JPH10100054A - 半導体ウェーハの面取り面研磨装置 - Google Patents

半導体ウェーハの面取り面研磨装置

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JPH10100054A
JPH10100054A JP21233597A JP21233597A JPH10100054A JP H10100054 A JPH10100054 A JP H10100054A JP 21233597 A JP21233597 A JP 21233597A JP 21233597 A JP21233597 A JP 21233597A JP H10100054 A JPH10100054 A JP H10100054A
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polishing
semiconductor wafer
wafer
chamfered surface
suction
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章 川口
Shigeru Kimura
繁 木村
Akihito Yanoo
明仁 矢野尾
Shoji Tsuruta
捷二 鶴田
Shigeo Kumabe
重男 熊部
Masao Takada
昌夫 高田
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウェーハの面取り面研磨装置におい
て、半導体ウェーハを確実に保持しながら良好な研磨加
工を行うことを課題とする。 【解決手段】 半導体ウェーハWの面取り面Mに研磨液
を供給するとともに研磨布111を押圧状態に摺動させ
て面取り面を研磨する半導体ウェーハの面取り面研磨装
置であって、半導体ウェーハの上面に吸着し半導体ウェ
ーハを円周方向に回転可能に支持するウェーハ吸着盤5
4と、研磨布を半導体ウェーハの下面側の面取り面に当
接させるとともに摺動可能に支持する研磨布駆動機構と
を備え、研磨布駆動機構は、複数の研磨布を半導体ウェ
ーハの円周方向に等間隔に配しているとともに、当接す
る面取り面の周方向と斜めに交差する方向に研磨布を移
動させるように設定され、少なくとも一つの研磨布は、
当接する面取り面に対する他の研磨布の移動方向と交差
する方向に移動するように設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハの
周縁に形成された面取り面を研磨する半導体ウェーハの
面取り面研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンウェーハ等の半導体ウェーハの
周縁に形成された面取り面を食刻加工(エッチング)す
る技術として、CCR(Chemical Corne
r Rounding)加工が知られているが、このC
CR加工を施した場合、面取り面と半導体ウェーハ表裏
面との境界部分に突起が形成される。この突起は微小で
あるが、半導体ウェーハを樹脂製のカセットに収容した
とき、これがカセットに接触してカセットを削り、微小
な削り屑を生じてしまう。この削り屑が半導体ウェーハ
の性能を劣化させる原因となることはいうまでもない。
【0003】そこで、CCR加工とは別に半導体ウェー
ハの面取り面にCMP(Chemical Mecha
nical Polishing)加工を施すことが知
られている。このCMP加工は、半導体ウェーハの面取
り面に向けて研磨液を供給しながら研磨布によって研磨
する技術であって、従来、このCMP加工を実施する面
取り面研磨装置としては、研磨布が巻回された研磨ドラ
ムを、その軸線が半導体ウェーハの回転軸に対して傾斜
した状態で回転可能に支持し、この研磨ドラムを回転さ
せながら半導体ウェーハの面取り面に押し付けることに
よって研磨を行なっていた。なお、研磨時に半導体ウェ
ーハを保持する手段として、半導体ウェーハの表裏面に
外傷を与え難いことから、吸引手段に接続された吸着盤
等で半導体ウェーハを吸着状態に保持する手段が採用さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の半導体ウェーハの面取り面研磨装置には、以下のよ
うな課題が残されている。すなわち、研磨ドラムを半導
体ウェーハの半径方向外方の一方から面取り面に押し付
けて研磨を行うので、吸着盤等で保持状態の半導体ウェ
ーハに、面取り面に直交する方向、すなわち吸着面に対
して斜めに押圧力が加わることにより、半導体ウェーハ
の吸着力が低下して研磨時に半導体ウェーハが位置ずれ
したり、外れてしまうおそれがあった。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、半導体ウェーハを確実に保持しながら良好な研磨
加工を行うことができる半導体ウェーハの面取り面研磨
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載の半導体ウェーハの面取り面研磨装置では、半導
体ウェーハの周縁に形成された面取り面に研磨液を供給
するとともに研磨布を押圧状態に摺動させて前記面取り
面を研磨する半導体ウェーハの面取り面研磨装置であっ
て、前記半導体ウェーハの上面に吸着し該半導体ウェー
ハを円周方向に回転可能に支持するウェーハ吸着盤と、
前記研磨布を前記半導体ウェーハの下面側の面取り面に
当接させるとともに摺動可能に支持する研磨布駆動機構
とを備え、該研磨布駆動機構は、複数の前記研磨布を前
記半導体ウェーハの円周方向に等間隔に配しているとと
もに、当接する面取り面の周方向と斜めに交差する方向
に研磨布を移動させるように設定され、少なくとも一つ
の研磨布は、当接する面取り面に対する他の研磨布の移
動方向と交差する方向に移動するように設定されている
技術が採用される。
【0007】この半導体ウェーハの面取り面研磨装置で
は、半導体ウェーハを上方からウェーハ吸着盤で支持す
るとともに、研磨布駆動機構の複数の研磨布が半導体ウ
ェーハの下面側の面取り面に当接状態とされかつ半導体
ウェーハの円周方向に等間隔に配されているので、研磨
時において半導体ウェーハは下面側の面取り面に当接さ
れた複数の研磨布によって支持される。すなわち、各研
磨布は、面取り面にそれぞれ押圧力を加えるが半導体ウ
ェーハの円周方向に等間隔に配されているので、バラン
スがとれることによって、前記押圧力の半径方向成分が
互いに相殺され、半導体ウェーハに加わる押圧力が軸線
方向上方へ向かう成分のみとなる。したがって、半導体
ウェーハの吸着部分に加わる研磨時の押圧力は、半導体
ウェーハの吸着面に垂直(すなわち、吸着方向)に加わ
ることにより、ウェーハ吸着盤の吸着力が良好に維持さ
れるとともに半導体ウェーハは吸着方向にさらに押圧さ
れてより確実に保持される。また、各研磨布が半導体ウ
ェーハの円周方向に等間隔に配されているので、一つの
研磨布に当接した面取り面が回転して次の研磨布に当接
するまで半導体ウェーハを回転させることにより、半導
体ウェーハを一周させることなく、半導体ウェーハの面
取り面が全周に亙って研磨される。さらに、研磨布駆動
機構が、当接する面取り面の周方向と斜めに交差する方
向に研磨布を移動させるように設定され、少なくとも一
つの研磨布は、当接する面取り面に対する他の研磨布の
移動方向と交差する方向に移動するように設定されてい
るので、面取り面に研磨による跡、すなわち研磨すじが
面取り面の周方向と斜めに交差する方向に生じるととも
に、前記少なくとも一つの研磨布により、他の研磨布に
よって生じた研磨すじと交差する方向に重ねて研磨すじ
が形成され、メッシュ状の研磨跡となる。すなわち、相
互に研磨すじを消す方向に研磨するため、研磨レートが
高まるとともに良好な面粗度が得られる。
【0008】請求項2記載の半導体ウェーハの面取り面
研磨装置では、請求項1記載の半導体ウェーハの面取り
面研磨装置において、前記研磨布駆動機構は、前記研磨
布が外周面に設けられかつ回転可能に支持された複数の
研磨ドラムと、前記各研磨ドラムをそれぞれ回転させる
複数のドラム駆動手段とを備え、前記研磨ドラムは、そ
の軸線が前記半導体ウェーハの表裏面に対して傾斜して
いるとともに半導体ウェーハの軸線に対してねじれの位
置に配されている技術が採用される。
【0009】この半導体ウェーハの面取り面研磨装置で
は、研磨ドラムの軸線が半導体ウェーハの表裏面に対し
て傾斜しているとともに半導体ウェーハの軸線に対して
ねじれの位置に配されているので、半導体ウェーハの回
転に伴って、半導体ウェーハの面取り面における研磨ド
ラムの当接する位置が上下方向に徐々にずれる。したが
