JPH1010022A - 染色装置の試料籠定置装置 - Google Patents

染色装置の試料籠定置装置

Info

Publication number
JPH1010022A
JPH1010022A JP8159571A JP15957196A JPH1010022A JP H1010022 A JPH1010022 A JP H1010022A JP 8159571 A JP8159571 A JP 8159571A JP 15957196 A JP15957196 A JP 15957196A JP H1010022 A JPH1010022 A JP H1010022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
handle
vertical
sample
slope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8159571A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyasu Takeuchi
敏康 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chiyoda Manufacturing Corp
Original Assignee
Chiyoda Manufacturing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chiyoda Manufacturing Corp filed Critical Chiyoda Manufacturing Corp
Priority to JP8159571A priority Critical patent/JPH1010022A/ja
Publication of JPH1010022A publication Critical patent/JPH1010022A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動染色装置において、薬液容器と籠を吊下
げる把手との係合位置、姿勢を確実に一定しようとす
る。 【構成】 容器22の対向する2側壁22aの上縁に逆
台形の凹部23を形成する。把手21の上辺21aに試
料籠を吊下げる脚21b、21bをπ形状に形成する。
各脚21bの基部外面に垂直面21c、斜面21dを形
成する。両垂直面21cの間隔aを、垂直面21cが容
器の両側壁22aの内面に密接しながら滑動自在である
ように定める。下面21fを平坦にした上辺21aの両
端部の幅cを、凹部23の幅dの下面に不動に係合する
大きさにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】病院等において、患部から採取し
た組織片(以下試料という)を顕微鏡観察するために、
これを顕微鏡標本に作製しようとするときは、先ず試料
を薄切した試料片をスライドガラスに貼着し、これを数
種の薬液に順次浸漬して脱脂、染色等の処理を行なって
着色し、この試料片を覆ってカバーガラスをスライドガ
ラスに貼付けて顕微鏡標本とする。
【0002】この染色を行なうときは、試料片を貼着し
た複数、または単数、のスライドガラスを薬液との接触
が自由なように間隙を設けて標本籠(以下単に籠とい
う)に収納し、この籠を順次、異なる薬液を入れた容器
に所定時間浸漬し染色処理を行なう。染色を行なうに
は、自動染色装置が使用されている。
【0003】自動染色装置は、複数の容器を備え、試料
片を貼着したスライドガラスを収納した籠をキャリヤで
支持して容器中の薬液に浸漬して放置し、所定時間後こ
れを引揚げて別の容器に移し、この操作を繰返して染色
処理を行なうものである。
【0004】本発明は、自動染色装置において、薬液を
入れた容器に挿入した籠の把手の位置、姿勢を確実に一
定にして、キャリヤによる支持、解放が確実に行なえる
籠の定置装置を得たものである。
【0005】
【従来の技術】図10は従来の自動染色装置として特開
昭61−235734号公報に記載された装置を略示す
る斜視図である。この自動染色装置は、基台1の上面
に、それぞれ染色に使用する薬液を入れた、上方が開口
した多数の容器2、2を設けている。基台1の上方に
は、案内レール7、7に沿って矢印a方向に移動する移
動梁3と、この移動梁3に沿って上記矢印aと直角方向
に移動する移動ブロック4とを設けている。この移動ブ
ロック4の下側に昇降自在に設けた吊下腕5は、染色す
べき試料片を貼着したスライドガラスを収納した籠6の
上端部に設けた把手に固定の係止部に対して係脱自在と
している。移動梁3と移動ブロック4との移動に基づく
吊下腕5の水平方向の移動と移動ブロック4に付設した
昇降機構による吊下腕5の昇降、およびこの吊下腕5と
籠6の把手との係脱は、基台1に内蔵した制御器により
