JPH0999829A - 車輪速補正方法 - Google Patents
車輪速補正方法Info
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- JPH0999829A JPH0999829A JP7282531A JP28253195A JPH0999829A JP H0999829 A JPH0999829 A JP H0999829A JP 7282531 A JP7282531 A JP 7282531A JP 28253195 A JP28253195 A JP 28253195A JP H0999829 A JPH0999829 A JP H0999829A
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P3/00—Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
- G01P3/42—Devices characterised by the use of electric or magnetic means
- G01P3/56—Devices characterised by the use of electric or magnetic means for comparing two speeds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/17—Using electrical or electronic regulation means to control braking
- B60T8/172—Determining control parameters used in the regulation, e.g. by calculations involving measured or detected parameters
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P21/00—Testing or calibrating of apparatus or devices covered by the preceding groups
- G01P21/02—Testing or calibrating of apparatus or devices covered by the preceding groups of speedometers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T2240/00—Monitoring, detecting wheel/tire behaviour; counteracting thereof
- B60T2240/08—Spare wheel detection; Adjusting brake control in case of spare wheel use
Abstract
(57)【要約】
【課題】ミニタイヤを予備に備えた車両において、アン
チロックブレーキ制御において常にミニタイヤの補正が
できるようにすること。 【解決手段】走行中にミニタイヤの装着の有無を検出
し、装着している場合、不揮発性メモリに装着情報を格
納し、イグニッション・オン後の発進後にアンチロック
ブレーキ制御に入る場合、不揮発性メモリに格納された
装着情報を利用してミニタイヤの補正を行う車輪速補正
方法。
チロックブレーキ制御において常にミニタイヤの補正が
できるようにすること。 【解決手段】走行中にミニタイヤの装着の有無を検出
し、装着している場合、不揮発性メモリに装着情報を格
納し、イグニッション・オン後の発進後にアンチロック
ブレーキ制御に入る場合、不揮発性メモリに格納された
装着情報を利用してミニタイヤの補正を行う車輪速補正
方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の車輪速の補
正に関するものであり、特にミニタイヤを予備に備えた
車両の車輪速の補正に関するものである。