って、半導体ウェーハの表裏面と平行な軸線を有する研
磨ドラムを採用した場合に比べて、比較的少ない押圧力
でも面取り面の上下方向における研磨領域が広くなる。
また、各研磨ドラムの軸線のねじれ位置を調整すること
により、面取り面の周方向と斜めに交差する所定の方向
に押圧状態の研磨布が移動するように容易に設定するこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半導体ウェー
ハの面取り面研磨装置の一実施形態を図1から図18を
参照しながら説明する。これらの図にあって、符号1は
ウェーハ取り出し機構、2はウェーハ位置決めユニッ
ト、3はウェーハ搬送機構、4は表面研磨室、5は表面
研磨室移送機構、6は表面研磨機構、7は裏面研磨室、
8は裏面研磨室移送機構、9は裏面研磨機構、10はウ
ェーハ収納機構を示している。
【0011】本形態の半導体ウェーハの面取り面研磨装
置は、図2および図3に示すように、半導体ウェーハW
をカセットC1から取り出すウェーハ取り出し機構1
と、該ウェーハ取り出し機構1から取り出された半導体
ウェーハWの位置決めを行うウェーハ位置決めユニット
2と、該ウェーハ位置決めユニット2で位置決めされた
半導体ウェーハWを搬送して半導体ウェーハWの表面側
および裏面側の研磨工程に送るウェーハ搬送機構3と、
該ウェーハ搬送機構3で搬送される半導体ウェーハWを
その表面側の研磨が行われる表面研磨室4へ移送し研磨
後にウェーハ搬送機構3へと戻す表面研磨室移送機構5
と、表面研磨室4において半導体ウェーハWの表面側を
研磨する表面研磨機構6と、表面側が研磨され再びウェ
ーハ搬送機構3で搬送される半導体ウェーハWをその裏
面側の研磨が行われる裏面研磨室7へ移送し研磨後にウ
ェーハ搬送機構3へと戻す裏面研磨室移送機構8と、裏
面研磨室7において半導体ウェーハWの裏面側を研磨す
る裏面研磨機構9と、裏面側が研磨され再びウェーハ搬
送機構3で搬送される半導体ウェーハWを収納用カセッ
トC2へと移載するウェーハ収納機構10と、前記各機
構に電気的に接続されこれらを制御する操作制御部12
とを備えている。
【0012】前記ウェーハ取り出し機構1は、図2から
図4に示すように、カセット載置用テーブル13と、該
カセット載置用テーブル13の上面に中央部を囲むよう
に載置された4つのカセットC1と、カセット載置用テ
ーブル13の中央部に設けられ所定のカセットC1から
半導体ウェーハWを取り出し用ハンド14で吸着し一枚
づつ取り出してウェーハ搬送機構3へと移載するローダ
ーユニット15とを備えている。
【0013】前記各カセットC1は、収納されている複
数の半導体ウェーハWが水平状態となるように載置さ
れ、各半導体ウェーハWを取り出す方向がカセット載置
用テーブル13の中央部に向かうように設置される。ま
た、前記ローダーユニット15は、水平方向に延在する
取り出し用ハンド14をカセット載置用テーブル13の
上面中央部に配した状態で該カセット載置用テーブル1
3内に設置されている。前記取り出し用ハンド14は、
ローダーユニット15の垂直軸線を中心に回転可能かつ
延在方向に進退可能とされているとともに、上下動可能
に支持されている。
【0014】前記ウェーハ位置決めユニット2は、前記
カセット載置用テーブル13に隣接状態に設置された基
台16上のカセット載置用テーブル13側端部に設置さ
れ、カセットC1から取り出された半導体ウェーハWを
載置台2a上でセンタリング(芯出し)およびオリエン
テーションフラット(オリフラ)の方向決めを行うもの
である。
【0015】前記ウェーハ搬送機構3は、図5および図
6に示すように、ウェーハ位置決めユニット2によって
位置決めされた半導体ウェーハWを第1受け渡し部20
で表面研磨室移送機構5に受け渡す第1搬送部21と、
表面研磨機構6によって表面側が研磨された半導体ウェ
ーハWを表面研磨室移送機構5から第1受け渡し部20
で受け取って移送し第2受け渡し部22で半導体ウェー
ハWを反転させる第2搬送部23と、該第2搬送部23
によって反転された半導体ウェーハWを受け取って第3
受け渡し部24で裏面研磨室移送機構8に受け渡す第3
搬送部25と、裏面研磨機構9によって裏面側が研磨さ
れた半導体ウェーハWを裏面研磨室移送機構8から受け
取って第4受け渡し部26でウェーハ収納機構10に受
け渡す第4搬送部27とから構成されている。
【0016】前記第1〜第4受け渡し部20、22、2
4、26は、基台16上部にカセット載置用テーブル1
3側の端部から順に長手方向に配され、前記第1〜第4
搬送部21、23、25、27は、前記第1〜第4受け
渡し部20、22、24、26の一側面に沿ってカセッ
ト載置用テーブル13側の端部から順に設けられてい
る。
【0017】前記第1搬送部21は、先端部に形成され
た円弧状の吸着溝28aで半導体ウェーハWを吸着して
支持する第1ハンド28と、該第1ハンド28をローダ
ーユニット15と第1受け渡し部20との間で水平移動
可能に支持する第1ロッドレスシリンダ29と、第1ハ
ンド28を上下動可能に支持する第1上下動シリンダ3
0と、前記第1ハンド28の吸着溝28a、第1ロッド
レスシリンダ29および第1上下動シリンダ30にそれ
ぞれ個別に接続された圧縮空気供給用の各配管を束ねた
第1配管部31とを備えている。
【0018】前記第1ロッドレスシリンダ29は、その
両端部が第1受け渡し部20の一側面に水平状態に固定
され、第1ロッドレスシリンダ29の第1可動部32に
は、第1ハンド28の基端部が上下動可能に支持される
とともに前記第1上下動シリンダ30が設置されてい
る。また、第1可動部32は、第1ロッドレスシリンダ
29と平行してその上方に配された第1ガイド部33に
水平移動可能に支持されている。前記第1ハンド28
は、基台16の長手方向に直交する方向に水平状態に延
在するとともに、その基端部が、第1上下動シリンダ3
0のピストン部30a先端部と連結部材34を介して接
続されている。
【0019】前記第2搬送部23は、先端部に形成され
た2つの吸着孔35aで半導体ウェーハWを吸着して支
持する第2ハンド35と、該第2ハンド35を第1受け
渡し部20と第2受け渡し部22との間で水平移動可能
に支持する第2ロッドレスシリンダ36と、第2ハンド
35を上下動可能に支持する第2上下動シリンダ37
と、前記第2ハンド35の吸着孔35a、第2ロッドレ
スシリンダ36および第2上下動シリンダ37にそれぞ
れ個別に接続された圧縮空気供給用の各配管を束ねた第
2配管部38とを備えている。
【0020】前記第2ロッドレスシリンダ36は、その
両端部が第1受け渡し部20および第2受け渡し部22
のそれぞれの一側面に水平状態に固定され、第2ロッド
レスシリンダ36の第2可動部39には、第2ハンド3
5の基端部が上下動かつ回転可能に支持されるとともに
前記第2上下動シリンダ37が設置されている。また、
第2可動部39は、第2ロッドレスシリンダ36と平行
してその上方に配された第2ガイド部40に水平移動可
能に支持されている。
【0021】前記第2ハンド35は、基台16の長手方
向に直交する方向に水平状態に延在するとともに、その
基端部が、第2上下動シリンダ37のピストン部37a
先端部と連結部材41を介して接続されている。また、
第2ハンド35の基端部には、第2ハンド35の延在方
向を軸線として第2ハンド35を回転可能に支持する反
転用アクチュエータ42が設けられている。
【0022】前記第3搬送部25は、先端部に形成され
た2つの吸着孔43aで半導体ウェーハWを吸着して支
持する第3ハンド43と、該第3ハンド43を第2受け
渡し部22と第3受け渡し部24との間で水平移動可能
に支持する第3ロッドレスシリンダ44と、第3ハンド
43を上下動可能に支持する第3上下動シリンダ45
と、前記第3ハンド43の吸着孔35a、第3ロッドレ
スシリンダ44および第3上下動シリンダ45にそれぞ
れ個別に接続された圧縮空気供給用の各配管を束ねた第
3配管部46とを備えている。
【0023】前記第3ロッドレスシリンダ44は、その
両端部が第2受け渡し部22および第3受け渡し部24
のそれぞれの一側面に水平状態に固定され、第3ロッド
レスシリンダ44の第3可動部47には、第3ハンド4
3の基端部が上下動可能に支持されるとともに前記第3
上下動シリンダ45が設置されている。また、第3可動
部47は、第3ロッドレスシリンダ44と平行してその
上方に配された第3ガイド部48に水平移動可能に支持
されている。前記第3ハンド43は、第2ハンド35と
同様に、基台16の長手方向に直交する方向に水平状態
に延在するとともに、その基端部が、連結部材49を介
して第3上下動シリンダ45のピストン部45a先端部
と接続されている。
