に対応した把持曲面部22aを有し、上部
にピン20を嵌挿するための軸支部(軸孔)22bと下
部にピン21を嵌挿するための軸支部(軸孔)22cを
設けて構成される。また、把持曲面部22aは、クラン
プされる鋼管の外周曲面に対応した形状を有すると共
に、クランプする鋼管側に山状に膨出した山状凸部を有
している。
【0021】この曲面把持部材22は、第二クランプ本
体部3内に嵌入され、ピン20を軸支部3b、軸支部2
2b、及びクランプ蓋5の軸支部5bに挿通することに
より、定位置に固定され、クランプ蓋5は回動可能に軸
支される。また、曲面把持部材22の軸支部22cの内
側に、締付ボルト7の元部に形成した軸支部(軸孔)が
配置され、その軸支部と共に、曲面把持部材22の軸支
部22c、及び第二クランプ本体部3側の軸支部3c
に、ピン21が嵌入され、曲面把持部材22が第二クラ
ンプ本体部3内に保持されると共に、締付ボルト7が回
動可能に枢支される。
【0022】クランプ蓋5は、クランプされる鋼管の外
周曲面に対応した曲面を持つように形成され、その先端
には、締付ボルト7の上部を挿入凹溝を有しナット9を
係止するための係止部5aが形成され、その末端には軸
支部5bが形成され、上記のように、ピン20により第
二クランプ本体部3上に軸支される。
【0023】このような構成の直交クランプは、足場仮
設現場等において鋼管の緊締に使用され、図8に示すよ
うに、その第一クランプ本体部2に所定外径の鋼管Aが
クランプされ、その第二クランプ本体部3に所定外径の
鋼管Bが直交状態でクランプされる。
【0024】第一クランプ本体部2内に挿入された鋼管
Aは、クランプ蓋4の自由端の係止部4aに締付ボルト
の先端とナット8を係止させ、ナット8を締付けて緊締
される。このとき、適正な締付けトルク(例えば350
kg・cm)で第一クランプ本体部とクランプ蓋4を締
付けた場合、図8に示すように、曲面把持部材12の山
状に膨出していた把持曲面部12aは、単純な円筒曲面
状に弾性変形すると共に、その位置は第一クランプ本体
部2の円弧凹部2aと略同じレベルとなる。
【0025】同様に、第二クランプ本体部3内に挿入さ
れた鋼管Bは、クランプ蓋5の自由端の係止部5aに締
付ボルトの先端とナット9を係止させ、ナット9を締付
けて緊締される。このとき、適正な締付け力で第二クラ
ンプ本体部とクランプ蓋5を締付けた場合、曲面把持部
材22の山状に膨出していた把持曲面部22aが単純な
円筒曲面状に弾性変形すると共に、その位置は第二クラ
ンプ本体部3の円弧凹部3aと略同じレベルとなる。
【0026】したがって、適正な締付け力で緊締された
鋼管A、Bは、曲面把持部材12、22の弾性変形によ
る弾性力で強力に保持されると共に、第一、第二クラン
プ本体部側壁の円弧凹部2a、3aでも支持され、把持
曲面部12a,22aと円弧凹部2a,3aの両方で支
持されることになる。このため、クランプされる2本の
鋼管A、Bに、図14のような直交方向の引っ張り荷重
がかかり、曲げモーメントが一方の鋼管つまり第一クラ
ンプ本体部2或は第二クランプ本体部3にかかった場合
でも、その曲げモーメントは曲面把持部材12、22で
主に保持されると共に、円弧凹部2a,3aにおいても
保持されるため、従来のように、円弧凹部2a,3aを
形成するクランプ本体のフランジ部が変形することは防
止される。
【0027】よって、図14のような滑り強度試験を行
った場合、引っ張り荷重Tを鋼管A、Bにかけたときの
変位量は従来の直交クランプに比べ、大きく減少する。
また、クランプ本体1が、第一クランプ本体部2と第二
クランプ本体部3とを一体に形成しているため、2個の
クランプをその底部でリベット止めした従来の直交クラ
ンプに比べ、リベット止め箇所等への応力集中がなく、
破壊強度を向上させることができる。
【0028】図9〜図11は、曲面把持部材の他の実施
例を示している。この例の曲面把持部材32は、上記と
