JPH10101117A - 液体噴出ポンプ - Google Patents

液体噴出ポンプ

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JPH10101117A
JPH10101117A JP8278860A JP27886096A JPH10101117A JP H10101117 A JPH10101117 A JP H10101117A JP 8278860 A JP8278860 A JP 8278860A JP 27886096 A JP27886096 A JP 27886096A JP H10101117 A JPH10101117 A JP H10101117A
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stem
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liquid
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Kazuhito Kuwabara
和仁 桑原
Takao Kishi
岸  隆生
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1001Piston pumps

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  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】全体を合成樹脂により形成して分別処理の必要
性をなくし、しかもポンプ機能に於いても従来品同様優
れた機能を発揮でき、また、構成部品を出来るだけ少な
くしてコストの低下を図るとともに、液漏れのない優れ
た液体噴出ポンプを提案する。 【解決手段】ステム5及びその上端の押し下げヘッド7
を蛇腹管24により支持するとともに、この蛇腹管24にコ
イルスプリング25を介して一体に連設した特殊構成の弁
体26により吸い込み弁27を形成し、全体を合成樹脂によ
り形成した。また、ステムの上下動が可能で且つ回動を
阻止する回り止め機構Aを設けるとともに、ヘッド7の
ステム5に対する回動によりノズル6の開閉を行う如く
構成した。更に、ヘッド7の引き上げ状態で、ヘッド下
部に着脱可能にスペーサー41を介在させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体噴出ポンプに関
する。
【0002】
【従来の技術】液体噴出ポンプとして、上端の押し下げ
ヘッドを押し下げることにより内部のポンプ機構の作用
によりヘッドのノズル孔より液を噴出させる如く構成し
た、所謂、押し下げヘッド式のポンプが知られている。
これらの例として、例えば、容器体口頚部に嵌合させた
装着キャップにより上端部を固定して下部を容器体内へ
垂下させたシリンダと、シリンダ内に上下動可能に嵌合
させた環状ピストンを下端外周より突設して上下動可能
に設けるとともに、上端をシリンダ上方へ突出さたステ
ムと、ステム上端に嵌着させたノズル付きの押し下げヘ
ッドとを備え、シリンダ下端部に吸い込み弁を、ステム
内上部には吐出弁をそれぞれ設け、ステム及び押し下げ
ヘッドからなる上下動部材をコイルスプリングにより常
時上方に付勢させ、このスプリングの付勢に抗して上下
動部材を押し下げることにより、シリンダ内の液を加圧
して吐出弁を開いてノズルより液を噴出し、また、ヘッ
ドの押圧を解除するとスプリングにより上下動部材が上
昇し、シリンダ内が負圧化して吐出弁が閉じ、吸い込み
弁が開いて容器体内の液をシリンダ内に導入する如く構
成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種ポンプは
その構成部品の一部に金属を使用する場合が多く、例え
ば、吸い込み弁,吐出弁を構成する玉状弁体或いは上下
動部材を上方付勢させるコイルスプリング等を金属で形
成している。しかしながら、近年の廃棄物処理事情で
は、金属とプラスチックの分別処理が要望され、従来の
ものでは、金属パーツが微細であること、内部に密閉さ
れていること等によりこの分別が極めて困難であった。
本発明はこの様な事情に鑑み、全体を全て合成樹脂によ
り形成して分別処理の必要性をなくし、しかも、ポンプ
機能に於いても従来品同様の優れた機能を発揮でき、ま
