JPH10100606A - トレッド変更装置 - Google Patents
トレッド変更装置Info
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- JPH10100606A JPH10100606A JP25452296A JP25452296A JPH10100606A JP H10100606 A JPH10100606 A JP H10100606A JP 25452296 A JP25452296 A JP 25452296A JP 25452296 A JP25452296 A JP 25452296A JP H10100606 A JPH10100606 A JP H10100606A
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- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Abstract
を設けたトラクタの場合、その摺動させるための部材
が、作物の植わった畝を跨いで管理作業を行うときに、
作物に当たり、作物を傷めてしまうことがあった。 【解決手段】 リアアクスルハウジング29より突出し
た車軸ケースCにファイナルケース30を付設し、該フ
ァイナルケース下部に車軸36をオフセットして配置
し、該ファイナルケースを油圧シリンダー5の伸縮によ
りトレッドを変更可能とした高床式のトラクタであっ
て、前記車軸ケースの上方に、前記油圧シリンダーと、
前記車軸ケースの回動防止用の回り止めシャフト3と車
軸ケースを平行に配置し、該回り止めシャフトにトレッ
ドロック機構Bを設けた。
Description
のトレッドを油圧シリンダーにより変更し、トレッドの
幅をロックできる構成に関するものである。
することは行われており、車軸を油圧シリンダーによっ
て伸縮させて車輪を左右平行移動して、畝幅や作業幅等
に合わせてトレッドを変更するように構成していた。
クタ、つまり、リアアクスルハウジングより車軸ケース
を側方に突出し、該左右の車軸ケースの両端に上下方向
にファイナルケースを延出し、該ファイナルケースの下
部に車軸を横架して、車軸をオフセット配置して車高を
高くし、畝を跨いで車体の底面が走行時に作物を傷めな
いように構成したトラクタにおいて、トレッドを変更す
るように構成した場合、車軸を左右に摺動させる構成と
すると、その摺動させるための部材が、車輪の内側の車
軸延長上に大きくはみ出し、作物の植わった畝を跨いで
管理作業を行うときには、作物に当たり、作物を傷めて
しまうことがあった。また、車軸部分を油圧シリンダー
で伸縮させる構成とすると、油圧がリークしてトレッド
が変わるおそれがあった。
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、リアアクスルハウジングより
突出した車軸ケースにファイナルケースを付設し、該フ
ァイナルケース下部に車軸をオフセットして配置し、該
ファイナルケースを油圧シリンダーの伸縮によりトレッ
ドを変更可能とした高床式のトラクタであって、前記車
軸ケースの上方に、前記油圧シリンダーと、前記車軸ケ
ースの回動防止用の回り止めシャフトと車軸ケースを平
行に配置し、該回り止めシャフトにトレッドロック機構
を設けたものである。
する。図1は高床式のトラクターの側面図、図2はミッ
ションケースとリアアクスルハウジング部分の側面図、
図3は同じくトレッド最大時の後面図、図4は同じくト
レッド最小時の後面断面図、図5は同じく一部平面断面
図、図6は同じく中間トレッド時の後面断面図、図7は
ロック解除時のロック装置を示す後面図と側面断面図、
図8は同じくロック時の後面図と側面断面図である。
の全体構成から説明する。トラクターTには、前輪31
及び後輪32が配設されており、前部のボンネット33
内にはエンジンEが配設されている。前記ボンネット3
3の後部にはステアリングハンドル34が配設されてお
り、該ステアリングハンドル34の後方には運転座席3
5が、さらにその後方には安全フレーム39が配設され
ている。前記運転座席35の下方には、ミッションケー
スMが配置され、その後部にトップリンク40やロアリ
ンク41や、油圧ケースより突出したリフトリンク4
2、該リフトリンク42に枢支したリフトロッド43等
からなる作業機装着装置Aを配置して、作業機を装着で
きるようにしている。
取出しケース37が固設され、該動力取出しケース37
より前輪駆動用のドライブシャフト4が前方に突出さ
