JPH10100981A - スノーモビルのリヤサスペンション - Google Patents

スノーモビルのリヤサスペンション

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JPH10100981A
JPH10100981A JP8255826A JP25582696A JPH10100981A JP H10100981 A JPH10100981 A JP H10100981A JP 8255826 A JP8255826 A JP 8255826A JP 25582696 A JP25582696 A JP 25582696A JP H10100981 A JPH10100981 A JP H10100981A
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JP
Japan
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damper
link arm
stopper
link
snowmobile
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JP8255826A
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English (en)
Inventor
Takahiko Kubota
隆彦 窪田
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M27/00Propulsion devices for sledges or the like
    • B62M27/02Propulsion devices for sledges or the like power driven
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M27/00Propulsion devices for sledges or the like
    • B62M27/02Propulsion devices for sledges or the like power driven
    • B62M2027/026Snow mobiles characterised by the suspension means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M27/00Propulsion devices for sledges or the like
    • B62M27/02Propulsion devices for sledges or the like power driven
    • B62M2027/027Snow mobiles characterised by the tracks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リンクアームにダンパーを容易に取り付ける
ことができ、リンクアームに大きな曲げ力を加えること
なくダンパーにその本来の機能を十分発揮せしめること
ができるスノーモビルのリヤサスペンションを提供する
こと。 【構成】 スノーモビルのリヤサスペンション10にお
いて、リンク機構を構成するリンクアーム18にダンパ
ー54を取り付け、フルストローク時に該ダンパー54
を軸(車体フレーム側のストッパ)37とスライドレー
ル11側のストッパ57で挟持するようにする。本発明
によれば、リンクアーム18に取り付けられたダンパー
54をフルストローク時に軸37とストッパ57で挟持
するようにしたため、リンクアーム18に大きな曲げ力
を加えることなく該ダンパー54にその本来の機能を十
分発揮せしめることができるとともに、ダンパー54を
リンクアーム18に容易に取り付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無端状のトラック
ベルトを案内するスライドレールを車体フレームに懸架
せしめるスノーモビルのリヤサスペンションに関する。
【0002】
【従来の技術】無端状のトラックベルトを駆動して雪面
上を走行するスノーモビルのリヤサスペンションとして
は、トラックベルトを案内するスライドレールをリンク
機構と緩衝器を介して車体フレームに懸架するものが知
られており、斯かるリヤサスペンションにおいては、フ
ルストローク時の底付きにおいて発生する衝撃を緩和す
るためのダンパーが通常は左右一対のスライドレールの
前後にそれぞれ取り付けられている。
【0003】上記ダンパーは、リヤサスペンションのフ
ルストローク時の底付きにおいて車体フレーム側のスト
ッパ(ピボット部)に当接して変形し、底付き時の衝撃
を緩和する機能を果たす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スノーモビ