制御する。この装置により染色処理を行なうには、先
ず、染色すべき試料片を貼着したスライドガラスを収納
した籠6を吊下腕5に係合させて吊下げる。そして、制
御器からの信号に基づき、実施すべき染色方法により予
め決められた順番に従ってこの吊下腕5を、移動梁3、
移動ブロック4を介して水平方向に移動させ、吊下腕5
が所定位置に移動した段階で籠6を昇降させる。このよ
うに、吊下腕5を水平移動および昇降させる事により、
上記スライドガラスを容器2、2に入れた薬液中に所定
時間だけ浸漬する操作を行なう。そして、このような操
作を所定回数繰り返して試料を染色する。
【0006】染色しようとする試料が生体から採取した
組織片である場合は、組織の種類(採取した部位)によ
って染色方法を変える事が良好な染色を行なう為には好
ましい。この為従来から、マツソン・トリクローム染色
法、H・E染色法、PAS反応による染色法、PAM染
色法、エラスチカ・ワンギーソン染色法等、多種類の染
色方法が利用されている。
【0007】このように自動染色装置により試料片の染
色を行なうときは、吊下腕5が水平方向移動および昇降
して籠6の把手を把持し又は解放するから、この把持、
解放動作を確実に行なえるようにしなければならない。
そうでないと、籠の把持が不確実になったり籠が容器内
に取残されたり、目的の容器に籠を正確に挿入し目的の
薬液に浸漬することができなくなってしまう。
【0008】容器内に籠を挿入、放置したときに、把手
が常に一定位置、一定姿勢で不動であるようにする装置
として、例えば特表平6−507710号公報に記載さ
れた装置がある。図11〜図14は、この装置における
容器と籠の把手とが係合する構成を示す。図11は図1
2のA−A断面図、図12は図11のB−B断面図、図
13は籠の正面図、図14は籠の側面図である。
【0009】図11、図12において、上部を開口した
四角形の容器2の対向する2側壁(籠の把手を係止する
側壁)の内面上部には、溝8が形成されている。溝8の
上部は上方に次第に幅広になり、下部は段9となってい
る。
【0010】図13、図14において、籠6は、針金を
四角形に折曲げた把手10により吊下げられている。即
ち、把手10は針金を四角形に折曲げた下辺を、両端部
11を残して除いた形のもので、籠6の両側壁12の上
方に突出した上端部12aに透孔14を形成し、把手1
0の端部11を係合させている。
【0011】自動染色装置の吊下腕5は、その下端部で
把手10の中央部を把持し、籠6を吊下げて移動および
昇降させる。籠6の中には、試料片を貼着したスライド
ガラスが側壁12に平行に、相互に間隔をあけて保持さ
れるから、吊下腕5で吊下げた籠6を、水平移動、昇降
させて目的の薬液を入れた容器2に挿入し、所定時間放
置することにより染色処理が行なわれる。籠6を容器2
に挿入すると、把手10の側辺15は容器2の側壁上部
の溝8に係合する。この装置は、溝8で側辺15を拘束
することにより、図13のb矢印方向、図14のc矢印
方向の移動を抑えて把手10の位置を不動にしようとす
るものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】薬液を入れる容器2
は、内面に突起や溝があると清掃し難い。容器2には常
に同じ薬液を入れるとは限らず、前の薬液を洗浄し異な
る薬液を入れて使用することも日常的に行なわれてい
る。従って容器内面に突起や溝があると完全な清掃を行
なう障害となる。
【0013】本発明は、容器の内面を平滑にした状態
で、籠と容器との係合を円滑に行なわせ、把手の容器に
対する位置、姿勢を確実に一定にできる試料籠定置装置
を得ようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、薬液容器と
籠を吊下げる把手との間に、受部と押部との係合機構
を、容器内に突出させないで設けたものである。この係
合は、一方の受部または押部に傾斜面を設け、これに相
手部材である押部または受部を案内させて把手を一定位
置に安定させて容器内に位置させるものである。
【0015】
【作用】受部または押部の一方は、入口が広く奥へ入る
に従って狭くなる傾斜面を持っているから、受部と押部
とは係合の初期には間隙がゆるいので容易に嵌合させる
ことができ、係合の終期には間隙が殆んど0になって受
部と押部とが不動になり、従って容器と把手との相対的
位置および姿勢を一定にすることができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示す斜視図であ
る。
【0017】把手21は、樹脂成形により、両端部下面
21fが平面で幅cの上辺21aから下方に、2本の脚
21b、21bを突出させて概略π形に形成されてい
る。両脚の基部外側には間隔aの垂直面21cを形成
し、垂直面21cの下端は斜面21dとして間隔a内に
入る脚21bに連続させている。両脚21bの対向する