れ、該ドライブシャフト4の前端部は、フロントアクス
ルケースに入力され、該フロントアクスルケースの両側
に駆動ケースを介して前輪車軸を軸支して前輪31を駆
動する構成としている。
ケースMの後面にはトップリンクヒッチ28が固設さ
れ、後面からPTO軸27が突出されている。ミッショ
ンケースMの側部にはリアアクスルハウジング29が配
設されており、該リアアクスルハウジング29に本発明
のトレッド変更装置及びトレッドロック機構Bを介して
ファイナルケース30の上部が取り付けられ、該ファイ
ナルケース30の下部に車軸36が横架され、該車軸3
6に後輪32が支持されている。該車軸36への動力伝
達構成は、図4、図6に示すように、エンジンEからの
動力が主変速装置や副変速装置を介してデフギア装置D
のデフリングギア44に伝えられ、該デフリングギア4
4よりデフピニオン45、デフサイドギア46を介して
両側のブレーキ軸47・47に伝える。該ブレーキ軸4
7外側の端部とリアアクスルハウジング29との間には
摩擦板48・48・・・を介装し、該摩擦板48・48
・・・はリアアクスルハウジング29外側に設けたブレ
ーキアーム49を回動することによって圧接されてサイ
ドブレーキをかけることができるようにしている。該ブ
レーキアーム49はリンクやアーム等を介して運転部の
サイドブレーキペダルと連結している。なお、前記一側
のブレーキ軸47上にはデフリングギア44側部に形成
した歯部と噛合するデフロック用の摺動体50を外嵌し
ている。
歯車51を固設し、中間軸52上に固設した歯車53と
噛合し、該中間軸52上に固設した歯車54より伝動軸
56の一端に固設した歯車55に伝える。該伝動軸56
はリアアクスルハウジング29に軸受58・59を介し
て回転自在に軸支され、該伝動軸56の他側にはスプラ
インボス14が固設され、伝動軸56の他端面の軸心よ
り摺動穴56aが穿設され、該摺動穴56aに外周にス
プラインを形成した摺動軸57が挿入され、伝動軸56
から摺動軸57に相対回転は不能としながら伸縮自在と
して、動力を伝えられるようにしている。但し、スプラ
インボス14をなくして摺動穴56aの内周にスプライ
ン溝を形成することもできる。前記摺動軸57の他端は
ファイナルケース30の上部に軸受を介して回転自在に
軸支され、該摺動軸57上のファイナルケース30内に
は小径歯車60が形成され、該小径歯車60は前記車軸
36上に固設した大径歯車61と噛合して減速駆動され
る。
より筒状に構成したアウタケース10が側方に突出さ
れ、該アウタケース10よりも小径で筒状に構成したイ
ンナーケース11がアウタケース10に摺動自在に挿入
され、該アウタケース10とインナーケース11で車軸
ケースCを構成している。この車軸ケースC内に前記伝
動軸56と摺動軸57を収容し、前記インナーケース1
1の他端がファイナルケース30の上部より側方に突出
されて、該ファイナルケース30下部に車軸36を軸支
することで、車軸36と車軸ケースCを上下にオフセッ
ト配置して、車高が高くなるように構成している。
フト3と油圧シリンダー5を平行に横架している。即
ち、リアアクスルハウジング29と車軸36の間を、車
軸ケースCだけで受けると、オフセット配置した車軸3
6から回動トルクを受けて回転してしまうので、回り止
めシャフト3の一端はファイナルケース30の前上部に
固設し、回り止めシャフト3の他方を内側へ突出してア
ウタケース10内に挿入して、回転することを防止して
いる。そして、該回り止めシャフト3の他端側の周囲に
は一定間隔をあけて溝部3a・3bが形成されている。
但し、溝部の数は限定するものではない。一方、アウタ
ケース10の上部に前後方向にロックシャフト2が挿入
され、該ロックシャフト2の先端には図4、図7に示す
ように、断面視半円状の切欠部2aが形成され、この切
欠部2aが前記溝部3a(または3b)に位置するよう
に配置し、ロックシャフト2の他端はアウタケース10
より外側へ突出してロックレバー1が固定されて、トレ
ッドロック機構Bを構成している。
シリンダー5が横架され、図5に示すように、油圧シリ
ンダー5の基部端がファイナルケース30の上部に固設
され、ピストンロッド5aの先端がアウタケース10内
に挿入して固定されている。そして、ピストンロッド5
aは二重構造に構成されて、筒耐と軸との間、軸心に開
口した軸穴のそれぞれに油路を形成し、アウタケース1
0の外周に形成した油口12・13と連通され、該油口
12・13は図示しない配管を介して油圧バルブと連通