ルにあっては、ロングトラベル化や軽量化を図るために
スライドレールと車体フレーム側のストッパ(ピボッ
ト)との間にリヤサスペンションのアーム類を配する構
成が採用されることがあり、このような場合にはスペー
ス的にダンパーをスライドレールに取り付けられなかっ
たり、或はダンパーを取り付けることができてもその形
状や容量に制限を受け、該ダンパーにその本来の機能を
十分発揮させることができないことがあった。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、リンクアームにダンパーを容
易に取り付けることができ、リンクアームに大きな曲げ
力を加えることなくダンパーにその本来の機能を十分発
揮せしめることができるスノーモビルのリヤサスペンシ
ョンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、無端状のトラックベルトを
案内するスライドレールをリンク機構と緩衝器を介して
車体フレームに懸架するとともに、フルストローク時の
底付きにおける衝撃を緩和するためのダンパーを設けて
成るスノーモビルのリヤサスペンションにおいて、前記
リンク機構を構成するリンクアームに前記ダンパーを取
り付け、フルストローク時に該ダンパーを車体フレーム
側のストッパとスライドレール側のストッパで挟持する
ようにしたことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ダンパーを一体構造としたことを特徴
とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記リンクアームのダンパーの取付
部分をV字構造とするとともに、前記ダンパーのリンク
アームへの取付部分もV字構造としたことを特徴とす
る。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記ダンパーの一部にストッパ
部を一体に形成するとともに、該ストッパ部を変形させ
て当該ダンパーをリンクアームに組み込むことを特徴と
する。
【0010】従って、請求項1記載の発明によれば、リ
ンクアームに取り付けられたダンパーをフルストローク
時に車体フレーム側のストッパとスライドレール側のス
トッパで挟持するようにしたため、リンクアームに大き
な曲げ力を加えることなく該ダンパーにその本来の機能
を十分発揮せしめることができるとともに、ダンパーを
リンクアームに容易に取り付けることができる。
【0011】請求項2記載の発明によれば、ダンパーを
一体構造としたため、該ダンパーの容量を十分確保して
その衝撃吸収能力を高めることができるとともに、ダン
パーの取付構造を簡略化することができる。
【0012】請求項3記載の発明によれば、ダンパーを
リンクアームのV字構造を成す取付部のV字の広い方向
から差し込めば、これを容易に取り付けることができ
る。又、リンクアームの取付部をV字構造とすることに
より、該リンクアームをトラス構造としてその強度及び
剛性を高めて軽量化を図ることができる。
【0013】請求項4記載の発明によれば、ダンパーの
脱落がストッパ部によって防がれるとともに、該ストッ
パ部を変形させてダンパーをリンクアームに組み込むよ
うにしたため、その取付作業が容易化する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0015】図1は本発明に係るリヤサスペンションを
備えるスノーモビルの側面図、図2は同リヤサスペンシ
ョンの側面図、図3は同リヤサスペンションの部分平面
図、図4は図3のA−A線拡大断面図、図5はリヤサス
ペンションのリンクアームの平面図、図6は同リンクア
ームの破断側面図、図7は同リンクアームのダンパー取
付部の斜視図、図8は通常走行時のリンクアーム及びダ
ンパーの状態を示す部分側面図、図9はフルストローク
時のリンクアーム及びダンパーの状態を示す部分側面図
である。
【0016】先ず、図1に示すスノーモビル1の全体構
成を概説する。
【0017】図1において、2は車体フレームであっ
て、該車体フレーム2の前部は油圧緩衝器3を介して左
右一対の操向スキー4によって支持されている。尚、操
向スキー4はハンドル5の回動操作に連動して油圧緩衝
器3を軸として回動する。
【0018】又、車体フレーム2の前半部は樹脂製のカ
ウリング6によって覆われており、このカウリング6で
覆われている部分には不図示のエンジンが収納されてお
り、該エンジンによって図2に示す左右一対の駆動スプ
ロケット7が回転駆動される。
【0019】一方、車体フレーム2の後半部は、本発明
に係るリヤサスペンション10によって当該車体フレー
ム2に懸架された左右一対のスライドレール11によっ
て支持されており、該スライドレール11は、これの後
端に回転自在に軸支された複数のガイドホイール12と
前記駆動スプロケット7との間に巻装された無端状のト
ラックベルト13をその下面で案内する。尚、図1乃至
図3において、14,15,16はトラックベルト13