内面には、籠6に係合するピン21eを形成する。上記
の間隔aは、容器22の対向する側壁22a、22aに
垂直面21cがほぼ密接しながら滑動できるように対向
する内面の距離bにほぼ等しい大きさとする。
【0018】薬液を入れる容器22の対向する側壁22
a、22aの開口した上縁には、逆台形状の凹部23を
それぞれ形成する。凹部23の両側の斜面23a、23
aは下面23bに向けて次第に狭くなり、下面23bの
幅dは、幅cの把手の上辺21aを凹部23に挿入した
とき、上辺21aをほぼ不動に係合させる大きさとす
る。
【0019】このように把手21、容器22を形成する
から、把手のピン21e、21eに枢着させて籠6を吊
下げ、これを所定の容器22の直上に移動させた後、下
降させると、把手の上辺21aの両端部が容器の凹部2
3に進入し、両端部の下面21fを凹部の下面23bに
載せて定置される。挿入の途中で上辺21aが多少揺れ
ても、容器22の縁と把手の斜面21dとの係合および
上辺の両端部と凹部の斜面23a、23aとの係合によ
り案内されるから両者の下面21f、23bは容易に合
致し、上記係合が円滑に行なわれる。これにより凹部2
3内での把手の上辺21aの位置は一定となる。また、
把手の垂直面21c、21cが容器の対向する側壁22
a、22aの内面に密に当接するため、上辺21aの長
さ方向にも把手21は不動となる。従って籠を容器22
に浸漬したときの把手21の位置および姿勢は一定とな
るから、自動染色装置の吊下腕5による籠の把持、解放
を確実に行なわせることができる。
【0020】図2は本発明の第2実施例を示す斜視図で
ある。第1実施例と同等部分は同符号を用いて示すと共
に説明を省略して次にこれを説明する。
【0021】容器22の対向する2側壁22a、22a
の外面には、それぞれ1個の受部24を突出形成する。
受部24の上面には台形状の斜面24a、24aと水平
面24bとを形成し(水平面24bは無くてもよい)、
側面は垂直面24c、24cとする。垂直面24c、2
4cの間隔をfとする。
【0022】把手21の両端部は厚くして押部25と
し、これに溝25aを形成する。溝25aの両側の垂直
面25bの間隔eは、溝25aが、間隔fの受部の垂直
面24c、24cを挟んで滑動自在で、ほぼ密接する大
きさとする。
【0023】押部25の脚21bに対向する内側には、
上辺側から順次垂直面25c、斜面25dを形成する。
上辺21aの両端の垂直面25cの間隔gと、容器22
の側壁22a、22aの外面の間隔hとは、把手21が
容器22に対して把手の長さ方向に動かず、しかも円滑
に昇降できるようにほぼ等しくする。
【0024】このように構成するから、籠を吊下げた把
手21を容器22に向けて下降させると、押部の斜面2
5dと容器の縁との係合および溝25aの下縁と受部の
斜面24aとの係合により案内されるから、押部の垂直
面25cと容器の縁の外面および把手の溝25aと受部
の垂直面24cとが容易に係合し籠を吊下げた把手の位
置、姿勢は、容器に対して常に一定になる。
【0025】図3は本発明の第3実施例を示す斜視図で
ある。前記の実施例と同等部分は同符号を用いて示すと
共に説明を省略して次にこれを説明する。
【0026】この実施例においては、受部を対向する2
個の突起26、26で形成し、各突起には対向する斜面
26a、垂直面26bを形成し、上面は水平面26cと
している。水平面26cはなくてもよい。両垂直面26
bの間隔をiとする。
【0027】把手21の両端の押部25は、上辺21a
の幅方向外面を垂直面25eとし、その間隔をjとす
る。その他、溝25aがないことの他は図2の把手と同
様である。垂直面25e、25eの間隔jと突起26の
内側の垂直面26bの間隔iとの関係は、下降する押部
25が、突起26の内側の垂直面26bの間に滑らかに
係合しほぼ密接する大きさとする。
【0028】このように構成するから、籠を吊下げた把
手21を容器22に向けて下降させると、押部25は斜
面26a、26aに案内されて内側の垂直面26b、2
6bの間に進入し、垂直面25e、26bが係合して把
手21は側壁22aに沿う方向に不動となる。上辺21
aの下面21fは、容器の上端面22bに載せられる。
側壁22aと直角方向の動きは、前例同様に押部の垂直
面25cと側壁22aの外側面との係合により抑えられ
るから把手21は位置、姿勢が不動になる。
【0029】図4は本発明の第4実施例を示す斜視図で
ある。前記の実施例と同等部分は同符号を用いて示し、
説明を省略して次にこれを説明する。
【0030】この実施例は、容器22の上部外方にフラ
ンジ22cを形成し、これに図1の凹部23と同様に斜
面23aを外開き状に形成した形状の凹部23を外周か
ら切込んで形成している。
【0031】把手21は、上辺21aの両端に形成した
押部25の内面に垂直面25c、斜面25dを下方へ向
けて順次形成している。押部25の幅wは、凹部23の