【0024】前記第4搬送部27は、半導体ウェーハW
を載置する第4ハンド50と、該第4ハンド50を第3
受け渡し部24と第4受け渡し部26との間で水平移動
可能に支持する第4ロッドレスシリンダ51とを備えて
いる。前記第4ロッドレスシリンダ51は、その両端部
が第3受け渡し部24および第4受け渡し部26のそれ
ぞれの一側面に水平状態に固定され、第4ロッドレスシ
リンダ51の第4可動部52には、第4ハンド50の基
端部が上下動可能に支持されている。
【0025】前記第4ハンド50は、基台16の長手方
向に直交する方向に向けて延在するとともに、その先端
部が基端部より低い位置で水平状態に配されている。第
4ハンド50の先端部は、載置される半導体ウェーハW
の直径と同幅に設定され、また該半導体ウェーハWの外
縁部に当接して位置決めする突起部50aが4つ設けら
れている。
【0026】また、第4受け渡し部26には、基台16
の長手方向端部に第4受け渡し部26に移動された第4
ハンド50を昇降可能に支持するハンド昇降用エアシリ
ンダ53が設けられている。該ハンド昇降用エアシリン
ダ53は、上下方向に延在して配され、そのシリンダロ
ッド53aの先端部には、第4ハンド50の側部がはめ
込まれる第4ハンド支持部材53bが取り付けられてい
る。
【0027】前記第1受け渡し部20は、図7に示すよ
うに、ローダーユニット15に隣接して設けられた矩形
状の水槽であり、内部に洗浄水として純水が供給されて
満たされている。また、前記第2受け渡し部22は、第
1受け渡し部20に隣接し該第1受け渡し部20より深
く設定された矩形状の水槽であり、第1受け渡し部20
等から溢れた純水が流れ込むように設定され底部に該純
水が排水される洗浄水排水孔54が形成されている。前
記第3受け渡し部24および前記第4受け渡し部26
は、前記第2受け渡し部22に隣接し前記第1受け渡し
部20と同じ深さに設定された矩形状の水槽であり、互
いに連通状態とされ内部に洗浄水として純水が供給され
て満たされている。
【0028】前記表面研磨室移送機構5は、図8に示す
ように、第1受け渡し部20および表面研磨室4におい
て半導体ウェーハWをそれぞれ上方から吸着状態に支持
する一対のウェーハ吸着盤54と、これらウェーハ吸着
盤54を上下動かつ回転可能にそれぞれ支持する一対の
吸着盤支持部55と、これら吸着盤支持部55を第1受
け渡し部20と表面研磨室4との間に立設された回転可
能な旋回軸部材56で支持するとともに該旋回軸部材5
6を中心に旋回させる旋回機構57とを備えている。す
なわち、一対のウェーハ吸着盤54は、旋回軸部材56
を中心に対称な位置に配されている。
【0029】一方、前記裏面研磨室移送機構8は、第3
受け渡し部24および裏面研磨室7において半導体ウェ
ーハWをそれぞれ上方から吸着状態に支持する一対のウ
ェーハ吸着盤54と、これらウェーハ吸着盤54を上下
動かつ回転可能にそれぞれ支持する一対の吸着盤支持部
55と、これら吸着盤支持部55を第3受け渡し部24
と裏面研磨室7との間に立設された回転可能な旋回軸部
材56を中心に旋回させる旋回機構57とを備えてい
る。
【0030】前記旋回機構57は、前記旋回軸部材56
を回転させる旋回用ロータリーアクチュエータ58と、
旋回軸部材56を挿通状態に回転可能に支持する筒状支
持部材59とを備えている。前記旋回用ロータリーアク
チュエータ58は、表面研磨室4または裏面研磨室7の
下方にそれぞれ設置されるとともに回転駆動軸60に固
定された連結ギヤ61が旋回軸部材56の下部に固定さ
れた下部ギヤ62に噛み合わされている。前記筒状支持
部材59は、基台16の中央部を貫通状態とされ、下部
の外周に設けられた下部フランジ部63が基台16上面
に固定されて支持されている。
【0031】前記旋回軸部材56の下端には、半径方向
外方に延在する棒状の旋回ストッパ64が固定されると
ともに、基台16の上部裏面には、旋回位置決め部65
が所定位置の2箇所(1箇所図示せず)に固定されてい
る。該旋回位置決め部65は、旋回ストッパ64の先端
部が所定量旋回して係止する位置、すなわちにウェーハ
吸着盤54が、第1受け渡し部20の上部または表面研
磨室4の上部まで旋回する場合および第3受け渡し部2
4の上部または裏面研磨室7の上部まで旋回する場合に
それぞれ相当する位置に設けられている。また、旋回位
置決め部65は、旋回ストッパ64の先端部が当接する
際の衝撃を吸収するショックアブソーバ66と係止位置
を微調整する位置決めボルト67とを下部側面に備えて
いる。
【0032】前記旋回軸部材56の上端には、上部フラ
ンジ部68が設けられ、該上部フランジ部68の上部に
は、円筒部材69が軸線を同じくして固定されている。
該円筒部材69の外周面には、上下方向に延在して配さ
れた一対の吸着盤昇降用エアシリンダ70が互いに円筒
部材69の軸線に対して対称な位置に設けられている。
これら吸着盤昇降用エアシリンダ70は、上部に固定さ
れたシリンダ部70aと該シリンダ部70a内から上下
方向に進退可能とされたシリンダロッド部70bとを備
えている。該シリンダロッド部70bに先端部には、前
記吸着盤支持部55が固定されている。
【0033】該吸着盤支持部55は、シリンダロッド部
70bの先端部に固定された枠部71と、該枠部71の
上部に固定された回転モータ72と、該回転モータ72
の回転駆動軸に接続されその回転数を減速する減速機7
3aと、該減速機73aによって減速されたウェーハ吸
着盤54の回転角を検出する回転角検出センサ73b
と、減速機73aの回転軸に接続され上下方向の軸線を
中心として回転可能に枠部71の下端に支持された支持
ロッド74とを備えている。該支持ロッド74は、図示
しない吸引手段に接続され上下に貫通する接続孔74a
が内部に形成されている。
【0034】前記ウェーハ吸着盤54は、前記支持ロッ
ド74の下端に上面が固定され、軸線を同じくして前記
回転モータ72の回転によって回転可能とされている。
また、ウェーハ吸着盤54は、図9に示すように、吸着
する半導体ウェーハWより所定量小さな径に設定される
とともにオリフラに対応して一部が切欠部54aとされ
た円盤状に形成され、水切り性を高めるために略円錐形
状とされている。さらに、ウェーハ吸着盤54の下面に
は、前記接続孔74aに接続された吸引孔(図示せず)
が形成されている。すなわち、ウェーハ吸着盤54およ
び吸着盤支持部55は、半導体ウェーハWを保持し、該
半導体ウェーハWをその円周方向に回転可能に支持する
ウェーハ回転機構として機能する。
【0035】前記表面研磨室4および前記裏面研磨室7
は、図1および図8に示すように、旋回軸部材56に対
して第1受け渡し部20および第3受け渡し部24の反
対側にそれぞれ配置され、研磨室側板75、研磨室天板
76、研磨室シャッタ77および研磨室底板78とから
構成されている。該研磨室底板78は、中央部外方に向
かって傾斜状態に設定され、その最下部には、研磨時に
使用された研磨液を排水する研磨液排水孔79が形成さ
れている。該研磨液排水孔79は、使用済み研磨液を再
使用するための排液貯留部(図示せず)に接続されてい
る。なお、研磨室側板75の下部には、ミスト抜き用の
ミスト取り出し口75aが設けられている。
【0036】前記研磨室天板76は、表面研磨室4およ
び裏面研磨室7の上方をそれぞれ覆って配され、その中
央部には、ウェーハ吸着盤54に吸着された半導体ウェ
ーハWの外径より若干大きく設定された内径を有する円
形の天板開口部76aが形成されている。また、研磨室
天板76は、外側の研磨室側板75の直上部分に基台1
6の長手方向に伸縮可能に支持された一対のシャッタ用
エアシリンダ80を備え、これらシャッタ用エアシリン
ダ80のシリンダロッド80aの先端部には連結部材8
1を介して一対の板状の研磨室シャッタ77がそれぞれ
固定されている。
【0037】前記連結部材81には、貫通孔81aが形
成され、該貫通孔81aには研磨室天板76上に設けら
れたガイド棒82が挿通状態とされている。すなわち、
連結部材81、ガイド棒82にガイドされて基台16の
長手方向に水平移動可能に支持されている。これらの研
磨室シャッタ77は、研磨室天板76に沿って表面研磨
室4および裏面研磨室7をそれぞれ覆って配されるとと
もに、前記シャッタ用エアシリンダ80の伸縮によって
基台16の長手方向に開閉可能に研磨室天板76に支持
されている。また、前記一対の研磨室シャッタ77は、
互いに対向する内縁部に半円状の切欠部77aが形成さ
れ、閉口時に前記支持ロッド74の径より若干大きな内
径を有する円形の開口部が中央部に形成される。
【0038】前記研磨室天板76は、周縁部に上方に突
出し研磨室天板76上面を囲むように配された研磨室天