を案内するためのアイドラホイールである。
【0020】又、車体フレーム2の後半部にはシート1
7が配設されている。
【0021】ここで、本発明に係るリヤサスペンション
10の構成の詳細を図2乃至図7に基づいて説明する。
【0022】図2に示すように、前記スライドレール1
1はその前部と後部がそれぞれリンクアーム18、リン
ク機構19を介して車体フレーム2(図1参照)に揺動
自在に支持されている。即ち、平面視V字状を成す左右
一対のリンクアーム18は車体前後方向に斜めに配さ
れ、その一端は軸20によって車体フレーム2に回動自
在に枢着されており、他端は左右のスライドレール11
の各々に結着されたブラケット21に軸22によって回
動自在に枢着されている。尚、各リンクアーム18はV
字状を成す左右2本の角パイプ18aによって構成され
ている。
【0023】又、図2に示すように、左右のスライドレ
ール11間の前記軸22の前方には軸23が横架されて
おり、この軸23の幅方向中央部に結着された2枚のブ
ラケット24(図3参照)には車幅方向中央部に車体前
後方向に沿って斜めに配されたフロント側の油圧緩衝器
25の一端が軸26によって連結されており、該油圧緩
衝器25の他端は前記軸20の幅方向中央部に結着され
た2枚のブラケット27にボルト28によって連結され
ている。
【0024】尚、図2及び図3において、29はストッ
パバンドであり、これの一端は前記軸23に取り付けら
れ、他端は前記リンクアーム18に長さ調整可能に取り
付けられている。
【0025】一方、前記リンク機構19は左右一対のリ
ンク部材30,31で構成され、一方のリンク部材30
の各一端は軸32によって各スライドレール11に回動
自在に枢着され、各他端は軸33によって他方のリンク
部材31の他端に連結されている。そして、リンク部材
31の他端は車体フレーム2に回動自在に横架された軸
34に結着されている。
【0026】又、上記軸34の幅方向中央部には略三角
状の2枚ブラケット35と左右一対のブラケット36が
結着されている。そして、ブラケット36は車体フレー
ム2に回動自在に横架された軸37にリンク機構38を
介して連結されており、リンク機構38は左右一対のリ
ンク部材39,40で構成されている。ここで、一方の
リンク部材39の一端は軸37に結着され、他端は他方
のリンク部材40の一端にボルト41によって連結され
ている。そして、リンク部材40の他端はボルト42に
よって前記ブラケット36に連結されている。
【0027】ところで、前記トラックベルト13で囲ま
れた空間内の車幅方向中央であって、且つ、トラックベ
ルト13の上部内側面の近傍にはリヤ側の油圧緩衝器4
3が略水平に傾斜して配設されており、該油圧緩衝器4
3の一端はボルト44によって前記ブラケット35に連
結され、他端は軸37に結着されたブラケット45にボ
ルト46によって連結されている。
【0028】他方、図2及び図3に示すように、リンク
機構19に近いリヤ側の車体フレーム2とスライドレー
ル11の間には、所定量だけ伸縮可能な左右一対のコン
トロールロッド47が車体前後方向に傾斜して介設され
ている。
【0029】上記各コントロールロッド47は、一端が
車体フレーム2側の前記軸34に結着されたロッド48
の他端をスライドレール11側に連結された円柱状のガ
イド部材49に摺動自在に挿通するとともに、該ロッド
48のガイド部材49を挟む部分にストッパ50,51
を設けて構成されている。そして、ガイド部材49は半
割パイプ状の支持部材52に結着されており、支持部材
52はボルト53によってスライドレール11に連結さ
れている。
【0030】ところで、図2及び図3に示すように、左
右一対のリンクアーム18とスライドレール11の各々
には、当該リヤサスペンション10のフルストローク時
の底付きにおいて発生する衝撃を緩和するためのゴム製
のダンパー54,55が前後に取り付けられている。
尚、各スライドレール11に取り付けられた後側のダン
パー55は、従来と同様にフルストローク時にはストッ
パとしての前記軸34に当接して弾性変形し、その弾性
変形によって底付き時の衝撃の一部を吸収緩和する。
【0031】ここで、前側のダンパー54の構成及び取
付構造を図4乃至図7に基づいて説明する。
【0032】図5乃至図7に示すように、左右一対のリ
ンクアーム18間には断面逆U字状のクロス部材56が
横架されており、各リンクアーム18の2本の各パイプ
18aとクロス部材56によって囲まれる部分はV字構
造を成すダンパー取付部を構成しており、このダンパー
取付部にダンパー54が取り付けられる。尚、クロス部
材56のダンパー取付部に臨む部分は切り欠かれてい
る。
【0033】一方、各ダンパー54はゴムにて一体成形
され、その内外側面には、各リンクアーム18の平面視
V字状を成す左右2本の各パイプ18aが嵌合すべき凹
溝54aが形成され(図7参照)、両凹溝54aは左右
の各パイプ18aに沿って同じくV字構造を成してい
る。又、ダンパー54の一部からは矩形平板状のストッ