正に関するものであり、特にミニタイヤを予備に備えた
車両の車輪速の補正に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ミニタイヤを予備に備えた車両のアンチ
ロックブレーキ制御装置において、イグニッション・オ
ン毎にミニタイヤを認識し、補正係数を算出している。
そのため、イグニッション・オン直後にオーバースピン
をして発進すると、ミニタイヤの径の補正が正しく行わ
れないまま、アンチロックブレーキ制御が行われる。
ロックブレーキ制御装置において、イグニッション・オ
ン毎にミニタイヤを認識し、補正係数を算出している。
そのため、イグニッション・オン直後にオーバースピン
をして発進すると、ミニタイヤの径の補正が正しく行わ
れないまま、アンチロックブレーキ制御が行われる。
【０００３】そこで、以下のような問題点がある。 ＜イ＞ミニタイヤを装着している場合、イグニッション
をオンにして発進直後に急ブレーキを踏み込むと、ミニ
タイヤの補正がないまま、アンチロックブレーキ制御に
入る。その場合、推定車体速が高く計算されるため、ア
ンチロックブレーキ制御が的確に行われず、減速度不足
が生ずる恐れがある。
をオンにして発進直後に急ブレーキを踏み込むと、ミニ
タイヤの補正がないまま、アンチロックブレーキ制御に
入る。その場合、推定車体速が高く計算されるため、ア
ンチロックブレーキ制御が的確に行われず、減速度不足
が生ずる恐れがある。
【０００４】
＜イ＞本発明は、ミニタイヤを予備に備えた車両におい
て、アンチロックブレーキ制御において常にミニタイヤ
の補正ができるようにすることにある。
て、アンチロックブレーキ制御において常にミニタイヤ
の補正ができるようにすることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、ミニタイヤを
予備に備え、常に記憶を保持できるメモリを有する車両
の車輪速補正方法において、走行中にミニタイヤの装着
の有無を検出し、装着している場合、該メモリに装着情
報を格納し、イグニッション・オン後の発進後にアンチ
ロックブレーキ制御に入る場合、該メモリに格納された
装着情報を利用して、ミニタイヤの補正を行うことを特
徴とする、車輪速補正方法、又は、走行中にミニタイヤ
の装着の有無を検出し、装着している場合、ミニタイヤ
の補正データを求め、該補正データを該メモリに格納
し、イグニッション・オン後の発進後にアンチロックブ
レーキ制御に入る場合、該メモリに格納された補正デー
タを用いて、ミニタイヤの補正を行うことを特徴とす
る、車輪速補正方法、又は、走行中にミニタイヤの装着
の有無を検出し、装着している場合、ミニタイヤの補正
データを求め、該補正データを該メモリに格納し、イグ
ニッション・オン後の発進後に再度ミニタイヤの補正デ
ータを求め、補正が完了する前にアンチロックブレーキ
制御に入る場合、該メモリに格納されている前回走行時
に求めたミニタイヤの補正データを用いて、ミニタイヤ
の補正を行うことを特徴とする、車輪速補正方法、又
は、走行中にミニタイヤの装着の有無を検出し、装着し
ている場合、ミニタイヤの補正データを求め、該補正デ
ータを該メモリに格納し、イグニッション・オン後の発
進後に再度ミニタイヤの補正データを求め、補正が完了
する後にアンチロックブレーキ制御に入る場合、最新の
補正データを用いて、ミニタイヤの補正を行うことを特
徴とする、車輪速補正方法、又は、測定した車輪速が、
車両のホイールベース、トレッドおよび車輪速の関係式
を満足するか判定し、満足しない場合、ミニタイヤを装
着していると推定することを特徴とする、車輪速補正方
法にある。
予備に備え、常に記憶を保持できるメモリを有する車両
の車輪速補正方法において、走行中にミニタイヤの装着
の有無を検出し、装着している場合、該メモリに装着情
報を格納し、イグニッション・オン後の発進後にアンチ
ロックブレーキ制御に入る場合、該メモリに格納された
装着情報を利用して、ミニタイヤの補正を行うことを特
徴とする、車輪速補正方法、又は、走行中にミニタイヤ