板周壁部83が設けられている。また、表面研磨室4と
第1受け渡し部20との間および裏面研磨室7と第3受
け渡し部24との間には、中間部天板84がそれぞれ設
けられ、これら中間部天板84には、周縁部に上方に突
出し中間部天板84上面を囲むように配された中間部天
板周壁部85が設けられている。
【0039】前記中間部天板84は、第1受け渡し部2
0および第3受け渡し部24の旋回軸部材56側の側板
20a,24a上部に一側縁がそれぞれ配され、その他
側縁は表面研磨室4および裏面研磨室7の研磨室側板7
5外側面にそれぞれ配されている。すなわち、中間部天
板84は、研磨室天板76より低い位置に配されかつ第
1受け渡し部20および第3受け渡し部24より高い位
置に配されている。
【0040】前記研磨室天板周壁部83は、突出量が他
の部分より小さくされた第1低壁部83aが中間部天板
84側に形成され、また前記中間部天板周壁部85は、
突出量が他の部分より小さくされた第2低壁部85aが
第1受け渡し部20側および第3受け渡し部24側にそ
れぞれ形成されている。また、研磨室天板76および中
間部天板84上には、洗浄水が供給されるとともに研磨
室天板周壁部83および中間部天板周壁部85によって
浅く貯められている。
【0041】前記表面研磨機構6および前記裏面研磨機
構9は、図1、図10、図11および図15に示すよう
に、表面研磨室4内および裏面研磨室7内でそれぞれウ
ェーハ吸着盤54によって保持状態の半導体ウェーハW
を中心に基台16の長手方向両側に配されかつ軸線G1
が半導体ウェーハWの表裏面に対して傾斜しているとと
もに半導体ウェーハWの軸線G0に対してねじれの位置
に配されて回転可能に支持された一対の研磨ドラム90
と、これらの研磨ドラム90をそれぞれ回転駆動すると
ともに移動させる一対のドラム駆動手段91と、研磨時
に研磨液を研磨ドラム90上に供給するとともに半導体
ウェーハWの面取り面にも供給する研磨液供給手段92
とをそれぞれ備えている。なお、前記一対の研磨ドラム
90は、互いの軸線G1が平行状態に設定されている。
【0042】前記ドラム駆動手段91は、研磨ドラム9
0を基台16の長手方向に直交する方向に進退移動させ
るドラム直動ユニット部93と、該ドラム直動ユニット
部93に揺動可能に支持され研磨ドラム90を先端部に
接続するとともに該研磨ドラム90を半導体ウェーハW
の面取り面に押圧状態に当接させるとともに半導体ウェ
ーハWの軸線に向かう方向に摺動可能に支持するドラム
支持部94とを備えている。
【0043】前記ドラム直動ユニット部93は、第1受
け渡し部20と表面研磨室4との間および第3受け渡し
部24と裏面研磨室7との間にそれぞれ配され、基台1
6上に固定され図示しないボールネジおよび該ボールネ
ジを回転駆動するモータ等を内蔵したユニット本体94
と、該ボールネジに螺着されボールネジに沿って移動可
能な直動部95とを備えている。
【0044】前記ドラム支持部94は、前記直動部95
の上部に設けられたピボット軸受部95aに揺動可能に
上端部が支持された揺動腕部96と、該揺動腕部96の
下端部に固定され基台16の長手方向に直交する方向に
延在して配されるとともに先端部に研磨ドラム90を回
転可能に支持するドラム支持軸部97とを備えている。
前記揺動腕部96は、上端部に貫通孔96aが形成さ
れ、該貫通孔96aに挿通されるとともに前記ピボット
軸受部95aに両端部が回転可能に支持される揺動用ロ
ッド96bを備えている。
【0045】前記ドラム支持軸部97は、前記揺動腕部
96の下端部に固定され表面研磨室4内側の研磨室側板
75に貫通状態のドラム用筒状部材98と、該ドラム用
筒状部材98内に軸線を同じくするとともに軸受部98
aを介して回転可能に挿通されたドラム回転軸部材99
とを備えている。該ドラム回転軸部材99は、先端部に
研磨ドラム90が軸線を同じくして固定され、後端部に
図示しない回転駆動源が接続されている。
【0046】前記揺動腕部96の上端部および直動部9
5の下部は、バランス用バネ100で連結されていると
ともに、揺動腕部96の下端部および直動部95の下部
は、押圧用エアシリンダ101で連結されている。前記
バランス用バネ100は、揺動腕部96によって支持さ
れているドラム支持軸部97を一定高さに保持して、該
ドラム支持軸部97に取り付けられている研磨ドラム9
0の高さ位置を設定するものである。
【0047】また、前記押圧用エアシリンダ101は、
研磨時に、バランス用バネ100によって一定高さに保
持されたドラム支持軸部97をウェーハ吸着盤54に吸
着状態の半導体ウェーハWへ向けた斜め上方に一定の押
圧力で押し、ドラム支持軸部97に取り付けられている
回転状態の研磨ドラム90外周面を表面研磨機構6にお
いては半導体ウェーハWの表面側の面取り面に、裏面研
磨機構9においては半導体ウェーハWの裏面側の面取り
面に、それぞれ押圧させるものである。
【0048】前記ドラム用筒状部材98の先端には、研
磨ドラム90の外周面半分を覆うドラム用カバー102
が取り付けられている。該ドラム用カバー102は、ド
ラム用筒状部材98に固定され研磨ドラム90の内側面
に近接状態に配された円盤部102aと、研磨ドラム9
0の外周面のうち表面研磨室4内および裏面研磨室7内
にそれぞれ配された半導体ウェーハWに対して反対側の
半分を近接状態で覆う円弧状板部102bとを備えてい
る。
【0049】なお、前記円盤部102aと表面研磨室4
内側の研磨室側板95との間および前記円盤部102a
と裏面研磨室7内側の研磨室側板95との間には、表面
研磨室4内および裏面研磨室7内のドラム用筒状部材9
8を覆う蛇腹部材103がそれぞれ取り付けられてい
る。これら蛇腹部材103は、研磨時に研磨液がドラム
用筒状部材98内等に入り込むことを防止するものであ
る。
【0050】前記研磨液供給手段92は、前記ドラム用
カバー102の円弧状板部102bの上部に取り付けら
れた複数の供給ノズル104と、これら供給ノズル10
4に固定されウェーハ吸着盤54に保持状態の半導体ウ
ェーハW側に配された研磨液用ブラシ105と、前記供
給ノズル104に接続され研磨液を供給する研磨液導入
手段106とを備えている。前記研磨液用ブラシ105
は、ナイロン等の弾性体で形成され、その先端部が研磨
ドラム90の軸線方向に沿って外周面上に当接状態に配
されている。
【0051】前記研磨液導入手段106は、図4に示す
ように、研磨液を貯留するスラリータンク107と、該
スラリータンク107から研磨液を吸い上げて前記供給
ノズル104へ導くスラリーポンプ108とを備えてい
る。なお、符号109は、使用済み研磨液を再使用する
ために用いる排出ミスト除去用のサイクロンである。
【0052】前記研磨ドラム90は、図12に示すよう
に、ドラム回転軸部材99先端部に設けられた取付用フ
ランジ99aに軸線を同じくしてボルト109で固定さ
れるアルミニウム合金製のホイール本体110と、該ホ
イール本体110の外周面を覆って設けられた研磨布1
11とを備えている。前記ホイール本体110の外周面
には、軸線に平行に延在するとともに半径方向外方に突
出する突条形状のキー110aが設けられ、前記研磨布
111に内側からくい込んで研磨布111の回り止めと
されている。
【0053】前記研磨布111は、繊維の向きが一定で
ない不織布で円環状に形成された単位研磨布111aを
複数枚積層させ円筒状にしたものであり、ホイール本体
110の外周面に軸線を同じくして外挿状態に取り付け
られている。研磨布111の両端面には、塩化ビニール
で形成され研磨布111と同じ外径に設定された円環状
の補強板112がそれぞれ配され、これら補強板112
の外側面には、ステンレスで形成され研磨布111より
小さな外径に設定された円環状の押え板113がそれぞ
れ配されている。
【0054】前記研磨布111は、圧縮率が6〜10%
に設定され、本実施形態では8%の圧縮率にセットされ
ている。また、研磨布111の半径方向の厚さは、半導
体ウェーハWの4倍程度に設定され、例えば半導体ウェ
ーハWの厚さが0.75mmの場合には、3.0mmの
厚さとされる。なお、前記圧縮率は、JIS L−10
96に準拠するものであり、単位研磨布111aに初荷
重W0を負荷した1分後の厚さT1を読み、同時に荷重W
1に増し、1分後の厚さT2を読むことによって次式で算
出される。 圧縮率(%)=(T1−T2)/T1×100 (但し、W0=300g/cm2、W1=1800g/c
2
【0055】研磨ドラム90基端側の押え板113は、
ホイール本体110の基端部外周面に形成された拡径部
110bに係止され、また研磨ドラム90先端側の押え
板113は、ホイール本体110先端面にボルト114