パ部54bが一体に突設されている。
【0034】而して、以上の構成を有するダンパー54
は以下の要領でリンクアーム18のV字構造を成すダン
パー取付部に組み付けられる。
【0035】即ち、ダンパー54をそのストッパ部54
bを折り曲げた状態でリンクアーム18のダンパー取付
部(図5に示す平面視三角形を成す収納空間S)にV字
の広い方向(車体前方から後方に向かって)に差し入
れ、これの左右両側面に形成された凹溝54aをリンク
アーム18の左右の角パイプ18aに嵌め込んだ後、折
り曲げていたストッパ部54bから手を離すと、該スト
ッパ部54bは元の状態に復元して図5及び図6に示す
ように前記クロス部材56の内面に当接して当該ダンパ
ー54の前後方向の移動を阻止する。
【0036】以上のように、ダンパー54はリンクアー
ム18のダンパー取付部に差し込むことによってリンク
アーム18に取り付けることができるため、その取付作
業が容易化するとともに、ストッパ部54bによってそ
の前後方向の移動が阻止されるためにリンクアーム18
からの脱落が確実に防がれる。
【0037】又、リンクアーム18のダンパー取付部を
V字構造としたため、該リンクアーム18をトラス構造
としてその強度及び剛性を高めることができ、その結
果、当該リンクアーム18を軽量化することが可能とな
る。
【0038】他方、図4に示すように、スライドレール
11にはストッパ57がボルト58によって前記軸23
と共締めされて取り付けられている。尚、フルストロー
ク時にダンパー54が当接すべき車体フレーム側のスト
ッパは前記軸37によって構成されている。
【0039】以上のように構成されるリヤサスペンショ
ン10を備える図1に示すスノーモビル1において、不
図示のエンジンが駆動されて前記駆動スプロケット7が
回転駆動されると、該駆動スプロケット7によって前記
トラックベルト13が回転駆動されて当該スノーモビル
1が走行せしめられる。
【0040】次に、本発明に係るリヤサスペンション1
0の作用を説明する。
【0041】スノーモビル1の走行中において、トラッ
クベルト13及びスライドレール11は雪面の起伏に追
従して上下に揺動するが、スライドレール11は車体フ
レーム2に対してリンクアーム18及びリンク機構19
を介して軸20,34を中心に揺動する。この場合、リ
ンクアーム18の軸20を中心とする揺動によって軸2
0とこれに結着されたブラケット27が回動し、このブ
ラケット27の回動とスライドレール11の移動との相
対差によって前記フロント側の油圧緩衝器25が伸縮動
し、該油圧緩衝器25において発生する減衰力によっ
て、スライドレール11が雪面から受ける衝撃の一部が
吸収される。
【0042】又、リンク機構19のリンク部材31の軸
34を中心とする回動によって該軸34とこれに結着さ
れた前記ブラケット35,36が回動し、ブラケット3
6の回動によってリンク機構38が駆動される。従っ
て、リンク機構38のリンク部材39とブラケット35
にその両端が連結された前記リヤ側の油圧緩衝器43が
伸縮し、該油圧緩衝器43において発生する減衰力によ
って、スライドレール11が雪面から受ける衝撃の一部
が吸収される。
【0043】ところで、スノーモビル1がなだらかな起
伏の雪面上を走行する場合には、スライドレール11は
コントロールロッド47が伸縮する範囲内で、適度にピ
ッチングし、トラックベルト13に高い接地性が確保さ
れる。
【0044】又、スノーモビル1が雪面上の局所的な突
起部を通過する場合、スライドレール11の車体フレー
ム2に対する揺動、つまり、スライドレール11のピッ
チングはコントロールロッド47が伸縮する範囲でのみ
許容されて小さく抑えられ、それ以上のスライドレール
11のピッチングはコントロールロッド47によって阻
止されるため、このようにスノーモビル1が雪面上の局
所的な突起部を高速で通過する場合であっても、スライ
ドレール11のピッチングが規制されてその飛び跳ねが
防がれる。
【0045】ここで、スノーモビル1の通常走行時のリ
ンクアーム18及びダンパー54の状態を図8に示す
が、この状態ではダンパー54は軸37及びストッパ5
7に当接しておらず、軸20を中心とするスライドレー
ル11の揺動を許容する。
【0046】而して、フルストローク時においては、図
9に示すように、ダンパー54は軸37とストッパ57
に当接して両者によって挟持され、スライドレール11
のそれ以上のストロークを阻止するとともに、その弾性
変形によって底付き時の衝撃の一部を吸収緩和する。
尚、フルストローク時においては、後側のダンパー55
は前述のように軸34に当接して変形し、底付き時の衝
撃の一部を吸収緩和する。
【0047】以上のように、本実施の形態においては、
リンクアーム18に取り付けられたダンパー34をフル
ストローク時に軸37とストッパ57で挟持するように
したため、リンクアーム18に大きな曲げ力を加えるこ
となく該ダンパー34にその本来の機能を十分発揮せし
めることができる。