た、構成部品を出来るだけ少なくしてコストの低下を図
るとともに、液漏れのない優れた液体噴出用ポンプを提
案するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本請求項1発明のポンプ
は上記課題を解決するため、容器体口頚部9に嵌合させ
る装着キャップ2と、該キャップにより上部を容器体口
頚部9に固定し且つ下端部を容器体内に垂下させた有底
筒状をなし、底壁12に弁口14a を開口してなる支持筒3
と、該支持筒内周下部に下端外周を液密に嵌合固定させ
て伸縮可能に蛇腹管24を起立させるとともに、該蛇腹管
の下端縁より延設したコイルスプリング25を介して弁体
26を一体に延設し、且つ、該弁体により上記弁口14a を
閉塞させて吸い込み弁27を形成してなる蛇腹管付き弁部
材4と、上記蛇腹管上端に下端を連結して上下動自在に
支持させるとともに、支持筒3上方に上端を突設し、且
つ、内部に吐出弁31を形成してなるステム5と、該ステ
ム上端に嵌着固定したノズル6付きの押し下げヘッド7
とを備え、全体を合成樹脂により形成してなることを特
徴とする液体噴出ポンプとして構成した。
【0005】また、請求項2発明のポンプは、上記ステ
ム5と支持筒3との間にステムの上下動が可能で且つ回
動を阻止する回り止め機構Aを設けるとともに、上記押
し下げヘッド7をステム5上端外周に液密且つ回動可能
に嵌合させ、且つ、ステム5上部に穿設した連通孔37と
ノズル基端開口とをヘッド7のステム5に対する回動に
より連通させてノズル6の開閉を行う如く構成してなる
請求項1記載の液体噴出ポンプとして構成した。
【0006】また、請求項3発明のポンプは、上記ヘッ
ド7を引き上げた状態でヘッド下部に着脱可能にスペー
サー41を介在させてなる請求項1記載の液体噴出ポンプ
として構成した。
【0007】また、請求項4発明のポンプは、上記吸い
込み弁27の弁体26が、上記弁座14上に圧接してその弁口
14a を閉塞する弁本体26a と、該本体下面より垂設する
とともに、周囲に液流通用の縦凹溝28を設け、且つ、外
周下部に係止突起29を突設した棒状部26b とからなり、
弁本体26a による弁口閉塞状態から、弁口下方に設けた
下向き段部30に上記係止突起29係合する間を上下動可能
に設けた弁体26である請求項1記載の液体噴出ポンプと
して構成した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を図
面を参照して説明する。本発明の液体噴出ポンプ1は全
体を合成樹脂により形成したもので、装着キャップ2
と、支持筒3と、蛇腹筒付き弁部材1と、ステム5と、
ノズル6付き押し下げヘッド7とを主要部材として備え
ている。
【0009】装着キャップ2は、容器体8の口頚部9に
嵌合させることにより、支持筒3を容器体8に固定装着
し、ひいてはポンプ全体を容器体に装着固定するための
もので、本実施例では、容器体口頚部9に螺着させる周
壁10上端縁より内方へフランジ状の頂壁11を延設して構
成している。
【0010】支持筒3は、底壁12周縁より周壁13を立設
してなる上端開口の有底筒状で、底壁12中央に形成した
テーパ状をなす吸い込み弁用の弁座14の中央に弁口14a
を開口し、また、周壁13外周上部より外方へフランジ15
を突設している。そして、下端部を容器体内に挿入する
とともに、このフランジ15をパッキン16を介して容器体
口頚部9上面に載置させ、フランジ15上面を装着キャッ
プ2の頂壁11により押圧係止させる。また、後述する蛇
腹管を伸縮可能に固定するために、周壁13の下端部を下
方へ縮径するテーパ部を介して縮径部13a に構成してい
る。更に、底壁12裏面からはパイプを嵌合させるための
嵌合筒部17を垂設している。
【0011】本実施例では、上記装着キャップ2を支持
筒3に対して自由に回動できる如く装着しており、支持
筒3を容器体内に挿入した後装着キャップ2のみを回動
することにより、装着キャップ2を容器体口頚部9に嵌
合させることができる様に構成している。装着キャップ
2の抜け出し防止は支持筒3の上端に嵌着した係止部材
18によって行っている。
【0012】係止部材18は、支持筒3の周壁13上端外周
に凹凸係合手段を介して嵌着させた嵌合筒19上端縁より
内方へフランジ状頂壁20を延設し、該頂壁20の内周縁部
に外面上下方向中央部を一体に連結した筒部21を延設