で固定された円環状の研磨布押圧板115によって基端
側へと押圧状態に支持されている。したがって、研磨布
111は、補強板112および押え板113に挟持状態
とされ一定の押圧力によって軸線方向に圧縮状態とされ
ている。
【0056】前記ウェーハ収納機構10は、図13に示
すように、第3受け渡し部24の上方に配され第3受け
渡し部24に移送された半導体ウェーハWを収納用ハン
ド116で取り出して移送するアンローダーユニット1
5と、該アンローダーユニット15によって移送される
半導体ウェーハWが収納される収納用カセットC2を所
定位置に載置する収納用カセット載置部117とを備え
ている。
【0057】前記アンローダーユニット15は、基台1
6上に立設された2つの柱部材118の上部に架設され
た梁部材119に垂下状態に支持されており、該梁部材
119に取り付けられた水平方向移動装置120によっ
て梁部材119の延在方向、すなわち基台16の長手方
向に直交する方向に沿って移動可能とされている。前記
水平方向移動装置120の側面には、上下方向に伸縮可
能な収納用エアシリンダ121がその上部を固定して垂
下状態とされ、該収納用エアシリンダ121の下部には
先端部に収納用ハンド116を備えるハンド揺動回転部
122が支持されている。
【0058】該ハンド揺動回転部122は、基台16の
長手方向に直交する水平軸線を中心に収納用ハンド11
6を揺動させる揺動用ロータリーアクチュエータ123
と、収納用ハンド116をその延在方向を軸線として回
転させる回転用ロータリーアクチュエータ124とを備
えている。前記収納用ハンド116は、先端部に図示し
ない吸引手段に接続された複数の吸着孔(図示せず)が
形成され、これら吸着孔によって第4受け渡し部26に
移送された半導体ウェーハWを吸着して支持するもので
ある。
【0059】前記収納用カセット載置部117は、基台
16の端部側の側面に設けられ、第4受け渡し部26よ
り低い位置に配されている。この収納用カセット載置部
117は、基台16の長手方向に直交する方向に4つの
収納用カセットC2を並べることができ純水が供給され
満たされている水槽部125と、該水槽部125内に配
され前記収納用カセットC2が個別に載置されて位置決
めされる4つのカセット用ハンド126と、水槽部12
5と基台16との間に設置され各カセット用ハンド12
6を個別に昇降可能に支持する4つのカセット昇降用エ
アシリンダ127とを備えている。
【0060】前記収納用カセットC2は、半導体ウェー
ハWの載置位置がその表裏面が基台16の長手方向に平
行にかつ半導体ウェーハWの軸線が水平状態になるよう
に設定されている。また、前記カセット用ハンド126
は、縦断面L字状に形成され、その上部が対応する前記
カセット昇降用エアシリンダ127のシリンダロッド1
27a先端に固定されている。
【0061】次に、本発明に係る半導体ウェーハの面取
り面研磨装置の一実施形態における半導体ウェーハの面
取り面研磨方法について、〔ウェーハ取り出し工程〕、
〔ウェーハ位置決め工程〕、〔表面研磨工程〕、〔ウェ
ーハ反転工程〕、〔裏面研磨工程〕および〔ウェーハ収
納工程〕とに分けて説明する。
【0062】〔ウェーハ取り出し工程〕まず、研磨処理
前の半導体ウェーハWを入れたカセットC1を、半導体
ウェーハWの表面が下方に向くようにカセット載置用テ
ーブル13上の所定位置にセットする。
【0063】ローダーユニット15を駆動して、取り出
し用ハンド14を上下動させるとともにカセット載置用
テーブル13の中央部から所定位置の半導体ウェーハW
の上部に移動させ、半導体ウェーハWを吸着保持する。
吸着後、取り出し用ハンド14を再びカセット載置用テ
ーブル13の中央部に戻すとともに垂直軸線を中心に回
転させ、半導体ウェーハWを保持した先端部をウェーハ
位置決めユニット2に向ける。
【0064】〔ウェーハ位置決め工程〕ローダーユニッ
ト15によって半導体ウェーハWを保持した取り出し用
ハンド14を上方に移動させ、ウェーハ位置決めユニッ
ト2の載置台2aに対応した高さに設定した後、取り出
し用ハンド14をウェーハ位置決めユニット2の載置台
2a上へ水平移動させる。このとき、載置台2aの下部
には、予め第1ハンド28を配しておく。
【0065】そして、半導体ウェーハWを載置台2a上
に配した状態で吸着を解除するとともに、半導体ウェー
ハWを開放してウェーハ位置決めユニット2に移載す
る。次に、ウェーハ位置決めユニット2を駆動して、載
置台2a上の半導体ウェーハWの芯出しおよびオリフラ
の方向決めを行い、半導体ウェーハWを所定の向きに位
置決めする。
【0066】〔表面研磨工程〕次に、第1上下動シリン
ダ30によって第1ハンド28を上昇させるとともに位
置決めされた半導体ウェーハWを上面に載置し、吸着溝
28aによって吸着保持する。そして、第1ロッドレス
シリンダ29によって第1受け渡し部20の上方へと第
1ハンド28を水平移動して半導体ウェーハWを第1受
け渡し部20へ移送する。
【0067】この状態において、予め第1受け渡し部2
0の上方に位置させたウェーハ吸着盤54を、吸着盤昇
降用エアシリンダ70によって吸着盤支持部55ととも
に下降させ、半導体ウェーハW上に当接させる。このと
き、第1ハンド28の吸着を解除し半導体ウェーハWを
解放するとともに、ウェーハ吸着盤54によって半導体
ウェーハWを、軸線を同じくして吸着保持する。
【0068】ウェーハ吸着盤54が半導体ウェーハWを
保持した状態で、旋回用ロータリーアクチュエータ58
を駆動させて旋回軸部材56を180゜回転させるとと
もにウェーハ吸着盤54を180゜旋回させ、表面研磨
室4の上方に位置させる。そして、表面研磨室4の研磨
室シャッタ77を、シャッタ用エアシリンダ80の作動
によってスライドさせ、研磨室天板76の天板開口部7
6aを開口させる。
【0069】天板開口部76aが開いた状態で、吸着盤
昇降用エアシリンダ70によってウェーハ吸着盤54を
下降させ、表面研磨室4内の所定位置に配される。この
とき、ウェーハ吸着盤54に保持状態の半導体ウェーハ
Wの向きは、オリフラが基台16の長手方向に直交する
方向に沿って配されている。さらに、この状態で、研磨
室シャッタ77を、再びシャッタ用エアシリンダ80の
作動によってスライドさせ、研磨室天板76の天板開口
部76aを閉じる。このとき、支持ロッド74が、互い
に当接した研磨室シャッタ77の切欠部77aで形成さ
れた円形の開口部内に配される。
【0070】次に、表面研磨室4内の一対の研磨ドラム
90を、ドラム直動ユニット部93を駆動することによ
って基台16側から保持状態の半導体ウェーハWの両側
へと移動させる。さらに、押圧用エアシリンダ101を
作動させ、揺動腕部96を押し上げることによって一対
の研磨ドラム90の研磨布111を、半導体ウェーハW
の両側から表面側の面取り面に所定の押圧力で押圧状態
に当接させる。このとき、半導体ウェーハWのオリフラ
は、一方の研磨ドラム90の研磨布111において研磨
液用ブラシ105の下方近傍に当接される。
【0071】この状態で、スラリーポンプ108を駆動
させてスラリータンク107から吸い上げた研磨液を、
一方の供給ノズル104から研磨布111上に供給す
る。そして、図示しない回転駆動源を駆動させて、オリ
フラの面取り面に当接する研磨ドラム90を、研磨布1
11がオリフラの面取り面に沿って半導体ウェーハWの
軸線に向かう方向に摺動する方向に回転させることによ
って研磨を行う。
【0072】このとき、供給ノズル104から研磨布1
11上に供給される研磨液は、自重と研磨ドラム90の
回転とによって半導体ウェーハW側へと移動するととも
に研磨液用ブラシ105の先端に当接して、研磨ドラム
90の軸線方向に広げられる。すなわち、研磨液を研磨
ドラム90の軸線方向に一様に供給するとともに、研磨
布111に馴染ませるので、前記軸線方向のどの位置の
研磨布111においても良好な研磨性能が得られる。
【0073】オリフラの面取り面の研磨を終了した後、
他方の研磨ドラム90も同様に回転させるとともに、他
方の供給ノズル104から研磨布111に研磨液を供給
する。同時に、回転モータ72を駆動させ、ウェーハ吸
着盤54とともに半導体ウェーハWを180゜(半周)
回転させる。このとき、回転モータ72の回転は減速機
73aによって所定回転速度に減速されるとともに、ウ
ェーハ吸着盤54の回転角が回転角検出センサ73bに
よって検出され、半導体ウェーハWは正確に180゜回
転される。すなわち、回転状態の半導体ウェーハWの両
側に、一対の研磨ドラム90が半導体ウェーハWの軸線
を中心に対称的に配置されているので、半導体ウェーハ