され、油圧シリンダー5を伸縮できるようにしている。
の状態が図4に示す状態であり、この状態からトレッド
を広げる場合には、図6に示すように、トレッドロック
機構Bのロックレバー1を左回転して、ロックシャフト
2の切欠部2aの面が下方を向くようにして、ロックシ
ャフト2が溝部3aより外してロックを解除する。そし
て、油圧シリンダー5を伸長させると、インナーケース
11が側方に摺動され、同時に摺動軸57もロックシャ
フト2も摺動される。このとき、摺動軸57とスプライ
ンボス14はスプライン嵌合されているので、動力の伝
達は可能となっている。そして、油圧シリンダー5を最
大に伸長して、図8に示すように、ロックレバー1を右
回転すると、切欠部2aが上方を向く、この状態で油圧
シリンダー5を縮小させると、ロックシャフト2の先端
が溝部3bに当接して、図6に示す中間トレッドの状態
とすることができる。また、前述のようにロックを解除
して、油圧シリンダー5を縮小して、最小のトレッドと
し、ロックレバー1を右回転すると、ロックシャフト2
の先端が溝部3aに嵌合して、トレッドをロックするこ
とができる。
ような効果を奏するのである。即ち、車軸ケースの上方
に、油圧シリンダーと、前記車軸ケースの回動防止用の
回り止めシャフトを平行に配置したので、車軸ケースの
車高が下げられることがなく、トレッドの変更機構が車
軸ケース上方に位置して車軸の延長上に突起物がなくな
り、畝上を通過するときに邪魔にならず、上方の空間を
有効に利用できる。
をオフセット配置したファイナルケースによる回動トル
クに対して十分回動を防止できる。そして、回り止めシ
ャフトにトレッドロック機構を設けたので、ロック機構
をコンパクトに配置することができ、回り止めシャフト
がロック機構と兼用できて、部品点数を最小限に抑えて
コスト低減化を図れ、また、機械的にトレッド変更機構
をロックするので、油圧のリーク等によってトレッドが
変化することも防止できる。
分の側面図である。
断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 リアアクスルハウジングより突出した車
軸ケースにファイナルケースを付設し、該ファイナルケ
ース下部に車軸をオフセットして配置し、該ファイナル
ケースを油圧シリンダーの伸縮によりトレッドを変更可
能とした高床式のトラクタであって、前記車軸ケースの
上方に、前記油圧シリンダーと、前記車軸ケースの回動
防止用の回り止めシャフトと車軸ケースを平行に配置
し、該回り止めシャフトにトレッドロック機構を設けた
ことを特徴とするトレッド変更装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25452296A JP3607935B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | トレッド変更装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25452296A JP3607935B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | トレッド変更装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10100606A true JPH10100606A (ja) | 1998-04-21 |
JP3607935B2 JP3607935B2 (ja) | 2005-01-05 |
Family
ID=17266217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25452296A Expired - Fee Related JP3607935B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | トレッド変更装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3607935B2 (ja) |
-
1996
- 1996-09-26 JP JP25452296A patent/JP3607935B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3607935B2 (ja) | 2005-01-05 |
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