し、この筒部21下部外面を支持筒3の周壁13内面上部に
液密に嵌合させ、また、支持筒周壁13内面上端部と相対
向する位置に縦突条相互の係合等により構成される回り
止め22を設けて回動不能に嵌合させている。そして、嵌
合筒19により装着キャップ2が抜け出さない様に構成し
ている。また、筒部21下端部外面を縮径して支持筒周壁
13との間に隙間を形成し、その部分の支持筒周壁13に容
器体内の負圧化を防止するための透孔23を穿設してい
る。
【0013】尚、これら支持筒3、係止部材18及び装着
キャップ2はそれぞれ別体に形成しているが、全部を一
体に形成しても良く、或いは係止部材を設けないで支持
筒に装着キャップを嵌着固定させて成形しても良く、そ
れ等の場合には、装着キャップの螺着の際に全体が回動
しつつ装着される。
【0014】上記支持筒3内には、蛇腹管付き弁部材4
を装着している。この弁部材4は、支持筒3内周下部に
下端外周を液密に嵌合固定させて伸縮可能に蛇腹管24を
起立させるとともに、該蛇腹管の下端縁より延設したコ
イルスプリング25を介して弁体26を一体に延設し、且
つ、該弁体により上記弁口14a を閉塞させて吸い込み弁
27を形成している。
【0015】本実施例では、支持筒3の上記縮径部13a
上端部内面に下端部を液密に嵌着固定させた蛇腹管24を
上方に起立させている。従って、蛇腹管24外周面と支持
筒周壁13との間には、蛇腹管24が収縮して外方へ広がっ
ても引っ掛からない程度の隙間が設けられ、自由に収縮
できる如く構成している。また、蛇腹管24の下端縁より
下方に行くに従って径が順次小さくなる螺旋状のコイル
スプリング25を延設し、その下端に弁体26を延設してい
る。このコイルスプリング25は蛇腹管24の下端縁周方向
所定間隔をあけて複数条設けている。また、上記弁体26
は、弁口14a 周囲の弁座14上に圧接して弁口14a を閉塞
する弁本体26a と、該本体下面より垂設するとともに、
周囲に液流通用の縦凹溝28を設け、且つ、外周下部に係
止突起29を突設した棒状部26b とから構成している。本
実施例では、皿状の弁本体26a と、該本体下面より横断
面が十字状をなす棒状部26b を垂設し、棒状部26b の前
後左右に係止突起29を突設している。また、弁体26は、
弁口14a 閉塞状態から弁口14a 下方に設けた下向き段部
30に各係止突起29が係合するまでの間を上下動可能に設
けており、液圧で上昇した弁体26が上昇し過ぎて元の状
態に戻らなくなるという不都合を防止する如く構成して
いる。
【0016】蛇腹管24上方には上下動可能に支持される
ステム5及び押し下げヘッド7を備えている。ステム5
は蛇腹管24内及び蛇腹管下方の支持筒3内と連通して、
その中の液を上方の押し下げヘッド7に導入させるため
の導管で、上下端を開口した筒状をなし、その下端部を
上記蛇腹管24上端外周に液密に嵌着固定させており、そ
の上端を上記係止部材18上方に上下動可能に突設してい
る。また、ステム5内上部には吐出弁31を設けている。
この吐出弁31は、ステム内上部に突設した弁座32上にそ
の弁口32a を閉塞して上下動可能に弁体33を載置させて
構成している。この弁体33は合成樹脂製で、図1に有る
如く、上下面周縁部をテーパ状に面取りした円柱状をな
し、上下面中央部に凹部を穿設している。尚、この吐出
弁体は、合成樹脂製の玉状弁体を使用しても良い。
【0017】また、本実施例ではステム5の下端外周と
支持筒周壁13内面との間に、ステムの上下動が可能で且
つ回動を阻止する回り止め機構Aを施して、ステム5が
若干の回動の除いて支持筒3に対して回らないように構
成しており、後述する押し下げヘッドの構造と連係させ
てノズル孔の開閉を可能に構成している。本実施例で
は、図2に示す如く、ステム5外周下端部に周方向等間
隔に複数の突起34を突設し、一方、支持筒3の周壁13内
周に上記透孔23直下より周壁13のテーパ部に至る縦長の
突条35を周方向複数突設し、各突起34が各突条35間の若
干の回動以外は回動しない様に構成している。
【0018】押し下げヘッド7は、ステム5より導入さ
れた液を前端のノズル6より噴出するとともに、押し下
げて内部のポンプ機構を作動させるためのもので、本実
施例ではステム5上端外周に液密且つ回動可能に縦筒36
を嵌着させるとともに、縦筒36上部に基端部を開口した
ノズル6を前方へ突出させ、また、ステム5上部に穿設
した連通孔37とノズル基端開口とをヘッド7のステム5