狭くなった奥面23cの幅w′と略等しく、対向する垂
直面25c、25cの間隔yは、対向する奥面23c、
23cの間隔y′と略等しくする。
【0032】このように形成するから、把手21を容器
22に向けて下降させたとき、押部25は、横方向で
は、凹部23の斜面23aに案内されて奥面23cに当
接し、凹部の幅方向に不動となり、縦方向では斜面25
dと凹部の奥面23cとの当接により案内されて垂直面
25cと奥面23cとが滑動自在に密接し、奥面に垂直
の方向に不動となる。
【0033】図5〜図7は本発明の第5実施例を示し、
図5は斜視図、図6は図5のC−C断面図、図7は変形
例の斜視図である。前例同様に同等部分は同符号で示す
と共に説明を省略して次にこれを説明する。
【0034】把手21の両端の押部25は、厚さ一様な
板状となっており、その上部四周は垂直面25cとなっ
ている。下部は中央に向けて傾斜する傾斜面25dとな
っている。
【0035】容器のフランジ22cには、対向する側壁
22aの外方に孔30を形成する。孔30の大きさは、
押部25の垂直面25cを滑動自在に密接させるよう
に、2つの孔30の縁の間隔s′、t′を、把手21の
長さ方向の内外の垂直面25cの間隔s、tにほぼ等し
く、孔30の幅u′を把手の幅方向の垂直面の長さuと
ほぼ等しくする。
【0036】以上のように構成するから、籠を吊下げた
把手21を容器22に向けて下降させると、押部25が
斜面25dに案内されながらフランジの孔30に進入
し、前後左右の動きが抑制されるため、把手21の位置
は容器22に対して一定となる。
【0037】この場合に、孔30の外側の縁30aは無
くても押部25の位置は2個の孔の3個の縁によって不
動になるから、孔30の代りに、図7のような切込み3
0bを使用することができる。
【0038】又、図8の第6実施例のように、押部25
を四角錐状に形成し、点線31の位置を孔30の縁に係
合させて把手21の容器22に対する位置を一定にする
ことができる。
【0039】図7の切込み30bの場合も同様である
が、この場合は切込みの開口側の四角錐の斜面の角度は
任意であり、垂直面等であっても良い。ただし、四角錐
の斜面の傾斜が急であると孔30に強く嵌合して、把手
21の吊上げの障害になるから、この傾斜を適度にすべ
きである。第1〜5実施例では、把手の垂直面21c、
25cと容器の側壁22aとを係合させて把手を定置さ
せたが、垂直面は必ずしも必要でなく、斜面21d、2
5dを把手の下面21fに直接接続して、第6実施例の
ように各斜面21d、25dの基部と側壁22aの縁と
を係合させるようにしてもよい。
【0040】図9は本発明の第7実施例を示す斜視図で
ある。前記各実施例と同等部分は同符号を用いて示すと
共に説明を省略して次にこれを説明する。
【0041】容器22の対向する側壁22a、22aの
上端部には上面が平坦な板状の突片27を外方へ突出さ
せ、これに先端を円錐状に先細に形成したピン28を上
に向けて形成する。2つのピン28、28の間隔をmと
する。
【0042】把手21の上辺21aの両端部は下面21
fを平坦にし、それぞれに孔29を形成する。孔29、
29の間隔はnとする。m=nであり、ピン28と孔2
9との直径は、両者がほぼ密接しながら、円滑に係合す
る大きさとする。このように構成するから、籠を吊下げ
た把手21を容器22に向けて下降させると、ピン28
と孔29とが係合する。孔29はピン28の先端の円錐
状の先細部に案内されるから、この係合は円滑に行なわ
れ、平坦な把手の上辺両端部の下面21fは、平坦な突
片27に載せられて傾かないから容器に対する把手の位
置、姿勢は一定となる。突片27に孔を、把手の上辺2
1aの両端部下面にピンを形成しても同様である。
【0043】
【発明の効果】以上の各実施例から判るように、本発明
の装置によれば、自動染色装置において籠を吊下げた把
手は、容器にほぼ密接して一定位置で不動に係合するか
ら、容器の直上に移動し昇降する吊下腕との位置関係が
常に一定になり、吊下腕による把手の把持、解放を常に
良好に行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の斜視図。
【図2】第2実施例の斜視図。
【図3】第3実施例の斜視図。
【図4】第4実施例の斜視図。
【図5】第5実施例の斜視図。
【図6】図5のC−C断面図。
【図7】第5実施例の変形例の部分斜視図。
【図8】第6実施例の把手の端部下面の斜視図。
【図9】第7実施例の斜視図。
【図10】従来の自動染色装置例を略示する斜視図。
【図11】従来装置における容器を例示する図12のA
−A断面図。
【図12】同じく容器の図11のB−B断面図。
【図13】籠の従来例の正面図。
【図14】同じく籠の側面図。
【符号の説明】