Wを半周させることにより、全周に亙って表面側の面取
り面が研磨される。
【0074】このとき、研磨布111を面取り面に沿っ
て半導体ウェーハWの軸線に向かう方向に摺動させるの
で、図14に示すように、研磨布111と半導体ウェー
ハWの面取り面Mとの接触点において研磨布111が移
動する方向(図中の矢印A方向)と半導体ウェーハWの
面取り面Mの移動する方向とが直交するので、研磨によ
る円周方向のすじの発生が防止される。
【0075】したがって、前記研磨ドラム90、前記ド
ラム駆動手段91および前記研磨液供給手段92は、半
導体ウェーハWの面取り面Mに研磨液を供給しながら研
磨布111を押圧状態に当接させて弾性変形させるとと
もに、該研磨布111を面取り面Mの傾斜に沿って半導
体ウェーハWの外縁から中心に向けて摺動可能に支持す
る研磨布駆動機構として機能する。
【0076】さらに、研磨布111を面取り面Mに押圧
状態に当接させ弾性変形させるとともに摺動させるの
で、図14に示すように、半導体ウェーハWの外側面S
に当接する研磨布111の盛り上がり部111bが形成
され、該盛り上がり部111bが前記外側面Sに押圧状
態で当接するとともに外側面Sから面取り面Mに向かっ
て摺動する。すなわち、研磨布111によって面取り面
Mの研磨が行われるとともに、外側面Sについても円周
方向にすじを発生させることなく同時に研磨が行われ
る。
【0077】また、上記研磨時において使用された研磨
液は、研磨ドラム90から直接研磨室底板78上に流れ
落ちるか、またはドラム用カバー102の円弧状板部1
02bによって下方に誘導されて研磨室底板78上に流
れ落ちる。なお、ドラム用カバー102の円盤部102
aは、ドラム用筒状部材98の周囲へ研磨液が飛び散る
ことを防ぎ、円弧状板部102bは、研磨室側板75へ
研磨液が飛び散ることを防いでいる。
【0078】研磨室底板78上に流れ落ちた研磨液は、
傾斜に従って研磨液排水孔79へ流れて、排液貯留部
(図示せず)へと排出される。なお、該排液貯留部の使
用済み研磨液は、再使用するためにサイクロン109に
よってミスト除去処理が施される。また、前記研磨ドラ
ム90は、研磨する半導体ウェーハW毎にドラム直動ユ
ニット部93によって軸線方向に所定量移動され、研磨
布111の外周面における広い範囲で研磨することによ
って、研磨ドラム90の長寿命化が図られている。
【0079】表面側の面取り面Mを研磨した後、研磨室
シャッタ77をスライドさせて研磨室天板76の天板開
口部76aを開口させる。そして、半導体ウェーハWを
保持したウェーハ吸着盤54を吸着盤昇降用エアシリン
ダ70によって研磨室天板76の上方まで上昇させる。
【0080】なお、表面研磨室4において一方のウェー
ハ吸着盤54に保持された半導体ウェーハWの表面側の
面取り面Mが研磨されている間に、他方のウェーハ吸着
盤54は、前記ウェーハ取り出し工程および前記ウェー
ハ位置決め工程を経て第1受け渡し部20に搬送された
別の半導体ウェーハWを、一方のウェーハ吸着盤54と
同様にして吸着保持している。
【0081】この状態で、旋回用ロータリーアクチュエ
ータ58を駆動して旋回軸部材56を回転させ、一方お
よび他方のウェーハ吸着盤54をそれぞれ180゜旋回
させる。すなわち、一方のウェーハ吸着盤54に保持さ
れた半導体ウェーハWは、再び第1受け渡し部20の上
方に移送されるとともに、他方のウェーハ吸着盤54に
保持された半導体ウェーハWは、表面研磨室4の上方に
移送され一方のウェーハ吸着盤54に保持された半導体
ウェーハWと同様に表面側の面取り面Mの研磨が行われ
る。
【0082】旋回時において、旋回中の一方のウェーハ
吸着盤54および保持された半導体ウェーハWから、研
磨室天板76および中間部天板84上に研磨液が落ちる
場合がある。しかしながら、研磨室天板76および中間
部天板84には、研磨室天板周壁部83および中間部天
板周壁部85によって周縁部が高くされ洗浄水が貯めら
れているので、落ちた研磨液は、研磨室天板周壁部83
および中間部天板周壁部85から他の部分に流れ落ちな
いとともに乾いて付着することがない。
【0083】また、中間部天板84が研磨室天板76よ
り低く設定されるとともに第1受け渡し部20および第
3受け渡し部24より高く設定され、研磨室天板周壁部
83および中間部天板周壁部85には第1低壁部83a
および第2低壁部85aがそれぞれ形成されているの
で、研磨室天板76上に落ちた研磨液は、洗浄水ととも
に第1低壁部83aを介して研磨室天板76から中間部
天板84へと流れ落ち、さらに第2低壁部85aを介し
て中間部天板84から第1受け渡し部20および第3受
け渡し部24へと流れ落ちる。
【0084】〔ウェーハ反転工程〕表面研磨済みの半導
体ウェーハWを第1受け渡し部20の上方に移送した
後、保持しているウェーハ吸着盤54を下降させて、第
1受け渡し部20の純水中に水没状態で位置させるとと
もに、ウェーハ吸着盤54を所定量回転させる。このと
き、半導体ウェーハWおよびウェーハ吸着盤54に付着
している研磨液が、純水によって洗い落とされる。
【0085】研磨液を洗い落とした後、再びウェーハ吸
着盤54を上昇させ第1受け渡し部20の上方に位置さ
せ、さらに第2ハンド35を第2上下動シリンダ37で
ウェーハ吸着盤54より低い位置に設定するとともに第
1受け渡し部20のウェーハ吸着盤54の下方に第2ロ
ッドレスシリンダ36によって水平移動させる。この状
態で、ウェーハ吸着盤54を下降させるとともに半導体
ウェーハWを第2ハンド35上に載置する。このとき、
ウェーハ吸着盤54の吸着を解除して半導体ウェーハW
を開放するとともに、第2ハンド35の吸着孔35aで
半導体ウェーハWの下面、すなわち表面側を吸着して半
導体ウェーハWを保持する。
【0086】次に、半導体ウェーハWを保持した第2ハ
ンド35を、第2ロッドレスシリンダ36によって第2
受け渡し部22へと水平移動する。なお、第2受け渡し
部22に移送された第2ハンド35は、第2受け渡し部
22の底部に対して半導体ウェーハWの半径より高い位
置に設定される。この状態で、反転用アクチュエータ4
2を駆動して第2ハンド35を延在方向を軸線として1
80゜回転させる。そして、第3ハンド43を、第3上
下動シリンダ45および第3ロッドレスシリンダ44に
よって第2ハンド35に保持された半導体ウェーハWの
下方に移動させる。
【0087】第3ハンド43が第2ハンド35の下方に
位置した後、第2ハンド35を下降させて半導体ウェー
ハWを第3ハンド43上に載置する。このとき、第2ハ
ンド35の吸着を解除して半導体ウェーハWを開放する
とともに、第3ハンド43の吸着孔35aで半導体ウェ
ーハWの下面、すなわち裏面側を吸着して半導体ウェー
ハWを保持する。第3ハンド43は、半導体ウェーハW
を吸着した後、第3受け渡し部24へと第3ロッドレス
シリンダ44によって水平移動される。
【0088】〔裏面研磨工程〕第3ハンド43が第3受
け渡し部24に配された後、予め第3受け渡し部24の
上方に位置させた裏面研磨室移送機構8のウェーハ吸着
盤54を、下降させるとともに第3ハンド43上の半導
体ウェーハWの上面に当接させる。このとき、第3ハン
ド43の吸着を解除して半導体ウェーハWを開放すると
ともに、裏面研磨室移送機構8のウェーハ吸着盤54で
半導体ウェーハWの上面、すなわち表面側を吸着して半
導体ウェーハWを保持する。
【0089】この後、表面研磨工程と同様に、裏面研磨
室移送機構8によって、裏面を下方に向けて保持した半
導体ウェーハWを裏面研磨室7内へと移送し、裏面側の
オリフラおよび外縁部全周の面取り面の研磨を行う。こ
のとき、表面側の研磨と同様に、裏面側においても外側
面の研磨も同時に行われる。そして、裏面側の面取り面
の研磨が終了した後、表面研磨工程と同様に、裏面研磨
室移送機構8のウェーハ吸着盤54に保持状態の半導体
ウェーハWは、再び第3受け渡し部24の上方に移送さ
れる。
【0090】なお、表面研磨工程と同様に、裏面研磨室
7において一方のウェーハ吸着盤54に保持された半導
体ウェーハWの裏面側の面取り面Mが研磨されている間
に、他方のウェーハ吸着盤54は、前記表面研磨工程お
よび前記ウェーハ反転工程を経て第3受け渡し部24に
搬送された別の半導体ウェーハWを、一方のウェーハ吸
着盤54と同様にして吸着保持している。
【0091】この状態で、旋回用ロータリーアクチュエ
ータ58を駆動して旋回軸部材56を回転させ、一方お
よび他方のウェーハ吸着盤54をそれぞれ180゜旋回
させる。すなわち、一方のウェーハ吸着盤54に保持さ
れた半導体ウェーハWは、再び第3受け渡し部24の上
方に移送されるとともに、他方のウェーハ吸着盤54に
保持された半導体ウェーハWは、裏面研磨室7の上方に