の装着の有無を検出し、装着している場合、ミニタイヤ
の補正データを求め、該補正データを該メモリに格納
し、イグニッション・オン後の発進後にアンチロックブ
レーキ制御に入る場合、該メモリに格納された補正デー
タを用いて、ミニタイヤの補正を行うことを特徴とす
る、車輪速補正方法、又は、走行中にミニタイヤの装着
の有無を検出し、装着している場合、ミニタイヤの補正
データを求め、該補正データを該メモリに格納し、イグ
ニッション・オン後の発進後に再度ミニタイヤの補正デ
ータを求め、補正が完了する前にアンチロックブレーキ
制御に入る場合、該メモリに格納されている前回走行時
に求めたミニタイヤの補正データを用いて、ミニタイヤ
の補正を行うことを特徴とする、車輪速補正方法、又
は、走行中にミニタイヤの装着の有無を検出し、装着し
ている場合、ミニタイヤの補正データを求め、該補正デ
ータを該メモリに格納し、イグニッション・オン後の発
進後に再度ミニタイヤの補正データを求め、補正が完了
する後にアンチロックブレーキ制御に入る場合、最新の
補正データを用いて、ミニタイヤの補正を行うことを特
徴とする、車輪速補正方法、又は、測定した車輪速が、
車両のホイールベース、トレッドおよび車輪速の関係式
を満足するか判定し、満足しない場合、ミニタイヤを装
着していると推定することを特徴とする、車輪速補正方
法にある。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。 ＜イ＞ブレーキ制御装置（図１、図２） 通常ブレーキ制御では、ブレーキペダル１１が踏み込ま
れると、主リザーバ１３からブレーキ液を供給し、マス
タシリンダ１２でブレーキ液圧を発生し、その液圧は、
主液圧流路上の入口弁２３及び各車輪（１〜４）のホイ
ールシリンダ１４に付与され、ブレーキ制御が行われ
る。
の形態を説明する。 ＜イ＞ブレーキ制御装置（図１、図２） 通常ブレーキ制御では、ブレーキペダル１１が踏み込ま
れると、主リザーバ１３からブレーキ液を供給し、マス
タシリンダ１２でブレーキ液圧を発生し、その液圧は、
主液圧流路上の入口弁２３及び各車輪（１〜４）のホイ
ールシリンダ１４に付与され、ブレーキ制御が行われ
る。
【０００７】アンチロックブレーキ制御では、例えばブ
レーキが強くかかり車輪がスリップすると、アンチロッ
クブレーキ制御装置（ＡＢＳ制御装置）１０は車輪速セ
ンサ３１からの信号を基に電子制御装置３０により、Ａ
ＢＳ液圧ユニット２０を制御して各車輪（１〜４）に対
してアンチロックブレーキ制御を行う。なお、電子制御
装置３０は、専用ハード装置、又は、入力装置、処理装
置、記憶装置、出力装置など一般のコンピュータ装置の
構成をとることができる。記憶装置には主メモリやデー
タを保存・記録するメモリ、又、固定メモリなど種々の
用途のメモリが使用されている。例えば、故障コードな
どを保存・記録するメモリとして、例えば、Ｅ2 ＰＲＯ
Ｍなどの書換え可能な不揮発性メモリやバッテリ・バッ
クアップＲＡＭなどがある。
レーキが強くかかり車輪がスリップすると、アンチロッ
クブレーキ制御装置（ＡＢＳ制御装置）１０は車輪速セ
ンサ３１からの信号を基に電子制御装置３０により、Ａ
ＢＳ液圧ユニット２０を制御して各車輪（１〜４）に対
してアンチロックブレーキ制御を行う。なお、電子制御
装置３０は、専用ハード装置、又は、入力装置、処理装
置、記憶装置、出力装置など一般のコンピュータ装置の
構成をとることができる。記憶装置には主メモリやデー
タを保存・記録するメモリ、又、固定メモリなど種々の
用途のメモリが使用されている。例えば、故障コードな
どを保存・記録するメモリとして、例えば、Ｅ2 ＰＲＯ
Ｍなどの書換え可能な不揮発性メモリやバッテリ・バッ
クアップＲＡＭなどがある。
【０００８】＜ロ＞ブレーキ液圧系統の構成（図２） ブレーキ液圧系統は、図２にＸ配管の例を示してあり、
マスタシリンダ１２を介して、独立した２系統の第１液
圧回路２１と第２液圧回路２２を有している。主リザー
バ１３は、マスタシリンダ１２に供給するブレーキ液の
液溜めである。第１液圧回路２１は、入口弁２３を介し