【0048】又、本実施の形態では、ダンパー34を一
体構造としたため、該ダンパー34の容量を十分確保し
てその衝撃吸収能力を高めることができるとともに、ダ
ンパー34の取付構造を簡略化することができる。
【0049】尚、本実施の形態ではダンパー34を一体
構造としたが、これを2分割構造とし、それぞれをリン
クアーム上の多少オフセットした位置(リンクアームに
過大な曲げモーメントが作用しない程度にオフセットし
た位置)に取り付けるようにしても良い。
【0050】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、リンクアームに取り付けられたダ
ンパーをフルストローク時に車体フレーム側のストッパ
とスライドレール側のストッパで挟持するようにしたた
め、リンクアームに大きな曲げ力を加えることなく該ダ
ンパーにその本来の機能を十分発揮せしめることができ
るとともに、ダンパーをリンクアームに容易に取り付け
ることができるという効果が得られる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、ダンパーを
一体構造としたため、該ダンパーの容量を十分確保して
その衝撃吸収能力を高めることができるとともに、ダン
パーの取付構造を簡略化することができるという効果が
得られる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、ダンパーを
リンクアームのV字構造を成す取付部のV字の広い方向
から差し込めば、これを容易に取り付けることができ
る。又、リンクアームの取付部をV字構造とすることに
より、該リンクアームをトラス構造としてその強度及び
剛性を高めて軽量化を図ることができるという効果が得
られる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、ダンパーの
脱落がストッパ部によって防がれるとともに、該ストッ
パ部を変形させてダンパーをリンクアームに組み込むよ
うにしたため、その取付作業が容易化するという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリヤサスペンションを備えるスノ
ーモビルの側面図である。
【図2】本発明に係るリヤサスペンションの側面図であ
る。
【図3】本発明に係るリヤサスペンションの部分平面図
である。
【図4】図3のA−A線拡大断面図である。
【図5】本発明に係るリヤサスペンションのリンクアー
ムの平面図である。
【図6】本発明に係るリヤサスペンションのリンクアー
ムの破断側面図である。
【図7】本発明に係るリヤサスペンションのリンクアー
ムのダンパー取付部の斜視図である。
【図8】通常走行時のリンクアーム及びダンパーの状態
を示す部分側面図である。
【図9】フルストローク時のリンクアーム及びダンパー
の状態を示す部分側面図である。
【符号の説明】
1 スノーモビル 2 車体フレーム 10 リヤサスペンション 11 スライドレール 13 トラックベルト 18 リンクアーム 19,38 リンク機構 25,43 油圧緩衝器(緩衝器) 34,35 ダンパー 34a 凹溝(取付部分) 34b ダンパーのストッパ部 37 軸(車体フレーム側のストッパ) 57 ストッパ(スライドレール側のストッパ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状のトラックベルトを案内するスラ
    イドレールをリンク機構と緩衝器を介して車体フレーム
    に懸架するとともに、フルストローク時の底付きにおけ
    る衝撃を緩和するためのダンパーを設けて成るスノーモ
    ビルのリヤサスペンションにおいて、 前記リンク機構を構成するリンクアームに前記ダンパー
    を取り付け、フルストローク時に該ダンパーを車体フレ
    ーム側のストッパとスライドレール側のストッパで挟持
    するようにしたことを特徴とするスノーモビルのリヤサ
    スペンション。
  2. 【請求項2】 前記ダンパーを一体構造としたことを特
    徴とする請求項1記載のスノーモビルのリヤサスペンシ
    ョン。
  3. 【請求項3】 前記リンクアームのダンパーの取付部分
    をV字構造とするとともに、前記ダンパーのリンクアー
    ムへの取付部分もV字構造としたことを特徴とする請求
    項1又は2記載のスノーモビルのリヤサスペンション。
  4. 【請求項4】 前記ダンパーの一部にストッパ部を一体
    に形成するとともに、該ストッパ部を変形させて当該ダ
    ンパーをリンクアームに組み込むことを特徴とする請求
    項1,2又は3記載のスノーモビルのリヤサスペンショ
    ン。
JP8255826A 1996-09-27 1996-09-27 スノーモビルのリヤサスペンション Pending JPH10100981A (ja)

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