に対する回動により連通させてノズルの開閉を行う如く
構成している。
【0019】本実施例では、頂壁38裏面中央部より縦筒
36を垂設するとともに、該縦筒36周囲に二重筒状に周壁
39を垂設し、また、該周壁周囲の頂壁周縁部より周壁途
中位置まで垂下壁40を垂設し、更に、縦筒36の上部前面
に基端部を開口したノズル6を周壁39及び垂壁40を貫通
してその先端の前部に突出させて延設している。また、
上記したノズルの開閉は、ノズル6の基端開口が上記連
通孔37とズレた位置にある場合にはステム5の上端部に
より液密に閉塞されてステム内とノズル内とが遮断さ
れ、また、ステム5に対し所定角度ヘッド7を回動させ
ることにより、連通孔37とノズル基端開口とが連通した
場合に液の噴出が可能となる如く構成している。尚、本
実施例ではノズル付き押し下げヘッドを上記の如く構成
したが、通常の如く、ヘッドをノズルとステムが連通し
た状態で嵌着固定しても良い。その場合には液洩れ防止
のためにノズルキャップを設けると良い。
【0020】本実施例では、スペーサー41を設けてい
る。このスペーサー41は、押し下げヘッド7の下面に介
在させて、ヘッドの押し下げを不能にするためのもの
で、本実施例では、一端を開口したリング状基部42後部
外面より把手43を突設して構成しており、基部42を押し
下げヘッド7下部の上記係止部材18の筒部21上部外面に
スナップフィット式に嵌合させて装着している。この際
蛇腹管24は上方へ引き伸ばされた状態で係止されるた
め、保管,運搬等の使用前に蛇腹管24がへたることはな
く、使用時の弾性復元力をより良好なものとすることが
出来る。また、ステム5の外面下部に形成した上向き段
部44が、上記筒部21下面に密接してこの部分の液密性を
維持する如く構成している。
【0021】上記の如く構成したポンプ1は、保管,運
搬等の不使用時には、図1に示す如きスペーサー41を装
着した状態で、且つ、ノズル6の基端開口を閉塞した状
態にしておく。また、使用する時は、スペーサー41を引
き抜き、押し下げヘッド7を回動させてノズル6の基端
開口を連通孔37と連通させ、次いで押し下げヘッドを何
回か上下動させて初期作動を行い、蛇腹管24内に容器体
内の液を導入して準備を整える。次いで押し下げヘッド
を押し下げると、図3に示す如く、蛇腹管24が圧縮して
蛇腹管24内の加圧液がステム5を通り吐出弁31を開いて
ノズル6より噴出する。次いでヘッドの押圧を解除する
と蛇腹管24の弾性復元力でステム5及びヘッド7が上昇
し、蛇腹管24内が負圧化するため容器体内の液が吸い込
み弁27を開いて導入される。
【0022】
【発明の効果】以上説明した如く本発明液体噴出ポンプ
は、装着キャップにより下端部を容器体内に垂下させて
固定した有底筒状の支持筒と、該筒内周下部に下端外周
を液密に嵌合させて伸縮可能に蛇腹管を起立させるとと
もに、該蛇腹管の下端縁より延設したコイルスプリング
を介して弁体を一体に延設し、且つ、弁体により支持筒
下端の弁口を閉塞させて吸い込み弁を形成してなる蛇腹
管付き弁部材と、蛇腹管上端に下端を連結して上下動自
在に支持させたステムと、該ステム上端に嵌着固定した
ノズル付き押し下げヘッドとを備え、全体を合成樹脂に
より形成したので、従来品の様な金属部材がないため、
廃棄の際の分別処理を必要とせず、しかも、液体噴出機
能は良好に発揮でき、また、上記蛇腹管付き弁部材の存
在で構成部材数もできるだけ少なくできコスト低下を図
れる等の効果を発揮できる。
【0023】また、ステムと支持筒との間に回り止め機
構を設け、押し下げヘッドをステム上端外周に液密且つ
回動可能に嵌合させるとともに、ステム上部に穿設した
連通孔とノズル基端開口とをヘッドのステムに対する回
動により連通させてノズルの開閉を行う如く構成したも
のにあっては、上記効果に加え、誤ってヘッドを押し下
げても液の漏出を防止出来るとともに、回り止め機構の
存在でヘッドのステムに対する回動を円滑に行える。
【0024】また、ヘッドを引き上げた状態でヘッド下
部に着脱可能にスペーサーを介在させてなるものにあっ
ては、上記効果に加え、押し下げヘッドの不用意な押し
下げを防止出来るとともに、蛇腹管を所定位置より若干
上方へ引き上げて係止させておくことが出来、使用の際
の蛇腹の弾性復元力をより良好に維持させておくことが
できる。
【0025】また、吸い込み弁の弁体が、弁座上に圧接
してその弁口を閉塞する弁本体と、該本体下面より垂設