て右前輪２と左後輪３のホイールシリンダ１４に接続さ
れ、出口弁２４を介して補助リザーバ２７に接続されて
いる。同様に、第２液圧回路２２は、入口弁２３を介し
て右後輪４と左前輪１のホイールシリンダ１４に接続さ
れ、出口弁２４を介して補助リザーバ２７に接続されて
いる。
マスタシリンダ１２を介して、独立した２系統の第１液
圧回路２１と第２液圧回路２２を有している。主リザー
バ１３は、マスタシリンダ１２に供給するブレーキ液の
液溜めである。第１液圧回路２１は、入口弁２３を介し
て右前輪２と左後輪３のホイールシリンダ１４に接続さ
れ、出口弁２４を介して補助リザーバ２７に接続されて
いる。同様に、第２液圧回路２２は、入口弁２３を介し
て右後輪４と左前輪１のホイールシリンダ１４に接続さ
れ、出口弁２４を介して補助リザーバ２７に接続されて
いる。
【０００９】＜ハ＞旋回時の各車輪速の関係（図３） 車両が旋回している時は、各車輪速は異なるが、各車輪
速は、図３のように左旋回の場合、旋回中心の回りに各
旋回半径（Ｒ1 、Ｒ2 、Ｒ3 、Ｒ4 ）で旋回することか
ら、ホイールベース（ａ）とトレッド（ｂ）を用いて以
下の関係式（式２乃至式５）で表すことができる。ここ
で、ωは、車両が旋回する旋回中心の角速度である。ま
た、右旋回の場合は、左右を反対にするだけで同様の関
係式が得られる。
速は、図３のように左旋回の場合、旋回中心の回りに各
旋回半径（Ｒ1 、Ｒ2 、Ｒ3 、Ｒ4 ）で旋回することか
ら、ホイールベース（ａ）とトレッド（ｂ）を用いて以
下の関係式（式２乃至式５）で表すことができる。ここ
で、ωは、車両が旋回する旋回中心の角速度である。ま
た、右旋回の場合は、左右を反対にするだけで同様の関
係式が得られる。
【式２】
【式３】
【式４】
【式５】
【００１０】＜ニ＞ミニタイヤの装着 最近の車両では、予備のタイヤとしてノーマルタイヤよ
りも径の小さいミニタイヤを備えている。装着されてい
たノーマルタイヤが破損して、その代わりにミニタイヤ
を装着すると、ミニタイヤはノーマルタイヤより径が小
さいため、車輪速センサの出力は、ノーマルタイヤの場
合より車輪速が大きな値となる。そこで、ミニタイヤを
装着した場合はタイヤの径を補正する必要がある。
りも径の小さいミニタイヤを備えている。装着されてい
たノーマルタイヤが破損して、その代わりにミニタイヤ
を装着すると、ミニタイヤはノーマルタイヤより径が小
さいため、車輪速センサの出力は、ノーマルタイヤの場
合より車輪速が大きな値となる。そこで、ミニタイヤを
装着した場合はタイヤの径を補正する必要がある。
【００１１】以下に、ブレーキ制御について説明する。 ＜イ＞通常ブレーキ制御 通常ブレーキ制御では、ブレーキペダル１１が踏み込ま
れると、主リザーバ１３からブレーキ液を供給し、マス
タシリンダ１２でブレーキ液圧を発生し、その液圧は、
主液圧流路上の入口弁２３及び各車輪（１〜４）のホイ
ールシリンダ１４に付与され、通常のブレーキ制御が行
われる。
れると、主リザーバ１３からブレーキ液を供給し、マス
タシリンダ１２でブレーキ液圧を発生し、その液圧は、
主液圧流路上の入口弁２３及び各車輪（１〜４）のホイ
ールシリンダ１４に付与され、通常のブレーキ制御が行
われる。
【００１２】＜ロ＞アンチロックブレーキ制御の概要 アンチロックブレーキ制御の場合は、ブレーキ液圧は、
戻り流路２９において出口弁２４、ポンプ２５、入口弁
２３の作動により、ホイールシリンダ１４から主液圧流
路II、出口弁２４を介して補助リザーバ２７に排出さ
れ、更に、ポンプ２５（モータ２６）、ダンピングチャ
ンバＤＣを介して主液圧流路Ｉに戻され、入口弁２３、
及び主液圧流路IIを介して車輪のホイールシリンダ１４
に供給される。この制御により、制動時の各車輪のスリ
ップに対してアンチロックブレーキ制御を行うことがで
きる。
戻り流路２９において出口弁２４、ポンプ２５、入口弁
２３の作動により、ホイールシリンダ１４から主液圧流
路II、出口弁２４を介して補助リザーバ２７に排出さ
れ、更に、ポンプ２５（モータ２６）、ダンピングチャ
ンバＤＣを介して主液圧流路Ｉに戻され、入口弁２３、