同様に、クランプされる鋼管の外周曲面に対応した把持
曲面部32aを有し、上部にピンを嵌挿するための軸支
部(軸孔)32bと下部にピンを嵌挿するための軸支部
(軸孔)32cを設けて構成され、把持曲面部32a
は、クランプされる鋼管の外周曲面に対応した形状を有
すると共に、クランプする鋼管側に山状に膨出した山状
凸部32dを有している。
【0029】この山状凸部32dは、その下部(軸支部
32c側)において、1本の山の稜線が中央を円周方向
に沿って延びると共に、中間部から2本の稜線に分れて
その上部(軸支部32b側)に達するように、つまり山
の稜線が略Y字状となるように形成される。
【0030】このような山状凸部32dの把持曲面部3
2aを持つ曲面把持部材32は、上記と同様に、第一ク
ランプ本体部2、第二クランプ本体部3の円弧凹部2
a、3aの内側空間内に、各々配設されるが、鋼管のク
ランプ時には、上記実施例の把持曲面部12a,22a
を持つ曲面把持部材12、22に比べ、より高い滑り強
度を生じさせることができる。
【0031】即ち、図12は、図14の如く2本の鋼管
A,Bをクランプした状態で、引っ張り荷重Tをかけて
引張り強度試験を行なった際に、曲面把持部材32上に
かかる降伏応力の分布状態を、有限要素法により解析し
た結果を示している。
【0032】同図によれば、曲面把持部材32の上面略
全体にわたって高応力点が存在し、特に、上部のaとb
の部分及び下部のcの部分において、つまり山状凸部3
2dの位置において高い降伏応力が生じていることがわ
かる。クランプ時の滑り強度は、鋼管と曲面把持部材3
2の摩擦力に相当し、摩擦力はその摩擦係数と面圧力の
積であり、曲面把持部材32の変形は、その内部発生応
力により生じ、鋼などの弾性体では降伏応力を最大値に
持つ。このため、変形を引き起す面圧力も降伏応力で比
較することができ、高い降伏応力が曲面把持部材32上
に発生していることを考慮すると、そこに大きな滑り強
度が生じることがわかる。
【0033】図13は、さらに他の実施例の直交クラン
プを示している。同図の直交クランプのクランプ本体2
5は、上記実施例と同様に一体形成されるが、その形状
は上記実施例とは相違して平坦な側壁を有して形成され
る。つまり、このクランプ本体25は単純な四角形断面
の筒状に形成され、その上部に円弧凹部を有する第一ク
ランプ本体部26を設け、その下部に円弧凹部を有する
第二クランプ本体部27を設けて形成される。第一、第
二クランプ本体部26、27内には上記と同様な曲面把
持部材28、29が配設され、また、クランプ蓋、締付
ボルト・ナットは、上記実施例と同様に第一、第二クラ
ンプ本体部26、27の軸支部に軸支される。
【0034】このような平坦な側壁を持ち一体形成され
るクランプ本体25は、上記実施例と同様、別個の本体
をリベット等で結合したものに比べ、その破壊強度が向
上し、さらに、プレスによる曲げ加工が上記実施例のも
のより簡単にでき、容易に製造できる。また、曲面把持
部材28、29の形状も簡単化され、容易に製造するこ
とができる。
【0035】なお、上記実施例では、直交クランプを例
にとって説明したが、本発明のクランプ本体内に曲面把
持部材を配設する構造は、鋼管用クランプ全般について
適用可能であり、例えば、自在クランプ、鉄骨クランプ
等にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した直交クランプの正面図であ
る。
【図2】同直交クランプの右側面図である。
【図3】図1の III− III断面図である。
【図4】同直交クランプの平面図である。
【図5】同直交クランプの斜視図である。
【図6】クランプ本体と曲面把持部材の分解斜視図であ
る。
【図7】図6の VII− VII断面図である。
【図8】使用状態を示す直交クランプの断面図である。
【図9】他の実施例の曲面把持部材の斜視図である。