移送され一方のウェーハ吸着盤54に保持された半導体
ウェーハWと同様に裏面側の面取り面Mの研磨が行われ
る。
【0092】〔ウェーハ収納工程〕裏面研磨済みの半導
体ウェーハWを第3受け渡し部24の上方に移送した
後、保持しているウェーハ吸着盤54を下降させて、第
3受け渡し部24の純水中に水没状態で位置させるとと
もに、ウェーハ吸着盤54を所定量回転させる。このと
き、半導体ウェーハWおよびウェーハ吸着盤54に付着
している研磨液が、純水によって洗い落とされる。
【0093】研磨液を洗い落とした後、ウェーハ吸着盤
54をさらに下降させ、予め第3受け渡し部24の底部
近傍に配した第4ハンド50上に半導体ウェーハWを載
置する。このとき、ウェーハ吸着盤54の吸着を解除し
て半導体ウェーハWを開放するとともに、第4ハンド5
0上で突起部50aによって半導体ウェーハWを位置決
め保持する。
【0094】次に、半導体ウェーハWを保持した第4ハ
ンド50を、第4ロッドレスシリンダ51によって水没
状態で第4受け渡し部26へと水平移動する。このと
き、第4受け渡し部26へ移動された第4ハンド50の
移動方向側部がハンド昇降用エアシリンダ53の第4ハ
ンド支持部材53bにはめ込まれる。この後、ハンド昇
降用エアシリンダ53によって、第4ハンド50は半導
体ウェーハWを載置した状態で第4受け渡し部26の上
方へと上昇される。
【0095】このとき、予めアンローダーユニット15
を駆動させて収納用ハンド116の先端部を、吸着孔を
下方に向けて第4受け渡し部26の上方に配しておき、
第4ハンド50は、半導体ウェーハWが収納用ハンド1
16に当接する位置で上昇が停止される。この状態で、
収納用ハンド116の吸着孔で半導体ウェーハWの上面
を吸着するとともに、半導体ウェーハWを保持する。こ
の後、第4ハンド50は、再びハンド昇降用エアシリン
ダ53によって、第4受け渡し部26の底部近傍へと下
降退避される。
【0096】次に、半導体ウェーハWを水平状態で保持
した収納用ハンド116を、回転用ロータリーアクチュ
エータ124を作動させて延在方向を軸線として90゜
回転させ、半導体ウェーハWを垂直状態とする。そし
て、この状態で収納用ハンド116を、収納用エアシリ
ンダ121を作動させてハンド揺動回転部122ととも
に上昇させた後、揺動用ロータリーアクチュエータ12
3を作動させて基台16の長手方向に直交する水平軸線
を中心に下方(図中の矢印方向)に105゜回転させて
揺動し、収納用カセット載置部117の水槽部125上
方に半導体ウェーハWを位置させる。
【0097】さらに、水平方向移動装置120を駆動さ
せ、収納用ハンド116を梁部材119の延在方向に移
動させて所定の収納用カセットC2の収納位置の直上に
半導体ウェーハWを位置決めする。この後、収納用エア
シリンダ121を伸ばして、収納用ハンド116に保持
状態の半導体ウェーハWを収納用カセットC2の収納位
置まで下降させる。そして、収納用ハンド116の吸着
を解除し、半導体ウェーハWを開放するとともに収納用
カセットC2に収納する。
【0098】上記各工程によって所定枚数の半導体ウェ
ーハWが収納用カセットC2に収納された後、該収納用
カセットC2が載置されたカセット用ハンド126をカ
セット昇降用エアシリンダ127によって上昇させ、収
納用カセットC2の取手部分を水槽部125から上方に
出した状態とする。この後、半導体ウェーハWは収納用
カセットC2ごと水槽部125から取り出されて次工程
へと移送される。
【0099】この半導体ウェーハの面取り面研磨装置で
は、半導体ウェーハWを上方からウェーハ吸着盤54で
支持するとともに、一対の研磨ドラム90が半導体ウェ
ーハWの下面側の面取り面Mに当接状態とされかつ半導
体ウェーハWの軸線に対して対称な位置(すなわち、半
導体ウェーハWの円周方向に等間隔)に配されているの
で、研磨時において半導体ウェーハWは下面側の面取り
面Mに当接された一対の研磨ドラム90の研磨布111
によって支持される。
【0100】すなわち、各研磨布111は、面取り面M
にそれぞれ押圧力を加えるが半導体ウェーハWの円周方
向に等間隔にそれぞれ配されているので、バランスがと
れることによって、前記押圧力の半径方向成分が互いに
相殺され、半導体ウェーハWに加わる押圧力が軸線方向
上方へ向かう成分のみとなる。したがって、半導体ウェ
ーハWの吸着部分に加わる研磨時の押圧力は、半導体ウ
ェーハWの吸着面に垂直(すなわち、吸着方向)に加わ
ることにより、ウェーハ吸着盤54の吸着力が良好に維
持されるとともに半導体ウェーハWは吸着方向にさらに
押圧されてより確実に保持される。
【0101】さらに、一対の研磨ドラム90が半導体ウ
ェーハWの円周方向に等間隔に配されているので、一方
の研磨布111に当接した面取り面Mが回転して他方の
研磨布111に当接するまで、半導体ウェーハWを回転
させることにより、半導体ウェーハWの面取り面Mが全
周に亙って研磨される。すなわち、半導体ウェーハWを
一周させる必要が無く、180゜回転させることによっ
て全周の面取り面Mの研磨が終了する。
【0102】また、半導体ウェーハの表裏面と平行な軸
線を有する研磨ドラムを採用した場合では、面取り面に
おける研磨ドラムの当接する位置が上下方向にずれない
ことから、面取り面における研磨領域を増やすために
は、面取り面への押圧力を強くすることにより面取り面
を研磨布に深くくい込ませる必要がある。しかしなが
ら、この場合、研磨布と面取り面との接触面積が増える
が、半導体ウェーハに加わる負荷が増大してしまう問題
がある。
【0103】これに対して、本実施形態では、2つの研
磨ドラム90の軸線G1が半導体ウェーハWの表裏面に
対して傾斜しているとともに半導体ウェーハWの軸線G
0に対してねじれの位置に配されているので、半導体ウ
ェーハWの回転に伴って、半導体ウェーハWの面取り面
Mにおける研磨ドラム90の当接する位置が上下方向に
徐々にずれる。
【0104】すなわち、面取り面Mに当接する研磨ドラ
ム90の表面が、図17に示すように、表面H1からH
4へと徐々に上方から下方に移動することにより、面取
り面Mが、上方から下方に亙って研磨されることとな
る。したがって、本実施形態の半導体ウェーハの面取り
面研磨装置では、比較的少ない押圧力でも面取り面Mの
上下方向における研磨領域が広くなるとともに面取り面
Mがより滑らかな曲面に研磨される。なお、本実施形態
では、図16に示すように、研磨ドラム90の軸線G1
と半導体ウェーハWの表裏面との傾斜角θが5〜20゜
位の範囲内に設定されている。また、前記傾斜角θは、
研磨ドラムおよび半導体ウェーハの回転速度や他の研磨
条件等によって適宜設定される。すなわち、研磨布駆動
機構には、傾斜角θの可変調整機構が設けられている。
【0105】さらに、当接する面取り面Mの周方向と斜
めに交差する方向に研磨布111を移動させるように設
定され、一方の研磨ドラム90の研磨布111は、当接
する面取り面Mに対する他方の研磨ドラム90の研磨布
111の移動方向と交差する方向に移動するように設定
されているので、図18に示すように、面取り面Mに研
磨による跡、すなわち研磨すじZ1、Z2が面取り面M
の周方向(図中の矢印方向)と斜めに交差する方向に生
じるとともに、一方の研磨ドラム90研磨布111によ
り、他方の研磨ドラム90の研磨布111によって生じ
た研磨すじZ1と交差する方向に重ねて研磨すじZ2が
形成され、メッシュ状の研磨跡となる。すなわち、相互
に研磨すじを消す方向に研磨するため、研磨レートが高
まるとともに良好な面粗度が得られる。
【0106】また、各研磨ドラム90の軸線G1のねじ
れ位置を調整することにより、面取り面Mの周方向と斜
めに交差する所定の方向に押圧状態の研磨布111が移
動するように容易に設定することができる。
【0107】なお、本発明は、次のような実施形態をも
含むものである。 (1)オリフラが形成された半導体ウェーハWを研磨し
たが、図9に示すように、ノッチ部分Nが形成された半
導体ウェーハW1を研磨しても構わない。この場合、本
実施形態におけるウェーハ吸着盤54において吸着保持
する際に、ノッチ部分Nが切欠部54aに対向するよう
に半導体ウェーハW1を位置決めすることによって、ノ
ッチ部分Nを含んだ全周に亙って面取り面の研磨が可能
となる。すなわち、ウェーハ吸着盤54は、オリフラが
形成された半導体ウェーハWとノッチ部分Nが形成され
た半導体ウェーハW1に兼用することができる。
【0108】(2)ウェーハ吸着盤54は、研磨液や洗
浄水等の水切り性を向上させるために略円錐状に形成さ
れているが、図19に示すように、中心から外縁に向け
て螺旋状溝120aが複数本上面に形成されたウェーハ