及び主液圧流路IIを介して車輪のホイールシリンダ１４
に供給される。この制御により、制動時の各車輪のスリ
ップに対してアンチロックブレーキ制御を行うことがで
きる。
【００１３】以下、ミニタイヤの補正について説明す
る。 ＜イ＞ミニタイヤの検出 車両が発進すると、ミニタイヤの検出を開始する。ミニ
タイヤの検出には、種々の方法があり、例えば、通常の
直線走行時では、もし４輪が同一の径のノーマルタイヤ
を装着していると、４輪全てが同一の車輪速になる。そ
れに対して、ミニタイヤを装着していると、その車輪だ
けが所定の率で車輪速が高く出力される。そこで、他の
車輪速と比較して、どの車輪がミニタイヤを装着してい
るか、及びノーマルタイヤに対する車輪速の補正値を容
易に求めることができる。
る。 ＜イ＞ミニタイヤの検出 車両が発進すると、ミニタイヤの検出を開始する。ミニ
タイヤの検出には、種々の方法があり、例えば、通常の
直線走行時では、もし４輪が同一の径のノーマルタイヤ
を装着していると、４輪全てが同一の車輪速になる。そ
れに対して、ミニタイヤを装着していると、その車輪だ
けが所定の率で車輪速が高く出力される。そこで、他の
車輪速と比較して、どの車輪がミニタイヤを装着してい
るか、及びノーマルタイヤに対する車輪速の補正値を容
易に求めることができる。
【００１４】通常の旋回の場合には、４輪が同一の径の
ノーマルタイヤを装着していれば、旋回中の各車輪速
は、式２乃至式５を満足する。又、これら式を変形した
次の式６、又はその近似の式７も略同様に満足する。そ
れに対して、ミニタイヤを装着していると、式６や式７
を満足しなくなる。
ノーマルタイヤを装着していれば、旋回中の各車輪速
は、式２乃至式５を満足する。又、これら式を変形した
次の式６、又はその近似の式７も略同様に満足する。そ
れに対して、ミニタイヤを装着していると、式６や式７
を満足しなくなる。
【式６】
【式７】
【００１５】＜ロ＞ミニタイヤの装着情報の保存 車両の走行時に、繰り返しミニタイヤの検出を行い、も
しミニタイヤを装着していると、ミニタイヤの装着位置
とその径の補正値など補正データを求める。暫く走行す
ると、正確なミニタイヤの補正データを求めることがで
きる。もし、ミニタイヤの位置や補正値が求まれば、装
着の有無、装着位置、補正値などの装着情報をメモリに
記憶する。このメモリは、例えば、故障コードを記憶す
る不揮発性メモリなどが利用でき、車両の電源スイッチ
をオフにしても、記憶内容を保存している。
しミニタイヤを装着していると、ミニタイヤの装着位置
とその径の補正値など補正データを求める。暫く走行す
ると、正確なミニタイヤの補正データを求めることがで
きる。もし、ミニタイヤの位置や補正値が求まれば、装
着の有無、装着位置、補正値などの装着情報をメモリに
記憶する。このメモリは、例えば、故障コードを記憶す
る不揮発性メモリなどが利用でき、車両の電源スイッチ
をオフにしても、記憶内容を保存している。
【００１６】＜ハ＞車両の再発進 ミニタイヤを装着して走行し、停車した後、再度、イグ
ニッション・オンにして発進すると、所定の距離を走行
後は、正確なミニタイヤの補正データを求めることでき
る。しかし、イグニッション・オン時で発進直後にアン
チスキッド制御に入ると、その状況下で正確なミニタイ
ヤの補正データが得られない場合がある。
ニッション・オンにして発進すると、所定の距離を走行
後は、正確なミニタイヤの補正データを求めることでき
る。しかし、イグニッション・オン時で発進直後にアン
チスキッド制御に入ると、その状況下で正確なミニタイ
ヤの補正データが得られない場合がある。
【００１７】ミニタイヤの装着の判断には、例えば、式
６又はこの変形式、又はこの近似の式７を用いる。そし
て、この式を満足しない場合、不揮発性メモリに保存し
てあるミニタイヤの補正データを読み出して、ミニタイ
ヤの補正を行うことにより、正確なアンチスキッド制御
を行うことができる。
６又はこの変形式、又はこの近似の式７を用いる。そし
て、この式を満足しない場合、不揮発性メモリに保存し
てあるミニタイヤの補正データを読み出して、ミニタイ