【図10】図9のX −X 断面図である。
【図11】図9の Xl −Xl断面図である。
【図12】有限要素法による解析結果を示す説明図であ
る。
【図13】他の実施例の直交クランプの断面図である。
【図14】従来の直交クランプの引張り強度試験時の正
面図である。
【図15】従来のクランプ本体にかかる曲げ応力の説明
図である。
【符号の説明】
1−クランプ本体 2−第一クランプ本体部 3−第二クランプ本体部 2a,3a−円弧凹部 4−クランプ蓋 6−締付ボルト 8−ナット 12−曲面把持部材 12a−把持曲面部 12d−山状凸部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプされる鋼管の外周に対応した円
    弧凹部を側壁に有するクランプ本体と、該クランプ本体
    に回動可能に枢支されるクランプ蓋と、該クランプ本体
    と該クランプ蓋の自由端を締付ける締付ボルト・ナット
    とを備えた鋼管用クランプにおいて、 前記クランプ本体の円弧凹部の内側に曲面把持部材が配
    設され、該曲面把持部材には、クランプされる鋼管の外
    周曲面に対応した把持曲面部が形成されると共に、該把
    持曲面部上に山状に膨出した山状凸部が形成されている
    ことを特徴とする鋼管用クランプ。
  2. 【請求項2】 前記曲面把持部材の両側に軸支部が設け
    られ、該軸支部が前記クランプ本体の軸支部及び前記締
    付ボルトの軸支部と共通の軸により軸支される請求項1
    記載の鋼管用クランプ。
  3. 【請求項3】 前記把持曲面部上の山状に膨出した山状
    凸部は、1本の山の稜線が円周方向に沿って延びると共
    に、中間部から2本の稜線に分れて配置されるように形
    成されている請求項1記載の鋼管用クランプ。
  4. 【請求項4】 クランプされる鋼管の外周に対応した円
    弧凹部を側壁に有する第一クランプ本体部と第二クラン
    プ本体部が相互に直交方向に設けられたクランプ本体
    と、該各第一クランプ本体部と第二クランプ本体部に回
    動可能に枢支されるクランプ蓋と、該第一クランプ本体
    部並びに第二クランプ本体部と該クランプ蓋の自由端を
    締付ける締付ボルト・ナットと、を備えた直交クランプ
    において、 前記クランプ本体の第一クランプ本体部と
    第二クランプ本体部の円弧凹部の内側に曲面把持部材が
    配設され、該曲面把持部材には、クランプされる鋼管の
    外周曲面に対応した把持曲面部が形成されると共に、該
    把持曲面部上に山状に膨出した山状凸部が形成されてい
    ることを特徴とする直交クランプ。
  5. 【請求項5】 前記クランプ本体は第一クランプ本体部
    と第二クランプ本体部を一体に形成して構成される請求
    項4記載の直交クランプ。
  6. 【請求項6】 前記把持曲面部上の山状に膨出した山状
    凸部は、1本の山の稜線が円周方向に沿って延びると共
    に、中間部から2本の稜線に分れて配置されるように形
    成されている請求項4記載の直交クランプ。
JP25922196A 1996-09-30 1996-09-30 鋼管用クランプ Withdrawn JPH10102765A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002155688A (ja) * 2000-07-28 2002-05-31 Rikuo Komatsu 足場板支持構造
JP2016114110A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 株式会社中部プラントサービス 配管用クランプ

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