1 基台 2 容器 3 移動梁 4 移動ブロック 5 吊下腕 6 試料籠 7 レール 8 溝 9 段 10 把手 11 端部 12 側壁 12a 上端部 14 透孔 15 側辺 21 把手 21a 上辺 21b 脚 21c 垂直面 21d 斜面 21e ピン 21f 下面 22 容器 22a 側壁 22b 上端面 22c フランジ 23 凹部 23a 斜面 23b 下面 23c 奥面 24 受部 24a 斜面 24b 水平面 24c 垂直面 25 押部 25a 溝 25b、25c、25e 垂直面 25d 斜面 26 突起 26a 斜面 26b 垂直面 26c 水平面 27 突片 28 ピン 29 孔 30 孔 30a 縁 30b 切込み 31 点線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受部と、この受部に係合して受部に対す
    る係合位置を自動的に一定に規制される押部とを、薬液
    を入れる容器と容器を吊下げる把手とに、容器内に突出
    させることなく相互に設けたことを特徴とする染色装置
    の試料籠定置装置。
  2. 【請求項2】 容器の対向する2側壁の上縁部に、両側
    を斜面として下面に連続する凹部を形成して受部とし、
    上辺から下方に2個の脚を突出させて概略π形に形成し
    た把手の両端部を押部とし、両脚の基部外側に下方に向
    けて順次、垂直面と内方に傾斜する斜面とを形成し、両
    垂直面の間隔と容器の上記2側壁の内面の間隔とを、両
    垂直面が容器の上記2側壁に沿いほぼ密接して円滑に移
    動できる大きさとし、溝の下面の幅は、把手の両端部を
    載せたときこれを不動に定置させる大きさとした請求項
    1に記載の染色装置の試料籠定置装置。
  3. 【請求項3】 受部が、容器の対向する2側壁の上縁部
    外面にそれぞれ1個ずつ突出させた突起であり、この突
    起は両側に上方が狭くなる斜面およびこれに続いて下方
    に垂直面を形成しており、押部が把手の上辺の両端部に
    形成されており、押部の脚に向いた内面には、上辺から
    下方へ順次垂直面と外方へ傾斜する斜面とを形成し、両
    垂直面の間隔を両垂直面が容器の外面に沿ってほぼ密接
    しつつ円滑に移動できる大きさとし、押部には更に下方
    へ向けて開口する溝が形成されており、溝の開口の幅
    は、これを突起に嵌合したとき突起の垂直面に不動に係
    合する大きさとした請求項1に記載の染色装置の試料籠
    定置装置。
  4. 【請求項4】 受部が、容器の対向する2側壁の上縁部
    外面にそれぞれ2個ずつ突出形成された突起であって、
    その対向面に下方に向けて互いに近づく斜面およびこれ
    に続く垂直面を形成しており、押部が把手の上辺の両端
    部に形成されていて、これの幅方向外側の垂直面の幅を
    上記2突起の間に挿入したとき各突起の垂直面の間にほ
    ぼ密接して滑動自在に保持される大きさとし、押部の脚
    に対向する内側には、上辺から下方へ順次垂直面と外方
    へ傾斜する斜面とを形成し、内側の垂直面の間隔をこの
    垂直面が容器の外面に沿ってほぼ密接しつつ円滑に移動
    できる大きさとした請求項1に記載の染色装置の試料籠
    定置装置。
  5. 【請求項5】 受部が容器の側壁外面に形成したフラン
    ジに穿設した孔であり、押部を把手の両端から下方に突
    出させて形成し、押部の基部の断面形はフランジの孔に
    滑動自在に密接する形状とし、押部の下部にフランジの
    孔との係合を案内する斜面を形成した請求項1に記載の
    染色装置の試料籠定置装置。
  6. 【請求項6】 把手の脚に形成した、容器壁にほぼ密接
    して円滑に移動できる垂直面を省略した請求項2〜請求
    項5に記載の染色装置の試料籠定置装置。
  7. 【請求項7】 受部が容器の側壁外面に形成したフラン
    ジに穿設した孔であり、押部が、把手の両端から下方に
    突出し側面を斜面としてフランジの孔に不動に嵌合する
    突部である請求項1に記載の染色装置の試料籠定置装
    置。
  8. 【請求項8】 受部が、容器の対向する2側壁の上部外
    面から突出させた突片に形成した孔または突片から上方
    に向けて突出し先端を円錐状とした短杆であり、受部
    が、把手の上辺の端部から下方に突出し先端を円錐状と
    した突杆または上辺に形成した孔である請求項1に記載
    の染色装置の試料籠定置装置。