ヤの補正を行うことにより、正確なアンチスキッド制御
を行うことができる。
【００１８】但し、車輪がオーバースピンをしている場
合も、各車輪速は式６を満足しないが、その際、正確な
ミニタイヤの補正データを求めることは困難であるの
で、不揮発性メモリに記憶されている補正データを使用
する。
合も、各車輪速は式６を満足しないが、その際、正確な
ミニタイヤの補正データを求めることは困難であるの
で、不揮発性メモリに記憶されている補正データを使用
する。
【００１９】また、ミニタイヤの装着位置が分かるが、
補正データが求まらない場合は、予備に備えられている
標準設定のミニタイヤの径に対応する補正データを使用
する。例えば、補正値として補正係数（ｋ／Ｋ）を使用
する。ここで、ｋはミニタイヤの径の長さ、Ｋはノーマ
ルタイヤの径の長さを示している。
補正データが求まらない場合は、予備に備えられている
標準設定のミニタイヤの径に対応する補正データを使用
する。例えば、補正値として補正係数（ｋ／Ｋ）を使用
する。ここで、ｋはミニタイヤの径の長さ、Ｋはノーマ
ルタイヤの径の長さを示している。
【００２０】以下に、図４を用いてミニタイヤの補正の
流れの例を説明する。 ＜イ＞ＡＢＳ制御がなく、ミニタイヤの装着がない場合 車両が発進後、まず、アンチロックブレーキ制御の必要
性を判断し（Ｓ１）、必要がない場合、測定車輪速が式
６又は式７を満足するか調べ、ミニタイヤ装着の有無の
判断を行う（Ｓ２）。ここで、装着していなければ、ミ
ニタイヤ装着フラグを０にする（Ｓ３）。
流れの例を説明する。 ＜イ＞ＡＢＳ制御がなく、ミニタイヤの装着がない場合 車両が発進後、まず、アンチロックブレーキ制御の必要
性を判断し（Ｓ１）、必要がない場合、測定車輪速が式
６又は式７を満足するか調べ、ミニタイヤ装着の有無の
判断を行う（Ｓ２）。ここで、装着していなければ、ミ
ニタイヤ装着フラグを０にする（Ｓ３）。
【００２１】＜ロ＞ＡＢＳ制御がなく、ミニタイヤの装
着が有る場合 ミニタイヤ装着フラグに１を立て（Ｓ４）、ミニタイヤ
の補正値を算出する（Ｓ５）。次に、ミニタイヤの補正
が完了したか否かを判断し（Ｓ６）、補正が完了してい
ない場合は補正完了フラグを０にする（Ｓ７）。所定時
間が経過して補正が完了すると、補正完了フラグに１を
立て（Ｓ８）、ミニタイヤ補正データを不揮発性メモリ
に格納する（Ｓ９）。
着が有る場合 ミニタイヤ装着フラグに１を立て（Ｓ４）、ミニタイヤ
の補正値を算出する（Ｓ５）。次に、ミニタイヤの補正
が完了したか否かを判断し（Ｓ６）、補正が完了してい
ない場合は補正完了フラグを０にする（Ｓ７）。所定時
間が経過して補正が完了すると、補正完了フラグに１を
立て（Ｓ８）、ミニタイヤ補正データを不揮発性メモリ
に格納する（Ｓ９）。
【００２２】＜ハ＞ＡＢＳ制御を行う際、ミニタイヤの
装着がない場合 アンチロックブレーキ制御の必要性を判断し（Ｓ１）、
必要がある場合、ミニタイヤの装着の有無をミニタイヤ
装着フラグで判断する（Ｓ１１）。ミニタイヤ装着フラ
グが０の場合、ミニスタイヤ補正をせずにアンチロック
ブレーキ制御を行う（Ｓ１２）。
装着がない場合 アンチロックブレーキ制御の必要性を判断し（Ｓ１）、
必要がある場合、ミニタイヤの装着の有無をミニタイヤ
装着フラグで判断する（Ｓ１１）。ミニタイヤ装着フラ
グが０の場合、ミニスタイヤ補正をせずにアンチロック
ブレーキ制御を行う（Ｓ１２）。
【００２３】＜ニ＞ＡＢＳ制御を行う際、ミニタイヤの
装着がある場合 ミニタイヤ装着フラグが１の場合、ミニスタイヤ補正が
完了しているか補正完了フラグを調べる（Ｓ１３）。補
正が完了していない場合、ミニタイヤ補正データの格納
の有無を調べ（Ｓ１４）、格納が行われていない場合、
標準設定ミニタイヤの径に対応する補正データを用いて
アンチロックブレーキ制御を行う（Ｓ１５）。格納が行
われている場合、不揮発性メモリに格納されているミニ
タイヤ補正データを用いてアンチロックブレーキ制御を
行う（Ｓ１６）。
装着がある場合 ミニタイヤ装着フラグが１の場合、ミニスタイヤ補正が
完了しているか補正完了フラグを調べる（Ｓ１３）。補