するとともに、周囲に液流通用の縦凹溝を設け、且つ、
外周下部に係止突起を突設した棒状部とからなり、弁本
体による弁口閉塞状態から、弁口下方に設けた下向き段
部に上記係止突起が係合する間を上下動可能に設けた弁
体であるものにあっては、上記効果に加え、液圧で開弁
した弁体が弁孔より抜け出すことが無く、弁体を連結し
ていコイルスプリングが反転する等して弁体が元の閉弁
状態に戻らなくなるという不都合がなく、良好な弁機能
を発揮できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す一部切欠き半断面図
である。
【図2】 同実施例の回り止め機構の部分の横断面図で
ある。
【図3】 同実施例のヘッドを押し下げた際の一部切欠
き半断面図である。
【図4】 同実施例のヘッドが上昇する際の一部切欠き
半断面図である。
【符号の説明】
2…装着キャップ,3…支持筒,4…蛇腹管付き弁部
材,5…ステム,6…ノズル,7…押し下げヘッド,9
…口頚部,12…底壁,14…弁座,14a …弁口,24…蛇腹
管,25…コイルスプリング,26…弁体,26a …弁本体,
26b …棒状部,27…吸い込み弁,29…係止突起,30…下
向き段部,31…吐出弁,37…連通孔,41…スペーサー,
A…回り止め機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器体口頚部9に嵌合させる装着キャッ
    プ2と、該キャップにより上部を容器体口頚部9に固定
    し且つ下端部を容器体内に垂下させた有底筒状をなし、
    底壁12に弁口14a を開口してなる支持筒3と、該支持筒
    内周下部に下端外周を液密に嵌合固定させて伸縮可能に
    蛇腹管24を起立させるとともに、該蛇腹管の下端縁より
    延設したコイルスプリング25を介して弁体26を一体に延
    設し、且つ、該弁体により上記弁口14a を閉塞させて吸
    い込み弁27を形成してなる蛇腹管付き弁部材4と、上記
    蛇腹管上端に下端を連結して上下動自在に支持させると
    ともに、支持筒3上方に上端を突設し、且つ、内部に吐
    出弁31を形成してなるステム5と、該ステム上端に嵌着
    固定したノズル6付きの押し下げヘッド7とを備え、全
    体を合成樹脂により形成してなることを特徴とする液体
    噴出ポンプ。
  2. 【請求項2】 上記ステム5と支持筒3との間にステム
    の上下動が可能で且つ回動を阻止する回り止め機構Aを
    設けるとともに、上記押し下げヘッド7をステム5上端
    外周に液密且つ回動可能に嵌合させ、且つ、ステム5上
    部に穿設した連通孔37とノズル基端開口とをヘッド7の
    ステム5に対する回動により連通させてノズル6の開閉
    を行う如く構成してなる請求項1記載の液体噴出ポン
    プ。
  3. 【請求項3】 上記ヘッド7を引き上げた状態でヘッド
    下部に着脱可能にスペーサー41を介在させてなる請求項
    1記載の液体噴出ポンプ。
  4. 【請求項4】 上記吸い込み弁27の弁体26が、上記弁座
    14上に圧接してその弁口14a を閉塞する弁本体26a と、
    該本体下面より垂設するとともに、周囲に液流通用の縦
    凹溝28を設け、且つ、外周下部に係止突起29を突設した
    棒状部26b とからなり、弁本体26a による弁口閉塞状態
    から、弁口下方に設けた下向き段部30に上記係止突起29
    係合する間を上下動可能に設けた弁体26である請求項1
    記載の液体噴出ポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010105724A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Yoshino Kogyosho Co Ltd 液体吐出器

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JP2010105724A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Yoshino Kogyosho Co Ltd 液体吐出器

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