JP8159571A 1996-06-20 1996-06-20 染色装置の試料籠定置装置 Pending JPH1010022A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8159571A JPH1010022A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 染色装置の試料籠定置装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8159571A JPH1010022A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 染色装置の試料籠定置装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1010022A true JPH1010022A (ja) 1998-01-16

Family

ID=15696633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8159571A Pending JPH1010022A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 染色装置の試料籠定置装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1010022A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011523073A (ja) * 2008-06-09 2011-08-04 ディアグノスチカ・スタゴ 反応容器を把持するための装置
JP2012242386A (ja) * 2011-05-13 2012-12-10 Leica Biosystems Nussloch Gmbh ラックを移送するための把持装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011523073A (ja) * 2008-06-09 2011-08-04 ディアグノスチカ・スタゴ 反応容器を把持するための装置
JP2012242386A (ja) * 2011-05-13 2012-12-10 Leica Biosystems Nussloch Gmbh ラックを移送するための把持装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7678337B2 (en) Assembly for carrying and holding slides
KR100199861B1 (ko) 피펫 팁 랙 로딩장치
US4635791A (en) Container package for staining biological specimens
EP0152448B1 (en) Object processing device
US5128105A (en) Rack system for a plurality of specimen containers for performing assays
US4682891A (en) Microcircle system
US4436385A (en) Specimen holder for inverted microscopes
EP1833609B1 (en) A holding device for microscope slides with tissue specimens
CA2901298A1 (en) Tapered cuvette and method of collecting magnetic particles
JPH08500434A (ja) スライド標本用自動染色装置
JPH1010022A (ja) 染色装置の試料籠定置装置
GB2119119A (en) Apparatus and methods of staining biological slides
JPH06100522B2 (ja) 顕微鏡標本の自動染色装置
US11266991B2 (en) Device for insertion into an imaging system
JPH1090145A (ja) 顕微鏡標本の自動染色装置による水洗方法
JPH0566543U (ja) 顕微鏡標本の自動染色装置
RU2440562C2 (ru) Автомат для окраски мазков на предметных стеклах
RU2125726C1 (ru) Способ одновременного окрашивания партии цитологических препаратов
RU208398U1 (ru) Кассета-контейнер
JPH07260649A (ja) 標本篭
JPH0336912Y2 (ja)
JPH0320760Y2 (ja)
CN208427065U (zh) 一种适用无菌操作的超净工作台
JP2702970B2 (ja) 顕微鏡標本の染色方法と染色用篭及び染色装置
CA1200744A (en) Method and structure for staining of biologic slides