正が完了していない場合、ミニタイヤ補正データの格納
の有無を調べ（Ｓ１４）、格納が行われていない場合、
標準設定ミニタイヤの径に対応する補正データを用いて
アンチロックブレーキ制御を行う（Ｓ１５）。格納が行
われている場合、不揮発性メモリに格納されているミニ
タイヤ補正データを用いてアンチロックブレーキ制御を
行う（Ｓ１６）。
【００２４】もし、ミニタイヤ装着フラグが１で補正が
完了している場合（Ｓ１３）、イグニッション・オン後
でアンチロックブレーキ制御に入る前までに計算された
「算出ミニタイヤ補正データ」を用いてアンチロックブ
レーキ制御を行う（Ｓ１７）。
完了している場合（Ｓ１３）、イグニッション・オン後
でアンチロックブレーキ制御に入る前までに計算された
「算出ミニタイヤ補正データ」を用いてアンチロックブ
レーキ制御を行う（Ｓ１７）。
【００２５】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を得ることが
できる。 ＜イ＞発進直後にアンチロック制御が行われ、ミニタイ
ヤの径の補正ができない場合、推定車体速が高く計算さ
れて、制動距離が延びる恐れがある。しかし、本発明で
は、前回走行した際にミニタイヤの補正データを検出
し、不揮発性メモリに格納してあるので、例えば、イグ
ニッション・オン直後にミニタイヤの正確な補正データ
が得られなくても、前回の補正データを利用することに
より、アンチロックブレーキ制御を適正に行うことがで
きる。
できる。 ＜イ＞発進直後にアンチロック制御が行われ、ミニタイ
ヤの径の補正ができない場合、推定車体速が高く計算さ
れて、制動距離が延びる恐れがある。しかし、本発明で
は、前回走行した際にミニタイヤの補正データを検出
し、不揮発性メモリに格納してあるので、例えば、イグ
ニッション・オン直後にミニタイヤの正確な補正データ
が得られなくても、前回の補正データを利用することに
より、アンチロックブレーキ制御を適正に行うことがで
きる。
【図１】アンチロックブレーキ制御装置の概略図
【図２】アンチロックブレーキ制御装置の液圧回路図
【図３】左旋回時の車輪の状態を示す図
【図４】ミニタイヤの補正の流れ図
１・・・・左前輪 ２・・・・右前輪 ３・・・・左後輪 ４・・・・右後輪 １０・・・ＡＢＳ制御装置 ２０・・・ＡＢＳ液圧ユニット ３０・・・電子制御装置
Claims (6)
- 【請求項１】ミニタイヤを予備に備え、常に記憶を保持
できるメモリを有する車両の車輪速補正方法において、 走行中にミニタイヤの装着の有無を検出し、 装着している場合、該メモリに装着情報を格納し、 イグニッション・オン後の発進後にアンチロックブレー
キ制御に入る場合、該メモリに格納された装着情報を利
用して、ミニタイヤの補正を行うことを特徴とする、 車輪速補正方法。 - 【請求項２】ミニタイヤを予備に備え、常に記憶を保持
できるメモリを有する車両の車輪速補正方法において、 走行中にミニタイヤの装着の有無を検出し、 装着している場合、ミニタイヤの補正データを求め、 該補正データを該メモリに格納し、 イグニッション・オン後の発進後にアンチロックブレー
キ制御に入る場合、該メモリに格納された補正データを
用いて、ミニタイヤの補正を行うことを特徴とする、 車輪速補正方法。 - 【請求項３】ミニタイヤを予備に備え、常に記憶を保持
できるメモリを有する車両の車輪速補正方法において、 走行中にミニタイヤの装着の有無を検出し、 装着している場合、ミニタイヤの補正データを求め、 該補正データを該メモリに格納し、 イグニッション・オン後の発進後に再度ミニタイヤの補
正データを求め、 補正が完了する前にアンチロックブレーキ制御に入る場
合、該メモリに格納されている前回走行時に求めたミニ
タイヤの補正データを用いて、ミニタイヤの補正を行う
ことを特徴とする、 車輪速補正方法。 - 【請求項４】ミニタイヤを予備に備え、常に記憶を保持
できるメモリを有する車両の車輪速補正方法において、 走行中にミニタイヤの装着の有無を検出し、 装着している場合、ミニタイヤの補正データを求め、 該補正データを該メモリに格納し、 イグニッション・オン後の発進後に再度ミニタイヤの補