吸着盤120を用いることによって、さらに水切り性が
向上する。すなわち、回転するウェーハ吸着盤120上
の研磨液等が、遠心力によって螺旋状溝120aに沿っ
て中心から外縁に誘導されることによって、半径方向外
方に流れ易くなる。
【0109】(3)半導体ウェーハWの軸線に対して対
称に配された一対の研磨ドラム90によって半導体ウェ
ーハWを研磨したが、半導体ウェーハの円周方向に等間
隔に配されていれば3以上の複数の研磨ドラムを採用し
ても構わない。この場合、研磨ドラムの数が多いほど円
周方向の各研磨ドラム、すなわち各研磨布の間隔が狭く
なるので、半導体ウェーハの全周の面取り面を研磨する
のに必要な半導体ウェーハの回転角度が小さくなり、加
工時間をより短縮させることができる。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。 (1)請求項1記載の半導体ウェーハの面取り面研磨装
置によれば、半導体ウェーハを上方からウェーハ吸着盤
で支持するとともに、研磨布駆動機構の複数の研磨布が
半導体ウェーハの下面側の面取り面に当接状態とされか
つ半導体ウェーハの円周方向に等間隔に配されているの
で、半導体ウェーハに加わる押圧力は半導体ウェーハの
吸着面に垂直に加わる成分のみとなって、ウェーハ吸着
盤の吸着力を良好に維持することができるとともに、吸
着方向に押圧力が加わって半導体ウェーハをより確実に
保持することができる。したがって、研磨時において半
導体ウェーハの位置ずれ等が生じず高精度な研磨加工を
行うことができる。また、各研磨布が半導体ウェーハの
円周方向に等間隔に配されているので、半導体ウェーハ
を一周させる必要が無く、各研磨布間に相当する回転角
度だけ半導体ウェーハを回転させることにより、半導体
ウェーハの面取り面を全周に亙って研磨することがで
き、加工時間の短縮化を図ることができる。さらに、研
磨布駆動機構が、当接する面取り面の周方向と斜めに交
差する方向に研磨布を移動させるように設定され、少な
くとも一つの研磨布は、当接する面取り面に対する他の
研磨布の移動方向と交差する方向に移動するように設定
されているので、相互に研磨すじを消す方向に研磨する
ことにより、研磨レートが高まるとともに良好な面粗度
が得られる。
【0111】(2)請求項2記載の半導体ウェーハの面
取り面研磨装置によれば、研磨ドラムの軸線が半導体ウ
ェーハの表裏面に対して傾斜しているとともに半導体ウ
ェーハの軸線に対してねじれの位置に配されているの
で、半導体ウェーハの面取り面における研磨ドラムの当
接する位置が上下方向に徐々にずれることにより、比較
的少ない押圧力でも面取り面の上下方向における研磨領
域を広くすることができるとともに、面取り面をより滑
らかな曲面に研磨することができる。また、各研磨ドラ
ムの軸線のねじれ位置を調整することにより、面取り面
の周方向と斜めに交差する所定の方向に押圧状態の研磨
布が移動するように容易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る半導体ウェーハの面取り面研磨
装置の一実施形態における表面研磨室および表面研磨機
構を示す縦断面図である。
【図2】 本発明に係る半導体ウェーハの面取り面研磨
装置の一実施形態を示す正面図である。
【図3】 本発明に係る半導体ウェーハの面取り面研磨
装置の一実施形態を示す平面図である。
【図4】 本発明に係る半導体ウェーハの面取り面研磨
装置の一実施形態を示す左側面図である。
【図5】 本発明に係る半導体ウェーハの面取り面研磨
装置の一実施形態におけるウェーハ搬送機構を示す平面
図である。
【図6】 本発明に係る半導体ウェーハの面取り面研磨
装置の一実施形態におけるウェーハ搬送機構を示す正面
図である。
【図7】 本発明に係る半導体ウェーハの面取り面研磨
装置の一実施形態における第1〜第4搬送部を示す縦断
面図である。
【図8】 図3のX−X線矢視断面図である。
【図9】 本発明に係る半導体ウェーハの面取り面研磨
装置の一実施形態におけるウェーハ吸着盤と吸着される
半導体ウェーハとの位置関係を示す説明図である。
【図10】 本発明に係る半導体ウェーハの面取り面研
磨装置の一実施形態における表面研磨室および表面研磨
機構を示す一部を破断した平面図である。
【図11】 本発明に係る半導体ウェーハの面取り面研
磨装置の一実施形態における表面研磨機構の要部を示す
縦断面図である。
【図12】 本発明に係る半導体ウェーハの面取り面研
磨装置の一実施形態における研磨ドラムを示す断面図で
ある。
【図13】 本発明に係る半導体ウェーハの面取り面研
磨装置の一実施形態におけるウェーハ収納機構を示す縦
断面図である。
【図14】 本発明に係る半導体ウェーハの面取り面研
磨装置の一実施形態における面取り面の研磨を説明する
ための要部を拡大した縦断面図である。
【図15】 本発明に係る半導体ウェーハの面取り面研
磨装置の一実施形態における保持状態の半導体ウェーハ
と両研磨ドラムとの位置関係を示す概略正面図である。
【図16】 本発明に係る半導体ウェーハの面取り面研
磨装置の一実施形態における保持状態の半導体ウェーハ
と一方の研磨ドラムとの位置関係を示す概略側面図であ
る。
【図17】 本発明に係る半導体ウェーハの面取り面研
磨装置の一実施形態における半導体ウェーハの面取り面
と一方の研磨ドラムとの接触状態を示す要部を拡大した
概略断面図である。
【図18】 本発明に係る半導体ウェーハの面取り面研
磨装置の一実施形態における半導体ウェーハの面取り面
の研磨すじを示す拡大した概略側面図である。
【図19】 本発明に係る半導体ウェーハの面取り面研
磨装置の一実施形態における螺旋状溝が形成されたウェ
ーハ吸着盤を示す平面図である。
【符号の説明】
54,120 ウェーハ吸着盤 90 研磨ドラム 91 ドラム駆動手段 92 研磨液供給手段 111 研磨布 G1 研磨ドラムの軸線 G0 半導体ウェーハの軸線 M 面取り面 W,W1 半導体ウェーハ Z1,Z2 研磨すじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 繁 兵庫県朝来郡生野町口銀谷字猪野々985番 地1 三菱マテリアル株式会社生野製作所 内 (72)発明者 矢野尾 明仁 兵庫県朝来郡生野町口銀谷字猪野々985番 地1 三菱マテリアル株式会社生野製作所 内 (72)発明者 鶴田 捷二 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 三 菱マテリアルシリコン株式会社内 (72)発明者 熊部 重男 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 三 菱マテリアルシリコン株式会社内 (72)発明者 高田 昌夫 兵庫県朝来郡生野町口銀谷字猪野々985番 地1 三菱マテリアル株式会社生野製作所 内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェーハの周縁に形成された面取
    り面に研磨液を供給するとともに研磨布を押圧状態に摺
    動させて前記面取り面を研磨する半導体ウェーハの面取
    り面研磨装置であって、 前記半導体ウェーハの上面に吸着し該半導体ウェーハを
    円周方向に回転可能に支持するウェーハ吸着盤と、 前記研磨布を前記半導体ウェーハの下面側の面取り面に
    当接させるとともに摺動可能に支持する研磨布駆動機構
    とを備え、 該研磨布駆動機構は、複数の前記研磨布を前記半導体ウ
    ェーハの円周方向に等間隔に配しているとともに、当接
    する面取り面の周方向と斜めに交差する方向に研磨布を
    移動させるように設定され、 少なくとも一つの研磨布は、当接する面取り面に対する
    他の研磨布の移動方向と交差する方向に移動するように
    設定されていることを特徴とする半導体ウェーハの面取
    り面研磨装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体ウェーハの面取り
    面研磨装置において、 前記研磨布駆動機構は、前記研
    磨布が外周面に設けられかつ回転可能に支持された複数
    の研磨ドラムと、 前記各研磨ドラムをそれぞれ回転させる複数のドラム駆
    動手段とを備え、 前記研磨ドラムは、その軸線が前記半導体ウェーハの表
    裏面に対して傾斜しているとともに半導体ウェーハの軸
    線に対してねじれの位置に配されていることを特徴とす
    る半導体ウェーハの面取り面研磨装置。
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