正データを求め、 補正が完了する後にアンチロックブレーキ制御に入る場
合、最新の補正データを用いて、ミニタイヤの補正を行
うことを特徴とする、 車輪速補正方法。 - 【請求項５】請求項１乃至３のいずれかに記載の車輪速
補正方法において、 測定した車輪速が、車両のホイールベース、トレッドお
よび車輪速の関係式を満足するか判定し、 満足しない場合、ミニタイヤを装着していると推定する
ことを特徴とする、 車輪速補正方法。 - 【請求項６】請求項５に記載の車輪速補正方法におい
て、 該関係式として、以下の式１、又は、この変形式、又は
この近似式を用いることを特徴とする、 車輪速補正方法。 【式１】
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7282531A JPH0999829A (ja) | 1995-10-04 | 1995-10-04 | 車輪速補正方法 |
| US08/638,924 US5852788A (en) | 1995-10-04 | 1996-04-25 | Wheel speed correction method that accounts for use of a mini tire |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7282531A JPH0999829A (ja) | 1995-10-04 | 1995-10-04 | 車輪速補正方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0999829A true JPH0999829A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17653678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7282531A Pending JPH0999829A (ja) | 1995-10-04 | 1995-10-04 | 車輪速補正方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5852788A (ja) |
| JP (1) | JPH0999829A (ja) |
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| JP2003516272A (ja) * | 1999-12-08 | 2003-05-13 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 自動車の車輪におけるブレーキ作用および／または駆動作用の調節方法および装置 |
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| JPH04283665A (ja) * | 1991-03-12 | 1992-10-08 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 車輪速度補正装置 |
| DE4114047B4 (de) * | 1991-04-29 | 2006-06-01 | Wabco Gmbh & Co.Ohg | Elektronisches Brems- oder Anfahrregelsystem für Fahrzeuge |
-
1995
- 1995-10-04 JP JP7282531A patent/JPH0999829A/ja active Pending
-
1996
- 1996-04-25 US US08/638,924 patent/US5852788A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5852788A (en) | 1998-12-22 |
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